JP5924141B2 - 印刷データ管理装置、画像形成装置、印刷システム、印刷データ管理方法及び印刷データ管理プログラム - Google Patents

印刷データ管理装置、画像形成装置、印刷システム、印刷データ管理方法及び印刷データ管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5924141B2
JP5924141B2 JP2012130596A JP2012130596A JP5924141B2 JP 5924141 B2 JP5924141 B2 JP 5924141B2 JP 2012130596 A JP2012130596 A JP 2012130596A JP 2012130596 A JP2012130596 A JP 2012130596A JP 5924141 B2 JP5924141 B2 JP 5924141B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
print data
requested
data
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012130596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013252675A (ja
Inventor
天田 端思
端思 天田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012130596A priority Critical patent/JP5924141B2/ja
Publication of JP2013252675A publication Critical patent/JP2013252675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5924141B2 publication Critical patent/JP5924141B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Description

本発明は、印刷データ管理装置、画像形成装置、印刷システム、印刷データ管理方法及び印刷データ管理プログラムに関し、詳細には、印刷データの期限管理を行なう印刷データ管理装置、画像形成装置、印刷システム、印刷データ管理方法及び印刷データ管理プログラムに関する。
複写装置、プリンタ装置、複合装置等の画像形成装置は、従来、受け付けた印刷データを印刷キューに印刷ジョブとして、受け付け順に登録して、印刷キューの印刷ジョブを順次実行するという印刷データ管理を行なっている。
画像形成装置は、この印刷ジョブの実行処理において、用紙トレイに収納されている印刷資材である複数枚の用紙(被記録媒体)を1枚ずつ画像形成部に搬送して、画像形成部で印刷ジョブの印刷データに基づいて該用紙に画像を印刷し、印刷の完了した用紙を排紙スタッカ上に順次積み重ねるようにして排出する。
ところが、画像形成装置は、印刷ジョブに基づく印刷処理においては、印刷ジョブの印刷ページ数と印刷部数を乗算した使用枚数(要求枚数)だけ用紙に印刷を行なうが、用紙トレイ上に収納されている収納枚数が不足していると、すなわち、使用枚数が収納枚数よりも多いときには、印刷処理を完了することができず、印刷が途中で停止状態となる(特許文献1参照)。
そこで、従来、記憶手段に記憶した画像形成ジョブが画像形成に使用する画像形成媒体の使用量と、媒体収納部の画像形成媒体の残量と、を特定し、該使用量と該残量に基づき、画像形成ジョブの実行順序を決定する技術が提案されている(特許文献2参照)。
すなわち、画像形成装置においては、通常、印刷データの受け付け順に印刷ジョブを設定して印刷キューに登録することで、印刷キューに登録されている順序で印刷ジョブを実行する。ところが、この従来技術は、受け付け順に印刷ジョブを印刷キューに登録していくと、途中で、印刷資材の不足によって印刷処理自体が停止してしまい、停止した印刷ジョブよりも後の順番であることを理由に、先に実行していれば、最後まで印刷が完了する印刷ジョブが存在しても、受け付け順に実行することによって印刷が行われない事態を防止するために、印刷ジョブで使用する資材の量と画像形成装置にセットされている資材残量の比較に基づいて、印刷ジョブの実行順序を決定することで、資材の不足によって印刷が途中で止まることなく最後まで実行できる順番に印刷ジョブの実行順序を決定して、利用性の向上を図っている。
しかしながら、上記従来技術にあっては、印刷ジョブで使用する資材の量と画像形成装置にセットされている資材残量の比較に基づいて、印刷ジョブの実行順序を決定しているのみであるため、利用性をさらに向上させる上で、改良の必要があった。
すなわち、印刷ジョブには、印刷完了期限(以下、適宜、単に、納期という。)が設定されている印刷ジョブがあり、このような納期の設定されている印刷ジョブが、印刷資材の不足を理由に、保留されたり、印刷順序が後回しにされると、納期内に印刷を完了することができない事態が発生するおそれがあった。
そこで、本発明は、印刷資材の不足を理由に、印刷が途中で停止する事態の発生を防止しつつ、要求されている印刷完了期限を考慮した印刷データの管理を行なうことを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の印刷データ管理装置は、印刷データの印刷先の備えている被記録媒体等の印刷資材の保有情報を保有印刷資材情報として取得する保有印刷資材情報取得手段と、印刷データから該印刷データの実行に際して被記録媒体等の印刷資材の必要情報を要求印刷資材情報として取得する要求印刷資材情報取得手段と、印刷データを受け付けて所定順序に印刷キューに登録して該印刷データの印刷順序を該印刷キューの順序で管理する印刷データ管理手段と、前記印刷キューに登録された印刷データの前記要求印刷資材情報と該印刷データの該印刷キューへの登録位置より前の印刷データの該要求印刷資材情報及び前記保有印刷資材情報に基づいて印刷可否判定を行なう印刷可否判定手段と、前記印刷可否判定手段が印刷不可と判定した前記印刷データを、前記印刷キューから外して保留データ記憶手段に保留印刷データとして保留させる保留手段と、少なくとも前記保留データ記憶手段に保留されている前記保留印刷データに対して要求されている印刷完了期限情報を要求印刷完了期限情報として取得する要求印刷完了期限情報取得手段と、現在時間と前記保留印刷データの前記要求印刷完了期限情報に基づいて、現在時間が該要求印刷完了期限情報に対して所定の印刷完了残時間になると、該保留印刷データを前記印刷キューに戻す復帰手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、印刷資材の不足を理由に、印刷が途中で停止する事態の発生を防止しつつ、要求されている印刷完了期限を考慮した印刷データの管理を行なうことができる。
本発明の一実施例を適用した印刷システムのシステム構成図。 印刷データのデータ構成の一例を示す図。 印刷装置のブロック構成図。 納期残時間設定画面の一例を示す図。 本実施例による印刷ジョブの印刷キューと保留及び保留解除の説明図。 保留解除判定処理を示すフローチャート。 保留ジョブの印刷キューへの復帰先の説明図。 資材要件のみによる保留解除判定処理を示すフローチャート。 資材要件のみによる印刷ジョブの印刷キューと保留及び保留解除の説明図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図9は、本発明の印刷データ管理装置、画像形成装置、印刷システム、印刷データ管理方法及び印刷データ管理プログラムの一実施例を示す図であり、図1は、本発明の印刷データ管理装置、画像形成装置、印刷システム、印刷データ管理方法及び印刷データ管理プログラムの一実施例を適用した印刷システム1のシステム構成図である。
図1において、印刷システム1は、印刷装置(画像形成装置)PrとホストコンピュータPcが有線または無線の所定の通信回線であるLAN(Local Area Network)、インターネット等のネットワークNWで接続されており、印刷装置Pr及びホストコンピュータPcは、図1では、1台ずつ記載されているが、これらの台数は、制限がなく、何台であってもよい。
ホストコンピュータPcは、通常のハードウェア構成とソフトウェア構成のパーソナルコンピュータ等が用いられ、OS(Operating System)上に、文書作成ソフトウェア、図形作成ソフトウェア、表計算ソフトウェア、データベースソフトウェア等の各種アプリケーションソフトウェア(以下、単に、ソフトウェアという。)を搭載しており、これらのソフトウェアで作成された文書の印刷命令がソフトウェアから発行されると、OSを通してプリンタドライバに渡す。
プリンタドライバは、ネットワークNWに接続されている印刷装置Prに対応するドライバがインストールされており、プリンタドライバは、ユーザによる各印刷装置Prに対応する印刷設定を可能とするとともに、文書データから印刷データを生成して、通信I/OからネットワークNWを介して印刷装置Prに送信する。
このホストコンピュータPcから印刷装置Prに送信される印刷データは、図2に示すように、ジョブヘッダと画像データ(印刷データ本体)を含んでおり、ジョブヘッダは、さらに、用紙情報(A4、A3等の用紙サイズ等)、部数(印刷部数)、色指定、折り情報(後処理としての折り処理を行なうのか、行なう場合どのような折り処理を行なうのかの指定情報)、綴じ情報(後処理としての綴じ処理を行なうのか、行なう場合どのような綴じ処理を行なうのかの指定情報)、面付け情報(後処理としての面付け処理を行なうのか、行なう場合どのような面付け処理を行なうのかの指定情報)、納期情報(納期の有無、納期があるときには、その納期情報)等が記述されている。
印刷装置Prは、プリンタ装置、複写装置、複合装置等の画像形成装置であって、画像形成装置としての通常のハードウェア構成とソフトウェア構成を備え、ソフトウェアとして、ファームウェア上に、画像形成装置としての基本ソフトウェア及び本発明の印刷データ管理プログラムが導入されている。
そして、印刷装置Prは、図3に示すように、ハードウェアとしての印刷部10や図示しないコントローラや操作表示部等を搭載しているとともに、図示しないコントローラのメモリ(ROM(Read Only Memory)、バックアップされたRAM(Random Access Memory)、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)、ハードディスク等)に、印刷装置Prとしての基本プログラム及び本発明の印刷データ管理方法が導入されることで、印刷装置Prとしての基本機能を実行する各部が構築されるとともに、図3に示す通信部11、ジョブ利用資材判定部12、納期情報抽出部13、納期情報記憶部14、納期残時間判定部15、印刷可否判定部16、資材残量検知部17、保留ジョブデータ記憶部18、印刷ジョブデータ記憶部19、保留解除指示部20、納期残時間指示部21及び納期残時間記憶部22等が構築されている。
すなわち、印刷装置Prは、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の印刷データ管理方法を実行する印刷データ管理プログラムを読み込んで上記ROM等に導入することで、後述する印刷データを納期切れを防止しつつ効率的に印刷処理する印刷データ管理方法を実行する画像形成装置として構築されている。この印刷データ管理プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
印刷部(印刷部、印刷先)10は、詳細には図示しないが、所定の印刷方式、例えば、電子写真方式またはインク噴射方式等で用紙(被記録媒体)に画像を印刷出力する画像形成部、複数枚の用紙を収納可能な用紙トレイを少なくとも1つ備え、該用紙トレイから用紙を1枚ずつ画像形成部に搬送する用紙搬送部、用紙搬送部によって用紙トレイから搬送されて画像形成部で画像の形成が完了した用紙が排紙搬送部によって搬送されてきて載置される排紙スタッカ等を備えているとともに、用紙トレイに収納されている用紙の枚数である収納残枚数を検出する収納残枚数検出部、該用紙トレイに収納されている用紙のサイズを検出する用紙サイズ検出部及び用紙の種別(厚紙、通常紙、薄紙等)等の印刷部10が保有している保有印刷資材情報を検出する資材情報検知部(保有印刷資材情報取得手段)17を備えている。なお、この資材情報検知部17は、保有印刷資材情報として検出するのは、用紙残枚数、用紙サイズ、用紙種別に限るものではなく、例えば、印刷に用いる印刷材(例えば、トナー、インク等)の残量である印刷材残量等についても検出してもよいし、排紙スタッカ上に排出されて取り除かれないで載置されている印刷済み用紙の排出載置枚数をも検出してもよい。
通信部11は、上記ネットワークNWを介してホストコンピュータPcに接続されており、ホストコンピュータPcから印刷データが送信されてくると、該印刷データをジョブ利用資材判定部12と納期情報抽出部13に渡す。
ジョブ利用資材判定部(要求印刷資材情報取得手段)12は、印刷データのジョブヘッダから用紙情報、部数等の該印刷データの印刷処理を実行するのに必要な印刷資材である要求印刷資材情報を取得して、要求印刷資材情報を印刷データとともに印刷可否判定部16に出力する。
納期情報抽出部(要求印刷完了期限情報取得手段)13は、通信部11の受信した印刷データのジョブヘッダに納期情報(要求印刷完了期限情報)が含まれているときには、該納期情報(要求印刷完了期限情報)を該ジョブヘッダから取得して、納期情報記憶部14に格納する。納期情報記憶部14は、NVRAM等で構成され、納期情報抽出部13の取得した印刷データの納期情報を記憶して、納期残時間判定部15によって適時に読み出される。この納期情報は、例えば、何年何月何日何時何分等のように、印刷データの印刷完了期限を要求指定する情報である。
納期残時間指示部21は、図示しない操作表示部の操作キー等で構成され、印刷データの納期に対する猶予時間である納期残時間(印刷完了残時間)がユーザによって適宜設定入力されて、該納期残時間情報を納期残時間記憶部22に格納する。納期残時間記憶部22は、NVRAM等で構成され、納期残時間指示部21で設定入力された納期残時間情報を記憶して、納期残時間判定部15によって適時に読み出される。なお、この納期残時間情報は、初期納期残時間情報が予め納期残時間記憶部22に格納されており、納期残時間指示部21のユーザによる操作によって適宜変更することができるようになっている。
納期残時間判定部15は、納期情報記憶部14に記憶されている印刷データの納期情報と納期残時間記憶部22に記憶されている納期残時間に基づいて、納期情報までの残時間が納期残時間になったか、すなわち、現在時間から印刷データの納期までの残時間が納期残時間になったか否かを比較結果として、印刷可否判定部16及び印刷ジョブデータ記憶部19に出力する。
また、納期残時間判定部15は、後述する保留ジョブデータ記憶部19に記憶されている印刷データである保留ジョブデータの納期情報と納期残時間記憶部22に記憶されている納期残時間に基づいて、納期情報が納期残時間になったか、すなわち、保留ジョブデータの納期までの残時間が納期残時間になったか否かを比較結果として、印刷可否判定部16及び印刷ジョブデータ記憶部19に出力する。
印刷可否判定部16は、ジョブ利用資材判定部12からの要求印刷資材情報及び資材情報検知部17の検出した保有印刷資材情報(用紙トレイに収納されている用紙の用紙サイズ、用紙残枚数等)が入力されるとともに、納期残時間判定部15から上記納期情報までの残時間が納期残時間になったか否かの比較結果が入力され、該残時間が納期残時間になっていないときには、保有印刷資材情報と要求印刷資材情報に基づいて印刷可否判定を行う。
すなわち、印刷可否判定部16は、該残時間が納期残時間になっていないときには、保有印刷資材情報の示している保有印刷資材量が要求印刷資材情報の示している要求印刷資材量を比較して、保有印刷資材情報が要求印刷資材情報以上であると、該印刷データの印刷が可能であると判定して、該印刷データを、印刷ジョブデータ記憶部19に印刷中データとして、印刷キューに登録する。印刷可否判定部16は、印刷キューデータに印刷データを登録する際に、該印刷データの納期情報と印刷ジョブデータ記憶部19に登録されている印刷中データ、すなわち、印刷キューに登録されている全ての印刷データの納期情報とを比較して、該印刷キューの印刷データの納期情報に応じた印刷キュー位置に該印刷データを登録する。特に、印刷可否判定部16は、印刷部10の印刷速度と、登録対象の印刷データのデータ量および印刷キューに登録されている各印刷データのデータ量から各印刷データの印刷に要する印刷時間(以下、印刷所要時間という。)を算出して、該印刷データを納期までに印刷完了することのできる印刷キュー位置に登録する。
また、印刷可否判定部16は、該残時間が納期残時間になっていないときには、上記保有印刷資材情報の示している保有印刷資材量が上記要求印刷資材情報の示している要求印刷資材量未満であると、該印刷データの印刷が不可能であると判定して、該印刷データを、保留ジョブデータ記憶部18に保留ジョブデータとして登録する。
さらに、印刷可否判定部16は、上記残時間が上記納期残時間未満になっているときには、上記保有印刷資材情報の示している保有印刷資材量が上記要求印刷資材情報の示している要求印刷資材量未満であっても、該印刷データの納期を遵守するために、該印刷データを、該印刷データを、印刷ジョブデータ記憶部19に印刷中データとして、印刷キューに登録する。
保留ジョブデータ記憶部(保留データ記憶手段)18は、ハードディスク、NVRAM等の不揮発性メモリで構成され、印刷可否判定部16が印刷不可と判定した印刷データを保留ジョブデータとして記憶する。
なお、上記保有印刷資材情報と要求印刷資材情報の説明は、印刷資材の量についてのみではなく、要求資材が保有資材に含まれているか、例えば、A3サイズの用紙が要求資材として存在する場合、A4サイズの用紙のみが保有資材として存在するときには、保有資材情報は、要求資材情報を満たしていないこととなる。
保留解除指示部20は、図示しない操作表示部の操作キー等で構成され、ユーザによって、保留ジョブデータ記憶部18に保管されている保留ジョブデータを指定して該保留ジョブデータの保留解除を指示操作が行われると、該印刷可否判定部16が該保留ジョブデータ記憶部18の保留ジョブデータを印刷ジョブデータ記憶部19に印刷中データとして、印刷キューに登録する。
また、納期残時間判定部15は、保留ジョブデータ記憶部18に保留された印刷ジョブである保留ジョブデータの納期管理を行い、該保留ジョブデータの納期までの残時間が納期残時間未満になると、印刷可否判定部16にその旨を通知する。印刷可否判定部16は、残時間が納期残時間未満である保留ジョブデータがあることが通知されると、保留ジョブデータ記憶部18の該保留ジョブデータである印刷データを、印刷ジョブデータ記憶部19に印刷中データとして、印刷キューに登録する。
印刷ジョブデータ記憶部19は、ハードディスク、NVRAM等の不揮発性メモリで構成され、印刷キューに登録された印刷データを、順次、印刷部10に渡して、印刷部10で印刷出力させる。
上記印刷可否判定部16は、印刷データを受け付けて所定順序に印刷キューに登録して該印刷データの印刷順序を該印刷キューの順序で管理する印刷データ管理手段、印刷キューに登録された印刷データの前記要求印刷資材情報と該印刷データの該印刷キューへの登録位置より前の印刷データの該要求印刷資材情報及び前記保有印刷資材情報に基づいて印刷可否判定を行なう印刷可否判定手段及び印刷不可と判定した前記印刷データを、前記印刷キューから外して保留ジョブデータ記憶部18に保留ジョブデータ(保留印刷データ)として保留させる保留手段として機能し、また、納期残時間判定部15と印刷可否判定部16は、全体として、現在時間と保留ジョブデータの納期情報(印刷完了期限情報)に基づいて、現在時間(残時間)が該納期情報に対して所定の納期残時間(印刷完了残時間)になると、該保留ジョブデータを印刷キューに戻す復帰手段として機能している。
なお、少なくとも、上記ジョブ利用資材判定部12、納期情報抽出部13、納期情報記憶部14、納期残時間判定部15、印刷可否判定部16、資材情報検知部17、保留ジョブデータ記憶部18及び印刷ジョブデータ記憶部19は、全体として、印刷データ管理部(印刷データ管理装置)30を構成しており、印刷データ管理部30は、さらに、保留解除指示部20、納期残時間指示部21及び納期残時間記憶部22を備えていてもよい。
次に、本実施例の作用について説明する。本実施例の印刷システム1は、印刷装置PrがホストコンピュータPcから送られてきた印刷データに対して、印刷資材の不足を理由に、印刷が途中で停止する事態の発生を防止しつつ、要求されている印刷完了期限を考慮した印刷データの管理を行なう。
すなわち、印刷装置Prは、印刷データを受け取ると、該印刷データを、印刷資材情報に基づいて印刷可否判定を行なって、印刷可能な印刷データのみを印刷キューに納期情報に応じた順序で登録するとともに、印刷不可能な印刷データを保留ジョブデータとして保留にして、印刷資材情報が印刷可能な状態になるか、納期情報までの残時間が納期残時間になると、印刷キューに登録して、納期を確保する。
具体的には、印刷装置Prは、通信部11がホストコンピュータPcから印刷データを受信すると、ジョブ利用資材判定部12が、印刷データのジョブヘッダから用紙情報、部数等の要求印刷資材情報を取得して、要求印刷資材情報を印刷データとともに印刷可否判定部16に出力し、納期情報抽出部13が、印刷データのジョブヘッダに納期情報が含まれているときには、該納期情報を該ジョブヘッダから取得して、納期情報記憶部14に格納する。
一方、印刷装置Prは、納期残時間指示部21でユーザによって納期残時間が指示操作されると、該納期残時間を、納期残時間記憶部22に記憶する。
具体的には、印刷装置Prは、操作表示部の操作キーである納期残時間指示部21がキー操作されると、例えば、図4に示すような納期残時間設定画面G1を、操作表示部のディスプレイに表示し、数字ボタンのタッチ操作等によって、保留状態となっている保留ジョブデータを復帰させる納期残時間が設定操作されると、納期残時間記憶部22に該納期残時間を記憶する。なお、図4では、36時間が納期残時間として設定されている状態が示されている。
そして、印刷装置Prは、納期残時間判定部15が、納期情報記憶部14に記憶されている印刷データの納期情報と納期残時間記憶部22に記憶されている納期残時間を比較して、納期情報の納期までの残時間が納期残時間になったか否かの比較結果を、印刷可否判定部16及び印刷ジョブデータ記憶部19に出力する。
印刷可否判定部16は、ジョブ利用資材判定部12から要求印刷資材情報及び資材情報検知部17の検出した保有印刷資材情報(用紙トレイに収納されている用紙の用紙サイズ、用紙残枚数等)が入力されるとともに、納期残時間判定部15から上記納期情報までの残時間が納期残時間になったか否かの比較結果が入力され、該残時間が納期残時間になっていないときには、保有印刷資材情報と要求印刷資材情報に基づいて印刷可否判定を行う。
すなわち、印刷可否判定部16は、残時間が納期残時間になっていないときには、保有印刷資材情報の示している保有印刷資材量が要求印刷資材情報の示している要求印刷資材量以上であると、該印刷データの印刷が可能であると判定して、該印刷データを、印刷ジョブデータ記憶部19に印刷中データとして、印刷キューに登録する。
一方、印刷可否判定部16は、該残時間が納期残時間になっておらず、上記保有印刷資材情報の示している保有印刷資材量が上記要求印刷資材情報の示している要求印刷資材量未満であると、該印刷データの印刷が不可能であると判定して、該印刷データを、保留ジョブデータ記憶部18に保留ジョブデータとして登録する。
すなわち、印刷装置Prは、図5に示すように、いま、ジョブ1からジョブ7が順次ホストコンピュータPcから送られてきて、ジョブ1からジョブ7の納期が、ジョブ1からジョブ1の順であって、ジョブ1、ジョブ2及びジョブ4からジョブ7の資材情報である用紙サイズがA4、ジョブ3の用紙サイズのみがA3であり、印刷部10の用紙トレイには、A4の用紙のみがセットされていたとすると、印刷可否判定部16は、ジョブ3の印刷可否判定において、要求印刷資材情報と保有印刷資材情報を比較して、A3サイズの用紙が用紙トレイにセットされていない、すなわち、要求印刷資材情報を保有印刷資材情報が満たしていないため、印刷不可と判定して、ジョブ3を保留ジョブデータ記憶部18に保留ジョブデータとして保管する(P1)。
したがって、保有印刷資材を越える要求印刷資材を要求する印刷データを印刷キューから外すので、保有印刷資材を越える要求印刷資材を要求する印刷データが印刷キューに登録されて、要求印刷資材が補給されるまで、全ての印刷ジョブの実行が停止することを防止することができ、利用性を向上させることができる。
そして、印刷装置Prは、ジョブ3よりも後のジョブ4以降についても、上記処理を順次実行して、印刷キューに登録または保留ジョブデータとして登録するが、この処理に並行して、図6に示すように、保留ジョブデータ記憶部18に保管した保留ジョブデータに対して、適宜のチェック周期で、資材有無と残時間をチェックして保留解除の適否を行なう保留解除判定処理を行なう。
すなわち、印刷装置Prは、図6に示すように、所定時間周期毎に、印刷可否判定部16が、資材情報検知部17の検知する保有印刷資材情報と保留ジョブデータ記憶部18の保留ジョブデータの要求印刷資材情報を取得して、資材有無判定、すなわち、保有印刷資材情報が要求印刷資材情報を満たしているか判定し(ステップS101)、保有印刷資材情報が要求印刷資材情報を満たしていないとき(ステップS101で、NOのとき)には、納期残時間判定部15が、保留ジョブデータ記憶部18に保管されている保留ジョブデータの納期情報を取得して、現在時間から納期情報の納期までの残時間を算出し、該残時間が納期残時間記憶部22に記憶されている納期残時間未満であるかチェックして、チェック結果を印刷可否判定部16に出力する(ステップS102)。
ステップS102で、残時間が納期残時間以上であるとき(ステップS102で、NOのとき)には、印刷可否判定部16は、保留ジョブデータの保留状態を解除する条件が満たされていないと判断して、そのまま保留解除判定処理を終了する。
ステップS102で、納期残時間判定部15の判定結果が、残時間が納期残時間未満であるとき(ステップS102で、YESのとき)には、印刷可否判定部16は、該残時間が納期残時間未満となった保留ジョブデータの保留を解除して、印刷ジョブデータ記憶部19の印刷キューに登録して、該印刷キューの順番に印刷に供する(ステップS103)。
なお、印刷可否判定部16は、図5に示すように、この印刷キューへの保留ジョブデータ(印刷ジョブ)の登録では、該保留ジョブデータ及び印刷キューに既に登録されている印刷データの印刷に要する時間である印刷所要時間を考慮して、納期までに印刷が完了するジョブ位置に該印刷データを登録する(P2)。具体的には、図7に示すように、印刷キューに登録されている他の印刷ジョブの納期を比較して、保留ジョブデータの印刷キューへの復帰位置を設定して、復帰させるが、該保留ジョブデータの印刷に要する時間(印刷所要時間)、復帰させる位置よりも前の印刷ジョブの印刷に要する時間(印刷所要時間)を求めて、確実に保留ジョブデータの印刷が納期までに完了する位置に復帰させる。
したがって、保留ジョブデータを該保留ジョブデータの納期情報に基づいて管理して、納期を遵守できるように印刷キューに復帰させることができ、利用性を向上させつつ、納期を遵守することができる。
そして、印刷装置Prは、資材条件が満たされていないにもかかわらず、印刷キューに登録した印刷ジョブが印刷開始タイミングになると、満たされていない資材条件を満たすように要求するメッセージ、例えば、図5では、A3の用紙の補給を要求するメッセージを、操作表示部のディスプレイに表示出力する等の方法で報知出力し、該印刷ジョブを確実に実行できるように処理を実行する。
そして、印刷可否判定部16は、ステップS101で、用紙等の資材の補給や交換が行われて、保有印刷資材情報が要求印刷資材情報を満たしているとき(ステップS101で、YESのとき)には、該保有印刷資材情報が要求印刷資材情報を満たすこととなった保留ジョブデータの保留を解除して、印刷ジョブデータ記憶部19の印刷キューに登録して、該印刷キューの順番に印刷に供する(ステップS103)。
また、印刷装置Prは、図6には示されていないが、保留解除指示部20から保留ジョブを指定した解除指示があると、印刷可否判定部16が、解除指示された保留ジョブの保留を解除して、印刷ジョブデータ記憶部19の印刷キューに登録して、該印刷キューの順番に印刷に供する。
すなわち、従来では、図8に示すように、資材要件、例えば、用紙要件のみによって保留解除判定処理を行なって、保留ジョブデータの解除を行なっている。この場合、印刷装置は、資材有無判定を行って(ステップS201)、資材が不足している、例えば、保留ジョブデータの印刷を実行するには、A3用紙が必要であるが、A3用紙が用紙トレイにセットされていないときには、該保留ジョブデータの保留状態を継続し、資材(例えば、A3用紙)があると、保留ジョブデータの保留を解除して、印刷キューに登録する(ステップS202)。
したがって、従来では、図9に示すように、例えば、ジョブ3が、A3用紙が用紙トレイにセットされていないために、保留ジョブとなって(P11)、その後に、A3用紙が用紙トレイにセットされると、保留が解除されて印刷可能となるが、このときには、ジョブ3の納期が過ぎてしまっている事態が発生するおそれがあった(P12)。
ところが、本実施例の印刷装置Prは、上述のように、納期管理を行なっており、保留ジョブとなっても、納期までの残時間が納期残時間未満になると、印刷キューに登録されるため、確実に納期を遵守することができる。
なお、上記説明においては、印刷装置Prが、印刷データ管理部(印刷データ管理装置)30を搭載して、印刷データの管理を行なっているが、印刷データ管理装置は、印刷装置Prに搭載されている場合に限るものではなく、例えば、印刷システム1のネットワークNW上に、独立して、印刷データ管理装置が接続されていて、1台または複数台の印刷装置の印刷データを一括して管理してもよい。
このように、本実施例の印刷システム1は、印刷装置Prが、印刷データの印刷先の備えている用紙(被記録媒体)等の印刷資材の保有情報を保有印刷資材情報として取得する資材情報検知部(保有印刷資材情報取得手段)17と、印刷データから該印刷データの実行に際して用紙等の印刷資材の必要情報を要求印刷資材情報として取得するジョブ利用資材判定部(要求印刷資材情報取得手段)12と、印刷データを受け付けて所定順序に印刷オブデータ記憶部19の印刷キューに登録して該印刷データの印刷順序を該印刷キューの順序で管理する印刷可否判定部(印刷データ管理手段)16と、前記印刷キューに登録された印刷データの前記要求印刷資材情報と該印刷データの該印刷キューへの登録位置より前の印刷データの該要求印刷資材情報及び前記保有印刷資材情報に基づいて印刷可否判定を行なう印刷可否判定部(印刷可否判定手段)16と、印刷不可と判定した前記印刷データを、前記印刷キューから外して保留ジョブデータ記憶部(保留データ記憶手段)18に保留ジョブデータ(保留印刷データ)として保留させる印刷可否判定部(保留手段)16と、少なくとも保留ジョブデータ記憶部18に保留されている保留ジョブデータに対して要求されている印刷完了期限情報を納期情報(要求印刷完了期限情報)として取得する納期情報抽出部(要求印刷完了期限情報取得手段)13と、現在時間と保留ジョブデータの納期情報に基づいて、現在時間が該納期情報に対して所定の納期残時間(印刷完了残時間)になると、該保留ジョブデータを前記印刷キューに戻す復帰手段としての納期残時間判定部15及び印刷可否判定部16と、を備えている。
したがって、複数の印刷データを、適宜の順序で管理しつつ印刷資材に基づいて印刷することができるとともに、要求されている納期を管理して印刷キューへの登録を行なうことができ、印刷資材の不足を理由に、印刷が途中で停止する事態の発生を防止しつつ、要求されている印刷完了期限を考慮した印刷データの管理を行なうことができる。
また、本実施例の印刷システム1は、印刷データの印刷先の備えている用紙等の印刷資材の保有情報を保有印刷資材情報として取得する保有印刷資材情報取得処理ステップと、印刷データから該印刷データの実行に際して用紙等の印刷資材の必要情報を要求印刷資材情報として取得する要求印刷資材情報取得処理ステップと、印刷データを受け付けて所定順序に印刷キューに登録して該印刷データの印刷順序を該印刷キューの順序で管理する印刷データ管理処理ステップと、前記印刷キューに登録された印刷データの前記要求印刷資材情報と該印刷データの該印刷キューへの登録位置より前の印刷データの該要求印刷資材情報及び前記保有印刷資材情報に基づいて印刷可否判定を行なう印刷可否判定処理ステップと、前記印刷可否判定処理ステップが印刷不可と判定した前記印刷データを、前記印刷キューから外して保留ジョブデータ記憶部18に保留ジョブデータとして保留させる保留処理ステップと、少なくとも前記保留ジョブデータ記憶部18に保留されている保留ジョブデータに対して要求されている印刷完了期限情報を納期情報として取得する要求印刷完了期限情報取得処理ステップと、現在時間と前記保留ジョブデータの納期情報に基づいて、現在時間が該納期情報に対して所定の納期残時間になると、該保留ジョブデータを前記印刷キューに戻す復帰処理ステップと、を有している印刷データ管理方法を実行している。
したがって、複数の印刷データを、適宜の順序で管理しつつ印刷資材に基づいて印刷することができるとともに、要求されている納期を管理して印刷キューへの登録を行なうことができ、印刷資材の不足を理由に、印刷が途中で停止する事態の発生を防止しつつ、要求されている印刷完了期限を考慮した印刷データの管理を行なうことができる。
さらに、本実施例の印刷システム1は、コンピュータに、印刷データの印刷先の備えている用紙等の印刷資材の保有情報を保有印刷資材情報として取得する保有印刷資材情報取得処理と、印刷データから該印刷データの実行に際して用紙等の印刷資材の必要情報を要求印刷資材情報として取得する要求印刷資材情報取得処理と、印刷データを受け付けて所定順序に印刷キューに登録して該印刷データの印刷順序を該印刷キューの順序で管理する印刷データ管理処理と、前記印刷キューに登録された印刷データの前記要求印刷資材情報と該印刷データの該印刷キューへの登録位置より前の印刷データの該要求印刷資材情報及び前記保有印刷資材情報に基づいて印刷可否判定を行なう印刷可否判定処理と、前記印刷可否判定処理が印刷不可と判定した前記印刷データを、前記印刷キューから外して保留ジョブデータ記憶部18に保留ジョブデータとして保留させる保留処理と、少なくとも前記保留ジョブデータ記憶部18に保留されている保留ジョブデータに対して要求されている印刷完了期限情報を納期情報として取得する要求印刷完了期限情報取得処理と、現在時間と前記保留ジョブデータの納期情報に基づいて、現在時間が該納期情報に対して所定の納期残時間になると、該保留ジョブデータを前記印刷キューに戻す復帰処理と、を実行させる印刷データ管理プログラムを印刷装置Prが搭載している。
したがって、複数の印刷データを、適宜の順序で管理しつつ印刷資材に基づいて印刷することができるとともに、要求されている納期を管理して印刷キューへの登録を行なうことができ、印刷資材の不足を理由に、印刷が途中で停止する事態の発生を防止しつつ、要求されている印刷完了期限を考慮した印刷データの管理を行なうことができる。
また、本実施例の印刷システム1は、資材情報検知部17が、前記保有印刷資材情報として、用紙のサイズ、用紙の保有数、用紙の種類を取得し、ジョブ利用資材判定部12が、前記要求印刷資材情報として、用紙のサイズ、用紙の使用数、用紙の種類を取得している。
したがって、複数の印刷データを、適宜の順序で管理しつつ、保有している用紙と印刷に必要な用紙に基づいて印刷することができるとともに、要求されている納期を管理して印刷キューへの登録を行なうことができ、印刷データを効率的に実行処理することができるとともに、納期を確実に遵守することができる。
さらに、本実施例の印刷システム1は、納期情報抽出部13が、受け付けられた印刷データのうち、納期情報を取得可能な全ての印刷データから該納期情報を取得し、印刷可否判定部16が、受け付けた前記印刷データを、納期情報に応じた順序で前記印刷キューに登録し、保留ジョブデータの納期情報と該印刷キューに登録されている印刷データの納期情報を参照して、該保留ジョブデータの該印刷キューへの登録位置を決定している。
したがって、印刷ジョブを納期情報に基づいて管理して要求される納期に適切に印刷処理を行なうことができるとともに、保留となった印刷データについても、適切に納期管理することができる。
また、本実施例の印刷システム1は、印刷可否判定部16が、保留ジョブデータの印刷先での印刷に要する印刷所要時間及び印刷キューに登録されている印刷データの印刷に要する印刷所要時間を算出して、該保留ジョブデータを該保留ジョブデータの納期情報までに印刷完了可能な該印刷キューへの登録位置を決定している。
したがって、保留にした印刷データを要求されている納期までに確実に印刷を完了可能な印刷キューの位置に登録することができ、印刷データの印刷期限をより一層確実に遵守することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 印刷システム
Pr 印刷装置
Pc ホストコンピュータ
NW ネットワーク
10 印刷部
11 通信部
12 ジョブ利用資材判定部
13 納期情報抽出部
14 納期情報記憶部
15 納期残時間判定部
16 印刷可否判定部
17 資材残量検知部
18 保留ジョブデータ記憶部
19 印刷ジョブデータ記憶部
20 保留解除指示部
21 納期残時間指示部
22 納期残時間記憶部
G1 納期残時間設定画面
特開2004−288032号公報 特開2009−137202号公報

Claims (8)

  1. 印刷データの印刷先の備えている被記録媒体等の印刷資材の保有情報を保有印刷資材情報として取得する保有印刷資材情報取得手段と、
    印刷データから該印刷データの実行に際して被記録媒体等の印刷資材の必要情報を要求印刷資材情報として取得する要求印刷資材情報取得手段と、
    印刷データを受け付けて所定順序に印刷キューに登録して該印刷データの印刷順序を該印刷キューの順序で管理する印刷データ管理手段と、
    前記印刷キューに登録された印刷データの前記要求印刷資材情報と該印刷データの該印刷キューへの登録位置より前の印刷データの該要求印刷資材情報及び前記保有印刷資材情報に基づいて印刷可否判定を行う印刷可否判定手段と、
    前記印刷可否判定手段が印刷不可と判定した前記印刷データを、前記印刷キューから外して保留データ記憶手段に保留印刷データとして保留させる保留手段と、
    少なくとも前記保留データ記憶手段に保留されている前記保留印刷データに対して要求されている印刷完了期限情報を要求印刷完了期限情報として取得する要求印刷完了期限情報取得手段と、
    現在時間と前記保留印刷データの前記要求印刷完了期限情報に基づいて、現在時間が該要求印刷完了期限情報に対して所定の印刷完了残時間になると、該保留印刷データを前記印刷キューに戻す復帰手段と、
    を備えていることを特徴とする印刷データ管理装置。
  2. 前記保有印刷資材情報取得手段は、
    前記保有印刷資材情報として、前記被記録媒体のサイズ、該被記録媒体の保有数、該被記録媒体の種類を取得し、
    前記要求印刷資材情報取得手段は、
    前記要求印刷資材情報として、前記被記録媒体のサイズ、該被記録媒体の使用数、該被記録媒体の種類を取得することを特徴とする請求項1記載の印刷データ管理装置。
  3. 前記要求印刷完了期限情報取得手段は、
    受け付けられた印刷データのうち、要求印刷完了期限情報を取得可能な全ての印刷データから該要求印刷完了期限情報を取得し、
    前記印刷データ管理手段は、
    受け付けた前記印刷データを、前記要求印刷完了期限情報に応じた順序で前記印刷キューに登録し、
    前記復帰手段は、
    前記保留印刷データの前記要求印刷完了期限情報と前記印刷キューに登録されている前記印刷データの前記要求印刷完了期限情報を参照して、該保留印刷データの該印刷キューへの登録位置を決定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の印刷データ管理装置。
  4. 前記復帰手段は、
    前記保留印刷データの前記印刷先での印刷に要する印刷所要時間及び前記印刷キューに登録されている前記印刷データの印刷に要する印刷所要時間を算出して、該保留印刷データを該保留印刷データの前記要求印刷完了期限情報までに印刷完了可能な該印刷キューへの登録位置を決定することを特徴とする請求項3記載の印刷データ管理装置。
  5. 受け付けた印刷データを印刷データ管理部で管理して、該印刷データ管理部の管理下で印刷部によって該印刷データに基づく印刷処理を行う画像形成装置であって、
    前記印刷データ管理部として、請求項1から請求項4のいずれかに記載の印刷データ管理装置を搭載していることを特徴とする画像形成装置。
  6. 印刷データに基づいて印刷資材を用いて印刷する画像形成装置と、印刷データを該画像形成装置に送信して印刷させるホスト装置とが、所定の通信回線で接続されている印刷システムであって、
    印刷データの印刷先の備えている被記録媒体等の印刷資材の保有情報を保有印刷資材情報として取得する保有印刷資材情報取得手段と、
    印刷データから該印刷データの実行に際して被記録媒体等の印刷資材の必要情報を要求印刷資材情報として取得する要求印刷資材情報取得手段と、
    印刷データを受け付けて所定順序に印刷キューに登録して該印刷データの印刷順序を該印刷キューの順序で管理する印刷データ管理手段と、
    前記印刷キューに登録された印刷データの前記要求印刷資材情報と該印刷データの該印刷キューへの登録位置より前の印刷データの該要求印刷資材情報及び前記保有印刷資材情報に基づいて印刷可否判定を行う印刷可否判定手段と、
    前記印刷可否判定手段が印刷不可と判定した前記印刷データを、前記印刷キューから外して保留データ記憶手段に保留印刷データとして保留させる保留手段と、
    少なくとも前記保留データ記憶手段に保留されている前記保留印刷データに対して要求されている印刷完了期限情報を要求印刷完了期限情報として取得する要求印刷完了期限情報取得手段と、
    現在時間と前記保留印刷データの前記要求印刷完了期限情報に基づいて、現在時間が該要求印刷完了期限情報に対して所定の印刷完了残時間になると、該保留印刷データを前記印刷キューに戻す復帰手段と、
    を備えていることを特徴とする印刷システム。
  7. 印刷データの印刷先の備えている被記録媒体等の印刷資材の保有情報を保有印刷資材情報として取得する保有印刷資材情報取得処理ステップと、
    印刷データから該印刷データの実行に際して被記録媒体等の印刷資材の必要情報を要求印刷資材情報として取得する要求印刷資材情報取得処理ステップと、
    印刷データを受け付けて所定順序に印刷キューに登録して該印刷データの印刷順序を該印刷キューの順序で管理する印刷データ管理処理ステップと、
    前記印刷キューに登録された印刷データの前記要求印刷資材情報と該印刷データの該印刷キューへの登録位置より前の印刷データの該要求印刷資材情報及び前記保有印刷資材情報に基づいて印刷可否判定を行う印刷可否判定処理ステップと、
    前記印刷可否判定処理ステップが印刷不可と判定した前記印刷データを、前記印刷キューから外して保留データ記憶手段に保留印刷データとして保留させる保留処理ステップと、
    少なくとも前記保留データ記憶手段に保留されている前記保留印刷データに対して要求されている印刷完了期限情報を要求印刷完了期限情報として取得する要求印刷完了期限情報取得処理ステップと、
    現在時間と前記保留印刷データの前記要求印刷完了期限情報に基づいて、現在時間が該要求印刷完了期限情報に対して所定の印刷完了残時間になると、該保留印刷データを前記印刷キューに戻す復帰処理ステップと、
    を有していることを特徴とする印刷データ管理方法。
  8. コンピュータに、
    印刷データの印刷先の備えている被記録媒体等の印刷資材の保有情報を保有印刷資材情報として取得する保有印刷資材情報取得処理と、
    印刷データから該印刷データの実行に際して被記録媒体等の印刷資材の必要情報を要求印刷資材情報として取得する要求印刷資材情報取得処理と、
    印刷データを受け付けて所定順序に印刷キューに登録して該印刷データの印刷順序を該印刷キューの順序で管理する印刷データ管理処理と、
    前記印刷キューに登録された印刷データの前記要求印刷資材情報と該印刷データの該印刷キューへの登録位置より前の印刷データの該要求印刷資材情報及び前記保有印刷資材情報に基づいて印刷可否判定を行う印刷可否判定処理と、
    前記印刷可否判定処理が印刷不可と判定した前記印刷データを、前記印刷キューから外して保留データ記憶手段に保留印刷データとして保留させる保留処理と、
    少なくとも前記保留データ記憶手段に保留されている前記保留印刷データに対して要求されている印刷完了期限情報を要求印刷完了期限情報として取得する要求印刷完了期限情報取得処理と、
    現在時間と前記保留印刷データの前記要求印刷完了期限情報に基づいて、現在時間が該要求印刷完了期限情報に対して所定の印刷完了残時間になると、該保留印刷データを前記印刷キューに戻す復帰処理と、
    を実行させることを特徴とする印刷データ管理プログラム。
JP2012130596A 2012-06-08 2012-06-08 印刷データ管理装置、画像形成装置、印刷システム、印刷データ管理方法及び印刷データ管理プログラム Active JP5924141B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012130596A JP5924141B2 (ja) 2012-06-08 2012-06-08 印刷データ管理装置、画像形成装置、印刷システム、印刷データ管理方法及び印刷データ管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012130596A JP5924141B2 (ja) 2012-06-08 2012-06-08 印刷データ管理装置、画像形成装置、印刷システム、印刷データ管理方法及び印刷データ管理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013252675A JP2013252675A (ja) 2013-12-19
JP5924141B2 true JP5924141B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=49950609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012130596A Active JP5924141B2 (ja) 2012-06-08 2012-06-08 印刷データ管理装置、画像形成装置、印刷システム、印刷データ管理方法及び印刷データ管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5924141B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7298166B2 (ja) * 2019-01-30 2023-06-27 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 印刷管理システム及びプログラム
JP7243250B2 (ja) * 2019-02-08 2023-03-22 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 印刷制御装置及びプログラム
JP7392439B2 (ja) 2019-12-05 2023-12-06 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置、印刷システム及び情報処理プログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3631187B2 (ja) * 2001-09-26 2005-03-23 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP4534244B2 (ja) * 2004-03-19 2010-09-01 富士ゼロックス株式会社 画像形成方法および画像形成装置
JP2006026992A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及びそのジョブ管理方法
JP2012061627A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013252675A (ja) 2013-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120062919A1 (en) Print control device, print control method, and program thereof
JP5782755B2 (ja) 画像形成装置
JP2010026038A (ja) 印刷システム、画像形成装置、後処理装置、画像形成プログラム及び後処理プログラム
JP5924141B2 (ja) 印刷データ管理装置、画像形成装置、印刷システム、印刷データ管理方法及び印刷データ管理プログラム
JP2008036999A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP5800793B2 (ja) 画像形成装置、画像形成プログラム、画像形成方法
JP2017064953A (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム
JP6239646B2 (ja) 使い残された媒体の識別
JP2008265135A (ja) 印刷システム及び印刷装置
JP2017061079A (ja) 画像形成装置、及びその制御方法
JP5681750B2 (ja) 画像形成装置および印刷システム
JP6047967B2 (ja) 画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラム
JP2005228236A5 (ja)
JP2012121246A (ja) 印刷装置
JP6738723B2 (ja) ポイント管理システム、情報処理装置、ポイント管理方法、及びプログラム
JP2021099634A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラム
JP6477402B2 (ja) 画像形成装置
JP5033511B2 (ja) 印刷制御装置
JP7243250B2 (ja) 印刷制御装置及びプログラム
JP5279246B2 (ja) 画像形成装置および印刷システム
US20150347071A1 (en) Print management apparatus, image forming system, and non-transitory computer readable medium
JP6155977B2 (ja) 画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラム
JP2011150589A (ja) 情報処理装置及びその方法
JP2005107574A (ja) 画像処理装置
JP6237029B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150521

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160404

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5924141

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151