JP5918597B2 - 駐車空間検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車車両間の駐車空間を検知する駐車空間検知装置に関する。
従来、駐車車両の側方経路を自車両が移動しながら超音波センサ等の測距センサで駐車車両までの距離を逐次検知し、その検知結果に基づいて駐車車両間の駐車空間を検知する駐車空間検知装置が知られている(例えば特許文献1参照)。例えば、特許文献1の発明では、水平広角度ソナーおよび車速センサを用いて座標平面上に駐車領域検出ライン(距離検知点の点列データ)を作成する。駐車領域検出ラインに駐車車両検出部が複数ある場合には、座標平面上に各駐車車両の仮想中心点を設定する。そして、各仮想中心点間の距離が一般的な駐車幅の2倍以上の場合に駐車空間があると判断している。
特開2011−34297号公報
しかし特許文献1の発明では、2台分の距離検知点の点列データの検知を完了しないと、各駐車車両の仮想中心点を求めることができない。つまり、2台の駐車車両を完全に通過しないと駐車空間を検知できず、駐車空間の検知タイミングが遅いという問題点がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、早期に駐車空間を検知できる駐車空間検知装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、同列に駐車された第1車両(71)と第2車両(72)に挟まれた駐車空間(5)を検知する駐車空間検知装置(1)であって、
自車両(6)の進行方向を第1方向、その第1方向に垂直な方向を第2方向として、
前記自車両が前記第1車両及び前記第2車両の側方経路(2)を前記第1車両側から前記第2車両側の方向に移動しながら、前記自車両の側方に存在する前記第1車両又は前記第2車両までの距離を逐次検知する距離検知手段(20)と、
前記距離検知手段で前記距離を検知するときの前記距離検知手段の位置である測定位置を算出する位置算出手段(S13)と、
前記測定位置を基準として前記自車両の側方に前記距離検知手段による検知距離だけ離れた点を距離検知点(91、92)として算出する検知点算出手段(S14)と、
各々の前記測定位置での前記距離検知点(91)の点列データに基づいて、前記第1車両のコーナーのうち前記側方経路側かつ前記駐車空間側に位置する第1コーナー(711)の位置を算出する第1コーナー算出手段(S16)と、
前記距離検知手段による距離検知の検知範囲(21)を特定するデータを記憶する記憶手段(11)と、
前記距離検知手段による前記第1車両からの距離検知の後に、前記距離検知手段による距離検知がされなくなった状態である第1状態を判断する第1状態判断手段(S17〜S19)と、
前記第1状態判断手段が前記第1状態を判断した場合に、当該第1状態のときの前記測定位置を基準とした前記データで特定される前記検知範囲(211)の、当該測定位置から前記第1方向に最も離れた点である端点(82)を算出する端点算出手段(S51)と、
前記第2車両のコーナーのうち前記側方経路側かつ前記駐車空間側に位置する第2コーナー(721)の位置を、前記自車両が前記第2車両の側方領域に進入する前のタイミングで推定する手段であって、前記第1状態のときに推定する前記第2コーナー(83)の位置として、前記端点算出手段が算出した前記端点における前記第1方向の座標を前記第2コーナーにおける前記第1方向の座標とし、前記第1コーナーにおける前記第2方向の座標を前記第2コーナーにおける前記第2方向の座標とする第2コーナー推定手段(S20)と、
前記第1コーナー算出手段が算出した前記第1コーナー(81)と前記第2コーナー推定手段が推定した前記第2コーナー(83)の間の空間(51)を前記駐車空間として推定する空間推定手段(S30)と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、同列に駐車された第1車両(71)と第2車両(72)に挟まれた駐車空間(5)を検知する駐車空間検知装置(1)であって、
自車両(6)の進行方向を第1方向、その第1方向に垂直な方向を第2方向として、
前記自車両が前記第1車両及び前記第2車両の側方経路(2)を前記第1車両側から前記第2車両側の方向に移動しながら、前記自車両の側方に存在する前記第1車両又は前記第2車両までの距離を逐次検知する距離検知手段(20)と、
前記距離検知手段で前記距離を検知するときの前記距離検知手段の位置である測定位置を算出する位置算出手段(S13)と、
前記測定位置を基準として前記自車両の側方に前記距離検知手段による検知距離だけ離れた点を距離検知点(91、92)として算出する検知点算出手段(S14)と、
各々の前記測定位置での前記距離検知点(91)の点列データに基づいて、前記第1車両のコーナーのうち前記側方経路側かつ前記駐車空間側に位置する第1コーナー(711)の位置を算出する第1コーナー算出手段(S16)と、
前記距離検知手段による前記第1車両からの距離検知の後、前記距離検知手段による距離検知がされなくなる第1状態を経た後に前記距離検知手段による距離検知が再開された状態である第2状態を判断する第2状態判断手段(S21、S22)と、
前記第2車両のコーナーのうち前記側方経路側かつ前記駐車空間側に位置する第2コーナー(721)の位置を、前記自車両が前記第2車両の側方領域に進入する前のタイミングで推定する手段であって、前記第1状態の開始点となる前記距離検知点(914)と、前記第1状態の終了点となる前記距離検知点(921)の中点を通る、前記第2方向に向いた線である中心線(841)に対する前記第1コーナーの鏡像点(85)を、前記第2状態のときの前記第2コーナーの位置として推定する第2コーナー推定手段(S23)と、
前記第1コーナー算出手段が算出した前記第1コーナー(81)と前記第2コーナー推定手段が推定した前記第2コーナー(85)の間の空間(52)を前記駐車空間として推定する空間推定手段(S30)と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、同列に駐車された第1車両(71)と第2車両(72)に挟まれた駐車空間(5)を検知する駐車空間検知装置(1)であって、
自車両(6)の進行方向を第1方向、その第1方向に垂直な方向を第2方向として、
前記自車両が前記第1車両及び前記第2車両の側方経路(2)を前記第1車両側から前記第2車両側の方向に移動しながら、前記自車両の側方に存在する前記第1車両又は前記第2車両までの距離を逐次検知する距離検知手段(20)と、
前記距離検知手段で前記距離を検知するときの前記距離検知手段の位置である測定位置を算出する位置算出手段(S13)と、
前記測定位置を基準として前記自車両の側方に前記距離検知手段による検知距離だけ離れた点を距離検知点(91、92)として算出する検知点算出手段(S14)と、
各々の前記測定位置での前記距離検知点(91)の点列データに基づいて、前記第1車両のコーナーのうち前記側方経路側かつ前記駐車空間側に位置する第1コーナー(711)の位置を算出する第1コーナー算出手段(S16)と、
前記距離検知手段による前記第1車両からの距離検知に連続して前記第2車両からの距離検知がされた状態である第3状態を判断する第3状態判断手段(S25)と、
前記第3状態判断手段が前記第3状態を判断した場合に、前記距離検知点の点列データの中から前記第1車両からの距離検知と前記第2車両からの距離検知の境目となる前記距離検知点である境目検知点(95)を検知する境目検知手段(S71〜S77)と、
前記第2車両のコーナーのうち前記側方経路側かつ前記駐車空間側に位置する第2コーナー(721)の位置を、前記自車両が前記第2車両の側方領域に進入する前のタイミングで推定する手段であって、前記境目検知手段が検知した前記境目検知点を通る、前記第2方向に向いた線である中心線(86)に対する前記第1コーナーの鏡像点(87)を、前記第3状態のときの前記第2コーナーの位置として推定する第2コーナー推定手段(S27)と、
前記第1コーナー算出手段が算出した前記第1コーナー(81)と前記第2コーナー推定手段が推定した前記第2コーナー(87)の間の空間(53)を前記駐車空間として推定する空間推定手段(S30)と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第2車両の距離検知点の点列データの検知を完了しなくても、第2車両のコーナーの位置を得ることができる。よって、早期に、第1コーナーと第2コーナー間の空間を駐車空間として検知できる。
駐車支援システム1のブロック図である。 駐車空間を検知する場面の一例を示した図である。 駐車支援ECU10による空間検知処理のフローチャートである。 S16の処理の詳細を示した第1例のフローチャートである。 S16の処理の詳細を示した第2例のフローチャートである。 S16の処理の詳細を示した第3例のフローチャートである。 図4の処理による1台目コーナー81の検知方法を説明する図である。 図5の処理による1台目コーナー81の検知方法を説明する図である。 図6の処理による1台目コーナー81の検知方法を説明する図である。 S20の処理の詳細を示したフローチャートである。 S20の処理が実行されるときの状況を例示した図である。 指向性φ、最大検知距離MaxLから設定した検知範囲213を示した図である。 S23の処理の詳細を示したフローチャートである。 S23の処理が実行されるときの状況を例示した図である。 1台目の距離検知に連続して2台目の距離検知がなされる状況を例示した図である。 S25の処理の詳細を示したフローチャートである。 自車両6が2台目の駐車車両72の側方も通過した状況を示した図である。 本発明の駐車空間の検知タイミングを説明する図である。 従来の駐車空間の検知タイミングを説明する図である。
以下、本発明に係る駐車空間検知装置の実施形態を説明する。図1は、本実施形態の駐車支援システム1のブロック図を示している。駐車支援システム1は自車両6(図2参照)に搭載されている。駐車支援システム1は、駐車支援ECU10と、その駐車支援ECU10に接続された測距センサ20、車速センサ31及び操舵角センサ32とを備えている。なお、駐車支援システム1が本発明の「駐車空間検知装置」に相当する。測距センサ20は、駐車支援ECU10からの指示に基づいて、自車両6の側方に向けて超音波等の探査波を逐次送信し、その探査波が障害物に当たって反射した反射波を逐次受信する。そして、測距センサ20は、探査波の送信タイミングと反射波の受信タイミングに基づいて、障害物までの距離を検知するセンサである。測距センサ20で検知された検知情報(検知距離)は駐車支援ECU10に入力される。測距センサ20は、探査波を送信しその探査波の反射波を受信するセンサであれば良く、音波を用いるものであっても、光波を用いるものであっても、電波を用いるものであっても良い。測距センサ20としては、例えば超音波センサ、レーザレーダ、ミリ波レーダ等のセンサを用いることができる。
測距センサ20は、自車両6の側方に探査波を送信するように、図2に示すように例えば自車両6の左右側面に1つずつ配置される。図2には、測距センサ20による障害物の検知範囲21を示している。その検知範囲21の指向性φ(探査波の放射範囲角度)は例えば70°〜120°程度となっている。検知範囲21の中心線(測距センサ20の正面方向)は、例えば自車両6の車幅方向(左右方向)に略平行の向きとなっている。なお、その中心線は、車幅方向に対して例えば20°程度まで傾いていても良い。また、測距センサ20が障害物を検知可能な最大検知距離MaxL(測距センサ20と検知範囲21の先端間の距離)は例えば4m〜10m程度となっている。
車速センサ31は自車両6の車速を検知するセンサである。車速センサ31で検知された検知情報(車速)は駐車支援ECU10に入力される。操舵角センサ32は自車両6のステアリングの操舵角を検知するセンサである。自車両6が直進状態で走行するときの操舵角を中立位置(0度)とし、その中立位置からの回転角度を操舵角として出力する。操舵角センサ32で検知された検知情報(操舵角)は駐車支援ECU10に入力される。
駐車支援ECU10は、CPU、ROM、RAM等から構成されたマイコンを主体として構成され、測距センサ20、車速センサ31、操舵角センサ32から入力された各検知情報に基づいて、自車両6の駐車を支援する各種処理を実行する。具体的には、駐車支援ECU10は、駐車空間を検知する空間検知処理や、検知した駐車空間に自車両6が駐車できるか否かを判定する駐車判定処理や、駐車可と判定した駐車空間に自車両6を自動で駐車させる自動駐車処理を実行する。駐車支援ECU10が実行する処理の詳細は後述する。また、駐車支援ECU10は、測距センサ20の検知範囲21(図2参照)に関連する関連データが記憶されたROM等のメモリ11を備えている。具体的には、メモリ11には、関連データとして、予め計測された、検知範囲21を示した計測データが記憶されている。また、メモリ11には、関連データとして、測距センサ20の指向性φ(探査波の放射範囲角度)や、測距センサ20の最大検知距離MaxLが記憶されたとしても良い。さらに、メモリ11には、関連データの他にも、後述する図3等の処理に必要なデータも記憶されている。例えば、メモリ11には一般的な車両の幅(車幅又は車長)を示した幅データが記憶されている。
ここで、図2は、駐車支援ECU10が駐車空間を検知する場面の一例を示した図である。図2には、同列(並列)に配置された2台の駐車車両71、72を示している。また、図2では、それら駐車車両71、72が一定以上の空間5を空けて配置された例を示している。自車両6は、駐車車両71、72の側方経路2(厳密には駐車車両71、72のフロント面に隣接する経路)を、図2の紙面方向で右側から左側に移動している。駐車支援ECU10は、その自車両6の移動時に、測距センサ20で駐車車両71、72までの距離を逐次検知し、その検知された距離に基づいて駐車空間5を検知している。以下、駐車支援ECU10による空間検知処理の詳細を説明する。
図3は、駐車支援ECU10による空間検知処理のフローチャートである。図2の場面を想定して、図3の処理を説明する。この図3の処理は、例えば駐車支援の開始を指示するスイッチ(図示外)が自車両6の乗員に操作されたことに基づいて、開始される。なお、自車両6が駐車車両71の手前の位置O(図2参照)に位置しているときに図3の処理が開始されたとする。図3の処理を実行する間、駐車支援ECU10は、測距センサ20に指示をして、自車両6の側方に存在する障害物(駐車車両71、72)までの距離を一定時間おきに逐次検知させる。
図3の処理が開始されると、先ず、現在時間を示したパラメータt(n)をゼロに設定する(S11)。また、測距センサ20による距離検知の計測カウントを示したパラメータnを1に設定する(S11)。なお、計測カウントnは、測距センサ20が距離を検知する度に1ずつ増加していく。そして、駐車支援ECU10は、各計測カウントnでの時間t(n)(t(1)を基準とした時間)を計測している。S11では、断続区間開始カウントCnt0Srtをゼロに設定する(S11)。なお、断続区間開始カウントCnt0Srtは、測距センサ20による距離検知が途切れる区間(断続区間)の開始位置を特定するパラメータである。例えば、断続区間開始カウントCnt0Srt=nの場合は、計測カウントnの位置で断続区間が開始されたことを示している。また、断続区間開始カウントCnt0Srtがゼロとは、現時点では断続区間が無いことを示している。
また、S11では、1台目の駐車車両71のコーナーのうち経路2側かつ駐車空間5側に位置するコーナー711(図2参照。以下1台目コーナーという)の検知の有無を示したフラグ(1台目検知フラグ)Car1Flgをゼロ(検知無)に設定する(S11)。また、2台目の駐車車両72のコーナーのうち経路2側かつ駐車空間5側に位置するコーナー721(図2参照。以下2台目コーナーという)の推定の有無を示したフラグ(2台目推定フラグ)Car2Flgをゼロ(推定無)に設定する(S11)。なお、2台目推定フラグCar2Flgは、2台目コーナー721の推定の有無に加えて、その推定方法の種類を示したフラグでもある。
また、S11では、図3の処理開始時における自車両6(測距センサ20)の位置を原点O、自車両6の進行方向をX軸、そのX軸に直角なY軸から構成された基準座標平面を設定する。なお、図2では、原点O、X軸41、Y軸42を図示している。
次に、現時点(計測カウントn)の測距センサ20が検知した検知距離L(n)を取得する(S12)。なお、測距センサ20による距離検知がされなかった場合(測距センサ20の検知範囲21に障害物が存在しない場合)には、検知距離L(n)=0とする。次に、現在の計測カウントnにおける(検知距離L(n)を検知したときにおける)測距センサ20のセンサ位置Attd(n)を算出する(S13)。このセンサ位置Attd(n)は、S11で設定した基準座標平面における座標(AtttdX(n)、AttdY(n))として算出される。具体的には、計測カウントnにおける時間t(n)、車速センサ31による車速及び操舵角センサ32による操舵角に基づいて、センサ位置Attd(n)を算出する。時間t(n)と車速によって原点Oからの自車両6(測距センサ20)の距離を算出でき、操舵角によって、自車両6(測距センサ20)の進行方向を算出できる。例えば、自車両6の進行方向が変化しない場合には、センサ位置Attd(n)は図2のX軸41上に位置することになる。なお、S13で算出されるセンサ位置Attd(n)が本発明における「測定位置」に相当する。
次に、センサ位置Attd(n)を基準として測距センサ20の正面方向(自車両6の側方)に検知距離L(n)だけ離れた基準座標平面上の点Dtct(DtctX(n)、DtctY(n))を距離検知点として算出する(S14)。図2には、S14で算出される距離検知点Dtct(n)を符号91、92で図示している。自車両6の移動にともなってS12〜S14の処理を繰り返し実行することで、図2に示すように、距離検知点91、92の点列データが得られる。符号91で示す距離検知点は1台目の駐車車両71から得られる距離検知点を示している。符号92で示す距離検知点は2台目の駐車車両72から得られる距離検知点を示している。なお、図2では、自車両6は駐車車両72の側方を未だ通過していないので、実際は未だ距離検知点92は検知されていない。図2では、説明の便宜のために距離検知点92を点線で図示している。
図2に示すように、距離検知点91、92は、駐車車両71、72のフロント面と略一致した位置にプロットされた距離検知点93と、駐車車両71、72から離れた位置にプロットされた距離検知点94とを含む。距離検知点93は、自車両6(測距センサ20)が駐車車両71、72の正面に位置しているときに得られる距離検知点である。また、距離検知点94は、自車両6(測距センサ20)が駐車車両71、72の正面に位置していないときに得られる距離検知点である。距離検知点94で示すように、駐車車両71、72の正面領域に自車両6(測距センサ20)が進入する少し前から測距センサ20による距離検知が開始される。また、その正面領域を自車両6が通過した後も少しの間は測距センサ20による距離検知が継続する。これは、測距センサ20は、ある程度広い指向性φを有しており、測距センサ20の正面方向以外の方向の障害物も検知されるためである。距離検知点94の検知距離は、測距センサ20が駐車車両71、72の正面に位置していない分だけ、距離検知点93の検知距離よりも大きな値となる。具体的には、距離検知点94は、駐車車両71、72から離れるにしたがって大きくなっていく。そのため、距離検知点93及び距離検知点94から構成される点列データは、各駐車車両71、72を中心とした経路2側に湾曲した略放物線状となる。
図3の説明に戻り、次いで、1台目検知フラグCar1Flgがゼロか1か、つまり1台目コーナー711(図2参照)を未だ検知していないか、既に検知したかを判断する(S15)。1台目検知フラグCar1Flgがゼロの場合には(S15:Yes)、1台目コーナー711を未だ検知していないとして、S16で1台目コーナー711の検知を試みる。ここで、図4〜図6はS16の処理の詳細のフローチャートである。図4〜図6の処理は、互いの異なる方法で1台目コーナー711を検知する処理となっている。S16では、図4〜図6の処理のいずれかが実行される。先ず、図4の処理から説明する。
図4の処理に移行すると、先ず、1台目の駐車車両71から得られた距離検知点91のデータ数が所定数(図4では「3」)以上か否かを判断する(S41)。なお、図3の処理を開始して最初に検知される距離検知点の点列データを、1台目の駐車車両71の距離検知点91とすれば良い。距離検知点91のデータ数が所定数以上でなければ(S41:No)、後述する放物線近似できるだけのデータ数がそろっていないとして、図4の処理を終了する。この場合は、例えば自車両6が未だ1台目の駐車車両71の側方を通過していない状況や、そもそも駐車車両71が存在しない状況が想定される。
距離検知点91のデータ数が所定数以上の場合には(S41:Yes)、S42の処理に進む。S42では、図7に示すように、距離検知点91の点列データを放物線911で近似する(S42)。その放物線911は例えば最小二乗法を用いて決定される。次に、放物線911の頂点Top(TopX、TopY)を算出する(S42)。図7では、その頂点Topを符号912で図示している。次に、放物線911の決定係数が所定値(図4では「0.8」)以上か否かを判断する(S43)。なお、決定係数は、放物線911の値と距離検知点91の値の残差の多少を示した係数であり、「1」に近い程残差が少ないことを示している。決定係数の算出方法は公知であるので省略する。決定係数が所定値未満の場合には(S43:No)、放物線911の精度が低いとして、図4の処理を終了する。この場合には、1台目コーナー711の検知は行われないことになる。
一方、決定係数が所定値以上の場合には(S43:Yes)、放物線911の精度が高いとして、1台目コーナー711の位置を算出するS44の処理を行う。具体的には、S44では、S42で算出した頂点Top(TopX、TopY)に基づいて、1台目コーナー711の位置Car1(Car1X、Car1Y)を算出する。具体的には、図7に示すように、頂点TopのX座標TopXに、メモリ11に記憶された幅データWideの半分を足した値を、1台目コーナー711のX座標Car1Xとする。つまり、Car1X=TopX+Wide/2とする。なお、本実施形態は、駐車車両71、72が並列駐車している実施形態となっているので、本実施形態では幅データWideとして一般的な車両の車幅を示した車幅データを採用している。また、頂点TopのY座標TopYをそのまま1台目コーナー711のY座標Car1Yとする。つまり、Car1Y=TopYとする。図7では、S44で算出された1台目コーナー711の位置を符号81で示している。このように、図4の処理を実行することで、実際の1台目コーナー711と略一致したコーナー位置81を検知できる。また、S44では、1台目検知フラグCar1Flg=1(検知有)に設定する。その後、図4の処理を終了して、図3の処理に戻る。
次に、図5の処理を説明する。図5の処理に移行すると、先ず、距離検知点91の点列データのX方向範囲が、一般的な車両の幅(メモリ11に記憶された幅データWide)以上か否かを判断する(S45)。そのX方向範囲が幅Wide未満の場合には(S45:No)、1台目コーナー711を検知できるだけのデータ数がそろっていないとして、図4の処理を終了する。この場合も、図4のS41が否定判断されたときと同様に、例えば自車両6が未だ1台目の駐車車両71の側方を通過していない状況や、そもそも駐車車両71が存在しない状況が想定される。
距離検知点91のX方向範囲が幅Wide以上の場合には(S45:Yes)、S46の処理に進む。S45の処理が肯定される場合は、図2のように、自車両6が1台目の駐車車両71の側方を通過した状況を想定している。S46では、距離検知点91の点列データの中点MiddleCar1(MiddleCar1X、MiddleCar1Y)を算出する。具体的には図8に示すように、例えば、距離検知点91の点列データの中で最初に検知された距離検知点913と、現時点の(最後に検知された)距離検知点914の中心線CL(Y軸42に平行な線)を算出する(S46)。そして、距離検知点91の点列データの中でその中心線CLに最も近い距離検知点915を中点MiddleCar1とする(S46)。
次いで、中点MiddleCar1に基づいて1台目コーナー711の位置Car1(Car1X、Car1Y)を算出する(S47)。具体的には、図8に示すように、中点MiddleCar1のX座標MiddleCar1Xに、一般的な車両の幅Wideの半分を足した値を、1台目コーナー711のX座標Car1Xとする。つまり、Car1X=MiddleCar1X+Wide/2とする。また、中点MiddleCar1のY座標MiddleCar1Yをそのまま1台目コーナー711のY座標Car1Yとする。つまり、Car1Y=MiddleCar1Yとする。図8では、S47で算出された1台目コーナー711の位置を符号81で示している。このように、図4の処理に代えて、図5の処理を実行したとしても、実際の1台目コーナー711と略一致したコーナー位置81を検知できる。また、S47では、1台目検知フラグCar1Flg=1(検知有)に設定する。その後、図5の処理を終了して、図3の処理に戻る。
次に、図6の処理を説明する。図6の処理に移行すると、先ず、距離検知点91の点列データのX方向範囲が一般的な車両の幅Wide以上か否かを判断する(S48)。このS48の処理は図5のS45の処理と同じである。X方向範囲が幅Wide未満の場合には(S48:No)、図6の処理を終了する。X方向範囲が幅Wide以上の場合には(S48:Yes)、S49の処理に進む。
S49では、図9に示すように、距離検知点91の点列データの中で最後に検知された(現時点の)距離検知点914に基づいて、1台目コーナー711の位置Car1(Car1X、Car1Y)を算出する(S49)。具体的には、距離検知点914のX座標DtctX(Car1EndCount)から所定量dX差し引いた値を、1台目コーナー711のX座標Car1Xとする(S49)。つまり、Car1X=DtctX(Car1EndCount)−dXとする。なお、所定量dXは、最後の距離検知点914と駐車車両71の側面(駐車空間5側の側面)間の距離に相当する量として予めメモリ11に記憶されている。最後の距離検知点914と駐車車両71の位置関係は、駐車車両71の種類等の計測環境が変わったとしても似たような傾向を示す。そのため、所定量dXを予め定めたとしても、精度上大きな問題は無いと考えられる。
一方、S49では、距離検知点91の点列データの中で検知距離が最も小さい距離検知点916(図9参照)のY座標MinDtctYを、1台目コーナー711のY座標Car1Yとする。つまり、Car1Y=MinDtctYとする。なお、図9に示すように、距離検知点916として、駐車車両71のフロント面と略一致した位置にプロットされた点を想定している。図9では、S49で算出された1台目コーナー711の位置を符号81で示している。このように、図4、図5の処理に代えて、図6の処理を実行したとしても、実際の1台目コーナー711と略一致したコーナー位置81を検知できる。また、S49では、1台目検知フラグCar1Flg=1(検知有)に設定する。その後、図6の処理を終了して、図3の処理に戻る。なお、図2には、図4〜図6の処理で算出された1台目コーナー81を図示している。なお、以下では、実際の1台目コーナーを述べるとき以外は、符号「81」を用いて1台目コーナーを述べる。
図3の説明に戻り、S16の処理の後、1台目検知フラグCar1Flgが1かゼロかを判断する(S17)。つまり、先のS16の処理で、1台目コーナー81を検知できたか否かを判断する(S17)。1台目検知フラグCar1Flgがゼロの場合には(S17:No)、S31の処理に進む。S31では、図3の処理、つまり駐車空間を検知する処理の終了指示の有無を判断する(S31)。終了指示が無い場合には(S31:No)、計測カウントnを次のカウント値に更新する(n=n+1、S32)。そして、最新の計測カウントnに対して、上述のS12〜S16の処理を実行して、1台目コーナー81の検知を試みる。
S17において、1台目検知フラグCar1Flgが「1」の場合には(S17:Yes)、S18の処理に進む。一方、S15において、1台目検知フラグCar1Flgが「1」の場合も(S15:No)、S18の処理に進む。S18では、2台目推定フラグCar2Flgがゼロか否か、つまり、2台目コーナー721(図2参照)の位置を未だ推定していないか既に推定したかを判断する(S18)。2台目推定フラグCar2Flgがゼロの場合には(S18:Yes)、S19の処理に進む。S19では、現時点(計測カウントn)での測距センサ20による距離検知が途絶えたか否か、つまり検知距離L(n)がゼロか否かを判断する(S19)。検知距離L(n)がゼロ、つまり測距センサ20による距離検知が途絶えた場合には(S19:Yes)、S20の処理に進む。この場合には、図11に示す状況、つまり1台目の最後の距離検知点914から距離検知点の検知が途絶えた状況(本発明の「第1状態」に相当)を想定している。2台目の駐車車両72からの距離検知が無いということは、測距センサ20の現時点の検知範囲の端までの範囲には障害物が無いということを意味している。
そこで、S20では、測距センサ20の検知範囲及び1台目コーナー81の位置に基づいて2台目コーナー721の位置を推定する第1の推定処理を実行する(S20)。ここで、図10は、S20の第1の推定処理の詳細のフローチャートである。図10の処理に移行すると、先ず、現時点における(計測カウントnにおける)(距離検知点が途絶えた区間における)センサ位置Attd(n)を基準とした、測距センサ20の検知範囲の端点AreaEdge(AreaEdgeX(n)、AreaEdgeY(n))を算出する(S51)。具体的には、検知範囲の中で、センサ位置Attd(n)から自車両6の進行方向(X方向)に最も離れた点AreaEdeを算出する(S51)。より具体的には、測距センサ20の検知範囲の計測データをメモリ11から読み出す。そして、図11に示すように、基準座標平面上に、測距センサ20(センサ位置Attd(n))を基準とした、計測データで示される検知範囲211を設定する。このとき、自車両6に対する測距センサ20の搭載角度(例えば90度)を予めメモリ11に記憶しておく。そして、現時点の自車両6の向きに対してメモリ11に記憶された搭載角度となるように、検知範囲211の向きを設定する。なお、自車両6の現時点の向きは操舵角センサ32の検知情報で特定できる。そして、設定した検知範囲211の中でX座標が最も大きい点82(図11参照)を端点AreaEdgeとする。
なお、測距センサ20の指向性φ及び最大検知距離MaxLがメモリ11に記憶されている場合には、S51では、測距センサ20の計測データに代えてそれら指向性φ、最大検知距離MaxLを用いて測距センサ20の検知範囲を設定しても良い。具体的には、図12に示すように、測距センサ20(センサ位置Attd(n))を中心、最大検知距離MaxLを半径、指向性φを中心角とした円弧212内の範囲213を、測距センサ20の検知範囲として設定する(S51)。そして、その検知範囲213の中でX座標が最も大きい点82(円弧212の車両進行方向側の端点)を端点AreaEdgeとする。このように、指向性φ及び最大検知距離MaxLを用いることで簡易に端点AreaEdgeを算出できる。
次に、端点AreaEdge(AreaEdgeX(n)、AreaEdgeY(n))に基づいて2台目コーナーの位置Car2(Car2X、Car2Y)を推定する(S52)。具体的には、端点AreaEdgeのX座標AreaEdgeX(n)を、位置Car2のX座標Car2Xとする(Car2X=AreaEdgeX(n))。また、1台目コーナー81のY座標Car1Yを、位置Car2のY座標Car2Yとする(Car2Y=Car1Y)。図11には、S52で推定された2台目コーナーの位置を符号83で図示している。このように、推定された2台目コーナー83は、実際の2台目コーナー721よりも手前側に検知される。また、2台目コーナー83は、自車両6が2台目の駐車車両72の側方領域に進入する前の早いタイミングで検知される。なお、仮に2台目の駐車車両72が存在しない場合であっても、2台目コーナー83が推定されることになる。
次に、断続区間開始カウントCnt0Srtがゼロか否かを判断する(S53)。ゼロではない場合、つまり既に断続区間開始カウントCnt0Srtが設定されている場合には(S53:No)、図10の処理を終了する。この場合には、前の時点で既に断続区間(距離検知が途切れる区間)が開始されており、現時点はその断続区間の途中時点であることを意味している。一方、断続区間開始カウントCnt0Srtがゼロの場合には(S53:Yes)、S54の処理に進む。S54では、断続区間開始カウントCnt0Srtを現時点の計測カウントnに設定する(Cnt0Srt=n)。つまり、計測カウントnを、断続区間が開始された計測カウントとして設定する。その後、図10の処理を終了する。
図3の説明に戻り、S20では、2台目推定フラグCar2Flgを「1」に設定する(Car2Flg=1)。その後、S30の処理に進む。S30では、1台目コーナー81と2台目コーナー83(図11参照)の間の空間51を駐車空間として推定する(S30)。厳密には、1台目コーナー81のX座標と2台目コーナー83のX座標の差を、駐車空間51の幅として算出する(S30)。次に、図3の処理の終了指示の有無を判断する。駐車支援ECU10は、図3の処理と並列して、S30で推定された駐車空間の幅に基づいて、その駐車空間に自車両6が駐車できるか否かを判断している。そして、S31では、例えばその駐車空間に自車両6が駐車できると判断したときに、終了指示有りと判断する(S31:Yes)。なおS31では、終了スイッチ(図示外)が乗員に操作されたときや、駐車空間の検知処理を開始してから予め定められた時間が経過しても駐車空間を検知できなかったときに、終了指示有りと判断しても良い。終了指示有りの場合(S31:Yes)には、図3の処理を終了する。
一方、終了指示無しと判断した場合には(S31:No)、計測カウントnを次のカウント値に更新して(n=n+1、S32)、S12に戻る。この場合、前回のS20の処理で2台目推定フラグが「1」に設定されたので、今回のS18の処理では、2台目推定フラグがゼロではないと判断される(S18:No)。次いで、S21に進んで、2台目推定フラグが「1」に設定されているか否かを判断する(S21)。前回のS20の処理で2台目推定フラグが「1」に設定されているので、S21では肯定判断され(S21:Yes)、S22の処理に進む。S22では、現時点(計測カウントn)で測距センサ20による距離検知の有無を判断する(S22)。距離検知が無い場合、つまり検知距離L(n)=0の場合には(S22:No)、S20の処理に進む。この場合には、図11に示す断続区間が継続していることになる。この場合、S20において、最新の時点(最新の計測カウントn)での2台目コーナー83を推定する。このとき、前回よりも自車両6が進行した分だけ、前回に推定した2台目コーナー83よりもX方向に進んだ位置に今回の2台目コーナー83が推定される。
このように、図11の断続区間が継続している間は繰り返しS20の処理が実行されて、2台目コーナー83の位置が更新され続ける。その結果、S30で推定する駐車空間51(図11参照)も更新され続ける。
一方、S22において、距離検知が有る場合、つまり検知距離L(n)>0の場合には(S22:Yes)、S23の処理に進む。この場合には、図14に示す状況を想定している。つまり、図11のときよりも自車両6がX方向に進行した結果、断続区間84が終了して、2台目の駐車車両72からの距離検知点92の検知が開始された状況(本発明の「第2状態」に相当)を想定している。なお、図14では、実際に検知された距離検知点92を実線で図示している。S23では、S20とは別の方法で2台目コーナー721(図14参照)の位置を推定する第2の推定処理を実行する(S23)。
ここで、図13は、S23の第2の推定処理の詳細のフローチャートである。図13の処理に移行すると、先ず、図14に示すように、断続区間84の中心線841(Y方向の線)を算出する(S61)。具体的には、図10のS54で設定した断続区間開始カウントCnt0Srtに対応する距離検知点のX座標DtctX(Cnt0Srt)と、現時点(計測カウントn)の距離検知点のX座標DtctX(n)の中心のX座標MidXを算出する(S61)。つまり、MidX=(DtctX(Cnt0Srt)+DtctX(n))÷2を計算する。図14の例では、DtctX(Cnt0Srt)に対応する距離検知点914と、DtctX(n)に対応する距離検知点921の中点のX座標を算出する。
次いで、中心線841に対する1台目コーナー81の鏡像点85を2台目コーナーの位置Car2(Car2X、Car2Y)として推定する(S62)。具体的には、中心線841のX座標MidXに、中心線841(MidX)と1台目コーナー81(1台目コーナー81のX座標Car1X)の間の距離(MidX−Car1X)を加えた値を、位置Car2のX座標Car2Xとする。つまり、Car2X=MidX+(MidX−Car1X)とする。また、1台目コーナー81のY座標Car1Yを、位置Car2のY座標Car2Yとする(Car2Y=Car1Y)。この図13の推定方法は、2台目の距離検知点92の点列データが、中心線841に対して1台目の距離検知点91の点列データと対称になるとの予想を前提としている。その予想が正しいとすると、実際の2台目コーナー721の位置と略一致した位置に2台目コーナー85を推定できる。また、2台目コーナー85(鏡像点)は、自車両6が2台目の駐車車両72の側方領域に進入する前の早いタイミングで推定される。S62の処理の後、図13の処理を終了する。
図3の説明に戻って、S23では、2台目推定フラグCar2Flgを「2」に設定する(Car2Flg=2)。その後、S30に進んで、1台目コーナー81と2台目コーナー85に基づいて駐車空間52(図14参照)を推定する。このとき推定される駐車空間52は、図11のときよりも遅いタイミングで推定される分、実際の駐車空間5に近い空間となる。その後、S31、S32の処理を経てS12に戻る。この場合、前回のS23の処理で2台目推定フラグが「2」に設定されたので、今回のS18の処理では2台目推定フラグがゼロではないと判断され(S18:No)、次のS21では2台目推定フラグが「1」ではないと判断される(S21:No)。次いで、S24に進んで、2台目推定フラグCar2Flgがゼロか否か、つまり、2台目コーナーを未だ推定していないか、既に推定したかを判断する(S24)。S23の処理を経た場合は、このS24では2台目推定フラグCar2Flgがゼロではないと判断される(S24:No)。
次いで、S28に進んで、2台目の駐車車両72から得られる距離検知点92に基づいて、2台目コーナー721の位置を検知(推定ではない)する(S28)。このS28では、図17に示すように、自車両6が2台目の駐車車両72の側方を通過して、距離検知点92の点列データがそろっている状況を想定している。S28による2台目コーナーの検知方法は、1台目コーナー81の検知方法(図4〜図9参照)と同じである。なお、図17にはS28の処理で検知された2台目コーナーを符号88で図示している。S28において、2台目コーナー88を検知できた場合には、2台目推定フラグCar2Flgを「4」に設定する。
次いで、S29に進んで、2台目推定フラグCar2Flgが「4」に設定されているか否かを判断する(S29)。つまり、S28の処理によって2台目コーナー88を検知できたか否かを判断する(S29)。2台目推定フラグCar2Flgが「4」に設定されている場合には(S29:Yes)、S30に進んで、1台目コーナー81と2台目コーナー88とに基づいて駐車空間54(図17参照)を推定する。
S29において、2台目推定フラグCar2Flgが「4」に設定されていない場合には(S29:No)、S31に進む。この場合には、自車両6が2台目の駐車車両72の側方を未だ通過してないために、2台目コーナー88を検知できるだけの距離検知点92がそろっていない状況を想定している。なおこの場合、2台目コーナーとして、先のS23で推定した2台目コーナー85(図14参照)が維持される。
一方、図11、図14の状況の他に図15に示す状況も考えられる。図15は、図11、図14のときよりも駐車車両71、72間が狭いために、1台目の距離検知点91の検知に連続して、2台目の距離検知点92の検知が開始される状況(本発明の「第3状態」に相当)を示している。この状況では、自車両6が1台目の駐車車両71の通過後、その駐車車両71から離れるにつれて距離検知点の値が徐々に大きくなっていく。そして、ある点95(以下、境目検知点又は最大距離検知点という)を境として反対に自車両6が2台目の駐車車両72に近づくにつれて距離検知点の値が小さくなっていく。つまり、駐車車両71、72間の距離検知点の点列データの形状はV字状となる。境目検知点95は、駐車車両71、72間(駐車空間)の中心線上に検知される。
図15の状況での駐車空間の検知を図3の処理で説明する。S16で1台目コーナー81を検知すると、S17で1台目検知フラグCar1Flgが「1」に設定されていると判断される(S17:Yes)。次いで、未だ2台目コーナーを推定していないので、S17では2台目推定フラグCar2Flgがゼロに設定されていると判断される(S18:Yes)。次いで、1台目の距離検知に連続して2台目の距離検知があるので、S19では、検知距離L(n)=0ではないと判断される(S19:No)。次いで、S24では、2台目推定フラグCar2Flgがゼロに設定されていると判断される(S24:Yes)。次いで、S25に進んで、図15の状況(距離検知点の点列データがV字状の状況)になっているか否かの判断及び境目検知点95(図15参照)を検知する処理を実行する(S25)。ここで、図16は、S25の処理の詳細のフローチャートである。なお、以下では、現時点の計測カウントnが、図15の距離検知点922(境目検知点95の次の距離検知点)の計測カウントであるとして説明する。
図16の処理に移行すると、先ず、現在着目している計測カウントを示したパラメータIを、現時点の計測カウントnに設定する(S71)。また、最大距離検知点での検知距離(最大距離と言う)を示したパラメータLmaxをゼロに設定する(S71)。また、最大距離検知点での計測カウントを示したパラメータmaxI(以下最大距離カウントという)を現時点の計測カウントnに設定する(S71)。つまり、最初は図15の距離検知点922に着目する。
次いで、現在着目している距離検知点の検知距離L(I)(最初は距離検知点922の検知距離)が、最大距離Lmax(最初はS71でゼロに設定されている)より大きいか否かを判断する(S72)。距離検知点922の検知距離L(I)はゼロ(Lmax)より大きいので(S72:Yes)、S73の処理に進む。S73では、最大距離Lmaxを、現在着目している検知距離L(I)に更新する(S73)。また、最大距離カウントMaxIを現在着目している計測カウントIに更新する(S73)。つまり、一回目のS73では、距離検知点922の検知距離が最大距離Lmaxとなり、距離検知点922の計測カウントが最大距離カウントMaxIとなる。
次いで、現在着目している計測カウントIの一つ前の計測カウント(I−1)が、現時点の計測カウントnから所定数(図16では「10」)前の計測カウント(n−10)より小さいか否かを判断する(S74)。つまり、I−1<n−10を満たすか否かを判断する(S74)。別の言い方をすると、S74では、現在着目している計測カウントIが、現時点の計測カウントnから10個前の計測カウント(n−10)であるか否かを判断している。
S74において、I−1<n−10を満たしていない場合には(S74:No)、S75の処理に進む。S75では、着目する計測カウントIを一つ前の計測カウント(I−1)に更新する(I=I−1)。つまり、図15の例では、距離検知点922の一つ前の距離検知点95に着目する。その後、S72に戻って、今度は、距離検知点95の検知距離L(I)が、前回までに設定された最大距離Lmax(前回のS73で距離検知点922の検知距離に設定されている)より大きいか否かを判断する(S72)。図15の例では、距離検知点95が最大距離検知点となっているので、S72では肯定判断がなされ、S73に進む。そして、S73で、距離検知点95の検知距離が最大距離Lmaxとされ、距離検知点95の計測カウントIが最大距離カウントMaxIとされる(S73)。
その後、S74でI−1<n−10を未だ満たしていないと判断され(S74:No)、S75で、距離検知点95の一つ前の距離検知点96(図15参照)に次に着目する。この距離検知点96の検知距離は、距離検知点95の検知距離よりも小さいので、S72では否定判断がなされる(S72:No)。この場合、S73の処理を行わないで、S74の処理に進む。そのため、前回までにS73で設定した値(Lmax、MaxI)が維持される。つまり、Lmax=「距離検知点95の検知距離」、MaxI=「距離検知点95の計測カウント」が維持される。
このようにして、現時点の計測カウントnから所定数前の計測カウントまで順番にS72〜S75の処理を実行する。そして、S74において、I−1<n−10を満たした場合には(S74:Yes)、S76の処理に進む。S76では、最大距離カウントMaxIが、最大距離検知点を探索した範囲(計測カウントnから計測カウント(n−10)までの範囲)の端点となっていないか否かを判断する(S76)。つまり、MaxI≠nかつMaxI≠n−10を満たしているか否かを判断する(S76)。別の言い方をすると、S76では、最大距離検知点を探索した範囲の点列データの形状がV字状となっているか否かを判断している。
S76において、MaxI≠nかつMaxI≠n−10を満たしていない場合、つまり、MaxI=n又はMaxI=n−10となっている場合には(S76:No)、図16の処理を終了する。この場合には、最大距離検知点を探索した範囲の点列データの形状が単調増加、単調減少の形状を示していると考えられる。一方、MaxI≠nかつMaxI≠n−10を満たしている場合には(S76:Yes)、S77に進んで、2台目推定フラグCar2Flgを「3」に設定する。その後、図16の処理を終了する。図15の例では、最終的に、距離検知点95が最大距離検知点(境目検知点)として判断される。なお、図16では、最大距離検知点を探索した範囲を、現時点の計測カウントnから所定数前の計測カウントまでの範囲としていたが、現時点から所定時間前までの範囲としても良い。また、1台目コーナー81(図15参照)の位置が既に分かっているので、その1台目コーナー81から現時点までの範囲を、最大距離検知点を探索する範囲としても良い。
図3の説明に戻り、S25の処理の後、S26に進んで、2台目推定フラグCar2Flgが「3」に設定されているか否かを判断する(S26)。「3」に設定されていない場合には(図16のS76でNoの場合、S26:No)、S31の処理に進む。2台目推定フラグCar2Flgが「3」に設定されている場合には(S26:Yes)、S27の処理に進む。S27では、図15に示すように、最大距離検知点95を通る中心線86(Y方向の線)に対する1台目コーナー81の鏡像点87を2台目コーナーの位置Car2(Car2X、Car2Y)として推定する(S27)。具体的には、最大距離検知点95のX座標DtctX(MaxI)に、中心線86と1台目コーナー81の間の距離(DtctX(MaxI)−Car1X)を加えた値を、位置Car2のX座標Car2Xとする。つまり、Car2X=DtctX(MaxI)+(DtctX(MaxI)−Car1X)とする。また、1台目コーナー81のY座標Car1Yを、位置Car2のY座標Car2Yとする(Car2Y=Car1Y)。
このS27の推定方法は、S23と同様に、2台目の距離検知点92の点列データが、中心線86に対して1台目の距離検知点91の点列データと対称になるとの予想を前提としている。その予想が正しいとすると、実際の2台目コーナー721の位置と略一致した位置に2台目コーナー87を推定できる。また、2台目コーナー87は、自車両6が2台目の駐車車両72の側方領域に進入する前の早いタイミングで推定される。
その後、S30に進んで、1台目コーナー81と2台目コーナー87とに基づいて駐車空間53(図15参照)を推定する。その後、S31、S32の処理を経てS12に戻る。この場合、前回のS25の処理で2台目推定フラグが「3」に設定されたので、今回のS18の処理では2台目推定フラグがゼロではないと判断され(S18:No)、次のS21では2台目推定フラグが「1」ではないと判断される(S21:No)。次のS24では、2台目推定フラグがゼロではないと判断される(S24:No)。次いで、S28に進んで、上述したように、2台目の距離検知点92に基づいて、2台目コーナー721の検知を試みる。2台目コーナー721の検知ができた場合には(S29:Yes)、推定した2台目コーナー87に代えて、検知した2台目コーナー721を用いて駐車空間を推定する(S30)。
S31において、終了指示が有る場合には(S31:Yes)、図3の処理を終了する。駐車支援ECU10は、S30で推定した駐車空間に自車両6が駐車できると判断したときには、例えば自車両6のドライバーに駐車空間が見つかった旨を報知して、自車両6を停止させる。その後、自車両6から駐車空間までの経路を算出する。そして、その経路に沿って移動するように自車両6のステアリング等を制御して、自車両6を駐車空間に自動的に駐車させる。
以上説明したように、本実施形態では、1台目コーナーに基づいて2台目コーナーの位置を推定しているので、自車両が2台目の駐車車両を通過する前(2台目の距離検知点の全てがそろう前)に早期に駐車空間を推定できる。ここで図18は、本発明の駐車空間の検知タイミングを説明する図である。一方、図19は、従来の駐車空間の検知タイミングを説明する図である。図18、図19において、符号「12」のラインはドライバーの操作に基づく自車両6の移動経路を示している。符号「13」のラインは自車両6が駐車空間5に自動駐車されるときの自車両6の移動経路を示している。符号「14」のラインは駐車空間5の検知タイミングを示している。
図18のライン14で示すように、本発明によれば、自車両6が2台目の駐車車両72の側方を通過する前に駐車空間5を検知できる。その結果、ライン12で示すように、ドライバーは早期に操舵して、駐車しやすい位置へ移動することができる。その結果、ライン13で示すように、自車両6をスムーズに(切り返しが少なく)駐車空間5に自動駐車させることができる。これに対し、図19のライン14で示すように、従来では、自車両6が2台目の駐車車両72の側方を通過しないと駐車空間5を検知できない。その結果、ライン13で示すように、自車両6を駐車空間5に駐車させるまでの切り返し回数が多くなってしまう。
なお、本発明に係る駐車空間検知装置は上記実施形態に限定されるものはなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、並列駐車の駐車空間を検知する例を説明したが、縦列駐車の駐車空間の検知にも本発明を適用できる。縦列駐車の駐車空間を検知する場合、図4のS44、図5のS47、図6のS48で用いる幅Wideとして、一般的な車両の車長を採用すれば良い。
1 駐車支援システム
10 駐車支援ECU
20 測距センサ
31 車速センサ
32 操舵角センサ

Claims (8)

  1. 同列に駐車された第1車両(71)と第2車両(72)に挟まれた駐車空間(5)を検知する駐車空間検知装置(1)であって、
    自車両(6)の進行方向を第1方向、その第1方向に垂直な方向を第2方向として、
    前記自車両が前記第1車両及び前記第2車両の側方経路(2)を前記第1車両側から前記第2車両側の方向に移動しながら、前記自車両の側方に存在する前記第1車両又は前記第2車両までの距離を逐次検知する距離検知手段(20)と、
    前記距離検知手段で前記距離を検知するときの前記距離検知手段の位置である測定位置を算出する位置算出手段(S13)と、
    前記測定位置を基準として前記自車両の側方に前記距離検知手段による検知距離だけ離れた点を距離検知点(91、92)として算出する検知点算出手段(S14)と、
    各々の前記測定位置での前記距離検知点(91)の点列データに基づいて、前記第1車両のコーナーのうち前記側方経路側かつ前記駐車空間側に位置する第1コーナー(711)の位置を算出する第1コーナー算出手段(S16)と、
    前記距離検知手段による距離検知の検知範囲(21)を特定するデータを記憶する記憶手段(11)と、
    前記距離検知手段による前記第1車両からの距離検知の後に、前記距離検知手段による距離検知がされなくなった状態である第1状態を判断する第1状態判断手段(S17〜S19)と、
    前記第1状態判断手段が前記第1状態を判断した場合に、当該第1状態のときの前記測定位置を基準とした前記データで特定される前記検知範囲(211)の、当該測定位置から前記第1方向に最も離れた点である端点(82)を算出する端点算出手段(S51)と、
    前記第2車両のコーナーのうち前記側方経路側かつ前記駐車空間側に位置する第2コーナー(721)の位置を、前記自車両が前記第2車両の側方領域に進入する前のタイミングで推定する手段であって、前記第1状態のときに推定する前記第2コーナー(83)の位置として、前記端点算出手段が算出した前記端点における前記第1方向の座標を前記第2コーナーにおける前記第1方向の座標とし、前記第1コーナーにおける前記第2方向の座標を前記第2コーナーにおける前記第2方向の座標とする第2コーナー推定手段(S20)と、
    前記第1コーナー算出手段が算出した前記第1コーナー(81)と前記第2コーナー推定手段が推定した前記第2コーナー(83)の間の空間(51)を前記駐車空間として推定する空間推定手段(S30)と、を備えることを特徴とする駐車空間検知装置。
  2. 同列に駐車された第1車両(71)と第2車両(72)に挟まれた駐車空間(5)を検知する駐車空間検知装置(1)であって、
    自車両(6)の進行方向を第1方向、その第1方向に垂直な方向を第2方向として、
    前記自車両が前記第1車両及び前記第2車両の側方経路(2)を前記第1車両側から前記第2車両側の方向に移動しながら、前記自車両の側方に存在する前記第1車両又は前記第2車両までの距離を逐次検知する距離検知手段(20)と、
    前記距離検知手段で前記距離を検知するときの前記距離検知手段の位置である測定位置を算出する位置算出手段(S13)と、
    前記測定位置を基準として前記自車両の側方に前記距離検知手段による検知距離だけ離れた点を距離検知点(91、92)として算出する検知点算出手段(S14)と、
    各々の前記測定位置での前記距離検知点(91)の点列データに基づいて、前記第1車両のコーナーのうち前記側方経路側かつ前記駐車空間側に位置する第1コーナー(711)の位置を算出する第1コーナー算出手段(S16)と、
    前記距離検知手段による前記第1車両からの距離検知の後、前記距離検知手段による距離検知がされなくなる第1状態を経た後に前記距離検知手段による距離検知が再開された状態である第2状態を判断する第2状態判断手段(S21、S22)と、
    前記第2車両のコーナーのうち前記側方経路側かつ前記駐車空間側に位置する第2コーナー(721)の位置を、前記自車両が前記第2車両の側方領域に進入する前のタイミングで推定する手段であって、前記第1状態の開始点となる前記距離検知点(914)と、前記第1状態の終了点となる前記距離検知点(921)の中点を通る、前記第2方向に向いた線である中心線(841)に対する前記第1コーナーの鏡像点(85)を、前記第2状態のときの前記第2コーナーの位置として推定する第2コーナー推定手段(S23)と、
    前記第1コーナー算出手段が算出した前記第1コーナー(81)と前記第2コーナー推定手段が推定した前記第2コーナー(85)の間の空間(52)を前記駐車空間として推定する空間推定手段(S30)と、を備えることを特徴とする駐車空間検知装置。
  3. 同列に駐車された第1車両(71)と第2車両(72)に挟まれた駐車空間(5)を検知する駐車空間検知装置(1)であって、
    自車両(6)の進行方向を第1方向、その第1方向に垂直な方向を第2方向として、
    前記自車両が前記第1車両及び前記第2車両の側方経路(2)を前記第1車両側から前記第2車両側の方向に移動しながら、前記自車両の側方に存在する前記第1車両又は前記第2車両までの距離を逐次検知する距離検知手段(20)と、
    前記距離検知手段で前記距離を検知するときの前記距離検知手段の位置である測定位置を算出する位置算出手段(S13)と、
    前記測定位置を基準として前記自車両の側方に前記距離検知手段による検知距離だけ離れた点を距離検知点(91、92)として算出する検知点算出手段(S14)と、
    各々の前記測定位置での前記距離検知点(91)の点列データに基づいて、前記第1車両のコーナーのうち前記側方経路側かつ前記駐車空間側に位置する第1コーナー(711)の位置を算出する第1コーナー算出手段(S16)と、
    前記距離検知手段による前記第1車両からの距離検知に連続して前記第2車両からの距離検知がされた状態である第3状態を判断する第3状態判断手段(S25)と、
    前記第3状態判断手段が前記第3状態を判断した場合に、前記距離検知点の点列データの中から前記第1車両からの距離検知と前記第2車両からの距離検知の境目となる前記距離検知点である境目検知点(95)を検知する境目検知手段(S71〜S77)と、
    前記第2車両のコーナーのうち前記側方経路側かつ前記駐車空間側に位置する第2コーナー(721)の位置を、前記自車両が前記第2車両の側方領域に進入する前のタイミングで推定する手段であって、前記境目検知手段が検知した前記境目検知点を通る、前記第2方向に向いた線である中心線(86)に対する前記第1コーナーの鏡像点(87)を、前記第3状態のときの前記第2コーナーの位置として推定する第2コーナー推定手段(S27)と、
    前記第1コーナー算出手段が算出した前記第1コーナー(81)と前記第2コーナー推定手段が推定した前記第2コーナー(87)の間の空間(53)を前記駐車空間として推定する空間推定手段(S30)と、を備えることを特徴とする駐車空間検知装置。
  4. 前記境目検知手段は、V字状の前記距離検知点の点列データの中でV字の頂点に相当する前記距離検知点を前記境目検知点として検知することを特徴とする請求項3に記載の駐車空間検知装置。
  5. 前記第1コーナー算出手段(S41〜S44)は、前記第1車両から得られる前記距離検知点(91)の点列データを放物線近似し、その放物線(911)の頂点(912)から予め定められた幅の半分だけ前記自車両の進行方向側にオフセットした点を前記第1コーナーの位置とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の駐車空間検知装置。
  6. 前記第1コーナー算出手段(S45〜S47)は、前記第1車両から得られる前記距離検知点(91)の点列データの中心に位置する前記距離検知点(915)から予め定められた幅の半分だけ前記自車両の進行方向側にオフセットした点を前記第1コーナーの位置とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の駐車空間検知装置。
  7. 前記駐車空間検知装置が並列駐車の駐車空間を検知する場合には前記幅は車幅とし、縦列駐車の駐車空間を検知する場合には前記幅は車長とすることを特徴とする請求項5又は6に記載の駐車空間検知装置。
  8. 前記第1コーナー算出手段(S48、S49)は、前記第1車両から得られる前記距離検知点(91)の点列データの端に位置する前記距離検知点(914)から所定量離れた点を前記第1コーナーの位置とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の駐車空間検知装置。
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