JP5935771B2 - レーザ加工システム - Google Patents

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Description

本発明は、加工対象物にレーザ光により加工した加工情報を収集するレーザ加工システムに関するものである。
従来より、加工対象物にレーザ光により加工する加工条件を決定する技術に関し種々提案されている。
例えば、印字条件設定装置のユーザインターフェース画面を介して可変パラメータを選択して第1サンプル印字の印字条件を設定する。そして、テスト印字モードで二次元マトリックス状にレーザマーキング装置によってワークに対して1回目のサンプル印字を行う。その後、ワークに印字されたサンプル印字パターンを撮像し、印字品質評価装置により印字品質評価を行う。
続いて、印字条件設定装置を介して可変パラメータを変更して第2サンプル印字の印字条件を設定する。そして、テスト印字モードで二次元マトリックス状にレーザマーキング装置によってワークに対して2回目のサンプル印字を行う。その後、ワークに印字されたサンプル印字パターンを撮像し、印字品質評価装置により印字品質評価を行う。そして、2回のサンプル印字を得て、最適な印字条件を決定し、出力するように構成された印字品質評価システムがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−148307号公報
前記した特許文献1に記載された印字品質評価システムでは、最適な印字条件を決定するためには、印字条件を変えてワークに実際に印字する必要があり、煩雑であるという問題がある。また、同じ材質のワークであっても、表面粗さや塗装状態等の表面状態が異なった場合には、同一印字条件で同じ印字品質を得られない虞がある。その結果、新たな材質のワークや、印字品質を変更した場合には、再度、印字品質評価を行って、最適な印字条件を決定する必要があり、印字条件の決定が煩雑であるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、加工対象物にレーザ光により加工する加工条件を迅速に決定することができるレーザ加工システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明のレーザ加工システムは、レーザ加工装置と、加工情報収集装置と、を備えるレーザ加工システムにおいて、前記レーザ加工装置は、加工対象物にレーザ光により加工する加工条件の入力を受け付ける加工条件受付手段と、前記加工条件受付手段を介して入力された加工条件で前記加工対象物にレーザ光により加工するレーザ加工手段と、前記レーザ加工手段によって前記加工条件で加工された前記加工対象物の加工状態を表す加工特徴量を取得する加工特徴量取得手段と、前記加工条件と前記加工特徴量とを含む加工情報を前記加工情報収集装置に送信する加工情報送信手段と、レーザ光で加工される前記加工対象物の加工状態を前記加工特徴量によって指定する指定条件の入力を受け付ける指定条件受付手段と、前記指定条件受付手段を介して入力された前記指定条件を検索条件として前記加工情報収集装置へ送信する検索条件送信手段と、前記加工情報収集装置において前記検索条件に基づいて検索された前記加工条件を前記加工情報収集装置から受信する加工条件受信手段と、前記加工条件受信手段を介して受信した前記加工条件を報知する報知手段と、を有し、前記加工情報収集装置は、前記レーザ加工装置から送信された前記加工情報を受信する加工情報受信手段と、前記加工情報受信手段を介して受信した前記加工情報から前記加工条件と前記加工特徴量とを読み出して相互に関連付けて格納した加工条件データベースを作成するデータベース作成手段と、前記レーザ加工装置から送信された前記検索条件を受信する検索条件受信手段と、前記検索条件受信手段を介して受信した前記検索条件に基づいて前記加工条件データベースの前記加工特徴量を決定して、この決定した前記加工特徴量に関連付けられた前記加工条件を前記加工条件データベースから抽出する加工条件抽出手段と、前記加工条件と前記加工特徴量との相関関係を表す相関情報を記憶する相関情報記憶手段と、前記検索条件受信手段を介して受信した前記検索条件と該検索条件に基づいて決定された前記加工条件データベースの前記加工特徴量との差分が所定範囲内か否かを判定する相関判定手段と、前記相関判定手段を介して前記差分が所定範囲を超えると判定された場合には、前記加工条件抽出手段を介して前記加工条件を抽出した後、この抽出した加工条件を前記差分の値と前記相関情報とに基づいて補正して補正加工条件を取得する補正加工条件取得手段と、前記補正加工条件取得手段を介して取得した前記補正加工条件を前記検索条件に基づいて検索された前記加工条件として前記レーザ加工装置に送信する加工条件送信手段と、を有することを特徴とする。
このようなレーザ加工システムでは、加工情報収集装置は、新たな加工対象物の加工状態を表す加工特徴量を検索条件として、この新たな加工対象物にレーザ光により加工する加工条件を抽出することが可能となる加工条件データベースを作成することができる。つまり、加工情報収集装置は、レーザ光により加工する加工条件を、新たな加工対象物の加工状態を表す加工特徴量を検索条件として、加工条件データベースから迅速に抽出して、決定することができる。
また、加工情報収集装置は、加工対象物に実際にレーザ光で加工した加工条件と、加工された加工対象物から取得した加工特徴量とを関連付けて加工条件データベースに格納するため、信頼性の高い加工条件データベースを作成することができる。また、加工条件データベースには、多くのレーザ加工装置から受信した加工条件と加工特徴量とが関連付けられて格納されるため、レーザ加工装置のユーザは、他のレーザ加工装置で取得された加工条件と加工特徴量とを利用することが可能となる。
また、加工情報収集装置は、加工特徴量によって指定された検索条件をレーザ加工装置から受信した場合には、検索条件に基づいて加工条件データベースの加工特徴量を決定する。そして、加工情報収集装置は、検索条件と加工条件データベースの加工特徴量との差分が所定範囲を超えるか否かを判定する。そして、検索条件と加工条件データベースの加工特徴量との差分が所定範囲を超えると判定された場合には、加工情報収集装置は、この決定した加工特徴量に関連付けられた加工条件を加工条件データベースから抽出した後、この抽出した加工条件を差分の値と相関情報とに基づいて補正した補正加工条件を取得する。その後、加工情報収集装置は、この取得した補正加工条件を検索条件に基づいて検索された加工条件としてレーザ加工装置に送信する。
また、レーザ加工装置は、加工情報収集装置において検索条件に基づいて検索された補正加工条件を受信した場合には、この補正加工条件を報知する。これにより、レーザ加工装置のユーザは、補正した補正加工条件を知ることができる。その結果、ユーザは、新たな加工対象物の所望の加工状態に応じた更に正確な加工条件を迅速に決定することができる。
本実施形態に係るレーザ加工システム1を示したブロック図である。 加工情報収集装置3における加工条件DB15に格納される加工情報データテーブル18の一例を示す図である。 レーザ加工装置2の概略構成を示す図である。 レーザ加工装置2の電気的構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るレーザ加工システム1の加工条件DB15を追加・更新する処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るレーザ加工システム1の加工条件を検索する処理の一例を示すフローチャートである。 図6の「加工条件検索処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 図7の「補正加工条件取得処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 加工条件を検索するための検索条件入力画面81の一例を示す図である。 加工条件を設定する加工条件設定画面87の一例を示す図である。 加工条件DB15に格納される加工速度と加工痕の線幅との相関関係の一例を示す図である。 加工条件DB15に格納されるレーザーパワーと加工痕の加工深さとの相関関係の一例を示す図である。 加工条件DB15に格納される加工開始待ち時間と加工欠けとの相関関係の一例を示す図である。 他の実施形態1に係るレーザ加工装置2の電気的構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係るレーザ加工システム、レーザ加工装置及びプログラムを具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るレーザ加工システム1の概略構成について図1乃至図4に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るレーザ加工システム1は、加工対象物にレーザ光により加工するレーザ加工装置2と、レーザ加工装置2からレーザ光により加工した加工情報を収集する加工情報収集装置3と、ネットワーク4とから基本的に構成されている。そして、レーザ加工装置2と加工情報収集装置3は、ネットワーク4を介して各種の情報の送受信が可能となるように構成されている。また、ネットワーク4としては、例えば、携帯電話回線網、電話回線網、公衆通信回線網、専用通信回線網、インターネット等の通信回線網等の通信系を使用することができる。尚、レーザ加工装置2の構成に関しては後に図3及び図4に基づいて説明する。
図1に示すように、加工情報収集装置3は、サーバ10と、サーバ10に接続された加工条件データベース(加工条件DB)15と、サーバ側通信装置16とを備えている。また、サーバ10は、サーバ10の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU11、並びにCPU11が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM12、各種の制御プログラム等が記憶されたROM13等の内部記憶装置や、時間を計測するタイマ14等を備えている。
また、ROM13には、後述のように、レーザ加工装置2から受信した加工対象物にレーザ光により加工した加工情報を加工条件DB15に登録する「データベース登録処理」(図5参照)や、加工条件DB15から加工条件候補を検索してレーザ加工装置2へ送信する「加工条件候補送信処理」(図6参照)等の各種プログラムが記憶されている。
また、加工条件DB15には、レーザ加工装置2から受信した加工対象物にレーザ光により加工した加工情報から構成される加工情報データテーブル18が格納されている。
ここで、加工情報データテーブル18の一例について図2に基づいて説明する。図2に示すように、加工情報データテーブル18は、「材質」、「加工条件」、「加工状態(加工特徴量)」、「画像データ」、「装置No」から構成されている。
「材質」には、レーザ光により文字、記号、図形等をマーキングする加工を実際に行った加工対象物27(図3参照)の材質がパラメータとして記憶されている。例えば、加工対象物27の材質には、アルミA1050や、ステンレスSUS303、真鍮等がある。尚、「材質」には、加工対象物27の材質に加えて、加工対象物27の表面粗さと、加工対象物27の加工面27A(図3参照)の表面状態(粗面、研磨面、アルマイト処理面、塗装の有・無等である。)と、加工対象物27を識別する加工対象物識別IDとのうち、少なくとも1つをパラメータとして記憶するようにしてもよい。
また、「加工条件」には、加工対象物27にレーザ光により文字、記号、図形等をマーキングする加工を実際に行った際に設定された加工速度[m/s]、レーザーパワー[W]、焦点距離[mm]、レーザ光の波長[nm]、レーザ光のビーム径[μm]、発振周波数[kHz]等がパラメータとして記憶されている。
また、「加工状態(加工特徴量)」には、「材質」に対応する加工対象物27に、「加工条件」の各パラメータに設定されたレーザ光により実際にマーキングされた文字、記号、図形等の加工痕の線幅[μm]、加工痕の加工深さ[μm]、加工欠け[μm]、加工痕の角部の曲率[μm]、加工痕の色等がパラメータとして記憶されている。ここで、「加工欠け」は、文字、記号、図形等のマーキングデータに従って、レーザ光により実際にマーキングされた一筆書きの加工始めが加工されていない部分の長さである。
また、「画像データ」には、「材質」に対応する加工対象物27に、「加工条件」の各パラメータに設定されたレーザ光により実際にマーキングされた文字、記号、図形等が、カメラ37(図3参照)によって撮像された画像データが記憶されている。また、「装置No」には、「材質」に対応する加工対象物27に、「加工条件」の各パラメータに設定されたレーザ光により実際にマーキングしたレーザマーキング装置22の種類を表す装置Noがパラメータとして記憶されている。尚、「装置No」には、レーザマーキング装置22を識別する装置識別ID等をパラメータとして記憶するようにしてもよい。
次に、レーザ加工システム1を構成するレーザ加工装置2の概略構成について図3及び図4に基づいて説明する。
図3に示すように、レーザ加工装置2は、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)21と、レーザ加工手段の一例として機能するレーザマーキング装置22とから構成されている。
レーザマーキング装置22は、レーザ加工装置本体部25とレーザコントローラ26とから構成されている。レーザ加工装置本体部25は、レーザ光Lを加工対象物27の加工面27A上を2次元走査して文字、記号、図形等をマーキングする加工を行う。レーザコントローラ26は、コンピュータで構成されて、PC21と双方向通信可能に接続されると共に、レーザ加工装置本体部25と電気的に接続されている。そして、レーザコントローラ26は、PC21から送信された印字情報、制御パラメータ、各種指示情報等に基づいてレーザ加工装置本体部25を駆動制御する。つまり、レーザコントローラ26は、レーザマーキング装置22の全体を制御する。
レーザ加工装置本体部25の概略構成について図3に基づいて説明する。尚、レーザ加工装置本体部25の説明において、レーザ発振器38からレーザ光Lを出射する方向(図3の左方向である。)が、レーザ加工装置本体部25の前方向である。また、本体ベース28のレーザ発振器38を取り付けた取付面に対して垂直方向(図3の上下方向である。)が、レーザ加工装置本体部25の上下方向である。そして、レーザ加工装置本体部25の上下方向及び前後方向に直交する方向が、レーザ加工装置本体部25の左右方向である。
図3に示すように、レーザ加工装置本体部25は、本体ベース28と、レーザ光Lを出射するレーザ発振ユニット29と、光シャッター部31と、不図示の光ダンパーと、不図示のハーフミラーと、反射ミラー32と、光センサ33と、ガルバノスキャナ35と、fθレンズ36等から構成され、不図示の略直方体形状の筐体カバーで覆われている。また、本体ベース28の下面側には、fθレンズ36の横側にカメラ37が隣接して設けられ、加工対象物27の加工面27Aにレーザ光Lによってマーキングされた文字、記号、図形等を撮像可能に配置されている。
レーザ発振ユニット29は、レーザ発振器38と、ビームエキスパンダ39等から構成されている。レーザ発振器38は、CO2レーザ、YAGレーザ等で構成され、加工対象物27の加工面27Aに文字、記号、図形等をマーキングする加工を行うためのレーザ光Lを出力する。ビームエキスパンダ39は、レーザ光Lのビーム径を調整する(例えば、ビーム径を拡大する。)ものであり、レーザ発振器38と同軸に設けられている。
不図示のハーフミラーは、光シャッター部31の前側に配置され、レーザ光Lの光路に対して斜め右後ろ方向に45度の角度を形成するように配置され、後側から入射されたレーザ光Lのほぼ全部を透過する。また、ハーフミラーは、後側から入射されたレーザ光Lの一部、例えば、レーザ光Lの1%を、反射ミラー32へ45度の反射角で反射する。反射ミラー32は、入射されたレーザ光Lを45度の反射角で前側方向へ反射する。光センサ33は、レーザ光Lの発光強度を検出するフォトディテクタ等で構成され、反射ミラー32で反射されたレーザ光Lが入射され、この入射されたレーザ光Lの発光強度を検出する。
ガルバノスキャナ35は、本体ベース28の前側端部に形成された貫通孔の上側に取り付けられ、レーザ発振ユニット29から出射されたレーザ光Lを下方へ2次元走査するものである。ガルバノスキャナ35は、ガルバノX軸モータ41とガルバノY軸モータ42とが、それぞれのモータ軸が互いに直交するように外側からそれぞれの取付孔に嵌入されて本体部43に取り付けられ、各モータ軸の先端部に取り付けられた走査ミラーが内側で互いに対向している。そして、各モータ41、42の回転をそれぞれ制御して、各走査ミラーを回転させることによって、レーザ光Lを下方へ2次元走査する。この2次元走査方向は、前後方向(X方向)と左右方向(Y方向)である。
fθレンズ36は、ガルバノスキャナ35によって2次元走査されたレーザ光Lを下方に配置された加工対象物27の加工面27Aに集光する。従って、各モータ41、42の回転を制御することによって、レーザ光Lが、加工対象物27の加工面27A上において、所望の印字パターンで前後方向(X方向)と左右方向(Y方向)に2次元走査される。
次に、レーザ加工装置2を構成するPC21とレーザマーキング装置22の回路構成について図4に基づいて説明する。先ず、レーザマーキング装置22の回路構成について図4に基づいて説明する。
図4に示すように、レーザマーキング装置22は、レーザマーキング装置22の全体を制御するレーザコントローラ26、ガルバノコントローラ45、ガルバノドライバ46、レーザドライバ47等から構成されている。レーザコントローラ26には、ガルバノコントローラ45、レーザドライバ47、カメラ37等が電気的に接続されている。また、レーザコントローラ26には、PC21が双方向通信可能に接続され、PC21から送信された印字情報、レーザ加工装置本体部25の制御パラメータ、ユーザからの各種指示情報等を受信可能に構成されている。
レーザコントローラ26は、レーザマーキング装置22の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU51、RAM52、ROM53、時間を計測するタイマ54等を備えている。また、CPU51、RAM52、ROM53、タイマ54は、不図示のバス線により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
RAM52は、CPU51により演算された各種の演算結果や印字パターンのXY座標データ等を一時的に記憶させておくためのものである。ROM53は、各種のプログラムを記憶させておくものであり、PC21から送信された印字情報に基づいて印字パターンのXY座標データを算出してRAM52に記憶する等の各種プログラムが記憶されている。ROM53には、フォントの種類別に、直線と楕円弧とで構成された各文字のフォントの始点、終点、焦点、曲率等のデータが記憶されている。
そして、CPU51は、かかるROM53に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算及び制御を行なうものである。例えば、CPU51は、PC21から入力された印字情報に基づいて算出した印字パターンのXY座標データ、ガルバノ走査速度情報等をガルバノコントローラ45に出力する。また、CPU51は、PC21から入力された印字情報に基づいて設定したレーザ発振器38のレーザ出力、レーザ光Lのレーザパルス幅等のレーザ駆動情報をレーザドライバ47に出力する。また、CPU51は、PC21からの要求に基づき、カメラ37で撮像した加工対象物27の加工痕の画像データをPC21へ送信する。
ガルバノコントローラ45は、レーザコントローラ26から入力された印字パターンのXY座標データ、ガルバノ走査速度情報等に基づいて、ガルバノX軸モータ41とガルバノY軸モータ42の駆動角度、回転速度等を算出して、駆動角度、回転速度を表すモータ駆動情報をガルバノドライバ46へ出力する。ガルバノドライバ46は、ガルバノコントローラ45から入力された駆動角度、回転速度を表すモータ駆動情報に基づいて、ガルバノX軸モータ41とガルバノY軸モータ42を駆動制御して、レーザ光Lを2次元走査する。
レーザドライバ47は、レーザコントローラ26から入力されたレーザ発振器38のレーザ出力、レーザ光Lのレーザパルス幅等のレーザ駆動情報と、レーザ発振器38のレーザ出力制御信号等に基づいて、レーザ発振器38を駆動する。
次に、PC21の回路構成について図4に基づいて説明する。図4に示すように、PC21は、PC21の全体を制御する制御部61、マウスやキーボード等から構成される入力操作部62、液晶ディスプレイ(LCD)63、CD−ROM64に各種データ、プログラム等を書き込み及び読み込むためのCD−R/W65、通信装置66等から構成されている。制御部61には、不図示の入出力インターフェースを介して入力操作部62、液晶ディスプレイ63、CD−R/W65、通信装置66等が電気的に接続されている。
CD−R/W65は、図5に示す「加工情報送信処理」、図6に示す「加工条件設定処理」等のプログラム、図7に示す検索条件入力画面81を液晶ディスプレイ63に表示するプログラム、図8に示す加工条件設定画面87を液晶ディスプレイ63に表示するプログラム等の各種アプリケーションソフトウェア等をCD−ROM64に書き込み及び読み込む。
制御部61は、PC21の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU71、RAM72、ROM73、時間を計測するタイマ74、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」という。)75等を備えている。CPU71、RAM72、ROM73、タイマ74は、不図示のバス線により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。また、CPU71とHDD75は、不図示の入出力インターフェースを介して接続され、相互にデータのやり取りが行われる。
RAM72は、CPU71により演算された各種の演算結果等を一時的に記憶させておくためのものである。ROM73は、各種のプログラムを記憶させておくものであり、図5に示す「加工情報送信処理」、図6に示す「加工条件設定処理」等のプログラム等を記憶している。尚、図5に示す「加工情報送信処理」、図6に示す「加工条件設定処理」等のプログラムは、HDD75に記憶されていてもよいし、CD−ROM64等の記憶媒体から読み込まれてもよいし、インターネット等のネットワーク4からダウンロードされてもよい。
また、HDD75は、各種アプリケーションソフトウェアのプログラム、各種データを記憶するものであり、画像解析プログラム記憶領域75A、装置情報記憶領域75B、材質データ記憶領域75C等が設けられている。画像解析プログラム記憶領域75Aには、カメラ37で撮像した画像データからレーザ光により加工された加工痕の特徴点を抽出する画像解析プログラムが記憶されている。装置情報記憶領域75Bには、レーザマーキング装置22の装置No、装置識別ID、焦点距離等の装置情報が記憶されている。材質データ記憶領域75Cには、加工対象物27の各種材質、表面処理等が記憶されている。
[加工条件DB15を追加・更新する処理]
次に、上記のように構成されたレーザ加工システム1において、レーザ加工装置2のPC21のCPU71が実行して、レーザ光Lにより加工した加工条件、加工対象物27の加工状態を表す加工特徴量等を含む加工情報を加工情報収集装置3へ送信する「加工情報送信処理」と、加工情報収集装置3のCPU11が実行して、受信した加工条件、加工特徴量等を含む加工情報を加工情報データテーブル18に登録する「データベース登録処理」とについて図5に基づいて説明する。
尚、図5の左側にS11〜S15のフローチャートで示されるプログラムは、PC21のROM73に記憶されており、CPU71によって実行される。また、図5の右側にS111〜S112のフローチャートで示されるプログラムは、加工情報収集装置3のROM13に記憶されており、CPU11によって一定時間毎に(例えば、10msec〜100msec毎である。)実行される。
[レーザ加工装置2の処理]
図5に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)11において、PC21のCPU71は、液晶ディスプレイ63に、レーザマーキング装置22の「装置No」、「焦点距離」、加工対象物27の「材質」(アルミA1050や、ステンレスSUS303、真鍮等である)、加工対象物27の加工面27Aの「表面状態」(粗面、研磨面、アルマイト処理面、塗装の有・無等である。)、加工対象物27にレーザ光Lでマーキングする「加工速度」、レーザ光Lの「レーザーパワー」、「波長」、「ビーム径」、「発振周波数」、加工対象物27にレーザ光Lでマーキングする文字、記号、図形等の「マーキングデータ」等をそれぞれ入力する入力欄を表示する。
尚、加工対象物27の「材質」の入力欄は、HDD75の材質データ記憶領域75Cに記憶する複数の材質名からプルダウンメニューにより選択可能となるように構成してもよい。また、レーザマーキング装置22の装置情報としての「装置No」と「焦点距離」の各入力欄には、HDD75の装置情報記憶領域75Bに記憶する装置Noと焦点距離を自動的に表示するようにしてもよい。
そして、CPU71は、液晶ディスプレイ63に表示した各入力欄に、入力操作部62を介して入力された各データをRAM72に記憶する。その後、CPU71は、液晶ディスプレイ63に加工開始ボタンを表示し、入力操作部62を介して加工開始ボタンがクリックされるのを待つ。そして、加工開始ボタンがクリックされた場合には、CPU71は、S12の処理に移行する。
S12において、CPU71は、加工対象物27にレーザ光Lでマーキングする「加工速度」、レーザ光Lの「レーザーパワー」、「波長」、「ビーム径」、「発振周波数」、加工対象物27にレーザ光Lでマーキングする文字、記号、図形等の「マーキングデータ」等をRAM72から読み出し、レーザコントローラ26へ送信し、加工開始を指示する。そして、CPU71は、文字、記号、図形等の「マーキングデータ」が加工対象物27の加工面27Aに加工され、レーザコントローラ26から加工完了の情報を受信するまで待つ。
これにより、レーザコントローラ26のCPU51は、受信した文字、記号、図形等の「マーキングデータ」に基づいて印字パターンのXY座標データを算出してRAM52に記憶する。そして、CPU51は、受信したレーザ光Lの「レーザーパワー」、「波長」、「ビーム径」、「発振周波数」の各データをレーザドライバ47に出力する。また、CPU51は、印字パターンのXY座標データ、受信した「加工速度」の各データをガルバノコントローラ45に出力して、ガルバノX軸モータ41とガルバノY軸モータ42を駆動し、レーザ光Lを2次元走査して、文字、記号、図形等を加工対象物27の加工面27Aに加工する。そして、CPU51は、受信した文字、記号、図形等の「マーキングデータ」を全て加工した後、PC21に加工完了の情報を送信する。
続いて、CPU71は、レーザコントローラ26から加工完了の情報を受信し、文字、記号、図形等の「マーキングデータ」を加工対象物27の加工面27Aに加工完了と判定した場合には、S13の処理に移行する。S13において、CPU71は、レーザコントローラ26に対して、加工対象物27の加工面27Aに加工された印字パターンをカメラ37で撮像して、画像データをPC21へ送信するように指示する撮像指示信号を出力した後、S14の処理に移行する。これにより、レーザコントローラ26のCPU51は、加工対象物27の加工面27Aに加工された印字パターンをカメラ37で撮像して、画像データをPC21へ送信する。
そして、S14において、CPU71は、加工対象物27の加工面27Aに加工された印字パターンの画像データを受信した場合には、この「画像データ」をRAM72に記憶する。また、CPU71は、この画像データの画像解析を行って、レーザ光Lにより加工対象物27の加工面27Aにマーキングされた文字、記号、図形等の加工痕の線幅、加工痕の加工深さ、加工欠け、加工痕の角部の曲率、加工痕の色等を抽出して、RAM72に記憶する。以下、具体的な加工痕の抽出方法について説明する。
加工痕の線幅の抽出方法について説明する。最初に、CPU71は、画像データの各画素の輝度を抽出する。そして、CPU71は、抽出された輝度の値が急激に変化する箇所をエッジとして検出する。一般的に、加工痕がある加工対象物27上の画素の輝度は、加工痕がない加工対象物27上の輝度と比較して、低い。また、加工面27Aにマーキングされた文字、記号、図形等のマーキングデータは、短い直線(例えば、長さ約100μmの直線である。)が連続した集合体の印字データから構成されている。
従って、CPU71は、エッジの内側にあり、画素の輝度が、周囲の画素の輝度より小さい箇所を、加工痕であるとする。そして、CPU71は、加工痕の伸びる方向に対して垂直な方向における、加工痕上の画素数をカウントして、加工痕の線幅として抽出する。尚、画像データの1画素当たりの寸法は、予め定められている。例えば、1画素当たり1μmである。
加工痕の加工深さの抽出方法について説明する。レーザコントローラ26のCPU51は、レーザ光Lにより加工対象物27の加工面27Aに文字、記号、図形等をマーキングした後、カメラ37で加工面27Aを複数の焦点距離で撮像する。そして、CPU51は、各画像データと焦点距離を関連付けてPC21へ送信する。例えば、CPU51は、加工面27Aの加工されていない表面を基準として、加工面27Aから20μmの深さまで1μmずつ焦点距離を変化させて撮像して、各画像データと焦点距離を関連付けてPC21へ送信する。
CPU71は、受信した画像データから加工痕に焦点が合った画像データを特定する。そして、CPU71は、この加工痕に焦点が合った画像データの焦点距離から、カメラ37から加工面27Aの加工されていない表面までの距離を差し引いて、加工痕の加工深さを算出する。
加工痕の加工欠けの抽出方法について説明する。CPU71は、文字、記号、図形等のマーキングデータと、画像データの加工痕と、に対して、パターンマッチングを実行する。CPU71は、マーキングデータと、画像データと、が一致する割合である相関値を算出する。CPU71は、相関値に基づいて、加工欠けの大きさを抽出することができる。例えば、マーキングデータと、画像データと、が一致した場合には、相関値は100%であり、加工欠けは、0[μm]である。
また、相関値が95%の場合には、加工痕の伸びる方向における加工痕上の画素数を95%として、5%に対応する画素数を算出して、一筆書きの加工始めが加工されていない部分の長さとする。尚、画像データの1画素当たりの寸法は、予め定められている。例えば、1画素当たり1μmである。
また、CPU71は、マーキングデータの特定箇所に対して、部分パターンマッチングを行ってもよい。文字等の加工始めにおいて、レーザ発振器38からパルスレーザが出射するタイミングは、印字タイミングに対して、遅れる可能性があるため、文字等の加工始めは、加工欠けが特に発生しやすい。従って、CPU71は、文字等の加工始めに対して、部分パターンマッチングを実行するのが好ましい。尚、部分パターンマッチングの範囲は、ユーザが適宜変更するようにしてもよい。
加工痕の角部の曲率の抽出方法について説明する。CPU71は、文字、記号、図形等のマーキングデータと、画像データの加工痕と、に対して、パターンマッチングを実行する。また、文字、記号、図形等のマーキングデータは、短い直線が連続した集合体の印字データから構成されている。従って、パターンマッチングを実行した結果、CPU71は、印字データを構成する直線の向きが90度以上変更されている部分に対応する加工痕の部分を加工痕の角部として特定する。その後、CPU71は、加工痕の角部に対してカーブフィッティングを実行し、角部の内径の曲率を算出する。
加工痕の色の抽出方法について説明する。CPU71は、画像データの各画素の輝度を抽出する。そして、CPU71は、抽出された輝度の値が急激に変化する箇所をエッジとして検出する。続いて、CPU71は、エッジの内側にあり、画素の輝度が、周囲の画素の輝度より小さい箇所を、加工痕の領域であるとする。CPU71は、加工痕の領域内の各画素毎のRGBの三原色の各輝度(赤、青、緑の256階調を表す0〜255までのいずれか数値である。)を加工痕の色データとして抽出する。
続いて、S15において、CPU71は、S11でRAM72に記憶した装置情報の一例である「装置No」、加工対象物情報の一例である加工対象物27の「材質」、「表面状態」、加工条件の一例である「焦点距離」、レーザ光Lでマーキング(加工)する「加工速度」、レーザ光Lの「レーザーパワー」、「波長」、「ビーム径」、「発振周波数」の各データと、S14でRAM72に記憶した評価データの一例である「画像データ」、加工特徴量の一例である加工痕の「線幅」、加工痕の「加工深さ」、「加工欠け」、加工痕の「角部の曲率」、加工痕の「色」等の各データとをRAM72から読み出し、「加工情報」として通信装置66を介して加工情報収集装置3へ送信した後、当該処理を終了する。
[加工情報収集装置3の処理]
他方、S111において、加工情報収集装置3のCPU11は、サーバ側通信装置16を介して、レーザ加工装置2から「加工情報」を受信したか否か、つまり、加工条件DB15に格納された加工情報データテーブル18に登録する登録データを受信したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、レーザ加工装置2から「加工情報」を受信していないと判定した場合には(S111:NO)、CPU11は、再度S111の処理を実行する。
一方、レーザ加工装置2から「加工情報」を受信したと判定した場合には(S111:YES)、CPU11は、この「加工情報」をRAM12に記憶した後、S112の処理に移行する。S112において、CPU11は、受信した「加工情報」が加工条件DB15に格納された加工情報データテーブル18に記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。
具体的には、CPU11は、「加工情報」を構成する「装置No」、加工対象物27の「材質」、「表面状態」、加工条件である「焦点距離」、「加工速度」、「レーザーパワー」、「波長」、「ビーム径」、「発振周波数」、加工特徴量である加工痕の「線幅」、加工痕の「加工深さ」、「加工欠け」、加工痕の「角部の曲率」、加工痕の「色」等の各データと「画像データ」とをRAM12から読み出し、これらのデータと全て一致するデータの組み合わせが、加工情報データテーブル18に記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、受信した「加工情報」が加工情報データテーブル18に記憶されていると判定した場合には(S112:YES)、CPU11は、再度、S111以降の処理を実行する。
一方、受信した「加工情報」が加工情報データテーブル18に記憶されていないと判定した場合には(S112:NO)、CPU11は、S113の処理に移行する。S113において、CPU11は、受信した「加工情報」の各データを互いに関連付けて加工情報データテーブル18に追加記憶して、加工情報データテーブル18を更新した後、再度S111以降の処理を実行する。具体的には、CPU11は、受信した「加工情報」のうち、加工対象物27の「材質」と、「表面状態」の表面粗さのデータと、「表面状態」のアルマイト処理面、塗装の有・無等を、加工情報データテーブル18の「材質」の欄の対応する材質の区分に「加工対象物情報」として記憶する。
また、CPU11は、受信した「加工情報」のうち、「装置No」を加工情報データテーブル18の「加工対象物情報」、つまり、「材質」の欄に対応する「装置No」の欄に装置情報として記憶する。また、CPU11は、受信した「加工情報」のうち、「焦点距離」、レーザ光Lでマーキングする「加工速度」、レーザ光Lの「レーザーパワー」、「波長」、「ビーム径」、「発振周波数」の各データを、加工情報データテーブル18の「加工対象物情報」、つまり、「材質」の欄に対応する「加工条件」の欄に記憶する。
また、CPU11は、受信した「加工情報」のうち、加工痕の「線幅」、加工痕の「加工深さ」、「加工欠け」、加工痕の「角部の曲率」、加工痕の「色」の各データを、加工情報データテーブル18の「加工対象物情報」、つまり、「材質」の欄に対応する「加工状態(加工特徴量)」の欄に記憶する。更に、CPU11は、受信した「加工情報」のうち、「画像データ」を加工情報データテーブル18の「加工対象物情報」、つまり、「材質」の欄に対応する「画像データ」の欄に記憶する。
[加工条件を検索する処理]
次に、上記のように構成されたレーザ加工システム1において、レーザ加工装置2のPC21のCPU71が実行して、加工対象物27にレーザ光Lによって加工する最適な加工条件を加工情報収集装置3から取得して設定する「加工条件設定処理」と、加工情報収集装置3のCPU11が実行して、加工対象物27にレーザ光Lによって加工する加工条件を検索して最適な加工条件候補をレーザ加工装置2に送信する「加工条件候補送信処理」とについて図6乃至図13に基づいて説明する。
尚、図6の左側にS21〜S26のフローチャートで示されるプログラムは、PC21のROM73に記憶されており、CPU71によって実行される。また、図6の右側にS211〜S213のフローチャートで示されるプログラムは、加工情報収集装置3のROM13に記憶されており、CPU11によって一定時間毎に(例えば、10msec〜100msec毎である。)実行される。
ここで、S21を実行する前に、CPU71は、加工対象物27に加工したい文字、記号、図形等のマーキングデータの入力を受け付ける。例えば、ユーザが、液晶ディスプレイ63の図形配置領域内の一カ所を指定すると、CPU71は、液晶ディスプレイ63の図形配置領域内の指定箇所にテキストボックスを表示する。そして、ユーザが入力操作部62を介して文字、記号、図形等を入力すると、CPU71は、加工する文字、記号、図形等をテキストボックス内に表示する。ユーザが例えば、エンターキーを押すことにより、CPU71は、加工する文字、記号、図形等を決定し、RAM72に記憶する。また、画像を加工する場合、CPU71は、ROM73から画像データを読み出して、図形配置領域内に画像を配置する。ユーザがエンターキーを押すことにより、CPU71は、加工する画像を決定し、RAM72に記憶する。
[レーザ加工装置2の処理]
PC21のCPU71は、液晶ディスプレイ63に表示された加工条件検索モードの指定を受け付ける。加工条件検索モードの指定を受け付けると、図6に示すように、S21において、CPU71は、加工情報収集装置3に対して、ユーザが指定する加工状態となる最適な加工条件の検索を要求するために、液晶ディスプレイ63に加工条件検索パラメータと所望の加工状態(加工特徴量)を入力する「検索条件入力画面」を表示する。例えば、図9に示すように、CPU71は、液晶ディスプレイ63に検索条件入力画面81を表示する。
検索条件入力画面81の左側には、「加工条件検索パラメータ」として、加工対象物27の「材質」、「表面状態」、レーザマーキング装置22の「装置No」、「焦点距離[mm]」を入力する各入力欄81A〜81Dが表示される。また、検索条件入力画面81の右側には、ユーザが指定する「所望の加工特徴量」として、レーザ光Lにより加工される加工痕の「線幅[μm]」、「深さ[μm]」、「色」、「加工欠け[μm]」を入力する各入力欄81E〜81Hが表示される。また、各入力欄81A、81B、81Gはプルダウンメニューにより選択可能とされている。更に、検索条件入力画面81の下端部には、レーザマーキング装置22の加工条件の検索開始を指示する検索実行ボタン81Jが表示されている。
そして、CPU71は、検索条件入力画面に表示された加工条件検索パラメータの各入力欄に入力操作部62のマウスやキーボード等を介して入力された各データを「加工条件検索パラメータ」の各データとしてRAM72に記憶する。例えば、図9に示すように、CPU71は、加工対象物27の「材質」として「アルミA1050」、「表面状態」として「アルマイト(黒)」、レーザマーキング装置22の「装置No」として「1002」、「焦点距離」として「180[mm]」を「加工条件検索パラメータ」の各データとしてRAM72に記憶する。
続いて、S22において、CPU71は、検索条件入力画面に表示された所望の加工状態(加工特徴量)の各入力欄に、入力操作部62のマウスやキーボード等を介して入力された各データを「所望の加工特徴量」としてRAM72に記憶する。例えば、図9に示すように、CPU71は、レーザ光Lにより加工された加工痕の「線幅」として「180[μm]」、「深さ」として「10[μm]」、「色」として「黒」、「加工欠け」として「0[μm]」を「所望の加工特徴量」としてRAM72に記憶する。
その後、S23において、CPU71は、入力操作部62を介して加工条件の検索開始の指示が入力されるのを待つ。例えば、図9に示すように、入力操作部62のマウスやキーボード等を介して検索実行ボタン81Jがクリックされるのを待つ。そして、入力操作部62を介して加工条件の検索開始の指示が入力された場合には、CPU71は、「加工条件検索パラメータ」と「所望の加工特徴量」の各データをRAM72から読み出し、加工対象物27にレーザ光Lによって加工する最適な加工条件を検索する「検索条件」として、レーザ加工装置2を識別する識別IDと共に、通信装置66を介して加工情報収集装置3へ送信した後、後述のS24の処理に移行する。
[加工情報収集装置3の処理]
他方、図6に示すように、S211において、加工情報収集装置3のCPU11は、サーバ側通信装置16を介して、レーザ加工装置2からレーザ光Lによって加工する最適な加工条件を検索する「検索条件」の各データと、レーザ加工装置2を識別する識別IDとを受信したか否か、即ち、レーザ光Lによって加工する「加工条件」の検索を開始するか否かを判定する判定処理を実行する。そして、サーバ側通信装置16を介して、レーザ加工装置2からレーザ光Lによって加工する最適な加工条件を検索する「検索条件」の各データと、レーザ加工装置2を識別する識別IDとを受信していないと判定した場合には(S211:NO)、CPU11は、再度S211以降の処理を実行する。
一方、サーバ側通信装置16を介して、レーザ加工装置2からレーザ光Lによって加工する最適な加工条件を検索する「検索条件」の各データと、レーザ加工装置2を識別する識別IDとを受信したと判定した場合には(S211:YES)、CPU11は、この「検索条件」の各データと、レーザ加工装置2を識別する識別IDとをRAM12に記憶した後、S212の処理に移行する。
S212において、CPU11は、受信した「検索条件」に基づいて加工条件DB15に格納された加工情報データテーブル18から適合する最適な加工条件を検索する「加工条件検索処理」のサブ処理(図7参照)を実行する。
ここで、S212において、CPU11が実行する「加工条件検索処理」のサブ処理について図7に基づいて説明する。
図7に示すように、先ず、S301において、CPU11は、「検索条件」の各データのうち、「加工条件検索パラメータ」の各データをRAM12から読み出し、加工条件DB15に格納された加工情報データテーブル18の「材質」の欄の各パラメータのデータ、「装置No」の欄のパラメータのデータ、及び、「加工条件」の欄の各パラメータのデータとする。そして、CPU11は、加工情報データテーブル18の「材質」の欄の各パラメータのデータ、「装置No」の欄のパラメータのデータ、及び、「加工条件」の欄の各パラメータのデータの各組み合わせのうち、全て一致する場合には(S301:YES)、S302の処理に移行する。一方、CPU11は、加工情報データテーブル18の「材質」の欄の各パラメータのデータ、「装置No」の欄のパラメータのデータ、及び、「加工条件」の欄の各パラメータのデータの各組み合わせのうち、全て一致しない場合には(S301:NO)、S303の処理へ移行する。
S302において、CPU11は、全て一致したものに該当する「加工条件」の欄の各パラメータのデータと、「加工状態(加工特徴量)」の欄の各パラメータのデータと、「画像データ」とを1組のデータとして順次抽出して、「加工条件検索用データ」としてRAM12に記憶する。
続いて、S303において、CPU11は、「検索条件」の各データのうち、「所望の加工特徴量」の各データをRAM12から読み出す。そして、CPU11は、「加工条件検索用データ」の「加工状態(加工特徴量)」の欄の各パラメータと、「画像データ」の欄のパラメータとのうち、「所望の加工特徴量」の各パラメータに該当する各データをRAM12から順番に読み出し、「所望の加工特徴量」の各データとの二乗平均誤差を順番に計算する。
例えば、「所望の加工特徴量」の各パラメータが、加工痕の「線幅[μm]」、「深さ[μm]」、「加工欠け[μm]」、加工痕の「色」の場合には、CPU11は、「加工状態(加工特徴量)」の欄の各パラメータのうち、加工痕の「線幅[μm]」、「深さ[μm]」、「加工欠け[μm]」の各データと、「画像データ」の欄の各画素のRGBの三原色の輝度データとをRAM12から順番に読み出し、「所望の加工特徴量」の各データとの二乗平均誤差を順番に計算する。各画素のRGBの三原色の輝度データは、0〜255の数値で表されるため、CPU11は、所望の色としてのRGBの輝度データの数値との二乗平均誤差を算出する。具体的には、CPU11は、各画素のR(赤)、G(緑)、B(青)のそれぞれの輝度に対して二乗平均誤差を算出し、算出した二乗平均誤差を合算して、色の二乗平均誤差とする。
例えば、「所望の加工特徴量」の各パラメータの数、つまり、入力された「入力特徴量」の数を「N」とし、加工情報データテーブル18に記憶されている「加工条件」の数を「M」とする。そして、各加工条件について、順番に、下記式にて二乗平均誤差を順番に計算する。
二乗平均誤差(加工条件1)=√{(加工条件1の加工特徴量1−入力特徴量1)2+・・・+(加工条件1の加工特徴量N−入力特徴量N)2}/N



二乗平均誤差(加工条件M)=√{(加工条件Mの加工特徴量1−入力特徴量1)2+・・・+(加工条件Mの加工特徴量N−入力特徴量N)2}/N
尚、「加工条件1」は1番目の加工条件である旨を表し、「加工条件M」はM番目(最後)の加工条件である旨を表している。また、「入力特徴量1」は1番目の入力特徴量である旨を表し、「入力特徴量N」はN番目の入力特徴量である旨を表している。
その後、S304において、CPU11は、「加工条件検索用データ」の「加工条件」の欄の各パラメータのデータと、画像データとの組み合わせのうち、二乗平均誤差の値が小さいものから順に3組の組み合わせのデータを抽出して、レーザ光Lにより加工する最適な加工条件の3組の「候補データ」としてRAM12に記憶する。尚、3組以上の「候補データ」を抽出して、RAM12に記憶するようにしてもよい。
続いて、S305において、CPU11は、「検索条件」の各データのうち、「所望の加工特徴量」の各データを再度、RAM12から読み出す。そして、CPU11は、レーザ光Lにより加工する最適な加工条件の3組の「候補データ」に対応する「加工条件検索用データ」の「加工状態(加工特徴量)」の欄の各パラメータのうち、「所望の加工特徴量」の各パラメータに該当する各データを再度、RAM12から順番に読み出し、「所望の加工特徴量」の各データとの差分を算出する。
そして、S306において、CPU11は、「所望の加工特徴量」のデータ値に対する差分の値の割合が、所定範囲を超える場合(例えば、±5%を超える場合である。)には(S306:YES)、S307の処理に移行する。一方、CPU11は、所望の加工特徴量」のデータ値に対する差分の値の割合が、所定範囲内の場合には(S306:NO)、CPU11は、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻り、S213の処理に移行する。
S307において、CPU11は、「所望の加工特徴量」のデータ値に対する差分の値の割合が、所定範囲を超える「候補データ」の「加工条件」のパラメータを補正した補正加工条件を取得する「補正加工条件取得処理」のサブ処理(図8参照)を実行する。つまり、CPU11は、「所望の加工特徴量」のデータ値に対する差分の値の割合が、所定範囲を超える「候補データ」の「加工条件」のパラメータを、加工条件DB15に予め記憶されている相関グラフ(相関情報)に基づいて補正する。その後、CPU11は、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻り、S213の処理に移行する。
次に、S307において、CPU11が実行する「補正加工条件取得処理」について図8に基づいて詳細に説明する。
図8に示すように、先ず、S401において、CPU11は、3組の加工条件候補の各加工条件候補について、加工条件を補正する加工条件補正処理を実行するか否かを判断する。具体的には、CPU11は、入力操作部62を介して加工条件候補について、加工条件補正処理を実行するように指示された場合、つまり、ユーザが加工条件補正処理の実行を選択した場合には(S401:YES)、S402の処理に移行する。一方、CPU11は、入力操作部62を介して加工条件候補について、加工条件補正処理を実行しないように指示された場合、つまり、ユーザが加工条件補正処理の実行を選択しなかった場合には(S401:NO)、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻り、S213の処理に移行する。
S402において、CPU11は、S401においてユーザが選択した加工条件候補に対応する「候補データ」の各加工特徴量の値をRAM12から抽出する。例えば、候補データの加工痕の「線幅」は、7μmである。
そして、S403において、CPU11は、S402で抽出した各加工特徴量と、ユーザが入力した所望の加工特徴量との差分を算出する。例えば、「所望の加工特徴量」の加工痕の「線幅」のデータ値は、5μmである。従って、差分は、7−5=2μmである。
続いて、S404において、CPU11は、各加工特徴量の中から、前記差分が所定範囲(例えば、±5%の範囲である。)を超える加工特徴量を抽出する。例えば、加工痕の線幅の差分の割合は、(2[μm]/5[μm])×100=40[%]>5[%]である。従って、「候補データ」の加工痕の「線幅」は、所定範囲を超えるため抽出される。
そして、S405において、CPU11は、S404にて抽出された差分が所定範囲を超える加工特徴量において、入力された加工特徴量から、加工条件DB15に予め記憶されている相関グラフ(相関情報)に基づいて加工条件を補正して、RAM12に記憶する。その後、CPU11は、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻り、S213の処理に移行する。
尚、加工条件DB15に予め記憶されている相関グラフの作成は、CPU11が、先ず、加工情報データテーブル18に記憶されている「加工状態(加工特徴量)」の各パラメータ(例えば、「線幅」、「加工深さ」等である。)と、それに起因する「加工条件」の項目(例えば、「加工速度」、「レーザーパワー」等である。)を対応付ける。例えば、CPU11は、加工痕の「線幅」と「加工速度」、加工痕の「加工深さ」と「レーザーパワー」、「加工欠け」と「印字開始待ち時間」、「RGBの輝度データ」と「加工速度」をそれぞれ対応づける。続いて、CPU11は、対応づけた「加工特徴量」と「加工条件」の相関をグラフ化して、相関グラフを作成し、加工条件DB15に記憶する。また、CPU11は、一定期間毎に(例えば、24時間毎である。)相関グラフを更新する。
ここで、S405において、CPU11が加工条件を補正する補正方法の一例について図11乃至図13に基づいて説明する。
例えば、図11に示すように、「所望の加工特徴量」の加工痕の「線幅」のデータ値に対する差分の値が、所定範囲を超える場合には、CPU11は、「候補データ」の「加工条件」の欄の「加工速度」のデータ値を、加工条件DB15に予め記憶されている加工痕の「線幅」と「加工速度」との相関関係を表す相関直線83に基づいて補正する。
例えば、候補データの加工痕の「線幅」は、7μmで、「所望の加工特徴量」の加工痕の「線幅」のデータ値が、5μmの場合には、CPU11は、相関直線83から「線幅」の「7[μm]」に対応する「加工速度」の「100[m/s]」を算出する。そして、相関直線83の傾きα1を「−10[m/s.μm]」とすると、CPU11は、線幅「5[μm]」の場合の「補正加工速度」を、100[m/s]+(−10[m/s.μm]×(5[μm]−7[μm]))=120[m/s]と算出する。そして、CPU11は、算出した補正加工速度を「候補データ」の「加工条件」の欄の加工速度のデータ値に置き換えて、RAM12に記憶する。
また、例えば、図12に示すように、「所望の加工特徴量」の加工痕の「加工深さ」のデータ値に対する差分の値が、所定範囲を超える場合には、CPU11は、「候補データ」の「加工条件」の欄の「レーザーパワー」のデータ値を、加工条件DB15に予め記憶されている加工痕の「加工深さ」と「レーザーパワー」との相関関係を表す相関直線84に基づいて補正する。
例えば、候補データの加工痕の「加工深さ」は、50μmで、「所望の加工特徴量」の加工痕の「加工深さ」が、40μmの場合には、CPU11は、相関直線84から「加工深さ」の「50[μm]」に対応する「レーザーパワー」の「5[W]」を算出する。そして、相関直線84の傾きα2を「0.1[W/μm]」とすると、CPU11は、加工深さ「40[μm]」の場合の「補正レーザーパワー」を、5[W]+(0.1[W/μm]×(40[μm]−50[μm]))=4[W]と算出する。そして、CPU11は、「候補データ」の「加工条件」の欄の「レーザーパワー」のデータ値を補正した「補正レーザーパワー」のデータ値に置き換えて、RAM12に記憶する。
また、例えば、図13に示すように、「所望の加工特徴量」の「加工欠け」のデータ値に対する差分の値が、所定範囲を超える場合には、CPU11は、「候補データ」の「加工条件」の欄の「加工開始待ち時間」のデータ値を、加工条件DB15に予め記憶されている「加工欠け」と「加工開始待ち時間」との相関関係を表す相関曲線85に基づいて補正する。
例えば、候補データの「加工欠け」は「10[μm]」で、「所望の加工特徴量」の「「加工欠け」が「8[μm]」の場合には、CPU11は、相関曲線85から「加工欠け」の「10[μm]」に対応する「加工開始待ち時間」の「500[μs]」を算出する。そして、相関曲線85の「加工欠け」の「10[μm]」における接線の傾きα3を「−10[μs/μm]」とすると、CPU11は、加工欠け「8[μm]」の場合の「補正加工待ち時間」を、500[μs]+(−10[μs/μm]×(8[μm]−10[μm])=700[μs]と算出する。 そして、CPU11は、「候補データ」の「加工条件」の欄の「加工開始待ち時間」のデータ値を補正した「補正加工開始待ち時間」のデータ値に置き換えて、RAM12に記憶する。
また、例えば、「所望の加工特徴量」の「色」データであるRGBの輝度データに対する差分の値が、所定範囲を超える場合には、CPU11は、「候補データ」の各画素のRGBの三原色の輝度データを、加工条件DB15に予め記憶されている「画像データ」の欄の各画素のRGBの三原色の輝度データと「加工速度」との相関関係を表す相関直線Y(不図示)に基づいて補正する。
つまり、CPU11は、相関直線Yから各画素のRGBの輝度データに対する「加工速度」を算出する。そして、CPU11は、この「加工速度」と、「所望の加工特徴量」の「色」データであるRGBの輝度データから「候補データ」の各画素のRGBの三原色の輝度データを引き算した差分値を相関直線Yの傾きα4に掛け算した値とを合計して「補正加工速度」を算出する。そして、CPU11は、算出した「補正加工速度」を「候補データ」の「加工条件」の欄の加工速度のデータ値に置き換えて、RAM12に記憶する。
その後、図6に示すように、S213において、CPU11は、S212で記憶したレーザ光Lにより加工する加工条件の複数の「候補データ」をRAM12から読み出して、S211で記憶した識別IDによって識別されるレーザ加工装置2へ、サーバ側通信装置16を介して送信した後、再度S211以降の処理を実行する。
[レーザ加工装置2の処理]
一方、図6に示すように、S24において、CPU71は、加工情報収集装置3で検索されたレーザ光Lにより加工する加工条件の複数の「候補データ」を通信装置66を介して受信するのを待つ。そして、レーザ光Lにより加工する加工条件の複数の「候補データ」を受信した場合には、CPU71は、加工条件の複数の「候補データ」、つまり、「加工条件」の各パラメータのデータと画像データとの複数組の組み合わせをRAM72に記憶する。続いて、CPU71は、加工条件の複数の候補データから一の候補データを選択して、加工対象物27にレーザ光Lで実際に加工する加工条件として設定する「加工条件設定画面」を液晶ディスプレイ63に表示する。
例えば、図10に示すように、CPU71は、液晶ディスプレイ63に加工条件設定画面87を表示する。加工条件設定画面87の左側上方には、加工条件の3組の候補データから1組の候補データをプルダウンメニューから選択する選択欄87Aが表示される。また、加工条件設定画面87の右側には、選択欄87Aに表示されている候補データを構成する加工条件の各パラメータである「加工速度[m/s]」、「レーザーパワー[W]」、「発振周波数[kHz]」の各データと、この加工条件で加工した際の「加工画像」として候補データを構成する「画像データ」を表示する各データ表示欄87B〜87Eが表示される。
更に、加工条件設定画面87の左側下方には、各データ表示欄87B〜87Dに表示されている各データ値を、加工対象物27にレーザ光Lで実際に加工する加工条件の「加工速度[m/s]」、「レーザーパワー[W]」、「発振周波数[kHz]」の各データ値として設定するように指示する加工条件設定ボタン87Hが表示される。尚、ユーザは、入力操作部62を介して各データ表示欄87B〜87Dに表示されている加工条件の各パラメータのデータ値を修正・変更することができる。
続いて、S25において、CPU71は、入力操作部62を介して「加工条件設定画面」に表示した加工条件の「候補データ」、つまり、「加工条件」の各パラメータのデータ値を、加工対象物27にレーザ光Lで実際に加工する加工条件として設定するように指示する加工条件設定指示が入力されるのを待つ。そして、加工条件設定指示が入力された場合には、CPU71は、「加工条件設定画面」に表示した加工条件の各パラメータのデータ値を、加工対象物27にレーザ光Lで実際に加工する加工条件としてRAM72に記憶する。
例えば、図10に示すように、CPU71は、入力操作部62のマウスやキーボード等を介して加工条件設定ボタン87Hがクリックされるのを待つ。そして、入力操作部62のマウスやキーボード等を介して加工条件設定ボタン87Hがクリックされた場合には、CPU71は、各データ表示欄87B〜87Dに表示されている「候補データ」の各データ値又はユーザが修正・変更した各データ値を、加工対象物27にレーザ光Lで実際に加工する加工条件の「加工速度[m/s]」、「レーザーパワー[W]」、「発振周波数[kHz]」の各データ値としてRAM72に記憶する。
その後、S26において、CPU71は、液晶ディスプレイ63に加工開始ボタンを表示し、入力操作部62を介して加工開始ボタンがクリックされるのを待つ。そして、加工開始ボタンがクリックされた場合には、CPU71は、「加工条件設定画面」を介して設定された加工対象物27にレーザ光Lでマーキングする加工条件の各パラメータのデータ値と、加工対象物27にレーザ光Lでマーキングする文字、記号、図形等の「マーキングデータ」等をRAM72から読み出し、レーザコントローラ26へ送信して、加工開始を指示した後、当該処理を終了する。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るレーザ加工システム1では、加工情報収集装置3のCPU11は、レーザ加工装置2がレーザ光Lで加工した加工対象物27の「材質」、レーザマーキング装置22の「装置No」、加工対象物27に実際にレーザ光Lで加工した「加工速度」、「レーザーパワー」等の加工条件と、加工された加工対象物27をカメラ37によって撮像した画像データと、この画像データから画像解析によって抽出した加工痕の線幅、加工痕の加工深さ、加工欠け等の加工特徴量とを関連付けて加工情報データテーブル18に記憶するため、信頼性の高い加工情報データテーブル18を作成して、加工条件DB15に格納することができる。
従って、加工情報収集装置3のCPU11は、新たな加工対象物27の材質や加工状態を表す加工痕の線幅、加工痕の加工深さ、加工欠け等の加工特徴量を検索条件として、この新たな加工対象物27にレーザ光Lにより加工する加工条件と、加工された加工対象物27の画像とを抽出することが可能となる加工情報データテーブル18を作成することができる。つまり、加工情報収集装置3のCPU11は、レーザ光Lにより加工する加工条件と、加工された加工対象物27の画像を、新たな加工対象物27の加工状態を表す加工特徴量を検索条件として、加工情報データテーブル18から迅速に抽出して、決定することができる。
また、加工情報データテーブル18には、多くのレーザ加工装置2から受信した加工対象物27の材質や装置Noと、レーザ光Lにより加工した加工条件と加工特徴量と、加工された加工対象物27の画像とが関連付けられて記憶されるため、レーザ加工装置2のユーザは、他のレーザ加工装置2で取得された加工条件と加工特徴量と加工された加工対象物27の画像とを利用することが可能となる。
また、レーザ加工装置2のユーザは、液晶ディスプレイ63に表示された検索条件入力画面を介して、加工対象物27の「材質」、「装置No」や、所望の加工状態(加工特徴量)を入力操作部62を介して入力することによって、所望の加工状態(加工特徴量)に対応するレーザ光Lにより加工する加工条件と、加工された加工対象物27の画像を知ることができる。その結果、ユーザは、新たな加工対象物27の所望の加工状態に応じた加工条件を迅速に決定することができる。また、ユーザは、検索条件入力画面を介して入力する加工特徴量を変更することによって、加工対象物27の加工状態の変更に応じた加工条件を知ることができ、加工条件を迅速に決定することができる。
また、加工情報収集装置3のCPU11は、S212で「加工条件検索用データ」の「加工状態(加工特徴量)」の欄の各パラメータうち、「所望の加工特徴量」の各パラメータに該当する各データとの差分が所定範囲を超える場合には、検索した「候補データ」の「加工条件」の欄のパラメータのデータを補正した補正加工条件のデータに置き換える。これにより、レーザ加工装置2のユーザは、補正した補正加工条件を知ることができる。その結果、ユーザは、新たな加工対象物27の所望の加工状態に応じた更に正確な加工条件を迅速に決定することができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。尚、以下の説明において上記図1乃至図13の前記実施形態に係るレーザ加工システム1の構成等と同一符号は、前記実施形態に係るレーザ加工システム1の構成等と同一あるいは相当部分を示すものである。
[他の実施形態1]
(A)例えば、図14に示すように、他の実施形態1に係るPC21は、加工情報データテーブル18と同じデータ構造を有するPC側加工情報データテーブル67Aが格納されたPC側加工条件データベース(PC側加工条件DB)67を備えるようにしてもよい。PC側加工条件DB67はハードディスクやフラッシュメモリ等で構成され、不図示の入出力インターフェースを介して制御部61に接続されている。
PC側加工情報データテーブル67Aは、加工情報データテーブル18に記憶されているデータのうち、「加工条件」の欄のパラメータである「装置No」が、レーザ加工装置2のレーザマーキング装置22と同一種類を表す全ての「装置No」に対応する「材質」、「加工条件」、「加工状態(加工特徴量)」、「画像データ」、「装置No」から構成されるデータを記憶している。
また、PC21のCPU71は、一定期間毎に(例えば、24時間毎である。)、レーザ加工装置2の「識別ID」、「装置No」と共に、データベース更新要求信号を加工情報収集装置3に通信装置66を介して送信して、PC側加工情報データテーブル67Aの更新用データを加工情報収集装置3からダウンロードするようにしてもよい。また、加工痕の「線幅」と「加工速度」との相関関係を表す相関直線83、加工痕の「加工深さ」と「レーザーパワー」との相関関係を表す相関直線84、「加工欠け」と「加工開始待ち時間」との相関関係を表す相関曲線85等の相関グラフ(相関情報)も加工情報収集装置3からダウンロードしてPC側加工条件DB67に記憶するようにしてもよい。
これにより、他の実施形態1に係るPC21のCPU71は、上記S23で、加工条件検索パラメータ」の各データをRAM72から読み出し、PC側加工条件DB67に格納されたPC側加工情報データテーブル67Aの「材質」の欄の各パラメータのデータ、及び、「加工条件」の欄の各パラメータのデータとする。そして、CPU71は、PC側加工情報データテーブル67Aの「材質」の欄の各パラメータのデータ、及び、「加工条件」の欄の各パラメータのデータの各組み合わせのうち、全て一致するものがあれば、全て一致したものに該当する「加工条件」の欄の各パラメータのデータと、「加工状態(加工特徴量)」の欄の各パラメータのデータと、画像データとを1組のデータとして順次抽出して、「加工条件検索用データ」としてRAM72に記憶する。
その後、CPU71は、上記S212で加工情報収集装置3のCPU11が実行した処理を実行して、レーザ光Lにより加工する加工条件の複数の「候補データ」を取得するようにしてもよい。そして、CPU71は、上記S24で、この加工条件の複数の候補データから一の候補データを選択して、加工対象物27にレーザ光Lで実際に加工する加工条件として設定する「加工条件設定画面」を液晶ディスプレイ63に表示するようにしてもよい。
従って、レーザ加工装置2のユーザは、液晶ディスプレイ63に表示された検索条件入力画面を介して、加工対象物27の「材質」、「装置No」や、所望の加工状態(加工特徴量)を入力操作部62を介して入力することによって、所望の加工状態(加工特徴量)に対応するレーザ光Lにより加工する加工条件と、加工された加工対象物27の画像を知ることができる。
[他の実施形態2]
(B)また例えば、他の実施形態2に係るレーザマーキング装置22は、カメラ37に替えて、レーザスキャナを設けるようにしてもよい。そして、レーザコントローラ26のCPU51は、加工対象物27にレーザ光Lにより実際にマーキングされた文字、記号、図形等をレーザスキャナでレーザスキャンして、レーザ光Lにより加工された加工痕の線幅[μm]、加工痕の加工深さ[μm]、加工欠け[μm]、加工痕の角部の曲率[μm]等の特徴点を計測すると共に、加工痕の3次元モデルを作成するようにしてもよい。これにより、他の実施形態2に係る加工情報収集装置3は、レーザ光Lにより実際に加工された加工状態(加工特徴量)と加工痕の3次元モデルとを取得することができ、信頼性の高い加工情報データテーブル18を作成して、加工条件DB15に格納することができる。
1 レーザ加工システム
2 レーザ加工装置
3 加工情報収集装置
4 ネットワーク
10 サーバ
11、51、71 CPU
12、52、72 RAM
13、53、73 ROM
15 加工条件DB
16 サーバ側通信装置
18 加工情報データテーブル
21 パーソナルコンピュータ(PC)
22 レーザマーキング装置
27 加工対象物
37 カメラ
62 入力操作部
63 液晶ディスプレイ(LCD)
66 通信装置
67 PC側加工条件DB
67A PC側加工情報データテーブル
81 検索条件入力画面
87 加工条件設定画面

Claims (10)

  1. レーザ加工装置と、加工情報収集装置と、を備えるレーザ加工システムにおいて、
    前記レーザ加工装置は、
    加工対象物にレーザ光により加工する加工条件の入力を受け付ける加工条件受付手段と、
    前記加工条件受付手段を介して入力された加工条件で前記加工対象物にレーザ光により加工するレーザ加工手段と、
    前記レーザ加工手段によって前記加工条件で加工された前記加工対象物の加工状態を表す加工特徴量を取得する加工特徴量取得手段と、
    前記加工条件と前記加工特徴量とを含む加工情報を前記加工情報収集装置に送信する加工情報送信手段と、
    レーザ光で加工される前記加工対象物の加工状態を前記加工特徴量によって指定する指定条件の入力を受け付ける指定条件受付手段と、
    前記指定条件受付手段を介して入力された前記指定条件を検索条件として前記加工情報収集装置へ送信する検索条件送信手段と、
    前記加工情報収集装置において前記検索条件に基づいて検索された前記加工条件を前記加工情報収集装置から受信する加工条件受信手段と、
    前記加工条件受信手段を介して受信した前記加工条件を報知する報知手段と、
    を有し、
    前記加工情報収集装置は、
    前記レーザ加工装置から送信された前記加工情報を受信する加工情報受信手段と、
    前記加工情報受信手段を介して受信した前記加工情報から前記加工条件と前記加工特徴量とを読み出して相互に関連付けて格納した加工条件データベースを作成するデータベース作成手段と、
    前記レーザ加工装置から送信された前記検索条件を受信する検索条件受信手段と、
    前記検索条件受信手段を介して受信した前記検索条件に基づいて前記加工条件データベースの前記加工特徴量を決定して、この決定した前記加工特徴量に関連付けられた前記加工条件を前記加工条件データベースから抽出する加工条件抽出手段と、
    前記加工条件と前記加工特徴量との相関関係を表す相関情報を記憶する相関情報記憶手段と、
    前記検索条件受信手段を介して受信した前記検索条件と該検索条件に基づいて決定された前記加工条件データベースの前記加工特徴量との差分が所定範囲内か否かを判定する相関判定手段と、
    前記相関判定手段を介して前記差分が所定範囲を超えると判定された場合には、前記加工条件抽出手段を介して前記加工条件を抽出した後、この抽出した加工条件を前記差分の値と前記相関情報とに基づいて補正して補正加工条件を取得する補正加工条件取得手段と、
    前記補正加工条件取得手段を介して取得した前記補正加工条件を前記検索条件に基づいて検索された前記加工条件として前記レーザ加工装置に送信する加工条件送信手段と、
    を有することを特徴とするレーザ加工システム。
  2. 前記加工条件送信手段は、前記相関判定手段を介して前記差分が所定範囲内であると判定された場合には、前記加工条件抽出手段を介して前記加工条件を抽出した後、この抽出した加工条件を前記検索条件に基づいて検索された前記加工条件として前記レーザ加工装置に送信することを特徴とする請求項に記載のレーザ加工システム。
  3. 前記レーザ加工装置は、前記加工条件で加工された前記加工対象物の表面状態を示す形状データを光学的に取得する表面状態取得手段を有し、
    前記加工特徴量取得手段は、前記表面状態取得手段によって取得された前記形状データから、前記加工対象物の加工状態を表す前記加工特徴量を抽出し、
    前記加工情報送信手段は、前記加工情報に前記表面状態取得手段によって取得された前記形状データを加えて前記加工情報収集装置に送信し、
    前記データベース作成手段は、前記加工情報から前記加工条件と前記加工特徴量と前記形状データとを読み出して相互に関連付けて格納した加工条件データベースを作成することを特徴とする請求項1又は請求項に記載のレーザ加工システム。
  4. 前記加工条件抽出手段は、受信した前記検索条件に基づいて前記加工条件データベースの前記加工特徴量を決定して、この決定した前記加工特徴量に関連付けられた前記加工条件と前記形状データとを前記加工条件データベースから抽出し、
    前記加工条件送信手段は、前記加工条件抽出手段を介して抽出された前記加工条件と前記形状データとを前記レーザ加工装置に送信し、
    前記報知手段は、前記加工条件受信手段を介して受信した前記加工条件と前記形状データとを対応づけて報知することを特徴とする請求項に記載のレーザ加工システム。
  5. 前記レーザ加工装置は、前記加工対象物に関する情報である加工対象物情報の入力を受け付ける加工対象物情報受付手段を有し、
    前記加工情報送信手段は、前記加工情報に前記加工対象物情報を加えて前記加工情報収集装置に送信し、
    前記データベース作成手段は、前記加工情報から前記加工条件と前記加工特徴量と前記加工対象物情報とを読み出して相互に関連付けて前記加工条件データベースに格納することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のレーザ加工システム。
  6. 前記レーザ加工装置は、前記レーザ加工装置の装置に関する装置情報の入力を受け付ける装置情報受付手段を有し、
    前記加工情報送信手段は、前記加工情報に前記装置情報を加えて前記加工情報収集装置に送信し、
    前記データベース作成手段は、前記加工情報から前記加工条件と前記加工特徴量と前記装置情報とを読み出して相互に関連付けて前記加工条件データベースに格納することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のレーザ加工システム。
  7. 前記加工特徴量は、加工痕の線幅と、加工痕の深さと、加工痕の色と、加工欠けと、加工痕の角部の曲率と、のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のレーザ加工システム。
  8. 前記加工条件は、レーザーパワーと、レーザ光の波長と、レーザ光のビーム径と、加工速度と、レーザ焦点距離と、のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のレーザ加工システム。
  9. 前記加工対象物情報は、前記加工対象物の材質と、前記加工対象物の表面粗さと、前記加工対象物を識別する加工対象物識別IDと、のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載のレーザ加工システム。
  10. 前記装置情報は、前記レーザ加工装置の種類と、前記レーザ加工装置を識別する装置識別IDと、のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載のレーザ加工システム。
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