JP5818735B2 - プルリングを備えたキャップ - Google Patents
プルリングを備えたキャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5818735B2 JP5818735B2 JP2012080415A JP2012080415A JP5818735B2 JP 5818735 B2 JP5818735 B2 JP 5818735B2 JP 2012080415 A JP2012080415 A JP 2012080415A JP 2012080415 A JP2012080415 A JP 2012080415A JP 5818735 B2 JP5818735 B2 JP 5818735B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pull ring
- cap
- container
- ring
- pouring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
そのため、支柱の強度を高めようとしても、キャップの注出口を形成する除去壁9自体が小さいため困難であった。
また、プルリングを備えたキャップの実施態様として、プルリングの支柱部は、容器を傾けて内容液を注ぐ注ぎ側と反対側に配置されていることを特徴とする構成を採用する。
その後、リング部を引く力はほぼ水平方向に働き、そのまま支柱部側部の縦方向に沿って薄肉弱化部を破断させていくから、容器を持つ手は容器を倒れないように支持すればよく、薄肉弱化部の破断を開始する抜栓時初期の破断が容易となる。
さらに、プルリングの支柱部を、容器を傾けて内容液を注ぐ注ぎ側と反対側に配置すれば、液注出時に溝状間隙からが空気が流入し、気液置換用通路の役割を果たし、内容液を円滑に注出することができるという効果も奏する。
キャップAは、容器の口部1に嵌合して取り付けられる装着部2と、装着部2に連設して上方に筒状に突出する注出筒3と、注出筒3の底部に連設して容器内部を密閉する隔壁4と、抜栓するためのプルリング5とを備えている。
本実施例では、キャップAの外筒部7と内筒部10を容器口部1に嵌合して取り付けているが、本発明のプルリングを備えたキャップは、このような装着部に限られることはなく、本発明の趣旨に反しない範囲で、ねじによる装着など他のいかなる装着手段をも採用しうる。
また、本実施例では、外筒部7は単筒形であるが、従来技術として例示した前記特許文献1記載のキャップと同様に、容器口部1に嵌合する筒部の外側に、一部が破断可能な弱化片で連結された筒部を具えた二重筒形とし、消費者が内容物を使用した後、上蓋Bを引張り上げることによりキャップAを容器口部1から取り外して分別廃棄することができるようにしてもよい。
リング部17の内面には、手指で把持しやすいように複数の滑り止め突起18がヒンジCと反対側に配設されている。
薄肉弱化部11は、隔壁4から連続してそれぞれ支柱部15の側部の両側を上方に延び、リング部17が連設する支柱部上端部16に近接した位置で合流して、薄肉弱化部頂部11aが形成される。
薄肉弱化部頂部11aは、プルリング5の支柱部15側部と注出筒3の内周壁との間に下方から延びる溝状間隙19の頂部をも形成する。
外周壁21には、内周端部に、キャップAの蓋係合部9と係合する係合凹部23が設けられており、外周端の所定の位置にヒンジCが連設されている。
なお、本実施例ではキャップAにヒンジCを介して上蓋Bが連設されたヒンジキャップとしたが、本発明のプルリングを備えたキャップは、必ずしもヒンジキャップである必要はなく、上蓋がねじで螺着されるものや、上蓋のないキャップでもよい。
容器を使用するために、本実施例のキャップを抜栓するには、まず図1の閉蓋状態から上蓋BをヒンジC回りに回動して、キャップAの蓋係合部9と上蓋Bの係合凹部23との係合を解除し、図2、3に示す開蓋状態に移行させる。
このとき、支柱部15は、側部を薄肉弱化部11によって注出筒3の内周面に連結されているから、リング部17を引く力によって軸方向に延ばされたり破断したりすることはなく、破断開始時のプルリング5の取り扱いが容易である。
そのため、リング部17を引く力は、薄肉弱化部11の剪断方向に一致するように手前側にほぼ水平方向に働き、そのまま支柱部15の側部の縦方向に沿って薄肉弱化部11を破断させていくから、容器を持つ手は容器を倒れないように支持すればよく、抜栓時初期から隔壁4の除去部12を上方に引き上げて破断していく従来技術のように容器を下方に押し付けている必要はないから、抜栓時初期の力も少なくてすみ破断が容易となる。
このとき、既に薄肉弱化部11の破断が進行し、破断が加速されて慣性力がついてきているので、隔壁4における薄肉弱化部11の破断も容易に進行する。
除去部12が隔壁4から引きちぎられるときも、内容液の液面は既に沈下して安定しているので、液が飛び散るようなことはない。
また、縦開口部QはヒンジC側にあるから、容器を傾けヒンジCと反対側の注ぎ側から内容液を注出する際、縦開口部Qは流出する内容液に代わって空気が流入する気液置換用通路の役割を果たし、円滑に内容液を注出することができる。
B 上蓋
C ヒンジ
P 注出口
Q 縦開口部
1 口部
2 装着部
3 注出筒
4 隔壁
5 プルリング
7 外筒部
8 基壁部
9 蓋係合部
10 内筒部
11 薄肉弱化部
11a 薄肉弱化部頂部
12 除去部
15 支柱部
16 上端部
17 リング部
18 滑り止め突起
19 溝状間隙
20 頂壁
21 外周壁
22 密封筒
23 係合凹部
Claims (2)
- 容器の口部に取り付けられる装着部と、装着部に連設して上方に筒状に突出する注出筒と、注出筒の底部に連設して容器内部を密閉する隔壁と、薄肉弱化部により切り取り可能に画成された除去部の上面に設けられたプルリングとを備え、
プルリングは、手指で把持するリング部と、隔壁部位の除去部に立設された支柱部とからなり、支柱部の側部と注出筒の内周壁とは、下部から上方に延びる溝状間隙をはさんで薄肉弱化部により連結されており、
薄肉弱化部は、隔壁から連続してそれぞれ支柱部の側部の両側を上方に延び、リング部が連設する支柱部上端部に近接した位置で合流して、溝状間隙の頂部が形成されることを特徴とするプルリングを備えたキャップ。 - プルリングの支柱部は、容器を傾けて内容液を注ぐ注ぎ側と反対側に配置されていることを特徴とする請求項1記載のプルリングを備えたキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012080415A JP5818735B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | プルリングを備えたキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012080415A JP5818735B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | プルリングを備えたキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013209115A JP2013209115A (ja) | 2013-10-10 |
JP5818735B2 true JP5818735B2 (ja) | 2015-11-18 |
Family
ID=49527389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012080415A Expired - Fee Related JP5818735B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | プルリングを備えたキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5818735B2 (ja) |
-
2012
- 2012-03-30 JP JP2012080415A patent/JP5818735B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013209115A (ja) | 2013-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5626779B2 (ja) | 移行中栓付き容器 | |
JP5669597B2 (ja) | 分別廃棄用ヒンジキャップ | |
JP5991838B2 (ja) | 複合容器蓋 | |
JP5733037B2 (ja) | 開封構造 | |
JP5818735B2 (ja) | プルリングを備えたキャップ | |
JP5777554B2 (ja) | プルリングを備えたキャップ | |
JP5437201B2 (ja) | 注出容器 | |
JP6575960B2 (ja) | 抜栓キャップ | |
JP2010052773A (ja) | 分別廃棄性に優れた合成樹脂製打栓キャップ | |
JP5704865B2 (ja) | 抜栓式キャップ | |
JP2013209116A (ja) | プルリングを備えたキャップ | |
JP5198888B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP6478817B2 (ja) | 分別廃棄用キャップ | |
JP3188139U (ja) | ボトルキャップ | |
JP5692972B2 (ja) | キャップ | |
JP2020055535A (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5980077B2 (ja) | キャップ | |
JP5755030B2 (ja) | キャップ | |
JP5042900B2 (ja) | キャップ | |
JP5628533B2 (ja) | 容器の中栓 | |
JP5269487B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5912225B2 (ja) | 高粘度状物充填用キャップ | |
JP2005206222A (ja) | プルリング付きキャップ | |
JP2009107687A (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5572443B2 (ja) | 詰め替え容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20140508 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20140528 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150707 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150901 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150929 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150929 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5818735 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |