JP2001092504A - 制御ロジックデータ生成装置及び制御ロジック検証装置 - Google Patents

制御ロジックデータ生成装置及び制御ロジック検証装置

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JP2001092504A
JP2001092504A JP26528599A JP26528599A JP2001092504A JP 2001092504 A JP2001092504 A JP 2001092504A JP 26528599 A JP26528599 A JP 26528599A JP 26528599 A JP26528599 A JP 26528599A JP 2001092504 A JP2001092504 A JP 2001092504A
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JP26528599A
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Yoko Deguchi
陽子 出口
Kimio Akazawa
公雄 赤澤
Hiroyuki Fujimoto
博之 藤本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、制御ロジックデータの入力作
業を低減し、入力作業における入力ミスをなくすことが
できる制御ロジック検証装置を提供する。 【解決手段】制御ロジック検証装置によって制御ロジッ
クを検証するために必要な制御ロジックデータを生成す
る制御ロジックデータ生成装置において、制御ロジック
図面の図面データを取得する取得手段と、取得された図
面データから、制御ロジックを構成する所定の演算要素
を表す図形データを選択し、選択された図形データを所
定の演算要素として認識する演算要素認識手段と、認識
された演算要素の図形データを、制御ロジックデータに
変換する変換手段とを備えることを特徴とする制御ロジ
ックデータ検証装置が提供される。本構成により、制御
ロジック図面上に描かれた演算要素を、自動的に制御ロ
ジックデータに変換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、市販されているC
ADシステムなどで描いた制御ロジック図面の図面デー
タから、制御ロジック検証装置が数値演算できる制御ロ
ジックデータを生成する制御ロジックデータ生成装置及
び制御ロジック検証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラントなどの設計を行う場合、設計者
は、市販されているCADなどを使用して、プラント制
御設計書に基づいて、制御ブロック図面を描く。そし
て、この制御ブロック図面上に描かれた制御ロジック、
即ち、AND、ORなどの論理演算要素を組み合わせて
構成した制御ロジックが設計者の意図した通りに動作す
るか否かを確認する必要がある。
【0003】そのための装置として、制御ブロック図面
上の制御ロジックをシミュレートする制御ロジックシミ
ュレーション装置(制御ロジック検証装置)が従来から
提案されている。特に、本出願人は、特開平8-147025号
に開示される制御ロジック検証装置を提案している。こ
の制御ロジック検証装置によれば、制御ロジックのシミ
ュレーション実行中に設計者の意図した通りに制御ロジ
ックが動作しているか否かを容易に確認することができ
る。
【0004】そして、この制御ロジック検証装置によっ
て、制御ロジックをシミュレートするには、従来、制御
ロジック図面上の制御ロジックを、制御ロジック検証装
置が数値演算できる制御ロジックデータとして手作業で
入力する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、設計図
面上の制御ロジックの量は、しばしば膨大な量となり、
入力作業にかかる負担は重い。また、手作業での入力の
ため、入力ミスが発生する可能性が高い。そして、制御
ロジックの量が膨大である場合、入力ミスをなくすため
の入力確認作業の量も膨大となってしまい、また、完全
に入力ミスを除去できないおそれがある。
【0006】そこで、本発明の目的は、制御ロジック検
証装置に対する制御ロジックデータの入力作業を低減
し、且つ入力作業における入力ミスをなくすために、設
計図面から、制御ロジック検証装置に入力するための制
御ロジックデータを自動的に生成する制御ロジックデー
タ生成装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の目的は、制御ロジックデー
タの入力作業を低減し、入力作業における入力ミスをな
くすことができる制御ロジック検証装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の制御ロジックデータ生成装置の構成は、制御
ロジック検証装置によって制御ロジックを検証するため
に必要な制御ロジックデータを生成する制御ロジックデ
ータ生成装置において、制御ロジック図面の図面データ
を取得する取得手段と、取得された図面データから、制
御ロジックを構成する所定の演算要素を表す図形データ
を選択し、選択された図形データを所定の演算要素とし
て認識する演算要素認識手段と、認識された演算要素の
図形データを、制御ロジックデータに変換する変換手段
とを備えることを特徴とする。
【0009】本構成により、制御ロジック図面上に描か
れた演算要素を、自動的に制御ロジックデータに変換す
ることができる。
【0010】また、上記構成において、取得された図面
データに含まれる所定の文字データを選択し、選択され
た文字データをそれに対応する演算要素の設定値として
認識する設定値認識手段をさらに備え、上記変換手段
は、認識された設定値の文字データを、制御ロジックデ
ータに変換することを特徴とする。
【0011】本構成により、制御ロジック図面上の設定
値を自動的に制御ロジックデータに変換することができ
る。
【0012】また、上記構成において、演算要素認識手
段によって認識された第一の演算要素と第二の演算要素
間を接続する結線を表す図形データを、取得された図面
データから選択し、選択された図形データを結線として
認識する結線認識手段をさらに備え、上記変換手段は、
認識された結線の図形データを、制御ロジックデータに
変換することを特徴とする。
【0013】本構成により、制御ロジック図面上の結線
を自動的に制御ロジックデータに変換することができ
る。
【0014】さらに、上記目的を達成するための制御ロ
ジック検証装置は、上記構成を有する制御ロジックデー
タ生成装置を備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本
実施の形態に限定されるものではない。
【0016】図1は、本発明の実施の形態における制御
ロジックデータ生成装置のブロック構成図である。制御
ロジックデータ生成装置は、具体的には、汎用的なワー
クステーションやコンピュータシステムなどで実現する
ことができる。図1において、図面データ読み込み部1
は、市販されているCAD装置などで描かれた制御ロジ
ック図面(以下、CAD図面という)の図面データのデ
ータファイルAから、そのCAD図面の図面データを読
み込む。図面データは、演算要素を構成する線分や円な
どの図形データ及び文字や数字などのテキストデータを
有する。即ち、制御ロジック図面に描かれた演算要素
は、図面データにおいては、単なる線分データや円デー
タの集合であって、所定機能を有する演算要素として認
識されていない。ここで、例えば、図形データにおける
線分データは、両端点の座標データを有し、円データ
は、中心点の座標データと半径データを有する。また、
テキストデータも所定の座標データを有する。
【0017】演算要素認識部2は、読み込まれたCAD
図面の図形データの位置関係や組み合わせから、汎用的
な演算要素を認識する。さらに、制御ロジックの対象プ
ラント毎に、CAD図面上で異なる演算要素がある場
合、特化演算要素認識部3にその形状を登録しておくこ
とにより、特化演算要素認識部3が、CAD図面の円や
線などの図形データの位置関係から、登録された形状を
有する演算要素を認識する。演算要素としては、例え
ば、各種論理ゲート、操作スイッチ、タイマ、遅延要
素、微分回路、積分回路、位相進み/遅れ回路、演算回
路、関数発生器、リレー、電動弁、空気作動弁、その他
種々のものがある。なお、演算要素の認識方法について
は後述する。
【0018】結線認識部4は、演算要素認識部2及び特
化演算要素認識部3によって認識された演算要素間を接
続する線分の図形データを結線として認識する。このと
き、結線認識部4は、演算要素間の結線が、演算要素の
入力側/出力側のどちら側に接続されているかを判別す
ることにより、結線上を流れる信号の方向も特定する。
さらに、結線がある演算要素の出力側から別の演算要素
の出力側に接続されているような入力ミスも検知する。
結線の認識方法については後述する。
【0019】設定値認識部5は、CAD図面の図面デー
タのうちテキストデータとして読み込まれた数字を、対
応する演算要素の設定値として認識する。例えば、認識
された演算要素が、図面上の所定位置にパラメータ(設
定値)の記述が必要な演算要素である場合、設定値認識
装置5は、その所定位置の座標データを有するテキスト
データを探しだし、その演算要素の設定値として認識す
る。設定値は、例えば、演算要素のうちのタイマ要素の
遅れ時間などである。
【0020】図面データ変換部6は、認識された演算要
素、結線及び設定値に対応する図面データを、制御ロジ
ック検証装置で数値演算できる制御ロジックデータに変
換し、制御ロジックデータのデータファイルBを生成す
る。制御ロジックデータにおいて、例えば、認識された
演算要素を構成する線分の組み合わせは、演算要素デー
タに変換される。演算要素データは、例えば、演算要素
を構成する線分の端点の座標データに対応する位置デー
タとスケール(大きさ)データ、及び認識された演算要
素の機能データを有する。また、認識された結線を構成
する線分は、結線データに変換される。結線データは、
例えば、結線の両端に接続される演算要素を特定した記
述データを有する。そして、このデータファイルBが制
御ロジック検証装置に直接入力される。又は、制御ロジ
ック検証装置が、上記制御ロジックデータ生成装置を備
えていてもよい。
【0021】図2は、演算要素認識部2における演算要
素認識フローチャートの例である。また、図3は、演算
要素の一例として、線分L1、L2、L3、L4により
構成される演算要素AND(論理積)が示される。図3
を参照しながら、図2について説明する。まず、図面デ
ータ読み込み部1に読み込まれたCAD図面の図面デー
タに含まれる線分の数をカウントし、その総数をNとす
る(ステップS1)。次に、任意の線分(例えば、線分
L1)が選択され、それに対して第一の変数I0(初期値
I0=0)が設定される(ステップS2)。さらに、第一の
変数I0=0に対応する線分以外の任意の線分に対して、第
二の変数I1 (初期値I1=0)に対応する線分が選択され
る(ステップS3)。
【0022】そして、第一の変数I0に対応する線分の端
点と、第二の変数I1に対応する線分の端点とが同じ位置
(座標)であるか否かがを判断する(ステップS4)。
ステップS4において、第二の変数I1=0に対応する線分
が、図3における線分L4である場合、線分L4は、第
一の変数I0=0に対応する線分L1の端点と接する端点を
有さないので、ステップS5に進む。
【0023】ステップS5においては、第二の変数I1が
線分の数Nより小さい場合、ステップS6に進み、第二
の変数I1に+1する。この場合、第二の変数I1=1とな
り、第二の変数I1=1に対応する次の線分が選択される
(ステップS7)。そして、上述のステップS4が繰り
返される。第二の変数I1=1に対応する線分が、図3にお
ける線分L2である場合、線分L2は、線分L1の端点
と同じ座標の端点を有するので、ステップS8に進む。
【0024】ステップS8では、ステップS4の条件を
満足する2本の線分が同じ長さ、且つ平行であり、さら
に、線分L1の端点から同じ方向に延びていることを確
認する。、ステップS8の条件を満足しない場合(ステ
ップS4の条件を満足する線分がまだ1本である場合も
含む)、ステップS5に戻り、第二の変数I1<Nである限
り、再度、ステップS4を満足する線分を探す。
【0025】そして、ステップS8の条件を満足する2
本の線分L2、L3が見つかると、次に、上記第一の変
数I0に対応する線分(上述では、線分L1)、及びステ
ップS8の条件を満足する線分(上述では、線分L2、
L3)以外の任意の線分に対して、第三の変数I2 (初
期値I2=0)に対応する線分が選択される(ステップS
9)。
【0026】そして、第三の変数I2=0に対応する線分
が、ステップS8を満足する線分L2、L3の線分L1
と接していない方の端点と同じ座標を有するかどうかを
判断する(ステップS10)。ステップS10におい
て、第三の変数I2=0に対応する線分が、図3における線
分L4以外の他の線分(図示せず)である場合、ステッ
プS10を満足しないので、ステップS11に進む。
【0027】ステップS11においては、第三の変数I2
が線分の数Nより小さい場合、ステップS12に進み、
第三の変数I2に+1する。この場合、第三の変数I2=1と
なり、第三の変数I2=1に対応する次の線分が選択される
(ステップS12)。そして、上述のステップS10が
繰り返される。第二の変数I2=1に対応する線分が、図3
における線分L4である場合、線分L4の端点は、線分
L2、L3の線分L1と接していない方の端点と同じ座
標をを有するので、ステップS10を満足する。このよ
うにして、線分L1、L2、L3、L4が選択され、こ
の線分L1、L2、L3、L4により構成される図形
が、図3に示す演算要素ANDと認識される(ステップ
S14)。
【0028】そして、ステップS14において、1つの
演算要素が認識された場合、また、ステップS5におい
て、第二の変数I1が線分の数Nに達した場合(I1<Nでな
い場合)、さらに、ステップS11において、第三の変
数I2が線分の総数Nに達した場合(I2<Nでない場合)、
ステップS15において、第一の変数I0が線分の数Nよ
り小さい場合、ステップS16に進み、第一の変数I0に
+1する。この場合、第一の変数I0=1となり、第一の変
数I0=1に対応する次の線分が選択される(ステップS1
7)。
【0029】そして、第一の変数I0=1に対応する線分に
対して、上述のステップS3以降の処理が実行され、演
算要素ANDの検索が行われる。こうして、第一の変数
I0が線分の数Nに達すると、演算要素ANDの検索は終
了する(ステップS18)。
【0030】そして、さらに、別の演算要素(例えば、
OR要素や他の登録された演算要素)に対する検索が同
様に行われる。即ち、任意の線分が選択され、その線分
が所定の演算要素を構成していると仮定し、選択された
線分に対して、各演算要素の形状に対応する条件を満足
する線分の有無を検索する。そして、条件を満足する線
分が見つからなければ、別の線分に対して、同様の検索
を行い、見つかれば、演算要素として認識する。このよ
うな処理を登録されている全ての演算要素に対して行う
ことによって、演算要素を構成する線分が選択され、そ
れらの線分により構成される図形が所定の演算要素とし
て認識される。
【0031】なお、演算要素認識処理の過程において、
演算要素が認識されるごとに、それを構成する線分が特
定され、線分の数Nは順次減少していく。そして、全て
の演算要素に対する認識処理終了後に残った線分に対し
て、次に説明する結線認識部3による結線認識処理が行
われる。
【0032】図4乃至図9は、結線認識部3による結線
認識処理のフローチャートである。また、図10は、演
算要素A、B、C、D及びE間を接続する線分(結線)
L5、L6、L7、L8、L9、L10の接続例であ
る。図10を参照しながら、図4乃至図9について説明
する。なお、以下の説明において、線分の端点を、出力
点、入力点、接続点及び分岐点の4つに分類する。出力
点とは、演算要素の出力側に接する端点を言い、入力点
とは、演算要素の入力側に接する端点を言い、接続点
は、演算要素の結線が接続する座標に接する端点であっ
て、入力又は出力の区別が付かないものを言い、分岐点
とは、結線の分岐を示す点(黒丸●)と同じ座標にある
端点をいう。
【0033】従って、図10において、線分L5は、演
算要素Aの出力点Poaと分岐点M1とを接続する線分、線
分L6は、分岐点M1と演算要素Bの入力点Pibとを接続
する線分、線分L7は、分岐点M1と分岐点M2とを接続す
る線分、線分L8は、分岐点M2と演算要素Cの入力点P
icとを接続する線分、線分L9は、分岐点M2と演算要素
Dの入力点Pidとを接続する線分、線分L10は、演算
要素の出力点Podと演算要素Eの入力点Pieとを接続す
る線分である。
【0034】図4において、まず、演算要素を構成する
線分として特定された線分以外の線分の数がカウントさ
れ、その総数をN1とする(ステップS100)。次
に、ステップS101において、任意の線分が選択さ
れ、それに対して第一の変数I0(初期値I0=0)が設定さ
れる。また、後述するように、分岐点を有する線分の数
をNB、未選択の線分の数をNMとし、それぞれ初期値NB=
0、NM=0が与えられる。
【0035】ステップS102において、選択された線
分が出力点を有する線分であるか否かが判断される。選
択されている線分が演算要素に接続している場合、その
演算要素は、上述の演算要素認識処理により認識されて
いるので、選択された線分の接続位置(座標)から、選
択された線分が演算要素の入力側又は出力側のいずれに
接続されているかを判断することができる。
【0036】ステップS102において、選択された線
分が出力点を有さない場合(線分L6、L7、L8、L
9が選択された場合)、第一の変数I0が+1され(ステ
ップS103)、その+1された第一の変数I0が、線分
の数N1に達していないことを確認し(ステップS10
4)、+1された第一の変数I0に対応する次の線分が選
択される(ステップS105)。そして、上述のステッ
プS102の処理が繰り返される。そして、線分L5又
はL10が選択された場合、それぞれの一方の端点は、
演算要素A又はDの出力側と接しているので、ステップ
S102の条件を満足し、図5におけるステップS10
6に進む。
【0037】ステップS106では、ステップS102
を満足した線分(線分L5及びL10)の他方の端点が
分岐点であるか否かが判断される。他方の端点が分岐点
である場合(線分L5)、ステップS107に進み、そ
の線分を、出力点−分岐点の線分の集合IBに分類し、分
岐点を有する線分の数NBを+1する。そして、ステップ
S103に戻り、さらに、第一の変数I0は+1され、第
一の変数I0がN1に達しない限りにおいて(ステップS1
04)、次の線分が選択され(ステップS105)、そ
れに対して、ステップS102の処理を繰り返す。
【0038】ステップS106において、他方の端点が
分岐点でない場合(例えば、線分L10)、次に、ステ
ップS108において、他方の端点が接続点であるか否
かが判断される。他方の端点が接続点である場合、その
端点は入力点とみなされ、その線分が結線として認識さ
れ(ステップS110)、ステップS103に戻る。ま
た、ステップS108において、他方の端点が接続でな
い場合、次に、図6におけるステップS111に進み、
その他方の端点が出力点であるか否かが判断される。
【0039】ステップS111において、他方の端点が
出力点である場合、上述のステップS102において、
選択された線分の一方の端点も出力点であるので、選択
された線分の両端点とも出力点という設計上あり得ない
状態が検出される。従って、この場合は、エラーが出力
される(ステップS112)。なお、両端点とも入力点
であることを検出して、エラー出力を行うようにしても
よい。
【0040】一方、ステップS111で、他方の端点が
出力点でない場合、次に、ステップS113において、
その他方の端点が入力点であるか否かが判断される。ス
テップS113では、他方の端点が入力点である場合
(線分L10)、結線として認識され(ステップS11
4)、図4のステップS103に戻る。こうして、線分
L10は、演算要素Dと演算要素E間の結線と認識され
る。一方、他方の端点が入力点でない場合、その線分を
未選択の線分の集合IMに分類し、未選択の線分の数NMを
+1し(ステップS115)、ステップS103に戻
る。このようにして、まず、分岐点を有さない線分に対
する結線認識処理が行われる。
【0041】ステップS103に戻り、第一の変数I0が
+1され、その第一の変数I0が線分の総数N1に達する
と、以下に説明するように、図7からのステップS12
0以降の処理に移る。
【0042】ステップS120では、上記ステップS1
07で分類された出力点−分岐点の線分、即ち、一方の
端点が出力点であり、他方の端点が分岐点である線分か
ら、任意の線分(例えば、線分L5)が選択され、それ
に対して第二の変数I1(初期値I1=0)が設定される(ス
テップS121)。さらに、上記ステップS114で分
類された線分、即ち、未選択の線分の集合IMから、任意
の線分が選択され(ステップS122)、それに対し
て、第三の変数I2 (初期値I2=0)が設定される(ステ
ップS123)。
【0043】そして、第三の変数I2に対応する線分が、
第二の変数I1に対応する線分の分岐点と同じ座標の分岐
点を有するか否かが判断される(ステップS124)。
ステップS124において、第三の変数I2に対応する線
分が上記座標の分岐点を有さない場合(例えば、線分L
8又はL9が選択された場合)、ステップS125にお
いて、第三の変数I2は+1され、その+1された第三の
変数I2が、未選択の線分の数NMより小さい場合(ステッ
プS126)、次の未選択の線分が選択され(ステップ
S127)、ステップS124の処理が繰り返される。
また、ステップS126において、第三の変数が未選択
の線分の数NMに達すると、第二の変数I1が+1され(ス
テップS128)、+1された第二の変数I1が、上記出
力点−分岐点の線分の数NBより小さい場合、次の出力点
−分岐点の線分が選択される(ステップS130)。さ
らに、ステップS129において、第二の変数I1がIBに
達すると、後述する図9のステップS141以降の処理
に移行する。
【0044】一方、ステップS124において、選択さ
れた線分が上記同じ座標の分岐点を有する場合(例え
ば、線分L6又はL7が選択された場合)、図8のステ
ップS131に進む。ステップS131では、選択され
た線分の他の端点が分岐点であるか否かが判断される。
ステップS131において、他方の端点が分岐点である
場合(線分L7)、その線分は、両端点とも分岐点の線
分(分岐点−分岐点の線分という)の集合IB2に分類さ
れ、その集合の数NB2を+1する(ステップS13
2)。
【0045】また、ステップS131において、他方の
端点が分岐点でない場合(線分L6)、ステップS13
3において、他方の端点が接続点であるか否かが判断さ
れる。他方の端点が接続点である場合は、それを入力点
とみなし(ステップS134)、その線分を結線として
認識する(ステップS135)。そして、ステップS1
25に戻る。
【0046】一方、ステップS133において、他方の
端点が接続点でない場合、次に、図8のステップS13
6に進み、その他方の端点が出力点であるか否かが判断
される。他方の端点が出力点である場合、上述のステッ
プS124で検出される分岐点を介して、この他方の端
点(出力点)と、第二の変数I1に対応する線分の出力点
とが結線されるという状態となる。従って、この場合
は、エラーが出力される(ステップS137)。一方、
ステップS136において、他方の端点が出力点でない
場合、次に、ステップS138において、その他方の端
点が入力点であるか否かが判断される。
【0047】ステップS138において、他方の端点が
入力点である場合、その線分が結線として認識され(ス
テップS139)、ステップS103に戻る。こうし
て、線分L5−L6が、演算要素Aと演算要素B間の結
線として認識される。一方、他方の端点が入力点でない
場合、選択された線分は、別の未選択の線分の集合IM2
に分類され、その線分の数NM2が+1される(ステップ
S140)。そして、ステップS125に戻る。
【0048】また、ステップS129において、第二の
変数I1が出力点−分岐点の線分の数NBに達すると、ステ
ップS141に移行する。ステップS141では、上記
ステップS132において分類された分岐点−分岐点の
線分の数IB2>0であるか否かが判断され、IB2>0である場
合は、ステップS120におけるIBをIB2、NBをNB2と
して(ステップS142)、ステップS120以降の処
理を実行する。
【0049】従って、ステップS120において、線分
L7が選択される。そして、一方の端点が分岐点M2で
ある線分L8及びL9が選択されると、線分L8及びL
9の他方の端点を特定するためのステップS131以降
の処理に進む。そして、ステップS138において、線
分L8及びL9の他方の端点が入力点であると判断され
ると、線分L5−L7−L8が、演算要素Aと演算要素
C間の結線として認識され、線分L5−L7−L9が、
演算要素Aと演算要素D間の結線として認識される。
【0050】なお、ステップS141で、IB2>0でない
場合、即ち、分岐点−分岐点の線分がない場合は、結線
認識処理が終了する(ステップS143)。また、別の
未選択の線分の集合IB2は、例えば、CAD図面での枠
などを表すための線分であり、制御ロジックとは無関係
であるので無視される。
【0051】上述のようにして、演算要素認識部2及び
特化演算要素認識部3が、CAD図面に描かれた図面デ
ータ(線分、円など)から、制御ロジックを構成する演
算要素に対応する図形データを選択し、選択した各図形
データを所定の演算要素として認識する。さらに、上述
のように、結線認識部4は、CAD図面に描かれた図形
データから、上記認識された演算要素間を接続する線分
の図形データを選択し、選択した図形データを結線とし
て認識する。そして、図面データのうちテキストデータ
として読み込まれた数字は、設定値認識部5によって、
対応する演算要素の設定値として認識される。
【0052】こうして、認識された演算要素、結線及び
設定値に対応する図面データは、図面データ変換部6に
よって、制御ロジック検証装置で数値演算できる制御ロ
ジックデータに変換される。そして、この変換された制
御ロジックデータに基づいて、制御ロジック検証装置が
制御ロジックの検証を行う。
【0053】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
CADシステムなどで描いた制御ロジック図面の図面デ
ータから、制御ロジック検証装置に入力するための制御
ロジックデータを自動的に生成する制御ロジックデータ
生成装置が提供される。従って、制御ロジック検証装置
に対する制御ロジックデータの入力作業を低減し、且つ
入力作業における入力ミスをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における制御ロジックデー
タ生成装置のブロック構成図である。
【図2】演算要素認識部2における演算要素認識処理の
フローチャートである。
【図3】線分L1〜L4で構成される演算要素ANDを
示す図である。
【図4】結線認識部3における結線認識処理のフローチ
ャートである(その1)
【図5】結線認識部3における結線認識処理のフローチ
ャートである(その2)
【図6】結線認識部3における結線認識処理のフローチ
ャートである(その3)
【図7】結線認識部3における結線認識処理のフローチ
ャートである(その4)
【図8】結線認識部3における結線認識処理のフローチ
ャートである(その5)
【図9】結線認識部3における結線認識処理のフローチ
ャートである(その6)
【図10】演算要素間を接続する線分L5〜L10の接
続例を示す図である。
【符号の説明】
1 図面データ読み込み部 2 演算要素認識部 3 特化演算要素認識部 4 結線認識部 5 設定値認識部 6 図面データ変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 博之 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 5H220 AA01 BB09 BB12 CC05 CC09 CX09 EE08 JJ19 JJ24 JJ26 KK08 5H223 AA01 CC03 CC08 DD03 EE19 FF03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御ロジック検証装置によって制御ロジッ
    クを検証するために必要な制御ロジックデータを生成す
    る制御ロジックデータ生成装置において、 制御ロジック図面の図面データを取得する取得手段と、 前記取得された図面データから、前記制御ロジックを構
    成する所定の演算要素を表す図形データを選択し、選択
    された図形データを前記所定の演算要素として認識する
    演算要素認識手段と、 前記認識された演算要素の図形データを、前記制御ロジ
    ックデータに変換する変換手段とを備えることを特徴と
    する制御ロジックデータ生成装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記演算要素認識手段は、汎用的な演算要素を認識する
    第一の演算要素認識手段と、制御ロジックの対象ごとに
    異なる演算要素を認識する第二の演算要素認識手段とを
    備えることを特徴とする制御ロジックデータ生成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記取得された図面データに含まれる所定の文字データ
    を選択し、選択された文字データをそれに対応する演算
    要素の設定値として認識する設定値認識手段を備え、 前記変換手段は、前記認識された設定値の文字データ
    を、前記制御ロジックデータに変換することを特徴とす
    る制御ロジックデータ生成装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、 さらに、前記演算要素認識手段によって認識された第一
    の演算要素と第二の演算要素間を接続する結線を表す図
    形データを、前記取得された図面データから選択し、選
    択された図形データを前記結線として認識する結線認識
    手段を備え、 前記変換手段は、前記認識された結線の図形データを、
    前記制御ロジックデータに変換することを特徴とする制
    御ロジックデータ生成装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記結線認識手段は、前記第一の演算要素の出力側(入
    力側)と前記第二の演算要素の出力側(入力側)とを接
    続する図形データを検出すると、接続エラーと認識する
    ことを特徴とする制御ロジックデータ生成装置。
  6. 【請求項6】制御ロジックデータに基づいて、制御ロジ
    ックを検証する制御ロジック検証装置において、 制御ロジック図面の図面データを取得する取得手段と、 前記取得された図面データから、前記制御ロジックを構
    成する所定の演算要素を表す図形データを選択し、選択
    された図形データを前記所定の演算要素として認識する
    演算要素認識手段と、 前記認識された演算要素の図形データを、前記制御ロジ
    ックデータに変換する変換手段とを備えることを特徴と
    する制御ロジック検証装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記取得された図面データに含まれる所定の文字データ
    を選択し、選択された文字データをそれに対応する演算
    要素の設定値として認識する設定値認識手段を備え、 前記変換手段は、前記認識された設定値の文字データ
    を、前記制御ロジックデータに変換することを特徴とす
    る制御ロジック検証装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は7において、 さらに、前記演算要素認識手段によって認識された第一
    の演算要素と第二の演算要素間を接続する結線を表す図
    形データを、前記取得された図面データから選択し、選
    択された図形データを前記結線として認識する結線認識
    手段を備え、 前記変換手段は、前記認識された結線の図形データを、
    前記制御ロジックデータに変換することを特徴とする制
    御ロジック検証装置。
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