JP5919036B2 - ヒートポンプ式給湯装置 - Google Patents

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Description

ここで開示する技術は、ヒートポンプ式の給湯装置に関する。
特許文献1に、ヒートポンプ式の給湯装置が記載されている。この給湯装置では、ヒートポンプの冷凍サイクルに、ガスインジェクションポートを有する圧縮機が採用されている。この構成によると、圧縮機から吐出された冷媒の吐出ガス域での水の温度上昇を大きくすることができ、その分、凝縮温度を下げて高効率の運転が可能になると説明されている。
特開2008−256281号公報
特許文献1の技術では、特殊な圧縮機、即ち、ガスインジェクションポートを有する圧縮機を必要とする。そのため、製造コストや維持コストの上昇が避けられない。特殊な圧縮機を必要とすることなく、給湯装置の運転効率を向上し得る技術が必要とされている。
本技術に係るヒートポンプ式給湯装置は、蒸発器と、圧縮機と、第1熱交換器と、第2熱交換器と、膨張弁と、バイパス経路と、温水経路を備えている。蒸発器は、空気と冷媒との間で熱交換を行う。圧縮機は、蒸発器の出口側に接続されており、蒸発器からの冷媒を圧縮する。第1熱交換器は、圧縮機の出口側に接続されており、圧縮機からの冷媒と温水との間で熱交換を行う。第2熱交換器は、第1熱交換器の出口側に接続されており、第1熱交換器からの冷媒と温水との間で熱交換を行う。膨張弁は、第2熱交換器の出口側に接続され、かつ、その出口側は蒸発器の入口側に接続されている。バイパス経路は、第1熱交換器の出口側と第2熱交換器の入口側とを接続する冷媒経路を、バイパス弁を介して、膨張弁の出口側と蒸発器の入口側とを接続する冷媒経路又は膨張弁の出口側と蒸発器の入口側とを接続する冷媒経路(即ち、冷媒経路の低圧区間)に接続している。温水経路は、第2熱交換器から第1熱交換器の順で、第1熱交換器及び第2熱交換器へ温水を送る。
上記した給湯装置では、圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒が、第1熱交換器と第2熱交換器を順に通過しながら、温水との間で熱交換を行う(即ち、放熱しながら温水を加熱する)。上流側に位置する第1熱交換器では、冷媒は未だ気相域にあり、下流側に位置する第2熱交換器において、冷媒の凝縮が始まる。ここで、第1熱交換器を通過した冷媒の一部は、バイパス経路へ流れ込むことによって、第2熱交換器を通ることなく循環する。言い換えると、冷媒が気相域にある第1熱交換器では、冷媒の凝縮が行われる第2熱交換器よりも、多くの冷媒を利用するように構成されている。このような構成によると、第1熱交換器における温水の温度上昇幅を大きくすることができ、その分だけ、第2熱交換器における温水の温度上昇幅を小さくしても、給湯装置出口の温水を所望の出湯温度まで加熱することができる。そのことから、第2熱交換器における冷媒と温水との温度差が大きくなり、また、その結果として冷媒の凝縮温度を低下させることも可能となるので、給湯装置の運転効率を高めることができる。
実施例1の給湯装置の構成を模式的に示す図。 実施例1の給湯装置の冷凍サイクルをモリエル線図上で示す。 冷媒と温水の状態変化をTH線図で示す(出湯温度80℃)。 冷媒と温水の状態変化をTH線図で示す(出湯温度60℃)。 実施例2の給湯装置の構成を模式的に示す図。 実施例2の給湯装置の冷凍サイクルをモリエル線図上で示す。
本技術の一実施形態では、給湯装置が、貯湯タンクその他の貯湯手段を有することが好ましい。また、給湯装置は、加熱した温水を給湯だけでなく暖房にも利用する給湯暖房装置であってもよい。給湯装置は、ガス熱源機その他の燃焼式熱源器をさらに備えることが好ましい。この構成によると、外気温が非常に低い場合など、ヒートポンプの能力が著しく低下するときに、燃焼式熱源器を用いて給湯や暖房を行うことができる。
本技術の一実施形態では、冷媒が、フロン系の冷媒(例えばR410A)であることが好ましい。ただし、冷媒は、フロン系の冷媒に限定されず、二酸化炭素その他の冷媒であってもよい。
本技術の一実施形態では、バイパス経路が、第1熱交換器の出口側と第2熱交換器の入口側とを接続する冷媒経路を、バイパス弁を介して、前記蒸発器の出口側と圧縮機の入口側とを接続する冷媒経路に接続することが好ましい。ただし、他の実施形態では、バイパス経路が、第1熱交換器の出口側と第2熱交換器の入口側とを接続する冷媒経路を、バイパス弁を介して、膨張弁の出口側と蒸発器の入口側とを接続する冷媒経路に接続する方が好ましいこともあり得る。ここで、バイパス弁には、電子膨張弁やその他の電動弁を採用することもできるし、デューティ比制御される電磁弁を採用することもできる。
図面を参照して実施例1の給湯装置10について説明する。給湯装置10は、カラン(図示せず)や浴槽といった給湯箇所へ温水を供給する装置である。図1に示すように、給湯装置10は、温水を貯める貯湯タンク18と、貯湯タンク18の温水を循環加熱するヒートポンプ30と、補助熱源であるガス熱源機12を備えている。なお、給湯装置10は、貯湯タンク18に貯めた温水の熱を暖房にも利用する給湯暖房装置であってもよい。また、給湯装置10は、貯湯タンク18を必ずしも有する必要はなく、ヒートポンプ30で加熱した温水を給湯箇所(あるいは暖房箇所)へ直接的に供給するものであってもよい。
貯湯タンク18には、給水管16と出湯管14が接続されている。給水管16は、貯湯タンク18へ上水を供給する管路である。給水管16は、貯湯タンク18の底部に接続されている。図示省略するが、給水管16には、各種のセンサや弁などが設けられている。出湯管14は、貯湯タンク18から給湯箇所へ温水を送る管路である。出湯管14は、貯湯タンク18の上部に接続されている。図示省略するが、出湯管14にも、各種のセンサや弁などが設けられている。
ガス熱源機12は、出湯管14の経路上に設けられている。ガス熱源機12は、貯湯タンク18からの温水の温度が、必要とされる出湯温度を下回るときに、燃料ガスを燃焼することによって当該温水を加熱することができる。それにより、給湯装置10は、大量又は高温の給湯要求があり、貯湯タンク18の温水量及び温水温度では不十分である場合に、ガス熱源機12を稼働させることによって、不足する熱量を補うことができる。あるいは、外気温が極めて低いときなど、ヒートポンプ30の能力が著しく低下する場合でも、ガス熱源機12を稼働させることによって、必要とされる給湯を行うことができる。
ヒートポンプ30は、大気から採熱して温水を加熱するヒートポンプである。ヒートポンプ30は、加熱往路22と加熱復路20を通じて、貯湯タンク18に接続されている。加熱往路22は、貯湯タンク18内の温水を、ヒートポンプ30に送る管路である。
加熱復路20は、ヒートポンプ30で加熱された温水を、貯湯タンク18へ戻す管路である。加熱往路22と加熱復路20は一連に接続されており、貯湯タンク18とヒートポンプ30との間で温水を循環させる循環経路を構成している。加熱往路22には、循環ポンプ60が設けられている。循環ポンプ60は、後述するヒートポンプ30のコントローラ70によって制御される。図示省略するが、加熱往路22及び加熱復路20には、各種のセンサや弁などが設けられている。
ヒートポンプ30は、蒸発器32と、圧縮機34と、第1及び第2熱交換器36、37と、膨張弁38とを備えている。蒸発器32、圧縮機34、第1及び第2熱交換器36、37並びに膨張弁38の間は、冷媒経路42、44、46、48によって順に接続されており、冷媒を循環させる循環経路が構成されている。また、ヒートポンプ30は、各部の動作を制御するコントローラ70を備えている。
蒸発器32は、空気中の熱を冷媒に吸熱させる熱交換器である。蒸発器32には、室外ファン54によって送風が行われる。室外ファン54は、ファンモータ56によって駆動される。蒸発器32では、膨張弁38を通過した霧状の冷媒が、空気中の熱を吸収して蒸発する。一例ではあるが、本実施例では、冷媒としてフロン系のR410Aを採用している。ただし、冷媒の種類については特に限定されず、冷媒は例えば二酸化炭素であってもよい。ファンモータ56は、コントローラ70へ電気的に接続されており、その動作、即ち、室外ファン54の動作が、コントローラ70によって制御される。
圧縮機34は、蒸発器32の出口側に接続されており、蒸発器32からの冷媒を圧縮する。蒸発器32で気化した冷媒は、断熱的に圧縮されることによって、高温高圧の状態になる。圧縮機34の構造、方式については、特に限定されない。圧縮機34はコントローラ70へ電気的に接続されており、圧縮機34の動作はコントローラ70によって制御される。
第1熱交換器36は、圧縮機34の出口側に接続されており、第2熱交換器37は、第1熱交換器36の出口側に接続されている。第1及び第2熱交換器36、37は、冷媒と温水との間で熱交換を行う熱交換器である。第1及び第2熱交換器36、37には、加熱往路22及び加熱復路20を通じて、貯湯タンク18の温水が送られる。ここで、温水は、第2熱交換器37から第1熱交換器36の順で送られる。詳しくは後述するが、第1熱交換器36では、気相域にある冷媒と温水との間で熱交換が行われ、第2熱交換器37では、冷媒が凝縮しながら放熱して温水が加熱される。加熱後の温水は、加熱復路20を通じて、貯湯タンク18に戻される。それにより、貯湯タンク18に温水が貯められる。
膨張弁38は、第2熱交換器37の出口側に接続されている。本実施例の膨張弁38は、一例ではあるが、その開度を電気的に調整可能な電子膨張弁である。膨張弁38はコントローラ70へ電気的に接続されており、膨張弁38の動作はコントローラ70によって制御される。第2熱交換器37からの冷媒は、膨張弁38を通過することによって、急速に膨張する(ミスト状になる)。膨張弁38の出口側は、蒸発器32の入口側に接続されており、低圧(一部はミスト状である)となった冷媒が蒸発器32に送られる。蒸発器32では、前述のとおり、大気から採熱することによって冷媒が気化される。以上の冷凍サイクルにより、ヒートポンプ30は、大気の熱を利用して貯湯タンク18内の温水を加熱することができる。
ヒートポンプ30はさらに、バイパス経路50と、バイパス弁52を備えている。バイパス経路50は、第1熱交換器36の出口側を、バイパス弁52を介して圧縮機34の入口側に接続している。一例ではあるが、本実施例のバイパス弁52は電磁弁であり、その開閉状態がコントローラ70によって制御可能となっている。なお、バイパス弁52には、電磁弁に代えて、モータによって開度を調整可能な電動弁を採用することもできる。バイパス弁52の具体的な構成は特に限定されない。このような構成により、第1熱交換器36を通過した冷媒の一部は、バイパス経路50へ流れ込むことによって、第2熱交換器37を通ることなく循環する。そのことから、冷媒が気相域にある第1熱交換器36では、冷媒の凝縮が行われる第2熱交換器37よりも、多くの冷媒が利用される。
図2に、上記した冷凍サイクルをモリエル線図上で示す。図2において、P1−P2間は蒸発器32における吸熱を示す。P2−P3間はバイパス経路50からの冷媒の合流によるエンタルピーの増大を示す。P3−P5間は圧縮機34における断熱的な圧縮を示す。P5−P6間は第1熱交換器36における放熱を示す。P6−P7間は第2熱交換器37における放熱を示す。P7−P1間は膨張弁38における断熱的な膨張を示す。そして、P6−P4−P3間はバイパス経路50からの冷媒の合流を示す。なお、二点鎖線のHは、バイパス経路50を有さない場合の冷凍サイクルを例示するものである。
図3に、所望する出湯温度を80℃として、冷媒と温水の状態変化をTH線図で示す。図2、図3に示すように、圧縮機34から吐出された冷媒(G+g)は、気相域にあり、およそ110℃である。この冷媒は、第1熱交換器36において温水と熱交換をすることにより、およそ60℃まで低下する。その後、第2熱交換器37に送られた一部の冷媒(G)は、凝縮しながら放熱し、その間の温度は一定となる(凝縮温度)。そして、冷媒(G)の凝縮が完全に終了すると、冷媒(G)の温度が低下し始める。
一方、温水については、初期温度が10℃とすると、第2熱交換器37において50℃まで加熱される。ここで、仮に第1及び第2熱交換器36、37において冷媒量が同じであるとすると、第2熱交換器37の温水の出口温度が50℃であれば、第1熱交換器36の温水の出口温度は60℃程度にしか到達しない。しかしながら、本実施例では、第1熱交換器36で利用される冷媒(G+g)が、第2熱交換器37で利用される冷媒(G)よりも多くなっている。従って、第1熱交換器36における温水の温度上昇幅が大きく、第1熱交換器36の温水の出口温度を、所望の出湯温度80℃に到達させることができる。換言すると、所望する出湯温度(ここでは80℃)を得る場合に、第2熱交換器37の温水の出口温度を比較的に低くでき、第2熱交換器37における冷媒と温水との間に十分な温度差を確保することができる(図中の囲み部分J)。それにより、給湯装置10の運転効率を高めることができる。
図4に、所望する出湯温度を60℃として、冷媒と温水の状態変化をTH線図で示す。所望する出湯温度が低いときほど、第2熱交換器37における冷媒と温水との間には、大きな温度差が生じることになる。そのことから、所望する出湯温度が低いときは(例えば60℃)、冷媒の冷凍サイクルの温度を下げても、冷媒と温水との間に十分な温度差を確保することができる(図中の囲み部分J)。従って、冷媒の冷凍サイクルの温度を低下させることで、冷媒の凝縮温度を低くすることができ、給湯装置10の運転効率を高めることができる。
以上のように、本実施例の給湯装置10では、圧縮機34から吐出された高温高圧の冷媒が、第1熱交換器36と第2熱交換器37を順に通過しながら、温水との間で熱交換を行う(即ち、放熱しながら温水を加熱する)。第1熱交換器36を通過した冷媒の一部は、バイパス経路50へ流れ込むことによって、第2熱交換器37を通ることなく循環する。その結果、冷媒が気相域にある第1熱交換器36では、冷媒の凝縮が行われる第2熱交換器37よりも、多くの冷媒によって熱交換が行われる。このような構成により、第1熱交換器36における温水の温度上昇幅が大きくなるので、その分だけ、第2熱交換器37における温水の温度上昇幅を小さくしても、温水を所望の出湯温度まで加熱することができる。あるいは、所望する出湯温度が比較的に低いときは、冷媒の凝縮温度を低下させることができる。それにより、給湯装置10の運転効率を高めることができる。
図5を参照して実施例2の給湯装置110について説明する。本実施例の給湯装置110は、図1に示す実施例1の給湯装置10と比較して、バイパス経路50の構成が異なっている。即ち、本実施例のバイパス経路50は、第1熱交換器36の出口側を、バイパス弁52を介して蒸発器32の入口側に接続している。このような構成であっても、第1熱交換器36を通過した冷媒の一部は、バイパス経路50へ流れ込むことによって、第2熱交換器37を通ることなく循環する。その結果、冷媒が気相域にある第1熱交換器36では、冷媒の凝縮が行われる第2熱交換器37よりも、多くの冷媒によって熱交換が行われる。その結果、第1熱交換器36における温水の温度上昇幅が大きくなるので、その分だけ、第2熱交換器37における温水の温度上昇幅を小さくしても、温水を所望の出湯温度まで加熱することができる。あるいは、所望する出湯温度が比較的に低いときは、冷媒の凝縮温度を低下させることができる。それにより、給湯装置10の運転効率を高めることができる。
図6に、実施例2の給湯装置110の冷凍サイクルをモリエル線図上で示す。図6において、P1−P2間はバイパス経路50からの冷媒の合流によるエンタルピーの増大を示す。P2−P3間は蒸発器32における吸熱を示す。P3−P5間は圧縮機34における断熱的な圧縮を示す。P5−P6間は第1熱交換器36における放熱を示す。P6−P7間は第2熱交換器37における放熱を示す。P7−P1間は膨張弁38における断熱的な膨張を示す。そして、P6−P4−P3間はバイパス経路50からの冷媒の合流を示す。なお、二点鎖線のHは、バイパス経路50を有さない場合の冷凍サイクルを例示するものである。
以上、実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的な有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載された組合せに限定されるものではない。また本明細書または図面に例示した技術は、複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的な有用性を持つものである。
10、110:給湯装置
12:ガス熱源機
14:出湯管
16:給水管
18:貯湯タンク
20:加熱復路
22:加熱往路
30:ヒートポンプ
32:蒸発器
34:圧縮機
36:第1熱交換器
37:第2熱交換器
38:膨張弁
42、44、46、48:冷媒経路
50:バイパス経路
52:バイパス弁
54:室外ファン
56:ファンモータ
60:循環ポンプ
70:コントローラ

Claims (3)

  1. 空気と冷媒との間で熱交換を行う蒸発器と、
    蒸発器の出口側に接続されており、蒸発器からの冷媒を圧縮する圧縮機と、
    圧縮機の出口側に接続されており、圧縮機からの冷媒と温水との間で熱交換を行う第1熱交換器と、
    第1熱交換器の出口側に接続されており、第1熱交換器からの冷媒と温水との間で熱交換を行う第2熱交換器と、
    第2熱交換器の出口側に接続され、かつ、その出口側は蒸発器の入口側に接続されている膨張弁と、
    第1熱交換器の出口側と第2熱交換器の入口側とを接続する冷媒経路を、バイパス弁を介して、蒸発器の出口側と圧縮機の入口側とを接続する冷媒経路に接続しているバイパス経路と、
    第2熱交換器から第1熱交換器の順で前記温水を送る温水経路と、
    を備えるヒートポンプ式給湯装置。
  2. 空気と冷媒との間で熱交換を行う蒸発器と、
    蒸発器の出口側に接続されており、蒸発器からの冷媒を圧縮する圧縮機と、
    圧縮機の出口側に接続されており、圧縮機からの冷媒と温水との間で熱交換を行う第1熱交換器と、
    第1熱交換器の出口側に接続されており、第1熱交換器からの冷媒と温水との間で熱交換を行う第2熱交換器と、
    第2熱交換器の出口側に接続され、かつ、その出口側は蒸発器の入口側に接続されている膨張弁と、
    第1熱交換器の出口側と第2熱交換器の入口側とを接続する冷媒経路を、バイパス弁を介して、膨張弁の出口側と蒸発器の入口側とを接続する冷媒経路に接続しているバイパス経路と、
    第2熱交換器から第1熱交換器の順で前記温水を送る温水経路と、
    を備えるヒートポンプ式給湯装置。
  3. 前記第1熱交換器では、気相域にある冷媒と温水との間で熱交換が行われ、前記第2熱交換器では、凝縮を開始した冷媒と温水との間で熱交換が行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒートポンプ式給湯装置。
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