JP5911581B2 - ロジック図面誤り箇所推定装置及びその方法 - Google Patents

ロジック図面誤り箇所推定装置及びその方法 Download PDF

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Description

本発明は、監視制御システムの機器などの制御内容を表すロジック図面の誤り箇所を推定するロジック図面誤り箇所推定装置、及び、ロジック図面誤り箇所推定方法に関するものである。
監視制御システムは、温度、圧力、位置、その他各種センサーなど、監視の対象となる装置からの情報を運転員・監視員に提示するとともに、運転員・監視員の操作によりモーター、弁、開閉器、油圧装置など各種装置を制御するシステムであり、発電プラント、化学プラント、受配電設備、上下水道など、幅広い分野で用いられている。
典型的な監視制御システムにおいては、監視制御の対象となる機器と信号の送受信を行うなど、処理ごとに分割されたモジュールを複数備え、これらが通信経路によって結合されることにより、多様な処理(多様なモード)が実現されている。
監視制御システムの各モジュールの処理内容は、回路図のように、信号の入出力方向を矢印で示す有向グラフで表されることが多くなっている。具体的には、各モジュールの処理内容は、信号の処理を示すノード(以下「演算素子」と呼ぶこともある)と、ノード間を繋ぎ、信号の流れを示すリンク(以下「信号線」と呼ぶこともある)とを組合せて表現される。モジュールの処理内容は、古くはハードウェア回路で固定的に実現されていたが、柔軟性やコストパフォーマンスの観点から、近年はデジタル計算機上で動作を模擬して処理を実現できるように、デジタル計算機上のプログラムとして実装されることが多くなっている。
処理内容を演算素子と信号線で表現するプログラミング言語の規格としては、例えば、国際規格IEC61131−3が挙げられる。演算素子は前記国際規格のFBD(Function Block Diagram)で記述され、演算素子と信号線とを組合せて表現される処理内容は、ロジック図面と呼ばれる図面によって表わされる。
さて、近年、プログラムの大規模化に伴い、プログラムのデバッグ(誤りを探し、かつ取り除く)作業が困難になりつつある。この現象は、監視制御システムにおいて監視制御の制御ロジックを表すロジック図面(制御ロジック図面)の作成においても、同様である。具体的には、ロジック図面は、様々なモードに対応した複数の処理(挙動)が記述されるため、制御ロジックが複雑になりがちであり、複雑な制御ロジックは、複数枚のロジック図面に分割して記述される。また、制御する対象機器の数が多いため、当該機器を制御するロジック図面の数も膨大になっている。
従来は、制御ロジックの試験においてNGを検出すると、設計者が、調査すべき対象のロジック図面を手作業で探し出した後、誤りとなった信号出力から制御ロジックを追跡し、試験のNGの原因となる誤り箇所を特定していた。そのため、複数枚の図面に跨って記述されている複雑な制御ロジックにおいてNGが検出された場合には、誤り箇所の特定に時間がかかっていた。
誤り箇所を推定する技術として、特許文献1の従来例に記載された技術では、まず、故障シミュレータを用いて、回路内部に故障を仮定して、機能もしくは論理シミュレーションを行い、そのシミュレーション結果と期待値とを照合し、仮定した故障箇所と、その故障を検出したテストベクタとを対応付けた故障辞書を作成し、回路の実際のテスト結果からフェイル情報を取得する。次に、フェイル情報のフェイルピンおよびフェイルベクタに対応して故障辞書をそれぞれ検索し、仮定の故障箇所を求め、複数得られた仮定の故障箇所の中から、優先順位付けを行って故障箇所の推定を行う。
また、特許文献2に記載された技術では、論理矛盾判定手段は第1の含意操作手段での含意操作中に各信号線の論理状態の矛盾を検出し、処理終了判定手段は矛盾が検出されなければ、全信号線の論理状態が“0”、“1”または“X”に推定されたかを判定する。論理状態推定が終了していないと判定されると、U(Unknown)状態検索手段は論理状態が不完全なUnknown状態の信号線を検索し、信号線を含む故障伝搬経路にゲートを介して接続している信号線を検出する。検出した信号線に対して“0”と仮決定を行い、仮決定の回数を表す仮決定レベルを1だけ増加し、第1の含意操作手段による含意操作処理に戻る。論理状態推定が終了したと判定すると、故障出力端子接続関係線抽出手段は故障出力端子に直接影響を与えるような故障伝搬経路を抽出し、出力装置に出力する。
特許第3863423号公報 特許第3137056号公報
特許文献1では、故障辞書を予め作成しておく必要があるが、故障辞書の作成は多大な故障シミュレーションを必要とするため、計算時間も膨大となり、故障辞書のファイルの数やデータ量も非常に大きくなるという問題がある。
特許文献2では、含意操作と仮決定とを繰り返して全ての信号線の論理状態を推定するために、入出力方向の含意操作、仮決定信号線検索処理、故障端子情報伝達処理を行うためのデータベースを予め作成しなければならいという問題があった。また、故障検出の対象となる回路規模が大きくなると、仮決定の回数が増大することから、含意操作と仮決定とを繰り返して全ての入力論理状態を求めるには膨大な計算時間を必要とするという問題がある。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、適切にロジック図面の誤り箇所を推定することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係るロジック図面誤り箇所推定装置は、演算を行う演算素子と前記演算素子同士を接続する信号線とを含むロジック図面における誤り箇所を推定するロジック図面誤り箇所推定装置であって、前記ロジック図面を格納するロジック図面格納装置と、前記ロジック図面の正否を判断するための各試験の入力値及び出力値の対応表である試験テーブルを格納する試験テーブル格納装置とを備える。前記ロジック図面誤り箇所推定装置は、前記試験テーブルの前記各試験を前記ロジック図面に対して実施することにより前記各試験について取得された、前記ロジック図面上の各信号線の信号線状態値と、前記試験テーブルとに基づいて、前記各信号線の正否を前記各試験について判定する信号線正否判定部と、前記信号線正否判定部による前記各信号線の正否の判定結果に基づいて、前記各信号線の正否結果集計値を算出する信号線正否結果集計部とをさらに備える。前記ロジック図面誤り箇所推定装置は、前記信号線正否結果集計部が算出した前記各信号線の正否結果集計値に基づいて、前記各信号線の誤りを推定する誤り信号線推定部と、前記誤り信号線推定部により推定された前記各信号線の誤りに応じた表示形態で前記各信号線を前記ロジック図面上に表示する表示部とをさらに備える。前記ロジック図面誤り箇所推定装置は、前記各信号線の前記信号線状態値と、前記試験テーブルの前記出力値と、前記ロジック図面の前記演算素子の種別毎に定められた追跡ルールとに基づいて、前記ロジック図面の出力側から入力側に前記信号線を追跡する信号線追跡部をさらに備え、前記信号線正否判定部は、前記信号線追跡部の追跡結果に基づいて、前記ロジック図面上の前記各信号線の正否を判定する。

本発明によれば、信号線正否判定部が、信号線状態値に基づきロジック図面上の各信号線の正否を各試験について判定し、信号線正否結果集計部が、各信号線の正否の判定結果から各信号線の正否結果集計値を算出し、誤り信号線推定部が、各信号線の正否結果集計値に基づきロジック図面上の各信号線の誤りを推定し、表示部が、当該各信号線の誤りに応じた表示形態で信号線をロジック図面上に表示する。これにより、予め故障辞書などの作成が不要であり、かつ、少ない計算時間で、ロジック図面上の誤り箇所を推定することができる。
実施の形態1に係るロジック図面表示装置の構成を示すブロック図である。 ロジック図面の一例を示す図である。 演算素子及び信号線の記述ルール及び説明を示す図である。 試験テーブルの一例を示す図である。 実施の形態1に係るロジック図面表示装置の動作を示すフローチャートである。 ロジック図面の一例を示す図である。 ロジック図面の信号線状態値(試験No1)を示す図である。 ロジック図面の信号線状態値(試験No2)を示す図である。 ロジック図面の信号線状態値(試験No3)を示す図である。 ロジック図面の信号線状態値(試験No4)を示す図である。 ロジック図面の信号線状態値(試験No5)を示す図である。 試験結果テーブルの一例を示す図である。 追跡ルールの一例を示す図である。 ロジック図面の各信号線の正否結果(試験No1)を示す図である。 ロジック図面の各信号線の正否結果(試験No2)を示す図である。 ロジック図面の各信号線の正否結果(試験No3)を示す図である。 ロジック図面の各信号線の正否結果(試験No4)を示す図である。 ロジック図面の各信号線の正否結果(試験No5)を示す図である。 ロジック図面の各信号線の正否結果収集値及び誤り可能性を示す図である。 ロジック図面の一例を示す図である。 ロジック図面の信号線状態値及び各信号線の正否結果(試験No1)を示す図である。 ロジック図面の信号線状態値及び各信号線の正否結果(試験No2)を示す図である。 ロジック図面の信号線状態値及び各信号線の正否結果(試験No3)を示す図である。 ロジック図面の信号線状態値及び各信号線の正否結果(試験No4)を示す図である。 ロジック図面の信号線状態値及び各信号線の正否結果(試験No5)を示す図である。 試験結果テーブルの一例を示す図である。 ロジック図面の各信号線の正否結果収集値及び誤り可能性を示す図である。 実施の形態2に係るロジック図面表示装置の構成を示すブロック図である。 一群のロジック図面の一例を示す図である。 試験テーブルの一例を示す図である。 実施の形態2に係るロジック図面表示装置の動作を示すフローチャートである。 一群のロジック図面の一例を示す図である。 ロジック図面の信号線状態値及び各信号線の正否結果(試験No3)を示す図である。 試験結果テーブルの一例を示す図である。 図面正否結果収集値及び各ロジック図面の誤り可能性を示す図である。 演算素子の複雑度を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係るロジック図面表示装置の構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態1に係るロジック図面表示装置は、ロジック図面における誤り箇所を推定するロジック図面誤り箇所推定装置の機能を備えており、次に説明する構成要素(ロジック図面格納装置101〜表示部109)から構成されている。
ロジック図面格納装置101は、記憶装置から構成されており、ロジック図面を格納している。ロジック図面は、機器を監視制御するための制御ロジックを示す図面であり、信号に対して各種の演算を行う演算素子と、演算素子同士を接続し信号の流れを示す信号線とを含んでいる。
試験テーブル格納装置102は、記憶装置から構成されており、試験テーブルを格納している。試験テーブルは、ロジック図面の正否を判断するための(ロジック図面の正しさを保障するための)各試験の入力値と望ましい出力値(期待値)とをまとめた対応表である。試験テーブルの各試験では、入力値をロジック図面の制御ロジックに入力した場合に当該制御ロジックの出力が出力値(期待値)と同じか否かに基づいて、ロジック図面の正否を判定する。
信号線状態値格納装置103は、記憶装置から構成されており、信号線状態値を格納している。信号線状態値は、試験テーブルの各試験をロジック図面に対して予め実施することにより各試験について取得された、当該ロジック図面上の各信号線の状態値である。信号線状態値は、ユーザからの入力により信号線状態値格納装置103に予め格納されてもよいが、本実施の形態では、信号線状態値取得部104により取得され、信号線状態値格納装置103に予め格納されるものとする。
信号線状態値取得部104は、信号線状態値格納装置103から信号線状態値を適宜読み取り、信号線正否判定部105に与える。
信号線正否判定部105は、信号線状態値取得部104からの各信号線の信号線状態値と、試験テーブル格納装置102から読み込んだ試験テーブルとに基づいて、ロジック図面格納装置101から読み込んだロジック図面の各信号線の正否を、試験テーブルの各試験について判定する。
信号線追跡部106は、信号線正否判定部105が読み込んだロジック図面の信号線を追跡する。後述するように、信号線追跡部106の追跡結果は、信号線正否判定部105が各信号線の正否を判定するため用いられる。
信号線正否結果集計部107は、信号線正否判定部105による各信号線の正否の判定結果(以下「信号線正否判定結果」と呼ぶこともある)に基づいて、ロジック図面上の各信号線の正否結果集計値を算出する。ここでは、信号線正否結果集計部107は、信号線正否判定部105の複数試験(ここでは全試験)の信号線正否判定結果を各信号線について集計することにより、各信号線の正否結果集計値を算出する。
誤り信号線推定部108は、信号線正否結果集計部107が算出した各信号線の正否結果集計値に基づいて、ロジック図面上の各信号線の誤りを推定する。誤り信号線推定部108により推定される各信号線の誤りとしては、各信号線の誤りの有無、及び、各信号線が誤っている可能性などが該当するが、本実施の形態では、各信号線が誤っている可能性(以下「各信号線の誤り可能性」と呼ぶ)であるものとして説明する。
表示部109は、誤り信号線推定部108により推定された各信号線の誤り可能性に応じた表示形態で、各信号線をロジック図面上に表示する。ここでは、表示部109は、誤り信号線推定部108により推定された誤り可能性を区別可能な表示形態で、各信号線をロジック図面に重畳して表示する。
図2は、ロジック図面格納装置101に格納されているロジック図面の一例を示す図である。図3は、ロジック図面に含まれる演算素子及び信号線の記述ルール及び説明を示す図である。なお、図3には、演算素子及び信号線の種類の一部のみが示されており、これら以外にも多様な演算素子などがロジック図面に含まれる。
図2に示すロジック図面201は、複数の演算素子(入力演算子、否定演算子、上限モニタ演算子、下限モニタ演算子、論理積演算子、出力演算子)と、これら演算素子を接続する信号線(破線で示されるアナログ線、実線で示されるデジタル線)とを含んでいる。
加圧器警報抑制信号入力202は、警報抑制の信号の一種であるデジタルの加圧器警報抑制信号(デジタル値として「FALSE(0)」または「TRUE(1)」を示す信号)が入力される入力演算子である。加圧器圧力信号入力203は、アナログの加圧器圧力信号が入力される入力演算子である。図2に示す否定演算子204には、加圧器警報抑制信号入力202からのデジタル信号が入力される。否定演算子204は、加圧器警報抑制信号入力202からのデジタル信号を反転する。
図2に示す上限モニタ演算子205、206及び下限モニタ演算子207、208のそれぞれには、加圧器圧力信号入力203からの信号が入力される。上限モニタ演算子205は、「100」を超えるアナログ値が入力されたときデジタル値「TRUE(1)」を出力し、それ以外はデジタル値「FALSE(0)」を出力する。上限モニタ演算子206は、「80」を超えるアナログ値が入力されたときデジタル値「TRUE(1)」を出力し、それ以外はデジタル値「FALSE(0)」を出力する。下限モニタ演算子207は、「30」未満のアナログ値が入力されたときデジタル値「TRUE(1)」を出力し、それ以外はデジタル値「FALSE(0)」を出力する。下限モニタ演算子208は、「10」未満のアナログ値が入力されたときデジタル値「TRUE(1)」を出力し、それ以外はデジタル値「FALSE(0)」を出力する。
図2に示す論理積演算子209〜212には、それぞれ上限モニタ演算子205、206、下限モニタ演算子207、208の出力が入力されるとともに、論理積演算子209〜212のそれぞれには、否定演算子204の出力が入力される。論理積演算子209〜212のそれぞれは、全て「TRUE(1)」のデジタル値が入力された場合にはデジタル値「TRUE(1)」を出力し、それ以外の場合にはデジタル値「FALSE(0)」を出力する。例えば、論理積演算子209は、上限モニタ演算子205及び否定演算子204の両方から「TRUE(1)」のデジタル値が入力された場合にはデジタル値「TRUE(1)」を出力し、それ以外の場合にはデジタル値「FALSE(0)」を出力する。
論理積演算子209〜212の出力は、それぞれが出力演算子である加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214、加圧器圧力低信号出力215、及び、加圧器圧力異常低信号出力216に設定される。
図4は、試験テーブル格納装置102に格納されている本実施の形態に係る試験テーブルの例を示す図である。図4に示される試験テーブル401では、試験No1〜No5のそれぞれについて、入力値と望ましい出力値(期待値)との組み合わせがテーブル形式で記載されている。具体的には、試験テーブル401では、加圧器圧力、加圧器警報抑制の入力値と、加圧器圧力異常高、加圧器圧力高、加圧器圧力低、加圧器圧力異常低の望ましい出力値とがテーブル形式で記載されている。
例えば、図4の試験テーブル401の試験No1では、ロジック図面の加圧器圧力信号入力203にアナログ値「110」、加圧器警報抑制信号入力202にデジタル値「FALSE(0)」が入力されたときに、当該ロジック図面の加圧器圧力異常高信号出力213からデジタル値「TRUE(1)」、加圧器圧力高信号出力214からデジタル値「TRUE(1)」、加圧器圧力低信号出力215からデジタル値「FALSE(0)」、加圧器圧力異常低信号出力216からデジタル値「FALSE(0)」が出力されることが望ましい(正しい)ということが示されている。
なお、図2に示したロジック図面201は、試験テーブル401の各試験の入力値を入力した場合に、試験テーブル401の各試験の出力値と同じ出力値が出力されるものとなっている。したがって、試験テーブル401によれば、ロジック図面201は正しいと判断される。
<動作>
図5は、本実施の形態に係るロジック図面表示装置が、ロジック図面上の誤り信号線を推定して、当該ロジック図面上に表示する動作を示すフローチャートである。以下、本実施の形態に係るロジック図面表示装置が、ロジック図面201を正しいと判断する試験テーブル401を用いて誤り箇所の推定などを行う動作について詳細に説明する。
<動作例1>
動作例1では、図6に示すロジック図面601に対する、本実施の形態に係るロジック図面表示装置の動作について説明する。このロジック図面601は、図2に示すロジック図面201と比較して、否定演算子204の記載が漏れているという誤りを含んでいる。以下に説明するように、本実施の形態に係るロジック図面表示装置の図5に示す動作により、ユーザは、ロジック図面601の誤り箇所(否定演算子204の記載漏れ)に容易に気づくことが可能となる。
なお、本実施の形態では、ステップS1が行われるまでに、ロジック図面601がロジック図面格納装置101に格納されるとともに、当該ロジック図面601の信号線状態値が信号線状態値格納装置103に格納される。そこで、ステップS1以降の動作について説明する前に、まず、ロジック図面601の信号線状態値を格納する動作について説明する。
まず、信号線状態値取得部104は、試験テーブル401の各試験をロジック図面601に対して実施する。すなわち、信号線状態値取得部104は、各試験の入力値をロジック図面601に入力し、当該ロジック図面601の制御ロジックに基づいて演算を行う。これにより、信号線状態値取得部104は、ロジック図面601上の各信号線の状態値(演算結果)、つまり信号線状態値を取得する。
図7に示すロジック図面601では、ロジック図面601に対して試験テーブル401の試験No1を実施することによって取得された信号線状態値が、下線付きの値(TRUE、FALSE)として付記されている。なお、図7に示すロジック図面601では、便宜上、信号線の信号種類(アナログ線、デジタル線)に応じた区別表示(破線表示、実線表示)は行っていない。以下の図においても、ロジック図面表示装置の動作を説明する際に用いるロジック図面を示す図については、適宜、信号線の信号種類に応じた区別表示は行わないものとする。
次に、ロジック図面601に付記された試験No1の信号線状態値(図7)の取得について詳細に説明する。試験No1では、上限モニタ演算子205、206、及び、下限モニタ演算子207、208には、加圧器圧力信号入力203からアナログ値「110」が入力されるので、上限モニタ演算子205、206はデジタル値「TRUE(1)」を出力し、下限モニタ演算子207、208はデジタル値「FALSE(0)」を出力する。
論理積演算子209〜212には、それぞれ上限モニタ演算子205、206の出力(「TRUE(1)」)、及び、下限モニタ演算子207、208の出力(「FALSE(0)」)と、加圧器警報抑制信号入力202の出力であるデジタル値「FALSE(0)」とが入力されるので、論理積演算子209〜212はいずれも、デジタル値「FALSE(0)」を出力する。これにより、デジタル値「FALSE(0)」が、それぞれ加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214、加圧器圧力低信号出力215、加圧器圧力異常低信号出力216に設定される。
信号線状態値取得部104は、以上のように、試験テーブル401の試験No1をロジック図面601に対して実施(入力及び演算)することにより、試験No1についてロジック図面601の信号線状態値を取得する。また、信号線状態値取得部104は、試験No1と同様に、試験No2〜No5をロジック図面601に対して実施することにより、試験No2〜No5についてロジック図面601の信号線状態値を取得する。図8〜図11には、試験No2〜No5についての各信号線の信号線状態値がそれぞれ図7と同様の形式で示されている。信号線状態値取得部104は、取得した信号線状態値を信号線状態値格納装置103に格納する。
次に、図5に戻ってステップS1以降の本実施の形態に係るロジック図面表示装置の動作について説明する。まず、ステップS1において、信号線正否判定部105は、試験テーブル格納装置102から、指定された試験テーブル(ここでは試験テーブル401)を読み込む。
それから、ステップS2にて、信号線正否判定部105は、ロジック図面格納装置101から、読み込んだ試験テーブル(ここでは試験テーブル401)に対応するロジック図面(ここではロジック図面601)を読み込む。
ステップS3〜S6は、ステップS1で読み込んだ試験テーブルの各試験に実行される処理であり、当該試験の数だけ繰り返される。以下においては、試験テーブル401(図4)の試験No1についてステップS3〜S6が実行された例を説明する。
ステップS3にて、信号線状態値取得部104は、信号線状態値格納装置103から、試験テーブル401の該当試験(ここでは試験No1)に対応した信号線状態値(ここでは図7に示した信号線状態値)を読み込み、それを信号線正否判定部105に与える。
ステップS4にて、信号線正否判定部105は、信号線状態値取得部104からの信号線状態値(ここでは図7に示した信号線状態値)の出力値と、ステップS1で読み込んだ試験テーブル(ここでは試験テーブル401)の出力値(期待値)とを比較して、該当試験(ここでは試験No1)の正否を判定する。
図12は、各試験についてのロジック図面601の信号線状態値の出力値、つまりロジック図面601に対して上述の試験No1〜No5を実施した結果をまとめた試験結果テーブル1201を示す図である。この試験結果テーブル1201には、試験テーブル401の入力値と同じ加圧器圧力、加圧器警報抑制の入力値が記載されているとともに、図7〜図11に示した加圧器圧力異常高、加圧器圧力高、加圧器圧力低、加圧器圧力異常低の信号線状態値の出力値、すなわち試験No1〜No5を実施して得られた実際の出力値が記載されている。
この試験結果テーブル1201において、図4の試験テーブル401に記載された望ましい出力値(期待値)と異なる信号線状態値の出力値には、下線が付されている。また、全試験について、試験テーブル401の望ましい出力値と、信号線状態値の出力値とが一致する場合には成功を示す「OK」が結果欄に記載され、一致しない場合には失敗を示す「NG」が結果欄に記載される。
例えば、試験結果テーブル1201に示す、試験No1の加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214、加圧器圧力低信号出力215、加圧器圧力異常低信号出力216の信号線状態値の出力値は全て「FALSE(0)」である。一方、試験テーブル401に示す、試験No1の加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214の望ましい出力値(期待値)は「TRUE(1)」であり、加圧器圧力低信号出力215、加圧器圧力異常低信号出力216の望ましい出力値(期待値)は「FALSE(0)」である。
したがって、信号線正否判定部105は、試験No1の加圧器圧力異常高信号出力213及び加圧器圧力高信号出力214に関して信号線状態値の出力値と期待値とが異なるため、試験No1を「NG」と判定する。この結果として、試験結果テーブル1201(図12)の試験No1の結果欄には「NG」が記載されている。なお、ステップS3〜S6は、試験テーブル401の各試験に実行されることから、最終的には、上述の試験No1に対する判定が試験No2〜No5にも行われる。試験結果テーブル1201には、試験No2〜No5の判定結果(それぞれNG、OK、NG、NG)も示されている。
ステップS5にて、信号線追跡部106は、該当試験について、各信号線の信号線状態値と、試験テーブルの出力値と、ロジック図面の演算素子の種別毎に定められた追跡ルールとに基づいて、ロジック図面の出力側から入力側に向かって信号線を追跡する。そして、同ステップS5にて、信号線正否判定部105は、信号線追跡部106の追跡結果に基づいて、ロジック図面上の各信号線の正否を、該当試験について判定する。
ここでは、信号線追跡部106は、試験No1について、図7に示す信号線状態値の出力値と、試験テーブル401の出力値と、ロジック図面の演算素子の種別毎に定められた追跡ルールとに基づいて、ロジック図面601の出力側から入力側に向かって信号線を追跡する。そして、同ステップS5にて、信号線正否判定部105は、信号線追跡部106の追跡結果に基づいて、ロジック図面601上の各信号線の正否を判定する。
図13は、本実施の形態に係る信号線追跡部106が信号線の追跡を行うための追跡ルールの一例を示す図である。図13に示されるように、本実施の形態に係る追跡ルールでは、ロジック図面の演算素子の種別に応じた追跡方法が定められているだけでなく、ステップS4での試験の判定結果(信号線状態値の出力値と試験テーブルの出力値とが全て一致するか否かの判定結果)に応じた追跡方法が定められている。
信号線追跡部106は、ステップS4の判定結果がOKであった場合、すなわち信号線状態値の出力値と試験テーブルの出力値とが全て一致した場合には、図13に示した追跡ルールのうち、正しい信号線を追跡する追跡ルールに基づいて、当該一致した信号線から信号線の追跡を開始する。一方、信号線追跡部106は、ステップS4の判定結果がNGであった場合(信号線状態値の出力値と試験テーブルの出力値とがいずれかにおいて一致しなかった場合)には、図13に示した追跡ルールのうち、誤り信号線を追跡する追跡ルールに基づいて、一致しなかった信号線から信号線の追跡を開始する。
具体的な動作例として、信号線追跡部106が、試験No1についてロジック図面601の出力側から入力側に向かって信号線を追跡する動作を以下説明する。
試験No1では、信号線状態値の出力値(図7)と、試験テーブル401の出力値とが全て一致しておらずNG(図12)と判定されているので、信号線追跡部106は、図13の追跡ルールのうち誤り信号線の追跡ルールを選択する。信号線追跡部106は、当該選択した誤り信号線の追跡ルールに基づいて、試験テーブル401の出力値と一致しなかった出力側の信号線(ここでは加圧器圧力異常高信号出力213及び加圧器圧力高信号出力214の信号線)から入力側の信号線に向かって、信号線の追跡を行う。
ここで、加圧器圧力異常高信号出力213及び加圧器圧力高信号出力214の直前には論理積演算子209、210が記載されていることから、信号線追跡部106は、誤り信号線の追跡ルールのうち論理積演算子の追跡ルール、ここでは図13に示される「出力値がTRUE(1)である場合には入力値がTRUE(1)の信号線を追跡し、出力値がFALSE(0)である場合には入力値がFALSE(0)の信号線を追跡する」という追跡ルールを選択する。そして、信号線追跡部106は、選択した追跡ルールに基づいて、加圧器圧力異常高信号出力213及び加圧器圧力高信号出力214の信号線から、信号線を追跡していく。
具体的には、ロジック図面601の試験No1の信号線状態値(図7)において、加圧器圧力異常高信号出力213へ入力している信号線の状態値は「FALSE(0)」であることから、信号線追跡部106は、論理積演算子209へ入力する信号線のうち、入力値が「FALSE(0)」である信号線を追跡する。同様の追跡が繰り返されることにより、信号線追跡部106は、加圧器警報抑制信号入力202まで辿り着いて、信号線の追跡を終了する。同様の追跡が、加圧器圧力高信号出力214から加圧器警報抑制信号入力202までの一連の信号線にも行われる。
その後、信号線正否判定部105は、信号線追跡部106が誤り信号線の追跡ルールに基づいて追跡した信号線を全て「誤り信号線」と判定する。上述の例では、加圧器圧力異常高信号出力213から加圧器警報抑制信号入力202までの一連の信号線、及び、加圧器圧力高信号出力214から加圧器警報抑制信号入力202までの一連の信号線が「誤り信号線」と判定される。
図14は、信号線正否判定部105によって試験No1について判定された、ロジック図面601上の各信号線の正否結果を示す図である。この図14には、ロジック図面601のうち、信号線正否判定部105に誤り信号線と判定された加圧器圧力異常高信号出力213及び加圧器圧力高信号出力214の信号線が、他の信号線と区別可能な表示形態で(ここでは黒色の太い矢印で)示されている。
以上のような信号線正否判定部105及び信号線追跡部106の動作により、試験No1についてのロジック図面601の各信号線の正否が判定される。なお、ステップS3〜S6は、試験テーブル401の各試験に実行されることから、最終的には、上述と同様の判定が試験No2〜No5にも行われる。図15〜図18には、試験No2〜No5についての各信号線の正否の判定結果がそれぞれ図14と同様の形式で示されている。
このうち、試験No3の信号線正否判定結果(図16)について説明する。試験No3では、信号線状態値の出力値(図9)と、試験テーブル401の出力値とが全て一致してOK(図12)と判定されているので、信号線追跡部106は、図13の追跡ルールのうち正しい信号線の追跡ルールを選択する。信号線追跡部106は、当該選択した正しい信号線の追跡ルールに基づいて、試験テーブル401の出力値と一致した出力側の信号線(ここでは加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214、加圧器圧力低信号出力215及び加圧器圧力異常低信号出力216の信号線)から入力側の信号線に向かって、信号線の追跡を行う。
ここで、加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214、加圧器圧力低信号出力215及び加圧器圧力異常低信号出力216の直前には論理積演算子209、210、211、212が記載されていることから、信号線追跡部106は、正しい信号線の追跡ルールのうち論理積演算子の追跡ルール、ここでは図13に示される「出力値がTRUE(1)である場合には入力値がTRUE(1)の信号線を追跡し、出力値がFALSE(0)である場合には追跡を終了する」という追跡ルールを選択する。そして、信号線追跡部106は、選択した追跡ルールに基づいて、加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214、加圧器圧力低信号出力215及び加圧器圧力異常低信号出力216の信号線から、信号線を追跡していく。
しかし、図9に示されるロジック図面601の試験No3の信号線状態値において、加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214、加圧器圧力低信号出力215及び加圧器圧力異常低信号出力216へ入力している信号線の状態値はいずれも「FALSE(0)」であることから、信号線追跡部106は、上述の選択した追跡ルール(出力値がFALSE(0)である場合には追跡を終了するという追跡ルール)に基づき、試験No3では信号線の追跡を行わない。
その後、信号線正否判定部105は、信号線追跡部106が正しい信号線の追跡ルールに基づいて追跡した信号線を全て「正しい信号線」と判定するが、上述の例では、信号線追跡部106は当該追跡を行っていないので、図16に示すようにいずれの信号線も正しい信号線と判定されない。
図5に戻って、ステップS6にて、全試験(ここでは試験No1〜5)について、以上のステップS3〜S5の動作が行われたか否かが判定される。全試験について行われたと判定された場合にはステップS7に進み、全試験について行われたと判定されなかった場合にはステップS3に戻って残りの試験についてステップS3〜S5の動作が行われる。
ステップS7にて、信号線正否結果集計部107は、信号線正否判定部105による全試験における各信号線の正否の判定結果を各信号線について集計することにより、各信号線の正否結果集計値を算出する。本実施の形態では、信号線正否結果集計部107は、以下の計算式により各信号線の正否結果集計値を算出する。
着目信号線の正否結果集計値=着目信号線が誤り信号線と判定された試験数/(いずれかの信号線が誤り信号線と判定された試験数+着目信号線が正しい信号線と判定された試験数)
なお、この式の「いずれかの信号線が誤り信号線と判定された試験数」とは、ステップS4でNGと判定された試験数と同じである。
上述の例では、試験結果テーブル1201にNGが4つ記載されていることから、「いずれかの信号線が誤り信号線と判定された試験数=4」であり、ロジック図面601のいずれの信号線も正しい信号線と判定されていないことから、「着目信号線が正しい信号線と判定された試験数=0」である。図19に示すロジック図面601には、信号線正否結果集計部107が算出した各信号線の正否結果集計値が下線付きの値として付記されている。
ステップS8にて、誤り信号線推定部108は、信号線正否結果集計部107が算出した各信号線の正否結果集計値に基づいて、各信号線の誤り可能性を推定する。本実施の形態では、誤り信号線推定部108は、正否結果集計値が「0」である信号線を「誤り可能性無し」、正否結果集計値の最大値「4/4」である信号線を「誤り可能性大」、正否結果集計値の0を除く最小値「1/4」である信号線を「誤り可能性小」、その他の信号線を「誤り可能性中」と判定する。図19に示すロジック図面601には、誤り信号線推定部108が推定した各信号線の誤り可能性が、信号線の幅等によって示されている。
ステップS9にて、表示部109は、誤り信号線推定部108が推定した各信号線の誤り可能性を区別可能な表示形態で各信号線をロジック図面601上に表示する。その表示として、例えば図19に示されるように、誤り可能性が大、中、小と低くなるにつれて信号線の幅が狭くなるように信号線を示し、可能性がない信号線は破線で示す表示形態を適用してもよい。これにより、表示部109によるロジック図面601の表示を見たユーザは、加圧器警報抑制信号入力202付近において誤り可能性が高いことを知ることができ、その結果として図2に示した否定演算子204の記載漏れに容易に気づくことができる。
<動作例2>
動作例2では、図20に示すロジック図面2001に対する、本実施の形態に係るロジック図面表示装置の動作について説明する。このロジック図面2001は、図2に示すロジック図面201と比較して、上限モニタ演算子205の設定値が正しくは「100」であるべきところ、「80」に設定されているという誤りを含んでいる。この場合であっても、本実施の形態に係るロジック図面表示装置の図5に示す動作により、ユーザは、ロジック図面2001の誤り箇所(上限モニタ演算子205の設定値の誤り)に容易に気づくことが可能となる。
なお、上述と同様に、ステップS1(図5)が行われるまでに、ロジック図面2001がロジック図面格納装置101に格納されるとともに、当該ロジック図面2001の信号線状態値が信号線状態値格納装置103に格納される。
具体的には、上述と同様に、信号線状態値取得部104は、試験テーブル401の各試験をロジック図面2001に対して実施する。これにより、信号線状態値取得部104は、ロジック図面2001上の各信号線の状態値(演算結果)、つまり信号線状態値を取得する。図21に示すロジック図面2001には、ロジック図面2001に対して試験テーブル401の試験No1を実施することによって取得された信号線状態値が、下線付きの値(TRUE、FALSE)として付記されている。
次に、ロジック図面2001に付記された試験No1の信号線状態値(図21)の取得について詳細に説明する。試験No1では、上限モニタ演算子205、206、及び、下限モニタ演算子207、208には、加圧器圧力信号入力203からアナログ値「110」が入力されるので、上限モニタ演算子205、206はデジタル値「TRUE(1)」を出力し、下限モニタ演算子207、208は、デジタル値「FALSE(0)」を出力する。また、試験No1では、否定演算子204には、加圧器警報抑制信号入力202の出力であるデジタル値「FALSE(0)」が入力されるので、否定演算子204は、反転したデジタル値「TRUE(1)」を出力する。
論理積演算子209、210には、それぞれ上限モニタ演算子205、206の出力(「TRUE(1)」)と、否定演算子204の出力であるデジタル値「TRUE(1)」とが入力されるので、論理積演算子209、210はいずれも、デジタル値「TRUE(1)」を出力する。これにより、デジタル値「TRUE(1)」が、それぞれ加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214に設定される。一方、論理積演算子211、212には、それぞれ下限モニタ演算子207、208の出力(「FALSE(0)」)と、否定演算子204の出力であるデジタル値「TRUE(1)」とが入力されるので、論理積演算子211、212はいずれも、デジタル値「FALSE(0)」を出力する。これにより、デジタル値「FALSE(0)」が、それぞれ加圧器圧力低信号出力215、加圧器圧力異常低信号出力216に設定される。
信号線状態値取得部104は、試験No1と同様に、試験No2〜No5をロジック図面2001に対して実施することにより、試験No2〜No5についてロジック図面2001の信号線状態値を取得する。図22〜図25には、試験No2〜No5についての各信号線の信号線状態値がそれぞれ図21と同様の形式で示されている。信号線状態値取得部104は、取得した信号線状態値を信号線状態値格納装置103に格納する。
次に、図5に戻ってステップS1以降の本実施の形態に係るロジック図面表示装置の動作について説明する。ここでは、信号線正否判定部105は、ステップS1において試験テーブル401を読み込み、ステップS2においてロジック図面2001を読み込む。そして、ステップS3にて、信号線状態値取得部104は、試験テーブル401の該当試験(ここでは試験No1)に対応した信号線状態値(ここでは図21に示した信号線状態値)を読み込み、それを信号線正否判定部105に与える。
ステップS4にて、信号線正否判定部105は、信号線状態値取得部104からの信号線状態値(ここでは図21に示した信号線状態値)の出力値と、ステップS1で読み込んだ試験テーブル(ここでは試験テーブル401)の出力値(期待値)とを比較して、該当試験(ここでは試験No1)の正否を判定する。
図26は、各試験についてのロジック図面2001の信号線状態値の出力値、つまりロジック図面2001に対して上述の試験No1〜No5を実施した結果をまとめた試験結果テーブル2601を示す図である。この試験結果テーブル2601には、試験テーブル401の入力値と同じ加圧器圧力、加圧器警報抑制の入力値が記載されているとともに、図21〜図25に示した加圧器圧力異常高、加圧器圧力高、加圧器圧力低、加圧器圧力異常低の信号線状態値の出力値、すなわち試験No1〜No5を実施して得られた実際の出力値が記載されている。この試験結果テーブル2601の詳細は、試験結果テーブル1201(図12)と同様である。
例えば、試験結果テーブル2601に示す、試験No1の加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214の信号線状態値の出力値は「TRUE(1)」であり、加圧器圧力低信号出力215、加圧器圧力異常低信号出力216の信号線状態値の出力値は「FALSE(0)」である。一方、試験テーブル401に示す、試験No1の加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214の望ましい出力値(期待値)は「TRUE(1)」であり、加圧器圧力低信号出力215、加圧器圧力異常低信号出力216の望ましい出力値(期待値)は「FALSE(0)」である。
したがって、信号線正否判定部105は、試験No1の全ての出力に関して信号線状態値の出力値と期待値とが一致するため、試験No1を「OK」と判定する。この結果として、試験結果テーブル2601(図26)の試験No1の結果欄には「OK」が記載されている。なお、試験No2〜No5も同様である。
ステップS5にて、信号線追跡部106は、該当試験について、各信号線の信号線状態値と、試験テーブルの出力値と、ロジック図面の演算素子の種別毎に定められた追跡ルールとに基づいて、ロジック図面の出力側から入力側に向かって信号線を追跡する。そして、同ステップS5にて、信号線正否判定部105は、信号線追跡部106の追跡結果に基づいて、ロジック図面上の各信号線の正否を、該当試験について判定する。
具体的な動作例として、信号線追跡部106が、試験No1についてロジック図面2001の出力側から入力側に向かって信号線を追跡する動作を以下説明する。
試験No1では、信号線状態値の出力値(図21)と、試験テーブル401の出力値とが全て一致してOK(図26)と判定されているので、信号線追跡部106は、図13の追跡ルールのうち正しい信号線の追跡ルールを選択する。信号線追跡部106は、当該選択した正しい信号線の追跡ルールに基づいて、試験テーブル401の出力値と一致した出力側の信号線(ここでは加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214、加圧器圧力低信号出力215及び加圧器圧力異常低信号出力216の信号線)から入力側の信号線に向かって、信号線の追跡を行う。
ここで、加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214、加圧器圧力低信号出力215及び加圧器圧力異常低信号出力216の直前には論理積演算子209、210、211、212が記載されていることから、信号線追跡部106は、正しい信号線の追跡ルールのうち論理積演算子の追跡ルール、ここでは図13に示される「出力値がTRUE(1)である場合には入力値がTRUE(1)の信号線を追跡し、出力値がFALSE(0)である場合には追跡を終了する」という追跡ルールを選択する。そして、信号線追跡部106は、選択した追跡ルールに基づいて、加圧器圧力異常高信号出力213、加圧器圧力高信号出力214、加圧器圧力低信号出力215及び加圧器圧力異常低信号出力216の信号線から、信号線を追跡していく。
具体的には、ロジック図面2001の試験No1の信号線状態値(図21)において、加圧器圧力異常高信号出力213へ入力している信号線の状態値は「TRUE(1)」であることから、信号線追跡部106は、論理積演算子209へ入力する信号線のうち、入力値が「TRUE(1)」である信号線を追跡する。同様の追跡が繰り返されることにより、信号線追跡部106は、加圧器警報抑制信号入力202及び加圧器圧力信号入力203まで辿り着いて、信号線の追跡を終了する。同様の追跡が、加圧器圧力高信号出力214から加圧器警報抑制信号入力202までの一連の信号線、及び、加圧器圧力高信号出力214から加圧器圧力信号入力203までの一連の信号線にも行われる。
一方、加圧器圧力低信号出力215と加圧器圧力異常低信号出力216へ入力している信号線の状態値は「FALSE(0)」であることから、信号線追跡部106は、上述の選択した追跡ルール(出力値がFALSE(0)である場合には追跡を終了するという追跡ルール)に基づき、正しい信号線については追跡を行わない。
その後、信号線正否判定部105は、信号線追跡部106が正しい信号線の追跡ルールに基づいて追跡した信号線を全て「正しい信号線」と判定する。上述の例では、加圧器圧力異常高信号出力213から加圧器警報抑制信号入力202までの一連の信号線、加圧器圧力異常高信号出力213から加圧器圧力信号入力203までの一連の信号線、加圧器圧力高信号出力214から加圧器警報抑制信号入力202までの一連の信号線、及び、加圧器圧力高信号出力214から加圧器圧力信号入力203までの一連の信号線が「正しい信号線」と判定される。図21には、ロジック図面2001のうち、信号線正否判定部105に正しい信号線と判定された信号線が、他の信号線と区別可能な表示形態で(ここでは白抜きの太い矢印で)示されている。
以上のような信号線正否判定部105及び信号線追跡部106の動作により、試験No1についてのロジック図面2001の各信号線の正否が判定される。なお、ステップS3〜S6は、試験テーブル401の各試験に実行されることから、最終的には、上述と同様の判定が試験No2〜No5にも行われる。図22〜図25には、試験No2〜No5についての各信号線の正否の判定結果が示されている。
図5に戻って、ステップS5の後、ステップS6〜S9が行われる。図27に示すロジック図面2001には、ステップS7にて信号線正否結果集計部107が算出した各信号線の正否結果集計値が下線付きの値として付記されている。また、図27にロジック図面2001には、ステップS8にて誤り信号線推定部108が推定した各信号線の誤り可能性が、信号線の幅等によって示されている。なお、図27に示す例では、誤り信号線推定部108は、「0」である信号線を「誤り可能性無し」、正否結果集計値の最大値「1/2」である信号線を「誤り可能性大」、正否結果集計値の0を除く最小値「1/4」である信号線を「誤り可能性小」と判定している。
ステップS9にて、表示部109は、誤り信号線推定部108が推定した各信号線の誤り可能性を区別可能な表示形態で各信号線をロジック図面2001上に表示する。これにより、表示部109によるロジック図面2001の表示を見たユーザは、加圧器圧力信号入力203と上限モニタ演算子205との間の分岐点から、上限モニタ演算子205、論理積演算子209、加圧器圧力異常高信号出力213までの間において誤り可能性が高いことを知ることができ、その結果として上限モニタ演算子205の設定値の誤りに容易に気づくことができる。
以上のような本実施の形態に係るロジック図面表示装置及びその方法によれば、信号線正否判定部105が、信号線状態値に基づきロジック図面上の各信号線の正否を各試験について判定し、信号線正否結果集計部107が、その判定結果から各信号線の正否結果集計値を算出し、誤り信号線推定部108が、各信号線の正否結果集計値に基づきロジック図面上の各信号線の誤りを推定し、表示部109が、当該各信号線の誤りに応じた表示形態で信号線をロジック図面上に表示する。これにより、予め故障辞書などの作成が不要であり、かつ、少ない計算時間で、ロジック図面上の誤り箇所を推定することができる。
なお、以上の説明では、図5に示すフローチャートに示す処理が始まる前に、信号状態値取得部104が信号状態値を取得し、それを信号線状態値格納装置103に格納するものとして説明した。しかしこれに限ったものではなく、図5に示すフローチャートに示す処理ごとに、信号状態値取得部104が信号状態値を取得するものであってもよい。この場合には、信号状態値を演算(取得)する時間分だけ、図5に示すフローチャートに示す処理が遅延するが、信号線状態値格納装置103を設けなくて済む。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
<実施の形態2>
図28は本発明の実施の形態2に係るロジック図面表示装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態に係るロジック図面表示装置において、実施の形態1で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ符号を付し、異なる点を中心に説明する。
本実施の形態に係るロジック図面表示装置は、実施の形態1に係るロジック図面表示装置に、図面正否結果集計部110と、図面特性値算出部111と、誤り図面推定部112とが追加されて構成されている。
図面正否結果集計部110は、信号線正否結果集計部107が算出した各信号線の正否結果集計値に基づいて、複数のロジック図面について各ロジック図面の正否結果集計値を算出する。ここでは、図面正否結果集計部110は、各ロジック図面における各信号線の正否結果集計値の最大値を、各ロジック図面の正否結果集計値として算出する。
図面特性値算出部111は、各ロジック図面を解析して、各ロジック図面の図面特性値を算出する。
誤り図面推定部112は、図面正否結果集計部110が算出した各ロジック図面の正否結果集計値に基づいて、各ロジック図面の誤りを推定する。ここでは、誤り図面推定部112は、図面正否結果集計部110が算出した各ロジック図面の正否結果集計値と、図面特性値算出部111が算出した各ロジック図面の図面特性値とに基づいて、各ロジック図面の誤りを推定する。誤り図面推定部112により推定される各ロジック図面の誤りとしては、各ロジック図面の誤りの有無、及び、各ロジック図面が誤っている可能性などが該当するが、本実施の形態では、各ロジック図面が誤っている可能性(以下「各ロジック図面の誤り可能性」と呼ぶ)であるものとして説明する。
表示部109は、誤り図面推定部112により判定された各ロジック図面の誤り可能性に応じた表示形態で、ロジック図面を表示する。ここでは、表示部109は、誤り図面推定部112により判定された各ロジック図面の誤り可能性を区別可能な表示形態で、複数のロジック図面を表示する。
以上のように構成された本実施の形態に係るロジック図面表示装置は、ロジック図面格納装置101に格納されている一群のロジック図面上の誤り信号線を推定して、当該一群のロジック図面上に表示する。
図29は、一群のロジック図面の一例を示す図である。図29に示される一群のロジック図面2901は、四枚のロジック図面2902〜2905を含んでおり、これらロジック図面2902〜2905には、一つの制御ロジックが分割して記述されている。
ロジック図面2902〜2905同士の信号線は、図3に示される演算素子等の記述ルールに記載されているジャンプ演算子により論理的に接続される。ロジック図面01(2902)のジャンプ演算子2910の出力は、ロジック図面04(2905)のジャンプ演算子2923へ入力される。同様に、ロジック図面02(2903)のジャンプ演算子2915の出力はロジック図面04(2905)のジャンプ演算子2924へ、ロジック図面03(2904)のジャンプ演算子2921の出力はロジック図面04(2905)のジャンプ演算子2922へ入力される。また、ロジック図面2904には、乗算を行うための演算素子2919、及び、減算を行うための演算素子2920が含まれている。
図30は、試験テーブル格納装置102に格納されている試験テーブルの一例を示す図である。図30に示される試験テーブル3001では、試験No1〜No4のそれぞれについて、入力値と望ましい出力値(期待値)との組み合わせがテーブル形式で記載されている。なお、図29に示したロジック図面2902〜2905は、試験テーブル3001の各試験の入力値を入力した場合に、試験テーブル3001の各試験の出力値と同じ出力値が出力されるものとなっている。したがって、試験テーブル3001によれば、ロジック図面2902〜2905は正しいと判断される。
<動作>
図31は、本実施の形態に係るロジック図面表示装置が、一群のロジック図面に含まれる複数のロジック図面上の誤り信号線を推定して、当該複数のロジック図面上に表示する動作を示すフローチャートである。以下、本実施の形態に係るロジック図面表示装置が、ロジック図面2902〜2905を正しいと判断する試験テーブル3001を用いて誤り箇所の推定などを行う動作について詳細に説明する。なお、図31に示すフローチャートでは、実施の形態1で説明したステップS1〜S8と、ステップS21〜S25とが行われる。そこで、以下においては、ステップS21〜S25を中心に説明する。
以下、図32に示す一群のロジック図面3201に含まれる四枚のロジック図面3202〜3205に対する、本実施の形態に係るロジック図面表示装置の動作について説明する。このロジック図面3202〜3205は、図29に示すロジック図面2902〜2905とそれぞれ比較して、ロジック図面3205の上限モニタ演算子2925の設定値が正しくは「100」であるべきところ、「200」に設定されているという誤りを含んでいる。以下に説明するように、本実施の形態に係るロジック図面表示装置の図31に示す動作により、ユーザは、ロジック図面2001の誤り箇所(上限モニタ演算子2925の設定値の誤り)に容易に気づくことが可能となる。
なお、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、図31に示すステップS1が行われるまでに、ロジック図面3202〜3205がロジック図面格納装置101に格納されるとともに、当該ロジック図面3202〜3205の信号線状態値が信号線状態値格納装置103に格納される。図33に示すロジック図面3202〜3205では、ロジック図面3202〜3205に対して試験テーブル3001の試験No3を実施することによって取得された信号線状態値が、下線付きの値(TRUE、FALSE)として付記されている。
さて、図31に示されるステップS1〜S3にて、実施の形態1と同様にステップS1〜S3が行われる。ステップS4にて、実施の形態1と同様に、信号線正否判定部105は、信号線状態値取得部104からの信号線状態値の出力値と、ステップS1で読み込んだ試験テーブルの出力値(期待値)とを比較して、該当試験の正否を判定する。
図34は、各試験についてのロジック図面3202〜3205の信号線状態値の出力値、つまりロジック図面3202〜3205に対して上述の試験No1〜No4を実施した結果をまとめた試験結果テーブル3401を示す図である。また、試験結果テーブル3401の結果欄には、実施の形態1で説明した試験結果テーブル1201(図12)と同様に、ステップS4にて信号線正否判定部105が判定した場合の各試験(試験No1〜No4)の正否の判定結果(OK、NG)が示されている。
ステップS5(図31)にて、実施の形態1と同様に、信号線追跡部106は、該当試験について、各信号線の信号線状態値と、試験テーブルの出力値と、追跡ルールとに基づいて、ロジック図面の出力側から入力側に向かって信号線を追跡する。そして、同ステップS5にて、信号線正否判定部105は、信号線追跡部106の追跡結果に基づいて、ロジック図面上の各信号線の正否を、該当試験について判定する。図33には、ステップS5にて信号線正否判定部105が試験No3について判定した、ロジック図面3202〜3205上の各信号線の正否結果が、実施の形態1と同様の形式で示されている。
ステップS6(図31)にて、実施の形態1と同様に、全試験(ここでは試験No1〜4)について、以上のステップS3〜S5の動作が行われたか否かが判定される。全試験について行われたと判定された場合にはステップS7に進み、全試験について行われたと判定されなかった場合にはステップS3に戻って残りの試験についてステップS3〜S5の動作が行われる。
そのため、試験No3以外の成功している試験No1、No2、No4(図34)についてもステップS5が行われる。しかしながら、試験No1、No2、No4についてステップS5が行われても、図13に示した追跡ルールによれば、ロジック図面3202〜3205については何れの信号線も「正しい信号線」と判定されない。
ステップS7(図31)にて、実施の形態1と同様に、信号線正否結果集計部107は、信号線正否判定部105による全試験における各信号線の正否の判定結果を各信号線について集計することにより、各信号線の正否結果集計値を算出する。図35に示すロジック図面3202〜3205には、信号線正否結果集計部107が算出した各信号線の正否結果集計値が下線付きの値として付記されている。
ステップS8(図31)にて、誤り信号線推定部108は、信号線正否結果集計部107が算出した各信号線の正否結果集計値に基づいて、各信号線の誤り可能性を推定する。本実施の形態では、誤り信号線推定部108は、正否結果集計値が「0」である信号線を「誤り可能性無し」、正否結果集計値の最大値「1/1」である信号線を「誤り可能性大」と判定する。図35に示すロジック図面3202〜3205には、誤り信号線推定部108が推定した各信号線の誤り可能性が、信号線の幅等によって示されている。
ステップS21にて、図面正否結果集計部110は、信号線正否結果集計部107が算出した各信号線の正否結果集計値に基づいて、各ロジック図面の正否結果集計値(以下「図面正否結果集計値」と呼ぶこともある)を算出する。本実施の形態では、図面正否結果集計値は、各ロジック図面の信号線の正否結果集計値の最大値であるとしている。図35に示したロジック図面3202〜3205において、図面正否結果集計部110が算出した図面正否結果集計値が、各ロジック図面3202〜3205の右側に設けられた四角で囲まれた上側の領域の値として付記されている。ロジック図面01(3202)、ロジック図面02(3203)の図面正否結果集計値は「0/1」であり、ロジック図面03(3204)、ロジック図面04(3205)の図面正否結果集計値は「1/1」である。
ステップS22にて、図面特性値算出部111は、各ロジック図面の図面特性値を算出する。本実施の形態では、図面特性値は、ロジック図面での誤りの混入し易さの指標値を含んでいる。以下においては、図面特性値が、当該指標値の一例であるロジック図面の複雑度であるものとして説明する。
具体的には、図36に示されるように、ロジック図面に含まれる演算素子の種別に応じた複雑度が規定されており、図面特性値算出部111は、各ロジック図面の複雑度として、各ロジック図面に含まれる演算素子の複雑度の総和を算出する。図35に示したロジック図面3202〜3205において、図面特性値算出部111が算出した図面特性値が、各ロジック図面3202〜3205の右側に設けられた四角で囲まれた下側の領域の値として付記されている。ロジック図面01(3202)の複雑度は「6」、ロジック図面02(3203)の複雑度は「6」、ロジック図面03(3204)の複雑度は「8」、ロジック図面04(3205)の複雑度は「10」である。
ステップS23にて、ステップS1で読み込んだ試験テーブル(ここでは試験テーブル3001)に対応する全てのロジック図面(ここではロジック図面3202〜3205)について、以上のステップS2〜S8、S21及びS22が行われたか否かが判定される。全てのロジック図面について行われたと判定された場合にはステップS24に進み、全てのロジック図面について行われたと判定されなかった場合にはステップS2に戻って残りのロジック図面について以上のステップS2〜S8、S21及びS22の動作が行われる。これにより、ステップS1で読み込んだ一群のロジック図面の数だけ、以上のステップS2〜S8、S21及びS22が繰り返される。
ステップS24にて、誤り図面推定部112は、図面正否結果集計部110が算出した図面正否結果集計値と、図面特性値算出部111が算出した各ロジック図面の図面特性値とに基づいて、各ロジック図面の誤り可能性を推定する。
本実施の形態では、誤り図面推定部112は、図面正否結果集計値の高いほどロジック図面の誤り可能性が高いと判定し、図面正否結果集計値が同じ場合は図面特性値が高いほどロジック図面の誤り可能性が高いとしている。図35に示した例では、誤り図面推定部112は、図面正否結果集計値が高いロジック図面3204及びロジック図面3205のうち、図面特性値の高いロジック図面3205の誤り可能性を最も高いと判定する。
ステップS25にて、表示部109は、誤り図面推定部112により推定された各ロジック図面の誤り可能性を区別可能な表示形態で各ロジック図面3202〜3205を表示するとともに、誤り信号線推定部108により推定された各信号線の誤り可能性を区別可能な表示形態で各信号線をロジック図面3202〜3205に表示する。図37は、本実施の形態に係るロジック図面表示装置の表示部109による、ロジック図面の表示例を示している。表示部109は、誤り可能性が高いロジック図面順に並べ替える(図37に示す例では上側から下側に並べ替える)とともに、図面正否結果集計値が「0」でないロジック図面についてはその全体を灰色で着色するなどして表示する(図37では、図の表示の関係上、灰色の代わりに砂地ハッチングを代わりに付している)。なお、各信号線の表示方法については、実施の形態1と同様である。
以上のような本実施の形態に係るロジック図面表示装置及びその方法によれば、図面正否結果集計部110が、信号線正否結果集計部107が算出した各信号線の正否結果集計値に基づき各ロジック図面の正否結果集計値を算出し、図面特性値算出部111が、各ロジック図面の図面特性値を算出し、誤り図面推定部112が、各ロジック図面の正否結果集計値及び図面特性値に基づき、各ロジック図面の誤りを推定する。これにより、制御ロジックを複数に分割して記述した複雑なロジック図面に対して、予め故障辞書などの作成が不要であり、かつ、少ない計算時間で、誤り箇所を有するロジック図面を推定することができる。
また、本実施の形態によれば、図面特性値算出部111が算出する各ロジック図面の図面特性値を、ロジック図面の複雑さなどのロジック図面での誤りの混入し易さの指標値を含む。これにより、誤り箇所を有するロジック図面のより適切な推定が可能となる。
<実施の形態3>
図面特性値算出部111は、ロジック図面に含まれる演算素子などの内容をもとに、図面特性値(ロジック図面の複雑度)を算出する。実施の形態2では、予め定められた演算素子の種別ごとに複雑度が規定されおり、ロジック図面に含まれる各演算素子の種別に応じた複雑度の総和として図面特性値(ロジック図面の複雑度)を算出した。しかしこれに限ったものではなく、演算素子の種別ごとに複雑度を規定せずに、図面特性値を算出する方法も考えられる。例えば、図面特性値算出部111は、次式に示されるように、ロジック図面に含まれる各演算素子の入力点の総数、出力点の総数、及び、設定パラメータの総数の総和として図面特性値(ロジック図面の複雑度)を算出してもよい。
図面特性値=Ni+No+Np
ここで、Niは、ロジック図面の演算素子の入力点の総数であり、Noは、ロジック図面の演算素子の出力点の総数であり、Npは、ロジック図面の演算素子の設定パラメータの総数である。
この算出方法では、各演算素子の複雑度は、入力点、出力点、及び、設定パラメータの総和として定義され、ロジック図面の図面特性値は、ロジック図面の演算素子の複雑度の総和として算出されることに相当する。
例えば、入力演算子や出力演算子やジャンプ演算子などの入出力演算子は、入力点及び出力点のいずれかを1つ有し、設定パラメータを有さないことから、それらの演算素子の複雑度は「1」となる。ここで、設定パラメータは、例えば上下限の設定パラメータなどが適用される。例えば、図36に示されている演算素子のうち、上下限の設定パラメータを持つ上限モニタ演算子及び下限モニタ演算子だけが設定パラメータを持つ。このため、上限モニタ演算子及び下限モニタ演算子の設定パラメータの数は「1」であるが、その他の演算素子の設定パラメータの数は「0」となる。
この算出方法を用いて、図35に示したロジック図面について図面特性値(ロジック図面の複雑度)を算出する場合について説明する。ロジック図面01(3202)には、3つの入力演算子2906,2907,2908と、1つの論理積演算子2909と、1つのジャンプ演算子2910とが含まれている。論理積演算子2909の入力点は3つであり、ジャンプ演算子2910の入力点は1つであることから、Ni=4となる。入力演算子2906,2907,2908のそれぞれの出力点は1つであり、論理積演算子2909の出力点は1つであることから、No=4となる。上述したように、入力演算子、論理積演算子及びジャンプ演算子の設定パラメータは0であることから、Np=0となる。したがって、ロジック図面01(3202)の図面特性値は「8」(=4+4+0)と算出される。ロジック図面02(3203)の図面特性値も同様に「8」(=4+4+0)と算出される。
ロジック図面03(3204)には、3つの入力演算子2916,2917,2918と、乗算を行うための演算素子2919と、減算を行うための演算素子2920と、ジャンプ演算子2921とが含まれている。乗算を行うための演算素子2919の入力点は2つであり、減算を行うための演算素子2920の入力点は2つであり、ジャンプ演算子2921の入力点は1つであることから、Ni=5となる。入力演算子2916,2917,2918のそれぞれの出力点は1つであり、乗算を行うための演算素子2919の出力点は1つであり、減算を行うための演算素子2920の出力点は1つであることから、No=5となる。入力演算子、論理積演算子及びジャンプ演算子等の設定パラメータは0であることから、Np=0となる。したがって、ロジック図面03(3204)の図面特性値は「10」(=5+5+0)と算出される。
ロジック図面04(3205)には、3つのジャンプ演算子2922,2923,2924と、上限モニタ演算子2925と、論理積演算子2926と、出力演算子2927とが含まれている。上限モニタ演算子2925の入力点は1つであり、論理積演算子2926の入力点は3つであり、出力演算子2927の入力点は1つであることから、Ni=5となる。ジャンプ演算子2922,2923,2924のそれぞれの出力点は1つであり、上限モニタ演算子2925の出力点は1つであり、論理積演算子2926の出力点は1つであることから、No=5となる。上限モニタ演算子2925の設定パラメータは「1」であることから、Np=1となる。したがって、ロジック図面04(3205)の図面特性値は「11」(=5+5+1)と算出される。
以上の例において、誤り図面推定部112は、図面正否結果集計値が高いロジック図面3204及びロジック図面3205のうち、図面特性値の高いロジック図面3205の誤り可能性を最も高いと判定することなり、実施の形態2と同様に、図37で示す表示形態でロジック図面が表示される。
以上のような本実施の形態によれば、誤り箇所を有するロジック図面の推定において、演算素子の種別ごとに複雑度を規定せずに、図面特性値を算出することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
101 ロジック図面格納装置、102 試験テーブル格納装置、105 信号線正否判定部、106 信号線追跡部、107 信号線正否結果集計部、108 誤り信号線推定部、109 表示部、110 図面正否結果集計部、111 図面特性値算出部、112 誤り図面推定部。

Claims (6)

  1. 演算を行う演算素子と前記演算素子同士を接続する信号線とを含むロジック図面における誤り箇所を推定するロジック図面誤り箇所推定装置であって、
    前記ロジック図面を格納するロジック図面格納装置(101)と、
    前記ロジック図面の正否を判断するための各試験の入力値及び出力値の対応表である試験テーブルを格納する試験テーブル格納装置(102)と、
    前記試験テーブルの前記各試験を前記ロジック図面に対して実施することにより前記各試験について取得された、前記ロジック図面上の各信号線の信号線状態値と、前記試験テーブルとに基づいて、前記各信号線の正否を前記各試験について判定する信号線正否判定部(105)と、
    前記信号線正否判定部(105)による前記各信号線の正否の判定結果に基づいて、前記各信号線の正否結果集計値を算出する信号線正否結果集計部(107)と、
    前記信号線正否結果集計部(107)が算出した前記各信号線の正否結果集計値に基づいて、前記各信号線の誤りを推定する誤り信号線推定部(108)と、
    前記誤り信号線推定部(108)により推定された前記各信号線の誤りに応じた表示形態で前記各信号線を前記ロジック図面上に表示する表示部(109)と
    前記各信号線の前記信号線状態値と、前記試験テーブルの前記出力値と、前記ロジック図面の前記演算素子の種別毎に定められた追跡ルールとに基づいて、前記ロジック図面の出力側から入力側に前記信号線を追跡する信号線追跡部(106)と
    を備え
    前記信号線正否判定部(105)は、前記信号線追跡部(106)の追跡結果に基づいて、前記ロジック図面上の前記各信号線の正否を判定する、ロジック図面誤り箇所推定装置。
  2. 請求項1に記載のロジック図面誤り箇所推定装置であって、
    前記信号線正否結果集計部(107)が算出した前記各信号線の正否結果集計値に基づいて、複数の前記ロジック図面について各前記ロジック図面の正否結果集計値を算出する図面正否結果集計部(110)と、
    前記図面正否結果集計部(110)が算出した前記各ロジック図面の正否結果集計値に基づいて、前記各ロジック図面の誤りを推定する誤り図面推定部(112)と
    をさらに備え、
    前記表示部(109)は、前記誤り図面推定部により推定された前記各ロジック図面の誤りに応じた表示形態で前記ロジック図面を表示する、ロジック図面誤り箇所推定装置。
  3. 請求項2に記載のロジック図面誤り箇所推定装置であって、
    前記各ロジック図面の図面特性値を算出する図面特性値算出部(111)をさらに備え、
    前記誤り図面推定部(112)は、前記図面正否結果集計部が算出した前記各ロジック図面の正否結果集計値と、前記図面特性値算出部が算出した前記各ロジック図面の図面特性値とに基づいて、前記各ロジック図面の誤りを推定する、ロジック図面誤り箇所推定装置。
  4. 請求項3に記載のロジック図面誤り箇所推定装置であって、
    前記図面特性値算出部(111)が算出する前記各ロジック図面の図面特性値は、前記各ロジック図面での誤りの混入し易さの指標値を含む、ロジック図面誤り箇所推定装置。
  5. 請求項3に記載のロジック図面誤り箇所推定装置であって、
    前記図面特性値算出部(111)は、
    前記各ロジック図面に含まれる各前記演算素子の入力点の総数、出力点の総数、及び、設定パラメータの総数の総和として、前記各ロジック図面の図面特性値を算出する、ロジック図面誤り箇所推定装置。
  6. 演算を行う演算素子と前記演算素子同士を接続する信号線とを含むロジック図面における誤り箇所を推定するロジック図面誤り箇所推定方法であって、
    (a)前記ロジック図面の正否を判断するための各試験の入力値及び出力値の対応表である試験テーブルの前記各試験を、前記ロジック図面に対して実施することにより、当該ロジック図面上の各信号線の信号線状態値を前記各試験について取得する工程と、
    (b)前記工程(a)で取得した信号線状態値と、前記試験テーブルとに基づいて、前記各信号線の正否を前記各試験について判定する工程と、
    (c)前記工程(b)による前記各信号線の正否の判定結果に基づいて、前記各信号線の正否結果集計値を算出する工程と、
    (d)前記工程(c)で算出された前記各信号線の正否結果集計値に基づいて、前記各信号線の誤りを推定する工程と、
    (e)前記工程(d)で推定された前記各信号線の誤りに応じた表示形態で前記各信号線を前記ロジック図面上に表示する工程と
    (f)前記工程(a)で取得した前記各信号線の前記信号線状態値と、前記試験テーブルの前記出力値と、前記ロジック図面の前記演算素子の種別毎に定められた追跡ルールとに基づいて、前記ロジック図面の出力側から入力側に前記信号線を追跡する工程と
    を備え
    前記工程(b)は、前記工程(f)の追跡結果に基づいて、前記ロジック図面上の前記各信号線の正否を判定する、ロジック図面誤り箇所推定方法。
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