JP5924998B2 - ゲル状口腔用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、ゲル状口腔用組成物に関するものである。
近年、人々の清潔に対する志向が強くなってきており、中でも、特に、口臭への関心が高まってきている。
口臭を予防する手段としては、歯磨剤や洗口液による口腔内の洗浄が一般的である。
中でも洗口液は、手軽に口腔内ケアが行えることから、種々の洗口液が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
その口腔内ケアの手軽さから、外出先においても口腔内の洗浄が行えるように、洗口液を小分けにしたタイプのものも販売されている。
しかしながら、従来の洗口液では、小分けした容器を開ける際に内容物(洗口液)が溢れてしまい、十分に使い勝手が良いものではなかった。また、洗口液のような液状タイプのものでは、口腔内の汚れを十分に除去することができず、洗浄効果が低いといった問題があった。
特開2008−156251号公報
本発明の目的は、口腔内の洗浄効果が高く、口腔内の洗浄後に口腔内へ組成物が残存するのを抑制することが可能なゲル状口腔用組成物を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜()の本発明により達成される。
(1) 寒天と、ゼラチンと、水と、を含み、
寒天の配合量をA[wt%]、ゼラチンの配合量をB[wt%]としたとき、1≦B/A≦15の関係を満足し、
前記寒天の配合量は、0.1〜1.0wt%であり、
直径50mmの円筒形容器に高さ50mmに充填し、レオメーターにて、直径10mmの球状プランジャーを用い、刺入速度60mm/min、室温にて測定する時に得られるゼリー強度が10g以上150g以下であることを特徴とするゲル状口腔用組成物。
) 前記ゼラチンの配合量は、0.6〜3.0wt%である上記(1)に記載のゲル状口腔用組成物。
) 前記水の配合量をC[wt%]、前記寒天および前記ゼラチンの総配合量をD[wt%]としたとき、0.010≦D/C≦0.040の関係を満足する上記(1)または(2)に記載のゲル状口腔用組成物。
) 前記水の配合量は、50〜97wt%である上記(1)ないし()のいずれか1項に記載のゲル状口腔用組成物。
) ヒアルロン酸類をさらに含む上記(1)ないし()のいずれか1項に記載のゲル状口腔用組成物。
) 粉体をさらに含む上記(1)ないし()のいずれか1項に記載のゲル状口腔用組成物。
本発明によれば、口腔内に対する洗浄効果が高く、口腔内を洗浄した後に、組成物が口腔内に残存するのを抑制することが可能なゲル状口腔用組成物を提供することができる。また、外出先でも使い勝手の良好なゲル状口腔用組成物を提供することができる。
以下、本発明のゲル状口腔用組成物の好適な実施形態について詳細に説明する。
本発明のゲル状口腔用組成物は、流動性が抑制されたゲル状、すなわち、ゼリー状の洗口剤であって、寒天と、ゼラチンと、水と、を含み、寒天の配合量をA[wt%]、ゼラチンの配合量をB[wt%]としたとき、1≦B/A≦15の関係を満足する点に特徴を有している。
ところで、従来の液状の洗口剤(洗口液)を小分けして持ち運んだ場合、使用時に小分けした容器を開ける際に内容物(洗口液)が溢れてしまい、十分に使い勝手が良いものではなかった。また、洗口液のような液状タイプのものでは、口腔内の汚れを十分に除去することができず、洗浄効果が低いといった問題があった。
そこで、本発明者らは、このような問題に鑑み、鋭意検討した結果、寒天と、ゼラチンと、水と、を含み、寒天の配合量をA[wt%]、ゼラチンの配合量をB[wt%]としたとき、1≦B/A≦15の関係を満足するゲル状の口腔用組成物を用いることにより、使い勝手を非常に良好なものとし、かつ、口腔内の汚れを十分に除去することができることを見出した。また、このようなゲル状口腔用組成物を用いることにより、口腔内を洗浄後に、口腔内にゲル状口腔用組成物が残存する現象、いわゆる、口残りを抑制することができ、使用感を良好なものとすることができることを見出した。
すなわち、ゲル状であることから、小分けして持ち運んでも、小分け容器を開封する際に内容物が飛び出るのを防止することができる。また、口腔内の汚れを半固形のゲルにより容易に除去することができ、洗浄効果を非常に高いものとすることができる。また、上記のような寒天とゼラチンの配合量の関係を満たすことにより、口腔内を洗浄している最中、または、洗浄した後に、ゲルが崩壊し、口腔内において液状となり、口腔内から吐き出しやすくなる。このため、ゲル状口腔用組成物の口腔内への残存を効果的に抑制することができる。
なお、本発明において、寒天の配合量をA[wt%]、ゼラチンの配合量をB[wt%]としたとき、1≦B/A≦15の関係を満足するものであるが、4≦B/A≦11の関係を満足するのがより好ましい。これにより、本発明の効果をより顕著なものとすることができる。
以下、各成分について詳細に説明する。
[寒天]
寒天は、テングサ(天草)、オゴノリなどの紅藻類の粘液質を凍結・乾燥したものであり、本発明のゲル状口腔用組成物をゲル状とするのに必要な成分の1つである。
寒天としては、工業的手法により製造された粉末状の寒天を用いるのが好ましい。これにより、品質および物性が均一なゲル状口腔用組成物を得ることができる。
寒天の配合量は、0.1〜1.0wt%であるのが好ましく、0.2〜0.5wt%であるのがより好ましい。これにより、口残りの発生をより確実に抑制し、使用感をより向上させることができる。
[ゼラチン]
ゼラチンは、動物の皮膚や骨、腱等の結合組織の主成分であるコラーゲンに熱を加え、抽出したものであり、タンパク質を主成分とする成分である。また、ゼラチンは、上述した寒天と同様に、本発明のゲル状口腔用組成物をゲル状とするのに必要な成分の1つである。
本発明では、ゼラチンと、前述した寒天とを所定の配合比で水に溶解させることにより、口腔内の汚れを効果的に除去しつつ、口残りを効果的に抑制することができるゲル状口腔用組成物を提供することができる。
ゼラチンの配合量は、0.6〜3.0wt%であるのが好ましく、0.7〜2.5wt%であるのがより好ましい。これにより、口残りの発生をより確実に抑制し、使用感をより向上させることができる。
[水]
本発明のゲル状口腔用組成物は、水を含んでなるものである。
水の配合量は、50〜97wt%であるのが好ましく、80〜95wt%であるのがより好ましい。これにより、口腔内の洗浄中または洗浄後におけるゲルの崩壊性を特に良好なものとすることができる。
また、水の配合量をC[wt%]、前記寒天および前記ゼラチンの総配合量をD[wt%]としたとき、0.010≦D/C≦0.040の関係を満足するのが好ましく、0.015≦D/C≦0.021の関係を満足するのがより好ましい。このような関係を満足することにより、口腔内の洗浄中または洗浄後におけるゲルの崩壊性をさらに良好なものとすることができるとともに、口腔内の洗浄性をさらに向上させることができる。
[ヒアルロン酸類]
本発明のゲル状口腔用組成物は、上記成分の他、ヒアルロン酸類を含んでいてもよい。
ヒアルロン酸は、グリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種で、非常に高い保湿力を有する成分である。本発明において、ヒアルロン酸類とは、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体およびそれらの塩のことを指す。
このようなヒアルロン酸類を含むことにより、口腔内洗浄後における口腔内の乾燥を効果的に防止することができる。
このようなヒアルロン酸類としては、取り扱いのし易さから、ヒアルロン酸の塩、ヒアルロン酸誘導体の塩を用いるのが好ましい。
ヒアルロン酸類の配合量は、0.0001〜0.5wt%であるのが好ましく、0.01〜0.05wt%であるのがより好ましい。これにより、ゲル状口腔用組成物の使用感をより良好なものとすることができる。
[その他の成分]
本発明のゲル状口腔用組成物は、上記成分以外の成分、例えば、湿潤剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、香料、薬用成分、紛体等が含まれていてもよい。
湿潤剤としては、例えば、グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、ソルビット、マルチトール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、キシリトール等の多価アルコール等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
湿潤剤の配合量は、特に限定されないが、1〜60wt%であるのが好ましく、5〜50wt%であるのがより好ましい。
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、アルキルスルホコハク酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸モノグリセリンスルホン酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−アシルグルタメート等のN−アシルアミノ酸塩、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム等のアミノ酸系両性活性剤、マルチトール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
界面活性剤の配合量は、特に限定されないが、0.1〜10.0wt%であるのが好ましく、0.5〜5.0wt%であるのがより好ましい。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、アスパルテーム、トレハロース、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
甘味剤の配合量は、特に限定されないが、0.005〜5.0wt%であるのが好ましく、0.01〜3.0wt%であるのがより好ましい。
防腐剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラベン類、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
防腐剤の配合量は、その種類等によって異なるが、0.005〜5.0wt%であるのが好ましく、0.01〜3.0wt%であるのがより好ましい。
香料成分としては、l-メントール、アネトール、メントン、シネオール、リモネン、カルボン、メチルサリシレート、エチルブチレート、オイゲノール、チモール、シンナミックアルデヒド、トランス-2-ヘキセナール等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。これらの成分は単品で配合してもよいが、これらを含有する精油等を配合してもよい。また、上記香料成分に加え、脂肪族アルコールやそのエステル、テルペン系炭化水素、フェノールエーテル、アルデヒド、ケトン、ラクトン等の香料成分、精油を本発明の効果を妨げない範囲で配合してもよい。
香料成分の配合量は、特に限定されないが、0.02〜2wt%であるのが好ましく、0.05〜1.5wt%であるのがより好ましい。
薬用成分としては、モノフルオロホスフェイト、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ゼオライト、ヒノキチオール、クロルヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化デカリニウム、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、ビサボロール、アスコルビン酸および/またはその誘導体、酢酸トコフェロール、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸、アルミニウムヒドロキシルアラントイン、乳酸アルミニウム、ジヒドロコレステロール、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸塩類、銅クロロフィリン塩、グァイアズレンスルホン酸塩、デキストラナーゼ、塩酸ピリドキシン、ゼオライト等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を配合することができる。
粉体としては、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、ピロリン酸カルシウム、炭、無水ケイ酸、含水ケイ酸、結晶セルロース等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
粉体を含むことにより、口腔内における洗浄性をさらに向上させることができる。
粉体の配合量は、特に限定されないが、0.1〜10.0wt%であるのが好ましく、0.5〜5.0wt%であるのがより好ましい。
また、上述した成分の他にも、例えば、青色1号等の色素、酸化チタン等の顔料、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、チャエキス、チャ乾留液、グルタミン酸ナトリウム等の矯味剤等を含んでいてもよい。
また、調整した試料(ゼリー)を直径50mmの円筒形容器に高さ50mmに充填し、直線運動により物質の圧縮応力を測定することが可能な装置(レオメーター)にて、直径10mmの球状プランジャーを用い、刺入速度60mm/min、室温にて測定する時に得られるゼリー強度(破断強度)が10g以上150g以下であるのが好ましく、10g以上100g以下であるのがより好ましい。ゼリー強度が前記下限値未満であると、口腔内における使用量によっては、十分な洗浄効果が得られない場合がある。一方、ゼリー強度が前記上限値を超えると、口腔内での使用が困難となる場合がある。
なお、上記成分を組み合わせた本発明のゲル状口腔用組成物は、水に、各成分を溶解させることにより製造することができる。
以上、本発明のゲル状口腔用組成物について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明のゲル状口腔用組成物には、前述した成分の他に、任意の機能を有する成分を配合することができる。
次に、本発明の具体的実施例について説明する。
(実施例1)
下記1〜9の成分(単位:wt%)を用いて、常法によりゲル状洗口剤(ゲル状口腔用組成物)を製造した。
1.寒天(カンテン末) : 0.2
2.ゼラチン : 1.5
3.蒸留水 :86.1
4.ヒアルロン酸ナトリウム : 0.01
5.濃グリセリン :10.0
6.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 : 2.0
(PEG−60水添ヒマシ油)
7.メントール : 0.1
8.香料 : 0.07
9.サッカリンナトリウム : 0.02
(実施例2〜9)
カンテン、ゼラチン、蒸留水、ヒアルロン酸ナトリウムの配合量を表1に示すように変更した以外は、前記実施例1と同様にしてゲル状洗口剤を製造した。
(実施例10、11)
カンテン、ゼラチン、蒸留水、ヒアルロン酸ナトリウムの配合量を表1に示すように変更し、さらに、粉体として、炭を表1に示す配合量で添加した以外は、前記実施例1と同様にしてゲル状洗口剤を製造した。
(比較例1〜3)
カンテン、ゼラチン、蒸留水、ヒアルロン酸ナトリウムの配合量を表1に示すように変更した以外は、前記実施例1と同様にしてゲル状洗口剤を製造した。
(比較例4)
下記1〜7の成分(単位:wt%)を用いて、常法により液状の洗口剤を製造した。
1.蒸留水 :87.8
2.ヒアルロン酸ナトリウム : 0.01
3.濃グリセリン :10.0
4.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 : 2.0
(PEG−60水添ヒマシ油)
5.メントール : 0.1
6.香料 : 0.07
7.サッカリンナトリウム : 0.02
各実施例および各比較例の各成分の配合量等を表1に示す。また、表中、ヒアルロン酸ナトリウムをヒアルロン酸Na、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油をPOEヒマシ油、サッカリンナトリウムをサッカリンNaと示した。
Figure 0005924998
<評価>
[洗浄性及び洗口のし易さ評価]
各実施例および各比較例の洗口剤10gを口に含み、歯間部を通過させるようにしながら洗口した。その後、洗浄感、洗口のし易さについて下記の基準に従い評価した。
・洗浄性
5 ;洗浄感がかなりある。
4 ;洗浄感がややある。
3 ;わからない。
2 ;洗浄感があまりない。
1 ;洗浄感が全くない。
・洗口のし易さ
5 ;使いやすい。
4 ;やや使いやすい。
3 ;わからない。
2 ;やや使いにくい。
1 ;使いにくい。
[保湿度評価]
被験者10名に対し、ヒト前腕内側部に各組成物を0.02g塗布し、塗布前後の塗布部位の水分量を測定し、水分量の差の平均値を比較して下記の基準に従い評価した。水分量は、スキコン−200(アイ・ビー・エス社製)を用い、プローブを被験部位に垂直にあてて肌伝導度(=水分含量)を塗布前、塗布後1、3、5時間後と経時的に測定した。測定値が高いほど水分含量が高いことを示す。
なお、保湿度とは、塗布後の肌伝導度から塗布前の肌伝導度を引いたものをいう。
4 ;塗布後1時間の保湿度が200μS以上で、かつ5時間保持する。
3 ;塗布後1時間の保湿度が200μS以上。
2 ;塗布後1時間の保湿度が100μS以上〜200μS未満。
1 ;塗布後1時間の保湿度が100μS未満。
[液状への変化度評価]
各実施例および各比較例の洗口剤10gを試験管に測り取り、疑似唾液としての蒸留水を5g添加し、これをVORTEX−GENIE 2(SCIENTIFIC INDUSTRIES社製)にて20秒間撹拌した。その後1.70mmメッシュを通過させ、メッシュ上に残った固形分を濾別し、残存固形分率を測定し、以下の基準に従い評価した。
5 ;残存率が5%よりも小さい。
4 ;残存率が5%以上10%よりも小さい。
3 ;残存率が10%以上20%よりも小さい。
2 ;残存率が20%以上30%よりも小さい。
1 ;残存率が30%以上。
[総合評価]
各実施例および各比較例において、上記各評価における評価値を合計し、以下の基準に従って評価した。
◎ ;評価値の合計が18〜19である。
○ ;評価値の合計が14〜17である。
× ;評価値の合計が13以下である。
以上の評価結果を、表1に合わせて示す。
表1から明らかなように、各実施例で得られたゲル状口腔用組成物は、洗浄性、使い易さ、保湿度に優れるとともに、ゼリー状の固形物残りもほとんど見られなかった。
これに対し、各比較例で得られた口腔用生成物では、満足な結果が得られなかった。

Claims (6)

  1. 寒天と、ゼラチンと、水と、を含み、
    寒天の配合量をA[wt%]、ゼラチンの配合量をB[wt%]としたとき、1≦B/A≦15の関係を満足し、
    前記寒天の配合量は、0.1〜1.0wt%であり、
    直径50mmの円筒形容器に高さ50mmに充填し、レオメーターにて、直径10mmの球状プランジャーを用い、刺入速度60mm/min、室温にて測定する時に得られるゼリー強度が10g以上150g以下であることを特徴とするゲル状口腔用組成物。
  2. 前記ゼラチンの配合量は、0.6〜3.0wt%である請求項1に記載のゲル状口腔用組成物。
  3. 前記水の配合量をC[wt%]、前記寒天および前記ゼラチンの総配合量をD[wt%]としたとき、0.010≦D/C≦0.040の関係を満足する請求項1または2に記載のゲル状口腔用組成物。
  4. 前記水の配合量は、50〜97wt%である請求項1ないしのいずれか1項に記載のゲル状口腔用組成物。
  5. ヒアルロン酸類をさらに含む請求項1ないしのいずれか1項に記載のゲル状口腔用組成物。
  6. 粉体をさらに含む請求項1ないしのいずれか1項に記載のゲル状口腔用組成物。
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