JP5913201B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、氷路性能、耐偏摩耗性能及び排水性能をバランス良く向上させた空気入りタイヤに関する。
近年では、冬用の空気入りタイヤにおいて、氷路などの他、ウェット路等も走行する機会が増加している。従って、このような冬用の空気入りタイヤでは、氷路性能だけでなく、排水性能を含めて、高次元でバランス良く向上させることが求められている。
例えば、排水性能を向上させるために、トレッド部の陸部と路面との間の水膜をスムーズに排水することを目的として、主溝や横溝の溝幅を大きくすること等が提案されている。
しかしながら、上述のような空気入りタイヤでは、陸部の接地面積が小さくなるため、摩擦力やパターン剛性が低下し、氷路性能及び耐偏摩耗性能が悪化するという問題があった。関連する技術としては、下記特許文献1がある。
特開2009−214775号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、センター陸部に、センター主溝からのびるセンター切欠き部を設け、該センター切欠き部の形状を規定することを基本として、氷路性能、耐偏摩耗性能及び排水性能をバランス良く向上させた空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部に、タイヤ赤道のタイヤ軸方向両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のセンター主溝と、該センター主溝のタイヤ軸方向外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝と、前記センター主溝と前記ショルダー主溝との間を継ぐ複数本のミドル横溝と、前記ショルダー主溝と接地端との間を継ぐ複数本のショルダー横溝とが設けられることにより、前記一対のセンター主溝で区分された1本のセンター陸部、前記センター主溝と前記ショルダー主溝と前記ミドル横溝とで区分されたミドルブロックがタイヤ周方向に隔設された一対のミドルブロック列、及び前記ショルダー主溝と前記接地端と前記ショルダー横溝とで区分されたショルダーブロックがタイヤ周方向に隔設された一対のショルダーブロック列を具えた空気入りタイヤであって、前記ミドルブロックは、タイヤ軸方向内側かつタイヤ周方向にのびるミドル内側ブロック縁を有し、前記ミドル内側ブロック縁は、タイヤ周方向に対して一方側に傾斜するミドル内側短縁部と、該ミドル内側短縁部の両端からミドル内側短縁部とは逆側に傾斜しかつミドル内側短縁部よりもタイヤ周方向の長さが大きい一対のミドル内側長縁部とを含み、前記センター陸部は、前記センター主溝からタイヤ赤道側にのびて前記センター陸部内で終端しかつ前記センター主溝の溝深さよりも深さが小さいセンター切欠き部がタイヤ周方向に隔設され、前記センター切欠き部は、開口縁のタイヤ周方向の長さがセンター切欠き部の一ピッチの15〜25%、及び、深さがセンター主溝の溝深さの55〜65%であり、前記ミドルブロックは、前記センター主溝からタイヤ軸方向外側にのびて前記ミドルブロック内で終端しかつ前記センター主溝の溝深さよりも深さが小さいミドル切欠き部が設けられ、前記ミドル切欠き部は、前記ミドル内側長縁部を滑らかに延長させる切欠き縁を有することを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記ミドルブロックは、前記ショルダー主溝からタイヤ軸方向内側にのびかつミドルブロック内で終端するミドルラグ溝が設けられ、前記ミドルラグ溝は、タイヤ軸方向の最大長さが前記ミドルブロックのタイヤ軸方向の最大長さの25〜35%、及び、溝深さがセンター主溝の溝深さの55〜65%である請求項1記載の空気入りタイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記ミドル切欠き部は、タイヤ軸方向の最大長さが前記ミドルブロックのタイヤ軸方向の最大長さの15〜25%、かつ、深さがセンター主溝の溝深さの55〜65%である請求項1又は2記載の空気入りタイヤである。
また請求項4記載の発明は、前記ミドル切欠き部は、前記センター主溝に面しかつ前記センター主溝との段差を形成する開口縁を有し、前記開口縁は、前記ミドル内側短縁部の全長さに亘って形成される請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
本発明の空気入りタイヤでは、トレッド部に、タイヤ赤道のタイヤ軸方向両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のセンター主溝と、該センター主溝のタイヤ軸方向外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝と、センター主溝とショルダー主溝との間を継ぐ複数本のミドル横溝と、ショルダー主溝と接地端との間を継ぐ複数本のショルダー横溝とが設けられる。これにより、トレッド部に、一対のセンター主溝で区分された1本のセンター陸部、センター主溝とショルダー主溝とミドル横溝とで区分されたミドルブロックがタイヤ周方向に隔設された一対のミドルブロック列、及びショルダー主溝と接地端とショルダー横溝とで区分されたショルダーブロックがタイヤ周方向に隔設された一対のショルダーブロック列を具える。
そして、センター陸部は、センター主溝からタイヤ赤道側にのびてセンター陸部内で終端しかつセンター主溝の溝深さよりも深さが小さいセンター切欠き部がタイヤ周方向に隔設される。センター切欠き部は、開口縁のタイヤ周方向の長さがセンター切欠き部の一ピッチの15〜25%、及び、深さがセンター主溝の溝深さの55〜65%である。このようなセンター切欠き部は、タイヤ軸方向及びタイヤ周方向のエッジ成分を有するため、路面に対する摩擦力を増加させる。また、センター切欠き部は、センター陸部の剛性を高く維持する。さらに、センター切欠き部は、センター陸部と路面との間の水膜をスムーズにセンター主溝に排水する。従って、本発明の空気入りタイヤでは、氷路性能、耐偏摩耗性能及び排水性能がバランス良く向上する。
本発明の一実施形態を示すトレッド部の展開図である。 図1のトレッド部の左側のセンター陸部及びミドルブロック列の拡大図である。 図1のX−X部の断面図である。 本発明の他の実施形態のトレッド部の展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1に示されるように、本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)は、例えば冬用タイヤとして好適に利用でき、そのトレッド部2には、タイヤ赤道Cのタイヤ軸方向両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のセンター主溝3Aと、該センター主溝3Aのタイヤ軸方向外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝3Bとが設けられる。また、本実施形態では、トレッド部2に、センター主溝3Aとショルダー主溝3Bとの間を継ぐ複数本のミドル横溝4A、及び、ショルダー主溝3Bと接地端Teとの間を継ぐ複数本のショルダー横溝4Bが設けられる。
これにより、本実施形態のトレッド部2には、一対のセンター主溝3A、3Aで区分されたセンター陸部5、センター主溝3Aとショルダー主溝3Bとミドル横溝4Aとで区分された複数個のミドルブロック6がタイヤ周方向に隔設された一対のミドルブロック列6R、及び、ショルダー主溝3Bと接地端Teとショルダー横溝4Bとで区分された複数個のショルダーブロック7がタイヤ周方向に隔設された一対のショルダーブロック列7Rが配される。
本実施形態のトレッドパターンは、タイヤ赤道C上の任意の点を中心としてバリアブルピッチを除いて実質的な点対称パターンで形成されている。
前記「接地端」Teは、正規リム(図示せず)にリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷の正規状態のタイヤに、正規荷重を負荷してキャンバー角0°で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置として定められる。そして、この接地端Te、Te間のタイヤ軸方向の距離がトレッド接地幅TWとして定められる。特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、前記正規状態で測定された値である。
前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めているリムであり、JATMAであれば"標準リム"、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim"となる。また、前記「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば"最高空気圧"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とするが、タイヤが乗用車用である場合には180kPaとする。
また、「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" であるが、タイヤが乗用車用の場合には前記荷重の88%に相当する荷重とする。
本実施形態のセンター主溝3Aは、タイヤ周方向に対して一方側に傾斜(図1では左上がりに傾斜)する長辺部8aと、長辺部8aとは逆方向に傾斜(図1では右上がりに傾斜)しかつ長辺部8aよりもタイヤ周方向の長さが小さい短辺部8bとが交互に配されたジグザグ状に形成される。このようなセンター主溝3Aは、タイヤ軸方向のエッジ成分を含むため、駆動力及び制動力が大きくなる。従って、氷路性能が向上する。
センター主溝3Aの角度は、その溝中心線10の角度として得られる。本実施形態の長辺部8aは、タイヤ周方向に対して一方側に傾斜(図1では、左上がりに傾斜)する溝中心線10aを有する。また、本実施形態の短辺部8bは、タイヤ周方向に対して他方側に傾斜(図1では、右上がりに傾斜)する溝中心線10bを有する。
図2には、図1のトレッド部2の左側半分の部分拡大図が示される。図2に示されるように、センター主溝3Aの溝中心線10は、センター主溝3Aのタイヤ軸方向内側の内側溝縁10xのタイヤ軸方向の最も内側の点a1と、センター主溝3Aのタイヤ軸方向外側の外側溝縁10yのタイヤ軸方向の最も内側の点a2との中間点s1、及び内側溝縁10xのタイヤ軸方向の最も外側の点a3と外側溝縁10yのタイヤ軸方向の最も外側の点a4との中間点s2を交互に継いだ直線で形成される。
長辺部8aのタイヤ周方向に対する角度α1が小さい場合、タイヤ軸方向のエッジ成分が低下するおそれがある。長辺部8aの前記角度α1が大きい場合、センター主溝3Aの排水抵抗が大きくなり、排水性能が悪化するおそれがある。このため、長辺部8aの角度α1は、好ましくは5°以上、より好ましくは7°以上であり、好ましくは20°以下、より好ましくは18°以下である。
特に限定されるものではないが、短辺部8bのタイヤ周方向に対する角度α2は、好ましくは30°以上、より好ましくは35°以上であり、好ましくは60°以下、より好ましくは55°以下である。短辺部8bの角度α2が大きい場合、排水性能が悪化するおそれがある。短辺部8bの角度α2が小さい場合、氷路性能が悪化するおそれがある。
図1に示されるように、本実施形態のショルダー主溝3Bは、タイヤ周方向に沿った直線状をなす。このような主溝3Bは、溝内の排水をタイヤ回転方向の後方へスムーズに排出するとともに、ミドルブロック6及びショルダーブロック7のタイヤ周方向の剛性を高く確保して、耐偏摩耗性能を向上させる。
各主溝3A、3Bの溝幅(溝中心線と直角方向に測定される溝幅で、以下、他の溝についても同様とする。)W1、W2及び溝深さD1、D2(図3に示す)については、慣例に従って種々定めることができる。しかしながら、これらの溝幅又は溝深さが小さくなると、排水性能が悪化するおそれがある。逆に、これらの溝幅又は溝深さが大きくなると、陸部5及び各ブロック6、7の剛性が小さくなり、耐偏摩耗性能が悪化するおそれがある。このため、各主溝3A、3Bの溝幅W1、W2は、例えば、トレッド接地幅TWの2〜6%が望ましい。各主溝3A、3Bの溝深さD1、D2は、例えば、10〜15mmが望ましい。
陸部5及び各ブロック6、7のタイヤ軸方向の剛性をバランスよく確保するため、センター主溝3Aとタイヤ赤道Cとの間のタイヤ軸方向距離L1は、トレッド接地幅TWの5〜13%が望ましい。ショルダー主溝3Bとタイヤ赤道Cとの間のタイヤ軸方向距離L2は、トレッド接地幅TWの24〜32%が望ましい。なお、各主溝3A、3Bの各位置は、それらの溝中心線(ショルダー主溝3Bの溝中心線14)で特定されるが、本実施形態のように、センター主溝3Aがジグザグ状の非直線の場合、溝中心線10の振幅の中心線G1が用いられる。
ミドル横溝4Aは、直線状かつ一定の方向に傾斜(図1では、左上がりに傾斜)している。このようなミドル横溝4Aは、センター主溝3Aからショルダー主溝3B側へ溝内の水をスムーズに排出できる。
ミドル横溝4Aのタイヤ軸方向に対する角度α3が大きい場合、ミドルブロック6のタイヤ軸方向のエッジ成分が小さくなり、駆動、制動力が低下するおそれがある。前記角度α3が小さい場合、タイヤ周方向のエッジ成分を効果的に大きくできないおそれがある。このため、ミドル横溝4Aの角度α3は、好ましくは2°以上、より好ましくは4°以上、好ましくは20°以下、より好ましくは15°以下である。
ミドル横溝4Aの溝幅W3及び溝深さD3(図3に示す)が大きい場合、ミドルブロック6の剛性が低下するおそれがある。ミドル横溝4Aの溝幅W3及び溝深さD3が小さい場合、排水性能が悪化するおそれがある。このため、ミドル横溝4Aの溝幅W3は、好ましくは2.0mm以上、より好ましくは2.3mm以上であり、また好ましくは4.3mm以下、より好ましくは4.0mm以下である。ミドル横溝4Aの溝深さD3は、好ましくは6.5mm以上、より好ましくは7.0mm以上であり、好ましくは10.0mm以下、より好ましくは9.5mm以下である。本実施形態のミドル横溝4Aは、等幅である。
ショルダー横溝4Bは、本実施形態では、ショルダー主溝3Bから接地端Te側に向かい一方側へ傾斜(図1では、右上がりに傾斜)する傾斜部13aと、該傾斜部13aと接地端Teとの間をタイヤ軸方向に沿ってのびる軸方向部13bとを含む。本実施形態の傾斜部13a及び軸方向部13bは、直線状にのびる。これにより、ショルダー横溝4Bの排水抵抗が小さくなる。また、ショルダーブロック7の剛性が確保され、旋回性能が向上する。
特に限定されるものではないが、傾斜部13aのタイヤ軸方向に対する角度α4は、好ましくは10°以上、より好ましくは12°以上であり、好ましくは20°以下、より好ましくは18°以下である。
傾斜部13aの溝幅W4は、好ましくはショルダーブロック列7Rの一ピッチP1の6%以上、より好ましくは8%以上であり、好ましくは16%以下、より好ましくは14%以下である。傾斜部13aの溝幅W4が大きい場合、ショルダーブロック7の剛性が低下するおそれがある。傾斜部13aの溝幅W4が小さい場合、排水性能が悪化するおそれがある。
軸方向部13bの溝幅W5は、本実施形態では、傾斜部13aの溝幅W4よりも大きく形成されている。これにより、傾斜部13aからの水がスムーズに接地端Te側に排出される。上述の作用を発揮しつつ、ショルダーブロック7の剛性を確保するため、軸方向部13bの溝幅W5は、好ましくは傾斜部13aの溝幅W4の1.2倍以上、より好ましくは1.3倍以上であり、好ましくは2.4倍以下、より好ましくは2.3倍以下である。
図3に示されるように、傾斜部13aの溝深さD4は、好ましくは5.0mm以上、より好ましくは5.5mm以上であり、好ましくは8.0mm以下、より好ましくは7.5mm以下である。本実施形態では、軸方向部13bの溝深さD5を傾斜部13aの溝深さD4よりも大として、ショルダー横溝4B内の排水をスムーズに接地端Teに排出する。このため、軸方向部13bの溝深さD5は、好ましくは傾斜部13aの溝深さD4の1.2倍以上、より好ましくは1.3倍以上であり、好ましくは1.8倍以下、より好ましくは1.7倍以下である。
図2に示されるように、センター陸部5は、センター主溝3Aからタイヤ赤道C側にのびてセンター陸部5内で終端しかつセンター主溝3Aの溝深さD1よりも深さD6(図3に示す)が小さいセンター切欠き部15が設けられる。このようなセンター切欠き部15は、タイヤ軸方向及びタイヤ周方向のエッジ成分を有するため、路面に対する摩擦力を高め、氷路性能を向上させる。センター切欠き部15は、センター陸部5のタイヤ軸方向の剛性を高く確保する。センター切欠き部15は、センター陸部5と路面との水膜をスムーズにセンター主溝3Aに排水する。
本実施形態のセンター切欠き部15は、センター陸部5のタイヤ軸方向の両側、かつ、タイヤ周方向に交互に位置ずれして配される。これにより、センター陸部5のタイヤ軸方向の剛性がタイヤ周方向に均等化される。
センター主溝3Aに面しかつセンター主溝3Aとの段差部であるセンター切欠き部15の開口縁15cは、該開口縁15cのタイヤ周方向の長さL3がセンター切欠き部15の一ピッチP2の15〜25%、及び、深さD6がセンター主溝3Aの溝深さD1の55〜65%である。
センター切欠き部15の開口縁15cのタイヤ周方向の長さL3が、センター切欠き部15の一ピッチP2の15%未満の場合、排水性能を高めることができない。開口縁15cのタイヤ周方向の長さL3が、センター切欠き部15の一ピッチP2の25%を超える場合、センター陸部5の踏面の表面積が小さくなり、センター陸部5の剛性が悪化する。このため、開口縁15cのタイヤ周方向の長さL3は、センター切欠き部15の一ピッチP2の好ましくは17%以上であり、好ましくは23%以下である。
センター切欠き部15の深さD6が、センター主溝3Aの溝深さD1の65%を超えると、センター陸部5の剛性が低下する。センター切欠き部15の深さD6が、センター主溝3Aの溝深さD1の55%未満の場合、排水性能を十分に高めることができない。このため、センター切欠き部15の深さD6は、センター主溝3Aの溝深さD1の好ましくは57%以上であり、好ましくは63%以下である。
このように、センター切欠き部15の開口縁15cのタイヤ周方向の長さL3、及び、深さD6を規定することにより、氷路性能、耐偏摩耗性能及び排水性能がバランス良く向上する。
センター切欠き部15のタイヤ軸方向の最大長さL4が大きい場合、センター陸部5の剛性が悪化するおそれがある。センター切欠き部15のタイヤ軸方向の最大長さL4が小さい場合、排水性能の向上が抑制されるおそれがある。また、センター切欠き部15のエッジ成分を大きく確保することができず、氷路性能を高めることができないおそれがある。このため、センター切欠き部15のタイヤ軸方向の最大長さL4は、センター陸部5の最大長さWcの好ましくは10%以上、より好ましくは11%以上であり、好ましくは15%以下、より好ましくは14%以下である。
センター切欠き部15は、長辺部8aと短辺部8bとの交点8kを含んで設けられる。本実施形態の交点8kは、センター主溝3Aの溝中心線10からタイヤ軸方向内側に凸となって屈曲する側の屈曲点である。このようなセンター切欠き部15は、センター陸部5でタイヤ赤道Cからの距離が小さく接地圧が高い交点8kの応力集中を緩和して、剛性を大きく確保するため、耐偏摩耗性能を向上させる。
センター陸部5は、タイヤ軸方向の両側かつタイヤ周方向にのびる一対の陸部縁17を有する。陸部縁17は、長辺部8aに沿ってのびるセンター長縁部17Aと、タイヤ周方向に隣り合うセンター長縁部17A、17A間に配されるセンター短縁部17Bとを含む。本実施形態のセンター長縁部17Aは、一方側に傾斜(図2では左上がりに傾斜)する陸部縁である。センター短縁部17Bは、センター長縁部17Aとは逆向きの他方側に傾斜(図2では右上がりに傾斜)する陸部縁である。
センター切欠き部15は、センター短縁部17Bと滑らかに接続される第1の切欠き縁15aと、タイヤ軸方向に沿ってのびる第2の切欠き縁15bとを有する。このような第1の切欠き縁15aは、交点8kの応力集中をさらに緩和し、剛性をさらに大きくする。また、第1の切欠き縁15aは、センター切欠き部15内の水や雪をスムーズにセンター主溝3Aへ導く。本実施形態では、センター短縁部17Bと第1の切欠き縁15aとが直線状に形成される。第2の切欠き縁15bは、タイヤ軸方向のエッジ成分を有する。これにより、氷路性能がさらに向上する。
ミドルブロック6は、タイヤ軸方向内側かつタイヤ周方向にのびるミドル内側ブロック縁19を有する。ミドル内側ブロック縁19は、タイヤ周方向に対して一方側に傾斜(図2では、右上がりに傾斜)するミドル内側短縁部19Aと、該ミドル内側短縁部19Aの両端からミドル内側短縁部19Aとは逆側に傾斜(図2では、左上がりに傾斜)しかつミドル内側短縁部19Aよりもタイヤ周方向の長さが大きい一対のミドル内側長縁部19B、19Bとを含む。
ミドルブロック6は、センター主溝3Aからタイヤ軸方向外側にのびてミドルブロック内で終端しかつセンター主溝3Aの溝深さD1よりも深さD7(図3に示す)が小さいミドル切欠き部20と、ショルダー主溝3Bからタイヤ軸方向内側にのびかつミドルブロック6内で終端するミドルラグ溝21とを有する。このようなミドル切欠き部20及びミドルラグ溝21は、タイヤ軸方向及びタイヤ周方向のエッジ成分を有するため、路面に対する摩擦力を高め、氷路性能を向上させる。ミドル切欠き部20は、ミドルブロック6のタイヤ軸方向の剛性を高く確保する。ミドル切欠き部20及びミドルラグ溝21は、ミドルブロック6と路面との水膜をスムーズにセンター主溝3A又はショルダー主溝3Bに排水する。
ミドル切欠き部20は、短辺部8bに設けられる。このように、排水抵抗の大きい短辺部8bにミドル切欠き部20が設けられるため、センター主溝3A及びショルダー主溝3Bの排水抵抗が低減され、排水性能がさらに向上する。
本実施形態では、ミドル切欠き部20の開口縁20cが、ミドル内側短縁部19Aの全長さに亘って形成される。これによりミドル切欠き部20内の水をスムーズに短辺部8bを介して長辺部8aに排出できる。従って、排水性能が、より一層、向上する。ミドル切欠き部20の開口縁20cは、センター主溝3Aに面しかつセンター主溝3Aとの段差を形成する。
本実施形態のミドル切欠き部20は、ミドル内側長縁部19Bを滑らかに延長させる切欠き縁20aを有する。このような切欠き縁20aは、ミドル内側長縁部19Bとミドル内側短縁部19Aとの交点の応力集中を緩和して、交点の剛性を高める。また、ミドル切欠き部20内の水は、スムーズにセンター主溝3Aへ排水される。本実施形態では、ミドル内側長縁部19Bと切欠き縁20aとは直線状で形成される。
ミドルラグ溝21は、ショルダー主溝3Bからタイヤ軸方向に沿ってタイヤ軸方向の内側にのびる軸方向縁21aと、ショルダー主溝3Bからタイヤ軸方向の内側に向かって傾斜する傾斜縁21bとを有する。このようなミドルラグ溝21は、タイヤ軸方向のエッジ成分を大きく確保しつつ、タイヤ周方向のエッジ成分も確保する。これにより、さらに氷路性能が向上する。
ミドル切欠き部20のタイヤ軸方向の最大長さL5が大きい場合、ミドルブロック6の剛性が小さくなり、耐偏摩耗性能が悪化するおそれがある。ミドル切欠き部20のタイヤ軸方向の最大長さL5が小さい場合、ミドル切欠き部20のエッジ成分が小さくなる。このため、ミドル切欠き部20のタイヤ軸方向の最大長さL5は、好ましくはミドルブロック6のタイヤ軸方向の最大長さWmの15%以上、より好ましくは16%以上であり、好ましくは25%以下、より好ましくは24%以下である。同様の観点より、ミドルラグ溝21のタイヤ軸方向の最大長さL6は、好ましくはミドルブロック6のタイヤ軸方向の最大長さWmの25%以上、より好ましくは27%以上であり、好ましくは35%以下、より好ましくは33%以下である。
図3に示されるように、ミドル切欠き部20の深さD7は、好ましくはセンター主溝3Aの溝深さD1の55%以上、より好ましくは57%以上であり、好ましくは65%以下、より好ましくは63%以下である。即ち、ミドル切欠き部20の深さD7が大きい場合、ミドルブロック6の剛性が小さくなり耐偏摩耗性能が悪化するおそれがある。ミドル切欠き部20の深さD7が小さい場合、排水性能を向上できないおそれがある。同様の観点より、ミドルラグ溝21の深さD8は、好ましくはショルダー主溝3Bの溝深さD2の55%以上、より好ましくは57%以上であり、好ましくは65%以下、より好ましくは63%以下である。
特に限定されるものではないが、図2に示されるように、ミドル切欠き部20の開口縁20cのタイヤ周方向の長さL7が大きい場合、ミドルブロック6の剛性が小さくなり、耐偏摩耗性能が悪化するおそれがある。ミドル切欠き部20の開口縁20cのタイヤ周方向の長さL7が小さい場合、排水性能が悪化するおそれがある。このため、開口縁20cのタイヤ周方向の長さL7は、好ましくはミドルブロック列6Rの一ピッチP3の12%以上、より好ましくは13%以上であり、好ましくは20%以下、より好ましくは19%以下である。同様の観点より、ミドルラグ溝21のタイヤ周方向の平均の長さL8は、好ましくはミドルブロック列6Rの一ピッチP3の7%以上、より好ましくは8%以上であり、好ましくは13%以下、より好ましくは12%以下である。
図1に示されるように、ショルダーブロック7は、タイヤ周方向に連続して直線状にのびるショルダー細溝23が設けられる。これにより、ショルダーブロック7は、ショルダー細溝23よりもタイヤ軸方向内側に配される内側ブロック7Aと、内側ブロック7Aよりもタイヤ軸方向外側に配される外側ブロック7Bとに区分される。このようなショルダー細溝23は、タイヤ周方向に大きなエッジ効果を発揮し旋回性能を向上させる。
ショルダー細溝23の溝幅W6が大きい場合、内側ブロック7A又は外側ブロック7Bのタイヤ軸方向の剛性が小さくなり、耐偏摩耗性能が悪化するおそれがある。ショルダー細溝23の溝幅W6が小さい場合、排水性能が小さくなるおそれがある。このため、ショルダー細溝23の溝幅W6は、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1.0mm以上であり、好ましくは2.0mm以下、より好ましくは1.5mm以下である。同様の観点より、ショルダー細溝23の溝深さD9(図3に示す)は、好ましくは5.0mm以上、より好ましくは5.5mm以上であり、また好ましくは8.0mm以下、より好ましくは7.5mm以下である。
本実施形態では、傾斜部13aのタイヤ軸方向の外側の端部がショルダー細溝23に接続されている。
本実施形態のセンター陸部5、ミドルブロック6、内側ブロック7A及び外側ブロック7Bには、タイヤ軸方向にのびるサイピング25が設けられる。このようなサイピング25は、タイヤ軸方向のエッジ成分を有し、より一層、氷路性能を向上させる。本実施形態のサイピング25は、一端が主溝3A、3B又はショルダー細溝23で開口し、他端がセンター陸部5、ミドルブロック6、内側ブロック7A及び外側ブロック7B内で終端するセミオープンタイプのサイピング25aと、両端がセンター主溝3Aで開口するオープンタイプのサイピング25bとで構成される。本実施形態では、オープンタイプのサイピング25bがセンター陸部5のみに設けられている。これにより、直進走行時、大きな接地圧が作用するセンター陸部5の駆動・制動力が高められ、とりわけ、氷路での直進安定性能が向上する。なお、本実施形態のサイピング25は、直線状で形成される。これにより、タイヤ軸方向のエッジ成分がさらに大きくなり、一層、氷路性能が向上する。サイピング25は、このような形状に限定されるものではなく、例えば、波状のものでも良い。
サイピング25は、駆動力や制動力を大きく確保するため、タイヤ軸方向に対する角度αsが0〜30°が望ましい。
センター陸部5に設けられるサイピング25は、本実施形態では、センター切欠き部15に接続されることがない。これにより、センター陸部5の剛性が高く確保され、耐偏摩耗性能が向上する。
センター陸部5、各ブロック6、7A、7Bには、サイピング25と直交し、かつ、長手方向の大きさがサイピング25よりも小さいクロスサイピング26が設けられる。このようなクロスサイピング26は、タイヤ周方向のエッジ成分を含み、旋回性能を向上させる。クロスサイピング26は、本実施形態では、センター陸部5、各ブロック6、7A、7Bのタイヤ軸方向の外側の領域Soには夫々1本、センター陸部5、各ブロック6、7A、7Bのタイヤ軸方向の内側の領域Siには夫々2本配される。このようなクロスサイピング26は、陸部5及びブロック6、7A、7Bの剛性をタイヤ軸方向に亘って均等化し、さらに耐偏摩耗性能を高く確保する。本明細書では、図2に示されるように、内側の領域Siは、例えば、センター陸部5では、該センター陸部5のタイヤ軸方向の中間点Cpからタイヤ軸方向の両外側に夫々センター陸部5の最大長さWcの25%以内の領域であり、外側の領域Soとは、センター陸部5の内側の領域Siのタイヤ軸方向の両側の領域である(ミドルブロック6、内側ブロック7A及び外側ブロック7Bの場合も同じ比率の領域で定義される。)。
特に限定されるものではないが、上述の作用を効果的に発揮させるため、内側の領域Siに設けられる2本のクロスサイピング26、26のピッチPaは、クロスサイピング26が設けられるセンター陸部5、ミドルブロック6及び各ブロック部7A、7Bのタイヤ軸方向の最大幅の4〜8%が望ましい。
本実施形態では、冬用タイヤとして、全ての陸部5及びブロック6、7の踏面の全表面積Mbと、トレッド部2の全ての溝3A、3B、4A、4B、21、各切欠き部15、20及びサイピング25、26を埋めて得られる仮想踏面の仮想表面積Maとの比(Mb/Ma)で表されるランド比が、68〜72%に設定される。これにより、氷路性能、耐偏摩耗性能及び排水性能がバランスよく高められる。
図4には他の実施形態のトレッド部2の展開図が示される。図4に示されるように、センター陸部5、ミドルブロック6、及び、ショルダーブロック7には、ジグザグ状のサイピング27が設けられる。このようなサイピング32は、多方向にエッジ効果を発揮して、さらに雪路での走行性能を向上させ得る。
以上、本発明の空気入りタイヤについて詳細に説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。
図1の基本パターンを有するサイズ195/80R15の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作され、各試供タイヤの排水性能、氷路性能、及び耐偏摩耗性能がテストされた。また、図4の基本パターンを有するサイズ195/80R15の空気入りタイヤが、表2の仕様に基づき試作され、各試供タイヤの排水性能、氷路性能、及び耐偏摩耗性能がテストされた。各タイヤの共通仕様は、以下の通りである。表1又は表2に記載された溝を除いて各溝の溝幅及び角度は、図1又は図4の通りである。
トレッド接地幅TW:160mm
<各主溝>
溝深さD1、D2:12.5mm
<横溝>
ミドル横溝の溝深さD3:9.0mm
傾斜部の溝深さD4:7.0mm
軸方向部の溝深さD5:10.5mm
ショルダー細溝の溝深さD9:7.0mm
<その他>
各サイピングの深さ:7.0mm
各クロスサイピングの深さ:2.0mm
テスト方法は、次の通りである。
<排水性能>
各試供タイヤを、下記の条件で、排気量2700ccの4輪駆動車の全輪に装着し、水深2〜5mmのアスファルト路面のテストコースをドライバー1名乗車で走行させた。そして、このときのハンドル応答性、剛性感及びグリップ等に関する走行特性がドライバーの官能により評価された。結果は、実施例1及び実施例1Rを100とする評点で表示されている。数値が大きいほど良好である。なお、95以下は、不合格とする。
リム:15×6.0J
内圧:350kPa(前輪)
内圧:425kPa(後輪)
<氷路性能>
上記テスト車両にて、氷路(アイスバーン)のテストコースをドライバー1名乗車で走行し、ハンドル応答性、剛性感、グリップ等に関する特性がドライバーの官能評価により評価された。結果は、実施例1及び実施例1Rを100とする評点で表示されている。数値が大きいほど良好である。なお、95以下は、不合格とする。
<耐偏摩耗性能>
上記テスト車両にて、乾燥アスファルト路面を10000km走行し、センター陸部の両側の陸部縁の摩耗量、及び、一方のミドルブロックの両側のブロック縁の摩耗量が、タイヤ周方向に同じ位置でタイヤ周上8カ所測定された。そして、摩耗量の最大値と最小値との差が算出された。結果は、実施例1及び実施例1Rの差の逆数を100とする指数で表示された。数値が大きいほど良好である。なお、95以下は、不合格とする。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0005913201
Figure 0005913201
Figure 0005913201
Figure 0005913201
テストの結果、表1及び表2ともに、実施例のタイヤは、比較例に比べて排水性能、氷路性能、及び耐偏摩耗性能が有意に向上していることが確認できた。
2 トレッド部
3A センター主溝
5 センター陸部
15 センター切欠き部
15c センター切欠き部の開口縁
C タイヤ赤道

Claims (4)

  1. トレッド部に、タイヤ赤道のタイヤ軸方向両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のセンター主溝と、該センター主溝のタイヤ軸方向外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝と、前記センター主溝と前記ショルダー主溝との間を継ぐ複数本のミドル横溝と、前記ショルダー主溝と接地端との間を継ぐ複数本のショルダー横溝とが設けられることにより、
    前記一対のセンター主溝で区分された1本のセンター陸部、前記センター主溝と前記ショルダー主溝と前記ミドル横溝とで区分されたミドルブロックがタイヤ周方向に隔設された一対のミドルブロック列、及び前記ショルダー主溝と前記接地端と前記ショルダー横溝とで区分されたショルダーブロックがタイヤ周方向に隔設された一対のショルダーブロック列を具えた空気入りタイヤであって、
    前記ミドルブロックは、タイヤ軸方向内側かつタイヤ周方向にのびるミドル内側ブロック縁を有し、
    前記ミドル内側ブロック縁は、タイヤ周方向に対して一方側に傾斜するミドル内側短縁部と、該ミドル内側短縁部の両端からミドル内側短縁部とは逆側に傾斜しかつミドル内側短縁部よりもタイヤ周方向の長さが大きい一対のミドル内側長縁部とを含み、
    前記センター陸部は、前記センター主溝からタイヤ赤道側にのびて前記センター陸部内で終端しかつ前記センター主溝の溝深さよりも深さが小さいセンター切欠き部がタイヤ周方向に隔設され、
    前記センター切欠き部は、開口縁のタイヤ周方向の長さがセンター切欠き部の一ピッチの15〜25%、及び、深さがセンター主溝の溝深さの55〜65%であり、
    前記ミドルブロックは、前記センター主溝からタイヤ軸方向外側にのびて前記ミドルブロック内で終端しかつ前記センター主溝の溝深さよりも深さが小さいミドル切欠き部が設けられ、
    前記ミドル切欠き部は、前記ミドル内側長縁部を滑らかに延長させる切欠き縁を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ミドルブロックは、前記ショルダー主溝からタイヤ軸方向内側にのびかつミドルブロック内で終端するミドルラグ溝が設けられ、
    前記ミドルラグ溝は、タイヤ軸方向の最大長さが前記ミドルブロックのタイヤ軸方向の最大長さの25〜35%、及び、溝深さがセンター主溝の溝深さの55〜65%である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 記ミドル切欠き部は、タイヤ軸方向の最大長さが前記ミドルブロックのタイヤ軸方向の最大長さの15〜25%、かつ、深さがセンター主溝の溝深さの55〜65%である請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ミドル切欠き部は、前記センター主溝に面しかつ前記センター主溝との段差を形成する開口縁を有し、
    前記開口縁は、前記ミドル内側短縁部の全長さに亘って形成される請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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