JP5912225B2 - 高粘度状物充填用キャップ - Google Patents
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Description
また、プルリング18に指を入れるときに、底壁12が平坦な平面状なので指を入れにくかった。そのためにプルリング18を高く立設すると、その分だけキャップ全体の高さが高くなり、コストがかかるという問題があった。
また、底壁1の中央付近に容器内側に向けた円弧状突出部分があるため、底壁1が平面状である場合よりはプルリング18に指を入れやすくはなっているが、それでも円弧状突出部分は底壁1の一部でしかないので充分ではなかった。
また、本発明の高粘度状物充填用キャップの具体的実施形態として、隔壁の下面が、摩擦係数の小さい材料でコーティングされていることを特徴とする構成を採用する。
そのため、プルリングを引っ張って除去部を隔壁から分離して抜栓する際に、内容物が飛び散ることはない。
また、隔壁の除去部が容器内部側を頂点とする円錐面状に形成されているので、プルリングと除去部との間に広い空間が確保され、抜栓時に指を入れることが容易になり、キャップ全体の高さも低くすることができるので、コスト低減にも寄与する。
また、プルリングのリング部分と隔壁上面との間にさらに広い空間が確保され、抜栓時に指を入れることが一層容易になる。
円錐面状に形成された除去部の最下端部に突出部を設けた実施形態では、下面に付着した内容物が円錐面にそって滑り落ち、円錐面の頂点である最下端部の突出部までくると、突出部を伝って先端から内容物が速やかに落下するので、抜栓したときに内容物が飛び散ることを一層よく防止できる。
また、除去部の周縁をなす薄肉弱化部が、頂部を中心とする真円状をなしている実施形態では、除去部の下面全体において付着する内容物を一層低減できる。
図1、2に示すように、キャップ本体Aは、外周部位に容器口部Yと嵌合固定して装着するための嵌合筒1が設けられ、嵌合筒1の内周側には、容器内部とを仕切って内容物を密閉する隔壁2が連設され、隔壁2には、プルリング3によって抜栓されたときに除去され、高粘度状内容物が注出される注出口Sを形成する除去部4が形成されている。
嵌合筒1の上部には、上蓋Bと係合してキャップを閉状態とする蓋係合部9が設けられている。
係合突部6は、環状の突条であり、容器口部Yのくびれ部に嵌合してキャップを容器に固定している。
蓋係合部9は、嵌合筒1の上端周縁に設けられた環状の突条であり、後述する上蓋Bの係合凹部23に係合可能となっている。
注出筒12の内周側の隔壁2には、除去部4の周縁を形成する破断可能な薄肉弱化部13が設けられている。
除去部4は、プルリング3と支柱部14を介して一体とされていて、プルリング3が引っ張られると、薄肉弱化部13が破断して注出口Sを開口し、抜栓された後はプルリング3とともに除去される。
隔壁2の一部をなす除去部4も、当該円錐面に沿った円錐面状に形成されており、その周縁をなす薄肉弱化部13は頂部15を中心とする真円状をなしている。
また、隔壁2の頂部15の下部、すなわち隔壁2の最下端部は、嵌合筒1の下端より下方に突出しないように配置されている。
側周壁21の下端部外周には、ヒンジCの反対側に摘み片24が配設され、側周壁21の下端面には、キャップ本体Aの外周壁部5と外筒7との間隙に嵌挿される弧状壁25が垂設されている。
封印板30は、摘み片24の外周縁に沿って形成された外周部34を有し、外周部34の上部中央に封印係止部31が設けられ、封印係止部31の内周縁に封印係止片35が垂設され、摘み片24の上部に突出した係止片26と係合するようになっている。
封印板30の外周部34下端から底板32が連設されており、底板32は、摘み片24の下面に位置するように、平面視で封印係止部31の両側に配設され、複数の弱化連結片33により外周壁部5に連設されている。
本実施例の高粘度状物充填用キャップは、上蓋Bを閉じ、不正開封防止機構によってキャップ本体Aと上蓋Bを封印した状態で、高粘度状物が充填された容器の口部Yに嵌合筒1を嵌合し打栓すると、容器口部Yに係合突部6が係合して容器に装着される。
さらに上蓋Bを押圧すると、封印係止部31の封印係止片35が摘み片24の係止片26を乗り越えて係合し、封印板30が復元して上蓋Bとキャップ本体Aとが封印されるとともに、上蓋Bの係合凹部23がキャップ本体Aの蓋係合部9に係合して上蓋Bが閉じられる。
隔壁2の下面は、内筒8の内周側から容器内部に向けて円錐面状をなしている。当該円錐面の頂部15は、容器の中心付近に配置されることが望ましい。
容器内部に充填された高粘度状内容物は、輸送等の際に揺られることによってキャップの隔壁2の下面に付着することがあるが、隔壁2の下面は容器内部側に向けて傾斜した円錐面状をなしているので、付着した内容物は当該円錐面をすべり、頂部15付近から容器内部に落下する。
したがって、粘着性の強い高粘度状内容物が隔壁2の下面に付着しても、短時間のうちに容器内部に落下するので、隔壁2の下面に内容物が付着した状態は長くは続かない。
次いで、上蓋Bの摘み片24を押し上げ、上蓋Bの係合凹部23とキャップ本体Aの蓋係合部9との係合を解除して、上蓋Bを開く。
そして、プルリング3に指を入れて引っ張ると、支柱部14を介して一体に形成された除去部4が、その周囲の薄肉弱化部13を破断しながら抜栓され、隔壁2から分離除去されて注出口Sが形成される。
また、プルリング3と隔壁2との間に広い空間が確保され、抜栓時に指を入れることが容易になり、キャップ全体の高さも低くすることができるので、コストを低減することもできる。
また、本実施例のように、除去部4の周縁をなす薄肉弱化部13が真円状に形成されていると、除去部4の下面全体において付着する内容物を一層低減できる。
さらに、付着した高粘度状内容物が滑り落ちやすいように、隔壁2の下面を摩擦係数の小さい材料でコーティングするなどの工夫がされてよい。
また、本実施例では不正開封防止機構を設けたので、不正開封が行われたときには封印板30が除去されるなど、外部から不正開封を視認することができるが、本発明の高粘度状物充填用キャップには必ずしも必要ではない。
第2実施例は、上記変更した隔壁2の頂部15の構成以外に第1実施例と差異はないので、以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付して図示し、当該変更点を中心に説明する
そして、頂部15は、同時に除去部4の最下端部を形成しているが、当該最下端部に突出部16を設けており、その先端は尖頭状をなしている。
したがって、内容物が付着してもすぐに滑り落ちてしまうので、除去部4の下面への付着を防止することができるから、抜栓時に内容物が飛び散ることを一層確実に防止することができる。
B 上蓋
C ヒンジ
S 注出口
Y 容器口部
1 嵌合筒
2 隔壁
3 プルリング
4 除去部
5 外周壁部
6 係合突部
7 外筒
8 内筒
9 蓋係合部
10 連結片
11 弱化片
12 注出筒
13 薄肉弱化部
14 支柱部
15 頂部
16 突出部
20 頂壁
21 側周壁
22 密封リング
23 係合凹部
24 摘み片
25 弧状壁
26 係止片
30 封印板
31 封印係止部
32 底板
33 弱化連結片
34 外周部
35 封印係止片
Claims (2)
- 高粘度状物を充填する容器に装着される高粘度状物充填用キャップにおいて、
容器口部に装着するための嵌合筒と、嵌合筒の内周側に連設して容器内部を密閉する隔壁とを備え、
隔壁には、プルリングが立設され、周縁の薄肉弱化部が破断されることにより注出口を形成する除去部が設けられており、
隔壁の下面全体が、容器内部側を頂点とする円錐面状に形成されているとともに、除去部の最下端部となる頂部に突出部が設けられており、
薄肉弱化部は、頂部を中心とする真円状をなし、
隔壁の下面に付着した高粘度状物は円錐面を滑り落ち、突出部を伝って容器内部に落下することを特徴とする高粘度状物充填用キャップ。 - 隔壁の下面が、摩擦係数の小さい材料でコーティングされていることを特徴とする請求項1記載の高粘度状物充填用キャップ。
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JP2010073250A JP5912225B2 (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 高粘度状物充填用キャップ |
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JP2010073250A JP5912225B2 (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 高粘度状物充填用キャップ |
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