JP2001072533A - 油中水型化粧料 - Google Patents
油中水型化粧料Info
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Abstract
れ、エモリエント効果が高く、化粧持続性に優れた安定
性の良い油中水型化粧料を提供する。 【解決手段】重量平均分子量が5000〜60000
で、且つ40℃における粘度値が1000cp〜400
00cpであるα−オレフィンオリゴマーと、HLB2
〜8のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
ン及び/又は長鎖アルキル基含有ポリオキシアルキレン
変性オルガノポリシロキサンとを含有することを特徴と
する油中水型化粧料。
Description
ィンオリゴマーと特定のポリオキシアルキレン変性オル
ガノポリシロキサン及び/又は長鎖アルキル基含有ポリ
オキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンとを含有
する油中水型化粧料に関し、更に詳しくは、肌上で伸び
拡がりが良好で、肌への密着性に優れ、エモリエント効
果が高く、化粧持続性に優れた安定性の良い油中水型化
粧料を提供するものである。
較して肌への親和性が高く肌表面を油膜で被覆し、水分
の蒸散を防ぎ肌を乾燥から保護したり、肌にトリートメ
ント効果を付与する等、その官能特性の広さから様々な
化粧料に応用されており、目的とする品質特性を得る為
に、種々の基材が配合されている。特に乳化剤としてポ
リオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを使用
したものは、被乳化油剤として多種の油剤が使用可能で
あり、また安定性に優れ、品質の幅が広いことが知られ
ている。更には、その油剤の選択によって任意の品質を
作ることが可能である。例えば、シリコーンオイルを用
いるとさっぱりした感触が得られ、トリグリセリン脂肪
酸エステルやエステル油を用いると肌なじみが良くな
り、ポリイソブチレン等の高重合度炭化水素油を用いる
と肌への付着性を高められる等の技術が知られていた。
ーンオイルでは肌への密着性に劣り、トリグリセリン脂
肪酸エステルやエステル油では伸び・拡がりの軽さに欠
け、ポリイソブチレン等の高重合度炭化水素油では伸び
・拡がりの軽さに欠け、しかもポリイソブチレンは、長
時間高温条件下にさらされると、油分の劣化を起こし、
変臭を生じる場合があった。また、肌への密着性、化粧
持続性、安定性の全てにおいて良好な品質を得るには、
多種の油剤を組み合わせる必要が有り、使用感を達成す
ると安定性が悪くなり、また、安定性を確保すると使用
感が悪くなる等、その使用感と安定性のバランスをとる
のが難しかった。そこで、肌上で伸び拡がりが良好で、
肌への密着性に優れ、エモリエント効果が高く、化粧持
続性に優れた安定性の良い油中水型化粧料の開発が望ま
れていた。
発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結
果、特定の分子量及び粘度値を有するα−オレフィンオ
リゴマーと、特定のポリオキシアルキレン変性オルガノ
ポリシロキサン及び/又は長鎖アルキル基含有ポリオキ
シアルキレン変性オルガノポリシロキサンとを含有する
油中水型化粧料が、肌上で伸び拡がりが良好で、肌への
密着性に優れ、エモリエント効果が高く、化粧持続性に
優れ、しかも安定性が良好であるという優れた品質を有
する、使用感と安定性のバランスを容易にとることがで
きる油中水型化粧料を見出し本発明を完成させた。
(b);成分(a)重量平均分子量が5000〜600
00で、且つ40℃における粘度値が1000cp〜4
0000cpであるα−オレフィンオリゴマー 成分(b)HLB2〜8のポリオキシアルキレン変性オ
ルガノポリシロキサン及び/又は長鎖アルキル基含有ポ
リオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを含有
することを特徴とする油中水型化粧料を提供するもので
ある。
本発明に用いられる成分(a)のα−オレフィンオリゴ
マーは、べたつき感が無く、肌への密着性に優れた油剤
であり、エチレンを重合して得られる炭素数4〜24の
直鎖脂肪族を重合し、その後、水素添加して得られる側
鎖を有する炭化水素のうち、重量平均分子量が5000
〜60000でかつ40℃における粘度が1000cp
〜40000cpのα−オレフィンオリゴマーである。
本発明の油中水型化粧料において、α−オレフィンオリ
ゴマーは、GPC法における重量平均分子量が、500
0未満では、肌への密着性に劣り、均一な化粧膜を形成
する特性に欠け、60000を超えると、べたつき感を
生じるため好ましくない。また、40℃におけるB型回
転粘度計の粘度値が1000cp未満であると、肌への
密着性に劣り、均一な化粧膜を形成する特性に欠け、4
0000cpを超えると、べたつき感を生じるため好ま
しくない。また更に、本発明に用いられる特定のα−オ
レフィンオリゴマーは、ポリブテンやポリイソブチレン
と比較して、加熱した時の原料臭が低いものであり、こ
れを含有する油中水型化粧料においても、原料臭を低減
させるものであり、低温と高温で粘度の差が少ないもの
である。このような特定のα−オレフィンオリゴマー
は、市販品としてPureSyn100(重量平均分子
量:約6700、40℃における粘度値:1000c
p)、PureSyn150(重量平均分子量:約92
00、40℃における粘度値:1320cp)、Pur
eSyn300(重量平均分子量:約14000、40
℃における粘度値:2780cp)、PureSyn1
000(重量平均分子量:約31000、40℃におけ
る粘度値:9000cp)、PureSyn3000
(重量平均分子量:約55000、40℃における粘度
値:31750cp)(何れも、Mobil社製)等が
挙げられる。
(a)のα−オレフィンオリゴマーの含有量は、0.1
〜20重量%(以下、単に「%」と略す。)が好まし
く、0.5〜10%が特に好ましい。含有量が、この範
囲であれば、乳化安定性、使用感において、特に良好な
ものが得られる。
型化粧料の乳化剤として機能するものであり、HLBが
2〜8の範囲にあるポリオキシアルキレン変性オルガノ
ポリシロキサン及び/又は長鎖アルキル基含有ポリオキ
シアルキレン変性オルガノポリシロキサンである。HL
Bが2未満であると親油性が高くなり、またHLBが8
を超えると油中に水を分散させる能力が低下するため、
好ましくない。
ン変性オルガノポリシロキサンとしては、例えば、一般
式(1)で示されるシリコーン化合物が挙げられる。
ルキレン変性オルガノポリシロキサンは、例えば、側鎖
タイプとして、SH−3772C、SH−3775C
(何れも、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、
KF−6011、KF6012、KF−6013、KF
−6015、KF−6016、KF−6017(何れ
も、信越化学工業社製)、両末端タイプとしてX−22
−4991(信越化学工業社製)等の市販品が挙げら
れ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
基含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
ンとしては、例えば、下記一般式(2)及び/又は
(3)で示されるシリコーン化合物が挙げられる。
0のアルキル基、水素原子、アリール基、アラルキル
基、フッ素置換アルキル基を示し、R5は−CmH2 m−
O−(C2H4O)d−(C3H6O)e−R7で示される基
(式中、mは1〜5の整数、d、eは0以上の整数、且
つ、d+e≧1〜200であり、R7は水素原子若しく
は炭素数1〜5の一価炭化水素基又は−(CO)−R8
で示される有機基、R8は炭素数1〜5の一価炭化水素
基)であり、R6は炭素数10〜30の一価炭化水素基
であり、a、b、cはそれぞれ1.0≦a≦2.5、
0.001≦b≦1.5、0.001≦c≦1.5であ
る。〕で表されるシリコーン化合物。
0のアルキル基、水素原子、アリール基、アラルキル
基、フッ素置換アルキル基を示し、R10は−CmH2m
−O−(C2H4O)d−(C3H6O)e−R12で示され
る基(式中、mは1〜5の整数、d、eは0以上の整
数、且つ、d+e≧1〜200であり、R12は水素原
子若しくは炭素数1〜5の一価炭化水素基又は−(C
O)−R13で示される有機基、R13は炭素数1〜5
の一価炭化水素基)であり、R11は−C nH2n−O−
(C2H4O)f−(C3H6O)g−R14(式中、nは1
〜5の整数、f、gは0以上の整数、且つ、f+g≧0
〜200であり、R14は炭素数10〜30一価炭化水
素基)であり、a、b、cはそれぞれ1.0≦a≦2.
5、0.001≦b≦1.5、0.001≦c≦1.5
である。〕で表されるシリコーン化合物。
キレン変性オルガノポリシロキサンは、例えば、一般式
(2)で表されるアビルEM−90、アビルB9806
(何れも、ゴールドシュミット社製)等市販されている
ものや、一般式(3)のシリコーン化合物(特開平04
−036324号公報、特開平09−059386号公
報記載のもの)を挙げることができ、これらを必要に応
じて一種又は二種以上用いることができる。
(b)の含有量は、内水相の含有量や油剤の質とも関連
するが、化粧料全組成の0.1〜20%が好ましい。こ
の範囲で用いると、乳化性が良好であり、安定性が、よ
り優れるものである。尚、本発明の油中水型化粧料に
は、乳化助剤、分散安定化剤、顔料分散剤として、成分
(b)以外のシリコーン系界面活性剤、非イオン性界面
活性剤、イオン性界面活性剤、両性界面活性剤を併用す
ることも可能である。
は、特に制限されないが乳化安定性、感触等使用性の点
から、30〜80%が好ましい。
を希釈する目的、乳化安定性を向上させる目的、肌にエ
モリエント感を与えるためや、粉体による粉っぽさを低
減する目的等で、油剤を配合することができる。ここで
用いられる油剤としては、通常化粧料に用いられる油剤
であれば特に限定されず、動物油、植物油、合成油等の
起源及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性
状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、
エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコー
ン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙
げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、
ワセリン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マ
イクロクリスタリンワックス、モクロウ、モンタンワッ
クス、フィッシャトロプスワックス等の炭化水素類、オ
リーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミア
ンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、ラノリン、カルナウ
バワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ
類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリ
ン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリ
ル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリ
ットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、
コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−
グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルド
デシル)等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイ
ン酸、ロジン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂
肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラ
ウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリ
ルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール
類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチ
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デ
カメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロ
テトラシロキサン、フッ素変性シリコーン等のシリコー
ン類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカ
ン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類、ラノリ
ン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノ
リンアルコール等のラノリン誘導体類、等が挙げられ、
これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明
の油中水型化粧料における油剤の含有量は、乳化安定
性、感触等使用性の観点より、0.1〜80%が好まし
い。
粧料、メーキャップ化粧料、頭髪化粧料の何れの化粧料
にも応用可能であるが、特に効果が発現しやす化粧料
は、ファンデーション、白粉、ほほ紅、口紅、アイ製
品、日焼け止め化粧料、コンシーラー等である。また、
本発明の油中水型化粧料の形態は、クリーム状、ゲル
状、乳液状、液状、固形状の何れでも良い。
加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質
的範囲において、粉体、水溶性高分子、成分(b)以外
の界面活性剤、ゲル化剤、保湿剤、紫外線吸収剤、酸化
防止剤、防腐剤、キレート剤、香料、美容成分等の通常
粉体化粧料に汎用される成分の配合が可能である。
は、隠蔽性の付与、着色剤、感触調整剤、パール剤、紫
外線遮蔽剤等を目的として配合される粉体であり、通常
化粧料に配合されるものである。このような粉体は、球
状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の
粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造、等により特に限
定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色
素粉体類、複合粉体類、等が挙げられる。具体的には、
着色剤として、酸化チタン、黒酸化チタン、コンジョ
ウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、
酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウ
ム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、タ
ール系色素等、感触調整剤として、酸化ケイ素、ケイ酸
アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウ
ムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサイ
ト、セリサイト、タルク、炭化珪素、窒化硼素、ナイロ
ンパウダー、ポリメチルメタクリレート、アクリロニト
リル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン
−メタクリル酸共重合体パウダー、ウールパウダー、シ
ルクパウダー、結晶セルロース、N−アシルリジン等、
光輝性粉体として、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、
酸化鉄コーティング雲母、酸化鉄雲母チタン、有機顔料
処理雲母チタン、アルミニウムパウダー等、紫外線遮断
剤として、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微粒子
酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チ
タン、硫酸バリウム被覆雲母チタン等の複合粉体等が挙
げられ、これらを一種又は二種以上用いることができ
る。また、これら粉体は、分散性、付着性、化粧持続性
の観点より、シリコーン類、フッ素化合物類、金属石鹸
類、油剤類等の通常公知の粉体処理剤を通常公知の方法
により、処理して用いることも可能である。本発明の油
中水型化粧料における粉体の含有量は、粉体の配合目的
等によって異なるが、概ね1〜60%が好ましい。
説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものでは
ない。
ンデーション 表1に示す組成及び下記製法にて乳化ファンデーション
を調製し、塗布時の伸びの良さ、肌への密着性、エモリ
エント感、化粧持続性、安定性の各項目について以下に
示す評価方法により評価し、結果を併せて表1に示し
た。
工業社製) 注2:シリコーンSH3775C(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン社製) 注3:ABIL EM−90(ゴールドシュミット社
製) 注4:PureSyn150(Mobil社製) 注5:PureSyn1000(Mobil社製) 注6:PureSyn3000(Mobil社製) 注7:PureSyn6(重量平均分子量:約550、
40℃における粘度値:30cp)〔Mobil社製〕 注8:ポリブテン300R(出光石油化学社製)
ファンデーションを得た。
定性については、実施例及び比較例の乳化ファンデーシ
ョンを、5℃、20℃及び40℃の3水準における一ヶ
月後までの変化を以下の4段階評価にて評価した。 評価基準 経時変化状態 : 評価 各水準において変化無し : ◎ 1水準において僅かに変化有るが、 使用性に問題無し : ○ 1水準において変化有りあり、 使用性に僅かに問題有り : △ 使用性に問題有る変化有り : ×
については、実施例及び比較例の乳化ファンデーション
を化粧品専門パネル25人に使用してもらい、その時の
官能を下記5段階評価し、全パネルの評価の平均点によ
り、下記判定基準で判定した。 評価基準 官能評価結果 : 評点 非常に良好 : 5点 良好 : 4点 普通 : 3点 やや不良 : 2点 不良 : 1点 判定基準 全パネルの評点の平均点 : 判定 4点を超え〜5点以下 : ◎ 3点を超え〜4点以下 : ○ 2点を超え〜3点以下 : △ 1点以上〜2点以下 : ×
ョンは、塗布時の伸びの良さ、肌への密着性、エモリエ
ント感、化粧持続性、安定性の全ての項目に優れおり、
且つ、原料臭いが低減され、低温と高温との粘度変化が
少ない等の優れた品質を有していた。一方、比較例1〜
3は、全ての項目を満足させるものが得られなかった。
着性、エモリエント感、化粧持続性、安定性の全ての項
目に優れており、且つ、原料臭が低減され、低温と高温
との粘度変化が少ない等の優れた品質を有していた。
性、エモリエント感、化粧持続性、安定性の全ての項目
に優れており、且つ、原料臭が低減され、低温と高温と
の粘度変化が少ない等の優れた品質を有していた。
クリームを得た。 実施例8の下地クリームは、塗布時の伸びの良さ、肌へ
の密着性、エモリエント感、化粧持続性、安定性の全て
の項目に優れており、且つ、原料臭が低減され、低温と
高温との粘度変化が少ない等の優れた品質を有してい
た。
焼け止めを得た。 実施例9の日焼け止めは、塗布時の伸びの良さ、肌への
密着性、エモリエント感、化粧持続性、安定性の全ての
項目に優れており、且つ、原料臭が低減され、低温と高
温との粘度変化が少ない等の優れた品質を有していた。
る。 C.Bに成分(19)〜(20)を加え、乳化する。 D.Cを金皿に流し込み、冷却固化して固形コンシーラ
ーを得た。 実施例10の固形コンシーラは、塗布時の伸びの良さ、
肌への密着性、エモリエント感、化粧持続性、安定性の
全ての項目に優れており、且つ、原料臭が低減され、低
温と高温との粘度変化が少ない等の優れた品質を有して
いた。
解する。 B.Aに成分(9)〜(14)を加え均一に混合、分散
する。 C.Bに加熱した成分(15)〜(16)を加え乳化す
る。 D.Cを成型用の型に流し込み、冷却固化してステイッ
ク口紅を得た。 実施例11のステイック口紅は、塗布時の伸びの良さ、
肌への密着性、エモリエント感、化粧持続性、安定性の
全ての項目に優れており、且つ、原料臭が低減され、低
温と高温との粘度変化が少ない等の優れた品質を有して
いた。
解する。 B.Aに成分(7)〜(10)を加え均一に混合、分散
する。 C.Bに加熱した成分(11)〜(12)を加え乳化す
る。 D.Cを容器に充填してマスカラを得た。 実施例12のマスカラは、塗布時の伸びの良さ、肌への
密着性、エモリエント感、化粧持続性、安定性の全ての
項目に優れており、且つ、原料臭が低減され、低温と高
温との粘度変化が少ない等の優れた品質を有していた。
解する。 B.Aに成分(5)〜(8)を加え均一に混合、分散す
る。 C.Bに加熱した成分(9)〜(10)を加え乳化す
る。 D.Cを容器に充填してアイライナーを得た。 実施例13のアイライナーは、塗布時の伸びの良さ、肌
への密着性、エモリエント感、化粧持続性、安定性の全
ての項目に優れており、且つ、原料臭が低減され、低温
と高温との粘度変化が少ない等の優れた品質を有してい
た。
粧料は、肌上で伸び拡がりが良好で、肌への密着性に優
れ、エモリエント効果が高く、化粧持続性に優れた安定
性の良いものであった。
Claims (2)
- 【請求項1】 次の成分(a)、(b);成分(a)重
量平均分子量が5000〜60000で、且つ40℃に
おける粘度値が1000cp〜40000cpであるα
−オレフィンオリゴマー 成分(b)HLB2〜8のポリオキシアルキレン変性オ
ルガノポリシロキサン及び/又は長鎖アルキル基含有ポ
リオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを含有
することを特徴とする油中水型化粧料。 - 【請求項2】 成分(a)の含有量が0.1〜20重量
%、成分(b)の含有量が0.1〜20重量%であるこ
とを特徴とする請求項1記載の油中水型化粧料。
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