JP2000038313A - 油性固型化粧料 - Google Patents
油性固型化粧料Info
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Abstract
止効果)及び使用感に優れ、また、形状保持性、高温安
定性・安全性にも優れた新規な油性固型化粧料に関す
る。 【解決手段】アクリル−シリコーン系グラフト共重合
体、有機シリコーン樹脂、特定の固体脂成分及び揮発性
シリコーンを必須成分として配合することにより、化粧
崩れ防止効果、使用感ならびに化粧膜の均一性が良好な
油性固型化粧料を提供するものである。
Description
関するものであり、更に詳しくは化粧崩れ防止効果(化
粧持ち効果及び色移り防止効果)及び使用感に優れ、ま
た、形状保持性、高温安定性・安全性にも優れた新規な
油性固型化粧料を提供するものである。
半固形状油分、液体油分及び着色剤を中心に構成されて
おり、化粧品として快適な使用性・使用感を得るため
に、種々の形状、性質を持つ油分や着色剤の配合検討が
なされてきた。特に無機粉末や有機顔料を多く含む油性
固型化粧料は、皮脂や汗あるいはほかの化粧料の油分な
どによって、よれたり、流れたりの化粧崩れを生じると
いう問題点があった。油性固型化粧料の化粧持ちを良く
するためには、マイカ等の粉体を高比率に配合して液状
油分に由来する経時によるにじみや食品、衣服への付着
を減少させたもの、皮膚や唇への密着性を向上させるた
めに固形状油分を高比率に配合したものや着色剤と樹脂
成分のみとして、化粧持ちを良くしたもの等があった。
如くマイカ等の粉体、固形状油分等の調整により化粧持
ちの効果をはかったものは、油性固形化粧料として重要
な要素である使用感の点では劣るという欠点があった。
そこで、揮発性シリコーンを用い化粧持ち効果を得る方
法があるが、化粧崩れ防止効果に優れているものの固形
状を保持するために、固化剤を使用する必要があった。
固化剤として固形状油分や有機シリコーン樹脂が用いら
れるが、固形状油分を揮発性シリコーンの固化剤として
使用する場合、少量では固形状にならないので多量に配
合する必要があり、多量に配合して形状保持が可能とな
っても、固く、伸びがなめらかでなく使用感に劣るもの
となってしまう。また、有機シリコーン樹脂を配合した
ものは、化粧崩れ防止効果には優れているものの、使用
感が良好ではないうえに化粧膜の均一性が得られにくい
という欠点があった。このため化粧崩れ防止効果に優れ
ているとともに、使用感が良好で、化粧膜が均一であ
り、高温安定性に優れた油性固型化粧料が望まれてい
た。
者らは鋭意研究の結果、アクリル−シリコーン系グラフ
ト共重合体、有機シリコーン樹脂、特定の固体脂成分及
び揮発性シリコーンを必須成分として配合することによ
り、化粧崩れ防止効果、使用感ならびに化粧膜の均一性
が良好な油性固型化粧料が得られることを見いだし本発
明を完成した。すなわち、次の(a)〜(d)成分; (a)アクリル−シリコーン系グラフト共重合体 0.1〜20重量% (c)有機シリコーン樹脂 0.1〜30重量% (c)炭素数28〜33の鎖状炭化水素を65重量%以上含有し、且つ炭素数3 1の鎖状炭化水素を主成分としてなる固体脂成分 3〜30重量% (d)揮発性シリコーン 10〜50重量% を含有することを特徴とする油性固型化粧料を提供する
ものである。
発明で用いられる(a)成分のアクリル−シリコーン系
グラフト共重合体とは、分子鎖の片末端にラジカル重合
性基を有するオルガノポリシロキサン化合物とアクリレ
ート及び/又はメタクリレートを主体とするラジカル重
合性モノマーとの共重合体で、特開平2−25411号
公報、特開平2−132141号公報等に記載されてい
るものが例示される。例えば、分子鎖の片末端にラジカ
ル重合性を有するオルガノポリシロキサン化合物は、下
記の一般式(1)
ている直鎖状又は分岐状の炭素鎖を有する炭素原子1〜
10個の2価の飽和炭化水素基 R3:メチル基又はブチル基 l:3〜300 で表されるものが挙げられる。
ートを主体とするラジカル重合性モノマーは、ラジカル
重合性不飽和結合を分子中に1個有する化合物を意味
し、使用されるアクリレート及び/又はメタクリレート
としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート
等のアルキル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレート、フルオロ炭素鎖1〜10のパーフルオロ
アルキル(メタ)アクリレートを例示することができ
る。また、本発明におけるアクリレート及び/又はメタ
クリレートを主体とするラジカル重合体モノマーにおい
て、上記したアクリレート及び/又はメタクリレート以
外に必要に応じて種々の重合性モノマー化合物を使用す
ることができる。これらの化合物としては、スチレン、
置換スチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸、無水
マレイン酸、マレイン酸エステル、フマル酸エステル、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、
ブタジエン、アクリロニトリル、フッ化オレフィン、N
−ビニルピロリドン等を例示することができる。分子鎖
の片末端にラジカル重合性基を有するジメチルポリシロ
キサン化合物(A)とアクリレート及び/又はメタクリ
レートを主体とするラジカル重合性モノマー(B)との
共重合体は、重合比率((A)/(B)):1/19〜
2/1の範囲内で、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロ
イルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル等の
通常のラジカル重合開始剤の存在下で行われ、溶液重合
法、乳化重合法、懸濁重合法、バルク重合法のいずれの
方法の適用も可能である。市販品としては、溶剤に溶解
したものとして、KP541、KP543、KP545
(以上、信越化学工業社製)等が挙げられる。アクリル
−シリコーン系グラフト共重合体は、本発明の油性固型
化粧料中により好ましくは0.1〜20重量%(以下、
単に「%」で示す。)、更に好ましくは0.5〜15%
の範囲で配合される。0.1%未満では化粧崩れ防止効
果、ツヤが不十分で、20%より多いと伸び、なめらか
さ等の使用感を満足するものが得られない。また、これ
らのアクリル−シリコーン系グラフト共重合体は必要に
応じて1種又は2種以上用いることができる。
コーン樹脂とは、(R1 3SiO1 /2)x・(SiO
2)y(R1は炭素数1〜6までの炭化水素基又はフェ
ニル基)で表され、x/yは1/8〜6/1の範囲に存
在する有機シリコーン樹脂で、市販品としては、有機シ
リコーン樹脂をシリコーン油で溶解したものとして、例
えば、KF7312F、KF7312J、KF7312
K、KF9001、KF9002、X−21−524
9、X−21−5250、(以上、信越化学工業社
製)、DC593、BY11−018(以上、東レ・ダ
ウコーニング・シリコーン社製)、TSF4600(東
芝シリコーン社製)等が挙げられる。
化粧料中に0.1〜30%、好ましくは1〜25%配合
される。0.1%未満では化粧持ち防止効果が得られ
ず、また25%を超えると使用感を満足するものが得ら
れない。これらの有機シリコーン樹脂は必要に応じて1
種又は2種以上用いることができる。
分は、炭素数28〜33の鎖状炭化水素を65%以上含
有することを不可欠とするが、この炭素数28〜33の
鎖状炭化水素含量は本発明で用いる固体脂成分全体に占
める上記鎖状炭化水素の割合をいう。この場合、上記鎖
状炭化水素以外で固体脂中に存在する成分は、特に制限
されないが、上記固体脂成分を植物由来のロウから取得
する場合、植物ロウ中に存在する遊離脂肪酸、遊離アル
コール、エステル、樹脂分及び上記以外の炭化水素をそ
の例として挙げることができる。つまり、本発明で用い
る上記固体脂成分はこれらの成分を35%未満の範囲で
含有しうる。これらの割合は植物由来のロウを原料とし
て用いる場合、植物の種類、ロウの分離、精製条件など
によって異なるが、通常上記以外の炭化水素の割合は5
%以下が好ましい。また、これは炭素数31の鎖状炭化
水素を主成分としていることを要し、特に炭素数28〜
33の鎖状炭化水素中に占める炭素数31の鎖状炭化水
素の割合は60〜80%であることが好ましい。上記か
ら理解されるように本発明で用いる上記固体脂成分は炭
化水素の割合が高いだけでなく、炭素数の分布幅が狭
く、且つ炭素数31の割合が高いことに特徴がある。
尚、上記固体脂成分中の炭素数28〜33の鎖状炭化水
素の割合は70%以上であることが更に好ましい。
3の炭化水素は通常直鎖状の飽和炭化水素であるが、少
しの分岐や不飽和結合を有するものも包含される。本発
明における上記固体脂成分は上記組成を満足する一の固
体脂として取得できる限り、その調製方法には制限され
ず、合成原料、天然原料いずれの使用も可能であり、物
理的混合手段によって調製することもできる。最も好ま
しい原料はキャンデリラ植物である。具体的には、例え
ばキャンデリラ植物より得られる帯褐黄色ないし帯黄褐
色のわずかに樹脂臭のあるキャンデリラロウから分離精
製して得られる。
化粧料中に3〜30%、好ましくは5〜25%配合され
る。3%未満では、十分な硬さが得られず、25%を超
えると使用感やツヤを満足するものは得られない。
一般式(2)
分子量のジメチルポリシロキサンや、一般式(3)
状シリコーンであるオクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられ
る。
リコーンは、本発明の油性固形化粧料中に10〜50
%、好ましくは、20〜50%の範囲で配合される。配
合量がこの範囲であれば化粧持ち、系の安定性において
特に良好なものが得られる。また、これらの揮発性シリ
コーンは必要に応じて1種又は2種以上を用いることが
でき、また形状保持性を確保するために揮発性シリコー
ン全量のうち50%以上が環状シリコーンであることが
好ましい。
(d)以外に、化粧持ちや特に色移り防止効果を格段に
向上させるため、成分(e)として、長鎖アルキル含有
ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポ
リオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、カル
ボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニル
ポリマーから選ばれる1種又は2種以上を配合すること
が好ましい。市販品として、例えば長鎖アルキル含有ポ
リオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンとして
ABIL EM90(ゴールドシュミット社製)、ポリ
オキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンとしてシ
リコンKF6015、6017(信越化学工業社製)、
カルボキシビニルポリマーとしてカーボポール940
(グッドリッチケミカル社製)、アルキル変性カルボキ
シビニルポリマーとしてペミュレンTR−1、TR−2
(グッドリッチケミカル社製)を挙げることができる。
また、その配合量は、化合物により異なるが0.1〜1
0%の範囲で用いることがより好ましい。
須成分の他に、通常の化粧料に使用される成分、例えば
炭化水素、高級脂肪酸エステル、動植物油脂、シリコー
ン油、フッ素系油等の油性成分や、有機顔料、無機顔料
等の粉体、水溶性高分子、アルコール類、水等の水性成
分、界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、酸化防止剤、
美容成分、防腐剤、香料などを本発明の効果を損なわな
い範囲で適宜配合することができる。
粧品一般に使用される固形油、半固形油、液体油、揮発
性油等が使用できる。動物油、植物油、鉱物油、合成油
を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エ
ステル類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油
類、フッ素系油類、親油性界面活性剤等が挙げられる。
具体的には、固体パラフィンワックス、セレシンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス、カルナウバワック
ス、キャンデリラワックス、ミツロウ、モクロウ、ゲイ
ロウ、ポリエチレンワックス、流動パラフィン、スクワ
ラン、ポリブテン、ワセリン、オリーブ油、ヒマシ油、
ホホバ油、マカデミアンナッツ油、ロジン酸ペンタエリ
トリットエステル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステ
ル、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−
L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチ
ルドデシル)、液状ラノリン、ミリスチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸
セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン
酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、ト
リイソステアリン酸ポリグリセリル、ステアリン酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、ベへニン酸、イソステアリン
酸、オレイン酸、セチルアルコール、ステアリルアルコ
ール、ラウリルアルコール、イソステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール、ジメチルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポ
リシロキサン、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メ
チルフェニルポリシロキサン、パーフルオロオクタン、
パーフルオロデカン、パーフルオロポリエーテル、フッ
素変性シリコーン等のフッ素系油剤、グリセリンモノス
テアレート、ソルビタントリステアレート等が挙げられ
る。
体であれば形状も球状、板状、針状等特に限定すること
なく配合できる。例えば無機粉体としては、タルク、カ
オリン、マイカ、合成マイカ、セリサイト、炭酸マグネ
シウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸
マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、無水
ケイ酸、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメ
クタイト、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、
酸化アルミニウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、一
酸化チタン、チッ化硼素、酸化クロム、コンジョウ、群
青、酸化鉄雲母、酸化鉄雲母チタン、雲母チタン、オキ
シ塩化ビスマス等が挙げられ、有機粉体としては、ナイ
ロン粉末、ポリエチレン粉末、ポリスチレン粉末、シリ
コーン粉末、メチルメタアクリレート粉末、ポリテトラ
フルオロエチレンパウダー、ウールパウダー、シルクパ
ウダー、結晶セルロース、タール系色素及びそのレーキ
色素等、又、これらの粉体を複合化したものが挙げられ
る。更にフッ素化合物、シリコーン系油剤、金属石鹸、
ロウ、油脂、炭化水素等の1種又は2種以上を用いて表
面処理を施したものを用いることもできる。
ば何れでもよく、例えば、プロピレングリコール、1,
3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、
ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、ソ
ルビトール、マルチトール、ショ糖、でんぷん糖、ラク
チトール等の糖類、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナ
トリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラビアガム、ア
ルギン酸ナトリウム、カラギーナン、メチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性高分子、塩化
ナトリウム、塩化マグネシウム、乳酸ナトリウム等の塩
類、アロエベラ、ウィッチヘーゼル、ハマメリス、キュ
ウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液等及
び水が挙げられる。
面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル及びその
アルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコ
ール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキ
レングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル
及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレン
グリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、グ
リセリンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンの
アルキレングリコール付加物等が挙げられる。アニオン
界面活性剤としては、ステアリン酸、ラウリン酸のよう
な脂肪酸及びそれらの無機及び有機塩、アルキルベンゼ
ン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスル
ホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン
化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N
−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−ア
シル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リン
ゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。両
性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイ
プのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リ
ン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全とされ
るものが使用できる。例えば、N,N−ジメチル−N−
アルキル−N−カルボキシルメチルアンモニウムベタイ
ン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸、
N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレンア
ンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビ
ス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタイン、
2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシ
メチルイミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
ェノン系としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,2’
−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノ
ン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベ
ンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テト
ラヒドロキシベンゾフェノン等が挙げられ、PABA系
としては、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エ
チル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルア
ミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸−2
−エチルヘキシル、パラジヒドロキシプロピル安息香酸
エチル等が挙げられ、ケイ皮酸系としては、p−メトキ
シケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−メトキシケイ皮
酸−2−エトキシエチル等が挙げられ、サリチル酸系と
しては、サリチル酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸
フェニル、サリチル酸ホモメンチル等が挙げられ、その
他、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、4−tert−ブチル−4’−メトキ
シジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられ
る。
多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられ
る。酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、
アスコルビン酸等が挙げられる。美容成分としては、例
えばビタミン類、消炎剤、生薬等が挙げられる。防腐剤
としては、例えばパラオキシ安息香酸アルキル、フェノ
キシエタノール等が挙げられる。
スティック状、皿状等が挙げられ、ファンデーション、
口紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、下地ク
リーム等に用いることができる。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
ト共重合体1 下記組成式(4)
チルポリシロキサン40g、メチルメタクリレート40
g、2−エチル−ヘキシルアクリレート10g、n−ブ
チルメタクリレート10g、トルエン100gを混合
し、続いてアゾビスイソブチロニトリル1.5gを添
加、溶解させた後、攪拌下に80〜90℃の温度範囲内
で5時間反応させ粘稠な溶液を得た。この溶液を2lの
メタノール中に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出
せしめた。沈殿物を濾別し、乾燥させて粒状の重合体を
得た。
炭化水素を65重量%以上含有し、且つ炭素数31の鎖
状炭化水素を主成分としてなる固体脂成分の成分組成を
以下に示す。尚、C31/C28〜33は、炭素数28
〜33の鎖状炭化水素中において炭素数31の鎖状炭化
水素の占める重量割合(%)を示す。
ク状口紅 表1に示す処方の、スティック状口紅を調製し、使用性
(のびの軽さ、化粧膜の均一性、つや)、化粧持ち(色
移りのしにくさ、色持ちのよさ、つやの持続性)、高温
安定性、形状保持性について下記の方法により評価し
た。その結果も併せて表1に示す。
脱泡後、成分(24)を添加し均一混合する。 C、口紅容器に充填して口紅を得る。
査パネル50名による使用テストを行ない、のびの軽
さ、化粧膜の均一性、つや、色移りのしにくさ、色持ち
のよさ、つやの持続性の各々の項目について良いとした
人数により、以下の基準に従い評価した。 高温安定性:口紅を40℃及び50℃恒温槽に入れ、経
時(2週間)における高温安定性(折れ、曲がり、発
汗)を観察し、良好なものから不良なものまでを◎から
××の5段階で評価した。 形状保持性:レオメーターNRM−2002Jにより応
力値を測定し、十分な形状保持性を有するものから困難
なものまでを◎〜××の5段階で評価した。
施例1〜8のスティック状口紅は、比較例1〜7のステ
ィック状口紅に比べて、のびの軽さ、化粧膜の均一性、
つや、化粧持ち、色移りのしにくさ、色持ちのよさ、つ
やの持続性に優れたものであった。
後、脱泡し、容器に充填する。 以上のようにして得られた本発明品は、化粧持ち、使用
感、膜の均一性に優れた油性ファンデーションであっ
た。
脱泡し、所定の容器に充填する。 以上のようにして得られた本発明品は、化粧持ち、使用
感、膜の均一性に優れたアイカラーであった。
止効果(化粧持ち効果及び色移り防止効果)及び使用感
に優れ、また、形状保持性、高温安定性・安全性にも優
れた新規な油性固型化粧料である。
8)
化粧料中に3〜30%、好ましくは5〜25%配合され
る。3%未満では、十分な硬さが得られず、30%を超
えると使用感やツヤを満足するものは得られない。
Claims (3)
- 【請求項1】 次の(a)成分〜(d)成分; (a)アクリル−シリコーン系グラフト共重合体 0.1〜20重量% (b)有機シリコーン樹脂 0.1〜30重量% (c)炭素数28〜33の鎖状炭化水素を65重量%以上含有し、且つ炭素数3 1の鎖状炭化水素を主成分としてなる固体脂成分 3〜30重量% (d)揮発性シリコーン 10〜50重量% を含有することを特徴とする油性固型化粧料。
- 【請求項2】 更に、(e)成分として、長鎖アルキル
含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
ン、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
ン、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキ
シビニルポリマーから選ばれる1種又は2種以上を含有
することを特徴とする請求項1記載の油性固型化粧料。 - 【請求項3】 前記(d)成分の揮発性シリコーン全量
中の50重量%以上が環状シリコーンであることを特徴
とする請求項1又は2記載の油性固型化粧料。
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---|---|---|---|
JP10208305A JP2000038313A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 油性固型化粧料 |
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---|---|---|---|
JP10208305A JP2000038313A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 油性固型化粧料 |
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---|---|
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JP (1) | JP2000038313A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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