JP2007155266A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジメチルエーテルと二酸化炭素との混合冷媒を用いた場合であっても、圧縮機からの吐出温度を下げることで保護装置を不要とすること。
【解決手段】ジメチルエーテルと二酸化炭素とを混合した冷媒を用いる冷凍サイクル装置10において、圧縮機11、凝縮器12、膨張弁13、蒸発器14とが順次接続された冷凍サイクルユニットと、圧縮機11が吐出する冷媒の吐出温度が所定温度以上になったときに、蒸発器14又は蒸発器14出口側の低圧側冷媒と凝縮器12又は凝縮器12出口側の高圧側冷媒とを熱交換させる内部熱交換器40とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】ジメチルエーテルと二酸化炭素とを混合した冷媒を用いる冷凍サイクル装置10において、圧縮機11、凝縮器12、膨張弁13、蒸発器14とが順次接続された冷凍サイクルユニットと、圧縮機11が吐出する冷媒の吐出温度が所定温度以上になったときに、蒸発器14又は蒸発器14出口側の低圧側冷媒と凝縮器12又は凝縮器12出口側の高圧側冷媒とを熱交換させる内部熱交換器40とを備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、空気調和装置、冷凍機、ヒートポンプ式給湯機等の冷凍サイクル装置に関し、特に高効率・高信頼性のものが得られる技術に関する。
冷凍サイクル装置、特にヒートポンプ式給湯機の冷媒として二酸化炭素(CO2)を使用したものがある(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、自然冷媒である二酸化炭素を利用する場合には、高圧で圧縮する必要があり、この高圧による安全性確保のために装置全体の耐圧の強化等の対策が必要である。
このため、ジメチルエーテル(DME)と二酸化炭素との混合冷媒を使用することが提案されている。前記混合冷媒であれば、二酸化炭素を冷媒とした場合に比べ、使用圧力を低下させることができ、高効率な冷凍サイクルを得ることができる。
特開2001−201177号公報
上述したジメチルエーテルと二酸化炭素との混合冷媒を用いた冷凍サイクルでは、次のような課題が考えられる。すなわち、前記混合冷媒の物性上、圧縮機出口側の吐出温度が高くなるという特徴を有する。冷媒の吐出温度が高くなると圧縮機に使用される材料の使用温度範囲を逸脱する可能性が高くなるため、吐出温度を下げる保護装置が必要となり、装置が複雑化するとともに、製造コストが上昇する虞がある。
そこで本発明は、高効率のサイクルを実現するためにジメチルエーテルと二酸化炭素との混合冷媒を用いた場合であっても、圧縮機からの吐出温度を下げることで保護装置を不要とすることができる冷凍サイクル装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の冷凍サイクル装置は次のように構成されている。
ジメチルエーテルと二酸化炭素とを混合した冷媒を用いる冷凍サイクル装置において、圧縮機、放熱器、膨張装置、蒸発器とが順次接続された冷凍サイクルユニットと、前記圧縮機の出口と膨張装置の入口間の高圧側冷媒と前記膨張装置の出口と圧縮機の入口間の低圧側冷媒とを熱交換させる熱交換手段とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、高効率のサイクルを実現するためにジメチルエーテルと二酸化炭素との混合冷媒を用いた場合であっても、圧縮機からの吐出温度を下げることで保護装置を不要とすることが可能となる。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る冷凍サイクル装置10の構成を示すブロック図、図2は同冷凍サイクル装置10におけるP−h線図(圧力−エンタルピ線図)、図3はT−h線図(温度−エンタルピ線図)である。
冷凍サイクル装置10は、圧縮機11と、この圧縮機11の出口側に接続された放熱器12と、この放熱器12の出口側に接続された膨張装置である膨張弁13と、この膨張弁13の出口側に接続されるとともに、その出口側が圧縮機11に接続された蒸発器14からなる冷凍サイクルユニットを有している。なお、図中15は圧縮機11の出口側の冷媒温度に基づいて、後述する二方弁30,31の開閉を指令する制御部を示している。この冷凍サイクル装置10には、ジメチルエーテルと二酸化炭素が所定の割合(例えば、5:95〜30:70)で混合された混合冷媒が用いられている。
放熱器12の出口側と膨張弁13の入口側との間には、第1分岐20及び第2分岐21が設けられ、第1分岐20と第2分岐21との間には二方弁30が設けられている。また、第1分岐20は内部熱交換器40を介して第2分岐21に接続されている。
蒸発器14の出口側と圧縮機11の入口側との間には、第3分岐22及び第4分岐23が設けられ、第3分岐22と第4分岐23との間には二方弁31が設けられている。また、第3分岐22は内部熱交換器40を介して第4分岐23に接続されている。
このように構成された冷凍サイクル装置10においては、次のようにして冷凍サイクルの運転が行われる。なお、通常時には二方弁30,31は開かれている。
冷凍サイクル装置10の運転が開始されると、通常の冷凍サイクルで混合冷媒が圧縮−凝縮−膨張−蒸発−圧縮のサイクルで運転される。このときのサイクルは図2及び図3中実線Pで示されたものとなる。
次に、圧縮機11の出口における混合冷媒の温度が所定温度を超えると、二方弁30,31が閉じる。これにより、混合冷媒は内部熱交換器40側へ導入され、高圧側と低圧側との熱交換が行われる(図3中α1,α2)。すなわち、蒸発の一部を内部熱交換器40が受け持つことになり、蒸発器14が吸入すべき熱量を減少でき、膨張弁13の絞り量を小さくして蒸発温度及び蒸発圧力を上昇させることができる。蒸発圧力の上昇に伴い、圧縮機11の吸込圧力も上昇し、吐出温度の低下につながる(図3中ΔT)。このときのサイクルは図2及び図3中破線Qで示されたものとなる。
上述したように本実施の形態に係る冷凍サイクル装置10によれば、内部熱交換器40において蒸発器14が吸入すべき熱量を減少することができるため、蒸発温度及び蒸発圧力を上昇させることで、運転時における圧縮機11の温度上昇を防止し、装置の信頼性を高めることができる。
図4は本発明の第2の実施の形態に係る冷凍サイクル装置50の構成を示すブロック図、図5は同冷凍サイクル装置10におけるT−h線図(温度−エンタルピ線図)である。図4において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
冷凍サイクル装置50においては、放熱器12の代わりに、放熱器12A及び放熱器12Bが設けられ、これら放熱器12A及び放熱器12Bの中間に、第1分岐20及び第2分岐21が設けられている。
このように構成されていると上述した冷凍サイクル装置10と同様にして運転が行われる。すなわち、圧縮機11の出口における混合冷媒の温度が所定温度を超えると、二方弁30,31が閉じ、混合冷媒は内部熱交換器40側へ導入され、高圧側と低圧側との熱交換が行われる(図5中β1,β2)。そして、圧縮機11の吸込圧力が上昇し、吐出温度が低下する(図5中ΔT)。
放熱器12Aと放熱器12Bの間の混合冷媒は、前述した放熱器12の出口よりも高い温度となるため、蒸発器14の出口温度が高い場合においても内部熱交換器40における熱交換のための温度差を確保しやすくなる。
上述したように本実施の形態に係る冷凍サイクル装置50によれば、前述した冷凍サイクル装置10と同様の効果を得ることができるとともに、蒸発器14の出口温度が高い場合においても内部熱交換器40における熱交換のための温度差を確保しやすくなる。
図6は本発明の第3の実施の形態に係る冷凍サイクル装置60の構成を示すブロック図である。図6において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
冷凍サイクル装置60においては、蒸発器14の代わりに、蒸発器14A及び蒸発器14Bが設けられ、これら蒸発器14A及び蒸発器14Bの中間に、第3分岐22及び第4分岐23が設けられている。
このように構成されていると上述した冷凍サイクル装置10と同様にして運転が行われる。すなわち、圧縮機11の出口における混合冷媒の温度が所定温度を超えると、二方弁30,31が閉じ、混合冷媒は内部熱交換器40側へ導入され、高圧側と低圧側との熱交換が行われる。そして、圧縮機11の吸込圧力が上昇し、吐出温度が低下する。
蒸発器14Aと蒸発器14Bの間の混合冷媒は、前述した蒸発器14の出口よりも低い温度となるため、放熱器12の出口温度が低い場合においても内部熱交換器40における熱交換のための温度差を確保しやすくなる。
上述したように本実施の形態に係る冷凍サイクル装置60によれば、前述した冷凍サイクル装置10と同様の効果を得ることができるとともに、放熱器12の出口温度が低い場合においても内部熱交換器40における熱交換のための温度差を確保しやすくなる。
なお、前記第1ないし第3の実施の形態に係る冷凍サイクル装置おいて、放熱器12、12A出口側の冷媒又は蒸発器14、14A出口側の冷媒のいずれか一方は、常時内部熱交換器を通るようにしても良い。このようにした場合にも、同様の効果を得ることができるとともに、二方弁30又は31のいずれかを省略することができる。
さらには、放熱器12、12A出口側の冷媒及び蒸発器14、14A出口側の冷媒の両方が、常時内部熱交換器を通るようにし、常時熱交換させるようにしても良い。その場合には、二方弁30及び31の両方を省略することができる。
図7は本発明の第4の実施の形態に係る冷凍サイクル装置70の構成を示すブロック図である。図7において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
冷凍サイクル装置70は、圧縮機11と、この圧縮機11の出口側に接続された放熱器12と、この放熱器12の出口側に接続された膨張装置である膨張弁13と、この膨張弁13の出口側に接続されるとともに、その出口側が圧縮機11に接続された蒸発器14からなる冷凍サイクルユニットを有している。放熱器12の入口側と蒸発器14の出口側は、補助膨張弁71を介して接続されている。
このように構成された冷凍サイクル装置70では、蒸発器14出口側では入口に比べ蒸発温度が高く、空気との温度差が小さいため、未蒸発液が残りやすいという不具合を解消する。すなわち、吐出ガスの一部を補助膨脹弁71を介して蒸発器14出口に流入させる。蒸発器14から出た蒸発完了していない2相冷媒と吐出過熱蒸気を直接接触熱交換することにより、吸込みガスの液バックを防止するとともに蒸発(低圧側)圧力を高くし、高低圧差が少なくなることから吐出温度も抑えることができる。
図8は本発明の第5の実施の形態に係る冷凍サイクル装置80の構成を示すブロック図である。図8において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
冷凍サイクル装置80は、圧縮機11と、この圧縮機11の出口側に接続された放熱器12と、この放熱器12の出口側に接続された膨張装置である膨張弁13と、この膨張弁13の出口側に接続されるとともに、その出口側が圧縮機11に接続された蒸発器14からなる冷凍サイクルユニットを有している。放熱器12の入口側と蒸発器14の出口側が内部熱交換器81に接続されている。
冷凍サイクル装置80では、圧縮機11からの吐出ガスと蒸発器14出口を内部熱交換器81において熱交換させ、蒸発器14から出た蒸発完了していない2相冷媒を完全に蒸発させる。吸込みガスの液バックを防止するとともに蒸発(低圧側)圧力を高くし、高低圧差が少なくなることから吐出温度も抑えることができる。
図9は本発明の第6の実施の形態に係る冷凍サイクル装置90の構成を示すブロック図である。図9において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
冷凍サイクル装置80は、圧縮機11と、この圧縮機11の出口側に接続された放熱器12と、この放熱器12の出口側に接続された膨張装置である膨張弁13と、この膨張弁13の出口側に接続されるとともに、その出口側が圧縮機11に接続された蒸発器14からなる冷凍サイクルユニットを有している。
放熱器12の出口側と膨張弁13の入口側との間には第1分岐91が設けられ、膨張弁13と蒸発器14との間には第2分岐92が設けられている。第1分岐91と第2分岐92との間には、バイパス管93が設けられている。バイパス管93は内部熱交換器94において蒸発器14の出口側と熱交換されるとともに、補助膨張弁95が設けられている。
冷凍サイクル装置90では、2方弁による選択的に熱交換させるのではなく、放熱器12と膨張弁13の間から蒸発器14出口に設けられた内部熱交換器94と膨張弁95を介し、膨張弁13と蒸発器14の入口側の間に戻すバイパス回路を設ける。これにより補助膨張弁95の開度により内部熱交換器94における熱交換量を連続的に制御することができ、最適な運転が可能となる。
図10は本発明の第7の実施の形態に係る冷凍サイクル装置100の構成を示すブロック図である。図10において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
冷凍サイクル装置100は、圧縮機11と、この圧縮機11の出口側に接続された放熱器12と、この放熱器12の出口側に接続された膨張装置である膨張弁13と、この膨張弁13の出口側に接続されるとともに、その出口側が圧縮機11に接続された蒸発器14からなる冷凍サイクルユニットを有している。
放熱器12の出口側と膨張弁13の入口側との間に気液分離器101、膨張弁13と蒸発器14の入口側には第1分岐102が設けられており、気液分離器101と第1分岐102とがバイパス管103を介して接続されている。バイパス管103は内部熱交換器104において蒸発器14の出口側と熱交換されるとともに、補助膨張弁105が設けられている。
冷凍サイクル装置100では、放熱器12においても温度勾配があるため、放熱器12出口に近づくにつれて熱交換温度差が取れにくくなり、未凝縮冷媒が残るという不具合を解決する。すなわち、気液分離器101で分離されたガス成分を蒸発器14出口冷媒と内部熱交換器104により熱交換させ、蒸発器14入口に流入させる。内部熱交換器104では、気液分離器101のガスは冷却され、蒸発器14出口冷媒は未蒸発分があれば蒸発する。液バック防止、吐出温度上昇抑制を行うことができるとともに膨張弁13における二相での膨張を防ぎ、制御を安定させることができる。
図11は本発明の第8の実施の形態に係る冷凍サイクル装置110の構成を示すブロック図である。図11において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
冷凍サイクル装置110は、圧縮機11と、この圧縮機11の出口側に接続された放熱器12と、この放熱器12の出口側に接続された膨張装置である膨張弁13A,13Bと、膨張弁13Bの出口側に接続されるとともに、その出口側が圧縮機11に接続された蒸発器14からなる冷凍サイクルユニットを有している。
膨張弁13Aと膨張弁13Bとの間に気液分離器111、膨張弁13Bと蒸発器14の入口側には第1分岐112が設けられており、気液分離器111と第1分岐112とがバイパス管113を介して接続されている。バイパス管113は内部熱交換器114において蒸発器14の出口側と熱交換されるとともに、補助膨張弁又はキャピラリ115が設けられている。
冷凍サイクル装置110では、気液分離器111にて分離するガス量を増加させることにより、内部熱交換器114での熱交換量を増大させ、圧縮機11吸込みの状態を最適に制御することができる。当然、キャピラリよりも補助膨張弁の方がガス量を調整し易く、制御範囲が広くなる。
図12は本発明の第9の実施の形態に係る冷凍サイクル装置120の構成を示すブロック図である。図12において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
冷凍サイクル装置120は、圧縮機11と、この圧縮機11の出口側に接続された放熱器12と、この放熱器12の出口側に接続された膨張装置である膨張弁13と、この膨張弁13の出口側に接続されるとともに、その出口側が圧縮機11に接続された蒸発器14からなる冷凍サイクルユニットを有している。
放熱器12の出口側と膨張弁13の入口側との間に気液分離器121、蒸発器14の出口側と圧縮機11との間には第1分岐122が設けられており、気液分離器121と第1分岐122とがバイパス管123を介して接続されている。バイパス管123には補助膨張弁124とヒータ125が設けられている。
冷凍サイクル装置120では、気液分離器121で分離されたガス成分を蒸発器14出口冷媒と合流させ、直接接触熱交換させる。ガスのバイパス管123にヒータ125等の外部熱源を導入することで効果を高めることもできる。
図13は本発明の第10の実施の形態に係る冷凍サイクル装置130の構成を示すブロック図である。図13において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
冷凍サイクル装置130は、圧縮機11と、この圧縮機11の出口側に接続された放熱器12と、この放熱器12の出口側に接続された膨張装置である膨張弁13と、この膨張弁13の出口側に接続されるとともに、その出口側が圧縮機11に接続された蒸発器14からなる冷凍サイクルユニットを有している。
放熱器12の出口側と膨張弁13の入口側との間に気液分離器131、膨張弁13と蒸発器14の入口側には第1分岐132が設けられており、気液分離器101と第1分岐102とがバイパス管133を介して接続されている。バイパス管133は内部熱交換器134において蒸発器14の出口側と熱交換されるとともに、補助膨張弁135が設けられている。
冷凍サイクル装置130では、気液分離器131の液冷媒の一部を蒸発器14出口冷媒と熱交換させる。これにより、蒸発圧力を上昇させても液バックを防止でき、吐出温度上昇を抑制できる。
図14は本発明の第11の実施の形態に係る冷凍サイクル装置140の構成を示すブロック図である。図14において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
冷凍サイクル装置140は、圧縮機11と、この圧縮機11の出口側に接続された放熱器12と、この放熱器12の出口側に接続された膨張装置である膨張弁13A,13Bと、膨張弁13Bの出口側に接続されるとともにその出口側が圧縮機11に接続された蒸発器14からなる冷凍サイクルユニットを有している。
膨張弁13Aと膨張弁13Bとの間に気液分離器141、膨張弁13Bと蒸発器14の入口側には第1分岐142が設けられており、気液分離器111と第1分岐112とがバイパス管113を介して接続されている。バイパス管113は内部熱交換器114において蒸発器14の出口側と熱交換されるとともに、補助膨張弁又はキャピラリ115が設けられている。
冷凍サイクル装置140では、気液分離器141で分離する液冷媒の温度を補助膨張弁115により制御することで最適な熱交換量に制御しやすくなる。
なお、上記各実施の形態においては、圧縮機から吐出された高圧側の冷媒が放熱器により凝縮される例で説明したが、本発明は高圧側の冷媒が凝縮状態となるものに限らず、より高い圧力で超臨界状態、すなわち、圧縮機からの吐出冷媒の状態がP−h線図上における飽和液線と飽和蒸気線との交点における圧力と温度以上となるものであって、放熱器が超臨界領域で作動するも良い。本発明は、このような場合においても圧縮機からの吐出温度を下げることで保護装置を不要とすることが可能となる。
また、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10,50〜140…冷凍サイクル装置、11…圧縮機、12,12A,12B…凝縮器、13,13A,13B…膨張弁、14,14A,14B…蒸発器、15…制御部、30,31…二方弁、40…内部熱交換器。
Claims (5)
- ジメチルエーテルと二酸化炭素とを混合した冷媒を用いる冷凍サイクル装置において、
圧縮機、放熱器、膨張装置、蒸発器とが順次接続された冷凍サイクルユニットと、
前記圧縮機の出口と膨張装置の入口間の高圧側冷媒と前記膨張装置の出口と圧縮機の入口間の低圧側冷媒とを熱交換させる熱交換手段とを備えていることを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 前記蒸発器出口から前記圧縮機入口までの低圧側冷媒と、前記放熱器出口から前記膨張弁までの高圧側冷媒との間で熱交換することを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記蒸発器出口から前記圧縮機入口までの低圧側冷媒と、前記放熱器中間位置の高圧側冷媒との間で熱交換することを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記蒸発器中間位置の低圧側冷媒と、前記放熱器出口から前記膨張弁までの高圧側冷媒との間で熱交換することを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
- 低圧側冷媒と高圧側冷媒を熱交換させるとき、前記膨張装置の絞り量を小さくなるように制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷凍サイクル装置。
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