JP5920594B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池セルを複数積層して構成された燃料電池に関するものである。
従来から、複数の燃料電池セルを積層したセル積層体を締め付けて一体化したスタックからなる燃料電池が知られている。各燃料電池セルは、一対の電極が電解質膜の両側に配置された膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)と、膜電極接合体に対して燃料ガスもしくは酸化ガスを提供するとともに電気化学反応によって生じた電気を集電するためのアノード側及びカソード側のガス拡散層(GDL:Gas Diffusion Layer)を配置した電極体(MEGA)と、この電極体を挟持するように配置され、直線状もしくは蛇行状のガス流路を有する一対のセパレータとを備えている。また、一対のセパレータ間には、主として内部を密閉することを目的としたシール材を形成し、MEGAの周縁部がシールされている。そして、各セパレータに形成されたガス流路を介して酸化ガス又は燃料ガスが各電極に供給されることで、燃料電池セルの発電が行われる。なお、セパレータには、金属板の中央部に反応ガスを通すためのガス流路を形成したセパレータや、ガス流路を金属多孔体から形成して、ガス流路をセパレータから分離したいわゆるフラットタイプ型のセパレータがある。
上記のような燃料電池において、十分な電力を得るために、MEAの面積をセパレータ又は金属多孔体に形成されたガス流路の面積よりも大きくする必要がある。このため、ガス流路の外周端から面方向外側に形成されたMEGAの外周端までは、ガス流路が設けられていない部分となっている(下記特許文献1参照)。このガス流路が設けられていない部分であるMEGAの外周部において、ヨレやシワの発生を抑制するため、ガス流路とは別にセパレータ表面に凸部を形成することが有効である。この凸部を形成することで、隣接する燃料電池セルのMEGAの外周部をバックアップすることができ、ヨレやシワの発生を防止することができる。
特開2012−243580号公報
ところで、上記のような凸部をMEGA外周部に形成した場合は、燃料電池セル2の断面を上方から下方に向かって見たときに、凸部95、MEGA96,シール材97の順に積層された部分があり、この凸部95内部には空間が存在している(図6参照)。
この凸部95、MEGA96,シール材97の順に積層された部分において、積層方向上向きに圧力がかかることがある。例えば、セル積層体を締め付けて一体化させるために必要な締結荷重による圧力がかかる場合や、シール材97が高温で運転している燃料電池から熱の影響を受けて線膨張することによる圧力がかかる場合がある。このような圧力がかかることにより、MEGA96が凸部95内に屈曲し、MEAが破損されてしまうおそれがあった(図7参照)。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、MEGAの外周部まで形成された凸部にMEGAが屈曲することを抑制することができ、かつ、隣接する燃料電池セルにおけるMEGAの外周部をバックアップすることができる燃料電池を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る燃料電池は、膜電極接合体と前記膜電極接合体の両側に配置されたガス拡散層とを有する電極体と、前記電極体を挟持する第1及び第2セパレータと、前記第1及び第2セパレータ間外周部を封止するシール材と、前記電極体の両側に配置されたガス流路と、を備えた燃料電池セルが複数積層されてなる燃料電池であって、前記第1セパレータ側における前記ガス流路の外周端が前記電極体の外周端よりも面方向内側に位置し、前記第1セパレータのうち前記燃料電池セルの積層方向から見て当該第1セパレータ側における前記ガス流路の外周端と前記電極体の外周端との間に凸部を備え、前記凸部の内部及び前記凸部と前記膜電極接合体との間に前記シール材が充填されていることを特徴とする。
このようにガス流路の外周端と電極体の外周端との間における第1セパレータに凸部を形成し、凸部内及び凸部と膜電極接合体との間にシール材を充填することで、電極体が凸部へ屈曲することを抑制することができる。
また本発明に係る燃料電池において、前記凸部は、前記積層方向に隣接する前記燃料電池セルに当接することも好ましい。
このように、凸部が積層方向に隣接する燃料電池セルに当接することで、隣接する燃料電池セルの電極部における外周部をバックアップすることができる。
また本発明に係る燃料電池において、前記凸部側の前記ガス拡散層は、その外周端が前記凸部よりも面内方向内側に位置するように形成され、前記シール材は、前記積層方向から見て前記凸部から前記膜電極接合体まで充填されていることも好ましい。
このように、凸部側のガス拡散層の外周端が、凸部よりも面内方向内側に形成されている場合において、シール材が積層方向に見て凸部から膜電極接合体まで充填されているため、膜電極接合体及びガス拡散層が凸部へ屈曲することを抑制することができる。
また本発明に係る燃料電池において、前記第1セパレータ及び前記第2セパレータに、前記電極体に反応ガスを供給するための流路が形成され、前記凸部側の前記ガス拡散層は、その外周端が前記凸部よりも面内方向内側に位置するように形成され、前記シール材は、前記積層方向から見て前記凸部から前記膜電極接合体まで充填されていることも好ましい。
このように、凸部側のガス拡散層が、凸部よりも面内方向内側に形成されている場合において、シール材が積層方向に見て凸部から膜電極接合体まで充填されているため、膜電極接合体及びガス拡散層が凸部へ屈曲することを抑制することができる。
本発明によれば、MEGAの外周部まで形成された凸部にMEGAが屈曲することを抑制することができ、かつ、隣接する燃料電池セルのMEGAの外周部をバックアップすることができる。
本発明の実施形態における燃料電池の概略構成を示す側面図である。 (A)図1に示す燃料電池が備える燃料電池セルの平面図である。(B)図2(A)のA−A線断面図である。 本発明の第2実施形態における燃料電池が備える燃料電池セルの断面図である。 本発明の第3実施形態における燃料電池が備える燃料電池セルの断面図である。 (A)本発明の第4実施形態における燃料電池が備える燃料電池セルの平面図である。(B)図5(A)のB−B線断面図である。 従来の燃料電池が備える燃料電池セルの断面図である。 従来の燃料電池が備える燃料電池セルの断面図である。
以下、本発明を実施形態について添付図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1に本発明の実施形態における燃料電池1の概略構成を示す。図示するように構成される燃料電池セル2は、順次積層されてセル積層体3を構成している。また、このセル積層体3等で構成される燃料電池スタックは、例えばスタック両端を一対のエンドプレート7で挟まれ、さらにこれらエンドプレート7どうしを繋ぐようにテンションプレート8からなる拘束部材が配置された状態で積層方向への荷重がかけられて締結されている。以下に示す実施形態においては、燃料電池セルを積層する方向が「積層方向」に、積層方向に略垂直な方向が「面方向」に、それぞれ対応している。
なお、このような燃料電池スタック等で構成される燃料電池1は、例えば燃料電池車両(FCHV;Fuel Cell Hybrid Vehicle)の車載発電システムにおいて利用可能なものであるがこれに限られることはなく、各種移動体(例えば船舶や飛行機など)やロボットなどといった自走可能なものに搭載される発電システム、さらには定置の発電システムにおいても利用することが可能である。
図2は、図1に示す燃料電池1が備える燃料電池セル2を示している。図2(A)は、燃料電池セル2の平面図である。図2(B)は、図2(A)のA−A線断面図である。図2に示すように、燃料電池セル2は、膜電極接合体(MEA)10、ガス拡散層(GDL)11a、11b、シール材13、多孔体流路40、セパレータ20a,20b等で構成されている。セパレータ20a,20bには、マニホールド15a、15b、16a、16b、17a、17b及びディンプル70が形成され、セパレータ20bにはガス流路36が形成されている。
MEA10は、高分子材料のイオン交換膜からなる高分子電解質膜(以下、単に電解質膜ともいう)と、電解質膜を両面から挟む一対の電極(アノード側拡散電極及びカソード側拡散電極)とで構成されている。電解質膜は、各電極よりも大きく形成されている。この電解質膜には、各電極が例えばホットプレス法により接合されている。
MEA10を構成する各電極は、その表面に付着された白金などの触媒を担持した例えば多孔質のカーボン素材(拡散層)で構成されている。一方の電極(アノード)には燃料ガス(反応ガス)としての水素ガス、他方の電極(カソード)には空気や酸化剤などの酸化ガス( 反応ガス)が供給され、これら2種類の反応ガスによりMEA10内で電気化学反応が生じて燃料電池セル2の起電力が得られるようになっている。
GDL11a、11bは、MEA10の両側に配置されている。GDL11a、11bは、MEA10に対して燃料ガスもしくは酸化ガスを提供するとともに電気化学反応によって生じた電気を集電するためのアノード側及びカソード側の層で構成されている。膜電極拡散層接合体(MEGA)30は、MEA10とこれを挟持するGDL11a、11bとで構成される。
シール材13は、セパレータ20a,20b間に形成され、シール材13を介してセパレータ20aとセパレータ20bとが接着されている。また、シール材13は、セパレータ20a、20b間外周部を封止している。このため、シール材13は、MEGA30や多孔体流路40を外部から封止している。また、シール材13は、ディンプル70内部等にも充填されている(詳細は後述する)。シール材13としては、隣接する部材との化学的な結合により接着する接着剤などを用いることができる。例えば本実施形態ではシール材13として弾性によって物理的にシールする部材を採用しているが、この代わりに上述した接着剤のような化学結合によってシールする部材を採用することもできる。なお、セパレータ20bと隣接する燃料電池セル2のセパレータ20aとの間には、酸化ガスや水素ガス等の漏れを抑制するためのガスケット(図示せず)が設けられている。
多孔体流路40は、GDL11aとセパレータ20aとの間に配置される。多孔体流路40は、MEGA30に燃料ガスもしくは酸化剤ガスを提供するとともに電気化学反応によって生じた電気を集電するための金属多孔体から構成されている。
セパレータ20(20a,20b)はガス不透過性の導電性材料で構成されている。導電性材料としては、例えばカーボンや導電性を有する硬質樹脂のほか、アルミニウムやステンレス等の金属(メタル)が挙げられる。本実施形態のセパレータ20(20a,20b)の基材は板状のメタルで形成されているものであり(メタルセパレータ)、この基材の電極側の面には耐食性に優れた膜(例えば金メッキで形成された皮膜)が形成されている。
また、セパレータ20a,20bの長手方向の端部付近(本実施形態の場合であれば、図1中向かって左側に示す一端部の近傍)には、酸化ガスの入口側のマニホールド15a、水素ガスの出口側のマニホールド16b、および冷却水の入口側のマニホールド17aが形成されている。例えば本実施形態の場合、これらマニホールド15a,16b,17aはセパレータ20a,20bに設けられた略矩形ないしは台形、あるいは両端が半円形状の長細矩形の透孔によって形成されている。さらに、セパレータ20a,20bのうち反対側の端部には、酸化ガスの出口側のマニホールド15b、水素ガスの入口側のマニホールド16a、および冷却水の出口側のマニホールド17bが形成されている。本実施形態の場合、これらマニホールド15b,16a,17bも略矩形ないしは台形、あるいは両端が半円形状の長細矩形の透孔によって形成されている。
また、セパレータ20bの両面には、複数の凹部によって構成される溝状の流路が形成されている。これら流路は、例えば板状のメタルによって基材が形成されている本実施形態のセパレータ20bの場合であればプレス成形によって形成することができる。このようにして形成される溝状の流路は、酸化ガスのガス流路36や冷却水流路37を構成している。具体的に説明すると、セパレータ20bの電極側となる内側の面には酸化ガスのガス流路36が形成され、その裏面(外側の面)には冷却水流路37が形成されている。
ガス流路36は、図2(A)に示すように、セパレータ20bの短手方向及び長手方向の端部付近を除いた領域に形成されている。そして、図2(B)に示すように、積層方向から見たときに、MEGA30は、このガス流路36が形成されている領域よりも、面方向外側に拡大して形成されている。つまり、ガス流路36の外周端80よりも面方向外側に、MEGA30の外周端90が位置している。本発明においては、ガス流路36の外周端80とMEGA30の外周端90との間における範囲をMEGA外周部Dと定義している。
ディンプル70(70a、70b)は、セパレータ20a,20bの長手方向の両端部より内側の領域、換言すれば、ガス流路35とマニホールド15a、16b、17aとの間、ガス流路35とマニホールド15b、16a、17bとの間に形成されている。ディンプル70(70a、70b)は、平面視において略円形状を有し、セパレータ20a、20b表面から突出して複数配列されている。なお、ディンプル70の形状や個数等については、セパレータ20a、20bの形状や厚みによって様々なものが選択されうる。
ディンプル70(70a、70b)の設けられている位置について、以下詳細に説明する。図2(B)に示すように、ディンプル70aは、積層方向に見た時に、セパレータ20aにおけるMEGA外周部Dの範囲に、セパレータ20a表面から下方に突出して形成されている。ディンプル70aの上面は、積層方向に隣接する燃料電池セル2に当接するようになっている。また、多孔体流路40は、ディンプル70aが設けられている位置よりも、面方向内側に形成されている。そして、ディンプル70aの内部及び積層方向に見たときのディンプル70aからMEA10までの間にはシール材13が充填されている。すなわち、積層方向下方から順に、ディンプル70a、シール材13、MEGA30の順に積層されるようになっている。ディンプル70bは、セパレータ20bにおけるMEGA30の外周端90よりも面方向外側の位置に形成されている。また、ディンプル70bは、セパレータ20b表面から上方に突出して形成されている。ディンプル70bの上面は積層方向に隣接する燃料電池セル2に当接するようになっている、なお、ディンプル70b内部には、シール材13が充填されている。
本実施形態では、セパレータ20bにおけるMEGA外周部Dの範囲にディンプル70を形成せずに、セパレータ20aにおけるMEGA外周部Dの範囲にディンプル70を形成している。そして、ディンプル70の内部及びディンプル70からMEA10までの間にはシール材13を充填している。このように構成することにより、MEGA30が、ディンプル70へ屈曲することを抑制することができる。また、セパレータ20aに形成されたディンプル70が、隣接する燃料電池セル2に当接するように構成されているので、ディンプル70が隣接する燃料電池セル2のMEGA外周部Dをバックアップすることができる。なお、ディンプル70の屈曲を抑制するための別の手法として、締結荷重を低下させて稼働する方法をとることも考えられるが、締結荷重を低下させた場合には、燃料電池セル2間の摩擦力が低くなる。このため、燃料電池1を車両に搭載した場合には、車両衝突時に燃料電池セル2のずれを回避することができない。また、ディンプル70の屈曲を抑制する別の手法として、狭いピッチで形成することで屈曲しにくくなっているセパレータ20a、20bのガス流路と同様の構造を、MEGA外周部Dの溝流路において作成することも考えられる。しかしながら、狭いピッチの溝流路の作成には、製造コストが高くなってしまう。このような従来の手法と比較して、本実施形態は、締結荷重を低下させることなく、低コストでディンプル70の屈曲を抑制することができるという効果がある。
以下、本発明における他の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成部材については、同一の番号を付して適宜その説明を省略する。図3は、第2の実施形態における燃料電池1を構成する燃料電池セル2であって、図2(A)のA−A線断面図に対応するものである。
第2の実施形態では、セパレータ20a側に形成されているGDL11aの外周端110を、ディンプル70aよりも面方向内側に形成している点が第1の実施形態と異なっている。つまり、MEGA外周部Dの範囲においては、MEA10とGDL11bによって形成されている。また、第1の実施形態においては、MEA10がGDL11a、11bより面方向外側まで形成されているが、第2の実施形態においては、MEA10とGDL11bは、同じ大きさで形成されている点が異なっている。なお、シール材13は、MEGA外周部Dの範囲において、ディンプル70(70a)内部及び積層方向から見てディンプル70(70a)からMEA10まで充填されている。
GDL11aが片面のみの場合には、特にMEGA30がディンプル70へ屈曲しやすい構造となるが、本実施形態においては、ディンプル70の内部及び積層方向に見てディンプル70からMEA10までの間においてシール材13が充填されているため、MEGA30が、ディンプル70へ屈曲することを抑制することができる。また、製造工程において、MEA10のみ大きくすることはコストが高くなるが、MEA10とGDL11a、11bとを同じ大きさにした場合には、製造コストを抑えることができる。
図4は、第3の実施形態における燃料電池1を構成する燃料電池セル2であって、図2(A)のA−A線断面図に対応するものである。本実施形態では、セパレータ20aに、各電極に酸化ガス又は燃料ガスを供給する溝流路を形成し、セパレータ20a側に形成されているGDL11aの外周端111が、ディンプル70(70a)よりも内側に形成されている点が第1の実施形態と異なっている。なお、セパレータ20aに溝流路を形成したため、セパレータ20a、20b間には、MEA10とGDL11a、11bとシール部材13とが形成されている。シール材13は、MEGA外周部Dの範囲において、ディンプル70(70a)内部及び積層方向から見てディンプル70(70a)からMEA10まで充填されている。
図5は、第4の実施形態における燃料電池1を構成する燃料電池セル2を示している。図5(A)は、燃料電池セル2の平面図である。図5(B)は、図5(A)のB−B線断面図である。本実施形態では、ディンプル70が溝(長ディンプル)で形成されている点が、第1の実施形態と異なっている。長ディンプル70は、平面視でセパレータ20aの長手方向の両端部付近に、セパレータ20aの長辺と略平行に形成されている。また、積層方向から見たときに、長ディンプル70は、セパレータ20aのMEGA外周部Dの範囲に設けられている。このように、長ディンプル70の場合においても、ディンプル70内部及び積層方向に見てディンプル70からMEA10までの間にシール材13が充填されているので、MEGA30が、ディンプル70へ屈曲することを抑制することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の実施例でも実施することが可能である。
1:燃料電池
2:燃料電池セル
10:膜電極接合体(MEA)
11a、11b:ガス拡散層(GDL)
30:膜電極拡散層接合体(MEGA)
36:ガス流路
13:シール材
20a,20b:セパレータ
40:多孔体流路
70:ディンプル

Claims (4)

  1. 膜電極接合体と前記膜電極接合体の両側に配置されたガス拡散層とを有する電極体と、前記電極体を挟持する第1及び第2セパレータと、前記第1及び第2セパレータ間外周部を封止するシール材と、前記電極体の両側に配置されたガス流路と、を備えた燃料電池セルが複数積層されてなる燃料電池であって、
    前記第1セパレータ側における前記ガス流路の外周端が前記電極体の外周端よりも面方向内側に位置し、
    前記第1セパレータのうち前記燃料電池セルの積層方向から見て当該第1セパレータ側における前記ガス流路の外周端と前記電極体の外周端との間に凸部を備え、
    前記凸部は、前記第1セパレータの長手方向両端部に複数設けられると共に、前記第1セパレータの長辺に沿って延在して設けられ、
    前記凸部の内部及び前記凸部と前記膜電極接合体との間に前記シール材が充填されていることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記凸部は、前記積層方向に隣接する前記燃料電池セルに当接することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記凸部側の前記ガス拡散層は、その外周端が前記凸部よりも面内方向内側に位置するように形成され、
    前記シール材は、前記積層方向から見て前記凸部から前記膜電極接合体まで充填されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池。
  4. 前記第1セパレータ及び前記第2セパレータに前記ガス流路が形成され、
    前記凸部側の前記ガス拡散層は、その外周端が前記凸部よりも面内方向内側に位置するように形成され、
    前記シール材は、前記積層方向から見て前記凸部から前記膜電極接合体まで充填されていることを特徴とする請求項1又は3のいずれか1項に記載の燃料電池。
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