JP5777554B2 - プルリングを備えたキャップ - Google Patents
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Description
プルリングを備えたキャップの具体的実施形態として、プルリングの支柱部は、容器を傾けて内容液を注ぐ注ぎ側と反対側に配置されていることを特徴とする構成を採用する。
その後、リング部を引く力はほぼ水平方向に働き、そのまま支柱部側部の縦方向に沿って薄肉弱化部を破断させていくから、容器を持つ手は容器を倒れないように支持すればよく、薄肉弱化部の破断を開始する抜栓時初期の破断が容易となる。
さらに、プルリングの支柱部を、容器を傾けて内容液を注ぐ注ぎ側と反対側に配置すれば、除去部を抜き去った後の支柱部に対応する開口部から、液注出時に空気が流入し、当該開口部が気液置換用通路の役割を果たし、内容液を円滑に注出することができるという効果も奏する。
キャップAは、容器の口部1に嵌合して取り付けられる装着部2と、装着部2に連設して上方に筒状に突出する注出筒3と、注出筒3に連設して容器内部を密閉する隔壁4と、抜栓するためのプルリング5とを備えている。
本実施例では、キャップAの外筒部7と内筒部10を容器口部1に嵌合して取り付けているが、本発明のプルリングを備えたキャップは、このような装着部に限られることはなく、本発明の趣旨に反しない範囲で、ねじによる装着など他のいかなる装着手段をも採用しうる。
また、本実施例では、外筒部7は単筒形であるが、従来技術として例示した前記特許文献1記載のキャップと同様に、容器口部1に嵌合する筒部の外側に、一部が破断可能な弱化片で連結された筒部を具えた二重筒形とし、消費者が内容物を使用した後、上蓋Bを引張り上げることによりキャップAを容器口部1から取り外して分別廃棄することができるようにしてもよい。
プルリング5は、手指で把持する環状のリング部17と、リング部17を上端部16付近で連設し、隔壁4の上面のヒンジC側に立設された支柱部15とからなり、リング部17の内面には、手指で把持しやすいように複数の滑り止め突起18がヒンジCの反対側に配設されている。
立壁部20は、下部で平坦な上壁23と上壁23から垂下して他の隔壁4に連設する側壁24を形成して、これらの上壁23、側壁24で注出筒3の内周面に連設している。
立壁部20は、本実施例のように上壁23、側壁24を有する形状に限る必要はなく、下部がそのまま他の隔壁4に連設して、従来技術の支柱部を形成するようなデザインとしてもよい。
外周壁31には、内周端部に、キャップAの蓋係合部9と係合する係合凹部33が設けられており、外周端の所定の位置にヒンジCが連設されている。
なお、本実施例ではキャップAにヒンジCを介して上蓋Bが連設されたヒンジキャップとしたが、本発明のプルリングを備えたキャップは、必ずしもヒンジキャップである必要はなく、上蓋がねじで螺着されるものや、上蓋のないキャップでもよい。
容器を使用するために、本実施例のキャップを抜栓するには、まず図1の閉蓋状態から上蓋BをヒンジC回りに回動して、キャップAの蓋係合部9と上蓋Bの係合凹部33との係合を解除し、図2、3に示す開蓋状態に移行させる。
このとき、リング部17を引く力は、上端部16に直接働き、支柱部15の側部は薄肉弱化部21によって立壁部20に連結されているから、支柱部15がリング部17を引く力によって軸方向に延ばされたり破断したりすることはなく、破断開始時のプルリング5の取り扱いが容易である。
そのため、リング部17を引く力は、薄肉弱化部21の剪断方向に一致するように手前側にほぼ水平方向に働き、そのまま支柱部15の側部の縦方向に沿って薄肉弱化部21を破断させていくから、容器を持つ手は容器を倒れないように支持すればよく、抜栓時初期から隔壁4の除去部22を上方に引き上げて破断していく従来技術のように容器を下方に押し付けている必要はないから、抜栓時初期の力も少なくてすみ破断が容易となる。
このとき、既に薄肉弱化部21の破断が進行し、破断が加速されて慣性力がついてきているので、隔壁4における薄肉弱化部21の破断も容易に進行する。
除去部22が隔壁4から引きちぎられるときも、内容液の液面は既に沈下して安定しているので、液が飛び散るようなことはない。
また、縦開口部QはヒンジC側にあるから、容器を傾けヒンジCと反対側の注ぎ側から内容液を注出する際、上方に延びる縦開口部Qは、流出する内容液に代わって空気が流入する気液置換用通路の役割を果たし、円滑に内容液を注出することができる。
B 上蓋
C ヒンジ
P 注出口
Q 縦開口部
1 口部
2 装着部
3 注出筒
4 隔壁
5 プルリング
7 外筒部
8 基壁部
9 蓋係合部
10 内筒部
15 支柱部
16 上端部
17 リング部
18 滑り止め突起
19 間隙
20 立壁部
21 薄肉弱化部
22 除去部
23 上壁
24 側壁
30 頂壁
31 外周壁
32 密封筒
33 係合凹部
Claims (2)
- 容器の口部に取り付けられる装着部と、装着部に連設して上方に筒状に突出する注出筒と、注出筒に連設して容器内部を密閉する隔壁と、隔壁の上面に設けられたプルリングとを備え、
プルリングは、手指で把持するリング部と、上端部でリング部に連設し隔壁の上面に立設された支柱部とからなり、支柱部側部と注出筒の内周面との間の隔壁には、支柱部側部との間に下方が開放された間隙をはさんで支柱部上端部まで立ち上がる立壁部が形成され、
切り取り可能な薄肉弱化部が、支柱部の側部および上端部と立壁部との間に形成されるとともに、注出口を開口する除去部を画成するように隔壁に連続して形成されていることを特徴とするプルリングを備えたキャップ。 - プルリングの支柱部は、容器を傾けて内容液を注ぐ注ぎ側と反対側に配置されていることを特徴とする請求項1記載のプルリングを備えたキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012080433A JP5777554B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | プルリングを備えたキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012080433A JP5777554B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | プルリングを備えたキャップ |
Publications (2)
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JP2013209117A JP2013209117A (ja) | 2013-10-10 |
JP5777554B2 true JP5777554B2 (ja) | 2015-09-09 |
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ID=49527391
Family Applications (1)
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JP2012080433A Active JP5777554B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | プルリングを備えたキャップ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP5777554B2 (ja) |
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2012
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JP2013209117A (ja) | 2013-10-10 |
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