JP4981604B2 - 蒸気発生装置および蒸気生成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸気を供給するのに好適なヒートポンプを用いた蒸気発生装置および蒸気生成方法に関する。
近年、空気調和装置や給湯設備等において冷却または加熱手段としてヒートポンプを用いたものが一般的になってきている。ヒートポンプとしては、蒸気圧縮サイクルを用いたものや、二酸化炭素を冷媒として用いた超臨界サイクルを用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このように、加熱手段としてヒートポンプを用いることにより、従来の油やガスを燃焼させて熱を供給する方法と比較して、二酸化炭素の排出量削減が可能とされている。
その一方で、蒸気を供給するためには、油やガスの燃焼熱を利用して蒸気を発生させる貫流蒸気ボイラ等が一般的に用いられている。蒸気を供給する場合には、蒸気の液化防止等のために過熱蒸気、例えば120℃の過熱蒸気として供給されている。
特公平7−18602号公報
蒸気圧縮サイクルを用いたヒートポンプの場合、水との間で熱交換を行う熱交換器に高圧側の冷媒の過熱蒸気領域から気液二相領域に遷移し主に凝縮熱伝達により冷媒と熱交換を行うことで過熱蒸気を生成している。
過熱蒸気を生成する場合には、過熱蒸気は温水よりも温度が高いため、高圧側の気液二相領域の冷媒に要求される飽和温度も高くなり、高圧側の気液二相領域における冷媒の飽和圧力も高くなる。このことから、冷媒と蒸気との間で熱交換を行う熱交換器に高い耐圧性が求められ、装置が高価になることから、過熱蒸気の供給コストが高くなるという問題があった。
二酸化炭素を冷媒とする超臨界サイクルのヒートポンプの場合、過熱蒸気を生成するために必要な温度における超臨界状態の冷媒圧力が高圧になるため、熱交換により過熱蒸気を生成する熱交換器に高い耐圧性が求められている。すると、熱交換器が高価なものになり、装置全体が高価になるという問題があった。
一方、貫流蒸気ボイラ等を用いた蒸気の供給場合、ヒートポンプを用いた場合と比較して、ボイラの効率は1以下と低く過熱蒸気を効率よく供給できないという問題があった。
さらに、油やガスの燃焼により排出される排気ガス等には二酸化炭素が含まれ、環境負荷が高いという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、過熱蒸気の供給コスト低減を図るとともに、環境負荷の増加を抑制することができる蒸気発生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の蒸気発生装置は、冷媒であるR134aを超臨界状態に圧縮するターボ圧縮機と、超臨界状態のR134aとの間で熱交換することにより過熱蒸気を生成する蒸気生成部と、該蒸気生成部から流出したR134aの圧力を減圧する高圧側減圧部と、該高圧側減圧部により減圧されたR134aを気相および液相に分離し、気相のR134aを前記ターボ圧縮機の圧縮工程の途中に供給する中間部と、該中間部から流出した液相のR134aの圧力を、さらに減圧する低圧側減圧部と、該低圧側減圧部により減圧された液相のR134aを蒸発させ、蒸発したR134aを前記ターボ圧縮機に供給する蒸発部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、臨界点の温度が100℃近傍のR134a(HFC134a)を冷媒として用いることで、超臨界状態のR134aを用いて過熱蒸気を効率よく生成することができる。つまり、超臨界状態のR134aの温度を、水を加熱して過熱蒸気を生成するのに適した温度、具体的には、生成する過熱蒸気の温度より数十度高い温度に容易にすることができ、過熱蒸気を効率よく生成することができる。
一方、上述の温度における超臨界状態のR134aの圧力は4MPa程度であり、二酸化炭素を用いた超臨界サイクルと比較して、蒸気生成部に供給されるR134aの圧力が低くなる。そのため、蒸気生成部に求められる耐圧性が低くなり、二酸化炭素を用いた超臨界サイクルに用いられる熱交換器と比較して、安価な熱交換器を用いることができる。つまり、蒸気生成部の製造コストを抑制することができるため、過熱蒸気の供給コストを抑制することができる。
冷媒としてR134aを用いたヒートポンプにより過熱蒸気を生成するため、貫流ボイラなどのボイラを用いた過熱蒸気の生成と比較して、過熱蒸気の生成効率が高くなる。また、ボイラを用いた場合と比較して、過熱蒸気を生成する際に放出される二酸化炭素の量が少なくなる。
さらに、ターボ圧縮機を二酸化炭素の排出量が少ない系統電力により駆動することで、過熱蒸気を生成する際に放出される二酸化炭素の量をさらに減少できる。
上記発明においては、前記蒸気生成部には、過熱蒸気を生成するための水を供給する給水ポンプが設けられ、前記給水ポンプにより過熱蒸気の供給が制御されることが望ましい。
本発明によれば、給水ポンプの運転を制御することにより蒸気生成部への水の供給が制御される。蒸気生成部への水の供給が制御されると、蒸気生成部における過熱蒸気の生成も制御されるため、過熱蒸気の供給が制御される。
例えば、要求される蒸気量に対して、ヒートポンプ圧縮機を制御しR134aの熱量を調整する。しかし出力する蒸気を仕様の過熱領域に保つためにはR134aの調整だけでは十分でなく給水ポンプの水量を適切に調整する。つまり過熱蒸気の温度が低下すると蒸気生成部への給水量を過熱蒸気の温度に合わせて減らし、過熱蒸気の温度を所定温度に保つとともに、供給される過熱蒸気の量が減らされる。
一方、過熱蒸気の温度が上昇すると、蒸気生成部への給水量を過熱蒸気の温度に合わせて増やし、過熱蒸気の温度を所定温度に保つとともに、供給される過熱蒸気の量が増やされる。
上記発明においては、前記中間部から流出した液相のR134aと、前記蒸発部で蒸発したR134aとの間で熱交換を行う中間熱交換部が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、相対的に温度の高い中間部から流出した液相のR134aと、相対的に温度の低い蒸発部で蒸発したR134aとの間で熱交換を行うことで、ターボ圧縮機に吸入されるR134aの温度を高くすることができる。ターボ圧縮機における吸入冷媒温度が上昇すると、吐出される冷媒温度も上昇するため、蒸気発生部に供給される超臨界状態のR134aの温度を高くすることができる。
上記発明においては、前記中間部には、R134aの液面の位置を検出する液面検出部が設けられ、前記低圧側減圧部は、前記液面検出部の検出結果に基づいて制御されることが望ましい。
本発明によれば、低圧側減圧部は中間部から流出するR134aの流量を制御することができるため、液面検出部の検出結果に基づいて制御されることにより、中間部のR134aの液面の位置を制御することができる。言い換えると、中間部に常に液相のR134aが存在する状態に制御でき、中間熱交換器に安定して液相のR134aを供給することができる。
そのため、中間部から中間熱交換器に供給されるR134a流量を安定させ、ターボ圧縮機に吸入されるR134aの温度を安定させることができる。
上記発明においては、前記中間熱交換部に供給されるR134aの一部を、前記低圧側減圧部と前記蒸発部との間に導くバイパス流路と、該バイパス流路を流れるR134aの流量を制御するバイパス制御部と、前記ターボ圧縮機に吸入されるR134aの温度を検出する吸入温度検出部と、が設けられ、前記バイパス制御部を流れるR134aの流量は、前記吸入温度検出部の検出結果に基づいて制御され、前記低圧側減圧部を流れるR134aの流量は、前記バイパス流路を流れるR134aの流量に基づいて制御されることが望ましい。
本発明によれば、バイパス流路を流れるR134aの流量を制御することにより、中間熱交換器に流入する液相のR134aの流量が制御される。そのため、中間熱交換器において熱交換される熱量が制御され、ターボ圧縮機に吸入されるR134aの温度が制御される。
つまり、吸入温度検出部の検出結果に基づき、バイパス制御部を制御することにより、ターボ圧縮機に吸入されるR134aの温度を制御することができる。
一方、低圧側減圧部を流れるR134aの流量を制御することにより、中間部から流出する液相のR134aの流量が制御される。そのため、中間部にR134aの液面を保持することができ、中間熱交換器に液相のR134aを安定して供給することができる。
つまり、バイパス流路を流れるR134aの流量に基づいて、低圧側減圧部を流れるR134aの流量を制御することにより、中間熱交換器に液相のR134aを安定して供給することができる。これにより、ターボ圧縮機に吸入されるR134aの温度を安定して制御することができる。
上記発明においては、前記蒸気生成部から流出したR134aと、前記蒸発部で蒸発したR134aとの間で熱交換を行う中間熱交換部が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、相対的に温度の高い蒸気発生部から流出した液相のR134aと、相対的に温度の低い蒸発部で蒸発したR134aとの間で熱交換を行うことで、ターボ圧縮機に吸入されるR134aの温度を高くすることができる。ターボ圧縮機における吸入冷媒温度が上昇すると、吐出される冷媒温度も上昇するため、蒸気発生部に供給される超臨界状態のR134aの温度を高くすることができる。
上記発明においては、前記中間熱交換部に供給されるR134aの一部を、前記高圧側減圧部と前記中間部との間に導くバイパス流路と、該バイパス流路を流れるR134aの流量を制御するバイパス制御部と、前記ターボ圧縮機に吸入されるR134aの温度を検出する吸入温度検出部と、が設けられ、前記吸入温度検出部の検出結果に基づいて、前記バイパス制御部が制御され、前記高圧側減圧部は、前記バイパス流路を流れるR134aの流量に基づいて制御されることが望ましい。
本発明によれば、バイパス流路を流れるR134aの流量を制御することにより、中間熱交換器に流入する液相のR134aの流量が制御される。そのため、中間熱交換器において熱交換される熱量が制御され、ターボ圧縮機に吸入されるR134aの温度が制御される。
つまり、吸入温度検出部の検出結果に基づき、バイパス制御部を制御することにより、ターボ圧縮機に吸入されるR134aの温度を制御することができる。
一方、高圧側減圧部を流れるR134aの流量を制御することにより、蒸気発生部から流出する液相のR134aの流量が制御され、流出するR134aの温度を制御することができる。
つまり、バイパス流路を流れるR134aの流量に基づいて、高圧側減圧部を流れるR134aの流量を制御することにより、蒸気生成部から流出するR134aの温度を安定させることができる。これにより、ターボ圧縮機に吸入されるR134aの温度を安定して制御することができる。
本発明の蒸気生成方法は、冷媒であるR134aを超臨界状態に圧縮する圧縮工程と、超臨界状態のR134aとの熱交換により過熱蒸気を生成する蒸気生成工程と、熱交換した後のR134aの圧力を減圧する高圧側減圧工程と、減圧され気相および液相に分離されたR134aのうち、気相のR134aを前記圧縮工程の途中に供給する中間工程と、分離されたR134aのうちの液相のR134aの圧力を、さらに減圧する低圧側減圧工程と、さらに減圧された液相のR134aを蒸発させ、蒸発したR134aを前記圧縮工程に供給する蒸発工程と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、臨界点の温度が100℃近傍のR134a(HFC134a)を冷媒として用いることで、超臨界状態のR134aを用いて過熱蒸気を効率よく生成することができる。
一方、上述の温度における超臨界状態のR134aの圧力は、二酸化炭素を用いた超臨界サイクルと比較して、蒸気生成工程に供給されるR134aの圧力が低く、蒸気生成工程に用いられる熱交換器の製造コストを抑制することができるため、過熱蒸気の供給コストを抑制することができる。
冷媒としてR134aを用いたヒートポンプにより過熱蒸気を生成するため、貫流ボイラなどのボイラを用いた過熱蒸気の生成と比較して、過熱蒸気の生成効率が高くなる。また、ボイラを用いた場合と比較して、過熱蒸気を生成する際に放出される二酸化炭素の量が少なくなる。
本発明の蒸気発生装置によれば、臨界点の温度が100℃近傍のR134a(HFC134a)を冷媒として用いることで、過熱蒸気を効率よく生成することができ、過熱蒸気の供給コストを抑制することができるという効果を奏する。さらに、上述の温度における超臨界状態のR134aの圧力は4MPa程度であるため、過熱蒸気の供給コストを抑制することができるという効果を奏する。
冷媒としてR134aを用いたヒートポンプにより過熱蒸気を生成するため、ボイラを用いた場合と比較して、過熱蒸気を生成する際に放出される二酸化炭素の量が少なくなり、環境負荷の増加を抑制することができるという効果を奏する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態について図1および図2を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る蒸気発生装置の概略を説明する模式図である。
本実施形態の蒸気発生装置1は、冷媒としてR134a(HFC134a)を用いた超臨界サイクルのヒートポンプを熱源として過熱蒸気を供給するものである。超臨界サイクルとしては、2段圧縮2段膨張を行う超臨界サイクルが用いられている。
蒸気発生装置1には、図1に示すように、ターボ圧縮機2と、蒸気生成部3と、高圧膨張弁(高圧側減圧部)4Hと、中間冷却部(中間部)5と、低圧膨張弁(低圧側膨張部)4Lと、蒸発部7とが設けられ、これらの順にR134aが流れるヒートポンプが構成され、過熱蒸気は上述の蒸気生成部3により生成されている。
ターボ圧縮機2は、蒸発器51から低圧のR134aを吸入して高圧(HP)に圧縮した後、蒸気発生器23に超臨界状態のR134aを吐出する圧縮機である。
ターボ圧縮機2には、吸入する気相のR134aの流量を制御する入口ベーン部11と、吸入したR134aを圧縮する低圧羽根車12Lおよび高圧羽根車12Hと、両羽根車12L,12Hを回転駆動するモータ13およびインバータ部14とが設けられている。
入口ベーン部11は低圧羽根車12Lの上流側に配置され、低圧羽根車12Lに流入する気相のR134aの流量を制御するものである。
低圧羽根車12Lは、蒸発器51から低圧のR134aを吸入し中間圧(MP)に昇圧するものである。低圧羽根車12Lは、入口ベーン部11と高圧羽根車12Hとの間に配置され、モータ13により回転可能に支持されている。
高圧羽根車12Hは、低圧羽根車12Lおよび中間冷却部5から中間圧のR134aを吸入し、高圧に昇圧するものである。高圧羽根車12Hは、低圧羽根車12Lの下流側に配置され、低圧羽根車12Lと同様に、モータ13により回転可能に支持されている。
モータ13は回転軸15を介して高圧羽根車12Hおよび低圧羽根車12Lに接続され、両羽根車12H,12Lを回転駆動するものである。本実施形態においてはモータ13として、密閉型モータを用いる場合に適用して説明する。
モータ13には、インバータ部14から電力が供給され、その回転数が制御される。
インバータ部14はモータ13に供給する電力を制御することによりモータ13の回転数を制御するものである。インバータ部14には、系統電力が供給されている。
蒸気生成部3は、ターボ圧縮機2により圧縮された超臨界状態のR134aと熱交換することにより過熱蒸気を生成するものである。本実施形態では、過熱蒸気が供給される蒸気供給対象20との間で蒸気または蒸気が凝縮した温水を循環する実施例に適用して説明する。
蒸気生成部3には、給水ポンプ21と、給水温度センサ22と、蒸気発生器23と、蒸気温度センサ24と、が設けられている。さらに、蒸気生成部3には、過熱蒸気を生成する温水を軟水化する軟水化装置(図示せず)が設けられている。
給水ポンプ21は、蒸気供給対象20において使用され、凝縮した温水を蒸気発生器23に送り出すポンプである。給水ポンプ21にはインバータ部25が設けられ、インバータ部25により給水ポンプ21は回転制御される。
給水温度センサ22は、給水ポンプ21と蒸気発生器23との間に配置され、蒸気発生器23に供給される温水の温度を計測するものである。
蒸気温度センサ24は、蒸気発生器23と蒸気供給対象20との間に配置され、蒸気発生器23において生成された過熱蒸気の温度を計測するものである。
蒸気発生器23は、超臨界状態および液相のR134aと温水および蒸気との間で熱交換を行い、過熱蒸気を生成する熱交換器である。蒸気発生器23は、R134aの流れ方向と、温水および蒸気の流れ方向とが対向して構成されている。言い換えると、温水および蒸気が流れる配管は、R134a流れの下流側から蒸気発生器23の容器内に入り、上流側から容器外へ出るように配置されている。
なお、蒸気発生器23内の上流側は、超臨界状態で気相のR134aが存在する領域であり、下流側は、液相のR134aが存在する領域である。温水および蒸気が流れる配管は、両領域にわたって配置されている。
蒸気発生器23には、内部のR134aの圧力を計測する蒸気発生器圧力センサ26Hと、蒸気発生器23内のR134aを蒸発器51にバイパスさせるホットガスバイパス部27が設けられている。
ホットガスバイパス部27には、バイパスされるR134aの流量を制御するホットガス弁28が設けられている。
高圧膨張弁4Hは、蒸気発生器23から流出した高圧のR134aを中間圧に減圧する圧力調節弁であって、蒸気発生器23と中間冷却部5との間に配置されている。高圧膨張弁4Hは、蒸気発生器23から流出したR134aの温度を計測する高圧温度センサ31Hの出力に基づいて、高圧膨張弁4Hを通過するR134aの流量を制御している。
中間冷却部5は、中間圧に減圧されたR134aを気相と液相に分離し、気相のR134aをターボ圧縮機2に供給し、液相のR134aを蒸発部7に供給するものである。中間冷却部5には、分離部41と、液面検出センサ42と、ガス供給部43と、液供給部44と、が設けられている。
分離部41は、供給された中間圧に減圧されたR134aを気相と液相とに分離する容器である。
分離部41には、高圧膨張弁4Hにより中間圧に減圧されたR134が供給される配管が接続されているとともに、ターボ圧縮機2に気相のR134a供給するガス供給部43および蒸発器51に液相のR134aを供給する液供給部44が接続されている。
液面検出センサ42は、分離部41において分離された液相のR134aの液面の位置を検出するセンサである。液面検出センサ42の出力は、低圧膨張弁4Lに入力されている。
ガス供給部43は、ターボ圧縮機2の高圧羽根車12Hに気相のR134a供給する配管である。ガス供給部43は、分離部41における上端(図1の上側端部)近傍に接続されている。言い換えると、分離部41における気相のR134aが存在する領域に接続されている。
液供給部44は、蒸発器51に液相のR134aを供給する配管である。液供給部44は、分離部41の下端に接続されている。言い換えると、分離部41における液相のR134aが存在する領域内に接続されている。
液供給部44には、内部を流れる液相のR134aの圧力を計測する中間冷却部圧力センサ45が設けられている。
低圧膨張弁4Lは、中間冷却部5から流出した液相のR134aの圧力を低圧(LP)に減圧する圧力調整弁であって、中間冷却部5と蒸発部7との間に配置されている。低圧膨張弁4Lは、液面検出センサ42の出力に基づいて、低圧膨張弁4Lを通過するR134aの流量を制御している。
蒸発部7は、液相のR134aと熱源50から供給された温水との間で熱交換を行い、R134aを蒸発させるものである。本実施形態では、液相のR134aを蒸発させる温水を熱源50との間で循環させる実施形態に適用して説明する。
蒸発部7には、蒸発器51と、蒸発部圧力センサ52Lと、流入温度センサ53と、流出温度センサ54と、が設けられている。
蒸発器51は、液相のR134aと温水との間で熱交換を行い、液相のR134aを蒸発させる熱交換器である。蒸発器51の内部は液相のR134aが存在する領域(図1の下側の領域)と、気相のR134aが存在する領域(図1の上側の領域)とが存在し、熱源50から供給された温水が流れる配管は、液相のR134aが存在する領域のみに配置されている。
蒸発部圧力センサ52Lは、蒸発部7内の内部のR134aの圧力を計測するセンサである。
熱源50は、液相のR134aとの間で熱交換を行う温水を供給する熱源であり、例えば、空冷ヒートポンプなどを用いることができる。本実施形態では約50℃の温水を受け取り、約55℃の温水を供給するチラーに適用して説明する。なお、供給する温水の温度は約40℃から約55℃の範囲であればよく、特に限定するものではない。
流入温度センサ53は、熱源50から蒸発器51に向かって流れる温水の温度を計測するセンサであり、流出温度センサ54は、蒸発器51から熱源50に向かって流れる温水の温度を計測するセンサである。
次に、上記の構成からなる蒸気発生装置1における蒸気の生成方法について説明する。
蒸気発生装置1により過熱蒸気が生成する場合には、ターボ圧縮機2等から構成されるヒートポンプが運転され、当該ヒートポンプから供給された熱により過熱蒸気が生成される。
以下に、上記ヒートポンプの動作を説明しつつ、過熱蒸気の生成について説明する。
ターボ圧縮機2のモータ13には、図1に示すように、インバータ部14から電力が供給され、モータ13が回転駆動される。モータ13の回転駆動力は、回転軸15を介して低圧羽根車12Lおよび高圧羽根車12Hに伝達され、R134aが超臨界状態まで圧縮される(圧縮工程)。
図2は、図1の蒸気発生装置におけるR134aの状態変化を説明するモリエル線図である。
具体的には、低圧羽根車12Lは、回転駆動されることにより気相のR134aを吸入し、中間圧まで圧縮する(図2におけるA→B)。高圧羽根車12Hは、回転駆動されることにより、低圧羽根車12Lに圧縮されたR134a、および、分離部41から供給される気相のR134aを吸入し、高圧まで圧縮する(図2におけるC→D)。
高圧羽根車12Hから吐出されたR134aは、図2に示すように超臨界状態にあり、その温度は約150℃、圧力は約5MPaである。
ターボ圧縮機2により超臨界状態に圧縮されたR134aは、図1に示すように、蒸気生成部3に供給される。蒸気生成部3では、高温のR134aと、蒸気および温水との間で熱交換が行われ、過熱蒸気が生成される(蒸気生成工程)。
具体的には、蒸気発生器23に流入した約140℃のR134aは、すでに蒸発した蒸気と熱交換を行い120℃の過熱蒸気を生成する。生成された過熱蒸気は、蒸気発生器23から蒸気供給対象20に供給される。
超臨界状態のR134aは、蒸気発生器23の上流側から下流側に向かって流れつつ、蒸気および温水と熱交換を行い、その温度が低下する(図2のD→E)。このとき、蒸気発生器23等の流動抵抗によりR134aの圧力も若干低下する。
蒸気発生器23内を流れるR134aは、臨界点の温度を下回る近傍領域において、気相に近い超臨界状態から液相に相変化する。そのため、蒸気発生器23の下流側領域では、約95℃の液相のR134aとなっている。
上述のように蒸気供給対象20に供給された約120℃の過熱蒸気は、蒸気供給対象20において使用されることにより、凝縮液化してさらに冷やされ約90℃の温水となり、蒸気供給対象20から蒸気発生器23に戻ってくる。
蒸気発生器23に戻ってきた約90℃の温水は、最初に、約100℃の液相のR134aが存在する領域に流入し、熱交換される。その後、温水は、蒸気発生器23の上流側に向かって流れる伴い、より高温のR134aと熱交換され昇温され、蒸発して蒸気となる。最終的には、上述のように約120℃の過熱蒸気となり再び蒸気供給対象20に供給される。
例えば、要求される蒸気量に対して、ヒートポンプ圧縮機を制御しR134aの熱量を調整する。しかし出力する蒸気を仕様の過熱領域に保つためにはR134aの調整だけでは十分でなく給水ポンプの水量を適切に調整する。つまり過熱蒸気の温度が低下すると蒸気生成部への給水量を過熱蒸気の温度に合わせて減らし、過熱蒸気の温度を所定温度に保つとともに、供給される過熱蒸気の量が減らされる。
蒸気発生器23に供給される温水の流量は、蒸気供給対象20に対して過熱蒸気を供給するように給水ポンプ21により制御される。
例えば、蒸気生成部3において蒸気供給対象20に対して超臨界状態のR134aの熱量が不足している場合には、ヒートポンプ圧縮機2を制御し熱力を増加させる。しかし出力する蒸気を仕様の過熱領域に保つためにはR134aの調整だけでは十分でなく給水ポンプ21の水量を適切に調整する。熱交換される熱量に合わせて蒸気生成部3への給水量を減らし、過熱蒸気の温度を所定温度に保つとともに、蒸気供給対象20に供給される過熱蒸気の量が減らされる。
一方、蒸気供給対象20に対して超臨界状態のR134aの熱量が過多の場合には、ヒートポンプ圧縮機2を制御し熱力を減少させる。しかし出力する蒸気を仕様の過熱領域に保つためにはR134aの調整だけでは十分でなく給水ポンプ21の水量を適切に調整する。過熱蒸気の温度を所定温度に保つとともに、蒸気供給対象20に供給される過熱蒸気の量が増やされる。
蒸気生成部3において超臨界状態のR134aと熱交換される熱量は、例えばターボ圧縮機2にかかる負荷や回転数等から推定することができ、これらの値から給水ポンプ21を制御してもよい。
蒸気発生器23から流出した液相のR134aは、図1に示すように、高圧膨張弁4Hにより中間圧にまで減圧される(高圧側減圧工程)。
具体的には、開度が調節可能な絞り弁である高圧膨張弁4Hを通過することにより、高圧のR134aは中間圧に減圧される(図2のE→F)。高圧膨張弁4Hの開度は、高圧温度センサ31Hにより検出されたR134aの温度に基づいて、当該温度が一定になるように制御される。
このように制御されることにより、蒸気発生器23内における液相のR134aの液面の位置が一定に保たれる。
減圧されたR134aは、図1に示すように、中間冷却部5の分離部41に流入する。分離部41では、R134aが気相および液相に分離され、気相のR134aは、ガス供給部43を介してターボ圧縮機2の高圧羽根車12Hに供給される(中間工程、図2のF→C)。高圧羽根車12Hに供給された気相のR134aは、図1に示すように、再び高圧羽根車12Hに圧縮され、上述のサイクルを繰り返す。
一方、液相のR134aは分離部41内で冷却された後(図2のF→G)、液供給部44を介して流出し、低圧膨張弁4Lにより低圧にまで減圧される(低圧側減圧工程、図2のG→H)。具体的には、低圧膨張弁4Lは、液面検出センサ42の検出信号に基づいて、分離部41内の液相のR134aの液面が所定の範囲内に位置するようにフィードバック制御される。
なお、上述のように、分離部41内の液相R134aの液面を略一定に保つように低圧膨張弁4Lをフィードバック制御してもよいし、予め設定したパラメータに基づいてフィードフォワード制御してもよく、特に限定するものではない。
減圧されたR134aは、図1に示すように、蒸発器51に流入する。蒸発器51に流入した液相のR134aは、熱源50から供給された温水と熱交換することにより、蒸発し気相のR134aとなる(蒸発工程)。
具体的には、液相のR134aは下端(図1の下側端部)の近傍から蒸発器51に流入し、蒸発器51の下側に液相のR134aが存在する領域を形成する。当該領域の液相のR134aは、熱源50から供給された約55℃の温水と熱交換して蒸発し、気相のR134aになる。気相のR134aは蒸発器51の上端の近傍から流出し、ターボ圧縮機2の低圧羽根車12Lに吸入され、上述のサイクルを繰り返す。
液相のR134aと熱交換し、温度が約50℃に低下した温水は蒸発器51から熱源50に戻される。熱源50は、戻された約50℃の温水を再び約55℃の温水に加熱し、蒸発器51に供給する。
本実施形態における蒸気発生装置1の運転を開始する場合には、冷媒等の温度に応じて、停止状態から定常運転状態に至るまでの時間を変える制御が行われる。
例えば、蒸気発生装置1の停止期間が比較的長く、冷媒や構成機器等の温度が常温(室温程度)になっている場合には、後述するホット運転よりも定常運転に至るまでの時間を長くしたコールド運転が行われる。
このように制御することで、蒸気発生装置1内の温度や圧力のバランスを取りながら、安全に蒸気発生装置1を起動することができる。
一方、運転停止を繰り返す運転が行われ、蒸気発生装置1の停止期間が比較的短く、冷媒等の温度が定常運転時の温度に近い場合には、上述のコールド運転より定常運転に至るまでの時間を短くしたホット運転が行われる。
このように制御することで、蒸気発生装置1の起動に要する時間を短縮し、過熱蒸気を供給するまでに要する時間を短縮できる。
上記の構成によれば、臨界点の温度が100℃近傍のR134a(HFC134a)を冷媒として用いることで、超臨界状態のR134aを用いて過熱蒸気を効率よく生成することができる。つまり、超臨界状態のR134aの温度を、水を加熱して過熱蒸気を生成するのに適した温度、具体的には、生成する過熱蒸気の温度(約120℃)より数十度高い温度(約150℃)に容易にすることができる。そのため、本実施形態の蒸気発生装置1は、過熱蒸気を効率よく生成することができ、過熱蒸気の供給コストを抑制することができる。
一方、約150℃における超臨界状態のR134aの圧力は4MPa程度であり、二酸化炭素を用いた超臨界サイクルと比較して、蒸気生成部3の蒸気発生器23に供給されるR134aの圧力を低くすることができる。そのため、蒸気発生器23に求められる耐圧性が低くなり、二酸化炭素を用いた超臨界サイクルに用いられる熱交換器と比較して、安価な熱交換器を用いることができる。つまり、蒸気生成部3の製造コストを抑制することができるため、過熱蒸気の供給コストを抑制することができる。
本実施形態の蒸気発生装置1は、冷媒としてR134aを用いたヒートポンプにより過熱蒸気を生成するため、貫流ボイラなどのボイラを用いた過熱蒸気の生成と比較して、過熱蒸気の生成効率が高くなる。また、ボイラを用いた場合と比較して、過熱蒸気を生成する際に放出される二酸化炭素の量を減少させることができる。
さらに、ターボ圧縮機2を二酸化炭素の排出量が少ない系統電力により駆動することで、過熱蒸気を生成する際に放出される二酸化炭素の量をさらに減少することができる。
給水ポンプ21の運転を制御することにより蒸気生成部3への水の供給が制御される。蒸気生成部3への水の供給が制御されると、蒸気生成部3における過熱蒸気の生成も制御されるため、蒸気供給対象20に対して所定温度の過熱蒸気を供給することができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図3および図4を参照して説明する。
本実施形態の蒸気発生装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、中間冷却器のR134aと蒸発部のR134aとの間で熱交換を行うインタークーラが設けられている点が異なっている。よって、本実施形態においては、図3および図4を用いてインタークーラの周辺の構成を説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図3は、本実施形態に係る蒸気発生装置の概略を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
蒸気発生装置101には、図3に示すように、ターボ圧縮機2と、蒸気生成部3と、高圧膨張弁4Hと、中間冷却部5と、中間圧インタークーラ(中間熱交換部)110と、低圧膨張弁4Lと、蒸発部7とが設けられ、これらの順にR134aが流れるヒートポンプが構成されている。
中間圧インタークーラ110は、中間冷却部5から流出した液相のR134aと、蒸発部7において蒸発したR134aとの間で熱交換を行い、ターボ圧縮機2に吸入される気相のR134aの温度を所定の温度にするものである。
中間圧インタークーラ110には、熱交換部111と、バイパス流路112と、バイパス膨張弁(バイパス制御部)113と、が設けられている。
熱交換部111は、中間冷却部5から流出した液相のR134aと、蒸発部7において蒸発したR134aとの間で熱交換を行うものである。熱交換部111は、蒸発器51の内部における気相のR134aが存在する領域(図3の上側の領域)に配置されている。熱交換部111としては、液-ガス式の熱交換器、例えば、フィンアンドチューブ熱交換器や、積層熱交換器を用いることができる。
バイパス流路112およびバイパス膨張弁113は、熱交換部111に流入する液相のR134aの流量を制御することにより、ターボ圧縮機2に吸入される気相のR134aの温度を所定の温度に制御するものである。
バイパス流路112は、一方の端部が中間冷却部5と低圧膨張弁4Lとの間に接続され、他方の端部が低圧膨張弁4Lと蒸発器51との間に接続された配管である。
バイパス膨張弁113はバイパス流路112に設けられ、バイパス流路112を流れる液相のR134aの流量を制御するものである。バイパス膨張弁113は、ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度を計測する吸入温度センサ114から出力される出力信号に基づいて、バイパス流路112を流れる液相のR134aの流量を制御するものである。
低圧膨張弁4Lは、液面検出センサ42の出力とバイパス膨張弁113の開度と、に基づいて低圧膨張弁4Lを通過するR134aの流量を制御するものである。言い換えると、低圧膨張弁4Lの開度は、バイパス膨張弁113の開度に応じて制御され、中間冷却部5から流出する液相のR134aの全体流量を制御するものである。
次に、上記の構成からなる蒸気発生装置101における蒸気の生成方法について説明する。
図4は、図3の蒸気発生装置におけるR134aの状態変化を説明するモリエル線図である。
まず、本実施形態の特徴である、中間圧インタークーラ110の作用から説明を始め、そこから本実施形態の蒸気発生装置101におけるヒートポンプの動作を説明する。
液相のR134aは分離部41内で所定温度(例えば約70℃)冷却された後、液供給部44を介して流出し、その一部は、中間圧インタークーラ110の熱交換部111に導かれる(図4のF→G)。
熱交換部111に流入した液相のR134aは、蒸発器51において蒸発したR134aと熱交換し、蒸発したR134aの温度を昇温させる(図4のO→A1)。一方で、熱交換後の液相のR134aの温度は低下する(図4のG→G1)。
熱交換部111から流出したR134aは、バイパス膨張弁113により低圧にまで減圧される(低圧側減圧工程、図4のG1→H1)。
バイパス膨張弁113は、吸入温度センサ114の検出信号に基づいて、バイパス流路112を流れる液相のR134aの流量を制御することにより、中間圧インタークーラ110に導かれる液相のR134aの流量を制御している。中間圧インタークーラ110に導かれる液相のR134aの流量を制御することにより、中間圧インタークーラ110において熱交換される熱量を制御し、ターボ圧縮機2に吸入される気相のR134aの温度を所定温度、例えば、約70℃に制御している。
一方、分離部41から流出した液相のR134aの残りは、低圧膨張弁4Lに導かれる(図4のF→G)。低圧膨張弁4Lにおいて液相のR134aは低圧にまで減圧され、バイパス膨張弁113を通過したR134aとともに蒸発器51に流入する(図4のG→H)。具体的には、低圧膨張弁4Lは、液面検出センサ42の検出信号およびバイパス膨張弁113の開度に基づいて、分離部41内の液相のR134aの液面が所定の範囲内に位置するようにフィードバック制御される。
低圧膨張弁4Lおよびバイパス膨張弁113を通過したR134aは蒸発器51に流入し、熱源50から供給された温水と熱交換することにより、蒸発し気相のR134aとなる(図4のH→O)。
蒸発したR134aは、中間圧インタークーラ110において、上述のように分離部41から流出した液相のR134aと熱交換することにより、所定温度(例えば約70℃)に昇温される(図4のO→A1)。
昇温されたR134aは、ターボ圧縮機2の低圧羽根車12Lに吸入され、中間圧にまで昇圧される(図4のA1→B1)。中間圧にまで昇圧されたR134aは、高圧羽根車12Hに吸入され高圧にまで昇圧され(図4のC1→D1)、蒸気生成部3に供給される。
ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度が約70℃にまで昇温されているため、吐出されるR134aの温度を容易に約140℃にすることができる。
以後のサイクルは、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
上記の構成によれば、相対的に温度の高い中間冷却部5から流出した液相のR134aと、相対的に温度の低い蒸発部7で蒸発したR134aとの間で熱交換を行うことで、ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度を高くすることができる。ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度が上昇すると、吐出されるR134aの温度も上昇するため、蒸気生成部3に供給される超臨界状態のR134aの温度を高くすることができる。
低圧膨張弁4Lは中間冷却部5から流出するR134aの流量を制御することができるため、液面検出センサ42の検出結果およびバイパス膨張弁113の開度に基づいて制御されることにより、中間冷却部5のR134aの液面の位置を制御することができる。言い換えると、中間冷却部5に常に液相のR134aが存在する状態に制御でき、中間圧インタークーラ110に安定して液相のR134aを供給することができる。
そのため、中間冷却部5から中間圧インタークーラ110に供給されるR134a流量を安定させ、ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度を安定させることができる。
バイパス流路112を流れるR134aの流量を制御することにより、中間圧インタークーラ110に流入する液相のR134aの流量が制御される。そのため、中間圧インタークーラ110において熱交換される熱量が制御され、ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度が制御される。
つまり、吸入温度センサ114の検出結果に基づき、バイパス膨張弁113を制御することにより、ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度を制御することができる。
一方、低圧膨張弁4Lを流れるR134aの流量を制御することにより、中間冷却部5から流出する液相のR134aの流量が制御される。そのため、中間冷却部5にR134aの液面を保持することができ、中間圧インタークーラ110に液相のR134aを安定して供給することができる。
つまり、バイパス流路112を流れるR134aの流量に基づいて、低圧膨張弁4Lを流れるR134aの流量を制御することにより、中間圧インタークーラ110に液相のR134aを安定して供給することができる。これにより、ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度を安定して制御することができる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図5および図6を参照して説明する。
本実施形態の蒸気発生装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、蒸気発生器のR134aと蒸発部のR134aとの間で熱交換を行うインタークーラが設けられている点が異なっている。よって、本実施形態においては、図5および図6を用いてインタークーラの周辺の構成を説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図5は、本実施形態に係る蒸気発生装置の概略を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
蒸気発生装置201には、図5に示すように、ターボ圧縮機2と、蒸気生成部3と、高圧膨張弁4Hと、高圧インタークーラ(中間熱交換部)210と、中間冷却部5と、低圧膨張弁4Lと、蒸発部7とが設けられ、これらの順にR134aが流れるヒートポンプが構成されている。
高圧インタークーラ210は、蒸気発生器23から流出した液相のR134aと、蒸発部7において蒸発したR134aとの間で熱交換を行い、ターボ圧縮機2に吸入される気相のR134aの温度を所定の温度にするものである。
高圧インタークーラ210には、熱交換部211と、バイパス流路212と、バイパス膨張弁(バイパス制御部)213と、が設けられている。
熱交換部211は、蒸気発生器23から流出した液相のR134aと、蒸発部7において蒸発したR134aとの間で熱交換を行うものである。熱交換部211は、蒸発器51の内部における気相のR134aが存在する領域(図5の上側の領域)に配置されている。熱交換部211としては、液-ガス式の熱交換器、例えば、フィンアンドチューブ熱交換器や、積層熱交換器を用いることができる。
バイパス流路212およびバイパス膨張弁213は、熱交換部211に流入する液相のR134aの流量を制御することにより、ターボ圧縮機2に吸入される気相のR134aの温度を所定の温度に制御するものである。
バイパス流路212は、一方の端部が蒸気発生器23と高圧膨張弁4Hとの間に接続され、他方の端部が高圧膨張弁4Hと中間冷却部5との間に接続された配管である。
バイパス膨張弁213はバイパス流路212に設けられ、バイパス流路212を流れる液相のR134aの流量を制御するものである。バイパス膨張弁213は、ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度を計測する吸入温度センサ114から出力される出力信号に基づいて、バイパス流路212を流れる液相のR134aの流量を制御するものである。
高圧膨張弁4Hは、高圧温度センサ31Hの出力とバイパス膨張弁213の開度と、に基づいて高圧膨張弁4Hを通過するR134aの流量を制御するものである。言い換えると、高圧膨張弁4Hの開度は、バイパス膨張弁213の開度に応じて制御されるものであって、高圧膨張弁4Hは、蒸気発生器23から流出する液相のR134aの全体流量を制御し、その温度を制御するものである。
次に、上記の構成からなる蒸気発生装置201における蒸気の生成方法について説明する。
図6は、図5の蒸気発生装置におけるR134aの状態変化を説明するモリエル線図である。
まず、本実施形態の特徴である、高圧インタークーラ210の作用から説明を始め、そこから本実施形態の蒸気発生装置201におけるヒートポンプの動作を説明する。
液相のR134aは蒸気発生器23内で所定温度(例えば約100℃)冷却された後、蒸気発生器23から流出し、その一部は、高圧インタークーラ210の熱交換部211に導かれる(図6のE→E1)。
熱交換部211に流入した液相のR134aは、蒸発器51において蒸発したR134aと熱交換し、蒸発したR134aの温度を昇温させる(図6のO→A1)。一方で、熱交換後の液相のR134aは約80℃まで温度が低下する(図6のE→E1)。
高圧インタークーラ210から流出したR134aは、バイパス膨張弁213により中間圧にまで減圧される(高圧側減圧工程、図6のE1→F1)。
一方、蒸気発生器23から流出した液相のR134aの残りは、高圧膨張弁4Hに導かれ、高圧膨張弁4Hにおいて液相のR134aは中間圧にまで減圧される(図6のE→F)。
具体的には、高圧膨張弁4Hは、高圧膨張弁4Hの開度は、高圧温度センサ31Hにより検出されたR134aの温度、および、バイパス膨張弁213の開度に基づいて、蒸気発生器23から流出するR134aの温度が一定になるように制御される。
このように制御されることにより、蒸気発生器23内における液相のR134aの液面の位置が一定に保たれる。
減圧されたR134aは、バイパス膨張弁213を通過したR134aとともに分離部41に流入する。
分離部41では、R134aが気相および液相に分離され、気相のR134aは、ガス供給部43を介してターボ圧縮機2の高圧羽根車12Hに供給される(中間工程、図6のF1→F→C1)。高圧羽根車12Hに供給された気相のR134aは、再び高圧羽根車12Hに圧縮される。
一方、液相のR134aは分離部41内で冷却された後(図6のF→F1→G)、液供給部44を介して流出し、低圧膨張弁4Lにより低圧にまで減圧される(低圧側減圧工程、図6のG→H)。具体的には、低圧膨張弁4Lは、液面検出センサ42の検出信号に基づいて、分離部41内の液相のR134aの液面が所定の範囲内に位置するようにフィードバック制御される。
減圧されたR134aは、図5に示すように、蒸発器51に流入する。蒸発器51に流入した液相のR134aは、熱源50から供給された温水と熱交換することにより、蒸発し気相のR134aとなる(蒸発工程、図6のH→O)。
蒸発したR134aは、高圧インタークーラ210において、上述のように蒸気発生器23から流出した液相のR134aと熱交換することにより、所定温度(例えば約70℃)に昇温される(図4のO→A1)。
昇温されたR134aは、ターボ圧縮機2の低圧羽根車12Lに吸入され、中間圧にまで昇圧される(図6のA1→B1)。中間圧にまで昇圧されたR134aは、高圧羽根車12Hに吸入され高圧にまで昇圧され(図6のC1→D1)、蒸気生成部3に供給される。
ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度が約70℃にまで昇温されているため、吐出されるR134aの温度を容易に約150℃にすることができる。
以後のサイクルは、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
上記の構成によれば、相対的に温度の高い蒸気発生部3から流出した液相のR134aと、相対的に温度の低い蒸発部7で蒸発したR134aとの間で熱交換を行うことで、ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度を高くすることができる。ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度が上昇すると、吐出されるR134aの温度も上昇するため、蒸気発生部3に供給される超臨界状態のR134aの温度を高くすることができる。
バイパス流路212を流れるR134aの流量を制御することにより、高圧インタークーラ210に流入する液相のR134aの流量が制御される。そのため、高圧インタークーラ210において熱交換される熱量が制御され、ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度が制御される。
つまり、高圧温度センサ31Hの検出結果に基づき、バイパス膨張弁213を制御することにより、ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度を制御することができる。
一方、高圧膨張弁4Hを流れるR134aの流量を制御することにより、蒸気発生部3から流出する液相のR134aの流量が制御され、流出するR134aの温度を制御することができる。
つまり、バイパス流路212を流れるR134aの流量に基づいて、高圧膨張弁4Hを流れるR134aの流量を制御することにより、蒸気生成部3から流出するR134aの温度を安定させることができる。これにより、ターボ圧縮機2に吸入されるR134aの温度を安定して制御することができる。
本発明の第1の実施形態に係る蒸気発生装置の概略を説明する模式図である。 図1の蒸気発生装置におけるR134aの状態変化を説明するモリエル線図である。 本発明の第2の実施形態に係る蒸気発生装置の概略を説明する模式図である。 図3の蒸気発生装置におけるR134aの状態変化を説明するモリエル線図である。 本発明の第3の実施形態に係る蒸気発生装置の概略を説明する模式図である。 図5の蒸気発生装置におけるR134aの状態変化を説明するモリエル線図である。
符号の説明
1,101,210 蒸気発生装置
2 ターボ圧縮機
3 蒸気生成部
4H 高圧膨張弁(高圧側減圧部)
4L 低圧膨張弁(低圧側膨張部)
5 中間冷却部(中間部)
7 蒸発部
110 中間圧インタークーラ(中間熱交換部)
112,212 バイパス流路
113,213 バイパス膨張弁(バイパス制御部)
210 高圧インタークーラ(中間熱交換部)

Claims (10)

  1. 冷媒であるR134aを超臨界状態に圧縮するターボ圧縮機と、
    超臨界状態にあるR134aとの間で熱交換することにより過熱蒸気を生成する蒸気生成部と、
    該蒸気生成部から流出したR134aの圧力を減圧する高圧側減圧部と、
    該高圧側減圧部により減圧されたR134aを気相および液相に分離し、気相のR134aを前記ターボ圧縮機の圧縮工程の途中に供給する中間部と、
    該中間部から流出した液相のR134aの圧力を、さらに減圧する低圧側減圧部と、
    該低圧側減圧部により減圧された液相のR134aを蒸発させ、蒸発したR134aを前記ターボ圧縮機に供給する蒸発部と、
    が設けられていることを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 前記蒸発部は、熱源から約40℃から約55℃の範囲の温水が供給されて、前記温水とR134aとの間で熱交換することを特徴とする請求項1記載の蒸気発生装置。
  3. 前記蒸気生成部には、過熱蒸気を生成するための水を供給する給水ポンプが設けられ、
    前記給水ポンプにより過熱蒸気の供給が制御されることを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気発生装置。
  4. 前記中間部から流出した液相のR134aと、前記蒸発部で蒸発したR134aとの間で熱交換を行う中間熱交換部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の蒸気発生装置。
  5. 前記中間部には、R134aの液面の位置を検出する液面検出部が設けられ、
    前記低圧側減圧部は、前記液面検出部の検出結果に基づいて制御されることを特徴とする請求項記載の蒸気発生装置。
  6. 前記中間熱交換部に供給されるR134aの一部を、前記低圧側減圧部と前記蒸発部との間に導くバイパス流路と、該バイパス流路を流れるR134aの流量を制御するバイパス制御部と、前記ターボ圧縮機に吸入されるR134aの温度を検出する吸入温度検出部と、が設けられ、
    前記バイパス制御部を流れるR134aの流量は、前記吸入温度検出部の検出結果に基づいて制御され、
    前記低圧側減圧部を流れるR134aの流量は、前記バイパス流路を流れるR134aの流量に基づいて制御されることを特徴とする請求項またはに記載の蒸気発生装置。
  7. 前記蒸気生成部から流出したR134aと、前記蒸発部で蒸発したR134aとの間で熱交換を行う中間熱交換部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の蒸気発生装置。
  8. 前記中間熱交換部に供給されるR134aの一部を、前記高圧側減圧部と前記中間部との間に導くバイパス流路と、該バイパス流路を流れるR134aの流量を制御するバイパス制御部と、前記ターボ圧縮機に吸入されるR134aの温度を検出する吸入温度検出部と、が設けられ、
    前記吸入温度検出部の検出結果に基づいて、前記バイパス制御部が制御され、
    前記高圧側減圧部は、前記バイパス流路を流れるR134aの流量に基づいて制御されることを特徴とする請求項記載の蒸気発生装置。
  9. 冷媒であるR134aを超臨界状態に圧縮する圧縮工程と、
    超臨界状態にあるR134aとの熱交換により過熱蒸気を生成する蒸気生成工程と、
    熱交換した後のR134aの圧力を減圧する高圧側減圧工程と、
    減圧され気相および液相に分離されたR134aのうち、気相のR134aを前記圧縮工程の途中に供給する中間工程と、
    分離されたR134aのうちの液相のR134aの圧力を、さらに減圧する低圧側減圧工程と、
    さらに減圧された液相のR134aを蒸発させ、蒸発したR134aを前記圧縮工程に供給する蒸発工程と、
    が設けられていることを特徴とする蒸気生成方法。
  10. 前記蒸発工程は、熱源から約40℃から約55℃の範囲の温水が供給されて、前記温水とR134aとの間で熱交換することを特徴とする請求項9記載の蒸気生成方法。
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