JP5918469B2 - 棒状化粧料、棒状化粧品、及びそれらの製造方法 - Google Patents

棒状化粧料、棒状化粧品、及びそれらの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、口紅、リップライナー、リップクリーム等の棒状化粧料に関し、特に、横断面非円形形状を有する棒状化粧料に関する。なお、ここで、化粧料とは、化粧品分野だけでなく、医薬品分野及び医薬部外品分野にも含まれる、組成物を、意味する。
棒状化粧料は、一般に、棒状化粧料用の繰り出し容器の筒体内に収容されて、棒状化粧品として使用される。ところで、近年では、使用の便宜性の観点から、横断面非円形形状、特に横断面楕円形状、横断面多角形状の、棒状化粧料が使用されるようになってきている。
特開2007−176900号公報 特開2008−278976号公報
しかしながら、棒状化粧品の使用に際して、横断面非円形形状の棒状化粧料を、筒体内面に対して摺接させながら、筒体から繰り出して使用すると、棒状化粧料の周面に剥がれや陥没が生じたり、棒状化粧料に割れが生じたりしていた。これは、次の理由によるものと推測される。すなわち、横断面非円形形状の棒状化粧料は、液状化粧料を、横断面非円形形状の筒状の型内に充填し、冷却により固化して、形成されるが、液状化粧料が固化する際に、例えば楕円形状の場合は、楕円の短径部分と長径部分とにおいて固化速度に差が生じる。それ故、液状化粧料の固化が不均一に起こり、得られた棒状化粧料の全体の強度が不均一となる。
本発明は、上述した、剥がれ、陥没、及び割れ、という不具合の内の、少なくとも1つを防止できる、棒状化粧料を、提供することを主たる目的としている。
本発明の棒状化粧料は、筒体内に摺接可能に嵌合され且つ筒体から繰り出して使用される、口唇用の棒状化粧料であって、横断面非円形形状を有しており、少なくとも、固形油分と、液状又は半固形油分と、を含有しており、固形油分を20〜35重量%含有しており、固形油分中にパラフィンワックスを50重量%以上、好ましくは70重量%以上、より好ましくは75重量%以上、更により好ましくは90重量%以上、含有しており、液状又は半固形油分中に少なくともシア脂を含有していることを特徴としている。
本発明の棒状化粧料の製造方法は、筒体内に摺接可能に嵌合され且つ筒体から繰り出して使用される、口唇用の棒状化粧料を製造する方法であって、少なくとも、固形油分と、液状又は半固形油分と、を加熱溶解して液状化粧料を製造する、化粧料製造工程と、液状化粧料を、横断面非円形形状の筒状の型内に充填し、冷却して棒状に固化させる、成形工程と、を有しており、化粧料製造工程において、固形油分の含有量が20〜35重量%であり、固形油分がパラフィンワックスを50重量%以上、好ましくは70重量%以上、より好ましくは75重量%以上、更により好ましくは90重量%以上、含有しており、液状又は半固形油分中に少なくともシア脂を含有している、ことを特徴としている。
本発明の棒状化粧品は、棒状化粧料を収容するための、横断面非円形形状の、筒体と、筒体内に収容された棒状化粧料を筒体から繰り出すための繰り出し機構と、を備えた繰り出し容器と、筒体内に収容された棒状化粧料と、を備えた、口唇用の棒状化粧品において、棒状化粧料が、横断面非円形形状を有しており、筒体内に摺接可能に嵌合しており、少なくとも、固形油分と、液状又は半固形油分と、を含有しており、固形油分を20〜35重量%含有しており、固形油分中にパラフィンワックスを50重量%以上、好ましくは70重量%以上、より好ましくは75重量%以上、更により好ましくは90重量%以上、含有しており、液状又は半固形油分中に少なくともシア脂を含有している、ことを特徴としている。
本発明の棒状化粧品の製造方法は、棒状化粧料を収容するための、横断面非円形形状の、筒体と、筒体内に収容された棒状化粧料を筒体から繰り出すための繰り出し機構と、を備えた繰り出し容器と、筒体内に摺接可能に嵌合された棒状化粧料と、を備えた、口唇用の棒状化粧品を、製造する方法において、少なくとも、固形油分と、液状又は半固形油分と、を加熱溶解して液状化粧料を製造する、化粧料製造工程と、液状化粧料を、上記筒体内に充填し、冷却して棒状に固化させる、成形工程と、を有しており、化粧料製造工程において、固形油分の含有量が50重量%以上、好ましくは70重量%以上、より好ましくは75重量%以上、更により好ましくは90重量%以上、含有しており、液状又は半固形油分中に少なくともシア脂を含有している、ことを特徴としている。
本発明における「横断面非円形形状」とは、横断面における断面形状が、真円以外の形状、例えば、楕円形状、四角形や三角形等の多角形状、星形状、その他の変形形状であることを意味する。
なお、横断面非円形形状としては、棒状化粧料の操作性や使用性等を考慮して、横断面楕円形状が好ましい。また、その場合の楕円形状の扁平率は、楕円形状が長径寸法L及び短径寸法Sを有する場合において、式(A)によって算出した場合に、0.05〜0.8であることが、好ましい。
扁平率=(長径寸法L−短径寸法S)/長径寸法L …… 式(A)
本発明の棒状化粧料によれば、固形油分中にパラフィンワックスを50重量%以上含有しているので、繰り出し容器の、横断面非円形形状の筒体から、繰り出して使用する際においても、周面に剥がれが生じるのを防止でき、及び/又は、周面に陥没が生じるのを防止でき、及び/又は、割れが生じるのを防止できる。
本発明の棒状化粧料の製造方法によれば、上記のような棒状化粧料を確実に得ることができる。
本発明の棒状化粧品によれば、固形油分中にパラフィンワックスを50重量%以上含有しているので、繰り出して使用する際において、周面に剥がれが生じるのを防止でき、及び/又は、周面に陥没が生じるのを防止でき、及び/又は、割れが生じるのを防止できる。
本発明の棒状化粧品の製造方法によれば、棒状化粧料と同時に棒状化粧品を得ることができるので、異物が付着したり混入したりする機会を減少して品質を向上でき、また、生産性を向上できる。更に、棒状化粧料の先端に面を形成できるので、使用時におけるフィット感を改善できる。
なお、上記効果は、横断面における断面形状が、真円から離れた形状であるほど、顕著である。例えば、横断面多角形状である場合には、上記効果は、八角形以下の形状である場合に、特に顕著である。
本発明の棒状化粧料の外観斜視図である。 図1のII−II断面矢視図である。 本発明の棒状化粧品の外観斜視図である。 図3の棒状化粧品の使用状態の斜視図である。 図3のV−V断面矢視図である。 図3のVI−VI断面矢視図である。 図3の平面図である。 図3の底面図である。
100 棒状化粧品 2 棒状化粧料 21 横断面 3 繰り出し容器 40 筒体 50 繰り出し機構
本発明の棒状化粧料は、横断面非円形形状を有しており、少なくとも、固形油分と、液状又は半固形油分と、を含有しており、固形油分を20〜35重量%含有しており、固形油分中にパラフィンワックスを50重量%以上含有しており、液状又は半固形油分中に少なくともシア脂を含有している。本発明の棒状化粧料は、口紅、リップライナー、リップクリーム等として使用されるので、良好な、外観性、強度、及び使用感等が要求される。
本発明の棒状化粧料は、図1に示されるような棒状の形態を有している。また、図1のII−II断面矢視図である図2に示されるように、棒状化粧料2の横断面21は、非円形形状の一種である楕円形状を有している。すなわち、棒状化粧料2は、横断面楕円形状を有している。
棒状化粧料2の楕円形状は、図2に示されるように、長径寸法L及び短径寸法Sを有している。そして、楕円形状の扁平率は、式(A)によって算出した場合に、0.05〜0.8であり、好ましくは0.1〜0.6であり、より好ましくは0.2〜0.5である。
扁平率=(長径寸法L−短径寸法S)/長径寸法L …… 式(A)
固形油分としては、固体油脂、ロウ類、炭化水素系ワックス、高級アルコール、シリコーンワックス等を、使用できる。
・固体油脂の具体例としては、モクロウ、カカオ脂、硬化ヒマシ油、硬化油、パーム油、硬化ヤシ油、モクロウ核油等が、挙げられる。
・ロウ類の具体例としては、カルナウバロウ、ミツロウ、キャンデリラロウ、ジョジョバロウ、セラックロウ、コメヌカロウ等が、挙げられる。
・炭化水素系ワックスの具体例としては、ポリエチレンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス等が、挙げられる。
・高級アルコールの具体例としては、ベヘニルアルコール、セタノール、バチルアルコール等が、挙げられる。
液状又は半固形油分としては、液体又は半固形油脂類、炭化水素油、エステル油、鎖状シリコーン油、環状シリコーン油、トリグリセリン、フッ素変性油等を、使用できる。
・液体又は半固形油脂類の具体例としては、アボカド油、シア脂、オリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、月見草油、ホホバ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、大豆油、茶実油、コメヌカ油、胚芽油、落花生油、ヒマワリ油、アーモンド油、トウモロコシ油等が、挙げられる。また、これらに水素添加等の処理を施したものは、形状が液体から半固形や固形に変わるものもあるが、液体油脂類と同様に利用できる。特に、水添アボカド油、シア脂が好ましい。
・炭化水素油の具体例としては、スクワラン、流動パラフィン、ポリブテン、ワセリン、水添ポリブテン、軽質流動パラフィン、ポリイソブチレン、ボリイソブテン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン等が、挙げられる。
・エステル油の具体例としては、ラノリン、イソステアリン酸イソセチル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸2−ヘキシルデシル、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、リンゴ酸ジイソステアリル、イソプロピルミリステート、2−オクチルドデシルオレエート、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、2−エチルヘキシルパルミテート、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸デシル、ドデシルオレエート、オレイン酸オレイル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、コハク酸2−エチルヘキシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、セバチン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ホホバエステル、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、リンゴ酸ジオクチルドデシル、リンゴ酸ジデシルテトラデカノール、イソオクタン酸セチル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、等が、挙げられる。
・鎖状シリコーン油の具体例としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等が、挙げられる。
・環状シリコーン油の具体例としては、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が、挙げられる。
なお、本発明の棒状化粧料は、固形油分、及び、液状又は半固形油分、の他に、用途に応じた有効成分や種々の添加剤を含有してもよい。
例えば、本発明の棒状化粧料が口唇用である場合には、有効成分とは、口唇皮膚に対して所望の作用効果を期待して配合される成分を言う。ここで、所望の作用効果としては、(a)口唇のひびわれ、口唇のただれ、口唇炎、口角炎等を、治療すること、(b)日焼けによるしみ・そばかすを防止すること、(c)日やけ・雪やけ後のほてりを鎮静化すること、(d)口唇を清浄にすること、(e)口唇を保護すること、(f)口唇の乾燥を防止すること、(g)口唇の荒れを防止すること、(h)キメを整えること、(i)口唇に潤いを与えること、(j)口唇を滑らかにすること、(k)口唇を健やかに保つことが、挙げられる。有効成分の具体例としては、抗炎症成分(グリチルレチン酸ステアリル、サリチル酸、アラントイン等)、ビタミン成分(トコフェロール酢酸エステル、ビタミンA油等)、保湿成分(ヒアルロン酸ナトリウム、ハチミツ、ローヤルゼリーエキス、ホエイ、水溶性コラーゲン等)、紫外線吸収成分(パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル等)、鎮痛成分(メントール、カンフル、サリチル酸、ユーカリ油、サリチル酸メチル等)、その他抗菌成分(1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等)、抗ウイルス成分等が、挙げられる。
添加剤としては、本発明の棒状化粧料の効果を損なわない限り、種々の、着色剤、防腐剤、防カビ剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、滑沢剤、pH調整剤、矯味剤(甘味剤を含む)、矯臭剤(香料を含む)等を、使用できる。
本発明の棒状化粧料において、固形油分の含有量は、20〜35重量%である。何故なら、固形油分の含有量が少なすぎる場合には、棒状に成形するのが困難であり、また、固形油分の含有量が多すぎる場合には、成形後の棒状化粧料が硬くなりすぎるからである。
そして、本発明の棒状化粧料は、固形油分中にパラフィンワックスを50重量%以上含有していることを特徴としている。この含有量が、50重量%より少ない場合には、棒状化粧料を繰り出し容器において使用する際に、棒状化粧料の周面に剥がれや陥没が生じたり、棒状化粧料に割れが生じたりするが、50重量%以上の場合には、そのような剥がれ等の不具合の内の少なくとも1つを防止できるからである。なお、固形油分中にパラフィンワックスが全く含有されていない場合には、剥がれ等の不具合が顕著に生じる。
本発明に利用できるパラフィンワックスとしては、石油から得た固形の炭化水素類の混合物(例えば、C1634〜C4082の混合物であって、その主成分がC2042〜C3062である混合物等)が挙げられる。その平均分子量は、300〜500程度である。また、その融点は、通常は40〜70℃程度であり、好ましくは50〜70℃程度であり、より好ましくは60〜70℃程度である。本発明におけるパラフィンワックスとしては、化粧料の成分として通常使用されているものを特に制限なく使用することができる。市販品を使用してもよく、市販品としては、例えば、PARAFFIN WAX SP、精製パラフィンワックス、パラフィン、Paraffin wax(いずれも商品名)等が挙げられ、これらは、岩瀬コスファ(株)、日興リカ(株)、新日本石油(株)、日本精蝋(株)等から入手可能である。
本発明の棒状化粧料の固形油分は、パラフィンワックスを100重量%含有するのが好ましい。すなわち、本発明の棒状化粧料の固形油分は、パラフィンワックスのみからなっているのが好ましい。この場合には、剥がれ、陥没、及び割れ、という不具合の全てを防止できる。
一方、本発明の棒状化粧料の固形油分が、パラフィンワックスと、他の固形油分成分と、を含有する場合には、パラフィンワックスの好ましい含有量は、他の固形油分成分に応じて異なる傾向にある。例えば、
・パラフィンワックスとセレシンワックスとを含有する場合には、パラフィンワックスの含有量は70重量%以上が好ましく、90重量%以上がより好ましい。
・パラフィンワックスとキャンデリラロウとを含有する場合には、パラフィンワックスの含有量は50重量%以上で十分に好ましい。
・パラフィンワックスとミツロウとを含有する場合には、パラフィンワックスの含有量は50重量%以上で十分に好ましい。
・パラフィンワックスとマイクロクリスタリンワックスとを含有する場合には、パラフィンワックスの含有量は75重量%以上がより好ましい。
そして、本発明の棒状化粧料の液状又は半固形油分は、アボカド油又はシア脂の内、少なくともシア脂を含有しているのが好ましい。アボカド油又はシア脂は、保湿性が優れており、本発明の棒状化粧料の使用感を向上できる。「使用感」とは、例えば、「滑りの良さ」、「付きの良さ」、「好感度」等を言う。棒状化粧料中のアボカド油又はシア脂の含有量は、3〜35重量%、好ましくは5〜15重量%、より好ましくは8〜12重量%である。なお、アボカド油としては、水添アボカド油を使用するのが好ましい。
本発明に利用できるアボカド油としては、アボカド(別名:ワニナシ、Persea gratissima Gaertn)の果実から採取される油であって、化粧料の成分として通常使用されている油を、特に制限なく使用することができる。市販品を使用してもよく、市販品としては、例えば、ABO−1、Avocado Butter、AEC Avocado Butter、ESP Avocado Butter、Avocado Butter−Ultra Refined、Avo−Prill Persea Butter Prima、精製アボカド油、アボカド油、クロピュア アボカド、AVOCADO OIL EXTRA、NIKKOL精製アボカド油、Huile D‘Avocat(いずれも商品名)等が挙げられ、これらは、日光ケミカルズ(株)、日本油脂(株)、(株)アイ・ティー・オー、Jan Dekker、エスペリス、INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES、A&E Connock、EarthSupplied Products、Naturactiva、Biochemica International、SNOI、Lipo、CRODA等から入手可能である。
本発明に利用できるシア脂としては、シア(Buryrospermum parkii)の種子から採取される半固形油であって、化粧料の成分として通常使用されている油を、特に制限なく使用することができる。市販品を使用してもよく、市販品としては、例えば、セチオールSB−45、ビオデルマSX−19〈E〉、液状シアバター、クロピュア ベジラン、クロピュア SR−ベジラン、クロピュア リキッド ベジラン、クロピュアSB、シアバターRF、リペックス シアソフト(いずれも商品名)等が挙げられ、これらは、コグニスジャパン(株)、Henkel KGaA、一丸ファルコス(株)、クローダジャパン(株)、高級アルコール工業(株)、KARLSHAMNS AB 等から入手可能である。
上述した本発明の棒状化粧料は、次の工程(1)、(2)をこの順に経て製造される。
(1)少なくとも、固形油分と、液状又は半固形油分と、を加熱溶解して液状化粧料を製造する、化粧料製造工程。
(2)液状化粧料を、横断面非円形形状の筒状の型内に充填し、冷却して棒状に固化させる、成形工程。
なお、化粧料製造工程において、固形油分の含有量は20〜35重量%であり、固形油分はパラフィンワックスを50重量%以上含有しており、液状又は半固形油分は少なくともシア脂を含有している。また、化粧料製造工程では、必要に応じて、上述した有効成分や添加剤を含有させてもよい。
そして、上述した本発明の棒状化粧料は、一般に、繰り出し容器に収容されて、棒状化粧品として使用される。図3は、本発明の棒状化粧品100の外観斜視図である。図4は、棒状化粧品100の使用状態の斜視図である。図5は、図3のV−V断面矢視図である。図6は、図3のVI−VI断面矢視図である。図7は、図3の平面図である。図8は、図3の底面図である。棒状化粧品100は、一般に、棒状化粧料2と繰り出し容器3とを備えている。繰り出し容器3は、棒状化粧料2を収容するための筒体40と、筒体40内に収容された棒状化粧料2を筒体40から繰り出すための繰り出し機構50と、筒体40を塞ぐキャップ60と、を備えている。キャップ60は、筒体40に対して着脱可能である。なお、繰り出し容器3は、一般的には、ABS、AS、ポリプロピレン等の硬質の合成樹脂で構成されるが、具体的には、棒状化粧料2の構成成分との相互作用等の製剤的特徴や、生産性等も、考慮して適宜選択された、材料で、構成される。また、本発明の製造方法を採用する場合においては、繰り出し容器3は、耐熱性等を考慮して、ポリプロピレンで構成されることが好ましい。
筒体40は、横断面楕円形状を有している。棒状化粧料2は、筒体40内に摺接可能に嵌合している。
繰り出し機構50は、基台51及び回転軸52を備えている。基台51は、棒状化粧料2が充填される凹部511を有している。回転軸52は、底部に露出しているダイヤル521と、筒体40内にダイヤル521から真っ直ぐに延びた中軸522と、を有している。中軸522は、表面に多数の溝523を有している。基台51は、中軸522の溝523に螺合しており、中軸522が回転すると、中軸522に沿って上下動するようになっている。したがって、繰り出し機構50によれば、ダイヤル521が回転されることによって、中軸522が回転し、それに伴って、基台51が棒状化粧料2を伴って筒体40内を上下動し、それにより、棒状化粧料2が繰り出される。
棒状化粧品100は、図4に示されるように、筒体40内の棒状化粧料2を、繰り出し機構50によって筒体40から繰り出しながら使用に供されるようになっている。ここで、「繰り出す」とは、棒状化粧料2を筒体40に対して「出し入れする」ことを意味する。
上述した棒状化粧品100は、次の工程(1)、(2)をこの順に経て製造される。
(1)少なくとも、固形油分と、液状又は半固形油分と、を加熱溶解して液状化粧料を製造する、化粧料製造工程。
(2)液状化粧料を、横断面楕円形状の筒体40内に充填し、冷却して棒状に固化させる、成形工程。
なお、化粧料製造工程において、固形油分の含有量は20〜35重量%であり、また、固形油分は、パラフィンワックスを50重量%以上含有しており、液状又は半固形油分は少なくともシア脂を含有している。また、化粧料製造工程では、必要に応じて、上述した有効成分や添加剤を含有させてもよい。
上述した棒状化粧品100の製造方法によれば、筒体40内に棒状化粧料2が直接に形成されるので、棒状化粧品100の生産性を向上できる。
次に、実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例のみに限定されるものではない。なお、表中の成分の配合量の単位は、特に記載のない場合には、全て重量%(w/w%)である。
[棒状化粧料及び棒状化粧品の製造方法]
以下の表1〜7に示される「固形油分」と「液状又は半固形油分」とを、75〜85℃で加熱溶解して液状化粧料を製造し(化粧料製造工程)、この液状化粧料を、繰り出し容器3の筒体40内に充填し、冷却して棒状に固化させた(成形工程)。これにより、棒状化粧料2及び棒状化粧品100を同時に得た。なお、棒状化粧料2の寸法は、長径寸法L:18mm、短径寸法S:10mm、扁平率:0.44、全長:35mmである。
また、表1〜7においては、固形油分の含有量が20〜35重量%であり、且つ、固形油分がパラフィンワックスを50重量%以上含有している、例を、参考例とし、更に、その内、シア脂を含有している例を、実施例として示し、それ以外を比較例として示している。
[評価試験]
得られた棒状化粧品100における棒状化粧料2について、「外観試験」及び「使用感試験」を行った。
(1)外観試験
表1〜6に示される参考例1〜15及び比較例1〜9について、外観試験を行った。
具体的には、棒状化粧料2の全長を、筒体40から1回繰り出した後に、「剥がれ」、「陥没」、及び「割れ(折れ)」、という不具合の有無を、目視で観察した。なお、「1回繰り出す」とは、1回出し入れすることを意味する。
なお、表1〜6の不具合の欄において、「0/3」のように分数で示されている値は、「該当サンプル数/全サンプル数」を意味する。例えば、「陥没」における「0/3」は、3個のサンプルの内、陥没の生じたサンプルが0個であることを意味する。また、「剥がれ(面積)」における「0%」は、棒状化粧料2の周面において、剥がれた面積が周面の全面積に対して0%であることを意味する。また、「剥がれ」における「0/5」は、全サンプル5個の内、剥がれが生じたサンプルが0個であることを意味する。
Figure 0005918469
表1において、参考例1〜5と比較例1、2とを対比するとわかるように、本発明の棒状化粧料2中の固形油分の含有量は、20〜35重量%である必要がある。比較例1では、固形油分の含有量が少ないので、成形性が不良であり、比較例2では、固形油分の含有量が多いので、棒状化粧料2が硬くなりすぎている。そして、参考例1〜5では、固形油分中のパラフィンワックス含有量が100%であるので、「剥がれ」、「陥没」、及び「割れ(折れ)」が、全く発生していない。
Figure 0005918469
表2において、参考例6〜9と比較例3〜6とを対比するとわかるように、本発明の棒状化粧料2では、固形油分がパラフィンワックスを含有している必要がある。比較例3〜6では、固形油分がパラフィンワックス以外の成分からなっているため、不具合が顕著である。
Figure 0005918469
表3からわかるように、本発明の棒状化粧料2では、固形油分が、パラフィンワックス以外の成分として、セレシンを10〜50重量%含有してもよい。この場合でも、「剥がれ」、「陥没」、及び「割れ」、という不具合を防止できる。
Figure 0005918469
表4からわかるように、本発明の棒状化粧料2では、固形油分が、パラフィンワックス以外の成分として、キャンデリラロウを50重量%含有してもよい。この場合でも、「剥がれ」、「陥没」、及び「割れ」、という不具合を防止できる。
Figure 0005918469
表5からわかるように、本発明の棒状化粧料2では、固形油分が、パラフィンワックス以外の成分として、ミツロウを50重量%含有してもよい。この場合でも、「剥がれ」、「陥没」、及び「割れ」、という不具合を防止できる。
Figure 0005918469
表6からわかるように、本発明の棒状化粧料2では、固形油分が、パラフィンワックス以外の成分として、マイクロクリスタリンワックスを10〜25重量%含有してもよい。この場合でも、「剥がれ」、「陥没」、及び「割れ」、という不具合を良好に防止できる。
(2)使用感試験
表7に示される参考例16、17について、使用感試験を行った。
具体的には、棒状化粧料2を、11人の成人女性の唇に、使用してもらい、「滑りの良さ」、「付きの良さ」、「好感度」について、主観的に判断してもらった。表7は、その結果を示す。なお、これらの使用感の試験については、棒状化粧料2として、横断面真円形状のものを用いたが、横断面楕円形状のものでも、同様の結果を示すと考えられる。
Figure 0005918469
表7からわかるように、参考例16では、液状又は半固形油分が水添アボカド油を含有しているので、使用感の全てが良好である。また、液状又は半固形油分として、水添アボカド油の代わりにシア脂を含有している場合も使用感の全てが良好であった。
したがって、参考例1、2、4〜15も、水添アボカド油及び/又はシア脂を含有しているので、使用感の全てが良好であると、推測できる。
更に、参考例16については、10人程度の成人女性の唇に、使用してもらい、「保湿性」、「フィット性等」について、主観的に判断してもらった。表8及び表9は、その結果を示す。なお、これらの使用感の試験については、棒状化粧料2として、横断面楕円形状のものを用いた。
Figure 0005918469
表8からわかるように、参考例16は、水添アボカド油を含有しているので、保湿力の持続性及び強さについて、満足できるものであった。また、液状又は半固形油分としてシア脂を含有している場合も保湿力の持続性及び強さについて満足できるものであった。
したがって、参考例1、2、4〜15も、水添アボカド油及び/又はシア脂を含有しているので、保湿力の持続性及び強さについて、満足できるものであると、推測できる。
Figure 0005918469
表9からわかるように、参考例16は、横断面楕円形状を有しているので、フィット性等について、満足できるものであった。したがって、参考例1〜15、17も、横断面楕円形状を有しているので、フィット性等について、満足できるものであると、推測できる。
なお、上述したように、棒状化粧料は、「固形油分」及び「液状又は半固形油分」以外に、「有効成分」や「添加剤」を含有してもよく、そのような参考例及び実施例を表10〜12に示す。これらの参考例及び実施例の、棒状化粧料及び棒状化粧品も、表1〜7の例と同様に製造した。すなわち、表10〜12に示される「固形油分」と「液状又は半固形油分」と「有効成分」と「添加剤」とを、75〜85℃で加熱溶解して液状化粧料を製造し(化粧料製造工程)、この液状化粧料を、繰り出し容器3の筒体40内に充填し、冷却して棒状に固化させた(成形工程)。これにより、棒状化粧料2及び棒状化粧品100を同時に得た。
Figure 0005918469
Figure 0005918469
Figure 0005918469
表10〜12に示される参考例18〜25及び実施例1〜5によっても、上述した参考例と同様の効果を発揮できる。すなわち、参考例18〜25及び実施例1〜5によれば、固形油分中にパラフィンワックスを50重量%以上含有しているので、棒状化粧料2を繰り出し容器3の筒体40から繰り出して使用する際においても、周面に剥がれが生じるのを防止でき、及び/又は、周面に陥没が生じるのを防止でき、及び/又は、割れが生じるのを防止できる。しかも、参考例18〜25及び実施例1〜5によれば、液状又は半固形油分が水添アボカド油及び/又はシア脂を含有しているので、使用感の全てが良好である。
本発明の棒状化粧料は、剥がれ、陥没、及び割れ、という不具合を、防止できるので、産業上の利用価値が大である。

Claims (8)

  1. 筒体内に摺接可能に嵌合され且つ筒体から繰り出して使用される、口唇用の棒状化粧料であって、
    横断面非円形形状を有しており、
    少なくとも、固形油分と、液状又は半固形油分と、を含有しており、
    固形油分を20〜35重量%含有しており、
    固形油分中にパラフィンワックスを50重量%以上含有しており、
    液状又は半固形油分中に、少なくとも、シア脂を含有している、
    ことを特徴とする棒状化粧料。
  2. 固形油分中に、更に、セレシンワックス、キャンデリラロウ、ミツロウ、及びマイクロクリスタリンワックスからなる群から任意に選択される1種以上を含有している、請求項1記載の棒状化粧料。
  3. 上記非円形形状が楕円形状である、請求項1記載の棒状化粧料。
  4. 上記楕円形状が、長径寸法L及び短径寸法Sを有する場合において、
    上記楕円形状の扁平率が、式(A)によって算出した場合に、0.05〜0.8である、請求項3記載の棒状化粧料。
    扁平率=(長径寸法L−短径寸法S)/長径寸法L …… 式(A)
  5. 液状又は半固形油分が、アボカド油を含有している、請求項1記載の棒状化粧料。
  6. 筒体内に摺接可能に嵌合され且つ筒体から繰り出して使用される、口唇用の棒状化粧料を、製造する方法であって、
    少なくとも、固形油分と、液状又は半固形油分と、を加熱溶解して液状化粧料を製造する、化粧料製造工程と、
    液状化粧料を、横断面非円形形状の筒状の型内に充填し、冷却して棒状に固化させる、成形工程と、を有しており、
    化粧料製造工程において、固形油分の含有量が20〜35重量%であり、固形油分がパラフィンワックスを50重量%以上含有しており、液状又は半固形油分が少なくともシア脂を含有している、ことを特徴とする棒状化粧料の製造方法。
  7. 棒状化粧料を収容するための、横断面非円形形状の、筒体と、筒体内に収容された棒状化粧料を筒体から繰り出すための繰り出し機構と、を備えた繰り出し容器と、
    筒体内に収容された棒状化粧料と、
    を備えた、口唇用の棒状化粧品において、
    棒状化粧料が、
    横断面非円形形状を有しており、
    筒体内に摺接可能に嵌合しており、
    少なくとも、固形油分と、液状又は半固形油分と、を含有しており、
    固形油分を20〜35重量%含有しており、
    固形油分中にパラフィンワックスを50重量%以上含有しており、液状又は半固形油分が少なくともシア脂を含有している、ことを特徴とする棒状化粧品。
  8. 棒状化粧料を収容するための、横断面非円形形状の、筒体と、筒体内に収容された棒状化粧料を筒体から繰り出すための繰り出し機構と、を備えた繰り出し容器と、
    筒体内に摺接可能に嵌合された棒状化粧料と、
    を備えた、口唇用の棒状化粧品を、製造する方法において、
    少なくとも、固形油分と、液状又は半固形油分と、を加熱溶解して液状化粧料を製造する、化粧料製造工程と、
    液状化粧料を、上記筒体内に充填し、冷却して棒状に固化させる、成形工程と、を有しており、
    化粧料製造工程において、固形油分の含有量が20〜35重量%であり、固形油分がパラフィンワックスを50重量%以上含有しており、液状又は半固形油分が少なくともシア脂を含有している、ことを特徴とする棒状化粧品の製造方法。
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