JP2014188586A - 印字情報作成装置、印字情報作成方法及びプログラム - Google Patents

印字情報作成装置、印字情報作成方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014188586A
JP2014188586A JP2013069837A JP2013069837A JP2014188586A JP 2014188586 A JP2014188586 A JP 2014188586A JP 2013069837 A JP2013069837 A JP 2013069837A JP 2013069837 A JP2013069837 A JP 2013069837A JP 2014188586 A JP2014188586 A JP 2014188586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
information
printing
test
parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013069837A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayaji Yamaguchi
綾二 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2013069837A priority Critical patent/JP2014188586A/ja
Publication of JP2014188586A publication Critical patent/JP2014188586A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ユーザに対して加工対象物に適した試し印字素材を迅速に報知することができる印字情報作成装置、印字情報作成方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】試し印字素材のレーザ光による印字加工に関する素材加工情報を記憶する素材加工情報記憶部と、加工対象物に印字する印字情報を取得する印字情報取得部と、印字情報に基づいて加工対象物に印字するレーザ加工装置を駆動制御する制御パラメータを取得する制御パラメータ取得部と、素材加工情報に基づいて、制御パラメータで印字情報を印字可能な試し印字素材があるか否かを判定する第1印字素材判定部と、第1印字素材判定部を介して制御パラメータで印字情報を印字可能な試し印字素材があると判定された場合には、印字情報を印字可能な試し印字素材に関連する情報を報知する第1報知部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、レーザ加工装置で試し印字素材に印字するための印字情報を作成する印字情報作成装置、印字情報作成方法及びプログラムに関するものである。
従来より、レーザ加工装置に関し種々提案されている。
例えば、半導体レーザから出た可視レーザ光は、ハーフミラーで光路を曲げられた後、レーザ発振器からのレーザ光の光路を通ってスキャナに至る。そして、可視レーザ光は、スキャナによって加工対象物の表面に文字等のマーキング(印字)を行う軌跡に沿って可視レーザ光のスポットが加工対象物の表面上を動いてトレースする。また、操作パネルのガイドレーザボタンを押すと、可視レーザ光によって繰り返し印字内容をトレースするように構成されたレーザマーカがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−62573号公報
前記した特許文献1に記載されたレーザマーカでは、加工対象物の表面上に印字内容を表示できるが、実際にレーザ光で印字加工を行った状態と文字の太さや深さが異なる可能性がある。そこで、薄い試し印字素材を加工対象物の表面に貼って、実際にレーザ光で印字加工を行うことが考えられる。しかしながら、レーザ加工装置のレーザ強度が高すぎると試し印字素材を貫通してしまう可能性がある。また、レーザ加工装置のレーザ強度を下げた場合には、印字イメージを再現できない可能性がある。また、ユーザは多くの試し印字素材から加工対象物に適した試し印字素材を選択するのは、煩雑であるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ユーザに対して加工対象物に適した試し印字素材を迅速に報知することができると共に、レーザ加工装置の試し印字を行う適切な制御パラメータを決定することができる印字情報作成装置、印字情報作成方法及びプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る印字情報作成装置は、試し印字素材のレーザ光による印字加工に関する素材加工情報を記憶する素材加工情報記憶部と、加工対象物に印字する印字情報を取得する印字情報取得部と、前記印字情報に基づいて前記加工対象物に印字するレーザ加工装置を駆動制御する制御パラメータを取得する制御パラメータ取得部と、前記素材加工情報に基づいて、前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があるか否かを判定する第1印字素材判定部と、前記第1印字素材判定部を介して前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があると判定された場合には、前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知する第1報知部と、前記第1報知部を介して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知した場合には、前記制御パラメータを前記試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定する第1パラメータ設定部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る印字情報作成装置は、請求項1に記載の印字情報作成装置において、前記制御パラメータは、前記レーザ加工装置を駆動する駆動パラメータと、レーザ光による印字パターンを決定する印字パラメータとを含み、前記第1印字素材判定部を介して前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材が無いと判定された場合には、前記制御パラメータの前記駆動パラメータを変更し、且つ、前記印字パラメータを変更せずに前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があるか否かを判定する第2印字素材判定部と、前記第2印字素材判定部を介して前記制御パラメータの前記駆動パラメータを変更し、且つ、前記印字パラメータを変更せずに前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があると判定された場合には、前記駆動パラメータを変更することによって前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知する第2報知部と、前記第2報知部を介して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知した場合には、前記制御パラメータの前記駆動パラメータを変更して前記試し印字素材に対応に対応する制御パラメータとして設定する第2パラメータ設定部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項3に係る印字情報作成装置は、請求項2に記載の印字情報作成装置において、前記第2印字素材判定部を介して前記制御パラメータの前記駆動パラメータを変更し、且つ、前記印字パラメータを変更せずに前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材が無いと判定された場合には、前記制御パラメータの前記駆動パラメータ及び前記印字パラメータを変更して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があるか否かを判定する第3印字素材判定部と、前記第3印字素材判定部を介して前記制御パラメータの前記駆動パラメータ及び前記印字パラメータを変更して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があると判定された場合には、前記駆動パラメータ及び前記印字パラメータを変更することによって前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知する第3報知部と、前記第3報知部を介して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知した場合には、前記制御パラメータの前記駆動パラメータ及び前記印字パラメータを変更して前記試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定する第3パラメータ設定部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項4に係る印字情報作成装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印字情報作成装置において、前記素材加工情報は、前記試し印字素材に関する素材の種類を表す試し素材情報を含み、前記印字情報は、加工対象物の素材の種類を表す本印字素材情報を含み、前記第1印字素材判定部は、前記本印字素材情報に対応する前記試し素材情報を含む前記素材加工情報が前記素材加工情報記憶部に記憶されているか否かを判定する素材情報判定部と、前記素材情報判定部を介して前記本印字素材情報に対応する前記試し素材情報を含む前記素材加工情報が前記素材加工情報記憶部に記憶されていないと判定した場合には、前記制御パラメータの適用範囲が最も広い前記試し印字素材を代替試し印字素材として選択する代替試し印字素材選択部と、前記代替試し印字素材の前記素材加工情報に基づいて、前記制御パラメータで前記印字情報を前記代替試し印字素材に印字可能か否かを判定する代替印字素材判定部と、を有し、前記第1報知部は、前記代替印字素材判定部を介して前記制御パラメータで前記印字情報が前記代替試し印字素材に印字可能であると判定された場合には、前記印字情報を印字可能な前記代替試し印字素材に関連する情報を報知し、前記第1報知部を介して前記印字情報を印字可能な前記代替試し印字素材に関連する情報を報知した場合には、前記第1パラメータ設定部は、前記制御パラメータを前記代替試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定することを特徴とする。
更に、請求項5に係る印字情報作成装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の印字情報作成装置において、前記印字情報を前記試し印字素材又は前記代替試し印字素材にレーザ光で印字するように指示する印字指示情報を受け付ける受付部と、前記受付部を介して前記印字指示情報を受け付けた場合には、前記試し印字素材又は前記代替試し印字素材に対応する前記制御パラメータで前記印字情報を印字するように指示する印字指示情報を前記レーザ加工装置へ送信する指示情報送信部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項6に係る印字情報作成方法は、制御部と、記憶部と、報知部と、加工対象物に印字する印字情報を取得する印字情報取得部と、を少なくとも備えた印字情報作成装置で実行される印字情報作成方法であって、前記記憶部は、試し印字素材に対するレーザ光による印字加工に関する素材加工情報を記憶する素材加工情報記憶部を有し、前記制御部が実行する、前記印字情報取得部を介して前記加工対象物に印字する印字情報を取得する印字情報取得工程と、前記印字情報に基づいて前記加工対象物に印字するレーザ加工装置を駆動制御する制御パラメータを取得する制御パラメータ取得工程と、前記素材加工情報に基づいて、前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があるか否かを判定する印字素材判定工程と、前記印字素材判定工程で前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があると判定された場合には、報知部を介して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知する報知工程と、
前記報知工程で前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知した場合には、前記制御パラメータを前記試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定するパラメータ設定工程と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項7に係るプログラムは、試し印字素材に対するレーザ光による印字加工に関する素材加工情報を記憶する素材加工情報記憶部と、報知部と、加工対象物に印字する印字情報を取得する印字情報取得部と、を少なくとも備えたコンピュータに、前記印字情報取得部を介して前記加工対象物に印字する印字情報を取得する印字情報取得工程と、前記印字情報に基づいて前記加工対象物に印字するレーザ加工装置を駆動制御する制御パラメータを取得する制御パラメータ取得工程と、前記素材加工情報に基づいて、前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があるか否かを判定する印字素材判定工程と、前記印字素材判定工程で前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があると判定された場合には、報知部を介して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知する報知工程と、前記報知工程で前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知した場合には、前記制御パラメータを前記試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定するパラメータ設定工程と、を実行させるためのプログラムである。
請求項1に係る印字情報作成装置、請求項6に係る印字情報作成方法及び請求項7に係るプログラムでは、印字情報を加工対象物に印字するレーザ加工装置の制御パラメータで、この印字情報を印字可能な試し印字素材がある場合には、ユーザに対して加工対象物に適した当該試し印字素材に関連する情報を迅速に報知することができる。従って、ユーザは加工対象物に適した試し印字素材を認識することができる。
また、加工対象物に適した試し印字素材を報知した場合には、印字情報を加工対象物に印字するレーザ加工装置の制御パラメータを、試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定するため、レーザ加工装置の試し印字素材に試し印字を行う適切な制御パラメータを決定することができる。従って、試し印字素材に対応する制御パラメータと印字情報をレーザ加工装置へ送信することによって、レーザ加工装置は、加工対象物を傷つけることなく、試し印字素材に試し印字をすることが可能となる。また、実際に試し印字素材に印字することによって印字イメージを再現することが可能となる。
また、請求項2に係る印字情報作成装置では、制御パラメータの駆動パラメータを変更し、且つ、印字パラメータを変更せずに印字情報を印字可能な試し印字素材がある場合には、ユーザに対して加工対象物に適した当該試し印字素材に関連する情報を迅速に報知することができる。従って、ユーザは加工対象物に適した試し印字素材を認識することができる。
また、加工対象物に適した試し印字素材を報知した場合には、印字情報を加工対象物に印字するレーザ加工装置の制御パラメータの駆動パラメータを変更して試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定するため、レーザ加工装置の試し印字を行う適切な制御パラメータを決定することができる。従って、試し印字素材に対応する制御パラメータをレーザ加工装置へ送信することによって、レーザ加工装置は、加工対象物を傷つけることなく、試し印字素材に試し印字をすることが可能となる。また、実際に試し印字素材に印字することによって印字イメージを再現することが可能となる。
また、請求項3に係る印字情報作成装置では、制御パラメータの駆動パラメータ及び印字パラメータを変更して印字情報を印字可能な試し印字素材がある場合には、ユーザに対して加工対象物に適した当該試し印字素材に関連する情報を迅速に報知することができる。従って、ユーザは加工対象物に適した試し印字素材を認識することができる。
また、加工対象物に適した試し印字素材を報知した場合には、印字情報を加工対象物に印字するレーザ加工装置の制御パラメータの駆動パラメータ及び印字パラメータを変更して試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定するため、レーザ加工装置の試し印字を行う適切な制御パラメータを決定することができる。従って、試し印字素材に対応する制御パラメータをレーザ加工装置へ送信することによって、レーザ加工装置は、加工対象物を傷つけることなく、試し印字素材に試し印字をすることが可能となる。また、実際に試し印字素材に印字することによって印字イメージを再現することが可能となる。
また、請求項4に係る印字情報作成装置では、加工対象物の素材の種類を表す本印字素材情報に対応する同じ素材の種類の試し印字素材に関する素材加工情報が記憶されていない場合でも、印字情報を加工対象物に印字するレーザ加工装置の制御パラメータで印字可能な代替試し印字素材がある場合には、ユーザに対して加工対象物に適した当該代替試し印字素材に関連する情報を迅速に報知することができる。従って、ユーザは加工対象物に適した当該代替試し印字素材を認識することができる。
また、加工対象物に適した代替試し印字素材を報知した場合には、印字情報を加工対象物に印字するレーザ加工装置の制御パラメータを代替試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定するため、レーザ加工装置の試し印字を行う適切な制御パラメータを決定することができる。従って、代替試し印字素材に対応する制御パラメータをレーザ加工装置へ送信することによって、レーザ加工装置は、加工対象物を傷つけることなく、代替試し印字素材に試し印字をすることが可能となる。また、実際に代替試し印字素材に印字することによって印字イメージを再現することが可能となる。
更に、請求項5に係る印字情報作成装置では、印字情報を試し印字素材又は代替試し印字素材にレーザ光で印字するように指示する印字指示情報を受け付けた場合には、試し印字素材又は代替試し印字素材に対応する制御パラメータで印字情報を印字するように指示する印字指示情報をレーザ加工装置へ送信する。これにより、レーザ加工装置は、加工対象物を傷つけることなく、印字素材又は代替試し印字素材に試し印字をすることが可能となる。また、実際に試し印字素材に印字することによって印字イメージを再現することが可能となる。
本実施形態に係るレーザ加工システムの概略構成である。 レーザ加工装置と印字情報作成装置の電気的構成を示すブロック図である。 印字情報作成装置の制御パラメータ記憶領域に格納される制御パラメータデータファイルの一例を示す図である。 印字情報作成装置の素材加工情報記憶領域に格納される素材加工情報データファイルの一例を示す図である。 印字情報作成装置の代替素材加工情報記憶領域に格納される代替試し素材データファイルの一例を示す図である。 印字情報作成装置のCPUが実行する「試し印字素材報知処理」を示すメインフローチャートである。 図6の「試し印字素材選択処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 マーキング(印字)情報入力画面の一例を示すである。 本印字素材にマーキング(印字)する制御パラメータの一例を示す図である。 本印字素材と同じ制御パラメータの試し印字素材の試し印字用制御パラメータの一例を示す図である。 推奨試し印字素材を表示した試し印字素材報知画面の一例を示す図である。 本印字素材の駆動パラメータを変更した試し印字素材の試し印字用制御パラメータの一例を示す図である。 本印字素材の駆動パラメータ及び印字パラメータを変更した試し印字素材の試し印字用制御パラメータの一例を示す図である。
以下、本発明に係る印字情報作成装置、印字情報作成方法及びプログラムをレーザ加工システムについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るレーザ加工システム1の概略構成について図1に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るレーザ加工システム1は、パーソナルコンピュータ等から構成される印字情報作成装置2とレーザ加工装置3とから構成されている。
レーザ加工装置3は、レーザ加工装置本体部5とレーザコントローラ6とから構成されている。レーザ加工装置本体部5は、レーザ光Lを加工対象物7の加工面7A上、又は、加工面7A上に両面テープ等によって着脱自在に貼付された薄いテープ状、例えば、厚さ約50μm〜約200μmのテープ状の試し印字素材8上を2次元走査してマーキング(印字)加工を行う。試し印字素材8は、加工対象物7と同じ材質で形成されている。
尚、試し印字素材8に替えて、試し印字素材8と材質が異なる、つまり、加工対象物7と材質が異なる薄いテープ状、例えば、厚さ約50μm〜約200μmのテープ状の代替試し印字素材88を後述のように選択して、加工面7A上に両面テープ等によって着脱自在に貼付し、レーザ光Lでマーキング(印字)加工をしてもよい。
レーザコントローラ6はコンピュータで構成され、印字情報作成装置2と双方向通信可能に接続されると共に、レーザ加工装置本体部5と電気的に接続されている。そして、レーザコントローラ6は、印字情報作成装置2から送信された印字情報、制御パラメータ、各種指示情報等に基づいてレーザ加工装置本体部5を駆動制御する。つまり、レーザコントローラ6は、レーザ加工装置3の全体を制御する。
レーザ加工装置本体部5の概略構成について図1に基づいて説明する。尚、レーザ加工装置本体部5の説明において、図1の左方向、右方向、上方向、下方向が、それぞれレーザ加工装置本体部5の前方向、後方向、上方向、下方向である。そして、レーザ加工装置本体部5の上下方向及び前後方向に直交する方向が、レーザ加工装置本体部5の左右方向である。
図1に示すように、レーザ加工装置本体部5は、本体ベース11と、レーザ光Lを出射するレーザ発振ユニット12と、光シャッター部13と、不図示の光ダンパーと、不図示のハーフミラーと、ガイド光部15と、反射ミラー16と、光センサ17と、ガルバノスキャナ18と、fθレンズ19等から構成され、不図示の略直方体形状の筐体カバーで覆われている。
レーザ発振ユニット12は、レーザ発振器21と、ビームエキスパンダ22と、取付台23とから構成されている。レーザ発振器21は、CO2レーザ、YAGレーザ等で構成され、加工対象物7の加工面7A、及び試し印字素材8にマーキング(印字)加工を行うためのレーザ光Lを出力する。ビームエキスパンダ22は、レーザ光Lのビーム径を調整する(例えば、ビーム径を拡大する。)ものであり、レーザ発振器21と同軸に設けられている。取付台23は、レーザ発振器21がレーザ光Lの光軸を調整可能に取り付けられ、各取付ネジ25で本体ベース11の前後方向中央位置よりも後側の上面に固定されている。
光シャッター部13は、シャッターモータ26と、平板状のシャッター27とから構成されている。シャッターモータ26は、ステッピングモータ等で構成されている。シャッター27は、シャッターモータ26のモータ軸に取り付けられて同軸に回転する。シャッター27は、ビームエキスパンダ22から出射されたレーザ光Lの光路を遮る位置に回転された際には、レーザ光Lを光シャッター部13に対して右方向に設けられた光ダンパーへ反射する。一方、シャッター27がビームエキスパンダ22から出射されたレーザ光Lの光路上に位置しないように回転された場合には、ビームエキスパンダ22から出射されたレーザ光Lは、光シャッター部13の前側に配置されたハーフミラーに入射する。
光ダンパーは、シャッター27で反射されたレーザ光Lを吸収する。尚、光ダンパーは不図示の冷却装置によって冷却される。ハーフミラーは、レーザ光Lの光路に対して斜め左下方向に45度の角度を形成するように配置される。ハーフミラーは、後側から入射されたレーザ光Lのほぼ全部を透過する。また、ハーフミラーは、後側から入射されたレーザ光Lの一部、例えば、レーザ光Lの1%を、反射ミラー16へ45度の反射角で反射する。反射ミラー16は、ハーフミラーのレーザ光Lが入射される後側面の略中央位置に対して左方向に配置される。
ガイド光部15は、可視可干渉光である可視レーザ光、例えば、赤色レーザ光を出射する可視半導体レーザ28(図2参照)と、可視半導体レーザ28から出射された可視レーザ光Mを平行光に収束する不図示のレンズ群とから構成されている。可視レーザ光Mは、レーザ発振器21から出射されるレーザ光Lと異なる波長である。ガイド光部15は、ハーフミラーのレーザ光Lが出射される略中央位置に対して右方向に配置されている。この結果、可視レーザ光Mは、ハーフミラーのレーザ光Lが出射される略中央位置に、ハーフミラーの前側面、つまり、反射面に対して45度の入射角で入射され、45度の反射角でレーザ光Lの光路上に反射される。
ここで、ハーフミラーの反射率は、波長依存性を持っている。具体的には、ハーフミラーは、誘電体層と金属層との多層膜構造の表面処理をされており、可視レーザ光Mの波長に対して高い反射率を有し、それ以外の波長の光はほとんど(99%)透過するように構成されている。
反射ミラー16は、レーザ光Lの光路に対して平行な前後方向に対して斜め左下方向に45度の角度を形成するように配置され、ハーフミラーの後側面において反射されたレーザ光Lの一部が、反射面の略中央位置に対して45度の入射角で入射される。そして、反射ミラー16は、反射面に対して45度の入射角で入射されたレーザ光Lを45度の反射角で前側方向へ反射する。
光センサ17は、レーザ光Lの発光強度を検出するフォトディテクタ等で構成され、反射ミラー16のレーザ光Lが反射される略中央位置に対して、図1中、前側方向に配置されている。この結果、光センサ17は、反射ミラー16で反射されたレーザ光Lが入射され、この入射されたレーザ光Lの発光強度を検出する。従って、光センサ17を介してレーザ発振器21から出力されるレーザ光Lの発光強度を検出することができる。
ガルバノスキャナ18は、本体ベース11の前側端部に形成された貫通孔の上側に取り付けられ、レーザ発振ユニット12から出射されたレーザ光Lと、ハーフミラーで反射された可視レーザ光Mとを下方へ2次元走査するものである。ガルバノスキャナ18は、ガルバノX軸モータ31とガルバノY軸モータ32とが、それぞれのモータ軸が互いに直交するように外側からそれぞれの取付孔に嵌入されて本体部33に取り付けられ、各モータ軸の先端部に取り付けられた走査ミラーが内側で互いに対向している。そして、各モータ31、32の回転をそれぞれ制御して、各走査ミラーを回転させることによって、レーザ光Lと可視レーザ光Mとを下方へ2次元走査する。この2次元走査方向は、前後方向(X方向)と左右方向(Y方向)である。
fθレンズ19は、ガルバノスキャナ18によって2次元走査されたレーザ光Lと可視レーザ光Mとを下方に配置された加工対象物7の加工面7Aに集光する。従って、各モータ31、32の回転を制御することによって、レーザ光Lと可視レーザ光Mが、加工対象物7の加工面7A上、及び試し印字素材8上において、所望の印字パターンで前後方向(X方向)と左右方向(Y方向)に2次元走査される。
次に、レーザ加工システム1を構成する印字情報作成装置2とレーザ加工装置3の回路構成について図2に基づいて説明する。先ず、レーザ加工装置3の回路構成について図2に基づいて説明する。
図2に示すように、レーザ加工装置3は、レーザ加工装置3の全体を制御するレーザコントローラ6、ガルバノコントローラ35、ガルバノドライバ36、レーザドライバ37、半導体レーザドライバ38等から構成されている。レーザコントローラ6には、ガルバノコントローラ35、レーザドライバ37、半導体レーザドライバ38、光センサ17、シャッターモータ26等が電気的に接続されている。また、レーザコントローラ6には、外部の印字情報作成装置2が双方向通信可能に接続され、印字情報作成装置2から送信された印字情報、レーザ加工装置本体部5の制御パラメータ、ユーザからの各種指示情報等を受信可能に構成されている。
レーザコントローラ6は、レーザ加工装置3の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU41、RAM42、ROM43、時間を計測するタイマ44等を備えている。また、CPU41、RAM42、ROM43、タイマ44は、不図示のバス線により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
RAM42は、CPU41により演算された各種の演算結果や印字パターンのXY座標データ等を一時的に記憶させておくためのものである。ROM43は、各種のプログラムを記憶させておくものであり、印字情報作成装置2から送信された印字情報に基づいて印字パターンのXY座標データを算出してRAM42に記憶する等の各種プログラムが記憶されている。ROM43には、フォントの種類別に、直線と楕円弧とで構成された各文字のフォントの始点、終点、焦点、曲率等のデータが記憶されている。
また、ROM43には、印字情報作成装置2から受信した印字情報に対応する印字パターンの太さ、深さ及び本数、レーザ発振器21のレーザ出力、レーザ光Lのレーザパルス幅、ガルバノスキャナ10によるレーザ光Lを走査する速度を表すガルバノ走査速度情報等の各種制御パラメータをRAM42に格納するプログラムが記憶されている。
そして、CPU41は、かかるROM43に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算及び制御を行なうものである。例えば、CPU41は、印字情報作成装置2から入力された印字情報に基づいて算出した印字パターンのXY座標データ、ガルバノ走査速度情報等をガルバノコントローラ35に出力する。また、CPU41は、印字情報作成装置2から入力された印字情報に基づいて設定したレーザ発振器21のレーザ出力、レーザ光Lのレーザパルス幅等のレーザ駆動情報をレーザドライバ37に出力する。CPU41は、光センサ17から入力されたレーザ光Lの発光強度に基づいて、レーザ発振器21のレーザ出力制御信号をレーザドライバ37に出力する。
CPU41は、可視半導体レーザ28の点灯開始を指示するオン信号又は消灯を指示するオフ信号を半導体レーザドライバ38に出力する。CPU41は、シャッターモータ26に対して、シャッター27をレーザ光Lの光路を遮る位置に回転させるように指示する遮光指示信号、又は、シャッター27をレーザ光Lの光路を遮らない位置に回転させるように指示する開放指示信号を出力する。
ガルバノコントローラ35は、レーザコントローラ6から入力された印字パターンのXY座標データ、ガルバノ走査速度情報等に基づいて、ガルバノX軸モータ31とガルバノY軸モータ32の駆動角度、回転速度等を算出して、駆動角度、回転速度を表すモータ駆動情報をガルバノドライバ36へ出力する。ガルバノドライバ36は、ガルバノコントローラ35から入力された駆動角度、回転速度を表すモータ駆動情報に基づいて、ガルバノX軸モータ31とガルバノY軸モータ32を駆動制御して、レーザ光Lと可視レーザ光Mを2次元走査する。
レーザドライバ37は、レーザコントローラ6から入力されたレーザ発振器21のレーザ出力、レーザ光Lのレーザパルス幅等のレーザ駆動情報と、レーザ発振器21のレーザ出力制御信号等に基づいて、レーザ発振器21を駆動する。また、半導体レーザドライバ38は、レーザコントローラ6から入力されたオン信号又はオフ信号に基づいて、可視半導体レーザ28を点灯駆動又は、消灯する。
次に、印字情報作成装置2の回路構成について図2に基づいて説明する。図2に示すように、印字情報作成装置2は、印字情報作成装置2の全体を制御する制御部51、図1に示すマウス52とキーボード53等から構成される入力操作部55、液晶ディスプレイ(LCD)56、CD−ROM57に各種データ、プログラム等を書き込み及び読み込むためのCD−R/W58等から構成されている。制御部51には、不図示の入出力インターフェースを介して入力操作部55、液晶ディスプレイ56、CD−R/W58等が接続されている。
CD−R/W58は、図6に示す「試し印字素材報知処理」等のプログラム、図8に示すマーキング(印字)情報入力画面を液晶ディスプレイ56に表示するプログラム、図11に示す試し印字素材報知画面を液晶ディスプレイ56に表示するプログラム等の各種アプリケーションソフトウェア等をCD−ROM57から読み込む、又は、CD−ROM57に対して書き込む。
制御部51は、印字情報作成装置2の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU61、RAM62、ROM63、時間を計測するタイマ65、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」という。)66等を備えている。また、CPU61、RAM62、ROM63、タイマ65は、不図示のバス線により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。また、CPU61とHDD66は、不図示の入出力インターフェースを介して接続され、相互にデータのやり取りが行われる。
RAM62は、CPU61により演算された各種の演算結果等を一時的に記憶させておくためのものである。ROM63は、各種のプログラムを記憶させておくものであり、図6に示す「試し印字素材報知処理」のプログラム等を記憶している。尚、図6に示す「試し印字素材報知処理」のプログラムは、HDD66に記憶されていてもよいし、CD−ROM57等の記憶媒体から読み込まれてもよいし、図示しないインターネットなどのネットワークからダウンロードされてもよい。
また、HDD66は、各種アプリケーションソフトウェアのプログラム、各種データファイルを記憶するものであり、図3に示す制御パラメータデータファイル71を記憶する制御パラメータ記憶領域66A、図4に示す素材加工情報データファイル72を記憶する素材加工情報記憶領域66B、図5に示す代替試し素材データファイル73を記憶する代替素材加工情報記憶領域66C等が設けられている。
ここで、HDD66の制御パラメータ記憶領域66Aに記憶される制御パラメータデータファイル71の一例について図3に基づいて説明する。図3に示すように、制御パラメータデータファイル71は、レーザ光Lでマーキング(印字)加工される加工対象物(以下、「本印字素材」という。)7のアルミ、ステンレス、鉄等の各材質毎に、レーザ加工装置3を駆動制御する制御パラメータ76を記憶する複数の制御パラメータテーブル75A、75B、75C、・・・から構成されている。
各制御パラメータテーブル75A、75B、75C、・・・に記憶される制御パラメータ76は、レーザ光Lによる印字パターンを決定する印字パラメータ77と、レーザ加工装置本体部5を駆動する駆動パラメータ78とから構成されている。更に、印字パラメータ77は、「パターン太さ」、「パターン深さ」、「印字パターン本数」の各パラメータから構成され、駆動パラメータ78は、「レーザ出力」、「レーザパルス幅」、「ガルバノ走査速度」の各パラメータから構成されている。「パターン太さ」には、印字パターンの太さ、例えば、文字幅が記憶されている。「パターン深さ」には、印字品質、例えば、普通、綺麗、速い、ハイコントラスト等に対応する印字パターンの深さが記憶されている。
「印字パターン本数」には、印字パターンをトレースする際のレーザ光Lの本数、つまり、印字パターン上を平行にトレースするトレース回数が記憶されている。例えば、「パターン太さ」が「0.1mm〜0.3mm」で、「印字パターン本数」が「2本」の場合には、ビーム径「0.1mm〜0.3mm」のレーザ光Lで、印字パターン上を平行に2回トレースする。従って、マーキングされる文字幅は、「0.2mm〜0.6mm」となり、「印字パターン本数」が「1本」の場合に対して2倍の文字幅でマーキング(印字)される。
「レーザ出力」には、本印字素材7にマーキングする(以下、「本印字する」という。)際のレーザ発振器21の出力が記憶されている。「レーザパルス幅」には、本印字素材7に本印字する際のレーザ発振器21から出力するレーザ光Lのパルス幅が記憶されている。「ガルバノ走査速度」には、本印字素材7に本印字する際のガルバノスキャナ18のレーザ光Lを2次元走査する走査速度情報が記憶されている。
次に、HDD66の素材加工情報記憶領域66Bに記憶される素材加工情報データファイル72の一例について図4に基づいて説明する。図4に示すように、素材加工情報データファイル72は、レーザ光Lでマーキング(印字)加工される試し印字素材8のアルミ、ステンレス、鉄等の各材質毎に、レーザ加工装置3を駆動制御する制御パラメータ82を記憶する複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・から構成されている。
各試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・は、「試し印字素材」と、レーザ加工装置3を駆動制御する制御パラメータ82とから構成されている。「試し印字素材」には、試し印字素材8の製品番号が記憶されている。また、制御パラメータ82は、レーザ光Lによる印字パターンを決定する印字パラメータ83と、レーザ加工装置本体部5を駆動する駆動パラメータ84とから構成されている。
従って、印字パラメータ83は、「試し印字素材」に記憶された製品番号の試し印字素材8にレーザ光Lでマーキングする(以下、「試し印字する」という。)場合における、印字パターンを決定する「パターン太さ」、「パターン深さ」、「印字パターン本数」の各パラメータから構成されている。印字パラメータ83の「パターン太さ」、「パターン深さ」、「印字パターン本数」には、印字パラメータ77の「パターン太さ」、「パターン深さ」、「印字パターン本数」と同じ内容の情報が記憶されている。
また、駆動パラメータ84は、「試し印字素材」に記憶された製品番号の試し印字素材8に試し印字する場合における、レーザ加工装置本体部5を駆動する「レーザ出力」、「レーザパルス幅」、「ガルバノ走査速度」の各パラメータから構成されている。尚、駆動パラメータ84の各パラメータは、本印字素材7の加工面7Aに傷つけることなく、試し印字素材8に試し印字するようにレーザ加工装置本体部5を駆動制御するパラメータである。
「レーザ出力」には、試し印字素材8に試し印字する際のレーザ発振器21の出力が記憶されている。「レーザパルス幅」には、試し印字素材8に試し印字する際のレーザ発振器21から出力するレーザ光Lのパルス幅が記憶されている。「ガルバノ走査速度」には、試し印字素材8に試し印字する際のガルバノスキャナ18のレーザ光Lを2次元走査する走査速度情報が記憶されている。
次に、HDD66の代替素材加工情報記憶領域66Cに記憶される代替試し素材データファイル73の一例について図5に基づいて説明する。図5に示すように、代替試し素材データファイル73は、本印字素材7の加工面7Aに貼付して試し印字することが可能な代替試し印字素材88(図1参照)を本印字素材7に対応させて記憶する複数の代替試し印字素材パラメータテーブル91A、91B、91C、・・・から構成されている。
各代替試し印字素材パラメータテーブル91A、91B、91C、・・・は、「代替試し印字素材」、「材質」、レーザ加工装置3を駆動制御する制御パラメータ76とから構成されている。「代替試し印字素材」には、代替試し印字素材88の製品番号が記憶されている。「材質」には、本印字素材7に対応する材質、続いて、「代替試し印字素材」に記憶された各製品番号の代替試し印字素材88に対応する材質が記憶されている。
制御パラメータ76には、本印字素材7に対応する制御パラメータ76の印字パラメータ77及び駆動パラメータ78、続いて、「代替試し印字素材」に記憶された各製品番号の代替試し印字素材88に対応する試し印字可能な制御パラメータ76の印字パラメータ77及び駆動パラメータ78のそれぞれの適用範囲が記憶されている。尚、各製品番号の代替試し印字素材88に対応する印字パラメータ77及び駆動パラメータ78のそれぞれの適用範囲は、本印字素材7の加工面7Aに傷つけることなく、代替試し印字素材88に試し印字するようにレーザ加工装置本体部5を駆動制御することができる各パラメータの適用範囲である。
次に、上記のように構成されたレーザ加工システム1の印字情報作成装置2のCPU61が実行する処理であって、ユーザに本印字素材7に貼付して試し印字可能な試し印字素材8又は代替試し印字素材88を報知する「試し印字素材報知処理」について図6乃至図13に基づいて説明する。尚、図6にフローチャートで示されるプログラムは、ユーザから入力操作部55を介して試し印字素材を選択するように指示する選択指示が入力された場合に、CPU61によって実行される。
図6に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)11において、CPU61は、図8に示すマーキング(印字)情報入力画面93を液晶ディスプレイ56に表示する。そして、CPU61は、入力操作部55を介して入力された、文字、記号、図形等の印字データ、フォントサイズ、フォント、文字幅、印字品質、本印字素材7の材質等の印字情報を取得してRAM62に記憶する。
ここで、マーキング(印字)情報入力画面93の一例について図8に基づいて説明する。図8に示すように、マーキング(印字)情報入力画面93には、印字データ入力欄93A、フォントサイズ入力欄93B、フォント入力欄93C、文字幅入力欄93D、文字太さ表示欄93E、書体入力欄93F、印字品質入力欄93G、印字素材入力欄93H、設定ボタン93J、キャンセルボタン93K、素材ユーザ指定ボタン93L等が表示される。
印字データ入力欄93Aには、キーボード53等から入力された文字、記号、図形等の印字データが表示される。フォントサイズ入力欄93Bには、キーボード53等から入力されたフォントサイズが表示される。フォント入力欄93Cには、キーボード53等から入力され、又はマウス52によって選択されたフォントが表示される。文字幅入力欄93Dには、キーボード53等から入力され、又はマウス52によって選択された文字幅が表示される。
文字太さ表示欄93Eには、文字幅に対応する細字、中字、太字のいずれかが選択されて表示される。書体入力欄93Fには、キーボード53等から入力され、又はマウス52によって選択された立体、斜体等の書体が表示される。印字品質入力欄93Gには、キーボード53等から入力され、又はマウス52によって選択された速い、普通、綺麗、ハイコントラスト等の印字品質が表示される。印字素材入力欄93Hには、キーボード53等から入力され、又はマウス52によって選択された本印字素材7の材質が表示される。
また、印字素材入力欄93Hに表示されない素材を選択する場合には、マウス52によって素材ユーザ指定ボタン93Lをクリックする。素材ユーザ指定ボタン93Lがクリックされると、別の素材指定画面(図示せず)が表示され、ユーザが素材を別途指定することが出来る。ユーザによる指定により、印字素材入力欄93Hには指定された本印字素材7の材質が表示される。
そして、マウス52によって設定ボタン93Jがクリックされた場合には、CPU61は、各欄93A〜93Hに表示された内容を印字情報としてRAM62に記憶する。一方、キャンセルボタン93Kがマウス52によってクリックされた場合には、CPU61は、各欄93A〜93Hの表示をクリアして、印字情報の再入力を待つ。
図6に示すように、S12において、CPU61は、S11で取得した印字情報に基づいて、制御パラメータデータファイル71から本印字素材7に本印字する制御パラメータ76を取得する。そして、CPU61は、本印字素材7の材質と制御パラメータ76とを後述の各本印字用制御パラメータ95、101、103等としてRAM62に記憶する。
例えば、S11で取得した印字情報に含まれる「本印字素材7の材質」が「アルミ」の場合には、CPU61は、図3に示す制御パラメータデータファイル71から、材質が「アルミ」に対応する各制御パラメータテーブル75A、75B、75C、・・・を選択する。そして、CPU61は、S11で取得した印字情報に含まれる「文字幅」が「0.3mm」の場合には、制御パラメータ76の「パターン太さ」を「0.3mm」とする。また、印字情報に含まれる「印字品質」が「速い」の場合には、制御パラメータ76の「パターン深さ」を「5μm」とする。
例えば、印字品質が「速い」は、パターン深さ「5μm」に対応する。また、印字品質が「普通」は、パターン深さ「10μm」に対応する。また、印字品質が「綺麗」は、パターン深さ「15μm」に対応する。また、印字品質が「ハイコントラスト」は、パターン深さ「20μm」に対応する。
そして、CPU61は、各制御パラメータテーブル75A、75B、75C、・・・から、「パターン太さ」が「0.3mm」、及び、「パターン深さ」が「5μm」に合致する制御パラメータ76を読み出し、本印字素材7の材質「アルミ」と制御パラメータ76とを本印字用制御パラメータ95としてRAM62に記憶する。
例えば、図9に示すように、CPU61は、本印字素材7の材質を表す「印字素材」が「アルミ」で、「パターン太さ」が「0.3mm」、「パターン深さ」が「5μm」、「印字パターン本数」が「1本」の印字パラメータ77と、「レーザ出力」が「8kW」、「レーザパルス幅」が「100ns」、「ガルバノ走査速度」が「12m/s」の駆動パラメータ78とから構成される制御パラメータ76を、本印字用制御パラメータ95としてRAM62に記憶する。
図6に示すように、S13において、CPU61は、ユーザに対して、試し印字素材8を本印字素材7の加工面7Aに貼付して、試し印字を行うか否かを問い合わせるメッセージ、例えば、「試し印字を行うか?」のメッセージを液晶ディスプレイ56の中央部に表示する。また同時に、CPU61は、このメッセージの下側に、例えば、試し印字を行う旨を指示する「OK」ボタンと、試し印字を行わない旨を指示する「キャンセル」ボタンを表示する。
続いて、S14において、CPU61は、試し印字素材8を本印字素材7の加工面7Aに貼付して、試し印字を行うか否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU61は、液晶ディスプレイ56に表示した「OK」ボタンがマウス52等によってクリックされたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、「OK」ボタンがマウス52等によってクリックされなかった、つまり、「キャンセル」ボタンがマウス52等によってクリックされたと判定した場合には(S14:NO)、CPU61は、当該処理を終了する。
一方、「OK」ボタンがマウス52等によってクリックされたと判定した場合には(S14:YES)、CPU61は、S15の処理に移行する。S15において、CPU61は、「試し印字用素材選択処理」のサブ処理を実行する。
ここで、S15において、CPU61が実行する「試し印字用素材選択処理」のサブ処理について図7に基づいて説明する。
図7に示すように、先ず、S111において、CPU61は、本印字用制御パラメータ95の「印字素材」をRAM62から読み出す。例えば、図9に示すように、CPU61は、本印字用制御パラメータ95から印字素材として「アルミ」を読み出す。
続いて、S112において、CPU61は、素材加工情報データファイル72(図4参照)に、本印字用制御パラメータ95から読み出した「印字素材」に最も近い「材質」の複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・が記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。例えば、CPU61は、素材加工情報データファイル72に、材質「アルミ」に最も近い材質の複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・が記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、素材加工情報データファイル72に、本印字用制御パラメータ95から読み出した「印字素材」に最も近い「材質」の複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・が記憶されていると判定した場合には(S112:YES)、CPU61は、S113の処理に移行する。S113において、CPU61は、本印字用制御パラメータ95から読み出した「印字素材」に最も近い「材質」の複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・を、試し印字素材8の制御パラメータ82を取得するパラメータ取得用テーブルとして設定した後、S115の処理に移行する。
例えば、本印字用制御パラメータ95から読み出した「印字素材」が「アルミ」の場合には、図4に示すように、材質が「アルミ」の複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・を、試し印字素材8の制御パラメータ82を取得するパラメータ取得用テーブルとして設定した後、S115の処理に移行する。
一方、S112で素材加工情報データファイル72に、本印字用制御パラメータ95から読み出した「印字素材」に最も近い「材質」の複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・が記憶されていないと判定した場合には(S112:NO)、CPU61は、S114の処理に移行する。
S114において、CPU61は、代替試し素材データファイル73を構成する複数の代替試し印字素材パラメータテーブル91A、91B、91C、・・・から、本印字用制御パラメータ95から読み出した「印字素材」と制御パラメータ76とが、「本印字素材」に対応して記憶された代替試し印字素材パラメータテーブルを検索する。そして、本印字用制御パラメータ95から読み出した「印字素材」と制御パラメータ76とが、「本印字素材」に対応して記憶された代替試し印字素材パラメータテーブルがあれば、代替試し印字素材88の制御パラメータ76を取得するパラメータ取得用テーブルとして設定した後、S115の処理に移行する。
S115において、CPU61は、ユーザに推奨できる試し印字素材8又は代替試し印字素材88があるか否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU61は、試し印字素材8の制御パラメータ82を取得するパラメータ取得用テーブル、又は、代替試し印字素材88の制御パラメータ76を取得するパラメータ取得用テーブルが設定されているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、ユーザに推奨できる試し印字素材8又は代替試し印字素材88が無いと判定した場合、つまり、試し印字素材8の制御パラメータ82を取得するパラメータ取得用テーブル、又は、代替試し印字素材88の制御パラメータ76を取得するパラメータ取得用テーブルが設定されていないと判定した場合には(S115:NO)、CPU61は、S116の処理に移行する。S116において、CPU61は、液晶ディスプレイ56に試し印字ができない旨を表示した後、サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻り、S16の処理に移行する。
一方、ユーザに推奨できる試し印字素材8又は代替試し印字素材88があると判定した場合、つまり、試し印字素材8の制御パラメータ82を取得するパラメータ取得用テーブル、又は、代替試し印字素材88の制御パラメータ76を取得するパラメータ取得用テーブルが設定されていると判定した場合には(S115:YES)、CPU61は、S117の処理に移行する。
S117において、CPU61は、試し印字素材8の制御パラメータ82を取得するパラメータ取得用テーブルとして複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・が設定されている場合には、この設定された各試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・が属する「材質」をユーザに推奨できる試し印字素材8の「材質」としてRAM62に記憶する。例えば、図4に示すように、各試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・が属する「材質」が「アルミ」の場合には、ユーザに推奨できる試し印字素材8の「材質」として「アルミ」をRAM62に記憶する。
また、代替試し印字素材88の制御パラメータ76を取得するパラメータ取得用テーブルとして代替試し印字素材パラメータテーブルが設定されている場合には、この設定された代替試し印字素材パラメータテーブルに記憶されている各「代替試し印字素材」のうち、制御パラメータ76の適用範囲が最も広い「代替試し印字素材」を選択し、この「代替試し印字素材」の「製品番号」と「材質」を、ユーザに推奨できる代替試し印字素材88の「製品番号」と「材質」としてRAM62に記憶する。その後、CPU61は、サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻り、S16の処理に移行する。
例えば、図5に示すように、代替試し印字素材パラメータテーブル91Aが、代替試し印字素材88の制御パラメータ76を取得するパラメータ取得用テーブルとして設定されている場合には、制御パラメータ76の適用範囲が最も広い「代替試し印字素材」の製品番号「BR102」を選択し、この製品番号「BR102」と、製品番号「BR102」に対応する「材質」の「鉄」を、ユーザに推奨できる代替試し印字素材88の「製品番号」と「材質」としてRAM62に記憶する。
続いて、図6に示すように、S16において、CPU61は、S117で試し印字素材8の「材質」を記憶している場合には、この試し印字素材8の「材質」を再度読み出す。そして、CPU61は、この「材質」に対応する素材加工情報データファイル72の複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・に、S12で本印字用制御パラメータ95として記憶した本印字素材7の制御パラメータ76と同じ制御パラメータ82の「試し印字素材」があるか否かを判定する判定処理を実行する。つまり、CPU61は、本印字素材7に本印字する制御パラメータ76と同じ制御パラメータで試し印字可能な試し印字素材8があるか否かを判定する。
そして、複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・に、S12で本印字用制御パラメータ95として記憶した本印字素材7の制御パラメータ76と同じ制御パラメータ82の「試し印字素材」があると判定した場合には(S16:YES)、この「試し印字素材」の製品番号と制御パラメータ82を読み出し、試し印字用制御パラメータ96としてRAM62に記憶した後、S17の処理に移行する。
例えば、S117で記憶した試し印字素材8の「材質」が「アルミ」の場合には、CPU61は、図4に示す素材加工情報データファイル72の材質が「アルミ」に対応する試し印字素材パラメータテーブル81Aから、図9に示す本印字用制御パラメータ95の制御パラメータ76と同じ制御パラメータ82の「試し印字素材」の製品番号「BR001」と、この制御パラメータ82を抽出する。そして、図10に示すように、CPU61は、「印字素材」に製品番号「BR001」を記憶すると共に、この制御パラメータ82を記憶する試し印字用制御パラメータ96をRAM62に記憶した後、S17の処理に移行する。
また、CPU61は、S117で代替試し印字素材88の「製品番号」と「材質」を記憶している場合には、この「製品番号」と本印字用制御パラメータ95の制御パラメータ76を、試し印字用制御パラメータ96としてRAM62に記憶した後、S17の処理に移行する。例えば、代替試し印字素材88の製品番号「BR102」と材質「鉄」がRAM62に記憶されている場合には、「印字素材」に製品番号「BR102」を記憶すると共に、図9に示す本印字用制御パラメータ95の制御パラメータ76を記憶する試し印字用制御パラメータ96をRAM62に記憶した後、S17の処理に移行する。
S17において、CPU61は、試し印字用制御パラメータ96の「印字素材」である製品番号を読み出し、この製品番号を「推奨試し印字素材」としてユーザに報知する試し印字素材報知画面97を液晶ディスプレイ56に表示した後、後述のS22の処理に移行する。
ここで、試し印字素材報知画面97の一例について図11に基づいて説明する。図11に示すように、試し印字素材報知画面97には、試し印字素材表示欄97A、試し印字素材選択ボタン97B、別リスト選択ボタン97C、素材データ読み込みボタン97D、貼付用試し印字素材表示欄97E、試し印字指示ボタン97G、キャンセルボタン97H等が表示される。
試し印字素材表示欄97Aには、CPU61が、試し印字用制御パラメータ96の「印字素材」をRAM62から読み出し、この「印字素材」に記憶されている「製品番号」を「推奨試し印字素材」として表示する。例えば、CPU61は、「試し印字素材 BR001」を「推奨試し印字素材」として試し印字素材表示欄97Aに表示する。そして、試し印字素材選択ボタン97Bがマウス52等を介してクリックされた場合には、CPU61は、試し印字素材表示欄97Aに表示されている「製品番号」を本印字素材7に貼付する試し印字素材8の「製品番号」として、例えば、「試し印字素材 BR001」を貼付用試し印字素材表示欄97Eに表示する。そして、後述するS22の処理に移行する。
一方、図6に示すように、S16で複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・に、S12で本印字用制御パラメータ95として記憶した本印字素材7の制御パラメータ76と同じ制御パラメータ82の試し印字素材8が無いと判定した場合には(S16:NO)、CPU61は、S18の処理に移行する。S18において、CPU61は、この複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・に、本印字用制御パラメータ95の駆動パラメータ78を変更し、且つ、印字パラメータ77を変更せずに一致する制御パラメータ82の試し印字素材8があるか否かを判定する判定処理を実行する。
つまり、CPU61は、本印字用制御パラメータ95の印字パラメータ77と同じ印字パラメータ83で、且つ、本印字用制御パラメータ95の駆動パラメータ78の「レーザ出力」を超えない「レーザ出力」の駆動パラメータ84から構成される制御パラメータ82の試し印字素材8があるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、本印字用制御パラメータ95の印字パラメータ77と同じ印字パラメータ83で、且つ、本印字用制御パラメータ95の駆動パラメータ78の「レーザ出力」を超えない「レーザ出力」の駆動パラメータ84から構成される制御パラメータ82の試し印字素材8があると判定した場合には(S18:YES)、この「試し印字素材」の製品番号と制御パラメータ82を読み出し、試し印字用制御パラメータ102としてRAM62に記憶した後、S19の処理に移行する。
例えば、図4及び図12に示すように、本印字用制御パラメータ101の制御パラメータ76と一致する制御パラメータ82の試し印字素材が、素材加工情報データファイル72の材質が「アルミ」に対応する試し印字素材パラメータテーブル81Bに無い場合には、CPU61は、試し印字素材パラメータテーブル81Bから、本印字用制御パラメータ101の印字パラメータ77と同じ印字パラメータ83で、駆動パラメータ78のレーザ出力「10kW」を超えないレーザ出力「8kW」の駆動パラメータ84から構成される制御パラメータ82の「試し印字素材」の製品番号「BR012」と、この制御パラメータ82を抽出する。
そして、図12に示すように、CPU61は、「印字素材」に製品番号「BR012」を記憶すると共に、本印字用制御パラメータ101の印字パラメータ77と同じ印字パラメータ83で、駆動パラメータ78のレーザ出力「10kW」を超えないレーザ出力「8kW」の駆動パラメータ84から構成される制御パラメータ82を記憶する試し印字用制御パラメータ102をRAM62に記憶した後、S19の処理に移行する。
S19において、CPU61は、試し印字用制御パラメータ102の「印字素材」である製品番号を読み出し、この製品番号を「推奨試し印字素材」としてユーザに報知する試し印字素材報知画面97を液晶ディスプレイ56に表示した後、後述のS22の処理に移行する。
例えば、CPU61は、図12に示す試し印字用制御パラメータ102の「印字素材」をRAM62から読み出し、この「印字素材」に記憶されている製品番号「BR012」を、つまり、「試し印字素材 BR012」を、図11に示す試し印字素材報知画面97の試し印字素材表示欄97Aに表示する。そして、試し印字素材選択ボタン97Bがマウス52等を介してクリックされた場合には、CPU61は、試し印字素材表示欄97Aに表示されている「試し印字素材 BR012」を貼付用試し印字素材表示欄97Eに表示する。そして、後述のS22の処理に移行する。
一方、S18で、複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・に、本印字用制御パラメータ95の駆動パラメータ78を変更し、且つ、印字パラメータ77を変更せずに一致する制御パラメータ82の試し印字素材8が無いと判定した場合には(S18:NO)、CPU61は、S20の処理に移行する。S20において、CPU61は、この複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・に、本印字用制御パラメータ95の駆動パラメータ78及び印字パラメータ77を変更して一致する制御パラメータ82の試し印字素材8があるか否かを判定する判定処理を実行する。
つまり、CPU61は、本印字用制御パラメータ95の駆動パラメータ78の「レーザ出力」を超えない「レーザ出力」の駆動パラメータ84で、本印字用制御パラメータ95の印字パラメータ77の「パターン太さ」及び「パターン深さ」に最も近い印字パラメータ83から構成される制御パラメータ82の試し印字素材8があるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、本印字用制御パラメータ95の駆動パラメータ78の「レーザ出力」を超えない「レーザ出力」の駆動パラメータ84で、本印字用制御パラメータ95の印字パラメータ77の「パターン太さ」及び「パターン深さ」に最も近い印字パラメータ83から構成される制御パラメータ82の試し印字素材8があると判定した場合には(20:YES)、試し印字用制御パラメータ105としてRAM62に記憶した後、S21の処理に移行する。
例えば、図4及び図13に示すように、本印字用制御パラメータ103の制御パラメータ76と一致する制御パラメータ82の試し印字素材が、素材加工情報データファイル72の材質が「アルミ」に対応する試し印字素材パラメータテーブル81Cに無い場合には、CPU61は、試し印字素材パラメータテーブル81Cから、駆動パラメータ78のレーザ出力「15kW」を超えないレーザ出力「12kW」の駆動パラメータ84で、印字パラメータ77の印字太さ「1mm」及びパターン深さ「20μm」に最も近い、印字太さ「1mm」及びパターン深さ「15μm」の印字パラメータ83から構成される制御パラメータ82の「試し印字素材」の製品番号「BR023」と、この制御パラメータ82を抽出する。
そして、図13に示すように、CPU61は、「印字素材」に製品番号「BR023」を記憶すると共に、本印字用制御パラメータ103の印字パラメータ77の印字太さ「1mm」及びパターン深さ「20μm」に最も近い、印字太さ「1mm」及びパターン深さ「15μm」の印字パラメータ83で、駆動パラメータ78のレーザ出力「15kW」を超えないレーザ出力「12kW」の駆動パラメータ84から構成される制御パラメータ82を記憶する試し印字用制御パラメータ105をRAM62に記憶した後、S21の処理に移行する。
S21において、CPU61は、試し印字用制御パラメータ105の「印字素材」である製品番号を読み出し、この製品番号を「推奨試し印字素材」としてユーザに報知する試し印字素材報知画面97を液晶ディスプレイ56に表示した後、後述のS22の処理に移行する。
例えば、CPU61は、図13に示す試し印字用制御パラメータ105の「印字素材」をRAM62から読み出し、この「印字素材」に記憶されている製品番号「BR023」を、つまり、「試し印字素材 BR023」を、図11に示す試し印字素材報知画面97の試し印字素材表示欄97Aに表示する。そして、試し印字素材選択ボタン97Bがマウス52等を介してクリックされた場合には、CPU61は、試し印字素材表示欄97Aに表示されている「試し印字素材 BR023」を貼付用試し印字素材表示欄97Eに表示する。そして、後述のS22の処理に移行する。
一方、別リスト選択ボタン97Cがマウス52等を介してクリックされた場合には、CPU61は、CD−ROM57に記憶されている別の素材加工情報データファイルから試し印字素材を選択するように指示されたと判断する。素材データ読み込みボタン97Dがマウス52等を介してクリックされた場合には、CPU61は、試し印字素材8又は代替試し印字素材88に印刷された2次元バーコード又は貼付されたICタグから試し印字用制御パラメータ96を読み込むように指示されたと判断する。そして、試し印字素材を選定後、後述のS22の処理に移行する。
S22において、CPU61は、S11で取得した印字情報と、試し印字素材報知画面97に表示した推奨試し印字素材に対応する各試し印字用制御パラメータ96、102、105の制御パラメータ82とをレーザコントローラ6へ送信するように指示する送信指示が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。例えば、図11に示す試し印字素材報知画面97の試し印字指示ボタン97Gがマウス52等を介してクリックされたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、S11で取得した印字データと、試し印字素材報知画面97に表示した推奨試し印字素材に対応する各試し印字用制御パラメータ96、102、105の制御パラメータ82とをレーザコントローラ6へ送信するように指示する送信指示が入力されていないと判定した場合には(S22:NO)、CPU61は、後述のS25の処理に移行する。例えば、図11に示す試し印字素材報知画面97のキャンセルボタン97Hがマウス52等を介してクリックされたと判定した場合には(S22:NO)、CPU61は、後述のS25の処理に移行する。
一方、S11で取得した印字データと、試し印字素材報知画面97に表示した推奨試し印字素材に対応する各試し印字用制御パラメータ96、102、105の制御パラメータ82とをレーザコントローラ6へ送信するように指示する送信指示が入力されたと判定した場合には(S22:YES)、CPU61は、S23の処理に移行する。例えば、図11に示す試し印字素材報知画面97の試し印字指示ボタン97Gがマウス52等を介してクリックされたと判定した場合には(S22:YES)、CPU61は、S23の処理に移行する。
S23において、CPU61は、S11で取得した印字データと、試し印字素材報知画面97に表示した推奨試し印字素材に対応する各試し印字用制御パラメータ96、102、105の制御パラメータ82とを試し印字を行うように指示する印字指示情報としてレーザコントローラ6へ送信した後、当該処理を終了する。
他方、S20で複数の試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・に、本印字用制御パラメータ95の駆動パラメータ78及び印字パラメータ77を変更して一致する制御パラメータ82の試し印字素材8が無いと判定した場合には(S20:NO)、CPU61は、S24の処理に移行する。S24において、CPU61は、ユーザに対して、試し印字が可能な試し印字素材8を抽出できなかった旨を報知するメッセージ、例えば、「試し印字素材が見つかりません。」のメッセージを液晶ディスプレイ56の中央部に表示する。
そして、S25において、CPU61は、ユーザに対して、試し印字素材8を再度、選択し直すか否かを問い合わせるメッセージ、例えば、「試し印字素材を再選択しますか?」のメッセージを液晶ディスプレイ56の中央部に表示する。また同時に、CPU61は、このメッセージの下側に、例えば、試し印字素材8の再選択を行う旨を指示する「OK」ボタンと、試し印字素材8の再選択を行わない旨を指示する「キャンセル」ボタンを表示する。
続いて、CPU61は、入力操作部55を介して、試し印字素材8を再度、選択し直す旨を指示する再選択指示が入力されたか否か、例えば、「OK」ボタンがマウス52等によってクリックされたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、入力操作部55を介して、試し印字素材8を再度、選択し直す旨を指示する再選択指示が入力されたと判定した場合、例えば、「OK」ボタンがマウス52等によってクリックされたと判定した場合には(S25:YES)、CPU61は、再度、S15以降の処理を実行する。
一方、入力操作部55を介して、試し印字素材8を再度、選択し直す旨を指示する再選択指示が入力されなかったと判定した場合、例えば、「キャンセル」ボタンがマウス52等によってクリックされたと判定した場合には(S25:NO)、CPU61は、当該処理を終了する。
ここで、HDD66は、素材加工情報記憶部の一例として機能する。また、CPU61は、印字情報取得部、制御パラメータ取得部、第1印字素材判定部〜第3印字素材判定部、第1報知部〜第3報知部、第1パラメータ設定部〜第3パラメータ設定部、素材情報判定部、代替試し印字素材選択部、代替印字素材判定部、受付部、指示情報送信部の一例として機能する。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るレーザ加工システム1では、印字情報作成装置2のCPU61は、本印字用制御パラメータ95の制御パラメータ76と一致する制御パラメータ82の試し印字素材8がある場合には、試し印字素材報知画面97の試し印字素材表示欄97Aに、この試し印字素材8の製品番号を表示して、ユーザに報知することができる。従って、ユーザは本印字素材7に適した試し印字素材8を認識することができる。
また、CPU61は、本印字用制御パラメータ95として記憶した本印字素材7の制御パラメータ76と同じ制御パラメータ82の試し印字素材8が無い場合には、本印字用制御パラメータ95の駆動パラメータ78を変更し、且つ、印字パラメータ77を変更せずに一致する制御パラメータ82の試し印字素材8の製品番号を、試し印字素材報知画面97の試し印字素材表示欄97Aに表示して、ユーザに報知することができる。従って、ユーザは本印字素材7に適した試し印字素材8を認識することができる。
また、CPU61は、本印字用制御パラメータ95の駆動パラメータ78を変更し、且つ、印字パラメータ77を変更せずに一致する制御パラメータ82の試し印字素材8が無い場合には、本印字用制御パラメータ95の駆動パラメータ78及び印字パラメータ77を変更して一致する制御パラメータ82の試し印字素材8の製品番号を、試し印字素材報知画面97の試し印字素材表示欄97Aに表示して、ユーザに報知することができる。従って、ユーザは本印字素材7に適した試し印字素材8を認識することができる。
また、CPU61は、本印字素材7の材質に最も近い材質の試し印字素材8の各試し印字素材パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・が素材加工情報データファイル72に記憶されていない場合には、本印字素材7の制御パラメータ76に対応する代替試し印字素材パラメータテーブルから制御パラメータ76の適用範囲が最も広い代替試し印字素材88の製品番号を、試し印字素材報知画面97の試し印字素材表示欄97Aに表示して、ユーザに報知することができる。従って、ユーザは本印字素材7に適した代替試し印字素材88を認識することができる。
また、CPU61は、試し印字素材報知画面97を介して試し印字素材8又は代替試し印字素材88の製品番号を報知した場合には、各試し印字用制御パラメータ96、102、105の制御パラメータ82を、試し印字素材8又は代替試し印字素材88に印字情報をマーキング(印字)するレーザ加工装置3の制御パラメータとして設定する。
これにより、CPU61は、レーザ加工装置3の試し印字素材8又は代替試し印字素材88に試し印字を行う適切な制御パラメータを決定することができる。従って、CPU61は、印字情報と、試し印字素材8又は代替試し印字素材88の制御パラメータ82をレーザコントローラ6へ送信するように指示する送信指示が入力された場合には、試し印字素材8又は代替試し印字素材88に対応する制御パラメータ82と印字情報をレーザ加工装置3へ送信することができる。
また、レーザ加工装置3は、受信した制御パラメータ82で試し印字素材8又は代替試し印字素材88に印字データをマーキング(印字)することによって、本印字素材7を傷つけることなく、試し印字素材8又は代替試し印字素材88に試し印字をすることが可能となる。また、実際に試し印字素材8又は代替試し印字素材88に試し印字することによってマーキング(印字)イメージを再現することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、制御パラメータデータファイル71、素材加工情報データファイル72、代替試し素材データファイル73等の各種情報を、ネットワークを介してサーバーなどの外部記憶媒体から取得してもよいし、持ち運び可能な外部記憶媒体(USBメモリなど)から読み込んでもよい。また、印字情報作成装置2は有線または無線で接続されたタブレット型端末や携帯電話端末でもよい。
また、例えば、駆動パラメータと印字パラメータの両方を変える場合に、パターン太さを細くして、印字パターン本数を1本ではなく複数に設定するようにしても良い。
1 レーザ加工システム
2 印字情報作成装置
3 レーザ加工装置
5 レーザ加工装置本体部
6 レーザコントローラ
7 加工対象物(本印字素材)
8 試し印字素材
41、61 CPU
42、62 RAM
43、63 ROM
44、65 タイマ
52 マウス
53 キーボード
55 入力操作部
56 液晶ディスプレイ(LCD)
66 HDD
66A 制御パラメータ記憶領域
66B 素材加工情報記憶領域
66C 代替素材加工情報記憶領域
71 制御パラメータデータファイル
72 素材加工情報データファイル
73 代替試し素材データファイル
76、82 制御パラメータ
77、83 印字パラメータ
78、84 駆動パラメータ
88 代替試し印字素材
95、101、103 本印字用制御パラメータ
96、102、105 試し印字用制御パラメータ

Claims (7)

  1. 試し印字素材のレーザ光による印字加工に関する素材加工情報を記憶する素材加工情報記憶部と、
    加工対象物に印字する印字情報を取得する印字情報取得部と、
    前記印字情報に基づいて前記加工対象物に印字するレーザ加工装置を駆動制御する制御パラメータを取得する制御パラメータ取得部と、
    前記素材加工情報に基づいて、前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があるか否かを判定する第1印字素材判定部と、
    前記第1印字素材判定部を介して前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があると判定された場合には、前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知する第1報知部と、
    前記第1報知部を介して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知した場合には、前記制御パラメータを前記試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定する第1パラメータ設定部と、
    を備えたことを特徴とする印字情報作成装置。
  2. 前記制御パラメータは、前記レーザ加工装置を駆動する駆動パラメータと、レーザ光による印字パターンを決定する印字パラメータとを含み、
    前記第1印字素材判定部を介して前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材が無いと判定された場合には、前記制御パラメータの前記駆動パラメータを変更し、且つ、前記印字パラメータを変更せずに前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があるか否かを判定する第2印字素材判定部と、
    前記第2印字素材判定部を介して前記制御パラメータの前記駆動パラメータを変更し、且つ、前記印字パラメータを変更せずに前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があると判定された場合には、前記駆動パラメータを変更することによって前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知する第2報知部と、
    前記第2報知部を介して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知した場合には、前記制御パラメータの前記駆動パラメータを変更して前記試し印字素材に対応に対応する制御パラメータとして設定する第2パラメータ設定部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の印字情報作成装置。
  3. 前記第2印字素材判定部を介して前記制御パラメータの前記駆動パラメータを変更し、且つ、前記印字パラメータを変更せずに前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材が無いと判定された場合には、前記制御パラメータの前記駆動パラメータ及び前記印字パラメータを変更して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があるか否かを判定する第3印字素材判定部と、
    前記第3印字素材判定部を介して前記制御パラメータの前記駆動パラメータ及び前記印字パラメータを変更して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があると判定された場合には、前記駆動パラメータ及び前記印字パラメータを変更することによって前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知する第3報知部と、
    前記第3報知部を介して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知した場合には、前記制御パラメータの前記駆動パラメータ及び前記印字パラメータを変更して前記試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定する第3パラメータ設定部と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の印字情報作成装置。
  4. 前記素材加工情報は、前記試し印字素材に関する素材の種類を表す試し素材情報を含み、
    前記印字情報は、加工対象物の素材の種類を表す本印字素材情報を含み、
    前記第1印字素材判定部は、
    前記本印字素材情報に対応する前記試し素材情報を含む前記素材加工情報が前記素材加工情報記憶部に記憶されているか否かを判定する素材情報判定部と、
    前記素材情報判定部を介して前記本印字素材情報に対応する前記試し素材情報を含む前記素材加工情報が前記素材加工情報記憶部に記憶されていないと判定した場合には、前記制御パラメータの適用範囲が最も広い前記試し印字素材を代替試し印字素材として選択する代替試し印字素材選択部と、
    前記代替試し印字素材の前記素材加工情報に基づいて、前記制御パラメータで前記印字情報を前記代替試し印字素材に印字可能か否かを判定する代替印字素材判定部と、
    を有し、
    前記第1報知部は、前記代替印字素材判定部を介して前記制御パラメータで前記印字情報が前記代替試し印字素材に印字可能であると判定された場合には、前記印字情報を印字可能な前記代替試し印字素材に関連する情報を報知し、
    前記第1報知部を介して前記印字情報を印字可能な前記代替試し印字素材に関連する情報を報知した場合には、前記第1パラメータ設定部は、前記制御パラメータを前記代替試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印字情報作成装置。
  5. 前記印字情報を前記試し印字素材又は前記代替試し印字素材にレーザ光で印字するように指示する印字指示情報を受け付ける受付部と、
    前記受付部を介して前記印字指示情報を受け付けた場合には、前記試し印字素材又は前記代替試し印字素材に対応する前記制御パラメータで前記印字情報を印字するように指示する印字指示情報を前記レーザ加工装置へ送信する指示情報送信部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の印字情報作成装置。
  6. 制御部と、記憶部と、報知部と、加工対象物に印字する印字情報を取得する印字情報取得部と、を少なくとも備えた印字情報作成装置で実行される印字情報作成方法であって、
    前記記憶部は、試し印字素材に対するレーザ光による印字加工に関する素材加工情報を記憶する素材加工情報記憶部を有し、
    前記制御部が実行する、
    前記印字情報取得部を介して前記加工対象物に印字する印字情報を取得する印字情報取得工程と、
    前記印字情報に基づいて前記加工対象物に印字するレーザ加工装置を駆動制御する制御パラメータを取得する制御パラメータ取得工程と、
    前記素材加工情報に基づいて、前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があるか否かを判定する印字素材判定工程と、
    前記印字素材判定工程で前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があると判定された場合には、報知部を介して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知する報知工程と、
    前記報知工程で前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知した場合には、前記制御パラメータを前記試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定するパラメータ設定工程と、
    を備えたことを特徴とする印字情報作成方法。
  7. 試し印字素材に対するレーザ光による印字加工に関する素材加工情報を記憶する素材加工情報記憶部と、報知部と、加工対象物に印字する印字情報を取得する印字情報取得部と、を少なくとも備えたコンピュータに、
    前記印字情報取得部を介して前記加工対象物に印字する印字情報を取得する印字情報取得工程と、
    前記印字情報に基づいて前記加工対象物に印字するレーザ加工装置を駆動制御する制御パラメータを取得する制御パラメータ取得工程と、
    前記素材加工情報に基づいて、前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があるか否かを判定する印字素材判定工程と、
    前記印字素材判定工程で前記制御パラメータで前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材があると判定された場合には、報知部を介して前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知する報知工程と、
    前記報知工程で前記印字情報を印字可能な前記試し印字素材に関連する情報を報知した場合には、前記制御パラメータを前記試し印字素材に対応する制御パラメータとして設定するパラメータ設定工程と、
    を実行させるためのプログラム。
JP2013069837A 2013-03-28 2013-03-28 印字情報作成装置、印字情報作成方法及びプログラム Pending JP2014188586A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013069837A JP2014188586A (ja) 2013-03-28 2013-03-28 印字情報作成装置、印字情報作成方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013069837A JP2014188586A (ja) 2013-03-28 2013-03-28 印字情報作成装置、印字情報作成方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014188586A true JP2014188586A (ja) 2014-10-06

Family

ID=51835455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013069837A Pending JP2014188586A (ja) 2013-03-28 2013-03-28 印字情報作成装置、印字情報作成方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014188586A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019013971A (ja) * 2017-07-10 2019-01-31 ブラザー工業株式会社 レーザ加工装置、制御データ生成装置、およびレーザ加工装置の制御方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02165882A (ja) * 1988-12-16 1990-06-26 Mitsubishi Electric Corp レーザマーキング装置
JP2004148379A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Sunx Ltd レーザマーキングシステム及びレーザマーキング方法
JP2007319922A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Nissan Motor Co Ltd レーザ加工装置およびその方法
JP2012061494A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Keyence Corp レーザーマーキング装置、レーザーマーカ用の加工情報設定装置及びコンピュータプログラム
JP2012061495A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Keyence Corp レーザーマーキング装置、レーザーマーカ用の加工条件設定装置及びコンピュータプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02165882A (ja) * 1988-12-16 1990-06-26 Mitsubishi Electric Corp レーザマーキング装置
JP2004148379A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Sunx Ltd レーザマーキングシステム及びレーザマーキング方法
JP2007319922A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Nissan Motor Co Ltd レーザ加工装置およびその方法
JP2012061494A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Keyence Corp レーザーマーキング装置、レーザーマーカ用の加工情報設定装置及びコンピュータプログラム
JP2012061495A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Keyence Corp レーザーマーキング装置、レーザーマーカ用の加工条件設定装置及びコンピュータプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019013971A (ja) * 2017-07-10 2019-01-31 ブラザー工業株式会社 レーザ加工装置、制御データ生成装置、およびレーザ加工装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6036737B2 (ja) レーザ加工装置、レーザ加工方法及びプログラム
JP5994807B2 (ja) レーザ加工装置、制御方法、及びプログラム
US10338561B2 (en) Data generating device that generates drawing data representing index pattern to be drawn on workpiece by laser beam for measuring deformation of workpiece
US20180178318A1 (en) Data generating device setting machining condition suitable for foil placed on workpiece to be machined by irradiating laser beam thereon
JP7003903B2 (ja) レーザマーカ
JP6604078B2 (ja) レーザ加工装置
JP2014188586A (ja) 印字情報作成装置、印字情報作成方法及びプログラム
JP6794873B2 (ja) レーザ加工装置、プログラム、およびデータ記憶方法
JP6665747B2 (ja) レーザーマーカー装置
WO2015152231A1 (ja) レーザーマーカー
JP6107782B2 (ja) プログラム及びレーザ加工装置
JP6098604B2 (ja) レーザマーカ及びパラメータ設定方法
JP6036738B2 (ja) レーザマーカ
JP6287928B2 (ja) レーザ加工装置
JP6248756B2 (ja) 情報処理装置及びレーザー照射装置
US10661385B2 (en) Laser machining apparatus projecting guide pattern onto workpiece by irradiating visible laser beam thereon
JP2007007699A (ja) レーザマーキング装置
JP6252307B2 (ja) 情報処理装置及びレーザー照射装置
JP6693449B2 (ja) レーザ加工装置、加工データ生成装置
JP6981442B2 (ja) レーザマーカ
JP6693410B2 (ja) レーザ加工装置
JP2022155826A (ja) レーザ加工装置、三次元計測方法、及び制御プログラム
JP6700614B2 (ja) レーザ加工装置
JP5051686B2 (ja) レーザ加工装置及び記憶媒体
JP2021137840A (ja) レーザ加工システム、制御装置、及び制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150630