JP3557012B2 - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬化性樹脂組成物に関し、更に詳しくは、眼鏡用プラスチックレンズ、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、光ディスク基盤、プラスチック光ファイバー、LCD用プリズムシート、導光板等の光学材料、塗料、接着剤、封止材として、特に光学材料として極めて有用な硬化性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
有機光学材料は、ガラス等に比較して軽量で取扱が簡単であることから、近年は各種材料として汎用されている。
このような有機光学材料用樹脂として、従来から、ポリスチレン樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジエチレングリコールジアリルカーボネート樹脂等が広く用いられている。
【0003】
しかし、このような従来の有機光学材料用樹脂は、低い屈折率、大きな複屈折性、高い分散性の欠点を有し、耐熱性や耐衝撃性に劣るため、必ずしも満足できるものではなかった。
特にレンズ用材料として用いられているジエチレングリコールジアリルカーボネート樹脂(CR−39)等は、屈折率が1.50と低いため、レンズとして使用した場合にはコバ厚や中心厚が厚くなり、レンズの外観が悪くなり、また重量の増大を招くという欠点があった。
【0004】
これらの欠点を解決するために、主として屈折率を向上させる方法が種々検討されてきた。例えば、特公平5−4404号公報には、芳香環にハロゲンを導入した樹脂が開示されている。しかしながら、この技術により得られた樹脂は、屈折率が1.60と大きくなるものの、比重が1.37と高く、プラスチックレンズの特徴であるレンズの軽量性の点で満足できるものではなかった。
【0005】
特公平4−15249号公報及び特開昭60−199016号公報では、イソシアネート化合物とポリチオールの重合により樹脂を得る技術が開示されている。しかし、この樹脂も屈折率は1.60と大きくなるものの、比重が1.30以上であり、重合温度が比較的低く、重合速度が速いため、重合時の熱制御が困難であり、そのため光学歪が大きいという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記現状に鑑み、低吸水性、低比重で、硬化性に優れ、高屈折率を有する樹脂を製造するために好適な硬化性樹脂組成物を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第一の本発明の要旨は、硬化性樹脂組成物を、次の一般式(I)で表されるビニルオリゴマー100〜5重量%、及び、前記ビニルオリゴマーと共重合可能である化合物0〜95重量%により構成するところに存する。
【0008】
【化3】
【0009】
式中、R1 、R2 、R3 、R4 は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜6のアルキル基を表す。nは0〜10の整数を表す。
上記一般式(I)で表されるビニルオリゴマーにおけるR1 、R2 、R3 及びR4 で表されるハロゲン原子としては、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられ、炭素数1〜6のアルキル基としては、直鎖状、分枝状のアルキル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等が挙げられる。
好ましくは、R1 、R2 、R3 及びR4 はいずれも水素原子であり、nは、0である。
【0010】
上記一般式(I)で表されるビニルオリゴマーとしては特に限定されず、例えば、以下のもの等を挙げることができる。
ビス(4−ビニルチオフェニル)スルフィド
ビス(3−メチル−4−ビニルチオフェニル)スルフィド
ビス(3,5−ジメチル−4−ビニルチオフェニル)スルフィド
ビス(2,3,5,6−テトラメチル−4−ビニルチオフェニル)スルフィド
ビス(3−ヘキシル−4−ビニルチオフェニル)スルフィド
ビス(3,5−ジヘキシル−4−ビニルチオフェニル)スルフィド
ビス(3−クロロ−4−ビニルチオフェニル)スルフィド
ビス(3,5−ジクロロ−4−ビニルチオフェニル)スルフィド
ビス(2,3,5,6−テトラクロロ−4−ビニルチオフェニル)スルフィド
ビス(3−ブロモ−4−ビニルチオフェニル)スルフィド
ビス(3,5−ジブロモ−4−ビニルチオフェニル)スルフィド
ビス(2,3,5,6−テトラブロモ−4−ビニルチオフェニル)スルフィド
なかでも、ビス(4−ビニルチオフェニル)スルフィド、ビス(3−メチル−4−ビニルチオフェニル)スルフィド、ビス(3,5−ジメチル−4−ビニルチオフェニル)スルフィドが好ましい。
【0011】
上記ビニルオリゴマーを製造する方法は特に限定されず、例えば、次の一般式(III)で表されるジチオール化合物にジハロエタンを反応させた後、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒中で、脱ハロゲン化水素をする方法(ЖypнaлOpгaничecкoй Xимии,т.28,вып.9 1905,1992)等を挙げることができる。
【0012】
【化4】
【0013】
式中、R1 、R2 、R3 、R4 は、前記と同じ。
この場合、ジハロエタンの使用量、仕込方法等の反応条件を変えることにより、上記一般式(I)のnの数が異なった化合物を得ることができる。また、一般式(I)で表されるビニルオリゴマーは、メルカプタン化合物とハロゲン化ビニルとを塩基の存在下に反応させる方法(特開平3−287572号公報)等によっても得ることができる。
【0014】
上記一般式(I)で表されるビニルオリゴマーと共重合可能である化合物としては特に限定されず、例えば、ビニル基を有するモノマー、エポキシ基を有するモノマー、エポキシ基を有するオリゴマー、チオール基を有するモノマー等を挙げることができる。これらは単独でも2種以上併用してもよい。また、使用目的に応じて単官能化合物だけでなく、多官能化合物を選択することもできる。
【0015】
上記ビニル基を有するモノマーとしては、例えば、以下のもの等を挙げることができる。
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン、ブロモスチレン、クロロメチルスチレン、メトキシスチレン、ブチルチオスチレン、ジビニルベンゼン等の芳香族ビニル化合物類;シクロヘキセン、4−ビニルシクロヘキセン、1,5−シクロオクタジエン、5−ビニルシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン等の脂環式ビニル化合物類。
【0016】
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、アダマンチル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、1−ナフチル(メタ)アクリレート、クロロフェニル(メタ)アクリレート、ブロモフェニル(メタ)アクリレート、トリブロモフェニル(メタ)アクリレート、メトキシフェニル(メタ)アクリレート、シアノフェニル(メタ)アクリレート、クロロメチル(メタ)アクリレート、ブロモエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸等の単官能(メタ)アクリレート。
【0017】
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,5−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等のポリオールポリ(メタ)アクリレート等の不飽和脂肪酸及びその誘導体類。
【0018】
エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、tert−ブチルビニルエーテル、n−アミルビニルエーテル、イソアミルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、n−オクタデシルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、プロペニルエーテルプロピレンカーボネート、エチレングリコールモノビニルエーテル、エチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールモノビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、ブタンジオールモノビニルエーテル、ブタンジオールジビニルエーテル、ヘキサンジオールモノビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、フェニルビニルエーテル等のビニルエーテル化合物類。
【0019】
エチルビニルスルフィド、n−プロピルビニルスルフィド、イソブチルビニルスルフィド、tert−ブチルビニルスルフィド、n−アミルビニルスルフィド、イソアミルビニルスルフィド、シクロヘキシルビニルスルフィド、2−エチルヘキシルビニルスルフィド、n−オクタデシルビニルスルフィド、ドデシルビニルスルフィド、プロペニルスルフィドプロピレンカーボネート、エチレングリコールモノビニルスルフィド、エチレングリコールジビニルスルフィド、ジエチレングリコールモノビニルスルフィド、ジエチレングリコールジビニルスルフィド、トリエチレングリコールモノビニルスルフィド、トリエチレングリコールジビニルスルフィド、ブタンジオールモノビニルスルフィド、ブタンジオールジビニルスルフィド、ヘキサンジオールモノビニルスルフィド、ヘキサンジオールジビニルスルフィド、シクロヘキサンジメタノールモノビニルスルフィド、シクロヘキサンジメタノールジビニルスルフィド、フェニルビニルスルフィド等のビニルスルフィド化合物類。
【0020】
上記エポキシ基を有するモノマー及び上記エポキシ基を有するオリゴマーとしては特に限定されず、例えば、以下のもの等を挙げることができる。
アリルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、sec−ブチルフェニルグリシジルエーテル、tert−ブチルフェニルグリシジルエーテル、2−メチルオクチルグリシジルエーテル等の単官能グリシジルエーテル類。
【0021】
1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセロールトリグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル等の多官能グリシジルエーテル類。
【0022】
グリシジル(メタ)アクリレート、ジグリシジルフタレート、ジグリシジルヘキサヒドロフタレート、ジグリシジルテトラヒドロフタレート、ジメチルジグリシジルヘキサヒドロフタレート等のグリシジルエステル類。
ビスフェノールA、ビスフェノールF、ブロモ化ビスフェノールA、ビフェノール、テトラメチルビフェノール、レゾルシン、ハイドロキノン、ジヒドロキシナフタレン、ビスフェノールノボラック樹脂、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ジシクロペンタジエンフェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂、ナフトールノボラック樹脂等のグリシジルエーテル類。
【0023】
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシシクロヘキシルエチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ビニルシクロヘキセンジオキシド、アリルシクロヘキセンジオキシド、3,4−エポキシ−4−メチルシクロヘキシル−2−プロピレンオキシド、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−m−ジオキサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペート、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)エーテル、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)エーテル、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)ジエチルシロキサン等の脂環式エポキシ樹脂化合物。
【0024】
上記チオール基を有するモノマーとしては特に限定されず、例えば、以下のもの等を挙げることができる。
1,2−エタンジチオール、1,3−プロパンジチオール,1,4−ブタンジチオール、1,6−ヘキサンジチオール、1,8−オクタンジチオール、1,2−シクロヘキサンジチオール、エチレングリコールビスチオグリコレート、エチレングリコールビスチオプロピオネート、ブタンジチオールビスチオグリコレート、ブタンジチオールビスチオプロピオネート、トリメチロールプロパントリチオグリコレート、トリメチロールプロパントリチオプロピオネート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラチオプロピオネート等の脂肪族ポリチオール類。
【0025】
ビス(2−メルカプトエチル)スルフィド、ビス(3−メルカプトプロピル)スルフィド、ビス(4−メルカプトブチル)スルフィド、ビス(8−メルカプトオクチル)スルフィド等の脂肪族スルフィド類。
1,2−ベンゼンジチオール、4−メチル−1,2−ベンゼンジチオール、4−ブチル−1,2−ベンゼンジチオール、4−クロロ−1,2−ベンゼンジチオール等の芳香族ジチオール類。
【0026】
本発明の硬化性樹脂組成物における上記ビニルオリゴマーの含有量は、100〜5重量%である。上記ビニルオリゴマーの含有量が5重量%未満であると、硬化して得られる樹脂の屈折率が低くなる。好ましくは100〜10重量%である。
本発明の硬化性樹脂組成物において上記ビニルオリゴマーの含有量が100重量%であるときは、本発明の硬化性樹脂組成物は、上記ビニルオリゴマー単独で構成される。この場合においても、本発明の効果を充分に奏することができる。
【0027】
本発明の硬化性樹脂組成物の構成例としては、例えば、上記ビニルオリゴマーとビニル化合物、上記ビニルオリゴマーと不飽和脂肪酸誘導体、上記ビニルオリゴマーとエポキシ基を有するモノマー又はオリゴマー、上記ビニルオリゴマーと不飽和脂肪酸誘導体とビニル化合物、上記ビニルオリゴマーと不飽和脂肪酸誘導体とポリチオール類等を挙げることができる。
【0028】
本発明の硬化性樹脂組成物は、通常の方法により、熱、光等によって硬化させることができる。また、上記ビニルオリゴマーと共重合可能である化合物がビニルエーテル類を除くビニル基を有するモノマー又はチオール基を有するモノマーの場合には、重合開始剤としてラジカル重合開始剤を用いることもできる。
【0029】
上記熱硬化の場合に使用される重合開始剤としては特に限定されず、例えば、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビスイソバレロニトリル、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ系化合物;メチルエチルケトンパーオキシド、メチルイソブチルケトンパーオキシド等のケトンパーオキシド類;ベンゾイルパーオキシド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキシド等のジアシルパーオキシド等を挙げることができる。
【0030】
上記光硬化の場合に用いられる重合開始剤としては特に限定されず、例えば、p−イソプロピル−α−ヒドロキシイソブチルフェノン、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、4′−メチルチオ−2,2−ジメチル−2−モルホリノアセトフェノン、ベンゾインイソブチルエーテル、2−クロロチオキサントン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド等を挙げることができる。
【0031】
上記ビニルオリゴマーと共重合可能である化合物がビニルエーテル類、ビニルスルフィド類、エポキシ基含有モノマー、エポキシ基含有オリゴマー等である場合には、重合開始剤として、カチオン重合開始剤を用いることもできる。
上記熱硬化の場合に使用される重合開始剤としては特に限定されず、例えば、三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体、三フッ化ホウ素・アミン錯体、塩化アルミニウム、四塩化チタン、四塩化スズ、塩化鉄(III)、塩化亜鉛等のルイス酸類;アンモニウム塩、スルホニウム塩、オキソニウム塩、ホスホニウム塩等を挙げることができる。
上記光硬化の場合に使用される重合開始剤としては特に限定されず、例えば、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ホスホニウム塩等を挙げることができる。
【0032】
上記重合にあたっては、必要に応じて、光安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色防止剤、重合禁止剤、離型剤、消泡剤、ブルーイング剤、蛍光染料等の添加剤を適宜加えてもよい。
【0033】
上記重合にあたっては、重合温度及び重合時間については、本発明の硬化性樹脂組成物の組成、用途、使用する重合開始剤の種類及びその使用量により異なるので一概には規定できないが、熱硬化における重合温度は、0〜200℃が好ましく、より好ましくは、20〜150℃である。重合時間は、10分〜50時間が好ましく、より好ましくは、1〜24時間である。
【0034】
また、上記光硬化に使用する光は紫外線が好ましく、光源としては、例えば、高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等を挙げることができる。
照射時間は、使用する光源、重合開始剤の種類及び使用量により異なるので一概には規定できないが、1分〜24時間が好ましく、より好ましくは、5分〜10時間である。照射温度は、0〜100℃が好ましく、より好ましくは、20〜50℃である。
【0035】
第二の本発明の硬化性樹脂組成物は、次の一般式(II)で表されるエポキシオリゴマー100〜5重量%、及び、前記エポキシオリゴマーと共重合可能である化合物0〜95重量%により構成する。
【0036】
【化5】
【0037】
式中、R5 、R6 、R7 、R8 は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜6のアルキル基を表す。mは0〜10の整数を表す。
上記一般式(II)で表されるビニルオリゴマーにおけるR5 、R6 、R7 及びR8 で表されるハロゲン原子としては、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられ、炭素数1〜6のアルキル基としては、直鎖状、分枝状のアルキル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等が挙げられる。
好ましくは、R5 、R6 、R7 及びR8 はいずれも水素原子であり、mは、0である。
【0038】
上記一般式(II)で表されるエポキシオリゴマーとしては特に限定されず、例えば、以下のもの等を挙げることができる。
ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)フェニル]スルフィド
ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)−3−メチルフェニル]スルフィド
ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)−3,5−ジメチルフェニル]スルフィド
ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)−2,3,5,6−テトラメチルフェニル]スルフィド
【0039】
ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)−3−ヘキシルフェニル]スルフィド
ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)−3,5−ジヘキシルフェニル]スルフィド
ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)−3−クロロフェニル]スルフィド
ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)−3,5−ジクロロフェニル]スルフィド
ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)−2,3,5,6−テトラクロロフェニル]スルフィド
ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)−3−ブロモフェニル]スルフィド
ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)−3,5−ジブロモフェニル]スルフィド
ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)−2,3,5,6−テトラブロモフェニル]スルフィド
なかでも、ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)フェニル]スルフィド、ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)−3−メチルフェニル]スルフィド、ビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)−3,5−ジメチルフェニル]スルフィドが好ましい。
【0040】
上記エポキシオリゴマーを製造する方法は特に限定されず、例えば、次の一般式(IV)で表されるジチオール化合物にエピハロヒドリンを付加反応させた後、閉環反応を行う方法(J.Appl.Poly.Sci,.39巻、1623(1990年)、米国特許第2731437号明細書)等を挙げることができる。
【0041】
【化6】
【0042】
式中、R5 、R6 、R7 、R8 は、前記と同じ。
上記エポキシオリゴマーと共重合可能である化合物としては特に限定されず、例えば、エポキシ基を有するモノマー、エポキシ基を有するオリゴマー、ビニルエーテル基を有するモノマー、ビニルスルフィド基を有するモノマー、チオール基を有するモノマー等を挙げることができる。これらは使用目的に応じて、単官能化合物だけではなく多官能化合物を選択することができる。また、これらの化合物は、単独で又は2種以上を併用して使用することができる。
【0043】
上記エポキシ基を有するモノマー及び上記エポキシ基を有するオリゴマーとしては特に限定されず、例えば、上記したもの等を挙げることができる。
上記ビニルエーテル基を有するモノマーとしては特に限定されず、例えば、上記したビニルエーテル化合物類等を挙げることができる。
上記ビニルスルフィド基を有するモノマーとしては特に限定されず、例えば、上記したビニルスルフィド化合物類等を挙げることができる。
上記チオール基を有するモノマーとしては特に限定されず、例えば、上記したもの等を挙げることができる。
【0044】
第二の本発明の硬化性樹脂組成物における上記エポキシオリゴマーの含有量は、100〜5重量%である。上記エポキシオリゴマーの含有量が5重量%未満であると、硬化して得られる樹脂の屈折率が低くなる。好ましくは100〜10重量%である。
第二の本発明の硬化性樹脂組成物において上記エポキシオリゴマーの含有量が100重量%であるときは、本発明の硬化性樹脂組成物は、上記エポキシオリゴマー単独で構成される。この場合においても、本発明の効果を充分に奏することができる。
【0045】
第二の本発明の硬化性樹脂組成物の構成例としては、例えば、上記エポキシオリゴマーとエポキシ基を有するモノマー、上記エポキシオリゴマーとエポキシ基を有するオリゴマー、上記エポキシオリゴマーとビニルエーテル基を有するモノマー、上記エポキシオリゴマーとビニルスルフィド基を有するモノマー、上記エポキシオリゴマーとチオール基を有するモノマー、上記エポキシオリゴマーとビニルスルフィド基を有するモノマーとエポキシ基を有するモノマー又はオリゴマー等を挙げることができる。
【0046】
第二の本発明の硬化性樹脂組成物は、通常の方法により、熱、光等によって硬化させることができる。上記エポキシオリゴマーと共重合可能である化合物がエポキシ基を有するモノマー、エポキシ基を有するオリゴマー、ビニルエーテル基を有するモノマー、ビニルスルフィド基を有するモノマーである場合には、カチオン重合開始剤を用いることができる。上記カチオン重合開始剤は、第一の本発明におけるビニルオリゴマーの説明において上述したカチオン重合開始剤と同様である。
上記エポキシオリゴマーと共重合可能である化合物がチオール基を有するモノマーである場合には、硬化促進剤を用いることができる。上記硬化促進剤としては、例えば、トリエチルアミン、ヘキサメチレンテトラミン、テトラメチルグアニジン等の第三級アミン類;2−エチル−4−メチルイミダゾール、2,4−ジエチルイミダゾール等のイミダゾール類;ジオクチルすずジラウレート、すずオクチレート等の金属塩類等を挙げることができる。
【0047】
本発明においては、上記一般式(I)又は上記一般式(II)で表されるビニルオリゴマー、エポキシオリゴマー、及び、これらと共重合可能である化合物を混合し、硬化させることにより、使用目的等に応じて屈折率、比重、吸水率等が容易に調整可能な硬化性樹脂組成物を得ることができる。また、上記一般式(I)で表されるビニルオリゴマー、上記一般式(II)で表されるエポキシオリゴマーを単独で硬化させても、高屈折率、低比重、低吸水率等の特徴を有する硬化性樹脂組成物を得ることができる。
【0048】
【実施例】
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0049】
参考例1 ビニルオリゴマーの調製
5Lの四つ口フラスコに、ビス(4−メルカプトフェニル)スルフィド250g、1,2−ジクロロエタン2000g、テトラブチルアンモニウムブロマイド8gを入れ、30℃に保ったまま30%水酸化カリウム水溶液410gを滴下した。30℃で2時間反応させた後、水200gを添加し結晶を濾取した。乾燥させた後、この結晶を5Lの褐色四つ口フラスコに入れ、ジメチルスルホキシド2000gを加え、30℃以下に保ったまま50%水酸化カリウム水溶液320gを滴下した。2時間反応させた後、水2000gを添加し有機層を分液した。この有機層を水洗した後、一般式(I)においてR1 、R2 、R3 、R4 が水素原子であるビス(4−ビニルチオフェニル)スルフィド260gを得た。無色透明の液体であり、その屈折率は、n25 D =1.695であった。
R1 、R2 、R3 、R4 の異なる一般式(I)で表されるビニルオリゴマーも、同様の方法により得た。
【0050】
実施例1
参考例1で得たビス(4−ビニルチオフェニル)スルフィド16gとスチレン4gとからなる混合物に、ラジカル重合開始剤として2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(和光純薬社製V−65)0.04g(0.2重量%)を溶解させて硬化性樹脂組成物を得た。
この硬化性樹脂組成物を直径5cm、厚さ0.3cmのガラスモールドに注入し、40℃で5時間加熱した後、7時間かけて80℃まで昇温し、80℃で3時間保った後、脱型した。このものを塩化メチレンで洗浄した後、100℃で1時間アニーリングした。得られた硬化性樹脂は、均一で無色透明であった。以下の方法により各物性を評価し、表1に示した。
【0051】
(1)屈折率
アッベ屈折率計(アタゴ社製、4T型)を用いて、25℃における屈折率を測定した。
(2)比重
JIS K 6911に従って測定した。
(3)全光線透過率
濁度計(日本電色工業社製、NDH−300A型)を用いて、厚さ3mmの平板の全光線透過率を測定した。
(4)煮沸吸水率
JIS K 6911に従って測定した。
【0052】
実施例2〜9、比較例1
表1に示した成分組成を用いたこと以外は実施例1と同様にして硬化性樹脂を調製し、各物性を評価し、表1に示した。
【0053】
実施例10
参考例1で得たビス(4−ビニルチオフェニル)スルフィド15g(0.050モル)とスチレン5gとからなる混合物に、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド(BASF社製、ルシリン TPO)0.6g(3重量%)を溶解させて硬化性樹脂組成物を得た。
この硬化性樹脂組成物を直径5cm、厚さ0.3cmの石英ガラスモールドに注入し、高圧水銀ランプを用いて40℃で1時間照射した後、脱型した。このものを塩化メチレンで洗浄した後、100℃で1時間アニーリングした。得られた硬化性樹脂は、均一で無色透明であった。上記の方法により各物性を評価し、表1に示した。
【0054】
表1中、BMAは、n−ブチルメタクリレートを、AMAは、アリルメタクリレートを、DEDMは、ジエチレングリコールジメタクリレートを、DMDSは、ビス(2−メルカプトエチル)スルフィドを、MY−790は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(チバガイギー社製)を、V−65は、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(和光純薬社製)を、SI−H40は、カチオン重合開始剤(三新化学社製、サンエイドSI−H40)を、ルシリンTPOは、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド(BASF社製)を、それぞれ表す。
【0055】
【表1】
【0056】
参考例2 エポキシオリゴマーの調製
1Lの四つ口フラスコに、ビス(4−メルカプトフェニル)スルフィド100g、エピクロロヒドリン150g、ジオキサン300gを入れ、10℃に保ったまま10%水酸化カリウム水溶液20gを滴下した。20℃で2時間反応させた後、60℃に昇温し45%水酸化ナトリウム水溶液90gを滴下した。60℃で12時間反応させた後、水、トルエンを添加し分液した。有機層を中和、水洗した後、溶媒を留去し、一般式(II)でR5 、R6 、R7 、R8 が水素原子であるビス(2,3−エポキシプロピルチオフェニル)スルフィド140gを得た。無色透明の液体であり、その屈折率は、n25 D =1.669であった。
R5 、R6 、R7 、R8 が異なる一般式(II)で表されるエポキシオリゴマーも、同様の方法により得た。
【0057】
実施例11
参考例2で得られたビス[4−(2,3−エポキシプロピルチオ)フェニル]スルフィド16gとエポキシ樹脂(CY−177)4gからなる混合物にカチオン重合開始剤(サンエイドSI−60)0.4gを溶解させ硬化性樹脂組成物を得た。この硬化性樹脂組成物を直径5cm、厚さ0.3cmのガラスモールドに注入し130℃で20時間加熱した後、脱型した。得られた硬化性樹脂は、均一で無色透明であった。上記の方法により各物性を評価し、表2に示した。
【0058】
実施例12〜18、比較例2
表2に示した成分組成を用いたこと以外は実施例11と同様にして硬化性樹脂を調製し、各物性を評価し、表2に示した。
表2中、CY177は、脂環式エポキシ樹脂(主成分:ビス(4,5−エポキシ−2−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、チバガイギー社製)を、CY179は、脂環式エポキシ樹脂(主成分:3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、チバガイギー社製)を、MPSは、ビス(4−メルカプトフェニル)スルフィドを、SI−60は、カチオン重合開始剤(三新化学社製、サンエイドSI−60)を、EMIは、2−エチル−4−メチルイミダゾールを、それぞれ表す。
【0059】
【表2】
【0060】
【発明の効果】
本発明の硬化性樹脂組成物は、上述の構成よりなるので、硬化性に優れ、かつ高屈折率を有しているばかりではなく、低吸水性、低比重という優れた物性的特性を有しているので、光学材料に特に有用であるほか、塗料、接着剤、封止材等としても極めて有用である。
Claims (6)
- R1 、R2 、R3 、R4 が、水素原子である請求項1記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記ビニルオリゴマーと共重合可能である化合物が、ビニル基を有するモノマー、エポキシ基を有するモノマー、エポキシ基を有するオリゴマー、及び、チオール基を有するモノマーからなる群より選択された少なくとも1種である請求項1又は2記載の硬化性樹脂組成物。
- R5 、R6 、R7 、R8 が、水素原子である請求項4記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記エポキシオリゴマーと共重合可能である化合物が、エポキシ基を有するモノマー、エポキシ基を有するオリゴマー、ビニルエーテル基を有するモノマー、ビニルスルフィド基を有するモノマー、及び、チオール基を有するモノマーからなる群より選択された少なくとも1種である請求項4又は5記載の硬化性樹脂組成物。
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