JP5925093B2 - 方向転換デバイス及びそれを備えた医療機器組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、カテーテル又は前記カテーテルが挿通されるシースイントロデューサに装着される方向転換デバイス及びそれを備えた医療機器組立体に関する。
従来、血管等の生体器官内にカテーテルを挿入してその先端部を病変部(例えば、狭窄部)まで到達させ、診断又は治療することが広汎に行われている。
カテーテルを経皮的に血管内に挿入する方法としてシースイントロデューサを用いたシース法が知られている。このシース法では、シースイントロデューサを構成するシースチューブを予め血管内に挿入して留置した状態で、カテーテルを前記シースチューブの内腔を通して血管内に挿入する(例えば、特許文献1参照)。このような方法によれば、例えば、大径のカテーテル(例えば、バルーンカテーテル等)を血管内に挿入する場合であっても、血管損傷を極力抑えることができる。
通常、シースイントロデューサは、シースチューブの基端に連結されたシースハブを有し、前記シースハブの基端面にカテーテルが挿入可能なカテーテル挿入口が形成されている。そのため、シースチューブを血管内に留置した状態で、前記カテーテル挿入口は、シースチューブの血管内への挿入方向とは反対方向に指向する。すなわち、シースチューブの血管内への挿入方向とカテーテルのシースイントロデューサ内への挿入方向とが一致することになる。
特開平03−168159号公報
ところで、術者は、手術室において、仰臥した患者の右側に位置してカテーテル等の医療機器を操作することが一般的である。そのため、例えば、シースチューブの体内への挿入方向が患者に向かって位置する術者の右側である場合、術者は、カテーテルをシースイントロデューサ内に挿入する際に該カテーテルを右手で操作し難い。
一方、例えば、シースチューブの体内への挿入方向が患者に向かって位置する術者の左側である場合、術者は、カテーテルをシースイントロデューサ内に挿入する際に該カテーテルを左手で操作し難い。
そのため、シースチューブの体内への挿入方向によっては、術者は、カテーテルをシースイントロデューサ内に挿入する際に該カテーテルを利き手ではない方の手で操作しなければならないことがある。そうすると、カテーテルを体内に効率的に挿入することができないおそれがある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、シースイントロデューサの体内への挿入方向によらず、カテーテルを該シースイントロデューサ内に挿入する際に該カテーテルを利き手で操作し易くすることができ、これによって、該カテーテルを体内に効率的に挿入することができる方向転換デバイス及びそれを備えた医療機器組立体を提供することを目的とする。
[1] 本発明に係る方向転換デバイスは、カテーテル前記カテーテルが挿通されるシースイントロデューサに装着される方向転換デバイスであって、前記カテーテルが摺動可能な状態で該カテーテルの一部に装着可能な第1装着部と、記シースイントロデューサの部に装着可能な第2装着部と、を備え、前記第1装着部の軸線方向と前記第2装着部の軸線方向とは、平面視で、互いに交差するか又は平行であり、前記第1装着部に前記カテーテルが摺動可能に装着されると共に前記第2装着部に前記シースイントロデューサが装着された状態で、前記第1装着部に装着された部分を前記カテーテルの先端方向に辿った第1方向と、前記第2装着部に装着された部分を前記シースイントロデューサの先端方向に辿った第2方向とが異なるように、前記カテーテル又は前記シースイントロデューサが湾曲形状になる、ことを特徴とする。
上記のように構成された方向転換デバイスによれば、第1装着部の軸線方向と第2装着部の軸線方向とを、平面視で、互いに交差するか又は平行とし、前記第1装着部にカテーテルが摺動可能に装着されると共に前記第2装着部にシースイントロデューサが装着された状態で、第1方向と第2方向とが異なるように、前記カテーテル又は前記シースイントロデューサが湾曲形状になるので、該シースイントロデューサの体内への挿入方向とカテーテルのシースイントロデューサ内への挿入方向とを容易に異ならせることができる。これにより、カテーテルをシースイントロデューサ内に挿入する際に該カテーテルを利き手で操作し易くすることができるので、該カテーテルを体内に効率的に挿入することができる。
[2] 上記の方向転換デバイスにおいて、前記第1装着部に前記カテーテルが摺動可能に装着されると共に前記第2装着部に前記シースイントロデューサが装着された状態で、前記第1方向と前記第2方向とが互いに略逆方向となるように、前記カテーテル又は前記シースイントロデューサが湾曲形状になっていてもよい。
このような構成によれば、シースイントロデューサの体内への挿入方向と、カテーテルの該シースイントロデューサ内への挿入方向とを略逆方向にすることができる。
[3] 上記の方向転換デバイスにおいて、前記第1装着部と前記第2装着部とを連結し両者の相対位置を保持する保持部をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、第1装着部と第2装着部との相対位置を保持する保持部を備えているので、第1方向と第2方向とが相対的に変化することを好適に抑えることができる。
[4] 上記の方向転換デバイスにおいて、前記カテーテルのシャフト又は前記シースイントロデューサを構成するシースチューブが装着可能な中間部が前記保持部の一部又は全部を構成し、前記第1装着部、前記中間部、及び前記第2装着部を含む方向転換部が、平面視で略U字状に形成されていてもよい。
このような構成によれば、方向転換部に装着されたカテーテル又はシースチューブについても平面視で略U字状に湾曲することになるので、カテーテルを該シースチューブ内に比較的スムーズに挿入することができる。
[5] 上記の方向転換デバイスにおいて、前記方向転換部には、該方向転換部の一端面と他端面とに開口して前記シャフト又は前記シースチューブが配設可能な配置孔が形成され、前記方向転換部の外周面には、前記配置孔に連通するスリットが該方向転換部の全長にわたって形成されていてもよい。
このような構成によれば、カテーテルのシャフト又はシースチューブを配置孔に配設することで該シャフト又は該シースチューブの形状を方向転換部の形状に好適に対応させることができる。また、配置孔に連通するスリットが方向転換部の全長にわたって形成されているので、前記スリットを介してカテーテルのシャフト又はシースイントロデューサのシースチューブを前記配置孔に装着することができる。これにより、前記シャフト又は前記シースチューブの配置孔への装着を簡単に行うことができる。また、シースイントロデューサを体内に挿入した後に、該シースチューブへの方向転換デバイスの装着を行うことができるので、シースイントロデューサを体内に挿入する際に該方向転換デバイスが作業の邪魔になることはない。
[6] 上記の方向転換デバイスにおいて、前記方向転換部は、可撓性を有しており、前記スリットは、前記方向転換部の外周面から内周面に向かうに従って徐々に幅狭に形成されていてもよい。
このような構成によれば、方向転換部が可撓性を有すると共にスリットを該方向転換部の外周面から内周面に向かうに従って徐々に幅狭に形成しているので、例えば、カテーテルのシャフト又はシースチューブを該スリットに位置した状態で該配置孔に向けて押圧することにより、該方向転換部のうち該スリットを構成する壁部を外側に弾性変形させてスリット幅を拡張させることができる。これにより、シースチューブを簡単に配置孔に装着することができる。そして、前記シャフト又は前記シースチューブが配置孔に装着されると、スリットを構成する壁部が元の形状に復帰するため、前記シャフト又は前記シースチューブがスリットから抜け出ることはない。
[7] 上記の方向転換デバイスにおいて、前記第1装着部の一端に接続され、且つ前記配置孔に連通すると共に該配置孔に向かってテーパ状に縮径した孔が形成されたテーパ部をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、カテーテルのシャフト又はシースチューブをテーパ部のテーパ孔を介して配置孔に挿入し易くなるため、該シャフト又は該シースチューブを配置孔に装着し易くなる。
[8] 上記の方向転換デバイスにおいて、前記第1装着部の側部と前記第2装着部の側部とを連結する連結部と前記中間部とが前記保持部の全部を構成し、前記連結部には、前記方向転換部の他端側が装着可能な1つ又は複数の接続部が形成されていてもよい。
このような構成によれば、連結部によって方向転換部を平面視で略U字状に容易に保持することができる。また、方向転換部の他端側が連結部の接続部に装着可能であるので、該方向転換部の他端側の該接続部に対する装着位置を変更して該方向転換部の曲率を変えることができる。これにより、方向転換デバイスをカテーテルのシャフトに装着する場合には、カテーテルと方向転換部の間に生じる摩擦抵抗量を術者の好みに応じて調整でき、方向転換デバイスをシースチューブに設けた場合には、シースチューブの内面とカテーテルとの間に生じる摩擦抵抗量を術者の好みに応じて調整することができる。さらに、連結部に複数の接続部を形成した場合には、方向転換部の他端側を装着する接続部を変更することにより、方向転換部の曲率を簡単に変えることができる。
[] 上記の方向転換デバイスにおいて、前記シースイントロデューサは、体内に挿入可能なシースチューブと、前記シースチューブの基端に連結されたシースハブと、を有し、前記シースハブの基端面には、前記カテーテルが挿入可能なカテーテル挿入口が形成され、前記第2装着部は、前記シースハブが装着可能に形成されていてもよい。
このような構成によれば、カテーテル挿入口が形成されたシースハブを第2装着部に装着することができるので、カテーテル挿入口の前記第2装着部に対する位置ずれを好適に抑えることができる。これにより、カテーテルをシースイントロデューサ内に挿入し易くすることができる。
[10] 上記の方向転換デバイスにおいて、前記シースハブには、分岐チューブが連結され、前記第2装着部には、前記シースハブが配設可能な配置孔が形成されており、該配置孔を構成する壁部には、前記分岐チューブが配設可能な切欠部が形成されていてもよい。
このような構成によれば、シースハブに分岐チューブが連結されていた場合であっても、該分岐チューブを切欠部に配設することができるため、前記シースハブを第2装着部の配置孔に装着する際に、該分岐チューブと該第2装着部とが干渉することを防止することができる。
[11] 上記の方向転換デバイスにおいて、前記第1装着部に前記カテーテルが摺動可能に装着されると共に前記第2装着部に前記シースイントロデューサが装着された状態で、前記第1方向と前記第2方向とが互いに略逆方向となるように、前記カテーテル又は前記シースイントロデューサが湾曲形状になってもよい。
このような構成によれば、シースイントロデューサの体内への挿入方向と、カテーテルの操作方向とを略逆方向にすることができる。
12] 上記の方向転換デバイスにおいて、前記第1装着部と前記第2装着部とを連結し両者の相対位置を保持する保持部をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、第1装着部と第2装着部との相対位置を保持する保持部を備えているので、第1方向と第2方向とが相対的に変化することを好適に抑えることができる。
13] 上記の方向転換デバイスにおいて、前記カテーテルを前記第1装着部から前記第2装着部に案内する中間部が前記保持部の一部又は全部を構成し、前記第1装着部、前記中間部、及び前記第2装着部を含む方向転換部が、平面視で略U字状に形成されていてもよい。
このような構成によれば、カテーテルを中間部によって第1装着部から第2装着部に案内することができるので、カテーテルをシースイントロデューサ内に一層容易に挿入することができる。また、方向転換部が平面視で略U字状に形成されているので、前記方向転換部に装着されたカテーテルについても平面視で略U字状に湾曲することになる。よって、カテーテルをシースイントロデューサ内に比較的スムーズに挿入することができる。
14] 上記の方向転換デバイスにおいて、前記保持部には、前記シースハブが配設可能な配置孔を構成する前記第2装着部と、前記配置孔に連通して前記カテーテルが摺動可能な導入孔と、が形成され、前記配置孔に前記シースハブが配設された状態で、前記カテーテル挿入口と前記導入孔とが連通してもよい。
このような構成によれば、保持部に配置孔を構成する第2装着部と導入孔とを形成し、前記配置孔にシースハブが配設された状態で、カテーテル挿入口と前記導入孔とが連通するため、簡易な構成でカテーテルを確実にシースハブのカテーテル挿入口に導入することができる。
15] 本発明に係る医療機器組立体は、カテーテルと、体内に挿入可能なシースチューブと該シースチューブの基端に設けられたシースハブとを有するシースイントロデューサと、前記カテーテル又は前記シースイントロデューサに装着される方向転換デバイスと、を備える医療機器組立体であって、前記方向転換デバイスは、上述した方向転換デバイスであることを特徴とする。
上記のように構成された医療機器組立体によれば、上述した方向転換デバイスと同様の効果を奏することができる。
以上説明したように、本発明によれば、第1装着部の軸線方向と第2装着部の軸線方向とを、平面視で、互いに交差するか又は平行とし、前記第1装着部と前記第2装着部とにカテーテル又はシースイントロデューサが装着された状態で、第1方向と第2方向とが異なるように、前記カテーテル又は前記シースイントロデューサを湾曲形状にすることができるので、シースイントロデューサ内にカテーテルを挿入する際に該カテーテルを利き手で操作し易くすることができる。これにより、該カテーテルを体内に効率的に挿入することができる。
本発明の第1実施形態に係る方向転換デバイスを備えた医療機器組立体の平面模式図である。 前記方向転換デバイスの斜視図である。 前記方向転換デバイスの平面図である。 前記方向転換デバイスの正面視である。 手術台に仰臥した患者の右脚の大腿部にシースイントロデューサを留置した状態を示す説明図である。 前記シースイントロデューサを浅大腿動脈に挿入した状態を説明するための説明図である。 前記方向転換デバイスの前記シースイントロデューサへの装着を説明するための説明図である。 前記方向転換デバイスの第1及び第2配置孔に装着されたシースイントロデューサ内にカテーテルのシャフトを挿入している状態を示す説明図である。 前記カテーテルのシャフトが前記シースイントロデューサのシースチューブ内を挿通している状態を示す一部断面説明図である。 カテーテルのシャフトをシースイントロデューサ内に挿入することにより、該シャフトが浅大腿動脈内を進行している様子を示す説明図である。 図1に示す方向転換デバイスをカテーテルのシャフトに装着した例を説明するための医療機器組立体の平面模式図である。 図12Aは第1実施形態の第1変形例に係る方向転換デバイスの平面図であり、図12Bは該方向転換デバイスの正面図である。 図13Aは第1実施形態の第2変形例に係る方向転換デバイスの平面図であり、図13Bは該方向転換デバイスの正面図である。 図14Aは第1実施形態の第3変形例に係る方向転換デバイスの平面図であり、図14Bは該方向転換デバイスの正面図である。 図15Aは図14Aに示す方向転換デバイスをシースチューブに装着した状態を示す説明図であり、図15Bは前記方向転換デバイスをカテーテルのシャフトに装着した状態を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る方向転換デバイスを備えた医療機器組立体の平面模式図である。 図16に示す方向転換デバイスの斜視図である。 図16に示す方向転換デバイスの平面図である。 図16に示す方向転換デバイスの正面視である。 図16に示す方向転換デバイスのシースイントロデューサへの装着を説明するための説明図である。 図16に示す方向転換デバイスの配置孔にカテーテルのシャフトを挿入している状態を示す説明図である。 該カテーテルのシャフトが図16に示す方向転換デバイスの配置孔内を挿通している状態を示す一部断面説明図である。 該カテーテルのシャフトをシースイントロデューサ内に挿入することにより、該シャフトが血管内を進行している様子を示す説明図である。 図24Aは第2実施形態の第1変形例に係る方向転換デバイスの平面図であり、図24Bは図24AのXXIVB−XXIVB線に沿った断面正面図である。 図25Aは第2実施形態の第2変形例に係る方向転換デバイスの平面図であり、図25Bは図25AのXXVB−XXVB線に沿った断面正面図である。 図26Aは第2実施形態の第3変形例に係る方向転換デバイスの平面図であり、図26Bは該方向転換デバイスの正面図であり、図26Cは該方向転換デバイスが装着されたシースイントロデューサ内にカテーテルのシャフトを挿入している状態を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る方向転換デバイスを備えた医療機器組立体の平面模式図である。 図27に示す方向転換デバイスの斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る方向転換デバイスを備えた医療機器組立体の平面模式図である。 図29に示す方向転換デバイスの平面図である。 図29のXXXI−XXXI線に沿った一部省略断面側面図である。 本発明の第5実施形態に係る方向転換デバイスを備えた医療機器組立体の平面模式図である。 図32に示す方向転換デバイスの斜視図である。 図32に示す方向転換デバイスの平面図である。 図32に示す方向転換デバイスの正面図である。
以下、本発明に係る方向転換デバイス及びそれを備えた医療機器組立体について好適な実施形態例を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、医療機器組立体12は、ガイドワイヤ14、カテーテル16、シースイントロデューサ18、及び方向転換デバイス10を備える。なおシースイントロデューサ18としては、シースのほか、ロングシース(長シース)やガイディングシースも含まれる。
ガイドワイヤ14は、カテーテル16の内腔に挿通されて血管等の生体器官内でカテーテル16を所定の目的位置まで案内するためのものである。ガイドワイヤ14の先端部は、例えば、略J字状に形状付けされている。ガイドワイヤ14の構成材料としては、例えば、ポリウレタン系の樹脂やステンレス等が挙げられる。ガイドワイヤ14の先端部の形状として、その他にストレート形状、アングル形状などがある。
カテーテル16は、経皮的に血管等の生体器官内に挿入して該生体器官の病変部(例えば、狭窄部)を診断又は治療するために使用されるものであり、ガイディングカテーテル、バルーンカテーテル等として構成され得る。本実施形態では、カテーテル16をバルーンカテーテルとして構成した例を示す。
カテーテル16は、カテーテルハブ20と、カテーテルハブ20の先端に連結された細径で長尺なシャフト22と、カテーテルハブ20の先端に設けられると共にシャフト22の基端側を囲繞する耐キンクプロテクタ24とを有する。
カテーテルハブ20は、その先端にてシャフト22の基端部を保持する中空状の部材であり、例えば、ポリカーボネート等の硬質の樹脂により構成されている。
シャフト22は、中空状(円筒状)に形成されると共に、術者がその基端側を把持及び操作しながら生体器官内を円滑に進行させることができるように適度な可撓性と適度な強度を有する樹脂等で構成されている。シャフト22の内腔はカテーテルハブ20の内腔に連通する。シャフト22の先端部には、拡張可能なバルーン部23が設けられている。なお、図1では、拡張した状態のバルーン部23を示している。バルーン部23はシースイントロデューサ18などを介して体内の目的部位に配置されると、このように拡張されて使用される。
耐キンクプロテクタ24は、シャフト22におけるカテーテルハブ20との接続部位での屈曲(キンク)を防止するためのものであり、例えば、先細りのチューブ状に形成された適度な可撓性及び剛性を有する樹脂製の部材である。
シースイントロデューサ18は、カテーテル16のシャフト22を血管内へスムーズに挿入させるためのものであり、シースハブ26と、シースハブ26の先端に連結されたシースチューブ28と、シースハブ26の側部に連結された分岐チューブ30と、分岐チューブ30に設けられた三方活栓32とを含む。
シースハブ26は、樹脂等で構成された中空状の部材であって、その基端面には、カテーテル16のシャフト22が挿入可能なカテーテル挿入口33が開口している。シースハブ26の基端側の内腔には、血液等の液体の漏出を防止するための図示しない弁体(逆止弁)が配設されている。この弁体は、所定のスリットが形成されたシリコンゴム等の弾性部材で構成されており、カテーテル16のシャフト22が挿通可能になっている。シースハブ26の先端部は、先細りのテーパ状に形成されている。
シースチューブ28は、可撓性を有する材料により構成され、軸線方向に沿って略一定内径の内腔を有する。シースチューブ28の内腔は、シースハブ26の内腔に連通し、上述したカテーテル16のシャフト22が挿通可能な程度の大きさに設定されている。シースチューブ28の先端は、先細りのテーパ状に形成されている。
分岐チューブ30は、可撓性を有する材料により構成され、シースハブ26の基端部のうち前記弁体よりも先端側の側部に連結している。分岐チューブ30の内腔は、シースハブ26の内腔に連通している。
三方活栓32は、分岐チューブ30におけるシースハブ26とは反対側の端部に設けられている。三方活栓32は、空気排出用のポート34と、図示しないシリンジ等が連結される薬液(例えば、ヘパリン加生理食塩水)注入用のポート36と、分岐チューブ30の端部に連結するポート38と、これらポート34、36、38の連通状態を切り替えるコック40とを含む。なお、本実施形態において、ポート34を薬液注入用のポートとして用いると共にポート36を空気排出用のポートとして用いてもよいことは勿論である。
方向転換デバイス10は、シースイントロデューサ18に装着されるものであって、可撓性を有する材料(樹脂等)で一体的に構成されている。
図2〜図4に示すように、方向転換デバイス10は、テーパ部42と、テーパ部42に連なり平面視で略U字状に形成された方向転換部44と、方向転換部44に設けられた板状の連結部46と、方向転換部44を患者106(図5参照)等に係止するための板状の係止部48とを有する。
テーパ部42には、方向転換部44に向かってテーパ状に縮径した第1配置孔50が形成されている。テーパ部42の内周面(第1配置孔50を構成する壁面)には、シースイントロデューサ18を構成するシースハブ26の先端部が接触可能である(図1参照)。
テーパ部42の外周面には、第1配置孔50に連通する第1スリット52がテーパ部42の全長にわたって形成されている。第1スリット52は、方向転換部44に向かうに従って徐々に幅狭になっている(図3参照)。また、第1スリット52は、第1配置孔50に向かうに従って徐々に幅狭になっている(図4参照)。換言すれば、第1スリット52は、テーパ部42の外周面から内周面(第1配置孔50を構成する壁面)に向かうに従って徐々に幅狭に形成されている。テーパ部42が一定径となっていてもよい。また第1スリット52が幅狭ではなく、一定幅であってもよい。
方向転換部44は、チューブ状に形成されており、シースイントロデューサ18を構成するシースチューブ28が配設可能な一定内径の内腔(第2配置孔54)を有する。第2配置孔54は第1配置孔50に連通している。すなわち、第1配置孔50と第2配置孔54とで1つの配置孔を構成している。第2配置孔54の内径は、シースチューブ28が挿入可能(挿通可能)な程度の大きさに設定されている。
方向転換部44の外周面には、第2配置孔54に連通する第2スリット56が該方向転換部44の全長にわたって一定幅で形成されている(図3参照)。第2スリット56は、第2配置孔54に向かうに従って徐々に幅狭になっている(図4参照)。換言すれば、第2スリット56は、方向転換部44の外周面から内周面(第2配置孔54を構成する壁面)に向かうに従って徐々に幅狭に形成されている。なお、第2スリット56は第1スリット52に連通している。すなわち、第1スリット52と第2スリット56とで1つのスリットを構成している。
方向転換部44は、該方向転換部44の一端部を構成してテーパ部42の他端に連なる第1装着部58と、第1装着部58に連なる中間部60と、該方向転換部44の他端部を構成して中間部60に連なる第2装着部62とを含む。
連結部46は、方向転換部44の一端側と他端側とを接続する。言い換えれば、連結部46は、第1装着部58と第2装着部62とを連結する。これにより、該方向転換部44の形状が平面視で略U字状に保持することができる。係止部48は、方向転換部44の他端側に設けられた状態で連結部46に対向する。係止部48の略中央には、縫合糸を通すための孔64が形成されている。
このように構成された方向転換デバイス10では、第1装着部58の軸線方向(第1装着部58における第2配置孔54の延在方向)と第2装着部62の軸線方向(第2装着部62における第2配置孔54の延在方向)とは、平面視で、互いに平行になる。
そのため、方向転換部44にシースチューブ28が装着された状態で、第1装着部58に装着された部分をシースチューブ28の先端方向に辿った方向(第1方向、図1の左方向)と、第2装着部62に装着された部分をシースチューブ28の先端方向に辿った方向(第2方向、図1の右方向)とが互いに逆方向になる。
また、中間部60と連結部46は、第1装着部58と第2装着部62とを連結し両者の相対位置を保持する保持部として機能する。これにより、第1方向と第2方向とが相対的に変化することを好適に抑えることができる。
さらに、テーパ部42の一端面に開口する開口部(第1開口部66)と方向転換部44の他端面(第2装着部62の他端面)に開口する開口部(第2開口部68)とは、互いに逆方向に指向せず、略同一の方向に指向している。
以上のように構成された医療機器組立体12の作用について説明する。
図5に示すように、手術室100において、術者102は、手術台104に仰臥した患者106の右側に位置して手術を行うことが一般的である。そして、以下の説明において、「右側」とは、患者106に向かって位置する術者102の右側(図5の右側)を意味し、「左側」とは、患者106に向かって位置する術者102の左側(図5の左側)を意味する。
本実施形態では、医療機器組立体12を構成するカテーテル(バルーンカテーテル)16を患者106の右脚107の浅大腿動脈108から挿入して患者106の足先側に位置する病変部(狭窄部)110を治療する例について説明する。
先ず、術者102は、手術室100において、手術台104に仰臥した患者106の右側に立った状態で、例えば、シース法により、シースイントロデューサ18のシースチューブ28を患者106の右脚107の浅大腿動脈108に挿入する(図6参照)。
このとき、病変部110が浅大腿動脈108よりも足先側に位置しているので、術者102は、シースチューブ28が右側に向かうように該シースチューブ28を右脚107内(体内)に挿入する。そうすると、シースチューブ28を右脚107内に留置した状態で、シースハブ26のカテーテル挿入口33が左側(図6では左側上方)に指向することになる。
そして、従来の方法では、この状態で、カテーテル16のシャフト22をシースイントロデューサ18内に挿入していた。しかしながら、この場合、術者102は、カテーテル16のシャフト22が右側に向かうように該シャフト22をシースイントロデューサ18内に挿入させるために左手で操作しなければならないことがあった。そうすると、術者102が右利きであった場合、利き手でない左手でカテーテル16を操作することになり、カテーテル16のシャフト22をシースイントロデューサ18内に円滑に挿入することができないおそれがある。
そこで、本実施形態では、術者102は、シースチューブ28を右脚107内に留置した後に、方向転換デバイス10を該シースイントロデューサ18に装着する(図7参照)。具体的には、シースハブ26の先端部を方向転換デバイス10の第1スリット52を介して第1配置孔50に装着すると共に、シースチューブ28を略U字状に湾曲させながら方向転換デバイス10の第2スリット56を介して第2配置孔54に装着する。
ここで、本実施形態では、方向転換デバイス10が可撓性を有すると共に第1スリット52がテーパ部42の外周面から内周面に向かうに従って徐々に幅狭に形成されている。そのため、例えば、シースハブ26の先端部を第1スリット52に位置させた状態で第1配置孔50側に押圧することにより、第1スリット52を構成する壁部を外側に弾性変形させてそのスリット幅を拡張させることができる。これにより、シースハブ26の先端部を第1配置孔50に容易に装着することができる。そして、シースハブ26の先端部が第1配置孔50に装着されると、前記第1スリット52を構成する壁部が元の形状に復帰するため、該シースハブ26の先端部が第1スリット52から抜け出ることはない。
また、これと同様に、本実施形態では、第2スリット56が方向転換部44の外周面から内周面に向かうに従って徐々に幅狭に形成されている。そのため、例えば、シースチューブ28を第2スリット56に位置させた状態で第2配置孔54側に押圧することにより、第2スリット56を構成する壁部を外側に弾性変形させてそのスリット幅を拡張させることができる。これにより、シースチューブ28を第2配置孔54に容易に装着することができる。そして、シースチューブ28が第2配置孔54に装着されると、前記第2スリット56を構成する壁部が元の形状に復帰するため、該シースチューブ28が第2スリット56から抜け出ることはない。
続いて、術者102は、方向転換デバイス10を構成する係止部48と患者106の皮膚とを縫合糸112で縫い付ける(図8参照)。これにより、方向転換デバイス10は、患者106に対して係止される。なお、係止部48は患者106の皮膚ではなく、患者106を覆う被覆体に縫い付けてもよい。患者を覆う被覆体としてはドレープなどが挙げられる。また係止部48はテープなどによりテープ留めしたり、患者やドレープに接着して固定することもできる。係止部48はこの部位になくともよい。例えば、連結部46の反対側に配置することもできるし、連結部46の途中に配置することもできる。係止部48は一つのみならず、二つ以上の複数の係止部48を設けることができる。
この状態で、シースハブ26のカテーテル挿入口33が右側に指向することになる。言い換えると、シースチューブ28の右脚107内への挿入方向とカテーテル16のシャフト22のシースイントロデューサ18への挿入方向とが略反対になる。すなわち、シースチューブ28の右脚107内への挿入方向が右側であるのに対して、カテーテル16のシャフト22のシースイントロデューサ18への挿入方向は左側になる。
これにより、術者102は、利き手である右手でカテーテル16を操作しながらそのシャフト22をシースハブ26のカテーテル挿入口33に容易に挿入することができる。そして、シースハブ26の内腔に挿入されたカテーテル16のシャフト22は、湾曲したシースチューブ28の内腔を通り(図9参照)、浅大腿動脈108内に挿入される(図10)。
その後、術者102は、カテーテル16のシャフト22のバルーン部23を病変部110まで到達させ、該バルーン部23を拡張させることにより、該病変部110の治療を施す。
本実施形態によれば、第1装着部58の軸線方向と第2装着部62の軸線方向とが平面視で互いに平行となり、方向転換部44にシースチューブ28が装着された状態で、第1装着部58に装着された部分をシースチューブ28の先端方向に辿った第1方向と、第2装着部62に装着された部分をシースチューブ28の先端方向に辿った第2方向とが互いに逆方向となるように、シースチューブ28が湾曲形状に保持されるので、該シースチューブ28の右脚107内への挿入方向とカテーテル16のシースイントロデューサ18への挿入方向を略逆方向にすることができる。これにより、カテーテル16をシースイントロデューサ18内に挿入する際に該カテーテル16を利き手で操作し易くすることができるので、該カテーテル16を体内に効率的に挿入することができる。
また、方向転換部44を平面視で略U字状に形成しているので、方向転換部44の第2配置孔54に装着されたシースチューブ28についても平面視で略U字状に湾曲することになる。これにより、カテーテル16のシャフト22をシースチューブ28内に比較的スムーズに挿入することができる。
さらに、テーパ部42に第1配置孔50を形成すると共に方向転換部44に前記第1配置孔50に連通する第2配置孔54を形成しているので、シースハブ26の先端部を第1配置孔50に配設すると共にシースチューブ28を第2配置孔54に配設することにより、シースイントロデューサ18を方向転換デバイス10に対して確実に装着することができる。
本実施形態によれば、第1配置孔50に連通する第1スリット52をテーパ部42の全長にわたって形成すると共に第2配置孔54に連通する第2スリット56を方向転換部44の全長にわたって形成しているので、該第1スリット52を介してシースハブ26を第1配置孔50に装着すると共に該第2スリット56を介してシースチューブ28を第2配置孔54に装着することができる。これにより、方向転換デバイス10のシースイントロデューサ18への装着を簡単に行うことができる。さらに、シースチューブ28の先端部を患者106の右脚107内に挿入した後に、方向転換デバイス10の該シースチューブ28への装着を行うことができるので、シースチューブ28の先端側を右脚107内に挿入する際に該方向転換デバイス10が邪魔になることはない。
本実施形態では、第1配置孔50を構成する壁面にシースハブ26が接触可能であるので、該シースハブ26を方向転換デバイス10に対して位置決め保持することができる。これにより、カテーテル16のシャフト22をシースハブ26のカテーテル挿入口33に挿入し易くなる。
また、係止部48と患者106の皮膚とを縫合糸112で縫い付けることにより該係止部48を該患者106に係止しているので、カテーテル16のシャフト22をシースイントロデューサ18内に挿入する際に、シースチューブ28が右脚107から抜け出ることを好適に阻止することができる。
本実施形態に係る医療機器組立体12では、図1に示すように、シースイントロデューサ18に対して方向転換デバイス10を予め装着しておいてもよい。この場合、シースチューブ28を第1開口部66から挿入して第1配置孔50及び第2配置孔54を通して第2開口部68に到達させることにより、方向転換デバイス10をシースイントロデューサ18に装着してもよい。このとき、第1配置孔50は、第1開口部66に向かってテーパ状に拡径(方向転換部44に向かってテーパ状に縮径)しているので、該シースチューブ28の先端を該第1開口部66に挿入し易くなっている。
本実施形態は、上述した形態に限定されない。例えば、本実施形態に係る方向転換デバイス10は、連結部46を省略してもよい。この場合、中間部60が、第1装着部58と第2装着部62とを連結し両者の相対位置を保持する保持部の全部を構成することになる。このような構成であっても、方向転換部44を平面視でU字状に保持することは可能である。
次に、本実施形態に係る方向転換デバイス10は、シースイントロデューサ18のシースチューブ28に装着する例に限定されず、例えば、カテーテル16のシャフト22に対して該シャフト22が摺動可能なように装着(係合)してもよい。
具体的には、図11に示すように、例えば、シースイントロデューサ18のカテーテル挿入口33と、方向転換デバイス10の他端側における第2配置孔54の開口部(第2開口部68)とが対向するように方向転換デバイス10をセッティングし、この状態で、カテーテル16のシャフト22を方向転換デバイス10の第1配置孔50及び第2配置孔54に挿通させて該カテーテル挿入口33に挿入するようにしてもよい。
すなわち、カテーテル16のシャフト22を方向転換デバイス10の第1配置孔50及び第2配置孔54に挿入すると、該シャフト22が平面視で略U字状に湾曲されることで該シャフト22の進行方向が略180°変更されるため、カテーテル挿入口33が左側に指向している場合であっても、術者102は、利き手である右手でカテーテル16を操作することによって、該シャフト22をシースイントロデューサ18内に容易に挿入することができる。この場合、方向転換デバイス10の第2配置孔54は、その孔径がシャフト22の外径に対応するように形成することができる。
(第1実施形態の第1変形例)
次に、本実施形態の第1変形例に係る方向転換デバイス10aについて図12A及び図12Bを参照しながら説明する。なお、本変形例に係る方向転換デバイス10aにおいて、上述した方向転換デバイス10と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。後述する第3変形例に係る方向転換デバイス10cにおいても同様である。
図12A及び図12Bに示すように、本変形例に係る方向転換デバイス10aは、連結部70の構成において、上述した方向転換デバイス10と異なる。具体的には、連結部70には、方向転換部44の他端側が一体的に設けられておらず、該方向転換部44の他端側が着脱可能な接続部72が形成されると共に、この接続部72に係止部48が一体的に設けられている。
接続部72は、チューブ状に構成されており、方向転換部44の他端側が装着可能な装着孔74を有している。また、接続部72の外周面には、前記装着孔74に連通するスリット76が該接続部72の全長にわたって形成されている。
本変形例に係る方向転換デバイス10aによれば、方向転換部44の他端側における任意の部分を接続部72のスリット76を介して装着孔74に装着することができる。また、装着孔74に装着された方向転換部44の他端側を前記装着孔74を介して取り外すことも可能である。
これにより、方向転換部44の他端側の接続部72に対する装着位置を変更することができるので、方向転換デバイス10aをカテーテル16のシャフト22に装着する場合には、該シャフト22と方向転換デバイス10aとの間に生じる摩擦抵抗量を術者の好みに応じて調整でき、方向転換デバイス10aをシースチューブ28に設けた場合には、該方向転換部44(中間部60)の曲率を変えることができる。よって、シースチューブ28の内面とカテーテル16のシャフト22との間に生じる摩擦抵抗量を術者の好みに応じて調整することができる。
(第1実施形態の第2変形例)
次に、本実施形態の第2変形例に係る方向転換デバイス10bについて図13A及び図13Bを参照しながら説明する。なお、本変形例に係る方向転換デバイス10bにおいて、上述した第1変形例に係る方向転換デバイス10aと同一の構成要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
図13A及び図13Bに示すように、本変形例に係る方向転換デバイス10bは、連結部80の構成において、上述した方向転換デバイス10aと異なる。具体的には、連結部80には、上述した接続部72と同一構成の複数(本変形例では2つ)の接続部82、84が形成されている。接続部82は、接続部72よりも第1装着部58側に位置し、接続部84は、接続部82よりも第1装着部58側に位置している。なお、各接続部72、82、84の間隔は任意に設定可能である。
本変形例によれば、方向転換部44を接続部72の装着孔74に装着した場合と、接続部82(接続部84)の装着孔74に装着した場合とで、方向転換部44の曲率を変更することができる。よって、カテーテル16のシャフト22と方向転換デバイス10bとの間に生じる摩擦抵抗量又はシースチューブ28の内面とカテーテル16のシャフト22との間に生じる摩擦抵抗量を術者の好みに応じて好適に調整することができる。
(第1実施形態の第3変形例)
次に、本実施形態の第3変形例に係る方向転換デバイス10cについて図14A〜図15Bを参照しながら説明する。図14A及び図14Bに示すように、本変形例に係る方向転換デバイス10cは、方向転換部86の構成において、上述した方向転換デバイス10と異なる。なお、本変形例では、上述したテーパ部42は省略されている。
方向転換部86は、シースチューブ28を装着可能な第1装着部88と第2装着部90とを有する。すなわち、方向転換部86には、上述した方向転換部44が有していた中間部60が設けられていない。第1装着部88は、シースチューブ28が配設可能な一定内径の孔92を有している。また、第1装着部88の外周面には、前記孔92に連通するスリット94が第1装着部88の全長にわたって一定幅で形成されている。
第2装着部90は、第1装着部88と同様の構成を備えている。すなわち、第2装着部90には、シースチューブ28が配設可能な孔96と、該孔96に連通して第2装着部90の外周面に開口するスリット98とが形成されている。
また、本変形例の連結部99は、上述した連結部46と同様の構成であって、第1装着部88と第2装着部90とに連結し両者の相対位置を保持する保持部の全部を構成する。また、孔92と孔96とが上述した第2配置孔54として機能し、スリット94とスリット98とが上述した第2スリット56として機能することになる。
本変形例によれば、第1装着部88と第2装着部90とにシースチューブ28が装着された状態で、第1装着部88に装着された部分を該シースチューブ28の先端方向に辿った第1方向と、第2装着部90に装着された部分を該シースチューブ28の先端方向に辿った第2方向とが互いに逆方向になるように、シースチューブ28が湾曲形状に保持される(図15A参照)。
これにより、上述した方向転換デバイス10と同様、カテーテル16をシースイントロデューサ18内に挿入する際に該カテーテル16を利き手で操作し易くすることができ、その結果、カテーテル16を右脚107内(体内)に効率的に挿入することができる。
本変形例に係る方向転換デバイス10cは、図15Bに示すように、カテーテル16のシャフト22に対して該シャフト22が移動可能なように装着してもよい。この場合であっても、同様の効果を奏する。
本変形例は上記の構成に限定されない。例えば、方向転換デバイス10cは、連結部99を省略し、第1装着部88の側部と第2装着部90の側部とを直接接続して構成してもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る医療機器組立体12Aについて図16〜図26Cを参照しながら説明する。なお、本実施形態に係る医療機器組立体12Aにおいて、上述した医療機器組立体12と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
図16に示すように、医療機器組立体12Aのシースイントロデューサ18を構成するシースハブ26は、樹脂等で構成された中空状の部材であって、円筒状に形成されたハブ後端部25と、ハブ後端部25よりも小さい外径の円筒体であるハブ中間部27と、ハブ中間部27の外周面に突出形成された一対の突片29と、ハブ中間部27の先端に設けられて先細りのテーパ状に形成されたハブ先端部31とを含む。なお、シースハブ26は、前記一対の突片29と前記ハブ先端部31を省略して構成してもよい。
ハブ後端部25の後端面(基端面)には、カテーテル16のシャフト22が挿入可能なカテーテル挿入口33が開口している。ハブ後端部25の基端側の内孔には、血液等の液体の漏出を防止するための上述した図示しない弁体(逆止弁)が配設されている。なお、分岐チューブ30は、シースハブ26の基端部のうち前記弁体よりも先端側の側部に分岐コネクタ35を介して連結している。
図17〜図19に示すように、医療機器組立体12Aを構成する方向転換デバイス200は、テーパ部42と、テーパ部42に連なり平面視で略U字状に形成された方向転換部202と、方向転換部202に設けられた板状の連結部46と、方向転換部202を患者106等に係止するための板状の係止部48とを有する。
方向転換部202は、テーパ部42に連なる第1装着部58と、第1装着部58に連なる中間部60と、中間部60に連なり小径部204と大径部206とを含む第2装着部208とを有する。
第1装着部58、中間部60、及び小径部204は、一体的に一定外径のチューブ体として構成されており、カテーテル16を構成するシャフト22が挿通可能な一定内径の内腔(第2配置孔210)を有する。
第2配置孔210は第1配置孔50に連通している。また、前記チューブ体の外周面には、第2配置孔210に連通する第2スリット212がその全長にわたって一定幅で形成されている(図18参照)。
第2スリット212は、第2配置孔210に向かうに従って徐々に幅狭になっている(図19参照)。換言すれば、第2スリット212は、方向転換部202の外周面から内周面(第2配置孔210を構成する壁面)に向かうに従って徐々に幅狭に形成されている。なお、第2スリット212は第1スリット52に連通している。
第2装着部208を構成する大径部206は、小径部204に連なり、シースイントロデューサ18のハブ後端部25が配設(装着)可能な第3配置孔214が形成されている。第3配置孔214は、第2配置孔210よりも大径に形成された状態で該第2配置孔210に連通している。すなわち、第1配置孔50、第2配置孔210、及び第3配置孔214とで1つの配置孔を構成している。
大径部206の外周面には、第3配置孔214に連通する一定幅の第3スリット216が該大径部206の略全長にわたって形成されている(図18参照)。第3スリット216は第3配置孔214に向かうに従って徐々に幅狭になっている(図19参照)。
換言すれば、第3スリット216は、大径部206の外周面から第3配置孔214を構成する壁面に向かうに従って徐々に幅狭に形成されている。第3スリット216は、第2スリット212に連通している。すなわち、第1スリット52、第2スリット212、及び第3スリット216で1つのスリットを構成している。
連結部46は、方向転換部202の一端側と他端側とを接続する。言い換えれば、連結部46は、第1装着部58と第2装着部208とを連結する。これにより、該方向転換部202の形状を平面視で略U字状に保持することができる。
係止部48は、方向転換部202の他端側に設けられた状態で連結部46に対向する。係止部48の略中央には、縫合糸112(図21参照)を通すための孔64が形成されている。
このように構成された方向転換デバイス200では、第1装着部58の軸線方向(第1装着部58における第2配置孔210の延在方向)と第2装着部208の軸線方向(第2装着部208における第3配置孔214の延在方向)とは、平面視で、互いに平行になる。
そのため、第1装着部58にカテーテル16のシャフト22が摺動可能に装着されると共に第2装着部208にシースイントロデューサ18のシースハブ26が装着された状態で、第1装着部58に装着された部分をシャフト22の先端方向に辿った方向(第1方向、図16の左方向)と、第2装着部208に装着された部分をシースイントロデューサ18の先端方向に辿った方向(第2方向、図16の右方向)とが互いに逆方向になる。
また、中間部60と連結部46は、第1装着部58と第2装着部208とを連結し両者の相対位置を保持する保持部として機能する。これにより、第1方向と第2方向とが相対的に変化することを好適に抑えることができる。
さらに、テーパ部42の一端面に開口する開口部(第1開口部66)と方向転換部202の他端面(第2装着部208の他端面)に開口する開口部(第2開口部218)とは、互いに逆方向に指向せず、略同一の方向に指向している(図18参照)。
本実施形態では、術者102は、シースチューブ28を右脚107内に留置した後に、方向転換デバイス200を該シースイントロデューサ18に装着する(図20参照)。
具体的には、シースイントロデューサ18のハブ後端部25の一部を方向転換デバイス200の第3スリット216を介して第3配置孔214に装着すると共に、ガイドワイヤ14を略U字状に湾曲させながら方向転換デバイス200の第1スリット52及び第2スリット212を介して第1配置孔50及び第2配置孔210に配設する。
ここで、本実施形態では、方向転換デバイス200が可撓性を有すると共に第3スリット216が大径部206の外周面から第3配置孔214を構成する壁面に向かうに従って徐々に幅狭になっている。そのため、例えば、ハブ後端部25を第3スリット216に位置させた状態で第3配置孔214側に押圧することにより、第3スリット216を構成する壁部を外側に弾性変形させてそのスリット幅を拡張させることができる。
これにより、ハブ後端部25を第3配置孔214に容易に装着することができる。そして、ハブ後端部25の一部が第3配置孔214に装着されると、前記第3スリット216を構成する壁部が元の形状に復帰するため、該ハブ後端部25が第3スリット216から抜け出ることはない。
これと同様に、第1スリット52がテーパ部42の外周面から内周面に向かうに従って徐々に幅狭に形成されると共に第2スリット212が方向転換部202の外周面から内周面に向かうに従って徐々に幅狭に形成されているので、ガイドワイヤ14を第1配置孔50及び第2配置孔210に容易に装着することができ、しかも、これら孔50、210から抜け出ることを好適に抑えることができる。
続いて、術者102は、方向転換デバイス200を構成する係止部48と患者106の皮膚とを縫合糸112で縫い付ける(図21参照)。これにより、方向転換デバイス200は、患者106に対して係止される。なお、第1実施形態の場合と同様、係止部48は患者106の皮膚ではなく、患者106を覆う被覆体(ドレープ等)に縫い付けてもよい。
この状態で、シースハブ26のカテーテル挿入口33が左側に指向すると共に、方向転換デバイス200の第1開口部66(第1配置孔50の一端側の開口部)が右側に指向することとなる。
そうすると、シースチューブ28の右脚107内への挿入方向とカテーテル16のシャフト22の方向転換デバイス200の第1配置孔50への挿入方向とが逆方向になる。すなわち、シースチューブ28の右脚107内への挿入方向が右側であるのに対して、前記シャフト22の前記第1配置孔50への挿入方向は左側になる。
そのため、術者102は、利き手である右手でカテーテル16を操作しながらそのシャフト22を方向転換デバイス200の第1配置孔50に挿入し第2配置孔210を挿通させる(図22参照)ことにより、該シャフト22をシースハブ26のカテーテル挿入口33に容易に挿入することができる。
そして、シースハブ26の内腔に挿入されたカテーテル16のシャフト22は、シースチューブ28の内腔を通り、浅大腿動脈108内に挿入される(図23)。
その後、術者102は、カテーテル16のシャフト22のバルーン部23を病変部110まで到達させ、該バルーン部23を拡張させることにより、該病変部110の治療を施す。
本実施形態によれば、第1装着部58の軸線方向と第2装着部208の軸線方向とが平面視で互いに平行となり、第2装着部208にシースイントロデューサ18のハブ後端部25が装着されると共に第1装着部58にカテーテル16のシャフト22が摺動可能に装着された状態で、第1装着部58に装着された部分をカテーテル16の先端方向に辿った第1方向と、第2装着部208に装着された部分をシースイントロデューサ18の先端方向に辿った第2方向とが互いに逆方向となるように、前記シャフト22が湾曲形状となるので、前記シースイントロデューサ18の体内への挿入方向とカテーテル16の操作方向とを逆方向にすることができる。
これにより、カテーテル16をシースイントロデューサ18内に挿入する際に該カテーテル16を利き手で操作し易くすることができるので、該カテーテル16を体内に効率的に挿入することができる。
また、カテーテル挿入口33が形成されたハブ後端部25を大径部206に装着しているので、カテーテル挿入口33の大径部206に対する位置ずれを好適に抑えることができる。換言すれば、小径部204に形成された第2配置孔210とカテーテル挿入口33との位置ずれを好適に抑えることができる。これにより、カテーテル16をシースイントロデューサ18内に容易に挿入することができる。
さらに、本実施形態によれば、カテーテル16のシャフト22を中間部60によって第1装着部58から第2装着部208を構成する小径部204に案内することができるので、該シャフト22をシースイントロデューサ18内に一層容易に挿入することができる。
本実施形態では、方向転換部202を平面視で略U字状に形成しているので、方向転換部202の第2配置孔210に装着されたカテーテル16のシャフト22についても平面視で略U字状に湾曲することになる。これにより、第2配置孔210内において、カテーテル16のシャフト22を比較的スムーズに進行させることができ、その結果、該シャフト22をシースイントロデューサ18内にスムーズに挿入することができる。
また、本実施形態に係る方向転換デバイス200には、第1配置孔50に連通する第1スリット52と第2配置孔210に連通する第2スリット212とが形成されているので、第1スリット52及び第2スリット212を介してガイドワイヤ14(シャフト22)を第1配置孔50及び第2配置孔210に容易に装着することができる。
さらに、方向転換デバイス200には、第3配置孔214に連通する第3スリット216が形成されているので、第3スリット216を介してハブ後端部25の一部を第3配置孔214に容易に装着することができる。
これにより、シースチューブ28の先端部を患者106の右脚107内に挿入した後に、方向転換デバイス200の該シースイントロデューサ18への装着を行うことができるので、シースチューブ28の先端側を右脚107内に挿入する際に該方向転換デバイス200が邪魔になることはない。
本実施形態では、係止部48と患者106の皮膚とを縫合糸112で縫い付けることにより該係止部48を該患者106に係止しているので、カテーテル16のシャフト22をシースイントロデューサ18内に挿入する際に、シースチューブ28が右脚107から抜け出ることを好適に阻止することができる。なお、本実施形態に係る医療機器組立体12Aにおいて、図16に示すように、シースイントロデューサ18に対して方向転換デバイス200を予め装着しておいてもよいことは勿論である。
本実施形態は、上述した形態に限定されない。例えば、本実施形態に係る方向転換デバイス200は、連結部46を省略してもよい。この場合、中間部60が、第1装着部58と第2装着部208とを連結し両者の相対位置を保持する保持部の全部を構成することになる。このような構成であっても、方向転換部202を平面視でU字状に保持することは可能である。
(第2実施形態の第1変形例)
次に、本実施形態の第1変形例に係る方向転換デバイス200aについて図24A及び図24Bを参照しながら説明する。なお、本変形例に係る方向転換デバイス200aにおいて、上述した方向転換デバイス200と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。後述する第3変形例に係る方向転換デバイス200cにおいても同様である。
図24A及び図24Bに示すように、本変形例に係る方向転換デバイス200aは、連結部220の構成において、上述した方向転換デバイス200と異なる。具体的には、連結部220には、方向転換部202の他端側が一体的に設けられておらず、該方向転換部202の他端側が着脱可能な接続部222が形成されると共に、この接続部222に係止部48が一体的に設けられている。
接続部222は、チューブ状に構成されており、方向転換部202の他端側が装着可能な装着孔224を有している。また、接続部222の外周面には、前記装着孔224に連通するスリット226が該接続部222の全長にわたって形成されている。
本変形例に係る方向転換デバイス200aによれば、方向転換部202の他端側における任意の部分を接続部222のスリット226を介して装着孔224に装着することができる。また、装着孔224に装着された方向転換部202の他端側を前記装着孔224を介して取り外すことも可能である。
これにより、方向転換部202の他端側の接続部222に対する装着位置を変更することができるので、該シャフト22と方向転換デバイス200aとの間に生じる摩擦抵抗量を術者の好みに応じて調整することができる。
(第2実施形態の第2変形例)
次に、本実施形態の第2変形例に係る方向転換デバイス200bについて図25A及び図25Bを参照しながら説明する。なお、本変形例に係る方向転換デバイス200bにおいて、上述した第1変形例に係る方向転換デバイス200aと同一の構成要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
図25A及び図25Bに示すように、本変形例に係る方向転換デバイス200bは、連結部230の構成において、上述した方向転換デバイス200aと異なる。具体的には、連結部230には、上述した接続部222と同一構成の複数(本変形例では2つ)の接続部232、234がさらに形成されている。接続部232は、接続部222よりも第1装着部58側に位置し、接続部234は、接続部232よりも第1装着部58側に位置している。なお、各接続部222、232、234の間隔は任意に設定可能である。
本変形例によれば、方向転換部202を接続部222の装着孔224に装着した場合と、接続部232(接続部234)の装着孔224に装着した場合とで、方向転換部202の曲率を変更することができる。よって、カテーテル16のシャフト22と方向転換デバイス200bとの間に生じる摩擦抵抗量を術者の好みに応じて好適に調整することができる。
(第2実施形態の第3変形例)
次に、本実施形態の第3変形例に係る方向転換デバイス200cについて図26A〜図26Cを参照しながら説明する。図26A〜図26Cに示すように、本変形例に係る方向転換デバイス200cは、方向転換部240の構成において、上述した方向転換デバイス200と異なる。なお、本変形例では、上述したテーパ部42は省略されている。
方向転換部240は、第1装着部242と、第2装着部244と、第1装着部242と第2装着部244とを連結する連結部246とを有する。すなわち、方向転換部240には、上述した方向転換部202が有していた中間部60が設けられていない。第1装着部242は、カテーテル16のシャフト22が配設可能な一定内径の孔248を有している。また、第1装着部242外周面には、前記孔248に連通するスリット250が第1装着部242の全長にわたって一定幅で形成されている。
第2装着部244は、小径部252と大径部254とを有する。小径部252は、カテーテル16のシャフト22が配設可能な孔256を有している。小径部252の外周面には、前記孔256に連通するスリット258が小径部252の全長にわたって一定幅で形成されている。
大径部254は、前記孔256に連通してシースイントロデューサ18のハブ後端部25の一部が配設可能な孔260を有している。大径部254の外周面には、前記孔260に連通するスリット262が大径部254の略全長にわたって形成されている。スリット258とスリット262とは連通している。
また、本変形例の連結部246は、上述した連結部46と同様の構成であって、第1装着部242と第2装着部244とに連結し両者の相対位置を保持する保持部の全部を構成する。
本変形例によれば、第2装着部244の大径部254にハブ後端部25を装着すると共に、第1装着部242の孔248と小径部252の孔256とにカテーテル16のシャフト22を配設することにより、該シャフト22が平面視でU字状に湾曲形状となるため、シースイントロデューサ18の体内への挿入方向とカテーテル16の操作方向とを略逆方向にすることができる。
これにより、上述した方向転換デバイス200と同様、カテーテル16をシースイントロデューサ18内に挿入する際に該カテーテル16を利き手で操作し易くすることができ、その結果、カテーテル16を右脚107内(体内)に効率的に挿入することができる。
本変形例は上記の構成に限定されない。例えば、方向転換デバイス200cは、連結部246を省略し、第1装着部242の側部と第2装着部244の側部とを直接接続して構成してもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る医療機器組立体12Bについて図27及び図28を参照しながら説明する。なお、本実施形態に係る医療機器組立体12Bにおいて、上述した医療機器組立体12Aと同一の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。後述する第4実施形態に係る医療機器組立体12C及び第5実施形態に係る医療機器組立体12Dにおいても同様である。
図27に示すように、本実施形態に係る医療機器組立体12Bは、方向転換デバイス300の構成において、上述した医療機器組立体12Aと異なる。具体的には、方向転換デバイス300を構成する方向転換部302は、シースイントロデューサ18のハブ後端部25の全部が装着可能な大径部304を有した第2装着部306を備える。
すなわち、大径部304の第3配置孔308は、ハブ後端部25に対応した形状に形成されている。また、図28に示すように、第3配置孔308を構成する壁部には、分岐チューブ30の分岐コネクタ35が配設可能な切欠部310が形成されている。該切欠部310は、第3スリット312に連通している。
本実施形態に係る方向転換デバイス300によれば、ハブ後端部25の全部が大径部304の第3配置孔308に装着可能となっているため、カテーテル挿入口33の方向転換デバイス300(第2配置孔210)に対する位置ずれを一層好適に抑えることができる。よって、カテーテル16のシャフト22を確実にカテーテル挿入口33に挿入することができる。
また、大径部304を構成する壁部に第3スリット312に連通する切欠部310を形成しているので、前記ハブ後端部25を大径部304の第3配置孔308に装着する際に、分岐コネクタ35と大径部304とが干渉することを好適に抑えることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係る医療機器組立体12Cについて図29〜図31を参照しながら説明する。図29に示すように、本実施形態に係る医療機器組立体12Cは、方向転換デバイス400の構成において、上述した医療機器組立体12Aと異なる。
具体的には、図29に示すように、方向転換デバイス400を構成する方向転換部402は、平面視で略U字状に形成されており、テーパ部42に連なる第1装着部58と、第1装着部58に連なる中間部404と、中間部404に連なる第2装着部406とを有する。
第2装着部406は、中間部404に連なりシースイントロデューサ18のシースハブ26が装着可能な大径部408と、大径部408に連なりシースチューブ28が装着可能な小径部410とを含む。
図30に示すように、大径部408の第3配置孔412及び第3スリット414は、シースイントロデューサ18のシースハブ26(ハブ後端部25、ハブ中間部27、及びハブ先端部31)の形状に対応した形状に形成されている。
図31に示すように、第3配置孔412を構成する壁部のうちハブ後端部25が装着される部分には、分岐チューブ30の分岐コネクタ35が配設可能な切欠部416が形成されている。
切欠部416は、第3スリット414に連通している。第3配置孔412を構成する壁部のうちハブ中間部27が装着される部位には、ハブ中間部27の外周面に突出形成された一対の突片29が配設可能な切欠部418が形成されている。
小径部410は、方向転換部402の他端側を構成するチューブ状部材である。小径部410の内腔(第4配置孔420)は、第3配置孔412に連通している。すなわち、本実施形態では、第1配置孔50、第2配置孔422、第3配置孔412、及び第4配置孔420とで1つの配置孔が形成されている。
小径部410の外周面には、第4配置孔420に連通する一定幅の第4スリット424がその全長にわたって形成されている(図30参照)。第4スリット424は、第4配置孔420に向かうに従って徐々に幅狭になっている。換言すれば、第4スリット424は、小径部410の外周面から第4配置孔420を構成する壁面に向かうに従って徐々に幅狭になっている。第4スリット424は、第3スリット414に連通している。そうすると、第1スリット52、第2スリット426、第3スリット414、及び第4スリット424で1つのスリットが形成されている。
本実施形態によれば、シースハブ26の全部とシースチューブ28の一部を方向転換デバイス400に対して装着することができるので、カテーテル挿入口33と方向転換デバイス400(第2配置孔422)との位置ずれをさらに抑えることができる。これにより、カテーテル16のシャフト22をカテーテル挿入口33に一層確実に挿入することができる。
また、大径部408を構成する壁部に切欠部416と切欠部418を形成しているため、シースハブ26を大径部408の第3配置孔412に装着する際に、分岐チューブ30の分岐コネクタ35及びシースハブ26の一対の突片29と大径部408とが干渉することを好適に防止することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に係る医療機器組立体12Dについて図32〜図35を参照しながら説明する。図32に示すように、本実施形態に係る医療機器組立体12Dは、方向転換デバイス500の構成において、上述した医療機器組立体12Aと異なる。
具体的には、図32〜図35に示すように、方向転換デバイス500は、テーパ部42、方向転換部502、連結部504、該連結部504に一体的に設けられた係止部48を有する。方向転換部502は、第1装着部58と中間部60とで形成されており、上述した第2装着部208を含んでいない。中間部60の他端は、連結部504に接続している。
連結部504は、前記方向転換部502の第2配置孔506に連通してカテーテル16のシャフト22が摺動可能な導入孔508と、前記導入孔508に連通してシースイントロデューサ18のハブ後端部25の一部が配設可能な配置孔510を構成する第2装着部512とを有する。すなわち、第1配置孔50、第2配置孔506、導入孔508、及び配置孔510で1つの孔を構成している(図34参照)。
また、連結部504の外面には、導入孔508に連通するスリット514がその全長にわたって一定幅で形成されると共に、配置孔510に連通するスリット516がその全長にわたって一定幅で形成されている。
スリット514は、導入孔508に向かうに従って徐々に幅狭になっている(図35参照)。換言すれば、スリット514は、連結部504の外面から導入孔508を構成する壁面に向かうに従って徐々に幅狭に形成されている。スリット514は、第2スリット518に連通している。
スリット516は、配置孔510に向かうに従って徐々に幅狭になっている(図35参照)。換言すれば、スリット516は、連結部504の外面から配置孔510を構成する壁面に向かうに従って徐々に幅狭に形成されている。スリット516は、スリット514に連通している。すなわち、第1スリット52、第2スリット518、スリット514、及びスリット516で1つのスリットを構成している。
本実施形態に係る連結部504は、シースイントロデューサ18のハブ後端部25が配置孔510に配設された状態で、該ハブ後端部25のカテーテル挿入口33と導入孔508とが連通するように構成されている。
本実施形態によれば、上述した方向転換デバイス200と同様の効果を奏することができる。また、連結部504に配置孔510を構成する第2装着部512と導入孔508とを形成し、前記配置孔510にハブ後端部25の一部を配設した状態で、カテーテル挿入口33と前記導入孔508とが連通するため、簡易な構成でカテーテル16のシャフト22をカテーテル挿入口33に確実に導入することができる。
本実施形態は、上述した構成に限定されない。例えば、配置孔510は、ハブ後端部25の全部が配設可能なように形成しても構わない。この場合、分岐コネクタ35及び分岐チューブ30と連結部504との干渉を避けるために、該連結部504に切欠が形成されることになる。
本発明は、上述した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
方向転換デバイスを構成する方向転換部は、平面視で略U字状に湾曲形成された構成に限定されず、任意の形状に構成することができる。すなわち、例えば、方向転換部は、平面視で略L字状に湾曲形成しても構わない。またスリットがある側を下側(患者側)にして用いてもよいし、上側(患者とは反対側)にして用いてもよい。
この場合、方向転換部を構成する第1装着部の軸線方向と第2装着部の軸線方向とは交差することになり、該第1装着部と該第2装着部にシースチューブが装着された状態で、該第1装着部に装着された部分を該シースチューブの先端方向に辿った第1方向と、該第2装着部に装着された部分を該シースチューブの先端方向に辿った第2方向とが異なるように、シースチューブが湾曲形状に保持されることになる。これにより、カテーテルをシースイントロデューサ内に挿入する際に該カテーテルを利き手で操作し易くすることができるので、該カテーテルを体内に効率的に挿入することができる。
10、10a〜10c、200、200a〜200c、300、400、500…方向転換デバイス
12、12A〜12D…医療機器組立体 16…カテーテル
18…シースイントロデューサ 22…シャフト
26…シースハブ 28…シースチューブ
30…分岐チューブ 33…カテーテル挿入口
42…テーパ部
44、86、202、240、302、402、502…方向転換部
46、70、80、99、220、230、246、504…連結部
48…係止部 50…第1配置孔(孔)
52…第1スリット
54、210、422、506…第2配置孔
56、212、426、518…第2スリット
58、88、242…第1装着部 60、404…中間部
62、90、208、244、306、406、512…第2装着部
64…孔 66…第1開口部
68、218…第2開口部
72、82、84、222、232、234…接続部
106…患者 107…右脚(体内)
108…浅大腿動脈 110…病変部
214、308、412…第3配置孔 310、416…切欠部
420…第4配置孔 510…配置孔

Claims (15)

  1. カテーテル前記カテーテルが挿通されるシースイントロデューサに装着される方向転換デバイスであって、
    前記カテーテルが摺動可能な状態で該カテーテルの一部に装着可能な第1装着部と、
    記シースイントロデューサの部に装着可能な第2装着部と、を備え、
    前記第1装着部の軸線方向と前記第2装着部の軸線方向とは、平面視で、互いに交差するか又は平行であり、
    前記第1装着部に前記カテーテルが摺動可能に装着されると共に前記第2装着部に前記シースイントロデューサが装着された状態で、前記第1装着部に装着された部分を前記カテーテルの先端方向に辿った第1方向と、前記第2装着部に装着された部分を前記シースイントロデューサの先端方向に辿った第2方向とが異なるように、前記カテーテル又は前記シースイントロデューサが湾曲形状になる、
    ことを特徴とする方向転換デバイス。
  2. 請求項1記載の方向転換デバイスにおいて、
    前記第1装着部に前記カテーテルが摺動可能に装着されると共に前記第2装着部に前記シースイントロデューサが装着された状態で、前記第1方向と前記第2方向とが互いに略逆方向となるように、前記カテーテル又は前記シースイントロデューサが湾曲形状になることを特徴とする方向転換デバイス。
  3. 請求項2記載の方向転換デバイスにおいて、
    前記第1装着部と前記第2装着部とを連結し両者の相対位置を保持する保持部をさらに備えることを特徴とする方向転換デバイス。
  4. 請求項3記載の方向転換デバイスにおいて、
    前記カテーテルのシャフト又は前記シースイントロデューサを構成するシースチューブが装着可能な中間部が前記保持部の一部又は全部を構成し、
    前記第1装着部、前記中間部、及び前記第2装着部を含む方向転換部が、平面視で略U字状に形成されていることを特徴とする方向転換デバイス。
  5. 請求項4記載の方向転換デバイスにおいて、
    前記方向転換部には、該方向転換部の一端面と他端面とに開口して前記シャフト又は前記シースチューブが配設可能な配置孔が形成され、
    前記方向転換部の外周面には、前記配置孔に連通するスリットが該方向転換部の全長にわたって形成されていることを特徴とする方向転換デバイス。
  6. 請求項5記載の方向転換デバイスにおいて、
    前記方向転換部は可撓性を有しており、
    前記スリットは、前記方向転換部の外周面から内周面に向かうに従って徐々に幅狭に形成されていることを特徴とする方向転換デバイス。
  7. 請求項5又は6に記載の方向転換デバイスにおいて、
    前記第1装着部の一端に接続され、且つ前記配置孔に連通すると共に該配置孔に向かってテーパ状に縮径した孔が形成されたテーパ部をさらに備えることを特徴とする方向転換デバイス。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項に記載の方向転換デバイスにおいて、
    前記第1装着部の側部と前記第2装着部の側部とを連結する連結部と前記中間部とが前記保持部の全部を構成し、
    前記連結部には、前記方向転換部の他端側が装着可能な1つ又は複数の接続部が形成されていることを特徴とする方向転換デバイス。
  9. 請求項記載の方向転換デバイスにおいて、
    前記シースイントロデューサは、体内に挿入可能なシースチューブと、
    前記シースチューブの基端に連結されたシースハブと、を有し、
    前記シースハブの基端面には、前記カテーテルが挿入可能なカテーテル挿入口が形成され、
    前記第2装着部は、前記シースハブが装着可能に形成されていることを特徴とする方向転換デバイス。
  10. 請求項記載の方向転換デバイスにおいて、
    前記シースハブには、分岐チューブが連結され、
    前記第2装着部には、前記シースハブが配設可能な配置孔が形成されており、
    該配置孔を構成する壁部には、前記分岐チューブが配設可能な切欠部が形成されていることを特徴とする方向転換デバイス。
  11. 請求項記載の方向転換デバイスにおいて、
    前記第1装着部に前記カテーテルが摺動可能に装着されると共に前記第2装着部に前記シースイントロデューサが装着された状態で、前記第1方向と前記第2方向とが互いに略逆方向となるように、前記カテーテル又は前記シースイントロデューサが湾曲形状になることを特徴とする方向転換デバイス。
  12. 請求項11記載の方向転換デバイスにおいて、
    前記第1装着部と前記第2装着部とを連結し両者の相対位置を保持する保持部をさらに備えることを特徴とする方向転換デバイス。
  13. 請求項12記載の方向転換デバイスにおいて、
    前記カテーテルを前記第1装着部から前記第2装着部に案内する中間部が前記保持部の一部又は全部を構成し、
    前記第1装着部、前記中間部、及び前記第2装着部を含む方向転換部が、平面視で略U字状に形成されていることを特徴とする方向転換デバイス。
  14. 請求項12記載の方向転換デバイスにおいて、
    前記保持部には、前記シースハブが配設可能な配置孔を構成する前記第2装着部と、
    前記配置孔に連通して前記カテーテルが摺動可能な導入孔と、が形成され、
    前記配置孔に前記シースハブが配設された状態で、前記カテーテル挿入口と前記導入孔とが連通することを特徴とする方向転換デバイス。
  15. カテーテルと、
    体内に挿入可能なシースチューブと該シースチューブの基端に設けられたシースハブとを有するシースイントロデューサと、
    前記カテーテル又は前記シースイントロデューサに装着される方向転換デバイスと、を備える医療機器組立体であって、
    前記方向転換デバイスは、請求項1〜14のいずれか1項に記載の方向転換デバイスであることを特徴とする医療機器組立体。
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