JP5920400B2 - センサ出力判定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のセンサの出力が正常であるか否か判定する装置に関する。
従来、3相モータの各相に流れる電流を制御するインバータにおいて、各相に流れる電流を電流センサによりそれぞれ検出するものがある(特許文献1参照)。
特開2013−118746
ところで、インバータのスイッチング回路を制御する制御部は、インバータの筐体内に収納されていることが多い。この場合、電流センサの出力電圧が制御部に入力され、制御部により、電流センサの出力電圧すなわち電流値が正常であるか否か判定される。そして、各相の電流値に異常がなければ、各相の電流値に基づいて制御部によりスイッチング回路が制御される。
本願発明者は、インバータの筐体の外部に設けられた制御部により、インバータのスイッチング回路を制御することを考案した。この場合、制御部がインバータの筐体内に収納されている構成と比較して、電流センサと制御部との距離が長くなる。このため、電流センサの出力電圧にノイズが乗り易くなることを考慮して、電流センサの出力電圧(アナログ信号)をデジタル信号に変換して制御部へ送信する必要がある。しかしながら、各相の電流(電流センサの出力電圧)を表すデジタル信号はビット数が多く、送信するデータ量の増大が避けられない。
なお、3相モータの各相の電流が正常であるか否か判定する構成に限らず、複数のセンサの出力が正常であるか否か判定する構成においては、こうした実情は概ね共通したものとなる。
本発明は、こうした課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、複数のセンサの出力が正常か否か判定する装置において、外部へ送信するデータ量の増大を抑制することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
本発明は、3相回転機の第1相の電流を検出する2つの電流センサのアナログ出力、及び第2相の電流を検出する2つの電流センサのアナログ出力が、正常であるか否か判定するセンサ出力判定装置であって、前記第1相の2つの電流センサのアナログ出力及び前記第2相の2つの電流センサのアナログ出力を、前記第1相の電流を表す2つのデジタル信号及び前記第2相の電流を表す2つのデジタル信号にそれぞれ変換する変換部と、前記第1相の電流を表す2つのデジタル信号に基づいて、前記第1相の2つの電流センサのアナログ出力が正常であるか否か判定するとともに、前記第2相の電流を表す2つのデジタル信号に基づいて、前記第2相の2つの電流センサのアナログ出力が正常であるか否か判定する判定部と、前記第1相の電流を表す2つのデジタル信号のうちいずれか1つのデジタル信号、前記第2相の電流を表す2つのデジタル信号のうちいずれか1つのデジタル信号、及び前記判定部による判定結果を表すデジタル信号を外部へ送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、3相回転機の第1相の電流が2つの電流センサにより検出され、3相回転機の第2相の電流が2つの電流センサにより検出される。変換部により、第1相の2つの電流センサのアナログ出力が、第1相の電流を表す2つのデジタル信号に変換される。また、変換部により、第2相の2つの電流センサのアナログ出力が、第2相の電流を表す2つのデジタル信号に変換される。判定部により、第1相の電流を表す2つのデジタル信号に基づいて、第1相の2つの電流センサのアナログ出力が正常であるか否か判定されるとともに、第2相の電流を表す2つのデジタル信号に基づいて、第2相の2つの電流センサのアナログ出力が正常であるか否か判定される。そして、送信部により、第1相の電流を表す2つのデジタル信号のうちいずれか1つのデジタル信号、第2相の電流を表す2つのデジタル信号のうちいずれか1つのデジタル信号、及び判定部による判定結果を表すデジタル信号が外部へ送信される。
ここで、判定部による判定結果を表すデジタル信号は、例えば1ビットのデータで表すことができ、電流を表すデジタル信号よりもデータ量を少なくすることができる。このため、例えば第1相の電流を表すデジタル信号を2つ全て送信する場合と比較して、外部へ送信するデータ量を少なくすることができる。したがって、複数の電流センサの出力が正常か否か判定する装置において、外部へ送信するデータ量の増大を抑制することができる。さらに、第1相に流れる電流を、2つの電流センサにより検出している。このため、2つの電流センサのアナログ出力が正常である場合は、残りの1つのデジタル信号により表される電流は、送信された1つのデジタル信号により表される電流と同様とみなすことができる。また、第3相に流れる電流は、第1相のデジタル信号により表される電流、及び第2相のデジタル信号により表される電流から算出することができる。
また、本発明は、3相回転機の各相の電流をそれぞれ検出する電流センサのアナログ出力が正常であるか否か判定するセンサ出力判定装置であって、前記各相の電流センサのアナログ出力を、前記各相の電流を表すデジタル信号に変換する変換部と、前記各相の電流を表すデジタル信号に基づいて、前記各相の電流センサのアナログ出力が正常であるか否か判定する判定部と、前記各相の電流を表すデジタル信号のうちいずれか2つのデジタル信号、及び前記判定部による判定結果を表すデジタル信号を外部へ送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、3相回転機の各相の電流が、それぞれ電流センサにより検出される。変換部により、各相の電流センサのアナログ出力が、各相の電流を表すデジタル信号に変換される。判定部により、各相の電流を表すデジタル信号に基づいて、各相の電流センサのアナログ出力が正常であるか否か判定される。そして、送信部により、各相の電流を表すデジタル信号のうちいずれか2つのデジタル信号、及び判定部による判定結果を表すデジタル信号が外部へ送信される。
ここで、判定部による判定結果を表すデジタル信号は、例えば1ビットのデータで表すことができ、電流を表すデジタル信号よりもデータ量を少なくすることができる。このため、各相の電流を表すデジタル信号を3つ全て送信する場合と比較して、外部へ送信するデータ量を少なくすることができる。したがって、複数のセンサの出力が正常か否か判定する装置において、外部へ送信するデータ量の増大を抑制することができる。さらに、残りの1つの相に流れる電流は、2つのデジタル信号により表される2つの相に流れる電流から算出することができる。
また、本発明は、所定対象の共通の物理量を検出する2つのセンサのアナログ出力が正常であるか否か判定するセンサ出力判定装置であって、前記2つのセンサのアナログ出力を、前記物理量を表す2つのデジタル信号に変換する変換部と、前記2つのデジタル信号に基づいて、前記2つのセンサのアナログ出力が正常であるか否か判定する判定部と、前記2つのデジタル信号のうちいずれか1つのデジタル信号、及び前記判定部による判定結果を表すデジタル信号を外部へ送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、所定対象の共通の物理量が、2つのセンサにより検出される。変換部により、2つのセンサのアナログ出力が、物理量を表す2つのデジタル信号に変換される。判定部により、2つのデジタル信号に基づいて、2つのセンサのアナログ出力が正常であるか否か判定される。そして、送信部により、2つのデジタル信号のうちいずれか1つのデジタル信号、及び判定部による判定結果を表すデジタル信号が外部へ送信される。
ここで、判定部による判定結果を表すデジタル信号は、例えば1ビットのデータで表すことができ、物理量を表すデジタル信号よりもデータ量を少なくすることができる。このため、物理量を表すデジタル信号を2つ全て送信する場合と比較して、外部へ送信するデータ量を少なくすることができる。したがって、複数のセンサの出力が正常か否か判定する装置において、外部へ送信するデータ量の増大を抑制することができる。さらに、2つのセンサは、所定対象の共通の物理量を検出している。このため、2つのセンサのアナログ出力が正常である場合は、残りの1つのデジタル信号により表される物理量は、送信された1つのデジタル信号により表される物理量と同様とみなすことができる。
第1実施形態のモータの制御システムを示す模式図 相電流検出ICを示すブロック図 電流センサの入力電流と出力電圧との関係を示すグラフ 入力電流に対する電流値の正常範囲を示すグラフ 電流値に対する電流偏差の正常範囲を示すマップ 電流センサAの電流値に対する電流センサBの電流値の正常範囲を示すマップ 電流センサの出力判定の手順を示すフローチャート 第2実施形態のモータの制御システムを示す模式図 相電流検出ICを示すブロック図 電流値に対する3相和の正常範囲を示すマップ 電流センサの出力判定の手順を示すフローチャート
<第1実施形態>
以下、第1実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、電気自動車等に搭載される主機としてのモータを制御する制御システムとして具体化している。
まず、図1に基づいて、モータ11の制御システム10の概略構成を説明する。制御システム10は、モータ11、インバータ12、制御部13(MG ECU)等を備えている。
モータ11(3相回転機)は、車載主機であり、その回転子が自動車の駆動輪に機械的に連結されている。モータ11は、3相の永久磁石同期モータである。モータ11は、インバータ12を介して、図示しない高電圧バッテリに接続されている。
インバータ12は、スイッチング回路21、電流センサ41A,41B,42A,42B、相電流検出IC30等を備えている。スイッチング回路21、電流センサ41A,41B,42A,42B、及びIC30は、インバータ12の筐体12a内に収納されている。
スイッチング回路21は、スイッチング素子の直列接続体を3組備える周知のブリッジ回路である。各直列接続体の接続点は、モータ11のU相ケーブルCu,V相ケーブルCv,W相ケーブルCwにそれぞれ接続されている。スイッチング素子として、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)が用いられている。スイッチング素子には、それぞれダイオードが逆並列に接続されている。U相ケーブルCu,V相ケーブルCv,W相ケーブルCwに流れる電流の総和は、理論上「0」となる。
モータ11のV相ケーブルCv(第1相)には、V相ケーブルCvに流れる電流を検出するV相電流センサ41A,41Bが取り付けられている。V相電流センサ41A,41Bは、V相ケーブルCv(所定対象)に流れる共通の電流を検出する二重系のセンサである。モータ11のW相ケーブルCw(第2相)には、W相ケーブルCwに流れる電流を検出するW相電流センサ42A,42Bが取り付けられている。W相電流センサ42A,42Bは、W相ケーブルCw(所定対象)に流れる共通の電流を検出する二重系のセンサである。電流センサ41A,41B,42A,42B(センサ)は、電流(物理量)の大きさに応じた電圧(アナログ信号)を出力する。
相電流検出IC30(センサ出力判定装置)は、入出力ポート、処理回路、通信回路等を備える集積回路である。IC30は、電流センサ41A,41B,42A,42Bの出力電圧IvAa,IvBa,IwAa,IwBa(アナログ出力)をそれぞれ入力する。そして、IC30は、電流センサの出力電圧が正常であるか否か判定して、電流を表すデジタル信号IvAd,IwAd(電流値)、及び判定結果を表すデジタル信号Dr,Ddを制御部13へ送信する。
モータ11には、レゾルバ45が取り付けられている。レゾルバ45は、モータ11の回転子と共に回転する励磁コイル、及び固定された2つの検出コイル等を備える周知の構成である。2つの検出コイルは、励磁コイルに印加される正弦波状の励磁信号及びモータ11の回転子の回転角度に基づいて、正弦波状に振幅が変化する互いに位相が90°ずれた検出信号を出力する。
制御部13は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等を備えるマイクロコンピュータである。制御部13は、インバータ12の筐体12aの外部に設けられている。制御部13は、レゾルバ45の出力する上記検出信号及び上記励磁信号を入力し、これらの信号に基づいてモータ11の回転子の回転角度θを検出する。また、制御部13は、相電流検出IC30と所定の通信規格により通信を行い、IC30が送信するデジタル信号IvAd,IwAd,Dr,Ddを受信する。そして、制御部13は、これらの回転角度θ、及び電流を表すデジタル信号IvAd,IwAdに基づいて、スイッチング回路21の駆動を制御する。詳しくは、スイッチング信号を送信することにより、スイッチング回路21の各スイッチング素子の駆動を制御する。
図2は、相電流検出IC30を示すブロック図である。なお、同図では、IC30のうち、V相ケーブルCvに流れる電流(V相電流)を検出する部分のみを示している。IC30は、AD変換器31、レンジはずれ異常判定部32、偏差異常判定部33、及び通信部34を備えている。これらは、IC30が備える上記入出力ポート、上記処理回路、上記通信回路等により実現されている。
V相電流センサ41A,41Bは、V相ケーブルCvに流れるV相電流の大きさに応じた出力電圧IvAa,IvBaをそれぞれ出力する。詳しくは、図3に示すように、V相電流センサ41A,41Bの出力電圧は、入力電流に比例して増加する。V相電流センサ41A,41Bの出力電圧は、0〜5Vの範囲であり、入力電流が0の場合に2.5Vとなる。
AD変換器31(変換部)は、V相電流センサ41A,41Bのそれぞれの出力電圧IvAa,IvBaを入力し、それぞれV相電流を表すデジタル信号IvAd,IvBd(以下、「電流値IvAd,IvBd」と称する)に変換して出力する。例えば、デジタル信号IvAd,IvBdは、それぞれ12bitのデータにより構成されている。
レンジはずれ異常判定部32(判定部)は、電流値IvAd,IvBdを入力し、電流値IvAd,IvBdがそれぞれ正常範囲(第1範囲)内であるか否か判定する(第1判定)。詳しくは、図4に示すように、想定される入力電流の最小値に対応する下限値th1Lから、想定される入力電流の最大値に対応する上限値th1Hまでの範囲を正常範囲とする。
偏差異常判定部33(判定部)は、V相電流センサ41Aの出力電圧に基づき算出される電流値IvA(実際値)と、V相電流センサ41Bの出力電圧に基づき算出される電流値IvB(実際値)との偏差が、正常範囲内であるか否か判定する(偏差異常判定)。詳しくは、図5に示すように、電流値IvAと電流値IvBとの偏差が、電流値の大きさに応じて設定された正常範囲内であるか否か判定する。正常範囲は、同図にハッチングで示すように、電流値の絶対値が大きいほど広く設定されている。これは、電流値が大きいほど、出力電圧IvAaを電流値IvAdに変換する際のゲイン誤差が大きくなるためである。なお、電流値に基づいて、正常範囲の中央値を学習してもよい。すなわち、電流センサ41A,41Bの出力特性に応じて、正常範囲を設定してもよい。
上記の偏差異常判定は、具体的には図6のマップを用いて行う。すなわち、電流値IvAd(IvBd)に対して、電流値IvBd(IvAd)が図のハッチングで示す範囲内の値であれば、電流値IvAd,IvBdの偏差が正常範囲(第2範囲)内であると判定する(第2判定)。換言すれば、電流値IvAdと電流値IvBdとの差の絶対値が、正常範囲の幅の半分よりも小さいか否か判定する。正常範囲は、電流値IvAd(IvBd)が大きいほど広く設定されている。このため、図6のマップにおいて、正常範囲を設定する際の横軸には、電流値IvAd,IvBdのうち小さい方の値を用いる。すなわち、電流値IvAd,IvBdによりそれぞれ設定される正常範囲のうち、狭い方の正常範囲を設定する。これは、電流値IvAd,IvBdのうち大きい方の値を用いた場合には、誤って広い正常範囲が設定されるおそれがあるためである。
通信部34(送信部)は、電流値IvAd,IvBdのうちいずれか1つの電流値、レンジはずれ異常判定部32による判定結果を表すデジタル信号Dr、及び偏差異常判定部33による判定結果を表すデジタル信号Ddを制御部13(IC30の外部)へ送信する。ここでは、通信部34は、電流値IvAd、デジタル信号Dr(以下、「レンジはずれ異常フラグDr」と称す)、及びデジタル信号Dd(以下、「偏差異常フラグDd」と称す)を制御部13へ送信する。
また、IC30は、同様にW相ケーブルCwに流れる電流(W相電流)を検出する部分を備えている。W相電流を検出する部分は、V相電流を検出する部分と共通であってもよいし、同様の構成を更に備えていてもよい。そして、W相電流を検出する部分は、W相電流センサ42A,42Bのそれぞれの出力電圧IwAa,IwBaを入力して、上記と同様の処理を実行する。
次に、図7のフローチャートを参照して、電流センサ41A,41B,42A,42Bのアナログ出力が正常であるか否か判定する手順を説明する。この一連の処理は、相電流検出IC30により、所定の周期で繰り返し実行される。
まず、電流センサ41A,41B,42A,42Bのそれぞれの出力電圧IvAa,IvBa、IwAa、IwBaを取得する(S11)。そして、取得した出力電圧IvAa,IvBa、IwAa、IwBaを、それぞれデジタル信号IvAd、IvBd、IwAd、IwBdに変換する(S12)。
続いて、デジタル信号IvAd、IvBd、IwAd、IwBd(電流値)に、レンジはずれ異常がないか否か判定する(S13)。具体的には、電流値IvAd,IvBd,IwAd、IwBdが、それぞれ下限値th1Lから上限値th1Hまでの範囲内であるか否か判定する。S13の判定において、電流値IvAd、IvBd、IwAd、IwBdのいずれかに、レンジはずれ異常があると判定した場合(S13:NO)、レンジはずれ異常フラグDrをONにする(S14)。具体的には、レンジはずれ異常の判定結果を表すデジタル信号Drは、1bitのデータで構成されており、異常ありの場合に「1」にし、異常なしの場合に「0」にする。
一方、S13の判定において、電流値IvAd、IvBd、IwAd、IwBdのいずれにも、レンジはずれ異常がないと判定した場合(S13:YES)、偏差異常判定に用いる閾値を設定する(S15)。具体的には、図6のマップを参照して、V相の電流値IvAd,IvBdによりそれぞれ設定される正常範囲のうち、狭い方の正常範囲を設定する。そして、正常範囲の幅の半分を、V相の偏差異常判定に用いる閾値th2vとして設定する。同様にして、W相の偏差異常判定に用いる閾値th2wを設定する。
続いて、設定した閾値th2v,th2wを用いて、V相の電流値IvAd、IvBd、及びW相の電流値IwAd、IwBdに、それぞれ偏差異常がないか否か判定する(S16)。具体的には、V相の電流値IvAdと電流値IvBdとの差の絶対値が、判定値th2vよりも小さいか否か判定する。また、W相の電流値IwAdと電流値IwBdとの差の絶対値が、判定値th2wよりも小さいか否か判定する。すなわち、電流値IwAd(IwBd)に対して、電流値IwBd(IwAd)が図6のハッチングで示す範囲内の値であれば、電流値IwAd,IwBdの偏差が正常範囲(第3範囲)内であると判定する(第2判定)。
S16の判定において、V相の電流値IvAd、IvBd、及びW相の電流値IwAd、IwBdのいずれかに、偏差異常があると判定した場合(S16:NO)、偏差異常フラグDdをONにする(S17)。具体的には、偏差異常の判定結果を表すデジタル信号Ddは、1bitのデータで構成されており、異常ありの場合に「1」にし、異常なしの場合に「0」にする。
S14,S16,S17のいずれかの処理を実行した後、電流値IvAd,IwAd、レンジはずれ異常フラグDr、及び偏差異常フラグDdを、制御部13へ送信する(S18)。その後、この一連の処理を一旦終了する(END)。なお、S12の処理が変換部としての処理に相当し、S13〜S17の処理が判定部としての処理に相当し、S18の処理が送信部としての処理に相当する。
そして、制御部13は、相電流検出IC30と所定の通信規格により通信を行い、IC30が送信する電流値IvAd,IwAd、レンジはずれ異常フラグDr、及び偏差異常フラグDdを受信する。制御部13は、レンジはずれ異常フラグDr及び偏差異常フラグDdのいずれかがONの場合には、所定の異常対応処理を実行する。また、制御部13は、レンジはずれ異常フラグDr及び偏差異常フラグDdのいずれもOFFの場合には、上記回転角度θ、及び電流値IvAd,IwAdに基づいて、スイッチング回路21の駆動を制御する。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。
・電流値IvAd,IwAd、レンジはずれ異常フラグDr、及び偏差異常フラグDdが、インバータ12の筐体12aの外部に設けられた制御部13へ送信される。ここで、レンジはずれ異常フラグDr及び偏差異常フラグDdは、それぞれ1ビットのデータで構成されているため、電流値IvBd,IwBdよりもデータ量を少なくすることができる。このため、例えばV相の電流値IvAd,IvBdを共に送信する場合と比較して、制御部13へ送信するデータ量を少なくすることができる。したがって、複数の電流センサ41A,41B,42A,42Bの出力が正常か否か判定するIC30において、外部へ送信するデータ量の増大を抑制することができる。
・V相ケーブルCvに流れる電流を、2つの電流センサ41A,41Bにより検出している。このため、2つの電流センサ41A,41Bのアナログ出力が正常である場合は、デジタル信号IvBdにより表される電流は、送信されたデジタル信号IvAdにより表される電流と同様とみなすことができる。また、U相ケーブルCuに流れる電流Iuは、電流値IvAd,IwAdから算出することができる。
・第1判定により、V相の電流を表す2つのデジタル信号IvAd,IvBd、及びW相の電流を表す2つのデジタル信号IwAd,IwBdが、それぞれ正常範囲内であるか否か判定される。また、第2判定により、V相の電流を表す2つのデジタル信号IvAd,IvBdの偏差が正常範囲内であるか否か判定され、且つW相の電流を表す2つのデジタル信号IwAd,IwBdの偏差が正常範囲内であるか否か判定される。そして、判定結果を表すデジタル信号は、第1判定の結果を表すレンジはずれ異常フラグDr及び第2判定の結果を表す偏差異常フラグDdを含む。このため、外部へ送信するデータ量の増大を抑制しつつ、第1判定及び第2判定の結果により異常の種類を区別することができる。
・相電流検出IC30は、モータ11の各相に流れる電流を制御するインバータ12の筐体12a内に収納されている。これに対して、制御部13は筐体12aの外部に設けられている。このため、制御部13がインバータ12の筐体12a内に収納されている構成と比較して、IC30(送信部34)と制御部13との距離が長くなる。この点、IC30は、電流を表すデジタル信号IvAd,IwAd、及び判定結果を表すデジタル信号Dr,Ddを外部へ通信により送信するため、これらの信号にノイズが乗ることを抑制することができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、モータ11のケーブルCu,Cv,Cwに流れる電流をそれぞれ検出する電流センサ61,62,63を備えている点が、第1実施形態と異なっている。それに対応して、電流センサ61,62,63のアナログ出力が正常であるか否か判定する相電流検出IC50が、第1実施形態の相電流検出IC30と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の部材には、同一の符号を付すことにより、その説明を省略する。
図8に示すように、モータ11のU相ケーブルCu,V相ケーブルCv,W相ケーブルCwには、それぞれケーブルCu,Cv,Cwに流れる電流を検出する電流センサ61,62,63が取り付けられている。電流センサ61,62,63(センサ)は、電流(物理量)の大きさに応じた電圧(アナログ信号)を出力する。
相電流検出IC50(センサ出力判定装置)は、入出力ポート、処理回路、通信回路等を備える集積回路である。IC50は、電流センサ61,62,63の出力電圧Iua,Iva,Iwa(アナログ出力)をそれぞれ入力する。そして、IC50は、電流センサ61,62,63の出力電圧が正常であるか否か判定して、電流を表すデジタル信号Iud,Ivd(電流値)、及び判定結果を表すデジタル信号Dr,Dtを制御部13へ送信する。
制御部13は、インバータ12の筐体12aの外部に設けられている。制御部13は、相電流検出IC50と所定の通信規格により通信を行い、IC50が送信するデジタル信号Iud,Ivd,Dr,Dtを受信する。そして、制御部13は、上述した回転角度θ、及び電流を表すデジタル信号Iud,Ivdに基づいて、スイッチング回路21の駆動を制御する。
図9は、相電流検出IC50を示すブロック図である。なお、同図では、V相ケーブルCvのみを示している。IC50は、AD変換器51、レンジはずれ異常判定部52、3相和異常判定部53、及び通信部54を備えている。これらは、IC50が備える上記入出力ポート、上記処理回路、上記通信回路等により実現されている。
電流センサ61,62,63(電流センサ63のみ図示)は、第1実施形態の電流センサ41A等と同様の構成であり、出力電圧Iua,Iva,Iwaをそれぞれ出力する。
AD変換器51(変換部)は、第1実施形態のAD変換器31と同様の構成であり、電流センサ61,62,63のそれぞれの出力電圧Iua,Iva,Iwaを入力し、それぞれ電流を表すデジタル信号Iud,Ivd,Iwd(以下、「電流値Iud,Ivd,Iwd」と称する)に変換して出力する。例えば、デジタル信号Iud,Ivd,Iwdは、それぞれ12bitのデータにより構成されている。
レンジはずれ異常判定部52(判定部)は、第1実施形態のレンジはずれ異常判定部32と同様の構成であり、電流値Iud,Ivd,Iwdを入力し、電流値Iud,Ivd,Iwdがそれぞれ正常範囲(第1範囲)内であるか否か判定する(第1判定)。
3相和異常判定部53(判定部)は、電流値Iud,Ivd,Iwdの総和が正常範囲(第2範囲)内であるか否か判定する(第2判定)。詳しくは、図10に示すように、電流値Iud,Ivd,Iwdの総和が、電流値の大きさに応じて設定された正常範囲内であるか否か判定する。正常範囲は、同図にハッチングで示すように、電流値Iud,Ivd,Iwdが大きいほど広く設定されている。これは、電流値が大きいほど、出力電圧Iua等を電流値Iud等に変換する際のゲイン誤差が大きくなるためである。
さらに、図10のマップにおいて、正常範囲を設定する際の横軸には、電流値Iud,Ivd,Iwdのうち最も大きい値を用いる。これは、電流値Iud,Ivd,Iwdは、互いにずれた位相で周期的に変動しており、最も大きい電流値が最も大きい誤差を含むためである。なお、電流値に基づいて、正常範囲の中央値を学習してもよい。すなわち、電流センサ61,62,63の出力特性に応じて、正常範囲を設定してもよい。
通信部54(送信部)は、第1実施形態の通信部34と同様の構成である。通信部54は、電流値Iud,Ivd,Iwdのうちいずれか2つの電流値、レンジはずれ異常判定部52による判定結果を表すデジタル信号Dr、及び3相和異常判定部53による判定結果を表すデジタル信号Dtを制御部13(IC50の外部)へ送信する。ここでは、通信部54は、電流値Iud,Ivd、デジタル信号Dr(以下、「レンジはずれ異常フラグDr」と称す)、及びデジタル信号Dt(以下、「3相和異常フラグDt」と称す)を制御部13へ送信する。
次に、図11のフローチャートを参照して、電流センサ61,62,63のアナログ出力が正常であるか否か判定する手順を説明する。この一連の処理は、相電流検出IC50により、所定の周期で繰り返し実行される。
まず、電流センサ61,62,63のそれぞれの出力電圧Iua,Iva、Iwaを取得する(S21)。そして、取得した出力電圧Iua,Iva、Iwaを、それぞれデジタル信号Iud、Ivd、Iwdに変換する(S22)。
続いて、デジタル信号Iud、Ivd、Iwd(電流値)に、レンジはずれ異常がないか否か判定する(S23)。S23の判定において、電流値Iud、Ivd、Iwdのいずれかに、レンジはずれ異常があると判定した場合(S23:NO)、レンジはずれ異常フラグDrをONにする(S24)。具体的には、レンジはずれ異常の判定結果を表すデジタル信号Drは、1bitのデータで構成されており、異常ありの場合に「1」にし、異常なしの場合に「0」にする。
一方、S23の判定において、電流値Iud、Ivd、Iwdのいずれにも、レンジはずれ異常がないと判定した場合(S23:YES)、3相和異常判定に用いる閾値を設定する(S25)。具体的には、図10のマップを参照して、電流値Iud,Ivd,Iwdのうち最も大きい値に基づいて、正常範囲を設定する。そして、正常範囲の下限値を、3相和異常判定に用いる閾値th2Lとして設定し、正常範囲の上限値を、3相和異常判定に用いる閾値th2Hとして設定する。
続いて、設定した閾値th2L,th2Hを用いて、電流値Iud、Ivd、Iwdに3相和異常がないか否か判定する(S26)。具体的には、電流値Iud、Ivd、Iwdの総和が、閾値th2Lよりも大きく且つ閾値th2Hよりも小さいか否か判定する。
S26の判定において、電流値Iud、Ivd、Iwdに3相和異常があると判定した場合(S26:NO)、3相和異常フラグDtをONにする(S27)。具体的には、3相和異常の判定結果を表すデジタル信号Dtは、1bitのデータで構成されており、異常ありの場合に「1」にし、異常なしの場合に「0」にする。
S24,S26,S27のいずれかの処理を実行した後、電流値Iud,Ivd、レンジはずれ異常フラグDr、及び3相和異常フラグDtを、制御部13へ送信する(S28)。その後、この一連の処理を一旦終了する(END)。なお、S22の処理が変換部としての処理に相当し、S23〜S27の処理が判定部としての処理に相当し、S28の処理が送信部としての処理に相当する。
そして、制御部13は、相電流検出IC50と所定の通信規格により通信を行い、IC50が送信する電流値Iud,Ivd,Iwd、レンジはずれ異常フラグDr、及び3相和異常フラグDtを受信する。制御部13は、レンジはずれ異常フラグDr及び3相和異常フラグDtのいずれかがONの場合には、所定の異常対応処理を実行する。また、制御部13は、レンジはずれ異常フラグDr及び3相和異常フラグDtのいずれもOFFの場合には、上記回転角度θ、及び電流値Iud,Ivdに基づいて、スイッチング回路21の駆動を制御する。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。なお、ここでは、第1実施形態と異なる利点のみを述べる。
・電流値Iud,Ivd、レンジはずれ異常フラグDr、及び3相和異常フラグDtが、インバータ12の筐体12aの外部に設けられた制御部13へ送信される。ここで、レンジはずれ異常フラグDr及び3相和異常フラグDtは、それぞれ1ビットのデータで構成されているため、電流値Iwdよりもデータ量を少なくすることができる。このため、電流値Iud,Ivd,Iwdを全て送信する場合と比較して、制御部13へ送信するデータ量を少なくすることができる。したがって、複数の電流センサ61,62,63の出力が正常か否か判定するIC50において、外部へ送信するデータ量の増大を抑制することができる。さらに、W相ケーブルCwに流れる電流Iwは、電流値Iud,Ivdから算出することができる。
・第1判定により、各相の電流を表す3つのデジタル信号Iud,Ivd,Iwdが、それぞれ正常範囲内であるか否か判定される。また、第2判定により、各相の電流を表す3つのデジタル信号Iud,Ivd,Iwdの総和が正常範囲内であるか否か判定される。そして、判定結果を表すデジタル信号は、第1判定の結果を表すレンジはずれ異常フラグDr及び第2判定の結果を表す3相和異常フラグDtを含む。このため、外部へ送信するデータ量の増大を抑制しつつ、第1判定及び第2判定の結果により異常の種類を区別することができる。
なお、上記の各実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。
・相電流検出IC30,50は、第1判定及び第2判定のいずれか一方のみを行い、その判定結果のみを電流センサの出力の判定結果として制御部13へ送信してもよい。
・図6に示すように、電流値IvAd,IvBdの偏差の正常範囲を、電流値IvAd(IvBd)が大きいほど広く設定したが、電流値IvAd(IvBd)の大きさにかかわらず一定幅にすることもできる。
・図10に示すように、電流値Iud,Ivd,Iwdの総和の正常範囲を、電流値Iud,Ivd,Iwdが大きいほど広く設定したが、電流値Iud,Ivd,Iwdの大きさにかかわらず一定幅にすることもできる。
・3相回転機として、モータ11に限らず、オルタネータ(発電機)や、モータジェネレータを採用することもできる。
・IC30,50は、インバータ12の筐体12aの外部に設けられた制御部13へ通信によりデジタル信号を送信したが、IC30,50の外部へ通信によりデジタル信号を送信するものであればよい。また、通信は、有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。
・所定対象の共通の物理量を検出する2つのセンサを備えるものとして、エンジンのスロットルバルブの開度を検出する二重系のポジションセンサや、ディーゼルエンジンのコモンレール(蓄圧容器)内の圧力を検出する二重系の圧力センサ等を採用することもできる。
11…モータ、30…IC、31…AD変換器、32…レンジはずれ異常判定部、33…偏差異常判定部、34…通信部、41A…V相電流センサ、41B…V相電流センサ、42A…W相電流センサ、42B…W相電流センサ、50…IC、51…AD変換器、52…レンジはずれ異常判定部、53…3相和異常判定部、61…電流センサ、62…電流センサ、63…電流センサ。

Claims (7)

  1. 3相回転機(11)の第1相の電流を検出する2つの電流センサ(41A,41B)のアナログ出力、及び第2相の電流を検出する2つの電流センサ(42A,42B)のアナログ出力が、正常であるか否か判定するセンサ出力判定装置(30)であって、
    前記第1相の2つの電流センサのアナログ出力及び前記第2相の2つの電流センサのアナログ出力を、前記第1相の電流を表す2つのデジタル信号及び前記第2相の電流を表す2つのデジタル信号にそれぞれ変換する変換部(31)と、
    前記第1相の電流を表す2つのデジタル信号に基づいて、前記第1相の2つの電流センサのアナログ出力が正常であるか否か判定するとともに、前記第2相の電流を表す2つのデジタル信号に基づいて、前記第2相の2つの電流センサのアナログ出力が正常であるか否か判定する判定部(32,33)と、
    前記第1相の電流を表す2つのデジタル信号のうちいずれか1つのデジタル信号、前記第2相の電流を表す2つのデジタル信号のうちいずれか1つのデジタル信号、及び前記判定部による判定結果を表すデジタル信号を外部へ送信する送信部(34)と、
    を備えることを特徴とするセンサ出力判定装置。
  2. 前記判定部は、前記第1相の電流を表す2つのデジタル信号及び前記第2相の電流を表す2つのデジタル信号がそれぞれ第1範囲内であるか否か判定する第1判定、及び前記第1相の電流を表す2つのデジタル信号の偏差が第2範囲内であるか否か判定し且つ前記第2相の電流を表す2つのデジタル信号の偏差が第3範囲内であるか否か判定する第2判定を行い、
    前記判定部による判定結果を表すデジタル信号は、前記第1判定の結果を表すデジタル信号及び前記第2判定の結果を表すデジタル信号を含む請求項1に記載のセンサ出力判定装置。
  3. 3相回転機(11)の各相の電流をそれぞれ検出する電流センサ(61,62,63)のアナログ出力が正常であるか否か判定するセンサ出力判定装置(50)であって、
    前記各相の電流センサのアナログ出力を、前記各相の電流を表すデジタル信号に変換する変換部(51)と、
    前記各相の電流を表すデジタル信号に基づいて、前記各相の電流センサのアナログ出力が正常であるか否か判定する判定部(52,53)と、
    前記各相の電流を表すデジタル信号のうちいずれか2つのデジタル信号、及び前記判定部による判定結果を表すデジタル信号を外部へ送信する送信部(54)と、
    を備えることを特徴とするセンサ出力判定装置。
  4. 前記判定部は、前記各相の電流を表すデジタル信号がそれぞれ第1範囲内であるか否か判定する第1判定、及び前記各相の電流を表すデジタル信号の総和が第2範囲内であるか否か判定する第2判定を行い、
    前記判定部による判定結果を表すデジタル信号は、前記第1判定の結果を表すデジタル信号及び前記第2判定の結果を表すデジタル信号を含む請求項3に記載のセンサ出力判定装置。
  5. 前記センサ出力判定装置は、前記3相回転機の各相に流れる電流を制御するインバータ(12)の筐体(12a)内に収納されており、
    前記送信部は、前記筐体の外部に設けられる制御部(13)へ、前記デジタル信号を送信する請求項1〜4のいずれか1項に記載のセンサ出力判定装置。
  6. 所定対象(11)の共通の物理量を検出する2つのセンサ(41A及び41B、42A及び42B)のアナログ出力が正常であるか否か判定するセンサ出力判定装置(30)であって、
    前記2つのセンサのアナログ出力を、前記物理量を表す2つのデジタル信号に変換する変換部(31)と、
    前記2つのデジタル信号に基づいて、前記2つのセンサのアナログ出力が正常であるか否か判定する判定部(32,33)と、
    前記2つのデジタル信号のうちいずれか1つのデジタル信号、及び前記判定部による判定結果を表すデジタル信号を外部へ送信する送信部(34)と、
    を備えることを特徴とするセンサ出力判定装置。
  7. 前記判定部は、前記物理量を表す2つのデジタル信号がそれぞれ第1範囲内であるか否か判定する第1判定、及び前記物理量を表す2つのデジタル信号の偏差が第2範囲内であるか否か判定する第2判定を行い、
    前記判定部による判定結果を表すデジタル信号は、前記第1判定の結果を表すデジタル信号及び前記第2判定の結果を表すデジタル信号を含む請求項6に記載のセンサ出力判定装置。
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