JP5891188B2 - 駐車空間検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自車両から障害物までの距離を検知する超音波センサなどの距離検知手段を用いて、車両が駐車可能な駐車空間を検知する駐車空間検知装置に関する。
従来、自車両から駐車車両等の障害物までの距離を検知する距離検知手段を用いて駐車空間を検知する駐車空間検知装置が知られている(例えば特許文献1参照)。例えば、特許文献1の駐車空間検知装置では、自車両が障害物(駐車車両)のそばを走行した際に測距センサによりその障害物までの距離を逐次検知する。そして、得られた検知距離の点列データに対して曲線近似を行うことにより障害物の形状を推定し、推定した形状に基づいて駐車空間を検知している。
特開2008−21039号公報
ところで、従来では、自車両が駐車空間の側方を通過した際にその駐車空間を検知し、その後、検知した駐車空間に自車両を後退移動(バック駐車)させることを想定しており、前進駐車する場合の駐車空間の検知を想定していなかった。前進駐車する場合には、自車両は駐車空間を通過せず、駐車空間の手前から駐車空間の方向に操舵される。この場合には、自車両は、進行方向奥側の障害物を通過しないので、その障害物のコーナー、言い換えると操舵時に自車両の外輪側に位置する駐車空間のコーナー(外輪側コーナー)の検知が困難である。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、前進駐車する場合の駐車空間を検知する際に、自車両の外輪側に位置する駐車空間のコーナーを高精度に検知できる駐車空間検知装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、自車両が駐車空間の側方通路から前記駐車空間がある方向に操舵されて前記駐車空間の入口付近の位置まで前進して移動し、その入口付近の位置で停止するまでの間、前記自車両の周囲に探査波を逐次送信し、前記探査波が前記自車両の周囲に存在する障害物に当たって反射した反射波を受信し、受信した反射波に基づいて前記障害物までの距離を逐次検知する、前記自車両の車体面前部に設けられた複数の距離検知手段と、
前記自車両の移動状態を検知する移動状態検知手段と、
前記距離検知手段が検知した検知距離と前記移動状態検知手段が検知した前記自車両の移動状態とに基づいて前記探査波の反射点を算出する反射点算出手段と、
前記自車両が前記側方通路から前記駐車空間の方向に操舵された時に内側になる前記自車両の車輪を内輪、外側になる前記自車両の車輪を外輪として、前記内輪側に位置する前記駐車空間のコーナーである内輪側コーナーの位置を、前記内輪側の前記反射点の点列に基づいて検知する内輪側コーナー検知手段と、
前記自車両が前記入口付近で停止した位置を支援開始位置として、その支援開始位置での前記自車両の位置と前記内輪側コーナーの位置の少なくとも一方及び前記外輪側の前記反射点である外輪側反射点の点列に基づいて前記外輪側に位置する前記駐車空間のコーナーである外輪側コーナーの位置を検知する外輪側コーナー検知手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明は、自車両が駐車空間の側方通路から駐車空間がある方向に操舵されて駐車空間の入口付近の位置まで前進して移動し、その入口付近の位置で停止することを前提とした発明である。本発明によれば、自車両の車体面前部に複数の距離検知手段が設けられているので、自車両が駐車空間の方に操舵されてから支援開始位置に移動するまでの間に、それら複数の距離検知手段により、駐車空間の外輪側コーナーを構成する外輪側障害物の距離検知を行うことができる。このとき、自車両が駐車空間内の方に向いて距離検知が行われるので、外輪側障害物の他に、駐車空間内の障害物(駐車空間奥の縁石、輪留めなど)を距離検知してしまうことがあり、このままでは外輪側コーナーの検知が困難となる。一方、外輪側コーナーは、駐車空間の入口付近での自車両の停止位置(支援開始位置)や、内輪側コーナーの位置に応じた位置に存在する。そこで、本発明では、外輪側反射点に加えて、支援開始位置での自車両の位置や内輪側コーナーの位置を考慮して、外輪側コーナーの位置を検知する。これにより、外輪側反射点だけで検知する場合に比べて、外輪側コーナーの位置を高精度に検知できる。
駐車空間検知装置1の概略構成を示した図である。 自車両5における測距センサ2の搭載位置を説明する図である。 駐車空間検知の想定場面を例示した図である。 ECUによる空間検知処理のフローチャートである。 駐車空間検知に用いる座標系を設定するフローチャートである。 座標系の設定方法の実施例1を説明する図である。 座標系の設定方法の実施例2を説明する図である。 座標系の設定方法の実施例3を説明する図である。 反射点算出のフローチャートである。 三角測量の原理に基づく反射点の算出方法を説明する図である。 2つのセンサ位置間で探査波が異なる点で反射する状況を示した図である。 自車位置の推移に対する検知距離の推移を例示した図である。 時間に対する検知距離の推移を例示した図である。 検知距離の密度を平均的にしたうえで求めた近似曲線300の図である。 外輪側反射点42が駐車車両62の輪郭上に検知される状況を示した図である。 外輪側反射点40が駐車車両62の輪郭から離れた位置に検知される状況を示した図である。 内輪側コーナー、外輪側コーナーの検知のフローチャートである。 内輪側反射点と外輪側反射点の両方が検知されている場合のコーナー位置の算出方法を説明する図である。 内輪側反射点と外輪側反射点の一方のみが検知されている場合のコーナー位置の算出方法を説明する図である。 外輪側コーナーの検知のフローチャートである。 外輪側コーナー72の想定範囲500の設定方法等を説明する図である。
以下、本発明に係る駐車空間検知装置の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の駐車空間検知装置1の概略構成を示した図である。その駐車空間検知装置1は、自車両5(図2参照)に搭載されている。駐車空間検知装置1は、測距センサ2と車速センサ12と操舵角センサ13と前進駐車スイッチ14とそれらと接続したECU11とを備えている。
測距センサ2は、その周囲に存在する駐車車両等の障害物までの距離を検知するセンサである。具体的には、測距センサ2は、ECU11からの指示に基づき、測距センサ2の正面方向に所定間隔おきに(例えば100ミリ秒おきに)超音波等の探査波を送信する。測距センサ2は、送信した探査波が障害物に当たって反射した反射波を受信する。そして、測距センサ2は、探査波の送信タイミングと反射波の受信タイミングと探査波の速度(探査波が超音波の場合には音速)とに基づき、障害物までの距離を算出する。測距センサ2で検知された検知情報(検知距離)はECU11に入力される。なお、検知距離の算出はECU11が行っても良い。測距センサ2は、探査波を送信しその探査波の反射波を受信するセンサであれば良く、音波を用いるものであっても、光波を用いるものであっても、電波を用いるものであっても良い。測距センサ2としては、例えば超音波センサ、レーザレーダ、ミリ波レーダ等のセンサを用いることができる。
図2は、自車両5における測距センサ2の搭載位置を説明する図であり、自車両5を上から見た図を示している。図2に示すように、測距センサ2は、自車両5は車体面前部に複数搭載されている。詳細には、測距センサ2は、自車両5のフロント面51に搭載された2つのフロントセンサ21と、左側面52の前部(左フロントサイド)に搭載された左サイドセンサ22と、右側面53の前部(右フロントサイド)に搭載された右サイドセンサ23と、左フロントコーナー54に搭載された左コーナーセンサ24と、右フロントコーナー55に搭載された右コーナーセンサ25とを含む。2つのフロントセンサ21の一方は左側面52寄りに搭載され、他方は右側面53寄りに搭載されている。
フロントセンサ21は、自車両5の前方に探査波を送信して、自車両5の前方に存在する障害物までの距離を検知するセンサである。左サイドセンサ22は、自車両5の左側方に探査波を送信して、その左側方に存在する障害物までの距離を検知するセンサである。右サイドセンサ23は、自車両5の右側方に探査波を送信して、その右側方に存在する障害物までの距離を検知するセンサである。左コーナーセンサ24は、自車両5の斜め左前方に探査波を送信して、その斜め左前方に存在する障害物までの距離を検知するセンサである。右コーナーセンサ25は、自車両5の斜め右前方に探査波を送信して、その斜め右前方に存在する障害物までの距離を検知するセンサである。なお、図2には、各測距センサ21〜25の検知範囲(ハッチングした範囲)を図示している。各測距センサ21〜25の検知範囲の指向性(探査波の指向性)は例えば70°〜120°程度となっている。また、各測距センサ21〜25が検知可能な最大検知距離は例えば4m〜10m程度となっている。
図1の説明に戻り、車速センサ12は自車両5の車速を検知するセンサである。操舵角センサ13は、自車両5が直進移動するときのステアリングの位置を中立位置(0度)として、その中立位置からのステアリングの回転角度を操舵角として出力するセンサである。車速センサ12、操舵角センサ13で検知された検知情報(車速、操舵角)はECU11に入力される。前進駐車スイッチ14は、車室内のドライバーが操作できる位置、具体的には運転席周辺の例えばインストルメントパネル部に設けられ、ドライバーに操作されるスイッチ(プッシュスイッチなど)である。その前進駐車スイッチ14は、ドライバーが駐車支援(前進駐車の支援)を望む場面で操作されることを想定したスイッチであり、本発明では、自車両5を前進駐車させる場合の駐車空間検知(駐車支援)の場面で操作されるスイッチである。
ECU11は、CPU、ROM、RAM等から構成されたマイコンを主体として構成され、測距センサ2、車速センサ12、操舵角センサ13から入力された各検知情報に基づき、自車両5の周囲に存在する駐車空間を検知する空間検知処理を実行する。その空間検知処理の詳細は後述する。また、ECU11は、自身が実行する空間検知処理に必要な各種情報を記憶するROM、RAM等のメモリ111を備えている。
また、ECU11には、検知した駐車空間に自車両5を自動駐車させるための装置が接続されており、具体的にはドライバーによるステアリング操作が無くても自車両5を操舵可能とする自動操舵装置が接続されている。
ここで、図3は、ECU11による空間検知処理が実行される想定場面を例示している。図3は、並列駐車した2台の駐車車両61、62に挟まれた駐車空間7に自車両5が前進駐車する場面を示している。詳細には、自車両5が、駐車車両61、62、駐車空間7の側方通路100を最初は直進移動し、その後、駐車空間7の手前で駐車空間7の方向(図3では左方向)に操舵され、駐車空間7の入口付近(図3では駐車空間7の一部に突っ込んだ位置)で停止する場面を示している。なお、図3には、直進移動時の自車両5を破線で図示し、駐車空間7の入口付近で停止している時の自車両5を実線で図示している。また、図3には、自車両5が入口付近に移動するまでに辿った経路を矢印の線101で図示している。
本実施形態では、経路101を辿って駐車空間7の入口付近までドライバー自らの運転で自車両5を移動させる。そして、自車両5がその入口付近にきたときに前進駐車スイッチ14が操作された場合に、ECU11は、駐車空間7を検知(駐車空間7の両コーナー71、72を検知)して、検知した駐車空間7に自動で前進駐車させる。ただし、ECU11は、前進駐車スイッチ14が操作されるまでの間にも、駐車空間7の検知に必要な各種検知、具体的には測距センサ2による距離検知等を行っている。
前進駐車する場合の駐車空間7を検知する場面では、自車両5は、駐車空間7、特に2台目の駐車車両62を通過しないことになるので、特許文献1等のバック駐車する場合の空間検知の技術をそのまま適用できない。特に、前進駐車する場合の空間検知では、2台目の駐車車両62のコーナー72(駐車空間7の奥側のコーナー72)の検知が困難となる。なぜなら、自車両5が駐車空間7の方に操舵した際に、フロントセンサ21や操舵時に外側になる車輪57(外輪)側の測距センサ23、25で距離検知を行うと、2台目の駐車車両62以外の障害物(例えば駐車空間7内の輪留め63)も検知してしまうからである。そこで、ECU11は、バック駐車する場合の空間検知の手法と異なる手法で前進駐車する場合の空間検知を行う。以下、ECU11による空間検知処理の詳細を説明する。図4はECU11による空間検知処理のフローチャートを示している。なお、図4のフローチャートの処理は例えば自車両5の低速時に常時バックグラウンドで行われる処理である。以下では、図3の場面を想定して、図3の側方通路100の直進移動時に図4の処理が開始されたとして、図4の処理を説明する。ECU11は、図4の処理の間中、各測距センサ21〜25に逐次距離検知を行わせている。また、以下では、自車両5が駐車空間7の方に操舵された時を基準として内輪58(図3参照)の側に位置する駐車車両61を内輪側の駐車車両という場合があり、外輪57の側に位置する駐車車両62を外輪側の駐車車両という場合がある。
図4の処理を開始すると、先ず駐車空間検知に用いる座標系を設定する(S11)。図5は、S11の詳細のフローチャートを示している。本実施形態では、座標系の設定方法として3つの実施例を説明する。図5の処理に移行すると、先ず3つの実施例(ケース1、ケース2、ケース3)のうちどれを適用するかを判断する(S21)。なお、どれを適用するかはROMに記憶されたプログラムによって予め設定されている。実施例1(ケース1)を適用する場合には、S22に移行して、ケース1の手法で座標系を設定する。ここで、図6は、ケース1の座標系の設定方法を説明する図であり、自車両5が駐車空間7の側方通路100を直進移動している場面、言い換えると駐車空間7の方に操舵される前の場面を示している。
自車両5が側方通路100を移動している間中、左サイドセンサ22(内輪側コーナー検知用の測距センサ)により内輪側の駐車車両61に対する距離検知が逐次行われる。なお、自車両5の進行方向を基準に右側に駐車車両がある場合には、右サイドセンサ23(図2参照)でその駐車車両に対する距離検知が行われる。この場合には、右サイドセンサ23が内輪側コーナー検知用の測距センサとなる。図6には、距離検知を行う時の測距センサ22の位置(センサ位置)から測距センサ22の正面方向に検知距離だけ離れた点9(距離検知点)の点列を図示している。測距センサ22の検知範囲はある程度の指向性を有しているので、自車両5(厳密には左サイドセンサ22)が駐車車両61の正面領域に進入する少し前から駐車車両61に対する距離検知が開始され、その正面領域を通過した後もしばらくの間は距離検知が続く。そのために、図6の距離検知点9の点列の幅は、駐車車両61の幅よりも広くなっている。
そして、ケース1では、内輪側の駐車車両61の距離検知が開始された時、図6の例では、距離検知点9の点列の端点91を検知した時における自車両5の進行方向をX軸とし、そのX軸に直角な軸をY軸とした平面座標系を設定する(S22)。図6の例では、Y軸は、距離検知された方向に正となるように設定されている。また、その座標系の原点は、例えば端点91を検知した時における自車両5の後輪軸中心56に設定される。以降では、S22で設定した座標系における座標値で、反射点の位置、駐車空間のコーナーの位置等が与えられる。S22の後、図4の処理に戻る。
自車両5は、側方通路100を直進移動している時には、駐車空間7の左右方向に対してほぼ平行に移動していると考えられる。したがって、自車両5の直進移動時を基準として設定したケース1の座標系のX軸は、駐車空間7の左右方向に対応しており、Y軸は駐車空間7の奥行き方向に対応している。
次に、実施例2(ケース2)の手法を説明する。S21において、実施例2(ケース2)を適用する場合には、S23に移行して、ケース2の手法で座標系を設定する。ここで、図7は、ケース2の座標系の設定方法を説明する図であり、自車両5が駐車空間の側方通路100を直進移動している場面を示している。ケース2では、先ずケース1の手法で仮の座標系を設定する(S23)。すわなち、内輪側の駐車車両61に対する距離検知開始時の自車両5の位置(進行方向)を基準とした仮の座標系を設定する。図7には、仮の座標系(仮X軸、仮Y軸)を示している。
仮の座標系を設定した後、一旦、図5の処理を終了して図4の処理に戻り、設定した仮の座標系で以降の処理(S12以降)を実行する。この際、仮の座標系で、内輪側の駐車車両61に対する距離検知及びその距離検知に基づく反射点(駐車車両61の輪郭点)の検知を行う。なお、反射点の算出方法は後述する。図7には、後述するS12で検知された駐車車両61に対する反射点41の点列を図示している。その反射点41は、駐車車両61の側方通路100側の輪郭とほぼ一致した位置に検知される。
そして、駐車車両61に対する反射点41がある程度そろった段階、具体的には例えば自車両5が駐車車両61を通過して反射点41の検知が終わった段階で、図4のS11(図5のS23)に移行した場合には、反射点41の点列に基づいて仮の座標系を補正して最終的な座標系を設定する(S23)。すなわち、反射点41の点列に基づいて駐車車両61の側方通路100側の輪郭の角度、言い換えると駐車車両61の両コーナー間の角度(方向)を算出する。具体的には、図7に示すように、例えば、反射点41の点列の両端点411、412間を結んだライン151の角度(方向)を算出する。または、反射点41の点列を直線近似し、得られた近似直線152の角度(方向)を算出する。そして、仮の座標系における仮X軸を、駐車車両61の角度、すなわちライン151又は近似直線152の方向に補正することで、最終的なX軸を算出する。また、そのX軸に直角となるように仮Y軸を補正することで、最終的なY軸を算出する。
以降では、最終的に得られた座標系で、反射点の位置、駐車空間のコーナーの位置等が与えられる。なお、最終的な座標系が設定されるまでに算出された駐車車両61の反射点の位置等は、最終的な座標系が設定された後には、その座標系での座標値に変換される。このように、ケース2では、最終的には内輪側の駐車車両61の角度を基準とした座標系が設定されるので、駐車空間7の左右方向及び奥行き方向に対応した正確な座標系を得ることができる。
次に、実施例3(ケース3)の手法を説明する。S21において、実施例3(ケース3)を適用する場合には、S24に移行して、ケース3の手法で座標系を設定する。なお、ケース3では、実際は、自車両5が駐車空間7の入口付近まで移動してその入口付近で停止後、前進駐車スイッチ14(図1参照)が操作された段階、すなわち、図4のS15の後に、座標系を設定する。ここでは、説明の便宜のために、前進駐車スイッチ14が操作される前のS11の処理として説明する。
ここで、図8は、ケース3の座標系の設定方法を説明する図であり、自車両5が側方通路100の直進移動後、駐車空間7の方に操舵された場面における自車両5の移動経路101及びその移動経路101に対応させて自車両5の操舵角の変化を示している。移動経路101は、自車両5が直進移動していた時の直進時経路101aと、その経路101aに続いて自車両5が駐車空間7の方に操舵された時の操舵時経路101bとから構成されている。図8に示すように、操舵角は、移動経路101に対応するように変化している。すなわち、操舵角は、直進時経路101aに対応した領域においては低い値でほとんど変化していない。これに対し、操舵時経路101bに対応した領域においては、操舵角は操舵するにしたがった大きくなる。
ケース3では、自車両5が駐車空間7の入口付近まで移動後、前進駐車スイッチ14が操作された時点t1からさかのぼって、操舵角が最初に所定の閾値TH以下となる時点t2における自車両5の位置を基準として、座標系を設定する(S24)。具体的には、時点t2における自車両5の進行方向をX軸とし、そのX軸に直角な軸をY軸とした平面座標系を設定する。なお、操舵角の閾値THは、自車両5が直進移動している時の操舵角、すなわちステアリングが中立位置付近に位置している時の操舵角の値に設定されている。図8の例では、Y軸は、駐車空間7の方向に正となるように設定されている。また、その座標系の原点は、例えば時点t2における自車両5の後輪軸中心に設定される。なお、図8の座標系が設定されるまでの間は、例えばケース1の手法による座標系を仮に設定し、その仮の座標系で反射点等の位置を検知する。そして、図8の座標系が設定された場合には、仮の座標系の座標値で与えられた反射点等の位置を図8の座標系の座標値に変換する。
ケース3の手法で座標系を設定するために、ECU11は、操舵角センサ13(図1参照)で逐次検知される各時点の操舵角をメモリ111に蓄積する。また、ECU11は、時点t2での自車両5の進行方向を特定するための情報、具体的には自車両5の各時点の位置と角度(移動経路)をメモリ111に蓄積する。自車両5の各時点の位置と角度は、車速センサ12が検知する車速、操舵角センサ13が検知する操舵角で特定することができる。車速と前回の時点からの経過時間とから前回の時点からの自車両5の移動量を特定でき、操舵角から自車両5の移動方向を特定できるので、それら移動量、移動方向から前回の時点の自車両5の位置に対する今回の時点の自車両5の相対位置を特定できる。
このように、ケース3では、駐車空間7の方に操舵される直前の自車両5の位置を基準として座標系を設定しているので、駐車空間7の左右方向及び奥行き方向に対応した正確な座標系を得ることができる。
図4の説明に戻り、次に、測距センサ2で検知された検知距離に基づいて、探査波が障害物に当たって反射した点(反射点)を算出する(S12)。ここで、図9はS12の詳細のフローチャートである。図9の処理に移行すると、先ず、各測距センサ2(21〜25)で距離検知を逐次行わせる(S31)。また、各測距センサ2が距離検知を行う時の各測距センサ2の位置(センサ位置)をS11で設定した座標系での座標値として算出する(S32)。上述したように車速センサ12、操舵角センサ13の検知情報から各時点での自車両5の位置を特定できるので、特定した自車両5の位置と、自車両5における各測距センサ2の搭載位置の情報とに基づいて、センサ位置を算出できる。なお、各測距センサ2の搭載位置の情報は予めメモリ111に記憶されている。そして、各測距センサ2ごとに区分して、S31で得られた検知距離とS32で得られたセンサ位置とを関連付けてメモリ111に蓄積する。
S33以降の処理を説明する前に、反射点の基本的な算出方法を説明すると、メモリ111に蓄積された検知距離の履歴とセンサ位置の履歴とに基づいて三角測量の原理により、反射点を算出する。ここで、図10は、三角測量の原理に基づく反射点の算出方法を説明する図であり、自車両5が駐車車両6のそばを通過している場面を示している。図10には、ある時点t3におけるセンサ位置SenPos(t3)及び検知距離L(t3)と、その時点t3の一つ前の時点t4におけるセンサ位置SenPos(t4)及び検知距離L(t4)で構成された三角形600を図示している。ECU11は、隣り合う2つの時点では、探査波は障害物の同一点で反射するとの仮定のもと、図10の三角形600の頂点4の位置を反射点の位置として算出する。
ところが、自車両5の速度が大きかったり、測距センサ2の距離検知間隔がもともと大きかったりする場合には、上記仮定が成立しない。図11は、上記仮定が成立していない状況を模式的に示した図である。すなわち、図11は、ある時点t3でのセンサ位置SenPos(t3)と、一つ前の時点t4でのセンサ位置SenPos(t4)の間隔が大きいために、時点t3では探査波は障害物6の点P1で反射したのに対し、時点t4では点P1とは異なる点P2で反射している状況を示している。この場合に、三角測量の原理を適用して反射点の位置を算出しようとすると、その位置の精度が低くなる。また、検知距離は計測誤差を有しており、その計測誤差を有した検知距離を用いて反射点を算出すると、実際の反射点と大きくズレた位置に反射点が得られてしまう。
そこで、ECU11は、後述するS33以降の処理で、距離検知間隔を細分化するためと、検知距離を平滑化して検知距離の計測誤差の影響を受けにくくするために、検知距離の履歴を曲線近似する。そして、得られた近似曲線から、距離検知間隔が細分化された検知距離の近似値を得るようにしている。つまり、図11の例で説明すると、時点t3と時点t4の間の時点t5での近似検知距離L(t5)及び近似センサ位置SenPos(t5)を求める。そして、求めた近似検知距離L(t5)、近似センサ位置SenPos(t5)と、時点t4での検知距離L(t4)、センサ位置SenPos(t4)とから反射点を求めるようにしている。
一方で、自車両5が図3に示す経路101を移動して駐車空間7の入口付近で停止する場合、駐車空間7の入口付近に近づくにつれて自車両5の速度が小さくなっていく。この場合、測距センサ2の距離検知が一定時間間隔おきに行われるとすると、駐車空間7の入口付近に近づくほど、自車両5が単位移動量だけ移動する間に距離検知された検知距離の個数(密度)が多くなる。図12は、自車位置の推移に対する検知距離(○で図示)の推移を例示した図である。なお、図12では、外輪側の駐車車両62に対する検知距離の推移、言い換えると、フロントセンサ21、右サイドセンサ23、右コーナーセンサ25のいずれかで検知された検知距離の推移を示している。また、図12の横軸(自車位置)は、右側にいくほど駐車空間7の入口付近(駐車車両62)に近づいていくことを示している。図12に示すように、駐車空間7の入口付近に進行するにつれて徐々に検知距離が小さくなっていく。また、駐車空間7の入口付近に対応した領域201では検知距離の密度が高くなっている。
図13は、図12の横軸を時間軸にした図である。図13に示すように、時間の経過とともに徐々に検知距離が小さくなっていく。そして、前進駐車スイッチ14が操作された時点t1付近の領域202(駐車空間7の入口付近に対応した領域)では、検知距離の値はほとんど変化していない。これは、外輪側の駐車車両62の同じ点付近から繰り返し距離検知を行っていることを示している。
このような場合に検知距離の履歴を曲線近似すると、図13に示すように、精度が低い(特に領域202付近の精度が低い)近似曲線301が得られてしまう。図12の検知距離の履歴を曲線近似する場合であっても、密度が高い領域201に引きずられすぎた精度の低い近似曲線302が得られてしまう。
そこで、図9のS33では、検知距離の密度が各時点間で平均的となるように、自車両5の移動量に応じて曲線近似する検知距離の点列を抽出する。具体的には、抽出した隣り合う2つの検知距離が検知される間の自車両5の移動量が所定量以上となるように、検知距離の点列を抽出する。図13の例で説明すると、時点t6以前では自車両5の移動量は所定量以上であるとすると、その時点t6以前の各検知距離を抽出する。一方、時点t6以降では、自車両5の移動量(時点t6からの移動量)が所定量未満であるとすると、その時点t6以降の検知距離、つまり領域202内の検知距離は、曲線近似には使用しない。これによって、移動量が所定量未満の密度が高い検知距離の点を除いた、密度が平均的となる検知距離の履歴を得ることができる。図14には、S33で抽出された検知距離の履歴(○の点)を示している。
次に、抽出後の検知距離の履歴(点列)に対して曲線近似を行う(S34)。具体的には、抽出後の検知距離の履歴を2次以上の次数の関数(例えば、2次関数や4次関数)に近似する。なお、S33の検知距離の抽出範囲が広すぎると、S34でうまく曲線近似できない可能性がある。そこで、S33では、抽出する範囲を絞って(例えば、現時点から所定時間前(例えば30秒前)までの範囲に絞って)、検知距離の抽出を行っても良い。近似曲線の次数が大きいほど精度の高い近似曲線を得ることができる。近似曲線の次数が小さいほど曲線近似するときの計算量を減らすことができる。よって、近似曲線の精度や計算量を考慮して、曲線近似の次数を決定する。図14には、S34で得られた近似曲線300を図示している。この近似曲線300は、図13の近似曲線301、図12の近似曲線302に比べて、検知距離の履歴をよく反映した精度の高い曲線となっている。
次に、S34で得られた近似曲線を用いて距離検知間隔の細分化を行う(S35)。具体的には、図14に示すように、本来の距離検知間隔Δt1よりも小さい距離検知間隔Δt2となる近似曲線300上の点を、検知距離の近似値として求める。図14には、検知距離の近似値を△の点で示している。これによって、三角測量の原理が成立する細かい距離検知間隔の検知距離を得ることができる。また、計測誤差の影響を低減した平滑化した検知距離を得ることができる。また、S35では、各近似値に対応するセンサ位置を算出する。例えば、ある時点t7と次の時点t8の中間の時点t9で細分化した場合には、時点t7でのセンサ位置SenPos(t7)と、時点t8でのセンサ位置SenPos(t8)の位置間を線形補間して、時点t9でのセンサ位置SenPos(t9)として算出する。
次に、S35で得られた検知距離の近似値(図14の△の点)及び元々ある検知距離(図14の○の点)と、それらのセンサ位置とに基づいて、図10で説明したように三角測量の原理により反射点を算出する(S36)。その後、図9のフローチャートの処理を終了する。
このように、図9の処理を実行することで、図15に示すように、自車両5が移動するにしたがって、内輪側の駐車車両61の輪郭上に反射点41(内輪側反射点)が検知され、外輪側の駐車車両62の輪郭上に反射点42(外輪側反射点)が検知される。内輪側反射点41は、左サイドセンサ22や左コーナーセンサ24が検知した検知距離から得られる。外輪側反射点42は、フロントセンサ21や右サイドセンサ23や右コーナーセンサ25が検知した検知距離から得られる。
これに対して、移動量に応じた検知距離の抽出を行わない、つまり図9のS33を省略した通常の方法で反射点を算出すると、図16に示すように、外輪側反射点40は駐車車両62から大きく離れた位置に検知されてしまう。
図4の説明に戻り、次に、内輪側反射点の点列に基づいて、駐車空間7の内輪側のコーナー(駐車車両61のコーナー)を検知する(S13)。図17はS13の詳細のフローチャートである。なお、図17の処理は駐車空間7の外輪側のコーナー(駐車車両62のコーナー)の検知にも適用される。
図17の処理に移行すると、先ず、内輪側反射点と外輪側反射点の両方が検知されているか否かを判断する(S41)。なお、自車両5の移動の仕方によっては、又は、駐車車両61、62の一方しか無い場合には、内輪側反射点と外輪側反射点の一方のみしか検知されない場合もあり得る。両方検知されている場合には(S41:Yes)、内輪側反射点の点列に基づいて、内輪側コーナーの位置を算出する(S42)。ここで、図18は、S42によるコーナー位置の算出方法を説明する図であり、内輪側の駐車車両61の輪郭に沿って内輪側反射点41の点列が検知され、外輪側の駐車車両62の輪郭に沿って外輪側反射点42の点列が検知された場面を示している。
S42では、内輪側反射点41の点列の中で最も駐車空間7寄り、具体的には最もX座標が大きい反射点413のX座標を、内輪側コーナーのX座標(駐車空間7の左右方向における位置)とする。また、内輪側反射点41の点列の中で最も側方通路100寄り、具体的には最もY座標が小さい反射点414のY座標を、内輪側コーナーのY座標(駐車空間7の奥行き方向における位置)とする。図14には、このようにして求めた内輪側コーナー71を示している。なお、外輪側コーナーの算出は後述する。S42の後、図17のフローチャートの処理を終了する。
S41において、外輪側反射点のみが検知され、内輪側反射点が検知されていない場合、又は内輪側反射点のみが検知され、外輪側反射点が検知されていない場合には(S41:No)、S43に移行する。S43では、内輪側反射点のみが検知されている場合には、S42と同じ方法で内輪側コーナーの位置を算出する。その後、S43で外輪側コーナーの位置を算出した後(その算出は後述する)、図17のフローチャートの処理を終了する。
また、外輪側反射点のみが検知されていた場合には、S43では、S42と同じ方法で外輪側反射点の点列に基づいて外輪側コーナーの位置を算出する。図19は、外輪側反射点42のみが検知されている場面を示している。図19には、S43で得られた外輪側コーナー72を示している。次に、その外輪側コーナー72の位置に基づいて、内輪側コーナー71の位置を算出する(S44)。具体的には、図19に示すように、外輪側コーナー72をX軸の方向と反対側に、所定量だけオフセットした位置を、内輪側コーナー71の位置とする。その内輪側コーナー71のX座標(駐車空間7の左右方向における位置)は、外輪側コーナー72のX座標よりも所定量だけ小さい値となる。また、内輪側コーナー71のY座標(駐車空間7の奥行き方向における位置)は、外輪側コーナー72のY座標と同じ値となる。なお、S44のオフセット量は、一般的な駐車空間の左右幅に予め設定されている。その後、図17のフローチャートの処理を終了する。
図4の説明に戻り、次に、測距センサ2で検知された現時点の検知距離や、車速センサ12の車速、操舵角センサ13の操舵角に基づいて検知された現時点の自車位置をメモリ111に蓄積(バッファ)する(S14)。なお、図5のケース3の手法で座標系を設定する場合には、S14では、操舵角センサ13で検知される現時点の操舵角も蓄積する。S14で蓄積された検知距離、自車位置は、上述のS11〜S13の処理や、後述のS17の処理の際に使用される。
次に、前進駐車スイッチ14が操作されたか否かを判断する(S15)。操作されていない場合には(S15:No)、前の時点から距離検知間隔dtだけ経過した最新の時点tに更新して(S16)、最新の時点tに対して上述のS11〜S14の処理を行う。
前進駐車スイッチ14が操作された場合には(S15:Yes)、自車両5が駐車空間の入口付近で停止して、ドライバーが前進駐車の支援を望んでいる状況を想定し、S17以降で駐車空間の検知を行う。すわなち、先ず外輪側反射点の点列に基づいて駐車空間の外輪側コーナーの検知を行う(S17)。ここで、図20は、S17の詳細のフローチャートを示している。図20の処理に移行すると、先ず外輪側コーナーの検知に使用する測距センサ2として、外輪側のコーナーセンサ25、外輪側のサイドセンサ23及びフロントセンサ21(図2参照)を設定する(S51)。そして、それらセンサ25、23、21が検知した検知距離からS12で求めた反射点を外輪側反射点に設定する(S51)。
ここで、図21は、自車両5が駐車空間7の一部に突っ込んだ状態で停止して、前進駐車スイッチ14が操作された時の様子を示している。自車両5が駐車空間7の一部に突っ込むまでの過程で、S51で設定した測距センサ21、23、25は、外輪側の駐車車両62以外の障害物を距離検知することがある。図21では、駐車空間7内の輪留め63を距離検知し、その輪留め63上に反射点423が検知された様子を示している。そのため、その輪留め63の反射点423を含む外輪側反射点42の点列から外輪側コーナーを検知しようとすると、誤検知してしまうおそれがある。
そこで、駐車車両62とは関係ない障害物上に検知された反射点を除去するために、S51の後、外輪側コーナーが存在すると想定される想定範囲を設定する(S52)。具体的には、自車両5が駐車空間7の入口付近で停止した位置(前進駐車スイッチ14が操作された時の自車両5の位置)を支援開始位置とする。そして、その支援開始位置での自車両5の内輪側のフロントコーナー54(左フロントコーナー)の位置や、先のS13で検知した内輪側コーナー71の位置に基づいて想定範囲を設定する。
より具体的には、図21に示すように、支援開始位置での左フロントコーナー54のY座標より、Y座標が小さい第1範囲(図21のライン501より上側の範囲)を設定する。その第1範囲は、左フロントコーナー54より、駐車空間7の奥行き方向における手前側の範囲である。また、左フロントコーナー54のX座標より、X座標が大きい第2範囲(図21のライン502より左側の範囲)を設定する。その第2範囲は、左フロントコーナー54より、駐車空間7の左右方向における外輪側の範囲である。また、内輪側コーナー71のX座標より、X座標が大きい第3範囲(図21のライン503より左側の範囲)を設定する。その第3範囲は、内輪側コーナー71より駐車空間7の左右方向における自車両5の進行方向側の範囲である。
そして、それら第1範囲、第2範囲及び第3範囲の重複範囲500を外輪側コーナーの想定範囲として設定する。なお、ドライバーによっては、図21の位置よりも駐車空間7の入口付近の浅い位置に停止させて前進駐車スイッチ14を操作する場合もある。この場合には、内輪側コーナー71のX座標よりも左フロントコーナー54のX座標のほうが小さくなることがある。この場合には、想定範囲(重複範囲)は、内輪側コーナー71よりX座標が大きい範囲に設定される。このように、左フロントコーナー54の位置だけでなく、内輪側コーナー71の位置を考慮して想定範囲を設定することで、支援開始位置(前進駐車スイッチ14の操作時の自車両5の位置)に応じて正確な想定範囲を設定することができる。
なお、ほとんどの場合は、図21のように、左フロントコーナー54(内輪側のフロントコーナー)のほうが内輪側コーナー71よりもX座標が大きくなると予想される。よって、想定範囲を設定する際に、内輪側コーナーの位置の条件、つまり第3範囲の設定を省略しても良い。これにより、簡易に想定範囲を設定できる。
また、自車両5の停止位置によっては、左フロントコーナー54の奥行き位置(Y座標)が外輪側コーナー72の奥行き位置(Y座標)と同等又は手前側となる場合もある。この場合には、外輪側コーナー72が重複範囲から外れてしまうおそれがある。そこで、想定範囲を重複範囲よりも広めに設定しても良い。具体的には、重複範囲のX方向に延びた境界線(駐車空間7の左右方向に延びた境界線)(図21ではライン501)を、Y軸の方向(駐車空間7の奥行き方向)に所定量だけオフセットさせる。同様に、重複範囲のY方向に延びた境界線(駐車空間7の奥行き方向に延びた境界線)(図21ではライン502)を、X軸と反対側の方向(駐車空間7の左右方向における駐車車両61側の方向)に所定量だけオフセットさせる。なお、オフセット量は例えば1m程度とする。そして、オフセット後のライン504、505で囲まれた範囲を想定範囲として設定する。これにより、想定範囲から外輪側コーナー72が外れてしまうのを防止できる。
図20の説明に戻り、次に、外輪側反射点の点列のうち、S52で設定した想定範囲に含まれた反射点を抽出する(S53)。図21の例では、想定範囲500に含まれた外輪側反射点42が抽出される。これにより、想定範囲500外の輪留め63の反射点423を、外輪側コーナー72を検知するための反射点の点列から除外することができる。
次に、S53で抽出した反射点の点列から、互いの間の距離が閾値以上となる反射点、つまりノイズ点を除去する(S54)。別の言い方をすると、S53で抽出した反射点の点列の中から、互いの間の距離が閾値未満となる反射点の点列を抽出する(S54)。これにより、図21に示すように、想定範囲500に含まれるが、駐車車両62の輪郭上には検知されていない反射点424(ノイズ点)を、外輪側コーナー72を検知するための反射点の点列から除外することができる。なお、S54のノイズ点の除去は、内輪側コーナーを検知する際にも行う。具体的には、先に説明した図4のS13では、先ず、内輪側反射点の点列の中から、互いの間の距離が閾値未満となる反射点を抽出する。そして、抽出した反射点の点列に対して図17の処理を実行し、内輪側コーナーを検知する。
次に、ノイズ点の除去後の外輪側反射点の点列に基づいて、外輪側コーナーを検知する(S55)。具体的には、内輪側コーナーの検知と同様の方法、つまり図17の処理により外輪側コーナーを検知する。すなわち、内輪側反射点と外輪側反射点の両方が検知されている場合(S41:Yes)、又は、外輪側反射点のみが検知されている場合(S41:No)には、外輪側反射点の点列に基づいて、外輪側コーナーの位置を算出する(S42、S43)。具体的には、図18に示すように、外輪側反射点42の点列の中で最も駐車空間7寄り、つまり最もX座標が小さい反射点421のX座標を、外輪側コーナー72のX座標(駐車空間7の左右方向における位置)とする。また、外輪側反射点42の点列の中で最も側方通路100寄り、つまり最もY座標が小さい反射点422のY座標を、外輪側コーナー72のY座標(駐車空間7の奥行き方向における位置)とする。
一方、S41において、内輪側反射点のみが検知され、外輪側反射点が検知されていない場合には(S41:No)、S43で算出された内輪側コーナーの位置に基づいて、外輪側コーナーの位置を算出する(S44)。具体的には、内輪側コーナーをX軸の方向に所定量だけオフセットした位置を、外輪側コーナーの位置とする。その外輪側コーナーのX座標(駐車空間の左右方向における位置は、内輪側コーナーのX座標よりも所定量だけ大きい値となる。また、外輪側コーナーのY座標(駐車空間の奥行き方向における位置)は、内輪側コーナーのY座標と同じ値となる。
図4の説明に戻り、次に、S13で検知した内輪側コーナーとS17で検知した外輪側コーナーの間の空間を駐車空間として設定する(S18)。その後、図4のフローチャートの処理を終了する。その後、ECU11は、S18で設定した駐車空間の幅と自車両5の車幅とに基づいて、その駐車空間に駐車できるか否かを判断する。そして、ECU11は、駐車できると判断した場合には、設定した駐車空間と自車両5との位置関係に基づいて、自車両5が駐車空間へ前進駐車するための経路を算出する。その後、自動操舵装置は、その経路にしたがって自車両5を自動で前進駐車させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、前進駐車する場合の駐車空間を高精度に検知できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では駐車車両に隣接する駐車空間の検知を例に挙げて説明したが、駐車車両以外の障害物(例えば、柱や壁など)に隣接する駐車空間検知にも本発明を適用できる。また、フロントセンサ、外輪側のサイドセンサ、コーナーセンサの全てを設ける必要はなく、少なくとも1つが設けられていれば本発明を適用できる。また、縦列駐車用の駐車空間に前進して駐車する場合のその駐車空間検知に本発明を適用しても良い。また、図20の処理では、想定範囲に含まれた外輪側反射点の抽出した後にノイズ点を除去していたが、ノイズ点を除去した後に想定範囲に含まれた外輪側反射点を抽出しても良い。
1 駐車空間検知装置
2、21〜25 測距センサ
5 自車両
7 駐車空間
11 ECU
12 車速センサ
13 操舵角センサ
14 前進駐車スイッチ
71 内輪側コーナー
72 外輪側コーナー

Claims (19)

  1. 自車両(5)が駐車空間(7)の側方通路(100)から前記駐車空間がある方向に操舵されて前記駐車空間の入口付近の位置まで前進して移動し、その入口付近の位置で停止するまでの間、前記自車両の周囲に探査波を逐次送信し、前記探査波が前記自車両の周囲に存在する障害物に当たって反射した反射波を受信し、受信した反射波に基づいて前記障害物までの距離を逐次検知する、前記自車両の車体面前部に設けられた複数の距離検知手段(2、21〜25)と、
    前記自車両の移動状態を検知する移動状態検知手段(12、13)と、
    前記距離検知手段が検知した検知距離と前記移動状態検知手段が検知した前記自車両の移動状態とに基づいて前記探査波の反射点を算出する反射点算出手段(S12)と、
    前記自車両が前記側方通路から前記駐車空間の方向に操舵された時に内側になる前記自車両の車輪を内輪(58)、外側になる前記自車両の車輪を外輪(57)として、前記内輪側に位置する前記駐車空間のコーナーである内輪側コーナー(71)の位置を、前記内輪側の前記反射点(41)の点列に基づいて検知する内輪側コーナー検知手段(S13)と、
    前記自車両が前記入口付近で停止した位置を支援開始位置として、その支援開始位置での前記自車両の位置と前記内輪側コーナーの位置の少なくとも一方及び前記外輪側の前記反射点である外輪側反射点(42)の点列に基づいて前記外輪側に位置する前記駐車空間のコーナーである外輪側コーナー(72)の位置を検知する外輪側コーナー検知手段(S17)と、
    を備えることを特徴とする駐車空間検知装置(1)。
  2. 前記反射点算出手段は、前記検知距離の履歴を曲線近似する曲線近似手段(S34)を備え、その曲線近似手段によって得られた近似曲線(300)を用いて前記反射点を算出することを特徴とする請求項1に記載の駐車空間検知装置。
  3. 前記曲線近似手段は、前記検知距離の履歴を2次以上の次数の関数に近似することを特徴とする請求項2に記載の駐車空間検知装置。
  4. 前記反射点算出手段は、前記自車両が単位移動量だけ移動する間に検知された前記検知距離の個数を密度として、前記自車両が前記支援開始位置に移動するまでの各時点間で前記密度が平均的となるように前記検知距離を抽出する距離抽出手段(S33)を備え、
    前記曲線近似手段は、前記距離抽出手段が抽出した検知距離の履歴を曲線近似することを特徴とする請求項2又は3に記載の駐車空間検知装置。
  5. 前記距離抽出手段は、抽出した隣り合う2つの前記検知距離が検知される間に前記自車両が移動した移動量が所定量以上となるように、前記検知距離を抽出することを特徴とする請求項4に記載の駐車空間検知装置。
  6. 前記反射点算出手段は、前記距離検知手段による距離検知の検知間隔よりも細分化した間隔で前記近似曲線上の点を前記検知距離の近似値として算出する近似値算出手段(S35)を備え、その近似値算出手段が算出した近似値を用いて前記反射点を算出することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の駐車空間検知装置。
  7. 前記外輪側コーナー検知手段は、前記支援開始位置での前記自車両の位置と前記内輪側コーナーの位置の少なくとも一方に基づいて、前記外輪側コーナーが存在すると想定される想定範囲(500)を設定する想定範囲設定手段(S52)を備え、その想定範囲に含まれる前記外輪側反射点の点列に基づいて前記外輪側コーナーを検知することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の駐車空間検知装置。
  8. 前記想定範囲設定手段は、前記支援開始位置での前記自車両の前記内輪側のフロントコーナー(54)の位置である自車コーナー位置より前記駐車空間の奥行き方向における手前側の第1範囲と、前記自車コーナー位置より前記駐車空間の左右方向における前記外輪側の第2範囲との重複範囲を前記想定範囲として設定することを特徴とする請求項7に記載の駐車空間検知装置。
  9. 前記想定範囲設定手段は、前記第1範囲と前記第2範囲と、前記内輪側コーナーより前記駐車空間の左右方向における前記自車両の進行方向側の第3範囲との重複範囲を前記想定範囲として設定することを特徴とする請求項8に記載の駐車空間検知装置。
  10. 前記想定範囲設定手段は、前記重複範囲を前記奥行き方向に所定量だけ広げ、かつ、前記左右方向における前記自車両の進行方向反対側に所定量だけ広げた範囲を前記想定範囲として設定することを特徴とする請求項8又は9に記載の駐車空間検知装置。
  11. 前記外輪側コーナー検知手段は、前記外輪側反射点の点列の中から互いの間の距離が閾値未満となる反射点を抽出する反射点抽出手段(S54)を備え、その反射点抽出手段が抽出した反射点の点列に基づいて前記外輪側コーナーの位置を検知することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の駐車空間検知装置。
  12. 前記内輪側コーナー検知手段は、前記内輪側の前記反射点の点列の中から互いの間の距離が閾値未満となる反射点を抽出し、抽出した反射点の点列に基づいて前記内輪側コーナーの位置を検知することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の駐車空間検知装置。
  13. 前記複数の距離検知手段は、前記自車両の前記外輪側のフロントコーナー(55)に搭載されたコーナー距離検知手段(25)と、前記自車両の前記外輪側のフロントサイド(53)に搭載されたサイド距離検知手段(23)と、前記自車両のフロント面(51)に搭載されたフロント距離検知手段(21)の少なくとも一つを含み、
    前記外輪側コーナー検知手段は、前記コーナー距離検知手段、前記サイド距離検知手段及び前記フロント距離検知手段が検知した前記検知距離から求めた前記反射点を前記外輪側反射点として、その外輪側反射点の点列に基づいて前記外輪側コーナーの位置を検知することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の駐車空間検知装置。
  14. 前記内輪側コーナー検知手段(S42)は、前記内輪側の前記反射点の点列の中で最も前記駐車空間側に寄った反射点(413)の前記駐車空間の左右方向における位置を、前記内輪側コーナーの前記左右方向における位置とし、最も前記側方通路側に寄った反射点(414)の前記駐車空間の奥行き方向における位置を、前記内輪側コーナーの前記奥行き方向における位置とし、
    前記外輪側コーナー検知手段(S42)は、前記外輪側反射点の点列の中で最も前記駐車空間側に寄った反射点(421)の前記左右方向における位置を、前記外輪側コーナーの前記左右方向における位置とし、最も前記側方通路側に寄った反射点(422)の前記奥行き方向における位置を、前記外輪側コーナーの前記奥行き方向における位置とすることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の駐車空間検知装置。
  15. 前記内輪側コーナー検知手段(S44)は、前記内輪側の前記反射点が無い場合には、前記外輪側コーナー検知手段が検知した前記外輪側コーナーの位置から前記駐車空間の左右方向における前記自車両の進行方向反対側に所定量だけオフセットした位置を前記内輪側コーナーの前記左右方向における位置とし、前記外輪側コーナーの前記駐車空間の奥行き方向における位置を前記内輪側コーナーの前記奥行き方向における位置とし、
    前記外輪側コーナー検知手段(S44)は、前記外輪側反射点が無い場合には、前記内輪側コーナー検知手段が検知した前記内輪側コーナーの位置から前記左右方向における前記自車両の進行方向側に所定量だけオフセットした位置を前記外輪側コーナーの前記左右方向における位置とし、前記内輪側コーナーの前記奥行き方向における位置を前記外輪側コーナーの前記奥行き方向における位置とすることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の駐車空間検知装置。
  16. 前記駐車空間の左右方向に対応した第1座標軸と前記駐車空間の奥行き方向に対応した第2座標軸を有した座標系を設定する座標系設定手段(S11、S22〜S24)を備え、
    前記反射点の位置、前記内輪側コーナーの位置、前記外輪側コーナーの位置及び前記自車両の位置は前記座標系設定手段が設定した座標系における座標値で与えられることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の駐車空間検知装置。
  17. 前記座標系設定手段(S22)は、前記内輪側コーナーを構成する内輪側障害物(61)を前記距離検知手段が検知し始めた時点における前記自車両の進行方向に基づいて前記座標系を設定することを特徴とする請求項16に記載の駐車空間検知装置。
  18. 前記座標系設定手段(S23)は、前記内輪側の前記反射点の点列で定まる、前記内輪側コーナーを構成する内輪側障害物(61)の角度に基づいて前記座標系を設定することを特徴とする請求項16に記載の駐車空間検知装置。
  19. 前記自車両の各時点の操舵角を検知する操舵角検知手段(13)と、
    前記操舵角検知手段が検知した各時点の操舵角を蓄積する蓄積手段(111)とを備え、
    前記座標系設定手段(S24)は、前記自車両が前記支援開始位置に進入した時からさかのぼって、前記蓄積手段に蓄積された操舵角が最初に所定量以下となる時点における前記自車両の進行方向に基づいて前記座標系を設定することを特徴とする請求項16に記載の駐車空間検知装置。
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