JP5923485B2 - 光半導体装置の製造方法 - Google Patents

光半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5923485B2
JP5923485B2 JP2013251422A JP2013251422A JP5923485B2 JP 5923485 B2 JP5923485 B2 JP 5923485B2 JP 2013251422 A JP2013251422 A JP 2013251422A JP 2013251422 A JP2013251422 A JP 2013251422A JP 5923485 B2 JP5923485 B2 JP 5923485B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
optical semiconductor
semiconductor device
compound
curable composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013251422A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015109202A (ja
Inventor
智哉 江川
智哉 江川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Corp filed Critical Daicel Corp
Priority to JP2013251422A priority Critical patent/JP5923485B2/ja
Publication of JP2015109202A publication Critical patent/JP2015109202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5923485B2 publication Critical patent/JP5923485B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、光半導体素子が硬化性組成物の硬化物で封止されてなる光半導体装置の製造方法に関する。
有機エレクトロルミネッセンス(=有機EL)素子は、発光層を一対の対向電極で挟んだ構造体で構成されており、一方の電極からは電子が注入され、他方の電極からは正孔が注入される。この注入された電子と正孔とが発光層内で再結合するときに発光が生ずる。前記有機EL素子を含む有機EL装置は、耐衝撃性や視認性の高さと、発光色の多様性からフルカラーのフラットパネルディスプレーとして、又はLEDや蛍光灯に代わるものとして期待されている。
有機EL装置の光取り出し方式には、トップ・エミッション型とボトム・エミッション型の2種類があり、トップ・エミッション型は開口率が大きいため、光取り出し効率が優れている点で好ましい。
しかし、有機EL素子は他の電子部品に比べて水分の影響を受けやすく、有機EL素子内に浸入した水分によって電極の酸化や有機物の変性等が引き起こされ、発光特性が著しく低下することが問題であった。このような発光特性の低下を防止する方法としては、有機EL素子の周りを硬化性組成物の硬化物で封止する方法が知られており、特に、トップ・エミッション型の場合は、封止する硬化物(=封止材)には透明性に優れ、且つ高屈折率を有することが求められていた。
さらに、基板上に形成した有機EL素子をUV硬化性組成物で充填し、その後、前記UV硬化性組成物を硬化させることにより封止する方法(1)では、有機EL素子がUVに直に曝されることにより劣化することが問題であった。また、リッド(蓋)に硬化性組成物を塗布し、UVを照射した後に有機EL素子を形成した基板に貼り合わせて封止する方法(2)も考えられるが、UV照射により硬化性組成物の硬化が速やかに進行するため、貼り合わせが困難となる場合があり、歩留まりが低下することが問題であった。
その他、高コントラストを有する有機EL装置を形成するためにカラーフィルターを有機EL素子の上部に配置する場合は、上記方法(1)ではカラーフィルターにUVが遮られるため硬化性組成物の硬化が不十分となることが問題であった。
特許文献1には、エポキシ化合物と重合開始剤と硬化遅延剤(クラウンエーテルやポリエーテル類)を含有する硬化性組成物は、UV照射後、UVを遮断しても反応が進行して硬化が完了する特性を有するため、上記方法(2)において前記組成物を使用すれば、UVによる有機EL素子の劣化を抑制しつつ、封止することができると記載されている。しかし、硬化遅延剤の少量添加では貼り合わせ作業が遅滞すると貼り合わせできなくなる場合があり、貼り合わせ作業が遅滞した場合でも常に貼り合わせを可能とするためには多量の硬化遅延剤を添加する必要があり、それによりアウトガス(クラウンエーテルやポリエーテル類の分解物)が発生し、有機EL素子が劣化することが問題であった。また、光取り出し効率の点でも満足できるものではなかった。
特許第4384509号公報
従って、本発明の目的は、光半導体素子を劣化させることなく封止して、光取り出し効率に優れた光半導体装置を効率よく製造する方法を提供することにある。
本発明者は上記課題を解決するため鋭意検討した結果、バインダー樹脂としてフェニルスルフィド誘導体を使用すると、バインダー樹脂としてエポキシ化合物を使用した場合より高い屈折率を有する硬化物が得られ、光取り出し効率を一層向上することができること、前記フェニルスルフィド誘導体はカチオンをトラップしてカチオン重合の進行を抑制する作用を有するため、フェニルスルフィド誘導体と光カチオン重合開始剤を含む硬化性組成物は光照射のみでは完全に硬化することがなく、光照射後、さらに加熱処理を施すことによりトラップされたカチオンを放出させて、硬化を完了することができ(すなわち、硬化遅延剤を添加しなくても、硬化を遅延させる効果を発揮することができる)、硬化遅延剤によるアウトガスの発生を防止することができること、上記方法(2)においてフェニルスルフィド誘導体と光カチオン重合開始剤を含む硬化性組成物を使用すると、UVを照射した後であっても有機EL素子を形成した基板との貼り合わせに十分な接着力を有し、その後加熱処理を施せば、有機EL素子にUVによるダメージを与えること無く高屈折率を有する硬化物によって素子を封止することができ、光取り出し効率に優れた光半導体装置が得られることを見いだした。本発明はこれらの知見に基づいて完成させたものである。
すなわち、本発明は、下記工程を経て光半導体素子を封止することを特徴とする光半導体装置の製造方法を提供する。
工程1:下記式(a)で表される化合物(A)、及び光カチオン重合開始剤(B)を含む硬化性組成物からなる塗膜に、光照射を施す
工程2:素子を設置した基板の素子設置面に、光照射後の塗膜を貼り合わせて加熱処理を施す
Figure 0005923485
(式中、Raは反応性官能基を示す。Rbはハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アリール基、保護基で保護されていてもよいヒドロキシル基、保護基で保護されていてもよいヒドロキシアルキル基、保護基で保護されていてもよいアミノ基、保護基で保護されていてもよいカルボキシル基、保護基で保護されていてもよいスルホ基、ニトロ基、シアノ基、又は保護基で保護されていてもよいアシル基を示す。Rcは単結合又は連結基を示す。mは0〜4の整数を示し、nは0〜10の整数を示す。尚、2つのRaは、それぞれ同一であってもよく異なっていてもよい。また、Rb及びmが複数ある場合は、それぞれ同一であってもよく異なっていてもよい)
本発明は、また、前記化合物(A)が、下記式(a’)で表される化合物である前記の光半導体装置の製造方法を提供する。
Figure 0005923485
(式中、Ra、Rb、mは、前記に同じ)
本発明は、また、光半導体装置がトップ・エミッション型有機エレクトロルミネッセンス装置である前記の光半導体装置の製造方法を提供する。
本発明は、また、工程1が、リッド上に形成されたダム内に、式(a)で表される化合物(A)、及び光カチオン重合開始剤(B)を含む硬化性組成物を充填して得られる塗膜に、光照射を施す工程である前記の光半導体装置の製造方法を提供する。
本発明の光半導体装置の製造方法は、フェニルスルフィド誘導体と光カチオン重合開始剤を含む硬化性組成物を使用し、且つ前記硬化性組成物からなる塗膜にUVを照射した後に有機EL素子を形成した基板に貼り合わせて封止する方法を採用するため、製造時にUVによる素子の劣化を防止することができる。また、前記硬化性組成物はアウトガスを発生することなく、硬化速度を任意に調整することができるため、アウトガスによる素子の劣化を生じることなく、貼り合わせ不可となることによる歩留まりの低下を抑制することができる。さらに、上記硬化性組成物の硬化物は高屈折率を有するため、光の取り出し効率に優れた光半導体装置を製造することができる。
本発明の光半導体装置の製造方法の一例を示す概略図である。
[硬化性組成物]
本発明の硬化性組成物は、少なくとも、式(a)で表される化合物(A)、及び光カチオン重合開始剤(B)を含む。
(化合物(A))
本発明の化合物(A)は、上記式(a)で表される重合性化合物である。上記式(a)中の2つのRaは反応性官能基(重合性官能基)を示し、例えば、ビニル基、アリル基、エポキシ基、グリシジル基、オキセタニル基等を挙げることができる。2つのRaは同一であっても異なっていてもよい。本発明においては、なかでも、ビニル基及びアリル基から選択される基が好ましい。
上記式(a)中のRbは、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アリール基、保護基で保護されていてもよいヒドロキシル基、保護基で保護されていてもよいヒドロキシアルキル基、保護基で保護されていてもよいアミノ基、保護基で保護されていてもよいカルボキシル基、保護基で保護されていてもよいスルホ基、ニトロ基、シアノ基、又は保護基で保護されていてもよいアシル基を示す。また、mが2〜4の整数である場合、同一の芳香環に結合した2〜4個のRbが互いに結合して、芳香環を構成する炭素原子とともに環を形成していてもよい。更に、式(a)中の複数のRbはそれぞれ同一であってもよいし、異なっていてもよい。
上記Rbにおけるハロゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等を挙げることができる。上記Rbにおけるアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のC1-10(好ましくはC1-5)アルキル基等を挙げることができる。上記Rbにおけるハロアルキル基としては、例えば、クロロメチル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基等のC1-10(好ましくはC1-5)ハロアルキル基等を挙げることができる。上記Rbにおけるアリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基等を挙げることができる。尚、上記アリール基の芳香環は、例えば、フッ素原子等のハロゲン原子、メチル基等のC1-4アルキル基、トリフルオロメチル基等のC1-5ハロアルキル基、ヒドロキシル基、メトキシ基等のC1-4アルコキシ基、アミノ基、ジアルキルアミノ基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基等のアルコキシカルボニル基、ニトロ基、シアノ基、アセチル基等のアシル基等の置換基を有していてもよい。
上記Rbにおけるヒドロキシアルキル基としては、例えば、ヒドロキシメチル基等の、C1-10アルキル基が有する水素原子の少なくとも1つがヒドロキシル基で置換されたC1-10(好ましくはC1-5)ヒドロキシアルキル基等を挙げることができる。上記Rbにおけるヒドロキシル基の保護基、ヒドロキシアルキル基の保護基としては、有機合成の分野で慣用の保護基[例えば、アルキル基(例えば、メチル基、t−ブチル基等のC1-4アルキル基等);アルケニル基(例えば、アリル基等);シクロアルキル基(例えば、シクロヘキシル基等);アリール基(例えば、2,4−ジニトロフェニル基等);アラルキル基(例えば、ベンジル基等);置換メチル基(例えば、メトキシメチル基、メチルチオメチル基、ベンジルオキシメチル基、t−ブトキシメチル基、2−メトキシエトキシメチル基等)、置換エチル基(例えば、1−エトキシエチル基等)、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基、1−ヒドロキシアルキル基(例えば、1−ヒドロキシエチル基等)等のヒドロキシル基とアセタール又はヘミアセタール基を形成可能な基;アシル基(例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、ピバロイル基等のC1-6脂肪族アシル基;アセトアセチル基;ベンゾイル基等の芳香族アシル基等);アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基等のC1-4アルコキシ−カルボニル基等);アラルキルオキシカルボニル基;置換又は無置換カルバモイル基;置換シリル基(例えば、トリメチルシリル基等);分子内にヒドロキシル基やヒドロキシメチル基が2以上存在するときには置換基を有していてもよい二価の炭化水素基(例えば、メチレン基、エチリデン基、イソプロピリデン基、シクロペンチリデン基、シクロヘキシリデン基、ベンジリデン基等)等]を挙げることができる。
上記Rbにおけるアミノ基の保護基としては、有機合成の分野で慣用の保護基(例えば、上記ヒドロキシル基の保護基として例示したアルキル基、アラルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基等)を挙げることができる。
上記Rbにおけるカルボキシル基の保護基、スルホ基の保護基としては、有機合成の分野で慣用の保護基[例えば、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基等のC1-6アルコキシ基等)、シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、トリアルキルシリルオキシ基、置換基を有していてもよいアミノ基、ヒドラジノ基、アルコキシカルボニルヒドラジノ基、アラルキルカルボニルヒドラジノ基等]を挙げることができる。
上記Rbにおけるアシル基としては、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、ピバロイル基等のC1-6脂肪族アシル基;アセトアセチル基、ベンゾイル基等の芳香族アシル基等を挙げることができる。上記アシル基の保護基としては、有機合成の分野で慣用の保護基を使用できる。上記アシル基が保護された形態としては、例えば、アセタール(ヘミアセタールを含む)等を挙げることができる。
上記Rbが芳香環1つあたりに2つ以上結合している場合(即ち、式(a)中のmが2〜4の場合)において、2つ以上のRbが互いに結合して式(a)中の芳香環を構成する炭素原子と共に形成する環としては、例えば、5員の脂環式炭素環、6員の脂環式炭素環、2以上の脂環式炭素環(単環)の縮合環等の脂環式炭素環;5員のラクトン環、6員のラクトン環等のラクトン環等を挙げることができる。
上記式(a)中のRcは、単結合又は連結基(1以上の原子を有する二価の基)を示す。前記連結基としては、例えば、二価の炭化水素基、カルボニル基(−CO−)、エーテル結合(−O−)、チオエーテル結合(−S−)、エステル結合(−COO−)、アミド結合(−CONH−)、カーボネート結合(−OCOO−)、及びこれらが複数個連結した基等を挙げることができる。上記連結基は、水酸基、カルボキシル基等の置換基を有していてもよく、このような連結基としては、例えば、1以上の水酸基を有する二価の炭化水素基等を挙げることができる。
上記二価の炭化水素基としては、炭素数が1〜18の直鎖又は分岐鎖状のアルキレン基、二価の脂環式炭化水素基等を挙げることができる。炭素数が1〜18の直鎖又は分岐鎖状のアルキレン基としては、例えば、メチレン基、メチルメチレン基、ジメチルメチレン基、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン基等を挙げることができる。二価の脂環式炭化水素基としては、例えば、1,2−シクロペンチレン基、1,3−シクロペンチレン基、シクロペンチリデン基、1,2−シクロヘキシレン基、1,3−シクロヘキシレン基、1,4−シクロヘキシレン基、シクロヘキシリデン基等の二価のシクロアルキレン基(シクロアルキリデン基を含む)等を挙げることができる。
上記式(a)中のmは、同一又は異なって、0〜4の整数を示す。また、n(nが付された括弧内の構造単位の繰り返し数)は、0〜10の整数を示す。
化合物(A)の重量平均分子量は特に限定されないが、化合物(B)に対する溶解性に優れる点で300〜10000が好ましく、特に好ましくは300〜1000、最も好ましくは300〜500である。
上記式(a)中のnは、なかでも、硬化性組成物の粘度を広い範囲で調整することができ、素子の封止に最適な粘度に調整することができる点で0〜3が好ましく、特に好ましくは0である。即ち、化合物(A)としては、特に、下記式(a’)で表される化合物が好ましい。
Figure 0005923485
(式中、Ra、Rb、mは、前記に同じ)
本発明における化合物(A)としては、下記式で示される化合物等を挙げることができる。
Figure 0005923485
Figure 0005923485
化合物(A)は、公知乃至慣用の方法によって製造することができる。例えば、式(a)中のRaが水素原子である化合物(例えば、4,4’−チオビスベンゼンチオール等)を原料とし、これに塩基の存在下でハロゲン化ビニル、ハロゲン化アリル、エピハロヒドリン等を反応させる方法等を挙げることができる。また、式(a)中のRaがビニル基である化合物は、式(a)中のRaが水素原子である化合物(例えば、4,4’−チオビスベンゼンチオール等)とジハロエタンとを反応させ、続いて、脱ハロゲン化水素する方法によっても製造することができる。
化合物(A)は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。本発明の硬化性組成物全量(100重量%)における化合物(A)の含有量(配合量)は例えば50〜99重量%程度、好ましくは60〜99重量%、特に好ましくは65〜99重量%、最も好ましくは70〜99重量%である。化合物(A)を上記範囲で含有すると、高い屈折率を有して光透過性に優れ、且つアウトガスが少ない硬化物が得られる。また、化合物(A)はカチオンをトラップしてカチオン重合の進行を抑制する作用を有するため、光照射によりカチオンを発生させるのみでは完全に硬化せず、光照射後に加熱処理を施してトラップされたカチオンを放出することにより硬化を進行させ、完了することができる。そのため、光照射−加熱処理の順で施すことにより段階的に硬化させることができ、光照射後に素子を形成した基板を貼り合わせ、その後加熱することにより、素子が光に曝されて劣化することを防止しつつ、素子を封止することができる。また、光照射後は加熱処理を施さない限りは硬化が進行しないので、貼り合わせ工程が遅滞してもその後の作業に支障を来すことがなく、作業性に優れ、貼り合わせ不可となることによる歩留まりの低下を防止することができる。
(光カチオン重合開始剤)
光カチオン重合開始剤は、光の照射によってカチオン種を発生してカチオン重合性化合物の硬化反応を開始させる化合物であり、光を吸収するカチオン部と酸の発生源となるアニオン部からなる。
本発明の光カチオン重合開始剤としては、ジアゾニウム塩系化合物、ヨードニウム塩系化合物、スルホニウム塩系化合物、ホスホニウム塩系化合物、セレニウム塩系化合物、オキソニウム塩系化合物、アンモニウム塩系化合物、及び臭素塩系化合物等を挙げることができる。
なかでもスルホニウム塩系化合物は、硬化性組成物の保存安定性に優れるため好ましい。スルホニウム塩系化合物のカチオン部としては、例えば、トリフェニルスルホニウムイオン、ジフェニル[4−(フェニルチオ)フェニル]スルホニウムイオン、トリ−p−トリルスルホニウムイオン等のアリールスルホニウムイオン(特に、トリアリールスルホニウムイオン)を挙げることができる。
光カチオン重合開始剤のアニオン部としては、例えば、BF4 -、B(C654 -、PF6 -、[(Rf)nPF6-n-(Rf:水素原子の80%以上がフッ素原子で置換されたアルキル基、n:1〜5の整数)、AsF6 -、SbF6 -、ペンタフルオロヒドロキシアンチモネート等を挙げることができる。
本発明の光カチオン重合開始剤としては、例えば、4−(4−ビフェニルチオ)フェニル−4−ビフェニルフェニルスルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジフェニル[4−(フェニルチオ)フェニル]スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラート、ジフェニル[4−(フェニルチオ)フェニル]スルホニウムヘキサフルオロホスファート、4−(4−ビフェニルチオ)フェニル−4−ビフェニルフェニルスルホニウム トリス(ペンタフルオロエチル)トリフルオロホスフェート、商品名「サイラキュアUVI−6970」、「サイラキュアUVI−6974」、「サイラキュアUVI−6990」、「サイラキュアUVI−950」(以上、米国ユニオンカーバイド社製)、「イルガキュア250」、「イルガキュア261」、「イルガキュア264」(以上、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)、「SP−150」、「SP−151」、「SP−170」、「オプトマーSP−171」(以上、(株)ADEKA製)、「CG−24−61」(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)、「DAICAT II」((株)ダイセル製)、「UVAC1590」、「UVAC1591」(以上、ダイセル・サイテック(株)製)、「CI−2064」、「CI−2639」、「CI−2624」、「CI−2481」、「CI−2734」、「CI−2855」、「CI−2823」、「CI−2758」、「CIT−1682」(以上、日本曹達(株)製)、「PI−2074」(ローディア社製)、「FFC509」(3M社製)、「BBI−102」、「BBI−101」、「BBI−103」、「MPI−103」、「TPS−103」、「MDS−103」、「DTS−103」、「NAT−103」、「NDS−103」(以上、ミドリ化学(株)製)、「CD−1010」、「CD−1011」、「CD−1012」(米国、Sartomer社製)、「CPI−100P」、「CPI−101A」、「CPI−200K」(以上、サンアプロ(株)製)等の市販品を使用できる。
光カチオン重合開始剤は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができ、その使用量(配合量)は硬化性組成物全量(100重量%)において、例えば0.01〜5重量%程度、好ましくは0.1〜5重量%、特に好ましくは0.1〜4重量%、最も好ましくは0.5〜3重量%である。
(他の添加剤)
本発明の硬化性組成物は、必要に応じて、例えば、粘度調整剤、充填材、重合禁止剤、シランカップリング剤、有機フィラー、酸化防止剤、光安定剤、可塑剤、レベリング剤、消泡剤、顔料、有機溶剤、紫外線吸収剤、イオン吸着体、顔料、蛍光体、離型剤等の慣用の添加剤を含有していてもよいが、硬化性組成物全量に占める添加剤(2種以上含有する場合はその総量)の割合は、例えば10重量%以下、好ましくは5重量%以下である。添加剤の含有量が上記範囲を上回ると、得られる硬化物の屈折率が低下し、光の取り出し効率が低下する傾向がある。また、本発明の硬化性組成物は上記化合物(A)以外にも他の重合性化合物(例えば、エポキシ系化合物、オレフィン系化合物等)を含有していても良いが、硬化性組成物に含まれる全重合性化合物に占める化合物(A)の割合は、例えば70重量%以上、好ましくは80重量%以上、特に好ましくは90重量%以上、最も好ましくは95重量%以上である。他の重合性化合物の含有量が上記範囲を上回ると、屈折率が低下する傾向がある。
本発明の硬化性組成物は、化合物(A)、光カチオン重合開始剤(B)、及び必要に応じて他の添加剤を、自公転式撹拌脱泡装置、ホモジナイザー、プラネタリーミキサー、3本ロールミル、ビーズミル等の一般的に知られる混合用機器を使用して均一に混合することにより製造することができる。尚、各成分は、同時に混合してもよいし、逐次混合してもよい。
[光半導体装置の製造方法]
本発明の光半導体装置の製造方法は、下記工程を経て光半導体素子を封止することを特徴とする。
工程1:式(a)で表される化合物(A)、及び光カチオン重合開始剤(B)を含む硬化性組成物からなる塗膜に、光照射を施す
工程2:素子を設置した基板の素子設置面に、光照射後の塗膜を貼り合わせて加熱処理を施す
本発明の製造方法により得られる光半導体装置は、素子の周囲が上記硬化性組成物の硬化物で封止されてなる。本発明の光半導体装置としては、有機EL装置(トップ・エミッション型、ボトム・エミッション型)が好ましく、特に、トップ・エミッション型有機EL装置が好ましい。
工程1における塗膜は、例えば、リッド上に形成されたダム内に、式(a)で表される化合物(A)、及び光カチオン重合開始剤(B)を含む硬化性組成物を充填して製造することができる。
硬化性組成物の充填には、例えば、ディスペンサー等を使用することができる。硬化性組成物の充填量、及び塗膜の厚みは、素子を水分から保護する目的を達成することができる範囲であれば特に制限されることはない。
光照射は、水銀ランプ等を使用して1000mJ/cm2以上の光を照射することが好ましい。本発明の硬化性組成物には上記化合物(A)を含有するため、光照射後は加熱処理を施すまでは硬化の進行を抑制することができる。
貼り合わせ後の加熱処理はオーブン等を使用して行うことができ、例えば50〜120℃(より好ましくは70〜110℃、さらに好ましくは80〜100℃)で、10〜240分間(より好ましくは30〜120分間)加熱することが好ましい。加熱処理を施すことにより硬化を進行させ、完了させることができる。
例えば、有機EL装置(特に、トップ・エミッション型有機EL装置)は、下記工程を経て製造することができる(図1参照)。下記方法によれば、光照射による素子の劣化を抑制しつつ、歩留まりを低下させることなく有機EL装置を製造することができる。
工程1’:リッド上に形成されたダム内に硬化性組成物を充填して塗膜を形成して、塗膜/リッド積層体を作成する
工程2’:塗膜に光照射を施す
工程3’:素子を設置した基板の素子設置面に、光照射後の塗膜/リッド積層体を、光照射後の塗膜が素子設置面に相対するように貼り合わせる
工程4’:加熱処理を施して硬化性組成物の硬化を完了させる
前記リッドや基板としては防湿性を有する透明の基材を使用することが好ましく、ソーダガラス、無アルカリガラス等のガラス基板;ステンレス・アルミニウム等の金属基板;三フッ化ポリエチレン、ポリ三フッ化塩化エチレン(PCTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、PVDFとPCTFEとの共重合体、PVDFとポリフッ化塩化エチレンとの共重合体等のポリフッ化エチレン系ポリマー、ポリイミド、ポリカーボネート、ジシクロペンタジエン等のシクロオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリスチレン等の樹脂基材から選択される基材を使用することが好ましい。
有機EL装置の場合、前記素子には陰極/発光層/陽極の積層体が含まれる。前記陰極には、例えば、アルミニウムや銀・マグネシウム合金、カルシウム等の金属薄膜が用いられ、陽極には、例えば、酸化インジウム錫等の透明の金属薄膜が用いられる。必要に応じてSiN膜等のパッシベーション膜を設けてもよい。また、素子上部にカラーフィルターを設置してもよい。カラーフィルターを設けることによりコントラストを向上することができる。
本発明の硬化性組成物の硬化物(厚さ:10μm)の光線透過率(波長:400nm)は、例えば90%以上、好ましくは95〜100%である。
また、本発明の硬化性組成物の硬化物の、波長589nmの光に対する屈折率(25℃における)は、例えば1.65以上、好ましくは1.65〜1.74、特に好ましくは1.68〜1.74である。尚、硬化物の屈折率は、例えば、JIS K7142に準拠する方法や、プリズムカプラを用いる方法により測定することができる。
本発明の光半導体装置の製造方法によれば、硬化性組成物を硬化させる工程における光照射や、アウトガスによる素子の劣化を抑制し、貼り合わせ困難となることによる歩留まりの低下も抑制して、効率よく光半導体装置を製造することができる。また、高屈折率を有する硬化物で素子を封止するため、得られる光半導体装置は光の透過が阻害されることなく(本発明の光半導体装置が有機EL装置である場合は、発光層から発せられた光の透過が阻害されることなく)、優れた光取り出し効率を有し、高効率、高輝度を有する。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1
BSV(ビス(4−ビニルチオフェニル)スルフィド、住友精化(株)製)98重量部、及び光カチオン重合開始剤(CPI−210S)2重量部を、自転・公転ミキサー(商品名「あわとり練太郎 ARE−310」、(株)シンキー製)内に投入して撹拌し、硬化性組成物(1)を得た。
得られた硬化性組成物(1)を、ディスペンサー装置(武蔵エンジニアリング製ロボットSM200DS、ディスペンサーML−5000XII、精密ノズルHN−0.2N)を使用して、25℃、吐出圧0.05MPaで、ガラス基板上に形成したダム内にドット状に吐出して塗膜を形成し、塗膜/ガラス基板積層体を得た。
得られた塗膜/ガラス基板積層体に200W/cmの高圧水銀灯を使用して紫外線を照射(照射量:1600mJ/cm2)し、その後、真空チャンバー内(5torr以下)で有機EL素子を形成した基板と貼り合わせ、オーブンを使用して100℃で1時間加熱して有機EL装置(1)を得た。
実施例2〜5、比較例1〜5
硬化性組成物(1)を下記表に示す組成(単位:重量部)を有する硬化性組成物に変更した以外は実施例1と同様にして有機EL装置を作製した。
<粘度の測定>
実施例及び比較例で得られた硬化性組成物の粘度は、レオメーター(商品名「Physica MCR301」、Anton Paar社製)を使用して測定した、25℃、せん断速度が20(1/s)の時の値である。
<貼り合わせ性>
UV照射後の塗膜と有機EL素子を形成した基板との貼り合わせ性について、下記基準で評価した。
評価基準
UV照射後30分の硬化性組成物が、室温において、粘度が1000mPa・s未満の液状を呈する場合:○
UV照射後30分の硬化性組成物が、室温において、粘度が1000mPa・s以上100000mPa・s未満の液状を呈する場合:△
UV照射後30分の硬化性組成物が、室温において、ゲル状、固形状、又は粘度が100000mPa・s以上の液状を呈する場合:×
<屈折率の測定>
実施例及び比較例で得られた硬化性組成物を塗布し、200W/cmの高圧水銀灯を使用して紫外線を照射(照射量:1600mJ/cm2)し、その後、オーブンを使用して100℃で1時間加熱して得られた硬化物(厚さ:100μm)について、Metricon2010Mを使用して、589nmの光の屈折率(%)を測定し、下記基準で評価した。
評価基準
屈折率1.65以上:○
屈折率1.60を超え、1.65未満:△
屈折率1.60以下:×
Figure 0005923485
Figure 0005923485
実施例及び比較例で用いた化合物は、以下の通りである。
[重合性化合物]
A−1:ビス(4−ビニルチオフェニル)スルフィド、分子量:302、住友精化(株)製
A−2:3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(3,4−エポキシ)シクロヘキサンカルボキシレート、商品名「セロキサイド2021P」、(株)ダイセル製
A−3:ビスフェノールFジグリシジルエーテル、商品名「YL−983U」、三菱化学(株)製
[光カチオン重合開始剤]
CPI−210S:特殊リン系トリアリールスルホニウム塩、サンアプロ(株)製
PI−2074:4−イソプロピル−4’−メチルジフェニルヨードニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラート、ローディア(株)製
[粘度調整剤]
PVCZ:ポリ−N−ビニルカルバゾール、平均分子量:45000、丸善石油化学(株)製
ネオポリマー150:石油樹脂、JX日鉱日石エネルギー(株)製
YSレジンSX:スチレン樹脂、商品名「YSレジンSX100」、ヤスハラケミカル(株)製
[硬化遅延剤]
18−クラウン−6:1,4,7,10,13,16−ヘキサオキサシクロオクタデカン、日本曹達(株)製
リカレジンBEO−60E:ポリオキシアルキレン ビスフェノールA ジグリシジルエーテル、新日本理化(株)製
比較例6
実施例1で得られた硬化性組成物(1)を、ディスペンサー装置(武蔵エンジニアリング製ロボットSM200DS、ディスペンサーML−5000XII、精密ノズルHN−0.2N)を使用して、25℃、吐出圧0.05MPaで、有機EL素子を形成したガラス基板の素子設置面に形成したダム内に、ドット状に吐出して塗膜を形成し、塗膜/素子−ガラス基板積層体を得た。
得られた塗膜/素子−ガラス基板積層体に、真空チャンバー内(5torr以下)でカラーフィルターが形成された基板と貼り合わせ、200W/cmの高圧水銀灯を使用して、カラーフィルターが形成された基板側から紫外線を照射(照射量:1600mJ/cm2)し、その後、オーブンを使用して100℃で1時間加熱して有機EL装置(6)を得た。
このようにして得られた有機EL装置(6)は硬化性組成物の硬化が不十分であり、硬化性組成物が有機EL素子に浸透してダークスポットを発生させた。
比較例7
比較例6と同様にして塗膜/素子−ガラス基板積層体を得た。
得られた塗膜/素子−ガラス基板積層体に、真空チャンバー内(5torr以下)で基板と貼り合わせ、200W/cmの高圧水銀灯を使用して紫外線を照射(照射量:1600mJ/cm2)し、その後、オーブンを使用して100℃で1時間加熱して有機EL装置(7)を得た。
このようにして得られた有機EL装置(7)は、硬化性組成物の硬化は十分であったが、紫外線の直接照射により有機EL素子が劣化して使用できるものではなかった。
1 リッド
2 ダム
3 ディスペンサー
4 硬化性組成物
5 基板
6 陰極
7 発光層
8 陽極

Claims (5)

  1. 下記工程を経て光半導体素子を封止することを特徴とする光半導体装置の製造方法。
    工程1:下記式(a)で表される化合物(A)、及び光カチオン重合開始剤(B)を含む硬化性組成物からなる塗膜に、光照射を施す
    工程2:素子を設置した基板の素子設置面に、光照射後の塗膜を貼り合わせて加熱処理を施す
    Figure 0005923485
    (式中、Raは反応性官能基を示し、ビニル基又はアリル基である。Rbはハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アリール基、保護基で保護されていてもよいヒドロキシル基、保護基で保護されていてもよいヒドロキシアルキル基、保護基で保護されていてもよいアミノ基、保護基で保護されていてもよいカルボキシル基、保護基で保護されていてもよいスルホ基、ニトロ基、シアノ基、又は保護基で保護されていてもよいアシル基を示す。Rcは単結合又は連結基を示す。mは0〜4の整数を示し、nは0〜10の整数を示す。尚、2つのRaは、それぞれ同一であってもよく異なっていてもよい。また、Rb及びmが複数ある場合は、それぞれ同一であってもよく異なっていてもよい)
  2. 前記化合物(A)が、下記式(a’)で表される化合物である請求項1に記載の光半導体装置の製造方法。
    Figure 0005923485
    (式中、Ra、Rb、mは、前記に同じ)
  3. 光半導体装置がトップ・エミッション型有機エレクトロルミネッセンス装置である請求項1又は2に記載の光半導体装置の製造方法。
  4. 工程1が、リッド上に形成されたダム内に、式(a)で表される化合物(A)、及び光カチオン重合開始剤(B)を含む硬化性組成物を充填して得られる塗膜に、光照射を施す工程である請求項1〜3の何れか1項に記載の光半導体装置の製造方法。
  5. 硬化性組成物に含まれる全重合性化合物に占める化合物(A)の割合が70重量%以上である請求項1〜4の何れか1項に記載の光半導体装置の製造方法。
JP2013251422A 2013-12-04 2013-12-04 光半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP5923485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013251422A JP5923485B2 (ja) 2013-12-04 2013-12-04 光半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013251422A JP5923485B2 (ja) 2013-12-04 2013-12-04 光半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015109202A JP2015109202A (ja) 2015-06-11
JP5923485B2 true JP5923485B2 (ja) 2016-05-24

Family

ID=53439418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013251422A Expired - Fee Related JP5923485B2 (ja) 2013-12-04 2013-12-04 光半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5923485B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101878117B1 (ko) * 2016-04-01 2018-07-12 주식회사 다이셀 수지 조성물
WO2018088048A1 (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 コニカミノルタ株式会社 電子デバイス及び有機エレクトロルミネッセンス素子

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3557012B2 (ja) * 1994-11-01 2004-08-25 住友精化株式会社 硬化性樹脂組成物
JP4391177B2 (ja) * 2003-09-17 2009-12-24 株式会社リコー 光硬化型表示素子用シール剤
JP4801346B2 (ja) * 2003-12-26 2011-10-26 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置の作製方法
JP2006210297A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Tdk Corp Elパネルの製造方法
JP2008305580A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Sekisui Chem Co Ltd 光後硬化性組成物、有機エレクトロルミネッセンス素子用封止剤、有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法、及び、有機エレクトロルミネッセンス表示装置
JP2010135652A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Mitsubishi Chemicals Corp 太陽電池用面状封止材および太陽電池モジュール
JP5827853B2 (ja) * 2011-09-27 2015-12-02 株式会社ダイセル 組成物及びその硬化物
JP5839934B2 (ja) * 2011-10-27 2016-01-06 株式会社ダイセル 樹脂組成物及びその硬化物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015109202A (ja) 2015-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5905014B2 (ja) 放射線硬化性組成物
KR20170140149A (ko) 전자 디바이스용 밀봉제 및 전자 디바이스의 제조 방법
JP6652616B2 (ja) 特殊形状を有するエポキシ樹脂成形物、及びそれを備えた光学装置
KR102344209B1 (ko) 에폭시 화합물, 경화성 조성물, 경화물, 에폭시 화합물의 제조 방법 및 반응성 희석제
JP6997062B2 (ja) 有機el表示素子用封止剤及び有機el表示素子用封止剤の製造方法
JP6378985B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス表示素子用封止剤
JP2017228414A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス表示素子用封止剤
JP6204420B2 (ja) 硬化性組成物、及びそれを用いた光学素子
WO2017099055A1 (ja) 封止用組成物
JP6709730B2 (ja) 光硬化性組成物、及びそれを含む光学素子用接着剤
CN111567143B (zh) 电子设备用密封剂及有机el显示元件用密封剂
JP6211746B1 (ja) 樹脂組成物
JP5923485B2 (ja) 光半導体装置の製造方法
TW201736355A (zh) 環氧化合物、硬化性組合物、硬化物、環氧化合物之製造方法及反應性稀釋劑
KR20220038275A (ko) 유기 el 표시 소자용 봉지제
JP7115744B2 (ja) 有機el素子の封止用のカチオン重合硬化型インクジェット用樹脂組成物
CN110583098B (zh) 有机el显示元件用密封剂
JP2015124286A (ja) 硬化性組成物
CN111480392B (zh) 电子设备用密封剂及有机el显示元件用密封剂
JP2015151528A (ja) 硬化性組成物
JP6301643B2 (ja) 光透過型モジュール
JPWO2019188812A1 (ja) 有機el表示素子用封止剤
JP7397666B2 (ja) 有機el表示素子用封止剤
JP6576991B2 (ja) 硬化性組成物、及びそれを用いた光学素子
TW202313710A (zh) 硬化性樹脂組成物、顯示元件用密封劑、有機el顯示元件用密封劑、光學接著劑、及光學構件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151009

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20151009

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20151203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5923485

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees