JP6738723B2 - ポイント管理システム、情報処理装置、ポイント管理方法、及びプログラム - Google Patents

Description

本発明は、ポイント管理システム、情報処理装置、ポイント管理方法、及びプログラムに関し、特に、印刷内容に応じてポイントを付与するポイント管理システム、情報処理装置、ポイント管理方法、及びプログラムに関する。

景品の贈呈や商品の割引き等の所定のサービスを受けるためのポイントを印刷装置の印刷内容に応じて付与するポイント管理システムが知られている。ポイント管理システムでは、情報処理装置であるサーバが付与されたポイント（以下、「付与ポイント」という。）を、印刷装置を利用するユーザ毎に累計して管理する（例えば、特許文献１参照）。ポイント管理システムでは、予め設定された基準に従って付与ポイントが決定され、例えば、用紙の種別に応じて異なるポイントが付与される（例えば、特許文献１参照）。

特開２００５−２０８８７０号公報 特開２００２−２７９０５２号公報

しかしながら、従来のポイント管理システムでは、全てのユーザに対し、同じ基準で付与ポイントが決定されるので、多様なポイント付与サービスを提供することができない。

本発明の目的は、多様なポイント付与サービスを提供することができるポイント管理システム、情報処理装置、ポイント管理方法、及びプログラムを提供することにある。

上記目的を達成するために、本発明のポイント管理システムは、登録された印刷装置による印刷の実行に従ってポイントを付与し、前記ポイントを情報処理装置によって管理するポイント管理システムであって、複数の前記印刷装置とユーザとを対応付けて管理する印刷装置管理手段と、前記印刷装置による印刷の実行に従い、当該印刷装置に対して第１のポイントを付与し、前記印刷装置による印刷が所定の条件を満たす印刷である場合に、前記第１のポイントの他に、当該第１のポイントと異なる第２のポイントをさらに付与するポイント付与手段と、前記ユーザに対応付けられた複数の前記印刷装置に対して付与された第１のポイント及び第２のポイントの合計値を、当該ユーザに対するポイントとして算出する算出手段とを備え、前記ポイント付与手段は、さらに、前記算出手段により算出された合計値が予め設定されたポイントに達した場合、当該ユーザに対して第３のポイントを付与することを特徴とする。

本発明によれば、多様なポイント付与サービスを提供することができる。

本発明の実施の形態に係るポイント管理システムの構成を概略的に示すネットワーク図である。 図１におけるポイント管理サーバの構成を概略的に示すブロック図である。 図１の印刷装置及びＷｅｂサーバによって実行されるログ情報通信処理の手順を示すフローチャートである。 図１のポイント管理サーバによって実行されるポイント管理処理の手順を示すフローチャートである。 図１のポイント管理サーバによって実行されるポイント管理処理の手順を示すフローチャートである。 図４Ａ及び図４Ｂのポイント管理処理で用いられる各データの一例を示す図である。

以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。

図１は、本発明の実施の形態に係るポイント管理システム１００の構成を概略的に示すネットワーク図である。

図１において、ポイント管理システム１００は印刷装置１０１ａ〜１０１ｃ、Ｗｅｂサーバ１０２、及び情報処理装置としてのポイント管理サーバ１０３を備える。

ポイント管理システム１００は、予め登録された各印刷装置１０１ａ〜１０１ｃが印刷を実行すると、各印刷装置１０１ａ〜１０１ｃの印刷内容に応じてポイントを付与する。各印刷装置１０１ａ〜１０１ｃは、各印刷装置１０１ａ〜１０１ｃを利用するユーザと対応付けされて登録されている。ユーザは付与ポイントの累計数に応じて景品の贈呈や商品の割引き等の所定のサービスを受けることができる。印刷装置１０１ａ〜１０１ｃは、図示しない操作部の操作又は図示しない外部装置から受信した実行データに基づいてコピーやスキャン等の各ジョブを実行する。Ｗｅｂサーバ１０２は各印刷装置１０１ａ〜１０１ｃで実行された印刷のログ情報であるプリントログ情報を各印刷装置１０１ａ〜１０１ｃから取得し、取得したプリントログ情報を保持する。また、Ｗｅｂサーバ１０２はポイント管理サーバ１０３からプリントログ情報の送信要求を受信すると、ポイント管理サーバ１０３にプリントログ情報を送信する。ポイント管理サーバ１０３は各印刷装置１０１ａ〜１０１ｃの印刷内容に応じてポイントを付与し、該ポイントをユーザ毎に累計して後述する図５（ａ）のユーザテーブル５０１によって管理する。

次に、Ｗｅｂサーバ１０２及びポイント管理サーバ１０３の構成について説明する。なお、本実施の形態では、Ｗｅｂサーバ１０２及びポイント管理サーバ１０３は同様の構成であり、以下では、一例として、ポイント管理サーバ１０３を用いてその構成を説明する。

図２は、図１におけるポイント管理サーバ１０３の構成を概略的に示すブロック図である。

図２において、ポイント管理サーバ１０３は、ＣＰＵ２０１、ＲＯＭ２０２、外部メモリ２０３、ＲＡＭ２０４、入力コントローラ２０５、キーボード２０６、ビデオコントローラ２０７、表示部２０８、メモリコントローラ２０９、及び通信Ｉ／Ｆコントローラ２１０を備える。ＣＰＵ２０１、ＲＯＭ２０２、ＲＡＭ２０４、入力コントローラ２０５、ビデオコントローラ２０７、メモリコントローラ２０９、及び通信Ｉ／Ｆコントローラ２１０はシステムバス２１１を介して互いに接続されている。入力コントローラ２０５はキーボード２０６と接続され、ビデオコントローラ２０７は表示部２０８と接続され、メモリコントローラ２０９は外部メモリ２０３と接続されている。

ＣＰＵ２０１はシステムバス２１１に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ＣＰＵ２０１は処理の実行に際して必要なプログラムをＲＯＭ２０２や外部メモリ２０３からＲＡＭ２０４にロードし、該ロードしたプログラムを実行することで各動作を実現する。ＲＯＭ２０２は読み出し専用のメモリである。外部メモリ２０３は、ハードディスク（ＨＤ）、ソリッドステートドライブ（ＳＳＤ）、フレキシブルディスク（ＦＤ）、及びＰＣＭＣＩＡカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ（登録商標）メモリ等である。ＲＯＭ２０２及び外部メモリ２０３は、ＣＰＵ２０１の制御プログラムであるＢＩＯＳ（ＢａｓｉｃＩｎｐｕｔ／Ｏｕｔｐｕｔ Ｓｙｓｔｅｍ）、オペレーティングシステムプログラム（以下、ＯＳ）、及びポイント管理サーバ１０３が備える機能を実現するために必要な各種プログラム等を記憶する。ＲＡＭ２０４はＣＰＵ２０１の主メモリ及びワークエリア等として機能する。

入力コントローラ２０５はキーボード２０６や図示しないマウス等の入力デバイスの操作によって入力された入力情報を該入力デバイスから取得する。ビデオコントローラ２０７は液晶ディスプレイ及びＣＲＴ等の表示部２０８における表示制御を行う。メモリコントローラ２０９は外部メモリ２０３へのアクセスを制御する。通信Ｉ／Ｆコントローラ２１０は、Ｗｅｂサーバ１０２等との通信制御を行い、例えば、ＴＣＰ／ＩＰを用いた通信等を行う。

次に、各印刷装置１０１ａ〜１０１ｃが印刷を実行し、該印刷のプリントログ情報をＷｅｂサーバ１０２に送信する処理について説明する。以下では、一例として、印刷装置１０１ａが印刷を実行し、該印刷のプリントログ情報をＷｅｂサーバ１０２に送信する処理について説明する。

図３は、図１の印刷装置１０１ａ及びＷｅｂサーバ１０２によって実行されるログ情報通信処理の手順を示すフローチャートである。図３（ａ）は印刷装置１０１ａによって実行される送信処理の手順を示し、図３（ｂ）はＷｅｂサーバ１０２によって実行される受信処理の手順を示す。

図３（ａ）において、まず、印刷装置１０１ａは図示しないユーザ端末から印刷の実行を指示する実行データを受信する（ステップＳ３０１）。実行データは、例えば、印刷を行う際の用紙の種別や印刷枚数、及びプリンタＩＤを含む。プリンタＩＤは実行データの送信先となる印刷装置１０１ａを特定するための任意の文字列である。印刷装置１０１ａは受信した実行データに基づいて印刷を開始し（ステップＳ３０２）、印刷を正常に終了したか否かを判別する（ステップＳ３０３）。

ステップＳ３０３の判別の結果、印刷を正常に終了しないとき、印刷装置１０１ａは実行データを送信したユーザ端末に対し印刷を失敗した旨を通知し（ステップＳ３０４）、本処理を終了する。一方、ステップＳ３０３の判別の結果、印刷を正常に終了したとき、印刷装置１０１ａは実行データに基づいて実行した印刷のプリントログ情報を生成する。プリントログ情報は印刷に使用した用紙の種別、印刷枚数、及びプリンタＩＤを含む。また、印刷装置１０１ａは該印刷装置１０１ａが印刷に使用する消耗品に関する情報、例えば、該印刷装置１０１ａが印刷に使用したインクカートリッジが純正品（規定）及び非純正品のいずれであるかを示すＣＲＧ情報をプリントログ情報に追加する。ここでいう純正品のインクカートリッジとは、印刷装置メーカが動作を確認済みの規定のインクカートリッジであり、非純正品のインクカートリッジとは、印刷装置メーカが動作を確認済でないインクカートリッジである。純正か否かの判断方法としては、印刷を実行したときに印刷に使用したインクカートリッジに含まれるＩＣチップを読み込んだ情報が純正を示す情報であるか否かを判断する方法などで判断することができる。次いで、印刷装置１０１ａはＣＲＧ情報が追加されたプリントログ情報をＷｅｂサーバ１０２に送信する（ステップＳ３０５）。ステップＳ３０５では、例えば、一時的に通信不能状態に陥りＷｅｂサーバ１０２と通信が行えない場合、印刷装置１０１ａはプリントログ情報を保持し、通信状態が復旧した後にプリントログ情報をＷｅｂサーバ１０２に送信する。その後、印刷装置１０１ａは本処理を終了する。なお、本実施の形態では、印刷装置１０１ｂ、１０１ｃも図３（ａ）と同様の処理を行い、各印刷装置１０１ｂ、１０１ｃは実行した印刷のプリントログ情報をＷｅｂサーバ１０２に送信する。

一方、Ｗｅｂサーバ１０２は、図３（ｂ）において、プリントログ情報を受信するまで待機し、印刷装置１０１ａ〜１０１ｃのいずれかからプリントログ情報を受信すると（ステップＳ３０６でＹＥＳ）、プリントログ情報に受信した日時情報を追加し（ステップＳ３０７）、日時情報を追加したプリントログ情報を保持し、ステップＳ３０６の処理に戻る。このようにして、Ｗｅｂサーバ１０２では、登録された印刷装置１０１ａ〜１０１ｃのプリントログ情報が保持される。

図４Ａ及び図４Ｂは、図１のポイント管理サーバ１０３によって実行されるポイント管理処理の手順を示すフローチャートである。

図４Ａ及び図４Ｂの処理では、一例として、印刷装置１０１ａ，１０１ｂにユーザＡが予め対応付けされ、印刷装置１０１ｃにユーザＢが予め対応付けされていることを前提とする。

図４Ａ及び図４Ｂにおいて、まず、ポイント管理サーバ１０３は、所定の間隔、例えば、１時間毎にＷｅｂサーバ１０２にプリントログ情報の送信要求を通知する（ステップＳ４０１）。ステップＳ４０１では、ポイント管理サーバ１０３はＷｅｂサーバ１０２に対し、該Ｗｅｂサーバ１０２から未取得のプリントログ情報の送信要求を１時間毎に通知する。これにより、ポイント付与処理を施す対象となるプリントログ情報の取得数が分割され、ポイント付与処理における負荷が軽減される。次いで、ポイント管理サーバ１０３はＷｅｂサーバ１０２からプリントログ情報を受信すると（ステップＳ４０２でＹＥＳ）、ステップＳ４０２における受信が当月最初のプリントログ情報の受信であるか否かを判別する（ステップＳ４０３）。

ステップＳ４０３の判別の結果、ステップＳ４０２における受信が当月最初のプリントログ情報の受信でないとき、ポイント管理サーバ１０３は後述するステップＳ４０５以降の処理を行う。一方、ステップＳ４０３の判別の結果、ステップＳ４０２における受信が当月最初のプリントログ情報の受信であるとき、ポイント管理サーバ１０３はＲＯＭ２０２等に格納された図５（ａ）のユーザテーブル５０１の一部を初期化する（ステップＳ４０４）。ユーザテーブル５０１は登録された各印刷装置１０１ａ〜１０１ｃに対応付けされたユーザ（以下、「登録ユーザ」という。）の付与ポイントを管理し、ユーザＣＤ５０２、当月ポイント５０３、及び所持ポイント５０４を備える。ユーザＣＤ５０２は登録ユーザを特定するための任意の文字列であり、当月ポイント５０３は各登録ユーザの当月中の付与ポイントの合計を示し、所持ポイント５０４は各登録ユーザの登録が完了してからの付与ポイントの累計を示す。ステップＳ４０４では、ポイント管理サーバ１０３は、具体的に、ユーザテーブル５０１における全ての登録ユーザの当月ポイント５０３の値を「０」にする。次いで、ポイント管理サーバ１０３は受信した全てのプリントログ情報を読み込み（ステップＳ４０５）、読み込んだ各プリントログ情報に対し、後述するステップＳ４０６〜Ｓ４２３の処理を行う。以下では、一例として、受信した複数のプリントログ情報のうち、一のプリントログ情報に対する処理について説明する。ポイント管理サーバ１０３は印刷装置１０１ａが印刷で使用する消耗品が該印刷装置１０１ａの規定消耗品であるか否かを判別する。具体的に、ポイント管理サーバ１０３は受信した一のプリントログ情報のＣＲＧ情報が「純正」であるか否かを判別する（ステップＳ４０６）。

ステップＳ４０６の判別の結果、受信した一のプリントログ情報のＣＲＧ情報が「純正」でないとき、ポイント管理サーバ１０３は後述するステップＳ４１０以降の処理を行う。一方、ステップＳ４０６の判別の結果、受信した一のプリントログ情報のＣＲＧ情報が「純正」であるとき、ポイント管理サーバ１０３は予めＲＯＭ２０２等に格納された図５（ｂ）のポイントマスタ５０５に基づいて、受信した一のプリントログ情報の印刷装置に対し、通常ポイントを付与し（ステップＳ４０７）、第１のボーナスポイントを付与する（ステップＳ４０８）。ポイントマスタ５０５は、通常ポイント及び第１のボーナスポイントの付与基準であり、「普通紙」、「写真」、及び「はがき」といった用紙の種別毎に付与するポイントを管理する。本実施の形態では、ポイントマスタ５０５に規定された所定の条件を満たす、例えば、規定された用紙の種別の印刷を１枚実行する毎に、通常ポイントの他に、第１のボーナスポイントが付与される。次いで、ポイント管理サーバ１０３はステップＳ４０７，Ｓ４０８における付与ポイントを合計した暫定獲得ポイントを算出する（ステップＳ４０９）。ステップＳ４０９では、例えば、受信したプリントログ情報が「写真」を「５枚」印刷するといった内容である場合、「写真」の通常ポイント係数「２」に枚数「５」を乗算した「１０」を通常ポイントとし、「写真」の第１のボーナスポイント係数「２」に枚数「５」を乗算した「１０」を第１のボーナスポイントとし、通常ポイント「１０」及び第１のボーナスポイント「１０」を加算した「２０」が暫定獲得ポイントとなる。

次いで、ポイント管理サーバ１０３は、受信した一のプリントログ情報に基づいてプリンタＩＤを取得し、取得したプリンタＩＤに対応付けされたユーザＣＤを図５（ｃ）の登録一覧情報５０６に基づいて特定する（ステップＳ４１０）。登録一覧情報５０６には各プリンタＩＤに対応付けされたユーザＣＤが設定されている。次いで、ポイント管理サーバ１０３は受信した一のプリントログ情報にステップＳ４１０で特定されたユーザＣＤを追加し（ステップＳ４１１）、一のプリントログ情報における付与ポイントの暫定獲得ポイントを算出済みであるか否かを判別する（ステップＳ４１２）。

ステップＳ４１２の判別の結果、上記暫定獲得ポイントを算出済みでないとき、ポイント管理サーバ１０３は一のプリントログ情報の登録ユーザに対し、獲得ポイント「０」を付与し（ステップＳ４１３）、後述するステップＳ４２２以降の処理を行う。一方、ステップＳ４１２の判別の結果、上記暫定獲得ポイントを算出済みであるとき、ポイント管理サーバ１０３はユーザテーブル５０１において、ステップＳ４１０で特定されたユーザＣＤの当月ポイント５０３の値が図５（ｄ）のポイント上限マスタ５０７に規定された上限ポイント５０８と一致するか否かを判別する（ステップＳ４１４）。ポイント上限マスタ５０７は、第２のボーナスポイントのポイント付与基準であり、第２のボーナスポイントの付与条件となる上限ポイント５０８及び第２のボーナスポイントが規定されている。ポイント管理サーバ１０３は当月ポイント５０３の値（合計値）が上限ポイント５０８に達した登録ユーザに対して第２のボーナスポイントを付与する。すなわち、本実施の形態では、ポイント管理サーバ１０３は一のプリントログ情報の印刷装置に対してではなく、一のプリントログ情報の登録ユーザに対して第２のボーナスポイントを付与する。これにより、複数の印刷装置を利用するユーザ、例えば、印刷装置１０１ａ，１０１ｂを利用するユーザＡにおいて、ユーザＡに対応付けされた印刷装置１０１ａ，１０１ｂの各付与ポイントを合算したポイントに基づいてユーザＡの当月ポイントが算出され、該当月ポイントが予め設定された上限ポイント５０８に達した場合に、ポイント管理サーバ１０３はユーザＡに対し、通常ポイントの他に、第２のボーナスポイントをさらに付与する。

ステップＳ４１４の判別の結果、上記当月ポイント５０３の値が上限ポイント５０８と一致するとき、ポイント管理サーバ１０３はステップＳ４１３以降の処理を行う。一方、ステップＳ４１４の判別の結果、上記当月ポイント５０３の値が上限ポイント５０８と一致しないとき、ポイント管理サーバ１０３は当月ポイント５０３の値及び暫定獲得ポイントの和が上限ポイント５０８と一致（「和」＝「上限ポイント５０８」）、上限ポイント５０８より小さい（「和」＜「上限ポイント５０８」）、及び上限ポイント５０８より大きい（「和」＞「上限ポイント５０８」）のいずれであるかを判別する（ステップＳ４１５）。

ステップＳ４１５の判別の結果、「和」＝「上限ポイント５０８」である場合、ポイント管理サーバ１０３は一のプリントログ情報の登録ユーザに対し、暫定獲得ポイントをそのまま獲得ポイントとして付与する（ステップＳ４１６）。次いで、ポイント管理サーバ１０３はユーザテーブル５０１に獲得ポイントを加算し（ステップＳ４１７）、さらに、図５（ｄ）のポイント上限マスタ５０７に基づいて第２のボーナスポイントを加算する（ステップＳ４１８）。具体的に、ステップＳ４１７では、ポイント管理サーバ１０３は、ユーザテーブル５０１において、ステップＳ４１０で特定されたユーザＣＤの当月ポイント５０３及び所持ポイント５０４にステップＳ４１６で付与された獲得ポイントを加算し、ステップＳ４１８では、当該所持ポイント５０４に第２のボーナスポイントを加算する。次いで、ポイント管理サーバ１０３は後述するステップＳ４２２以降の処理を行う。

ステップＳ４１５の判別の結果、「和」＞「上限ポイント５０８」である場合、ポイント管理サーバ１０３は、ユーザテーブル５０１におけるステップＳ４１０で特定されたユーザＣＤの当月ポイント５０３の値を、上限ポイント５０８から差し引いて得られる値を一のプリントログ情報の登録ユーザに対する獲得ポイントとして付与する（ステップＳ４１９）。すなわち、本実施の形態では、当月ポイント５０３の値が上限ポイント５０８を超える値になることはない。次いで、ポイント管理サーバ１０３は後述するステップＳ４１７以降の処理を行う。

ステップＳ４１５の判別の結果、「和」＜「上限ポイント５０８」である場合、ポイント管理サーバ１０３は一のプリントログ情報の登録ユーザに対し、暫定獲得ポイントをそのまま獲得ポイントとして付与し（ステップＳ４２０）、ユーザテーブル５０１の当月ポイント５０３及び所持ポイント５０４に獲得ポイントを加算する（ステップＳ４２１）。次いで、ポイント管理サーバ１０３は受信した一のプリントログ情報に対し、ユーザテーブル５０１に基づいて当月ポイントを付与する（ステップＳ４２２）。上述した各処理によって図５（ｅ）のログ情報５０９が生成される。次いで、ポイント管理サーバ１０３は読み込んだ全てのプリントログ情報に対して処理を完了したか否かを判別する（ステップＳ４２３）。

ステップＳ４２３の判別の結果、読み込んだいずれかのプリントログ情報に対して処理を完了しないとき、ポイント管理サーバ１０３はステップＳ４０６の処理に戻る。一方、ステップＳ４２１の判別の結果、読み込んだ全てのプリントログ情報に対して処理を完了したとき、ポイント管理サーバ１０３は本処理を終了する。

上述した本実施の形態によれば、予め設定された所定の条件を満たした場合に通常ポイントの他に、第１のボーナスポイント及び第２のボーナスポイントがさらに付与される。これにより、利用状況に応じて通常ポイント以外のポイントを付与することができ、多様なポイント付与サービスを提供することができる。

また、上述した本実施の形態では、印刷装置１０１ａ，１０１ｂを利用するユーザＡが各印刷装置１０１ａ，１０１ｂに対応付けされ、ユーザＡに対応付けされた全ての印刷装置１０１ａ，１０１ｂの各付与ポイントを合算したポイントに基づいてユーザＡの当月ポイントが算出され、該当月ポイントが予め設定された上限ポイント５０８に達した場合に、ユーザＡに対し、通常ポイントの他に、第２のボーナスポイントがさらに付与される。これにより、複数の印刷装置１０１ａ，１０１ｂを使用して第２のボーナスポイントが付与される所定の条件を満たしたユーザＡに対し、第２のボーナスポイントを適切に付与することができる。

さらに、上述した本実施の形態では、プリントログ情報のＣＲＧ情報が「純正」である場合、暫定獲得ポイントが算出される。すなわち、純正のインクカートリッジを使用して印刷を行った登録ユーザにのみポイントが付与される。これにより、印刷を行う際に純正のインクカートリッジを使用して所定の条件を満たした登録ユーザに対し、ポイントを付与することができる。

上述した本実施の形態では、第１のボーナスポイントのポイント付与基準であるポイントマスタ５０５と第２のボーナスポイントのポイント付与基準であるポイント上限マスタ５０７とは異なる。これにより、多様なボーナスポイントを付与することができる。

以上、本発明について、上述した実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、第１のボーナスポイントの付与基準は、月毎等に各用紙の種別の付与ポイントを変更しても良い。

上述した本実施の形態では、用紙の種別の他に、例えば、当月最初に受信されたプリントログ情報の印刷装置に対し、第１のボーナスポイントを付与しても良い。

また、上述した本実施の形態では、月毎に第２のボーナスポイントの付与の判断を行ったが、日毎、３か月毎、年毎等のように月以外の所定期間毎に第２のボーナスポイントの付与の判断を行っても良い。

さらに、上述した本実施の形態では、印刷装置１０１ａが印刷に使用する消耗品に関する情報の一例として、印刷装置１０１ａが印刷に使用したインクカートリッジが純正品（規定）及び非純正品のいずれであるかを示すＣＲＧ情報を用いた場合について説明したが、印刷装置１０１ａが印刷に使用する消耗品に関する情報は該ＣＲＧ情報に限られない。例えば、印刷装置１０１ａがトナーカートリッジを使用する場合、印刷に使用したトナーカートリッジが純正品（規定）及び非純正品のいずれであるかを示す情報を用いても良く、また、印刷に使用した印刷用紙が純正品（規定）及び非純正品のいずれであるかを示す情報を用いても良い。

本発明は、上述の実施の形態の１以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける１つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、１以上の機能を実現する回路（例えば、ＡＳＩＣ）によっても実現可能である。

本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、１つの機器からなる装置に適用してもよい。なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置の情報処理装置が前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。

したがって、本発明の機能処理を情報処理装置で実現するために、前記情報処理装置にインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。

その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、ＯＳに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。

プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ＭＯ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−ＲＷなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ＲＯＭ、ＤＶＤ（ＤＶＤ−ＲＯＭ，ＤＶＤ−Ｒ）などもある。

その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。

また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理を情報処理装置で実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるＷＷＷサーバも、本発明に含まれるものである。

また、本発明のプログラムを暗号化してＣＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行して情報処理装置にインストールさせて実現することも可能である。

また、情報処理装置が、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、情報処理装置上で稼動しているＯＳなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。

さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、情報処理装置に挿入された機能拡張ボードや情報処理装置に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。

なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。

１００ ポイント管理システム
１０１ａ〜１０１ｃ 印刷装置
１０３ ポイント管理サーバ
２０１ ＣＰＵ
５０５ ポイントマスタ
５０７ ポイント上限マスタ

Claims (8)

1. 登録された印刷装置による印刷の実行に従ってポイントを付与し、前記ポイントを情報処理装置によって管理するポイント管理システムであって、
   複数の前記印刷装置とユーザとを対応付けて管理する印刷装置管理手段と、
   前記印刷装置による印刷の実行に従い、当該印刷装置に対して第１のポイントを付与し、前記印刷装置による印刷が所定の条件を満たす印刷である場合に、前記第１のポイントの他に、当該第１のポイントと異なる第２のポイントをさらに付与するポイント付与手段と、
   前記ユーザに対応付けられた複数の前記印刷装置に対して付与された第１のポイント及び第２のポイントの合計値を、当該ユーザに対するポイントとして算出する算出手段とを備え、
   前記ポイント付与手段は、さらに、前記算出手段により算出された合計値が予め設定されたポイントに達した場合、当該ユーザに対して第３のポイントを付与することを特徴とするポイント管理システム。
2. 前記予め設定されたポイントは、前記ユーザに対応付けられた複数の前記印刷装置に対して付与される第１のポイント及び第２のポイントの合計値の上限ポイントであり、
   前記ポイント付与手段は、当該上限ポイントを上限として、前記第１のポイント及び第２のポイントを付与することを特徴とする請求項１記載のポイント管理システム。
3. 前記印刷装置が前記印刷で使用する消耗品の情報を含むログ情報を取得する取得手段を更に備え、
   前記ポイント付与手段は、前記印刷装置が前記印刷で使用する消耗品が前記印刷装置の規定消耗品である場合、前記第１のポイントを付与することを特徴とする請求項１又は２記載のポイント管理システム。
4. 登録された印刷装置による印刷の実行に従って付与されたポイントを管理する情報処理装置であって、
   複数の前記印刷装置とユーザとを対応付けて管理する印刷装置管理手段と、
   前記印刷装置による印刷の実行に従い、当該印刷装置に対して第１のポイントを付与し、前記印刷装置による印刷が所定の条件を満たす印刷である場合に、前記第１のポイントの他に、当該第１のポイントと異なる第２のポイントをさらに付与するポイント付与手段と、
   前記ユーザに対応付けられた複数の前記印刷装置に対して付与された第１のポイント及び第２のポイントの合計値を、当該ユーザに対するポイントとして算出する算出手段とを備え、
   前記ポイント付与手段は、さらに、前記算出手段により算出された合計値が予め設定されたポイントに達した場合、当該ユーザに対して第３のポイントを付与することを特徴とする情報処理装置。
5. 前記予め設定されたポイントは、前記ユーザに対応付けられた複数の前記印刷装置に対して付与される第１のポイント及び第２のポイントの合計値の上限ポイントであり、
   前記ポイント付与手段は、当該上限ポイントを上限として、前記第１のポイント及び第２のポイントを付与することを特徴とする請求項４記載の情報処理装置。
6. 前記印刷装置が前記印刷で使用する消耗品の情報を含むログ情報を取得する取得手段を更に備え、
   前記ポイント付与手段は、前記印刷装置が前記印刷で使用する消耗品が前記印刷装置の規定消耗品である場合、前記第１のポイントを付与することを特徴とする請求項４又は５記載の情報処理装置。
7. 登録された印刷装置による印刷の実行に従ってポイントを付与し、前記ポイントを情報処理装置によって管理するポイント管理方法であって、
   複数の前記印刷装置とユーザとを対応付けて管理する印刷装置管理ステップと、
   前記印刷装置による印刷の実行に従い、当該印刷装置に対して第１のポイントを付与し、前記印刷装置による印刷が所定の条件を満たす印刷である場合に、前記第１のポイントの他に、当該第１のポイントと異なる第２のポイントをさらに付与するポイント付与ステップと、
   前記ユーザに対応付けられた複数の前記印刷装置に対して付与された第１のポイント及び第２のポイントの合計値を、当該ユーザに対するポイントとして算出する算出ステップとを有し、
   前記ポイント付与ステップは、さらに、前記算出ステップにて算出された合計値が予め設定されたポイントに達した場合、当該ユーザに対して第３のポイントを付与することを特徴とするポイント管理方法。
8. 登録された印刷装置による印刷の実行に従ってポイントを付与し、前記ポイントを情報処理装置によって管理するポイント管理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
   前記ポイント管理方法は、
   複数の前記印刷装置とユーザとを対応付けて管理する印刷装置管理ステップと、
   前記印刷装置による印刷の実行に従い、当該印刷装置に対して第１のポイントを付与し、前記印刷装置による印刷が所定の条件を満たす印刷である場合に、前記第１のポイントの他に、当該第１のポイントと異なる第２のポイントをさらに付与するポイント付与ステップと、
   前記ユーザに対応付けられた複数の前記印刷装置に対して付与された第１のポイント及び第２のポイントの合計値を、当該ユーザに対するポイントとして算出する算出ステップとを有し、
   前記ポイント付与ステップは、さらに、前記算出ステップにて算出された合計値が予め設定されたポイントに達した場合、当該ユーザに対して第３のポイントを付与することを特徴とするプログラム。

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