JP5920389B2 - レーザーマーカー - Google Patents

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Description

本発明は、レーザーを加工対象物上に結像させることで2次元コードを印字する等の加工を加工対象物上で行うレーザーマーカーに関するものである。
従来のレーザーマーカーには、レーザーを加工対象物上に結像させることで2次元コードを印字する等の加工を加工対象物上で行うものがある。
この点、2次元コードを最適に印字する条件は、加工対象物の材質や印字する2次元コードの大きさ等により異なる上、印字条件を構成するパラメータ同士も複雑に相関している。そのため、これらの値を調整しながら最適な印字条件に設定する作業は、ユーザーにとって非常に困難であった。
つまり、加工対象物の材質やレーザー仕様は、それらに応じて2次元コードの印字品質を変えることから、加工対象物に印字された2次元コードの認識率に対して大きな影響を与えていた。
そこで、印字パターンによる熱分布のばらつきなどを配慮した所定の印字パターンを準備することで印字品質を向上させたり、加工対象物の材質に応じた印字パターンを選ぶことで印字品質を向上させていた(下記特許文献1、下記特許文献2参照)。
さらに、印字評価パターンを含めた印字の撮像結果から、印字評価パターンを抽出し、印字を評価することを行っていた(下記特許文献2参照)。
特開2011−56910号公報 特開2012−148309号公報
しかしながら、加工対象物の材質やレーザー仕様に応じた印字パターンや印字評価パターンは膨大な量であるため予めそれらのデータを準備することは大変であった。また、膨大なデータから印字パターンや印字評価パターンを選び、その選ばれた印字パターンや印字評価パターンによる印字を評価する方法は非常に複雑であった。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、2次元コードの印字パターンの最適条件を効率よく決定すると共に2次元コードの印字パターンの評価作業を簡潔にしたレーザーマーカーを提供することを課題とする。
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、レーザーを射出するレーザー射出装置と、前記レーザー射出装置から射出されたレーザーを走査するレーザー走査装置と、前記レーザー走査装置で走査されたレーザーを加工対象物上に結像させるレーザー結像装置と、を有するレーザーマーカーであって、前記レーザー結像装置で結像されるレーザーで加工対象物上に印字された2次元コードを認識する2次元コード認識装置と、加工対象物上に印字される2次元コードが有する基準セル内に印字されるセルの印字パターンを生成する印字パターン生成手段と、前記印字パターン生成手段により生成されたセルの印字パターンで加工対象物上に2次元コードを印字する印字手段と、前記印字手段で印字された加工対象物上の2次元コードを前記2次元コード認識装置で読み取った際の認識率を2次元コードが有する基準セルに基づいて算出する認識率算出手段と、前記認識率算出手段により算出された認識率が所定値以上の場合に現在の印字パターンを最適な印字条件としてデータベース化する記憶手段と、前記認識率算出手段により算出された認識率が所定値未満の場合に現在の印字パターンを変更する印字パターン変更手段と、を備え、前記印字パターン変更手段により現在の印字パターンが変更された場合には、前記印字手段は、前記印字パターン変更手段により変更された印字パターンで加工対象物上に2次元コードを印字し、前記認識率算出手段は、前記印字手段で印字された加工対象物上の2次元コードを前記2次元コード認識装置で読み取って認識率を再び算出すること、を特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載するレーザーマーカーであって、前記記憶手段が現在の印字パターンを最適な印字条件としてデータベース化した場合には、入力される情報について、前記印字手段は、前記最適な印字条件に基づいた印字パターンで加工対象物上に2次元コードを印字すること、を特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載するレーザーマーカーであって、前記印字パターン生成手段は、前記基準セル内に印字される最小セルの印字パターンを生成し、前記認識率算出手段は、前記印字パターン生成手段により生成された最小セルの印字パターンで前記印字手段が印字した加工対象物上の2次元コードを前記2次元コード認識装置で読み取った際の認識率を前記基準セルに基づいて算出し、前記印字パターン変更手段は、前記認識率算出手段により算出された前記最小セルの印字パターンについての認識率が所定値未満の場合に、現在の印字パターンを、前記最小セルの印字パターンの外周側を太らせるように変更すること、を特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載するレーザーマーカーであって、前記印字パターン変更手段は、現在の印字パターンを変更する際に、加工対象物の材料に応じた重なり率を使用して、現在の印字パターンを大きくすること、を特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項3又は請求項4に記載するレーザーマーカーであって、前記印字パターン変更手段は、現在の印字パターンが最初の印字パターンである場合には、最初の印字パターンで印字された加工対象物上の2次元コードを前記2次元コード認識装置で読み取った際に算出した太り量に基づいて次回の印字パターンの重なり量を決定すること、を特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載するレーザーマーカーであって、前記2次元コード認識装置はカメラであり、前記認識率算出手段は、前記印字パターン生成手段により生成された印字パターンで、又は前記印字パターン変更手段によりサイズが変更された印字パターンで印字された加工対象物上の2次元コードをカメラで撮像した画像に基づいて認識率を算出すること、を特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項6に記載するレーザーマーカーであって、前記認識率算出手段は、前記カメラで加工対象物を撮像した画像における、加工対象物上に印字される2次元コードが有する基準セルと当該基準セル内に印字されたセルとの面積比率をもって認識率を算出すること、を特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、請求項6に記載するレーザーマーカーであって、前記認識率算出手段は、前記カメラで加工対象物を撮像した画像の平均濃度をもって認識率を算出すること、を特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載するレーザーマーカーであって、前記2次元コード認識装置は、前記印字パターン生成手段により生成された印字パターンで、又は前記印字パターン変更手段により変更された印字パターンで印字された加工対象物上の2次元コードを認識可能な2次元コードリーダーであること、を特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載するレーザーマーカーであって、前記レーザー走査装置に対する速度調整によって加工対象物上に印字される2次元コードの印字太さが調整されること、を特徴とする。
すなわち、請求項1に係る発明であるレーザーマーカーでは、2次元コードが有する基準セル内に印字されるセルについての印字パターンが生成される。ここで、基準セルとは、実際に印字される2次元コードでセル印字の有無を判断する基準となる枠のことをいい、1つのセルに割り当てられた印字可能な枠のことをいう。
そして、その生成されたセルの印字パターンで加工対象物上に2次元コードが印字される。その印字された加工対象物上の2次元コードを2次元コード認識装置で読み取った際の認識率が基準セルに基づいて算出される。その算出された認識率が所定値以上の場合には、現在の印字パターンが最適な印字条件としてデータベース化される。
これに対して、その算出された認識率が所定値未満の場合には、現在の印字パターンが変更される。さらに、その変更された印字パターンで加工対象物上に2次元コードが印字され、その印字された加工対象物上の2次元コードを2次元コード認識装置で読み取って認識率が再び算出される。
このようにして、現在の印字パターンが最適な印字条件としてデータベース化されるまで、現在の印字パターンについて変更・印字・認識率の再算出が繰り返される。よって、請求項1に係る発明であるレーザーマーカーでは、2次元コードの印字パターンの最適条件を効率よく決定すると共に2次元コードの印字パターンの評価作業を簡潔にすることができる。
また、請求項2に係る発明であるレーザーマーカーでは、現在の印字パターンを最適な印字条件としてデータベース化した場合には、入力される情報について、最適な印字条件に基づいた印字パターンで加工対象物上に2次元コードを印字することが可能となる。よって、データベース化された最適な印字条件を有効に使用することができる。
また、請求項3に係る発明であるレーザーマーカーでは、先ず、2次元コードが有する基準セル内に印字されるセルについて、最小セルの印字パターンが生成される。そして、その生成された最小セルの印字パターンで加工対象物上に2次元コードが印字される。その印字された加工対象物上の2次元コードを2次元コード認識装置で読み取った際の認識率が基準セルに基づいて算出される。
ここで、その算出された最小セルについての認識率が所定値未満の場合には、現在の印字パターンのセルが、最小セルの外周側を太らせるように印字させるためのセルに変更される。
よって、請求項3に係る発明であるレーザーマーカーでは、現在の印字パターンが最適な印字条件としてデータベース化されるまで、最小セルからその外周側を太らせるので、2次元コードの印字パターンの最適条件を確実に決定することができる。
また、請求項4に係る発明であるレーザーマーカーでは、現在の印字パターンが変更される際に、加工対象物の材料に応じた重なり率を使用して、現在の印字パターンを大きくする。よって、現在の印字パターンが最適な印字条件としてデータベース化されるまで、現在の印字パターンの外周側を徐々に太らせていくので、2次元コードの印字パターンの最適条件をより確実に決定することができる。
また、請求項5に係る発明であるレーザーマーカーでは、現在の印字パターンが最初の印字パターンである場合には、最初の印字パターンで印字された加工対象物上の2次元コードを2次元コード認識装置で読み取った際に算出した太り量に基づいて次回の印字パターンの重なり量を決定する。よって、加工対象物の材料を初めて扱う場合であっても、2次元コードの印字パターンの最適条件を的確に決定することができる。
また、請求項6に係る発明であるレーザーマーカーでは、最初に生成された印字パターンで、又は変更された印字パターンで印字された加工対象物上の2次元コードをカメラで撮像した画像に基づいて認識率を算出する。つまり、カメラで撮像した画像について画像処理を行うことにより、加工対象物上の2次元コードについての認識率を算出することができる。
例えば、カメラで撮像した画像について画像処理では、請求項7に係る発明であるレーザーマーカーのように、カメラで加工対象物を撮像した画像における、加工対象物上に印字される2次元コードが有する基準セルと当該基準セル内に印字されたセルとの面積比率をもって認識率を算出する。
また、カメラで撮像した画像について画像処理では、請求項8に係る発明であるレーザーマーカーのように、カメラで加工対象物を撮像した画像の平均濃度をもって認識率を算出する。
また、請求項9に係る発明であるレーザーマーカーでは、2次元コード認識装置が、最初に生成された印字パターンで、又は変更された印字パターンで印字された加工対象物上の2次元コードを認識可能な2次元コードリーダーである。よって、2次元コードの印字パターンの最適条件を決定する際に、2次元コードリーダーによる読み取り易さを認識率として用いることができる。
また、請求項10に係る発明であるレーザーマーカーでは、レーザー走査装置に対する速度調整によって加工対象物上に印字される2次元コードの印字太さが調整される。よって、現在の印字パターンが変更された印字パターンで加工対象物上に2次元コードを印字させることを容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るレーザーマーカーの概略構成を表した図である。 同レーザーマーカーの制御ブロック図である。 同レーザーマーカーで2次元コードがマーキング(印字)加工される加工対象物の材料を初めて扱う場合に実行されるフローチャート図である。 同レーザーマーカーで2次元コードがマーキング(印字)加工される加工対象物の材料が既知材料の場合に実行されるフローチャート図である。 同レーザーマーカーで最適な印字パターンが決定される2次元コードを表した図である。 同レーザーマーカーで最適な印字パターンが決定される際において、基準セル内に塗り潰される領域(セル)の拡大方法を表した図である。 同レーザーマーカーで最適な印字パターンが決定される際において、基準セル内に印字されたセルの外形サイズの拡大と認識率との関係を表した図である。
[1.レーザーマーカーの外部構成]
先ず、本発明の一実施形態に係るレーザーマーカーの外部構成について、図1を参照しつつ説明する。
図1に表したように、本実施形態に係るレーザーマーカー1は、印字情報作成装置としてのパーソナル・コンピュータ2やレーザー加工装置3等から構成されている。印字情報作成装置としてのパーソナル・コンピュータ2は、マウス52とキーボード53と液晶ディスプレイ56とを有する。
レーザー加工装置3は、スキャンヘッド5とガルバノ/レーザーコントローラ6とから構成されている。スキャンヘッド5は、レーザーLを加工対象物7の加工面7A上を2次元走査して、2次元コードのマーキング(印字)加工を行う。
ガルバノ/レーザーコントローラ6はコンピュータで構成され、パーソナル・コンピュータ2と双方向通信可能に接続されると共に、スキャンヘッド5と電気的に接続されている。そして、ガルバノ/レーザーコントローラ6は、パーソナル・コンピュータ2から送信された印字情報、制御パラメータ、各種指示情報等に基づいてスキャンヘッド5を駆動制御する。つまり、ガルバノ/レーザーコントローラ6は、レーザー加工装置3の全体を制御する。
スキャンヘッド5の概略構成について図1に基づいて説明する。尚、スキャンヘッド5の説明において、図1の左方向、右方向、上方向、下方向が、それぞれスキャンヘッド5の前方向、後方向、上方向、下方向である。そして、スキャンヘッド5の上下方向及び前後方向に直交する方向が、スキャンヘッド5の左右方向である。
図1に表したように、スキャンヘッド5は、本体ベース11と、レーザーLを出射するレーザー発振ユニット12と、光シャッター部13と、不図示の光ダンパーと、ガルバノスキャナ18と、fθレンズ19等から構成され、不図示の略直方体形状の筐体カバーで覆われている。
レーザー発振ユニット12は、レーザー発振器21と、ビームエキスパンダ22と、取付台23とから構成されている。レーザー発振器21は、CO2レーザー、YAGレーザー等で構成され、加工対象物7の加工面7Aに2次元コードのマーキング(印字)加工を行うためのレーザーLを出力する。ビームエキスパンダ22は、レーザーLのビーム径を調整する(例えば、ビーム径を拡大する。)ものであり、レーザー発振器21と同軸に設けられている。取付台23は、レーザー発振器21がレーザーLの光軸を調整可能に取り付けられ、各取付ネジ25で本体ベース11の前後方向中央位置よりも後側の上面に固定されている。
光シャッター部13は、シャッターモータ26と、平板状のシャッター27とから構成されている。シャッターモータ26は、ステッピングモータ等で構成されている。シャッター27は、シャッターモータ26のモータ軸に取り付けられて同軸に回転する。シャッター27は、ビームエキスパンダ22から出射されたレーザーLの光路を遮る位置に回転された際には、レーザーLを光シャッター部13に対して右方向に設けられた光ダンパーへ反射する。一方、シャッター27がビームエキスパンダ22から出射されたレーザーLの光路上に位置しないように回転された場合には、ビームエキスパンダ22から出射されたレーザーLは、ガルバノスキャナ18に入射する。
光ダンパーは、シャッター27で反射されたレーザーLを吸収する。尚、光ダンパーは不図示の冷却装置によって冷却される。
ガルバノスキャナ18は、本体ベース11の前側端部に形成された貫通孔の上側に取り付けられ、レーザー発振ユニット12から出射されたレーザーLを下方へ2次元走査するものである。ガルバノスキャナ18は、ガルバノX軸モータ31とガルバノY軸モータ32とが、それぞれのモータ軸が互いに直交するように外側からそれぞれの取付孔に嵌入されて本体部33に取り付けられ、各モータ軸の先端部に取り付けられた走査ミラーが内側で互いに対向している。そして、各モータ31、32の回転をそれぞれ制御して、各走査ミラーを回転させることによって、レーザーLを下方へ2次元走査する。この2次元走査方向は、前後方向(X方向)と左右方向(Y方向)である。
fθレンズ19は、ガルバノスキャナ18によって2次元走査されたレーザーLを下方に配置された加工対象物7の加工面7Aに集光する。従って、各モータ31、32の回転を制御することによって、レーザーLが、加工対象物7の加工面7A上において、所望の印字パターンで前後方向(X方向)と左右方向(Y方向)に2次元走査される。
2次元コード認識装置101は、加工対象物7の加工面7AにレーザーLでマーキング(印字)加工された2次元コードの一部を読み取る装置であり、本体ベース11に固定されている。
[2.レーザーマーカーの制御構成]
次に、本実施形態に係るレーザーマーカー1の制御構成について、図2を参照しつつ説明する。
図2に表したように、本実施形態に係るレーザーマーカー1の制御構成は、スキャンヘッド5、ガルバノ/レーザーコントローラ6、及びパーソナル・コンピュータ2等を有する。
スキャンヘッド5は、レーザードライバ37、ガルバノドライバ36X、及びガルバノドライバ36Yを有する。レーザードライバ37、ガルバノドライバ36X、及びガルバノドライバ36Yは、ガルバノ/レーザーコントローラ6に接続されている。
レーザードライバ37は、スキャンヘッド5内のレーザー発振器21と接続されている。ガルバノドライバ36Xは、スキャンヘッド5内のガルバノX軸モータ31と接続されている。ガルバノドライバ36Yは、スキャンヘッド5内のガルバノY軸モータ32と接続されている。尚、ガルバノX軸モータ31とガルバノY軸モータ32は、スキャンヘッド5内のガルバノスキャナ18(図1参照)に設けられている。
ガルバノ/レーザーコントローラ6は、上述したように、スキャンヘッド5内のレーザードライバ37、ガルバノドライバ36X、及びガルバノドライバ36Yに接続されている。また、ガルバノ/レーザーコントローラ6は、スキャンヘッド5の本体ベース11(図1参照)に固定された2次元コード認識装置101に接続されている。さらに、ガルバノ/レーザーコントローラ6は、パーソナル・コンピュータ2に有線接続されている。
パーソナル・コンピュータ2は、最適条件データベース102を有する。また、パーソナル・コンピュータ2は、液晶ディスプレイ56に接続されている。
[3.レーザーマーカーで2次元コードの最適条件を決定させる制御]
次に、本実施形態に係るレーザーマーカー1で2次元コードの最適条件を決定させる制御について、図3乃至図7を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るレーザーマーカー1で2次元コードの最適条件を決定させる制御においては、図5に表された3×3マトリックスの2次元コードについて、加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工を行う際の最適な印字パターンが決定される。
その決定の際には、図6に表した1回目印字(初期)や、2回目印字、3回目印字のようにして、図5の2点鎖線で表された各基準セルの中央から徐々にマーキング(印字)加工による塗潰し領域(のセル)を拡大する。つまり、図7に表すように、各基準セル内に印字されたセルの外形サイズを徐々に拡大していくことで、各基準セルに対する印字セルのサイズ比率である認識率が徐々に上昇し、上昇した認識率が所定値以上になったときのセルの印字パターンを最適な印字パターンとする。
このようにして、最適な印字パターンを決定する理由としては、2次元コードを加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工を行う場合、レーザーLによる加工線幅を考慮しないと、図7に表された認識率が90%のケースのように、基準セル内に印字されるセルの外形が基準セルからはみだして大きく印字されるため、ユーザーは予め、基準セル内に印字されるセルの外形サイズを小さくするなどの調整が必要となるからである。
ちなみに、図3や図4に表されたフローチャートのプログラムは、パーソナル・コンピュータ2に記憶されており、パーソナル・コンピュータ2で実行される。
[3.−1 2次元コードがマーキング(印字)加工される加工対象物の材料を初めて扱う場合]
2次元コードがマーキング(印字)加工される加工対象物7の材料を初めて扱う場合には、図3に表されたフローチャートが実行される。先ず、S11では、初期印字パターンが生成される。初期印字パターンとは、具体的に言えば、図6に表された1回目印字(初期)に相当するセルのパターンである。
S12では、その生成された初期印字パターンが加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工される。その際には、図6に表された1回目印字(初期)に相当するセルが2次元コードの各基準セルの中央にマーキング(印字)加工される。
S13では、加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工された初期印字パターンの一部が2次元コード認識装置101で読み取られる。
S14では、加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工された初期印字パターンについて、2次元コード認識装置101で読み取られた情報に基づいて、認識率が算出される。認識率とは、上述したように、2次元コードの各基準セルに対する印字セルのサイズ比率である。
ここで、2次元コード認識装置101がカメラであれば、上記S13で2次元コード認識装置101に読み取られた情報とは、加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工された初期印字パターンの一部の画像である。従って、認識率は、画像処理によって算出される。画像処理によって、2次元コードの基準セルと当該基準セルに印字されたセルとの面積比率から認識率を算出する。あるいは、加工対象物7の加工面7Aと当該加工面7Aにマーキング(印字)加工されたセルとでは、画像上に濃度差が現れることから、画像の平均濃度を利用して認識率を算出する。
S15では、認識率の判定が行われる。ここで、認識率が所定値未満であれば、S16に進む。尚、上記S11で生成された初期印字パターンについては、この認識率の判定が所定値未満となるように、上記S11で生成される。
S16では、加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工された初期印字パターンが、2次元コード認識装置101であるカメラにより撮像される。尚、上記S13で既に画像を取得している場合には、その画像を流用してもよい。
S17では、加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工された初期印字パターンについて、上記S16で撮像された画像に基づいて、太り量又は重なり量が算出される。太り量とは、今回の印字によって広がった印字の幅をいう。重なり量とは、前回の印字と今回の印字とが重なった印字の幅をいう。加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工された初期印字パターンについて、具体的に言えば、図6に表された1回目印字(初期)の加工線幅に基づいて、太り量が算出される。算出された太り量は、パーソナル・コンピュータ2に記憶される。
S18では、上記S17で算出された太り量又は重なり量を参照して、次の印字パターンが生成される。次の印字パターンとは、具体的に言えば、図6に表された2回目印字に相当するセルのパターンである。
その後は、S12に戻って、図6に表された2回目印字に相当するセルのパターンについて、上記S12〜S17の各処理がなされる。ここで、上記S17の処理がなされる場合には、図6に表された1回目印字(初期)と2回目印字の各加工線幅に基づいて、太り量又は重なり量が算出される。算出された太り量又は重なり量は、パーソナル・コンピュータ2に記憶される。
その後は、S12に戻って、図6に表された3回目印字に相当するセルのパターンについて、上記S12〜S17の各処理がなされる。このようにして、S19の処理がなされるまで、上記S12〜S18の各処理が繰り返される。
S19の処理とは、上記S15の判定処理で認識率が所定値以上の場合に行われ、現在の印字パターンが、最適条件(最適な印字パターン)として、最適条件データベース102に記憶される。そして、最適条件データベース102に最適条件(最適な印字パターン)が記憶された場合には、入力される情報について、その記憶された最適条件(最適な印字パターン)に基づく2次元コードのマーキング(印字)加工を行う。よって、データベース化された最適条件(最適な印字パターン)が有効に使用される。
[3.−2 2次元コードがマーキング(印字)加工される加工対象物の材料を再度扱う場合]
2次元コードがマーキング(印字)加工される加工対象物7の材料を再度扱う場合には、図4に表されたフローチャートが実行される。先ず、S21では、2次元コードがマーキング(印字)加工される加工対象物7の材料がユーザーにより選択される。
S22では、初期印字パターンが生成される。初期印字パターンとは、具体的に言えば、図6に表された1回目印字(初期)に相当するセルのパターンである。
S23では、その生成された初期印字パターンが加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工される。その際には、図6に表された1回目印字(初期)に相当するセルが2次元コードの各基準セルの中央にマーキング(印字)加工される。
S24では、加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工された初期印字パターンの一部が2次元コード認識装置101で読み取られる。
S25では、加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工された初期印字パターンについて、2次元コード認識装置101で読み取られた情報に基づいて、認識率が算出される。認識率とは、上述したように、2次元コードの各基準セルに対する印字セルのサイズ比率である。
ここで、2次元コード認識装置101が2次元コードリーダーであれば、上記S24で2次元コード認識装置101に読み取られた情報とは、加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工された初期印字パターンの一部を読み取った情報である。
これに対して、2次元コード認識装置101がカメラであれば、上記S24で2次元コード認識装置101に読み取られた情報とは、加工対象物7の加工面7Aにマーキング(印字)加工された初期印字パターンの一部の画像である。従って、認識率は、画像処理によって算出される。画像処理によって、2次元コードの基準セルと当該基準セルに印字されたセルとの面積比率から認識率を算出する。あるいは、加工対象物7の加工面7Aと当該加工面7Aにマーキング(印字)加工されたセルとでは、画像上に濃度差が現れることから、画像の平均濃度を利用して認識率を算出する。
S26では、認識率の判定が行われる。ここで、認識率が所定値未満であれば、S27に進む。尚、上記S22で生成された初期印字パターンについては、この認識率の判定が所定値未満となるように、上記S22で生成される。
S27では、上記S21で選択された加工対象物7の材料や、上記図4のS17で算出され、パーソナル・コンピュータ2に記憶された太り量又は重なり量を参照して、次の印字パターンが生成される。次の印字パターンとは、具体的に言えば、図6に表された2回目印字に相当するセルのパターンである。
その後は、S23に戻って、図6に表された2回目印字に相当するセルのパターンについて、上記S23〜S27の各処理がなされる。
さらに、その後は、S23に戻って、図6に表された3回目印字に相当するセルのパターンについて、上記S23〜S27の各処理がなされる。このようにして、S28の処理がなされるまで、上記S23〜S27の各処理が繰り返される。
S28の処理とは、上記S26の判定処理で認識率が所定値以上の場合に行われ、現在の印字パターンが、最適条件(最適な印字パターン)として、最適条件データベース102に記憶される。そして、最適条件データベース102に最適条件(最適な印字パターン)が記憶された場合には、入力される情報について、その記憶された最適条件(最適な印字パターン)に基づく2次元コードのマーキング(印字)加工を行う。よって、データベース化された最適条件(最適な印字パターン)が有効に使用される。
[4.まとめ]
すなわち、本実施の形態に係るレーザーマーカー1では、2次元コードが有する基準セル内に印字されるセルについての印字パターンが生成される(S11,S18,S22,S27)。ここで、基準セルとは、実際に印字される2次元コードでセル印字の有無を判断する基準となる枠のことをいい、1つのセルに割り当てられた印字可能な枠のことをいう。具体的に言えば、基準セルは、図5や図7の2点鎖線で表された各マトリックスである。
そして、その生成されたセルの印字パターンで加工対象物7の加工面7Aに2次元コードが印字される(S12,S23)。その印字された加工対象物7上の2次元コードを2次元コード認識装置101で読み取った際の認識率が基準セルに基づいて算出される(S13,S14,S24,S25)。その算出された認識率が所定値以上の場合には、現在の印字パターンが最適条件(最適な印字パターン)としてデータベース化される(S19,S28)。
これに対して、その算出された認識率が所定値未満の場合には、現在の印字パターンを構成するセルのサイズが変更される(S16〜S18,S27)。さらに、その変更されたセルの印字パターンで加工対象物7の加工面7Aに2次元コードが印字され(S12,S23)、その印字された加工対象物7上の2次元コードを2次元コード認識装置101で読み取って認識率が再び算出される(S13,S14,S24,S25)。
このようにして、現在の印字パターンが最適条件(最適な印字パターン)としてデータベース化されるまで(S19,S28)、現在の印字パターンを構成するセルのサイズについて変更・印字・認識率の再算出が繰り返される(S12〜S18,S23〜S27)。よって、本実施の形態に係るレーザーマーカー1では、2次元コードの印字パターンの最適条件を効率よく決定すると共に2次元コードの印字パターンの評価作業を簡潔にすることができる。
また、本実施の形態に係るレーザーマーカー1では、先ず、2次元コードが有する基準セル内に印字されるセルについて、最小セルの印字パターンが生成される(S11,S21)。 最小セルの印字パターンとは、具体的に言えば、図6に表された1回目印字(初期)に相当するセルのパターンである。そして、その生成された最小セルの印字パターンで加工対象物7の加工面7Aに2次元コードが印字される(S12,S23)。その印字された加工対象物7上の2次元コードを2次元コード認識装置101で読み取った際の認識率が基準セルに基づいて算出される(S13,S14,S24,S25)。
ここで、その算出された最小セルについての認識率が所定値未満の場合には、現在の印字パターンを構成するセルのサイズが、最小セルの外周側を太らせた印字させるためのセルのサイズに変更される(S16〜S18,S27)。
よって、本実施の形態に係るレーザーマーカー1では、現在の印字パターンが最適条件(最適な印字パターン)としてデータベース化されるまで(S19,S28)、図6に表された1回目印字(初期)に相当するセルのパターン、図6に表された2回目印字に相当するセルのパターン、図6に表された3回目印字に相当するセルのパターン、…と、最小セルからその外周側を太らせるので(図7参照)、2次元コードの印字パターンの最適条件を確実に決定することができる。
また、本実施の形態に係るレーザーマーカー1では、2次元コードがマーキング(印字)加工される加工対象物7の材料を再度扱う場合には(図4参照)、現在の印字パターンを構成するセルのサイズが変更される際に、選択された加工対象物7の材料や(図4のS21)、パーソナル・コンピュータ2に記憶された太り量又は重なり量を参照して(図3のS17)、加工対象物7の材料に応じた重なり率を使用して、現在の印字パターンを構成するセルのサイズを大きくする(図4のS27)。よって、現在の印字パターンが最適条件(最適な印字パターン)としてデータベース化されるまで(図4のS28)、図6に表された1回目印字(初期)に相当するセルのパターン、図6に表された2回目印字に相当するセルのパターン、図6に表された3回目印字に相当するセルのパターン、…と、セルの外周側を徐々に太らせていくので、2次元コードの印字パターンの最適条件をより確実に決定することができる。
また、本実施の形態に係るレーザーマーカー1では、2次元コードがマーキング(印字)加工される加工対象物7の材料を初めて扱う際に(図3参照)、現在の印字パターンが最初の印字パターンである場合には(S11)、最初の印字パターンで印字された加工対象物7上の2次元コードを2次元コード認識装置101で読み取った際に算出した太り量に基づいて次回の印字パターンの重なり量を決定する(S16〜S18)。よって、加工対象物7の材料を初めて扱う場合であっても、2次元コードの印字パターンの最適条件を的確に決定することができる。
また、本実施の形態に係るレーザーマーカー1では、最初に生成されたセルの印字パターン(S11)で又はサイズが変更されたセルの印字パターン(S18)で印字された加工対象物7上の2次元コードを2次元コード認識装置101であるカメラで撮像した画像に基づいて認識率を算出する(S12〜S14)。つまり、2次元コード認識装置101であるカメラで撮像した画像について画像処理を行うことにより、加工対象物7上の2次元コードについての認識率を算出することができる(S14)。
2次元コード認識装置101であるカメラで撮像した画像について画像処理では、例えば、2次元コード認識装置101であるカメラで加工対象物7を撮像した画像における、加工対象物7上に印字される2次元コードが有する基準セルと当該基準セル内に印字されたセルとの面積比率をもって認識率を算出する(S13,S14)。
あるいは、2次元コード認識装置101であるカメラで撮像した画像について画像処理では、2次元コード認識装置101であるカメラで加工対象物を撮像した画像の平均濃度をもって認識率を算出する(S13,S14)。
また、本実施の形態に係るレーザーマーカー1では、2次元コード認識装置101が、最初に生成されたセルの印字パターン(S22)で又はサイズが変更されたセルの印字パターン(S27)で印字された加工対象物7上の2次元コードを認識可能な2次元コードリーダーであれば、2次元コードの印字パターンの最適条件を決定する際に(S26,S28)、2次元コードリーダーによる読み取り易さを認識率として用いることができる。
また、本実施の形態に係るレーザーマーカー1では、加工対象物7をセッティング後、同じ位置でセルのサイズを徐々に大きくしながら、2次元コード認識装置101による読み取りを行う(S13,S24)。よって、加工対象物7の移動の手間が省け、且つ、1つの2次元バーコードを印字する範囲内で、2次元コードの印字パターンの最適条件を探索ができるため(S16〜S18,S27)、加工対象物7の無駄も少なくなる。
また、本実施の形態に係るレーザーマーカー1では、レーザー加工装置3と2次元コード認識装置101とが一体化されている(図1参照)。そのため、2次元コードのマーキング(印字)加工(S12,S23)と2次元コードの印字パターンの最適条件についての探索(S11,S13〜S18,S21,S22,S24〜S27)とが自動化されている。そして、最適条件データベース102に最適条件(最適な印字パターン)が記憶された場合には、入力される情報について、その記憶された最適条件(最適な印字パターン)に基づく2次元コードのマーキング(印字)加工を行う。
[5.その他]
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、加工対象物7上に印字されるセルの印字パターンは、図5に表された3×3の基準セル内に印字されるセルの印字パターンに限定されるものではない。具体的には言えば、1×1、つまり、1個の基準セル内に印字されるセルの印字パターンであってもよいし、全数個の基準セル内に印字されるセルの印字パターンであってもよい。
また、図6に表された1回目印字(初期)に相当するセルのパターンは、2個の加工(印字)線で略正方形をしているが、1個の加工(印字)線であってもよい。
また、本実施の形態に係るレーザーマーカー1では、ガルバノスキャナ18に対する速度調整によって加工対象物7の加工面7Aに印字される2次元コードのセルの印字太さ(レーザーLによる加工線の太さ)が調整されてもよい。このようにすれば、現在の印字パターンを構成するセルのサイズが変更された印字パターン(S18,S27)で、加工対象物7上に2次元コードを印字させることを容易に行うことができる(S12,S23)。
1 レーザーマーカー
7 加工対象物
12 レーザー発振ユニット
18 ガルバノスキャナ
19 fθレンズ
101 2次元コード認識装置
102 最適条件データベース
L レーザー

Claims (10)

  1. レーザーを射出するレーザー射出装置と、前記レーザー射出装置から射出されたレーザーを走査するレーザー走査装置と、前記レーザー走査装置で走査されたレーザーを加工対象物上に結像させるレーザー結像装置と、を有するレーザーマーカーであって、
    前記レーザー結像装置で結像されるレーザーで加工対象物上に印字された2次元コードを認識する2次元コード認識装置と、
    加工対象物上に印字される2次元コードが有する基準セル内に印字されるセルの印字パターンを生成する印字パターン生成手段と、
    前記印字パターン生成手段により生成されたセルの印字パターンで加工対象物上に2次元コードを印字する印字手段と、
    前記印字手段で印字された加工対象物上の2次元コードを前記2次元コード認識装置で読み取った際の認識率を2次元コードが有する基準セルに基づいて算出する認識率算出手段と、
    前記認識率算出手段により算出された認識率が所定値以上の場合に現在の印字パターンを最適な印字条件としてデータベース化する記憶手段と、
    前記認識率算出手段により算出された認識率が所定値未満の場合に現在の印字パターンを変更する印字パターン変更手段と、を備え、
    前記印字パターン変更手段により現在の印字パターンが変更された場合には、
    前記印字手段は、前記印字パターン変更手段により変更された印字パターンで加工対象物上に2次元コードを印字し、
    前記認識率算出手段は、前記印字手段で印字された加工対象物上の2次元コードを前記2次元コード認識装置で読み取って認識率を再び算出すること、
    を特徴とするレーザーマーカー。
  2. 請求項1に記載するレーザーマーカーであって、
    前記記憶手段が現在の印字パターンを最適な印字条件としてデータベース化した場合には、前記印字手段は、入力される情報について、前記最適な印字条件に基づいた印字パターンで加工対象物上に2次元コードを印字すること、を特徴とするレーザーマーカー。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するレーザーマーカーであって、
    前記印字パターン生成手段は、前記基準セル内に印字される最小セルの印字パターンを生成し、
    前記認識率算出手段は、前記印字パターン生成手段により生成された最小セルの印字パターンで前記印字手段が印字した加工対象物上の2次元コードを前記2次元コード認識装置で読み取った際の認識率を前記基準セルに基づいて算出し、
    前記印字パターン変更手段は、前記認識率算出手段により算出された前記最小セルの印字パターンについての認識率が所定値未満の場合に、現在の印字パターンを、前記最小セルの印字パターンの外周側を太らせるように変更すること、
    を特徴とするレーザーマーカー。
  4. 請求項3に記載するレーザーマーカーであって、
    前記印字パターン変更手段は、現在の印字パターンを変更する際に、加工対象物の材料に応じた重なり率を使用して、現在の印字パターンを大きくすること、を特徴とするレーザーマーカー。
  5. 請求項3又は請求項4に記載するレーザーマーカーであって、
    前記印字パターン変更手段は、現在の印字パターンが最初の印字パターンである場合には、最初の印字パターンで印字された加工対象物上の2次元コードを前記2次元コード認識装置で読み取った際に算出した太り量に基づいて次回の印字パターンの重なり量を決定すること、を特徴とするレーザーマーカー。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載するレーザーマーカーであって、
    前記2次元コード認識装置はカメラであり、
    前記認識率算出手段は、前記印字パターン生成手段により生成された印字パターンで、又は前記印字パターン変更手段によりサイズが変更された印字パターンで印字された加工対象物上の2次元コードをカメラで撮像した画像に基づいて認識率を算出すること、を特徴とするレーザーマーカー。
  7. 請求項6に記載するレーザーマーカーであって、
    前記認識率算出手段は、前記カメラで加工対象物を撮像した画像における、加工対象物上に印字される2次元コードが有する基準セルと当該基準セル内に印字されたセルとの面積比率をもって認識率を算出すること、を特徴とするレーザーマーカー。
  8. 請求項6に記載するレーザーマーカーであって、
    前記認識率算出手段は、前記カメラで加工対象物を撮像した画像の平均濃度をもって認識率を算出すること、を特徴とするレーザーマーカー。
  9. 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載するレーザーマーカーであって、
    前記2次元コード認識装置は、前記印字パターン生成手段により生成された印字パターンで、又は前記印字パターン変更手段により変更された印字パターンで印字された加工対象物上の2次元コードを認識可能な2次元コードリーダーであること、を特徴とするレーザーマーカー。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載するレーザーマーカーであって、
    前記レーザー走査装置に対する速度調整によって加工対象物上に印字される2次元コードの印字太さが調整されること、を特徴とするレーザーマーカー。
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