JP4317793B2 - 冷却システム - Google Patents

冷却システム Download PDF

Info

Publication number
JP4317793B2
JP4317793B2 JP2004198018A JP2004198018A JP4317793B2 JP 4317793 B2 JP4317793 B2 JP 4317793B2 JP 2004198018 A JP2004198018 A JP 2004198018A JP 2004198018 A JP2004198018 A JP 2004198018A JP 4317793 B2 JP4317793 B2 JP 4317793B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
hot water
condenser
cooling
refrigerant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004198018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006017427A (ja
Inventor
賢二 生駒
功 平野
信一郎 渡部
達 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO. SS. CO., LTD.
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
TOYO. SS. CO., LTD.
Kansai Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOYO. SS. CO., LTD., Kansai Electric Power Co Inc filed Critical TOYO. SS. CO., LTD.
Priority to JP2004198018A priority Critical patent/JP4317793B2/ja
Publication of JP2006017427A publication Critical patent/JP2006017427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4317793B2 publication Critical patent/JP4317793B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

本発明は冷熱を発生するコンデンシングユニットの凝縮排熱を蒸気・温水発生装置の熱源とする冷却システムに関する。
各種工場においては冷熱と蒸気・温水を同時に利用するケースが多く、例えば食品製造工場においては、空調装置、冷却・凍結装置や冷凍・冷蔵倉庫のように多量の冷熱を使用する反面、蒸気殺菌、加熱工程で多量の低圧蒸気や90℃以上の殺菌洗浄用高温水を使用する。
上記冷熱の生成においては、圧縮式冷媒回路を備える冷却装置によるのが一般的であり、同冷却装置のコンデンシングユニットは冷媒の凝縮熱を冷却塔から大気に排熱として放出している。この排熱はヒートアイランド現象の主な原因であることが指摘されており、排熱を回収できるようにすることは省エネルギの観点からだけではなく環境面からも要求される。
また、上記コンデンシングユニットの圧縮機および冷却塔は、冷却装置に要求される冷凍能力に応じた性能のものを採用する必要があり、通常は冷却負荷が最も大となり、しかも冷却水温度が高くなって凝縮温度が上昇する夏季の日中における外気温湿度の条件下で充分な冷凍能力を得られるようにしなければならず、夏季日中以外の時季、時間帯においては圧縮機、冷却塔の能力が過大となり、装置コスト、ランニングコストともに嵩むという問題がある。
特に、凍結庫用の冷却装置では凍結庫の冷やし込みを行う場合に負荷が極めて大となるので、冷却塔には通常運転時に要求される熱交換能力の1.6倍が要求され、その分規模の大なる冷却塔を設けなければならない。
ヒートポンプ式冷媒回路を用いて排熱回収を行なって蒸気や温水の生成熱源として有効利用するための技術については、従来から各種のものが提案されているが(例えば、特許文献1乃至3参照)、既存のコンデンシングユニットから凝縮排熱を回収することによって冷却装置の凝縮温度を低下せしめ、コンデンシングユニットにおける圧縮機、冷却塔の能力を小規模のものとすることができるようにしたものはない。
また、回収排熱を熱源として蒸気と温水の両方を同時に生成できるようにした構成の装置についても実用化されていないのが現状である。
特開昭59−180016号公報(第1〜5頁、第1図および第2図) 特開昭61−125547号公報(第1〜2頁、第1図および第2図) 特開平7−139847号(第1〜4頁、図1)
本発明は、既存のコンデンシングユニットから凝縮排熱を回収してこの排熱を熱源として蒸気と温水を同時に供給することができ、しかも蒸気のみあるいは温水のみを弁の切り換えによって選択的に供給することもでき、もってエネルギの有効利用を図ることができるとともに、コンデンシングユニットにおける圧縮機、冷却塔により小規模のものを利用できて装置コストおよびランニングコストの低減も期すことのできる冷却システムを提供できるようにすることを課題としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る装置は、圧縮式冷媒回路を備え、同冷媒回路における凝縮排熱を冷却塔にて大気に放出するコンデンシングユニットと、圧縮手段、凝縮手段、膨張弁、蒸発器をこの順に備え、外部から前記凝縮手段に供給される水を同凝縮手段における冷媒の凝縮熱により加熱して蒸気・温水を供給するヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を備え、前記コンデンシングユニットにおける凝縮器からの水を、前記冷却塔と、前記蒸気・温水発生装置における蒸発器とのいずれか一方あるいは両方に切替えて流通させる切替機構を備え、コンデンシングユニットからの凝縮排熱を冷却塔から大気への放出と、蒸気・温水発生装置による回収の一方または両方に切替えることができるように構成し、前記ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を、前記凝縮手段を冷媒往管に直列に接続した第1凝縮器と第2凝縮器で構成し、前記第1凝縮器と第2凝縮器からそれぞれ蒸気と温水が同時に供給されるように構成し、かつ前記圧縮手段を低段側と高段側の2段の圧縮機で構成し、また前記第2凝縮器と前記膨張弁との間における冷媒往管に中間冷却器を設けるとともに、この中間冷却器の気相に一端が接続されたガス冷媒戻し管の他端を、前記低段側圧縮機の吐出側と高段側圧縮機の吸入側との間に接続された中圧冷媒管の途中に接続し、前記第2凝縮器と中間冷却器間の冷媒往管の途中に中間冷却器用の膨張弁とバイパス管とをこれら膨張弁とバイパス管が並列となるように設け、このバイパス管に、外部へ蒸気のみを供給する蒸気供給運転の際には閉ざされているが、蒸気と温水の両方を同時に供給する蒸気・温水供給運転および温水のみを供給する温水供給運転の際には開かれる第1開閉弁を備え、また、前記ガス冷媒戻し管の途中に、前記蒸気供給運転の際には開かれているが、前記蒸気・温水供給運転と温水供給運転の際には閉ざされる第2開閉弁を備え、さらに、前記第2凝縮器への給水管に、前記蒸気供給運転の際には閉ざされているが、前記蒸気・温水供給運転と温水供給運転の際には開かれる第3開閉弁を設けてなるものとしてある。
また、圧縮式冷媒回路を備え、同冷媒回路における凝縮排熱を冷却塔にて大気に放出するコンデンシングユニットと、圧縮手段、凝縮手段、膨張弁、蒸発器をこの順に備え、外部から前記凝縮手段に供給される水を同凝縮手段における冷媒の凝縮熱により加熱して蒸気・温水を供給するヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を備え、前記コンデンシングユニットにおける凝縮器からの水を、前記冷却塔と、前記蒸気・温水発生装置における蒸発器とのいずれか一方あるいは両方に切替えて流通させる切替機構を備え、コンデンシングユニットからの凝縮排熱を冷却塔から大気への放出と、蒸気・温水発生装置による回収の一方または両方に切替えることができるように構成し、前記コンデンシングユニットの起動時において、前記ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を駆動せしめるとともに、前記切替機構がコンデンシングユニットからの冷却水を前記冷却塔と蒸気・温水発生装置の両方に送るよう切替えられるように構成したものとしてある。
さらに、圧縮式冷媒回路を備え、同冷媒回路における凝縮排熱を冷却塔にて大気に放出するコンデンシングユニットと、圧縮手段、凝縮手段、膨張弁、蒸発器をこの順に備え、外部から前記凝縮手段に供給される水を同凝縮手段における冷媒の凝縮熱により加熱して蒸気・温水を供給するヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を備え、前記コンデンシングユニットにおける凝縮器からの水を、前記冷却塔と、前記蒸気・温水発生装置における蒸発器とのいずれか一方あるいは両方に切替えて流通させる切替機構を備え、コンデンシングユニットからの凝縮排熱を冷却塔から大気への放出と、蒸気・温水発生装置による回収の一方または両方に切替えることができるように構成し、前記切替機構を三方制御弁で構成し、この三方制御弁をコントロールする制御回路にコンデンシングユニットの高圧側冷媒圧力と低圧側冷媒圧力を検出する高圧側圧力スイッチと低圧側圧力スイッチを接続し、高圧側または低圧側の冷媒圧力が所定の値を超えるとコンデンシングユニットからの冷却水を前記冷却塔と蒸気・温水発生装置の両方に送り、上記冷媒圧力が予め設定された値以下に低下すると徐々に冷却塔への冷却水の供給を減少せしめるように構成したものとしてある。
また、圧縮式冷媒回路を備え、同冷媒回路における凝縮排熱を冷却塔にて大気に放出するコンデンシングユニットと、圧縮手段、凝縮手段、膨張弁、蒸発器をこの順に備え、外部から前記凝縮手段に供給される水を同凝縮手段における冷媒の凝縮熱により加熱して蒸気・温水を供給するヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を備え、前記コンデンシングユニットにおける凝縮器からの水を、前記冷却塔と、前記蒸気・温水発生装置における蒸発器とのいずれか一方あるいは両方に切替えて流通させる切替機構を備え、コンデンシングユニットからの凝縮排熱を冷却塔から大気への放出と、蒸気・温水発生装置による回収の一方または両方に切替えることができるように構成し、前記切替機構を三方制御弁で構成し、この三方制御弁をコントロールする制御回路に前記蒸気・温水発生装置からの蒸気供給量と温水供給量をそれぞれ検出する流量計を接続し、蒸気供給量と温水供給量が減少するとコンデンシングユニットから前記冷却塔への冷却水の供給量を徐々に大ならしめ、蒸気・温水発生装置が停止されると冷却水の全量を冷却塔へ送るように切替えられるように構成したものとしてある。
さらに前記冷却塔に送る冷却水送出管の途中に冷却水送出枝管の一端を接続するとともに、冷却塔から凝縮器へ冷却水を供給する冷却水供給管の途中に冷却水供給枝管の一端を接続し、前記冷却水送出枝管の他端と冷却水供給枝管の他端を、それぞれ前記蒸気・温水発生装置における蒸発器の水入口と同出口に接続し、かつ前記冷却水送出管と同枝管との分岐部および前記冷却水供給管と同枝管の分岐部に前記切替機構を設け、コンデンシングユニットと冷却塔との間またはコンデンシングユニットと蒸気・温水発生装置との間あるいはコンデンシングユニットと冷却塔および蒸気・温水発生装置の両方との間に冷却水を切替えて流通させるように構成したものとしてある。
また、前記ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置は、前記凝縮手段を冷媒往管に直列に接続した第1凝縮器と第2凝縮器で構成し、前記第1凝縮器と第2凝縮器からそれぞれ蒸気と温水が同時に供給されるように構成したものとしてある。
さらに、前記ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置における第1凝縮器への給水管の途中に、第1凝縮器への給水量を制御するための給水制御手段を設けて、第1凝縮器から温水または蒸気のいずれかを選択的に供給できるようにしたものとしてある。
また、前記ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置における第2凝縮器への給水管の途中に、第2凝縮器への給水量を制御するための給水制御手段を設けて、第2凝縮器への給水量の調節により同第2凝縮器から供給される温水が所要の温度となるよう調節できるようにしたものとしてある。
また、前記ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置における第2凝縮器への給水管の途中に、第2凝縮器への給水量を制御するための給水制御手段を設けて、第2凝縮器への給水量の調節により冷媒往管内における冷媒圧力を常に所定の圧力以下に維持することができるようにしたものとしてある。
本発明によれば、コンデンシングユニットの凝縮排熱を利用して蒸気と温水とを同時に、または蒸気と温水のいずれかを選択的に供給することができ、しかも構造が簡単で構成機器には特殊な構成、構造のものは不要であり、従来から冷凍機に使用されている既存の機器を採用することができて、製造コストの低減も期すことができる。
また、コンデンシングユニットの凝縮排熱を蒸気・温水の生成用熱源として回収するので、凝縮排熱を無駄に大気に放出することがなくて省エネルギ化を図ることができるとともに環境への影響も低減でき、しかもコンデンシングユニットにおいては、凝縮温度を低くすることができ、したがってコンデンシングユニットにおける圧縮機や冷却塔の小型化、低動力化を図ることもでき、装置コストおよびランニングコストの低減を期せる。
なお、冷却塔に冷却水を送る冷却水ポンプの小型化、低動力化も図ることができる。
さらに、コンデンシングユニットにおける冷却塔への冷却水循環路を蒸気・温水装置に導くようにする簡単な構成であるので、既存のコンデンシングユニットへの適用も容易であるという実用上のメリットもある。
以下、本発明に係る装置の実施例を添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
コンデンシングユニット1は圧縮機2、凝縮器3を備え、凝縮器からの冷媒往管4は膨張弁5を介して被冷却室たる凍結庫6の空調器7における蒸発器8の冷媒入口に接続されていて、同蒸発器の冷媒出口に一端が接続された冷媒復管9の他端が前記コンデンシングユニット1の圧縮機2の吸入側に接続されている。
また、コンデンシングユニット1の凝縮器3の冷却水出口に一端が接続された冷却水送出管10の他端が冷却水ポンプ11を介して屋外の冷却塔12の水入口に接続され、同出口に一端が接続された冷却水供給管13の他端が凝縮器の冷却水入口に接続されている。
上述したコンデンシングユニット1、空調器7および冷却塔12で凍結庫6用の冷却装置が構成されていて、コンデンシングユニット1において圧縮、凝縮された冷媒が膨張弁5を経て蒸発器8に送られ、凍結庫内の空気を冷却して圧縮機に戻され、蒸発器で冷却された空気は送風機14によって凍結庫内に送出される。
また、凝縮器において高温冷媒を冷却、液化させた冷却水は前記冷却水送出管10により冷却塔12に送られ、この冷却塔で外気との熱交換により冷却されて凝縮器に供給される。
しかして本発明のシステムにおいては、前記冷却水送出管10と冷却水供給管13の途中にそれぞれ冷却水送出枝管15と冷却水供給枝管16の一端がそれぞれ接続されていて、各枝管の他端は後述する蒸気・温水発生装置17の蒸発器30の水入口18と同出口19にそれぞれ接続されている。
また、冷却水送出枝管15と冷却水供給枝管16の冷却水送出管10、冷却水供給管13との分岐部には、コンデンシングユニットと冷却塔との間またはコンデンシングユニットと蒸気・温水発生装置との間あるいはコンデンシングユニットと冷却塔および蒸気・温水発生装置の両方との間に冷却水を切替えて流通させる切替機構20を設けてある。
上記切替機構20は、例えば冷却水送出管10と同枝管15との分岐部よりも冷却塔寄りの送出管12の途中および冷却水送出枝管の途中にそれぞれ設けた開閉弁V8、V9と、冷却水供給管13と同枝管16との分岐部よりも冷却塔寄りの供給管の途中および冷却水供給枝管の途中にそれぞれ設けた開閉弁V10、V11で構成してある。
そして、夏季の日中のように外気の温湿度が高くて冷却負荷が大となる場合には、上記開閉弁V8、V9、V10、V11を全て開成し、コンデンシングユニットの凝縮排熱によって昇温した冷却水が冷却塔12と蒸気・温水発生装置17の蒸発器30の両方に供給され、これら冷却塔と蒸発器で冷却された冷却水がコンデンシングユニットに戻される。
また、冷却負荷がさほど大ではなく、蒸気や温水を利用しない場合には、前記開閉弁V8、V10が開、開閉弁V9、V11が閉となってコンデンシングユニットからの昇温冷却水は冷却塔12だけに供給される。
さらに、冷却負荷がさほど大ではなく、蒸気や温水を利用する場合には、前記開閉弁V9、V11が開、開閉弁V8、V10が閉となってコンデンシングユニットからの昇温冷却水は蒸気・温水発生装置17だけに供給される。
また、凍結庫内を常温から所要の低温まで冷やし込む必要のあるコンデンシングユニットの起動時においては、先に蒸気・温水発生装置を駆動せしめ、上述した冷却負荷が大である場合と同様にコンデンシングユニットからの冷却水が冷却塔12と蒸気・温水発生装置17の両方に供給されるように切替機構が操作されるようにしておく。
かくすると、起動時における一時的な負荷の増大に十分対応することができ、小能力の圧縮機、冷却塔であってもスムーズな起動を行うことができる。
なお、上述した切替機構20の構成はコンデンシングユニットからの昇温冷却水を冷却塔と蒸気・温水発生装置の一方に切替えてあるいは両方に供給できる構成であれば事が足り、上述した4つの開閉弁に代えて例えば各分岐部に適宜の三方切替弁を設けるようにする場合もあるし、図7に示されるように三方制御弁43を設け、この三方制御弁を制御回路44によりコントロールして、コンデンシングユニット1における冷媒圧力の制御をもできるようにする場合もあり、詳細については後述する。
しかして前記蒸気・温水発生装置17においては、低段側圧縮機21の吐出側に一端が接続された中圧冷媒管22の他端が高段側圧縮機23の吸入側に接続され、上記低段側と高段側の圧縮機で圧縮手段を構成してある。
前記高段側圧縮機23の吐出側に一端が接続された冷媒往管24の他端は凝縮手段たる第1凝縮器25と第2凝縮器26、中間冷却器用膨張弁27、中間冷却器28および蒸発器用膨張弁29を介して蒸発器30に接続されていて、同蒸発器の出口に一端が接続された冷媒復管31の他端が前記低段圧縮機21の吸入側に接続されている。
そして、前記冷媒往管24における中間冷却器用膨張弁27の部分には、同膨張弁を跨ぐバイパス管32を設けてあってこのバイパス管32に後述する第1開閉弁V1を設けてある。
また、前記中間冷却器28の気相に一端が接続されたガス冷媒戻し管33の他端を前記中圧冷媒管22の途中に接続してあって、ガス冷媒戻し管の途中に、後述する第2開閉弁V2を設けてある。
前記第1凝縮器25の2次側入口には第1給水管34を、同出口には蒸気・温水供給管35をそれぞれ接続してあって、上記第1給水管34の途中には給水制御手段たる流量制御弁V4を設けてある。
また、前記第2凝縮器26の2次側入口には第2給水管36を、同出口には温水供給管37をそれぞれ接続してあって、上記第2給水管36の途中には給水制御手段たる流量制御弁V5と、後述する第3開閉弁V3を設けてある。
そして前述したように前記蒸発器30の水入口18には前記冷却水送出枝管15を、同出口19には前記冷却水供給枝管16をそれぞれ接続してある。
上述のように構成した本発明の装置は、例えば冷媒としてオゾン破壊係数ODPがゼロであり、温暖化係数GWPが950と実用化フロン冷媒の中で最も低いR245faを使用し、図3に示す各開閉弁V1、V2、V3の開閉制御によって蒸気供給運転、温水供給運転、蒸気・温水供給運転に切替えられるように構成されており、以下に本発明の装置における作用について説明する。
蒸気供給運転モードにおいては、第1開閉弁V1と第3開閉弁V3が閉、第2開閉弁V2が開とされ、図4に示されるように低段圧縮機21から吐出された冷媒が高段圧縮機23にてさらに圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって第1凝縮器5に流入し、第1給水管34からの水を加熱して蒸気を発生させ、発生した蒸気は蒸気・温水供給管35により外部に供給される。
そして第1凝縮器25で水との熱交換により凝縮した冷媒は第2凝縮器26を流過するが、第2給水管36の第3開閉弁V3が閉止されているので、水との熱交換はせずにそのまま第2凝縮器から流出する。
第2凝縮器26からの冷媒はバイパス管32の第1開閉弁V1が閉止されているので、膨張弁27により減圧されて気化し、中間冷却器28に流入し、同中間冷却器28で気液分離された液相の冷媒は膨張弁29を経て蒸発器30に流入する。
蒸発器30に送られた冷媒は前記膨張弁29による減圧されているとともに、冷却水送出枝管15からの冷却水すなわちコンデンシングユニットの凝縮排熱により昇温された水の熱を奪って気化し、冷媒復管31により低段圧縮機21に戻される。
前記冷却水は蒸発器30にて冷却され、冷却水供給枝管15、冷却水供給管13によりコンデンシングユニットに戻される。
しかして、前記中間冷却器28内のガス冷媒は、第2開閉弁V2が開かれているガス冷媒戻し管33によって前記中圧冷媒管22に戻され、低段圧縮機21を経ずに高段圧縮機23から再び冷媒往管24に送り出される。
上述のように中間冷却器を介在せしめることによってガス冷媒が前記低段側圧縮機21を経ずに高段側圧縮機23から再び第1、第2の凝縮器に送られるので、成績係数COPhを向上せしめることができる。
ところで、前記第1給水管34の流量調節弁V4は、必要な温度の蒸気が供給されるように給水量、給水圧力を適宜制御するためのものとしてあり、流量を小なるものとすれば高温に、大なるものとすれば低温に調節することができる。
次に、蒸気と温水を同時に供給する蒸気・温水供給運転モードでは、第1開閉弁V1と第3開閉弁V3が開、第2開閉弁V2が閉とされ、図5に示されるように低段圧縮機21から吐出された冷媒が高段圧縮機23にてさらに圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって第1凝縮器25に流入し、第1給水管34からの水を加熱して蒸気を発生させ、発生した蒸気は蒸気・温水供給管35により外部に供給される。
そして第1凝縮器25で水との熱交換により凝縮した冷媒は第2凝縮器26に流入し、第3開閉弁V3が開かれている第2給水管36からの水を加熱して温水を発生させてさらに低温の液冷媒となる。
同第2凝縮器26で発生した温水は温水供給管37から外部に供給される。
第2凝縮器26からの冷媒は第1開閉弁V1が開かれているバイパス管32を流過して中間冷却器28に流入し、同中間冷却器28における液冷媒は前述した蒸気供給運転モードの場合と同様に膨張弁29を経て蒸発器30に流入し、蒸発器30にて音電信具ユニットからの昇温冷却水の熱を回収して気化し、低段圧縮機21に戻される。
すなわち、この蒸気・温水供給運転モードでは前記中間冷却器28は受液器として作用する。
上述した蒸気・温水供給運転モードにおいては、第1凝縮器25から蒸気を供給する構成としてあるが、前記流量調節弁V4による給水量、給水圧力の制御によって、第1凝縮器5からも第2凝縮器26と同様に温水を供給する場合もあり、この場合には第1凝縮器25からは高温水を、第2凝縮器26からは中温水をそれぞれ供給することができる。
すなわち、開閉弁V1、V2、V3の開閉状態を前述した蒸気・温水供給運転モードと同様にしたまま、前記流量調節弁のV4の開度を制御することにより、蒸気・温水供給運転モードから温水のみを供給する温水供給運転モードに切替えることができるようになっている。
すなわち、上記流量調節弁V4の開度を蒸気・温水供給運転モードの状態からさらに大なるものとすれば、蒸気・温水供給管35からの蒸気を温水にすることができ、蒸気・温水供給運転モードと温水供給運転モードはこの流量調節弁V4の開度制御で選択することができるようになっている。
なお、蒸気・温水供給管35からの蒸気温度や蒸気と温水の切替は、上述のように第1凝縮器25に供給する水の量を調節すればよいのであるから、本実施例の流量調節弁V4に代えて第1給水管34に水を送る図示を省略した給水ポンプの駆動を制御する場合もある。
また、前記第2給水管36の流量調節弁V5を制御することにより、温水供給管37から供給される温水の温度も所定の範囲内で任意に調節することができ、流量を小なるものとすれば高温に、大なるものとすれば低温に調節することができる。
さらに、上記流量調節弁V5を制御することによって冷媒往管24内における冷媒圧力を調節することもでき、この場合、冷媒往管内における高圧冷媒の圧力を図示省略のセンサで検出し、同圧力が所定の上限圧力となった場合には第2給水管36への給水量を大ならしめて冷媒の温度を低下せしめ、圧力上昇を抑えて高圧冷媒の圧力を所定の範囲内に調節する。
なお、温水供給管36からの温水温度の切替や高圧冷媒の圧力制御は、前述した蒸気・温水供給管35からの蒸気温度や蒸気と温水の切替の場合と同様に、第2凝縮器26に供給する水の量を調節すればよいのであるから、本実施例の流量調節弁V5に代えて第2給水管36に水を送る図示を省略した給水ポンプの駆動を制御する場合もある。
上述した実施例の装置においては、中間冷却器28からの液冷媒がそのまま膨張弁29を経て蒸発器30に送られる構成となっているが、図6に示される第2実施例の装置のように、中間冷却器28と膨張弁29との間に熱交換器40を設け、第3給水管41からの水を加熱して第2温水供給管32から中温水を送出できるようにする場合もある。
なお、同図6中の符号V6は開閉弁、V7は流量調節弁を示し、開閉弁V6は中温水の取り出しの要否に応じて開閉操作され、流量調節弁V7は熱交換器40への給水量を制御して中温水の温度を調節するためのものである。
この第2実施例のものは、第1実施例の装置と同様に図3の表のように運転モードに対応する弁の開閉操作が行われるが、前記開閉弁V6は図3における蒸気供給運転モードに対応する運転モードにおいて開成され、蒸気・温水供給運転モードおよび温水供給運転モードの場合には原則として閉止される。
すなわち、第1実施例における蒸気供給運転モードの場合には第2凝縮器26における熱交換を行わないので、中間冷却器28の液相における冷媒に取り出し可能な熱が残留しており、第2実施例のものの場合にはこの中間冷却器28の液相における冷媒の熱により熱交換器40において中温水を生成することができるのである。
なお、第1実施例の蒸気・温水供給運転モードおよび温水供給運転モードに対応する運転を第2実施例のもので行う場合においても、必要に応じて前記開閉弁V6を開成して比較的温度の低い中温水を取り出すことも可能である。
図7はコンデンシングユニット1からの冷却水を切替機構たる前記三方制御弁43によって冷却塔12と蒸気・温水発生装置17とに送る量の割合を制御できるようにした構成の冷却システムの具体例を示している。
しかして上記三方制御弁43は制御回路44からの指令に従って冷却水の供給割合を制御するものとしてあり、制御回路44はコンデンシングユニット1における高圧側冷媒管に設けた高圧側圧力スイッチ45および低圧側冷媒管に設けた低圧側圧力スイッチ46と接続され、また、蒸気・温水発生装置17における蒸気・温水供給管35および温水供給管37にそれぞれ設けた流量計47、48と接続されている。
上述のように構成したシステムにおいては、コンデンシングユニットの高圧側または低圧側の冷媒圧力が所定の値を超えると高圧側圧力スイッチ45または低圧側圧力スイッチから圧力警告信号が制御回路44に送られ、制御回路はコンデンシングユニットからの冷却水を冷却塔12と蒸気・温水発生装置17の両方に流すよう三方制御弁43をコントロールする。
かくすると、冷却水が冷却塔と蒸気・温水発生装置との両方で冷却されてコンデンシングユニットにおける凝縮温度を低下せしめて冷媒圧力が下げられ、高圧側冷媒圧力が危険な高圧となるのを防止することができ(高圧安全コントロール)、また低圧側冷媒圧力の上昇に伴う圧縮機の過負荷(オーバーロード)の上昇によって圧縮機駆動用モータの焼け付きを防止することができる。
なお、冷却塔12と蒸気・温水発生装置17への冷却水の送水により高圧側冷媒圧力と低圧側冷媒圧力が低下したら冷却塔12への供給を徐々に減少せしめ、その後蒸気・温水発生装置だけに冷却水を供給する。
また、蒸気・温水発生装置17に対する蒸気と温水の必要量が減少すると、制御回路44は流量計からの信号により蒸気や温水の流量が低下したことを検知し、コンデンシングユニットからの冷却水を冷却塔に流し、蒸気・温水発生装置17を停止すると冷却水の全量を冷却塔に流す。
上述のように三方制御弁43による流量制御を行う構成とすることにより、コンデンシングユニット1および蒸気・温水発生装置17のそれぞれの運転状況に応じて冷却水の制御を最も適切な状態にコントロールすることができ、常に安定した運転を行うことができる。
本発明に係る冷却システムの実施例を示す構成図。 蒸気・温水発生装置の具体例を示す構成図。 蒸気・温水発生装置における運転モードと開閉弁の状態を示す表。 蒸気・温水発生装置の蒸気供給運転における冷媒の流れを示す構成図。 蒸気・温水発生装置の蒸気・温水供給運転モードおよび温水供給運転モードにおける冷媒の流れを示す構成図。 蒸気・温水発生装置の他の例を示す構成図。 冷却システムの他の例を示す構成図。
符号の説明
1 コンデンシングユニット
2 圧縮機
3 凝縮器
4 冷媒往管
5 膨張弁
6 凍結庫
7 空調器
8 蒸発器
9 冷媒復管
10 冷却水送出管
11 冷却水ポンプ
12 冷却塔
13 冷却水供給管
14 送風機
15 冷却水送出枝管
16 冷却水供給枝管
17 蒸気・温水発生装置
18 水入口
19 水出口
20 切替機構
21 低段側圧縮機
22 中圧冷媒管
23 高段側圧縮機
24 冷媒往管
25 第1凝縮器
26 第2凝縮器
27 中間冷却器用膨張弁
28 中間冷却器
29 蒸発器用膨張弁
30 蒸発器
31 冷媒復管
32 バイパス管
33 ガス冷媒戻し管
34 第1給水管
35 蒸気・温水供給管
36 第2給水管
37 温水供給管
40 熱交換器
41 第3給水管
42 第2温水供給管
43 三方制御弁
44 制御回路
45 高圧側圧力スイッチ
46 低圧側圧力スイッチ
47、48 流量計
1、V2、V3、V6、V8、V9、V10、V11 開閉弁
4、V5、V7 流量制御弁

Claims (9)

  1. 圧縮式冷媒回路を備え、同冷媒回路における凝縮排熱を冷却塔にて大気に放出するコンデンシングユニットと、圧縮手段、凝縮手段、膨張弁、蒸発器をこの順に備え、外部から前記凝縮手段に供給される水を同凝縮手段における冷媒の凝縮熱により加熱して蒸気・温水を供給するヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を備え、前記コンデンシングユニットにおける凝縮器からの水を、前記冷却塔と、前記蒸気・温水発生装置における蒸発器とのいずれか一方あるいは両方に切替えて流通させる切替機構を備え、コンデンシングユニットからの凝縮排熱を冷却塔から大気への放出と、蒸気・温水発生装置による回収の一方または両方に切替えることができるように構成し、前記ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を、前記凝縮手段を冷媒往管に直列に接続した第1凝縮器と第2凝縮器で構成し、前記第1凝縮器と第2凝縮器からそれぞれ蒸気と温水が同時に供給されるように構成し、かつ前記圧縮手段を低段側と高段側の2段の圧縮機で構成し、また前記第2凝縮器と前記膨張弁との間における冷媒往管に中間冷却器を設けるとともに、この中間冷却器の気相に一端が接続されたガス冷媒戻し管の他端を、前記低段側圧縮機の吐出側と高段側圧縮機の吸入側との間に接続された中圧冷媒管の途中に接続し、前記第2凝縮器と中間冷却器間の冷媒往管の途中に中間冷却器用の膨張弁とバイパス管とをこれら膨張弁とバイパス管が並列となるように設け、このバイパス管に、外部へ蒸気のみを供給する蒸気供給運転の際には閉ざされているが、蒸気と温水の両方を同時に供給する蒸気・温水供給運転および温水のみを供給する温水供給運転の際には開かれる第1開閉弁を備え、また、前記ガス冷媒戻し管の途中に、前記蒸気供給運転の際には開かれているが、前記蒸気・温水供給運転と温水供給運転の際には閉ざされる第2開閉弁を備え、さらに、前記第2凝縮器への給水管に、前記蒸気供給運転の際には閉ざされているが、前記蒸気・温水供給運転と温水供給運転の際には開かれる第3開閉弁を設けてなる冷却システム。
  2. 圧縮式冷媒回路を備え、同冷媒回路における凝縮排熱を冷却塔にて大気に放出するコンデンシングユニットと、圧縮手段、凝縮手段、膨張弁、蒸発器をこの順に備え、外部から前記凝縮手段に供給される水を同凝縮手段における冷媒の凝縮熱により加熱して蒸気・温水を供給するヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を備え、前記コンデンシングユニットにおける凝縮器からの水を、前記冷却塔と、前記蒸気・温水発生装置における蒸発器とのいずれか一方あるいは両方に切替えて流通させる切替機構を備え、コンデンシングユニットからの凝縮排熱を冷却塔から大気への放出と、蒸気・温水発生装置による回収の一方または両方に切替えることができるように構成し、前記コンデンシングユニットの起動時において、前記ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を駆動せしめるとともに、前記切替機構がコンデンシングユニットからの冷却水を前記冷却塔と蒸気・温水発生装置の両方に送るよう切替えられるように構成してなる冷却システム。
  3. 圧縮式冷媒回路を備え、同冷媒回路における凝縮排熱を冷却塔にて大気に放出するコンデンシングユニットと、圧縮手段、凝縮手段、膨張弁、蒸発器をこの順に備え、外部から前記凝縮手段に供給される水を同凝縮手段における冷媒の凝縮熱により加熱して蒸気・温水を供給するヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を備え、前記コンデンシングユニットにおける凝縮器からの水を、前記冷却塔と、前記蒸気・温水発生装置における蒸発器とのいずれか一方あるいは両方に切替えて流通させる切替機構を備え、コンデンシングユニットからの凝縮排熱を冷却塔から大気への放出と、蒸気・温水発生装置による回収の一方または両方に切替えることができるように構成し、前記切替機構を三方制御弁で構成し、この三方制御弁をコントロールする制御回路にコンデンシングユニットの高圧側冷媒圧力と低圧側冷媒圧力を検出する高圧側圧力スイッチと低圧側圧力スイッチを接続し、高圧側または低圧側の冷媒圧力が所定の値を超えるとコンデンシングユニットからの冷却水を前記冷却塔と蒸気・温水発生装置の両方に送り、上記冷媒圧力が予め設定された値以下に低下すると徐々に冷却塔への冷却水の供給を減少せしめるように構成してなる冷却システム。
  4. 圧縮式冷媒回路を備え、同冷媒回路における凝縮排熱を冷却塔にて大気に放出するコンデンシングユニットと、圧縮手段、凝縮手段、膨張弁、蒸発器をこの順に備え、外部から前記凝縮手段に供給される水を同凝縮手段における冷媒の凝縮熱により加熱して蒸気・温水を供給するヒートポンプ式蒸気・温水発生装置を備え、前記コンデンシングユニットにおける凝縮器からの水を、前記冷却塔と、前記蒸気・温水発生装置における蒸発器とのいずれか一方あるいは両方に切替えて流通させる切替機構を備え、コンデンシングユニットからの凝縮排熱を冷却塔から大気への放出と、蒸気・温水発生装置による回収の一方または両方に切替えることができるように構成し、前記切替機構を三方制御弁で構成し、この三方制御弁をコントロールする制御回路に前記蒸気・温水発生装置からの蒸気供給量と温水供給量をそれぞれ検出する流量計を接続し、蒸気供給量と温水供給量が減少するとコンデンシングユニットから前記冷却塔への冷却水の供給量を徐々に大ならしめ、蒸気・温水発生装置が停止されると冷却水の全量を冷却塔へ送るように切替えられるように構成してなる冷却システム。
  5. 前記冷却塔に送る冷却水送出管の途中に冷却水送出枝管の一端を接続するとともに、冷却塔から凝縮器へ冷却水を供給する冷却水供給管の途中に冷却水供給枝管の一端を接続し、前記冷却水送出枝管の他端と冷却水供給枝管の他端を、それぞれ前記蒸気・温水発生装置における蒸発器の水入口と同出口に接続し、かつ前記冷却水送出管と同枝管との分岐部および前記冷却水供給管と同枝管の分岐部に前記切替機構を設け、コンデンシングユニットと冷却塔との間またはコンデンシングユニットと蒸気・温水発生装置との間あるいはコンデンシングユニットと冷却塔および蒸気・温水発生装置の両方との間に冷却水を切替えて流通させるように構成してなる請求項1乃至4に記載の冷却システム。
  6. 前記ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置は、前記凝縮手段を冷媒往管に直列に接続した第1凝縮器と第2凝縮器で構成し、前記第1凝縮器と第2凝縮器からそれぞれ蒸気と温水が同時に供給されるように構成してなる請求項1乃至5に記載の冷却システム。
  7. 前記ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置における第凝縮器への給水管の途中に、第凝縮器への給水量を制御するための給水制御手段を設けて、第凝縮器から温水または蒸気のいずれかを選択的に供給できるようにした請求項またはに記載の冷却システム。
  8. 前記ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置における第2凝縮器への給水管の途中に、第2凝縮器への給水量を制御するための給水制御手段を設けて、第2凝縮器への給水量の調節により同第2凝縮器から供給される温水が所要の温度となるよう調節できるようにした請求項またはに記載の冷却システム。
  9. 前記ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置における第2凝縮器への給水管の途中に、第2凝縮器への給水量を制御するための給水制御手段を設けて、第2凝縮器への給水量の調節により冷媒往管内における冷媒圧力を常に所定の圧力以下に維持することができるようにした請求項1またはに記載の冷却システム。
JP2004198018A 2004-07-05 2004-07-05 冷却システム Expired - Lifetime JP4317793B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004198018A JP4317793B2 (ja) 2004-07-05 2004-07-05 冷却システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004198018A JP4317793B2 (ja) 2004-07-05 2004-07-05 冷却システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006017427A JP2006017427A (ja) 2006-01-19
JP4317793B2 true JP4317793B2 (ja) 2009-08-19

Family

ID=35791878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004198018A Expired - Lifetime JP4317793B2 (ja) 2004-07-05 2004-07-05 冷却システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4317793B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101403452B1 (ko) * 2012-11-01 2014-06-03 주식회사 티이애플리케이션 냉동기 시스템

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4587964B2 (ja) * 2006-01-31 2010-11-24 関西電力株式会社 殺菌用加熱・冷却装置
JP4972421B2 (ja) * 2006-02-01 2012-07-11 関西電力株式会社 ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置
JP4791880B2 (ja) * 2006-05-09 2011-10-12 株式会社東芝 衣類乾燥機
JP2008298406A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Toyo Eng Works Ltd 多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置
JP4981604B2 (ja) * 2007-10-01 2012-07-25 三菱重工業株式会社 蒸気発生装置および蒸気生成方法
US20110197618A1 (en) * 2008-11-12 2011-08-18 Johnson Controls Technology Company Multi-stage heat exchanger
JP4915680B2 (ja) * 2009-06-30 2012-04-11 株式会社東洋製作所 多元ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置
JP2011021806A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Fujitsu General Ltd 水冷ヒートポンプ熱源装置
CN102213505A (zh) * 2010-04-09 2011-10-12 吕瑞强 分流式部分冷热源互补的制冷机副产热水系统
JP5605557B2 (ja) * 2010-08-11 2014-10-15 三浦工業株式会社 ヒートポンプ式蒸気発生装置
JP5993673B2 (ja) * 2012-09-11 2016-09-14 株式会社竹中工務店 ダブルバンドル型冷凍機
KR101856414B1 (ko) * 2017-04-06 2018-05-09 (주)유천써모텍 대온도차 수축열시스템
CN108826678A (zh) * 2018-08-13 2018-11-16 珠海格力电器股份有限公司 换热器结构及空气能热水器
CN111623546A (zh) * 2020-04-26 2020-09-04 珠海格力电器股份有限公司 一种三次节流增焓双冷凝制冷系统、空调器和控制方法
CN111550943A (zh) * 2020-04-26 2020-08-18 珠海格力电器股份有限公司 一种二次节流双冷凝制冷系统、空调器和控制方法
CN111550942A (zh) * 2020-04-26 2020-08-18 珠海格力电器股份有限公司 一种双增焓双冷凝三级压缩制冷系统、空调器和控制方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101403452B1 (ko) * 2012-11-01 2014-06-03 주식회사 티이애플리케이션 냉동기 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006017427A (ja) 2006-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101155496B1 (ko) 히트펌프식 급탕장치
KR101192346B1 (ko) 히트 펌프식 급탕장치
JP4317793B2 (ja) 冷却システム
KR101155497B1 (ko) 히트펌프식 급탕장치
US7210303B2 (en) Transcritical heat pump water heating system using auxiliary electric heater
JP2011052884A (ja) 冷凍空調装置
KR101619016B1 (ko) 핫가스 제상 사이클을 갖는 냉동 장치
JP4044917B2 (ja) ヒートポンプ式蒸気・温水発生装置
JP2017187227A (ja) 冷却装置
JP6388260B2 (ja) 冷凍装置
JP2007051841A (ja) 冷凍サイクル装置
KR20100027353A (ko) 냉장냉동장치
JP2008175402A (ja) 冷凍サイクル装置の運転方法
JP2008082601A (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP4084915B2 (ja) 冷凍システム
JP2017161159A (ja) 空気調和機の室外ユニット
JP2010281544A (ja) 空気調和機
JP6613404B2 (ja) 冷凍システム
JP2006194537A (ja) ヒートポンプ装置
JP3871207B2 (ja) 吸収式と圧縮式とを組合せた冷凍装置
JP3871206B2 (ja) 吸収式と圧縮式とを組合せた冷凍装置
JP3918980B2 (ja) 冷凍装置
JP6455752B2 (ja) 冷凍システム
KR101212686B1 (ko) 히트 펌프식 급탕장치
JPH062965A (ja) 2段圧縮冷凍サイクル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051004

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090428

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4317793

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140529

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250