JP2003030656A - 追加学習可能なパターン分離装置 - Google Patents

追加学習可能なパターン分離装置

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JP2003030656A JP2001212947A JP2001212947A JP2003030656A JP 2003030656 A JP2003030656 A JP 2003030656A JP 2001212947 A JP2001212947 A JP 2001212947A JP 2001212947 A JP2001212947 A JP 2001212947A JP 2003030656 A JP2003030656 A JP 2003030656A
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Horyo Ro
宝糧 呂
Michinori Ichikawa
道教 市川
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RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Abstract

(57)【要約】 【課題】学習収束性を保証し、また、学習時間を大幅に
短縮することのできる追加学習可能なパターン分離装置
を提供する。 【解決手段】多組間の分離の問題を2組間の分離の副問
題に分割し、2組間の分離の副問題を各組に含まれる多
要素の入力データ間の線形分離問題に分割し、多要素の
入力データ間の線形分離問題に分割した分離結果を最小
値演算と最大値演算とを用いて2組間の分離の副問題に
統合し、2組間の分離の副問題への統合によって得られ
た結果を最小値演算を用いて多組間の分離の問題に統合
するパターン分離装置において、新しい入力データを追
加するときに、新しい入力データと新しい入力データの
入力以前に学習された入力データとの間を分離する線形
分離を行う線形分離手段と、線形分離手段の分離結果を
2組間の分離の副問題に統合する統合手段とを追加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、追加学習可能なパ
ターン分離装置に関し、さらに詳細には、画像や音声か
ら一次的な処理によって得られる多要素の入力データを
元に、当該画像や音声をその意味や階級やカテゴリーに
応じてパターンを組分けして分離することのできる追加
学習可能なパターン分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パターン分離装置において、分
離すべきパターンを学習するには、見本となる既知の入
力を数種与え、学習によって分離するパターン間の境界
をパターン装置内部に記憶させる必要がある。
【0003】ところで、見本となる既知の入力を数種与
え、学習によって分離するパターン間の境界をパターン
装置内部に記憶させる際には、次の2つの問題が存在す
る。
【0004】まず、第1の問題は、分離すべきパターン
の境界が複雑、即ち、線形分離不可能な場合には、学習
により完全分離の解に到達できない場合があるというこ
とである。つまり、分離すべきパターンの境界が線形分
離不可能なときは、学習収束性が保証されていないとい
う問題があった。
【0005】次に、第2の問題は、分離すべきパターン
が少数の場合は学習に要する時間はそれほど問題になる
ことはないが、分離すべきパターンが多数になると学習
に要する時間が非常に長くなるということである。つま
り、分離すべきパターンが多数の場合には、学習時間が
長時間に及ぶようになって実用上の大きな問題となって
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、学習収束性を保
証した追加学習可能なパターン分離装置を提供しようと
するものである。
【0007】また、本発明の目的とするところは、学習
時間を大幅に短縮することのできる追加学習可能なパタ
ーン分離装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による追加学習可能なパターン分離装置は、
以下のようにしてなされたものである。
【0009】即ち、本発明による追加学習可能なパター
ン分離装置は、多数のパターン間の分離問題を多数の2
つの入力データ間の線形分離処理を組み合わせて実現す
ることにより、学習収束性を保証するようにしたもので
ある。
【0010】また、本発明による追加学習可能なパター
ン分離装置は、上記した線形分離処理の組み合わせ構造
に適した追加学習の手法を用いることにより、学習時間
を大幅に短縮するようにしたものである。
【0011】ここで、本発明における多数の線形分離処
理は、2つの入力データを用いて行うものであって、反
復的学習を行うものではないので、学習時間は非常に短
くて済む。
【0012】さらに、本発明における追加学習の手法
は、極めて簡単な規則(後述する「最小原理」と「最大
原理」である。)を用いるものであるので、アルゴリズ
ム化が簡単であり、かつ、全体の再計算を行う必要が無
く、追加入力パターンに関連した部分の修正計算あるい
は処理の追加を行うだけでよい。
【0013】こうした本発明によれば、数百万の学習デ
ータからなる数千種の異なる組を正確に分離する装置を
構成することが可能であり、さらに、状況に応じて装置
に新しい学習データや新しい組を追加することが可能と
なる。
【0014】なお、上記したように、本発明による追加
学習可能なパターン分離装置は、アルゴリズム化が簡単
であるので、電子回路やコンピュータを用いて容易に構
成することができる。
【0015】即ち、本発明のうち請求項1に記載の発明
は、多組間の分離の問題を2組間の分離の副問題に分割
し、上記2組間の分離の副問題を各組に含まれる多要素
の入力データ間の線形分離問題に分割し、上記多要素の
入力データ間の線形分離問題に分割した分離結果を上記
2組間の分離の副問題に統合し、上記2組間の分離の副
問題への統合によって得られた結果を上記多組間の分離
の問題に統合するパターン分離装置において、新しい入
力データを追加するときに、上記新しい入力データと上
記新しい入力データの入力以前に学習された入力データ
との間を分離する線形分離を行う線形分離手段と、上記
線形分離手段の分離結果を2組間の分離の副問題に統合
する統合手段とを追加するようにしたものである。
【0016】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、多組間の分離の問題を2組間の分離の副問題に分割
し、前記2組間の分離の副問題を各組に含まれる多要素
の入力データ間の線形分離問題に分割し、前記多要素の
入力データ間の線形分離問題に分割した分離結果を前記
2組間の分離の副問題に統合し、前記2組間の分離の副
問題への統合によって得られた結果を前記多組間の分離
の問題に統合するパターン分離装置において、新しい入
力データを追加するときに、前記新しい入力データと前
記新しい入力データの入力以前に学習された入力データ
との間を分離する線形分離を行う線形分離手段と、前記
線形分離手段の分離結果を2組間の分離の副問題に統合
する第1の統合手段と、前記統合手段による前記2組間
の分離の副問題への統合によって得られた結果を多組間
の分離の問題に統合する第2の統合手段とを追加するよ
うにしたものである。
【0017】ここで、上記新しい入力データの追加学習
は、本発明のうち請求項3に記載の発明のように、パタ
ーン分離動作中に行うようにすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明による追加学習可能なパターン分離装置の実
施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
【0019】まず、はじめに、本発明による追加学習可
能なパターン分離装置の基盤となる原理について説明す
る。
【0020】(1)パターン分離問題の基本的理解 パターン分離とは、画像や音声、脳波などの生信号の入
力信号(例えば、画像であれば2次元ビットマップ情報
であり、また、音声や脳波であれば波形情報が一般的で
ある。)から一次処理を施した多要素の数値情報(例え
ば、画像であればエッジを検出した線分情報や2次元フ
ーリエ変換の結果から主成分を抽出したものなどであ
り、また、音声や脳波であれば主周波数の倍波スペクト
ルなどが一般的である。)を意味やカテゴリーあるいは
階級などに応じて区別・分離することを意味する。
【0021】また、DNA塩基配列情報のように、生信
号を一次処理をしないでも直接に多要素の数値情報が存
在し、類似性に従った分類をするというような課題も同
じ方法により解決策を提供できるので、広い意味でパタ
ーン分離問題と見なすことができる。
【0022】パターン分離装置の入力データとなる多要
素の数値情報の次元数は問題によって様々であるが、以
下においては理解を容易にするために、2要素(2次
元)の場合を例にして説明する。
【0023】線形分離可能な問題に対しては、2次元の
平面が1次元の線で分離できるように、多次元の場合に
は1つ次元の下がった超平面により分離することができ
る。
【0024】図1の符号11においては、A、Bおよび
Cの3つの組(本明細書においては、「組」(clas
s)を分類、カテゴリー、階級を総称するものとして定
義する。)に属する各4個、合計12個の入力データの
2次元マップ上での分布を各文字が示している。この図
1において、点線で示されているのがこの3つの組を分
離するための境界線である。一般にこのような境界線は
複雑な曲線であって、この境界線を入力データから直接
に求めることは困難であるので、従来においてはニュー
ラル・ネットワークを用いた反復計算による学習などで
求めるようになされている。
【0025】本発明の基盤となる原理は、この複雑な曲
線を直線の組み合わせで表現する手法にある。その手法
によれば、一切の繰り返し計算を行うことなく、確実に
境界を得ることができる。この本発明の基盤となる原理
は、本願発明者らが学術論文(「IEEE TRANS
ACTIONS ON NEURAL NETWORK
S, VOL.10, NO.5, SEPTEMBE
R 1999, p1244−p1256」を参照す
る。)としてすでに開示しているが、本発明の理解のた
めには不可欠であるので、添付の図面を参照しながら、
以下に詳細に説明する。
【0026】図2には、上記論文に示された本発明の基
盤となる原理に基づく追加学習可能なパターン分離装置
の概念図が示されている。
【0027】この図2に示す追加学習可能なパターン分
離装置は、既知の入力データXと、その入力データXが
分類されるべき組
【数1】 とを同時に入力して内部で学習し、学習を完了した場合
には、未知の入力データXだけを入力すると、パターン
分離結果をYとして出力することができるものである。
【0028】この追加学習可能なパターン分離装置は、
多組間分離問題を2組間分離問題へ分割する処理を行う
ための構成と、さらに2組間分割問題を線形分離可能な
問題に分割する処理を行うための構成と、線形分離問題
の学習(異なる組に属する入力データ間の1対1の線形
分離問題の学習)の処理を行うための構成と、線形分離
可能な問題を最小値演算と最大値演算とによって2組間
分割問題に統合する処理を行うための構成と、2組間分
離問題を最小値演算によって多組間分離問題に統合する
処理を行うための構成とが設けられている。これらの分
割の手法や統合の手法を制御するものが、「最小原理」
と「最大原理」とに基づく制御の手法である。
【0029】本発明による追加学習可能なパターン分離
装置は、追加学習に関わる処理を付加するに際してこの
制御の手法を用いることにより、学習収束性を保証する
とともに学習時間を大幅に短縮するようにしたものであ
る。
【0030】(2)多組間分離問題の2組間分離問題へ
の分割と統合 本発明による追加学習可能なパターン分離装置は、複雑
な問題をそれよりは簡単な副問題に分割して処理するよ
うにしている。
【0031】図1の符号12、符号13ならびに符号1
4はそれぞれ、符号11に示した境界の中でそれぞれ次
のように分離する境界のみを示すものである。即ち、符
号12は、符号11に示した境界の中でA組に属するも
のとそうではないもの(この場合には、B組あるいはC
組に属するものである。)とに分離する境界を示してい
る。同様に、符号13は、符号11に示した境界の中で
B組に属するものとそうではないもの(この場合には、
A組あるいはC組に属するものである。)とに分離する
境界を示し、また、符号13は、符号11に示した境界
の中でC組に属するものとそうではないもの(この場合
には、A組あるいはB組に属するものである。)とに分
離する境界を示している。
【0032】以上のような処理を行うことにより、符号
11に示に示す複雑なパターン分離問題は、より簡単な
3つの副分離問題に分割することができる。この副分離
問題は、ある組に所属するかしないかという2分離問題
である。
【0033】符号12、符号13ならびに符号14にお
ける白抜きの領域は、それぞれの組(符号12において
はA組であり、符号13においてはB組であり、符号1
4においてはC組である。)に属する領域を示してい
る。
【0034】この図1においては、それぞれの組に属す
る(真)、あるいは、属さない(偽)という2値化した
表現で示されているが、一般的には類似の程度を示す連
続的な値をとることもある。例えば、0から1の連続値
で表すならば、符号12に関しては、Aの入力データの
近傍では1に近く、境界に近い部分では0.5に近く、
Bの入力データの近傍では0に近いというようになる。
【0035】なお、上記したような連続値をとる場合の
具体的な数値は、分離に用いる関数などで決定される。
ただし、本発明による追加学習可能なパターン分離装置
を理解するには、2値化した場合の表現で必要かつ十分
であるので、以下の説明においては、本発明の理解を容
易にするために2値化した場合の表現を用いることとす
る。
【0036】ここで、上記した符号12、符号13なら
びに符号14に示す3つ副分離問題は、さらに図3の符
号302乃至符号307に示した6つの副分離問題に分
割することができる。即ち、符号302の副分離問題
は、符号301に示す元の分離問題からC組に属するも
のを取り除き(より正確にはC組に属するものの存在を
無視して)、A組に属するものとB組に属するものとを
分離するものであり、符号302における白抜きの領域
がA組の領域である。同様に、符号305の副分離問題
は、符号301に示す元の分離問題からB組に属するも
のを取り除き(より正確にはB組に属するものの存在を
無視して)、A組に属するものとC組に属するものとを
分離するものであり、符号305における白抜きの領域
がA組の領域である。さらに、符号306の副分離問題
は、符号301に示す元の分離問題からA組に属するも
のを取り除き(より正確にはA組に属するものの存在を
無視して)、B組に属するものとC組に属するものとを
分離するものであり、符号306における白抜きの領域
がB組の領域である。
【0037】図3から明らかなように、符号303は符
号302の反対の関係にあり、符号303はB組に属す
るものとA組に属するものとを分離するものであり、符
号303における白抜きの領域がB組の領域である。同
様に、符号304は符号305の反対の関係にあり、符
号304はC組に属するものとA組に属するものとを分
離するものであり、符号304における白抜きの領域が
C組の領域である。さらに、符号307は符号306の
反対の関係にあり、符号307はC組に属するものとB
組に属するものとを分離するものであり、符号307に
おける白抜きの領域がC組の領域である。
【0038】ここで、A組へ所属するものとして分離す
ることを示す符号302(A組とB組との分離)と符号
305(A組とC組との分離)との白抜き領域の共通部
分を求めると、符号311に示したA組を他の組から分
離するという境界が得られる。この共通部分は、それぞ
れに分割した副分離問題の最小値を求めることで得られ
ものであり、符号308に示した最小値演算子(MI
N)を作用させることにより得られる。
【0039】最小値演算子308による最小値演算は、
符号302と符号305との白抜きの領域(真)と灰色
の領域(偽)とのように2値化した境界領域を対象とす
る場合には、論理演算のAND(論理積)と等価であ
る。
【0040】同様にして、符号309に示した最小値演
算子(MIN)を用いて、符号303(B組とA組との
分離)と符号306(B組とC組との分離)との白抜き
領域の共通部分を求めると、符号312に示したB組を
他の組から分離するという境界が得られる。さらに、符
号310に示した最小値演算子(MIN)を用いて、符
号304(C組とA組との分離)と符号307(C組と
B組との分離)との白抜き領域の共通部分を求めると、
符号313に示したC組を他の組から分離するという境
界が得られる。
【0041】これら符号311、符号312ならびに符
号313は、図1に示す符号12、符号13ならびに符
号14とそれぞれ等価である。即ち、元の分離問題を副
分離問題にそれぞれ分割して、分割した副分離問題の最
小値をとるという処理によって、副分離問題に分割した
ものを統合することができる。
【0042】図4には、図3に示す手法の処理を実現す
るためのブロック構成図が示されている。
【0043】図4において、入力データをX(符号40
1)とすると、モジュール402は、入力データXをA
組とB組とに分離するモジュールであり、入力データX
がA組に属する時に1(真)を出力し、入力データXが
B組に属する時に0(偽)を出力する。これは、図3に
おける符号302に対応する出力を得るための回路であ
る。
【0044】同様に、モジュール403は、入力データ
XをA組とC組とに分離するモジュールであり、入力デ
ータXがA組に属する時に1(真)を出力し、入力デー
タXがC組に属する時に0(偽)を出力する。これは、
図3における符号305に対応する出力を得るための回
路である。
【0045】さらに、モジュール407は、入力データ
XをB組とC組とに分離するモジュールであり、入力デ
ータXがB組に属する時に1(真)を出力し、入力デー
タXがC組に属する時に0(偽)を出力する。これは、
図3における符号306に対応する出力を得るための回
路である。
【0046】一方、モジュール405は、入力データX
をB組とA組とに分離するモジュールであり、入力デー
タXをA組とB組とに分離するモジュール402と同一
の機能を備えたモジュール402’、即ち、入力データ
XをA組とB組とに分離するモジュール402’の出力
を反転することにより得られるので、モジュール40
2’の後段に反転器(インバータ:INV)406が設
けられている。この反転器406は、モジュール40
2’の「1」の出力を「0」に変換して出力し、モジュ
ール402’の「0」の出力を「1」に変換して出力す
る(なお、反転器(インバータ:INV)の出力値は、
0から1の連続値の場合には、「反転器の出力値=1−
反転器への入力値」である。)。これは、図3における
符号303に対応する出力を得るための回路である。
【0047】ここで、モジュール402とモジュール4
02’とは同一の機能を実現するものであるので、実際
の回路構成においては、モジュール402の出力をモジ
ュール402’の出力として用いるように構成すること
により、B組とA組とを分離するモジュール405の構
成要素としてモジュール402’を別途配設する必要は
ない。
【0048】同様に、モジュール409は、入力データ
XをC組とA組とに分離するモジュールであり、入力デ
ータXをA組とC組とに分離するモジュール403と同
一の機能を備えたモジュール403’、即ち、入力デー
タXをA組とC組とに分離するモジュール403’の出
力を反転することにより得られるので、モジュール40
3’の後段に反転器(インバータ:INV)410が設
けられている。この反転器410は、モジュール40
3’の「1」の出力を「0」に変換し、モジュール40
3’の「0」の出力を「1」に変換する。これは、図3
における符号304に対応する出力を得るための回路で
ある。
【0049】ここで、モジュール403とモジュール4
03’とは同一の機能を実現するものであるので、実際
の回路構成においては、モジュール403の出力をモジ
ュール403’の出力として用いるように構成すること
により、C組とA組とを分離するモジュール409の構
成要素としてモジュール403’を別途配設する必要は
ない。
【0050】さらに、モジュール412は、入力データ
XをC組とB組とに分離するモジュールであり、入力デ
ータXをB組とC組とに分離するモジュール407と同
一の機能を備えたモジュール407’、即ち、入力デー
タXをB組とC組とに分離するモジュール407’の出
力を反転することにより得られるので、モジュール40
7’の後段に反転器(インバータ:INV)413が設
けられている。この反転器413は、モジュール40
7’の「1」の出力を「0」に変換し、モジュール40
7’の「0」の出力を「1」に変換する。これは、図3
における符号307に対応する出力を得るための回路で
ある。
【0051】ここで、モジュール407とモジュール4
07’とは同一の機能を実現するものであるので、実際
の回路構成においては、モジュール407の出力をモジ
ュール407’の出力として用いるように構成すること
により、C組とA組とを分離するモジュール412の構
成要素としてモジュール407’を別途配設する必要は
ない。
【0052】次に、最小値演算子である最小値演算ユニ
ット404は、モジュール402の出力とモジュール4
03の出力との論理積を得て、モジュール402の出力
とモジュール403の出力とを統合し、A組の分離結果
を出力する。
【0053】同様に、最小値演算子である最小値演算ユ
ニット408は、モジュール405の出力とモジュール
407の出力との論理積を得て、モジュール405の出
力とモジュール407の出力とを統合し、B組の分離結
果Yを出力する。
【0054】さらに、最小値演算子である最小値演算ユ
ニット411は、モジュール409の出力とモジュール
412の出力との論理積を得て、モジュール409の出
力とモジュール412の出力とを統合し、C組の分離結
果Yを出力する。
【0055】上記のようにして、A組の分離結果Y
B組の分離結果YおよびC組の分離結果Yが得られ
る。
【0056】以上において説明したように、入力データ
を多数の組に分離する問題においては、その中の2組の
関係だけに注目して問題を分割することができ、その分
割した問題の結果の最小値を取ることで統合して元の問
題を解決することができる。
【0057】(3)2組間分離問題のデータ間の1対1
線形分離問題への分割とその統合 2組間分離問題は、一般に線形分離は不可能である。さ
らに、この問題を分割して線形分離可能な問題に帰着さ
せることを検討する。
【0058】図5には、A組とB組との2組間分離問題
の分割方法が示されている。入力データB1がA組に入
り込んだような形になっているので線形分離は不可能で
ある。
【0059】この問題は、A組に属する入力データ4個
とB組に属する入力データ4個とから構成されているの
で、この各データの関係はその積の16通り存在する。
その16通りの全ての場合について、組に1つのデータ
しかないより簡単な2組間分離問題に分割すると考え
て、分離境界と領域とを求める。
【0060】まず、符号504に示されているものは、
入力データA1と入力データB1との2つのデータの間
を分離する直線により分離される領域である。このよう
に分離すべきデータが2つであり、かつ、それが異なる
組に属している場合には、必ず線形分離が可能であり、
直線あるいは単純な超平面によって線形分離することが
できる。この例の場合に最も妥当な分離境界の直線は、
分離すべき2点を結ぶ直線に直交し、これら2点から等
距離にある線である。同様に、他の15通りの場合につ
いても、符号505乃至符号519に示したようにし
て、線形分離することができる。
【0061】ここで、符号504、符号508、符号5
12ならびに符号516に示すものは、いずれも入力デ
ータA1の分離に関わった分離問題の解である。従っ
て、最小値演算ユニット520によって、これら4つの
符号504、符号508、符号512ならびに符号51
6を最小値演算することで統合し、入力データA1と入
力データBの組との分離問題の解(符号524)を得る
ことができる。
【0062】同様に、符号505、符号509、符号5
13ならびに符号517に示すものは、いずれも入力デ
ータA2の分離に関わった分離問題の解である。従っ
て、最小値演算ユニット521によって、これら4つの
符号505、符号509、符号513ならびに符号51
7を最小値演算することで統合し、入力データA2と入
力データBの組との分離問題の解(符号525)を得る
ことができる。
【0063】さらに、符号506、符号510、符号5
14ならびに符号518に示すものは、いずれも入力デ
ータA3の分離に関わった分離問題の解である。従っ
て、最小値演算ユニット522によって、これら4つの
符号506、符号510、符号514ならびに符号51
8を最小値演算することで統合し、入力データA3と入
力データBの組との分離問題の解(符号526)を得る
ことができる。
【0064】さらにまた、符号507、符号511、符
号515ならびに符号519に示すものは、いずれも入
力データA4の分離に関わった分離問題の解である。従
って、最小値演算ユニット523によって、これら4つ
の符号507、符号511、符号515ならびに符号5
19を最小値演算することで統合し、入力データA4と
入力データBの組との分離問題の解(符号527)を得
ることができる。
【0065】次に、入力データA1、入力データA2、
入力データA3ならびに入力データA4の各点と入力デ
ータBの組との分離問題の解をそれぞれ示す符号52
4、符号525、符号526および符号527を、最大
値演算ユニット(MAX)528を用いて最大値演算し
て統合すると、符号529に示した入力データAの組と
入力データBの組との分離問題の解が得られる。
【0066】ここで、最大値演算ユニット(MAX)5
28によって行う最大値演算は、2値化された分離領域
を対象とするならば、論理演算のOR(論理和)と等価
である。
【0067】符号529と図3の符号302と比較する
と、符号529は直線により近似されているが、符号3
02と類似した境界線と領域とが得られていることが分
かる。同様の処理をA組とC組との分離ならびにB組と
C組との分離に適応すれば、図3の符号305ならびに
符号306に対応した組対組の2分割問題は全て入力デ
ータ間の1対1線形分離問題の最小値(あるいは論理
積)とその結果の最大値(あるいは論理和)とによる統
合によって得ることができる。
【0068】この性質は数学的に証明可能であり、その
点は発明者らの論文(「Proc.of IEEE/I
NNS IJCNN, p159−p164」を参照す
る。)に示されている。
【0069】図6には、図5に示す分離を処理するため
に必要なモジュールのブロック構成図が示されている。
【0070】モジュール601は、入力データA1と入
力データB1との1対1線形分離を行うモジュールであ
る。このモジュール601は、図5の符号504の処理
を実現するためのモジュールであり、モジュール601
の出力は、入力データA1と入力データB1とを線また
は超平面によって1対1線形分離し、入力データA1に
近い側で1となり、入力データB1に近い側で0とな
る。
【0071】同様に、モジュール602は、入力データ
A1と入力データB2との1対1線形分離を行うモジュ
ールであり、また、モジュール603は、入力データA
1と入力データB3との1対1線形分離を行うモジュー
ルであり、また、モジュール604は、入力データA1
と入力データB4との1対1線形分離を行うモジュール
であって、それぞれデータA1に近い側で1を出力し、
入力データB2、B3またはB4に近い側で0を出力す
る。
【0072】そして、最小値演算ユニット617によ
り、モジュール601、モジュール602、モジュール
603およびモジュール604の4つのモジュールの出
力の共通部分を統合する(2値化出力の場合には、AN
D(論理積)、で統合する。)。
【0073】同様に、モジュール605、モジュール6
06、モジュール607およびモジュール608のそれ
ぞれにおいて、入力データA2と入力データB1、入力
データB2、入力データB3ならびに入力データB4と
のそれぞれの1対1線形分離の処理を行い、最小値演算
ユニット618により統合する。
【0074】さらに、モジュール609、モジュール6
10、モジュール611およびモジュール612のそれ
ぞれにおいて、入力データA3と入力データB1、入力
データB2、入力データB3ならびに入力データB4と
のそれぞれの1対1線形分離の処理を行い、最小値演算
ユニット619により統合する。
【0075】さらにまた、モジュール613、モジュー
ル614、モジュール615およびモジュール616の
それぞれにおいて、入力データA4と入力データB1、
入力データB2、入力データB3ならびに入力データB
4とのそれぞれの1対1線形分離の処理を行い、最小値
演算ユニット620により統合する。
【0076】ここで、最大値演算ユニット621によっ
て、これら4つ最小値演算ユニット617、最小値演算
ユニット618、最小値演算ユニット619および最小
値演算ユニット620のそれぞれの統合結果を統合すれ
ば、入力データAの組と入力データBの組との2組間分
離問題を解く上位のモジュールを構成することができ
る。なお、この2組間分離問題を解く上位のモジュール
を、2組間分離モジュールMA,Bと称することとす
る。
【0077】入力データAの組と入力データCの組との
2組間分離問題および入力データBの組と入力データC
の組との2組間分離問題を解く上位のモジュールとし
て、図6に示す2組間分離モジュールMA,Bと同様の
2組間分離モジュールをそれぞれ構成して、それぞれ2
組間分離モジュールMA,C、2組間分離モジュールM
B,Cとする。
【0078】上記のようにして構成した2組間分離モジ
ュールMA,Bを図4に示すモジュール402として用
い、また、2組間分離モジュールMA,cを図4に示す
モジュール403として用い、また、2組間分離モジュ
ールMB,cを図4に示すモジュール407として用い
る。
【0079】ここで、モジュール402とモジュール4
02’とは等価でありまた、モジュール403とモジュ
ール403’とは等価であり、また、モジュール407
とモジュール407’とは等価であるので、これらを使
用すれば、入力データX(401)をY、Y、Y
に組分けするパターン分離装置を構成することができ
る。
【0080】以上の説明は、3つの組があって、各組に
4個の入力データがある場合に関するものであるが、こ
のパターン分離装置は組数、データ数について一般化す
ることが可能である。
【0081】即ち、k個の組からなり、i組(i=1,
・・・.k)にLi個の入力データが存在するとものと
すると、k組の多組間分離問題は、「k(k−1)」個
の2組間分離問題に分割することができる。その2組間
分離問題のうち半数は、組の関係が逆になったものなの
で、反転器(INV)を用いて反転演算することによっ
て代行することができるので、実際に計算する必要があ
る2組間分離問題は「k(k−1)/2」個である。
【0082】ここで、k組の中の任意の2組をu組とv
組とすると、この2組間分離問題は、Lu・Lv個の2
入力データ間の1対1の線形分離問題に分割することが
できる。従って、全体で、1対1の線形分離問題は、i
に対して「i=1,・・・.k」、jに対して「j=i
+1,・・・,k」までの総和となる。つまり、
【数2】 個である。
【0083】これらの分割した問題に対する結果を集め
て統合するには、次の2つの原理である「最小原理」と
「最大原理」とを用いる。最小原理とは、「出力が真に
なる入力が同じで、出力が偽になる入力が異なる問題に
対応する分離モジュールの出力は最小値ユニットで統合
する。」ということを意味する。また、最大原理とは、
「出力が偽になる入力が同じで、出力が真になる入力が
異なる問題に対応する分離モジュールの出力は最大値ユ
ニットで統合する。」ということを意味する。
【0084】こうした2つの原理を用いて、1対1の線
形分離問題を2組間分離問題に統合し、さらに、2組間
分離問題を多組間分離問題に統合することが必ずでき
る。また、この2つの原理に基づく問題分割や問題統合
法は、具体的な問題には依存するものではない。つま
り、この原理から誘導される問題分割のアルゴリズム
は、問題に対する知識などとは無関係に実行することが
できる。
【0085】以上の原理的基盤に基づけば、複雑な境界
領域を持つ多数の入力データからの多組間の組分けパタ
ーン分離問題は、問題を多組間から2組間、さらに2組
間から各入力データ間の線形分離問題に分割し、その単
純な分離モジュールを多数個構築し、これらの出力を最
小値、最大値により統合することで必ず解くことができ
る。しかも、この方法では一切の反復演算を使用してお
らず、入力データから直接に計算によって求められる。
また、図4ならびに図6におけるブロック構成図に示し
た通り、モジュールの数は多いが各モジュールの構成は
それぞれ簡単であり、統合も2値化した演算を対象にす
れば論理積および論理和だけであるので、容易に電子回
路やコンピュータを用いて実現することができる。
【0086】本発明による追加学習可能なパターン分離
装置は、上記の原理に基づいたパターン分離装置に次の
3つの特徴を付加したものである。
【0087】(1)既存のパターン分離装置では、既に
存在する組に属する新しい入力データを正しく分離する
ことができない場合に、この新しい入力データを追加的
に学習するという特徴。
【0088】(2)既に存在するどの組にも属さない新
しい入力データが存在する場合に、この新しい入力デー
タを追加的に学習するとともに、新しい組を追加すると
いう特徴。
【0089】(3)上記の(1)と(2)の追加を、通
常のパターン分離動作と同時に行うことができ、全体の
再学習などを必要としないという特徴。
【0090】上記の(1)、(2)および(3)に示す
特徴は、実際のパターン分離装置には必要不可欠な特徴
であり、上記の原理にこの特徴を加えることで、極めて
実用的な追加学習可能なパターン分離装置を構成するこ
とができる。
【0091】以下、(4)、(5)および(6)におい
て、上記した3つの特徴を実現するための具体的な手法
を説明する。
【0092】(4)新しい入力データをzとする。入力
データzが既にあるk個の組のうちp組に属する場合に
は、入力データzに関して、p組以外の組(k−1個の
組)に属する全ての学習された入力データに対して、デ
ータ間の1対1の線形分離モジュールを構成する。その
総和は、
【数3】 個である。
【0093】これらのモジュールを、最小原理、最大原
理から決まるp組とp組以外の組を分離する2組間分離
モジュール内部に追加する。
【0094】ここで、p組以外の任意の組をq組とし
て、p組に含まれる学習済み入力データはLp個あって
,・・・,SLpとし、q組に含まれる学習済み入
力データはLq個あってT,・・・,TLqとする。
【0095】パターン分離装置の構成において、2組間
分離モジュールの組関係が反対のものを反転器(IN
V)を用いて反転演算することによって代用しているた
めに、Mp,qが存在するならば、Mq,pは存在しな
いので、2組間分離モジュールへの1対1線形モジュー
ルの追加方法は次の2つのケースがある。
【0096】即ち、第1に、p組とq組を分離する2組
間モジュールMp,qが存在する場合には、入力データ
zとq組に属する学習済みの全入力データ(T,・・
・,TLq)を分離する線形分離モジュールを最小値演
算ユニットで統合し、その出力を最大値演算ユニットで
再統合する手法をとる。図7には、この手法が示されて
いる(なお、図7においては、既存の構成に関しては省
略して示した。)。
【0097】ここで、モジュール701乃至モジュール
709の1対1線形分離モジュールおよび最小値演算ユ
ニット713乃至最小値演算ユニット715は既存のも
のであり、追加されるのものは、入力データzに関わる
1対1線形分離モジュールであるモジュール710、モ
ジュール711、モジュール712および最小値演算ユ
ニット716である。
【0098】最大値ユニット717は既存の構成である
が、最小値演算ユニット716からの入力結線を追加さ
れている。
【0099】次に、第2に、q組とp組とを分離する2
組間モジュールMq,pが存在する場合には、入力デー
タzとTi(i=1,・・・,Lq)を分離する線形分
離モジュールを、S,・・・,SLpとTiとを分離
する線形分離モジュールと並べて、それぞれの最小値演
算ユニットに統合する。図8には、この手法が示されて
いる。なお、図8では、実際にはLq個の変更がある
が、図面を簡略化して理解を容易にするために省略して
示した。
【0100】ここで、例えば、既存の1対1線形分離モ
ジュール(モジュール801乃至モジュール803)
に、新しい1対1線形分離モジュール(モジュール80
4)を並べて、この新たなモジュール804の出力を最
小値演算ユニット813の入力に追加し、モジュール8
01乃至モジュール803と統合する。同様に、図8に
示すように、新しく構成した全ての1対1線形分離モジ
ュール(モジュール808やモジュール812である。
つまり、Tiと入力データzとを分離をする1対1線形
分離モジュールである。)の出力を、それぞれの最小値
演算ユニット(最小値演算ユニット814や最小値演算
ユニット816である。)の入力に追加し、既存の1対
1線形分離モジュールと統合する。
【0101】(5)新しい入力データをzとして、入力
データzが既にあるk個の組のどれにも属さない場合に
は、入力データzが帰属する新しい組である「k+1」
番目の組を構成する。ここで、「i=1,・・・,k」
に対して、i組にはLi個の入力データが学習されてい
るとし、i組のj番目、(但し、j=1,・・・Li)
の入力データを
【数4】 とする。追加する新しい入力データzと、「k+1」組
以外の全部の組(k個の組)に属する全ての学習された
入力データ
【数5】 に対して、データ間の1対1の線形分離モジュールを構
築する。その総和は、
【数6】 個である。
【0102】この線形分離モジュールを使って、k個の
2組間分離モジュールMi,k+1(i=1,・・・,
k)を構築する。各2組間分離モジュールの内部は、最
小原理、最大原理から決まる構造に配置する。つまり、
i,k+1の内部は、入力データzとi組に属する全
ての入力との線形分離モジュールを最大値演算ユニット
で統合する構造となる。図9には、この手法が示されて
いる。図9においては、図面を簡略化して理解を容易に
するために、M1,k+1からMk,k+1のk個の2
組間分離モジュールのうち3個のみを示した。
【0103】このように、各組に属す入力データ毎に入
力データzを分離する1対1線形分離モジュールを、最
大値演算ユニットで統合する。
【0104】ここでは、追加される2組間分離モジュー
ルの内部構造には最小値演算ユニットを使う必要はない
が、将来、k+1組に入力データが追加される可能性を
考慮すると、各線形分離モジュールの出力と最大値演算
ユニットの入力の間に1入力の形式的な最小値演算ユニ
ットを予め配置しておいてもよい。
【0105】次に、これらの2組間分離モジュールを最
小原理によって決まる構造に追加して、多組間分離装置
を完成させる。つまり、新たに作ったk個の2組間分離
モジュールMi,k+1(i=1,・・・,k)を既存
のi組の分離結果を得るための最小値演算ユニットにそ
れぞれ追加し、新たなk+1組に対する分離結果を得る
ため、全てのMi,k+1を反転(インバーター:IN
V)したものを最小値演算ユニットで統合することによ
り多組間分離装置を完成する。図10には、この手法が
示されている。図10ではk個の追加されるモジュール
のうちで、図面を簡略化して理解を容易にするために、
3個のモジュールと新しい組を分離するための最小値演
算ユニットを示した。モジュール1005、モジュール
1009、モジュール1013が追加された2組間分離
モジュールである。追加された2組間分離モジュールと
反転器(INV)による反転演算によって合成されたk
+1組を分離するモジュール群(モジュール1014乃
至モジュール1017)の出力を最小値演算ユニット1
021で統合することによって、新しいk+1組の分離
出力Yk+1を追加する。
【0106】(6)上記した(4)ならびに(5)に説
明した追加する線形分離モジュールにおいて、追加する
線形分離モジュールの数は、学習した全入力データ数
か、それから同じ組に属するデータ数を減じた数であ
る。これは全体の線形分離モジュールの数に比べて、大
幅に少ない。例えば、k組の問題で各組をn個(つま
り、Li=n,i=1,・・・,k)の入力データで学
習させた場合には、全体の線形分離モジュール数は「k
×(k−1)×n/2」個であるが、追加学習に必要
な線形分離モジュール数は「k×n」個あるいは「(k
−1)×n」個である。つまり、「k>2」、「n>
2」において、必ず追加学習に必要な線形分離モジュー
ルは、全体学習よりも少ない計算で学習を行える。実用
上は、「k>100」、「n>100」以上になること
が十分予想されるので、従来の技術と比較すると桁違い
の短い時間で、追加学習を完了することができる。
【0107】従って、パターン分離動作を実行しなが
ら、誤りが発生した時点、あるいは、新しいデータを意
図的に追加したい時点で、追加学習を実行することがで
きるようになる。
【0108】(7)学習済みデータの削除と組の削除 上記した追加学習可能なパターン分離装置が運用されて
いる状況において、一部の学習済みデータが不要になっ
たり、誤って学習されたりしたという状況において、こ
れを削除するのは、上記追加方法の逆の手続きを行うだ
けで容易に行うことができる。
【0109】即ち、p組に属する学習済みデータSvを
削除するには、単純にSvが関わるデータ間の1対1線
形分離モジュールを削除し、それを統合する最小値演算
ユニットの入力線を1本削除するだけの処理を行えばよ
い。なお、統合している最小値演算ユニットが不要とな
る場合には、その最小値演算ユニットを削除する。
【0110】また、p組全体が不要となった場合には、
p,iあるいはMi,pのようなpが関わる2組間分
離モジュールを全体のモジュール構造から削除し、これ
に関わる統合の最小値ユニットから入力線を削除し、p
組の出力を統合している最小値演算ユニットを削除す
る。
【0111】上記の削除の際に、将来において削除する
データやモジュールが必要になる可能性がある場合に
は、モジュール自体やユニット自体は削除せず、関連す
るモジュールの出力から最小値演算ユニットに通じる結
線を論理的に切断すればよい(具体的には、論理的に常
に真になるようにすればよい。)。
【0112】以下、上記した(4)、(5)および
(6)の説明の理解を容易にするために、上記原理説明
に用いたものに類似した図面を用いてより具体的に説明
する。
【0113】なお、説明に用いる例示においては、上記
原理説明で構成されたパターン分離装置が既知の入力デ
ータを学習し、これまでの入力データの組み分け分離に
対して正しい線形分離モジュールが設定され、その出力
は妥当な分離特性を有していることを前提とする。例示
の具体的な特性は、図11における符号1101に示さ
れたもので、上記の原理説明に用いたもの(図1乃至図
6参照)と同じであり、A、B、Cの3組(k=3)が
あり、A組に属する4個(L=4)の入力データ、B
組に属する4個(L=4)の入力データ、C組に属す
る4個(L=4)の入力データが学習データである。
これらから、入力データ対入力データの線形分離モジュ
ールを合計48個構築する。構築した合計48個線形分
離モジュールを最小値演算ユニット、最大値演算ユニッ
トで統合し、図6と構造的に等価な2組間分離モジュー
ルをA、B、C各組に対応して3個生成する。それぞれ
をMA,BとMA,CとMB,Cとする。これらM
A,B、MA,C、MB,Cの出力を、反転器(IN
V)と最小値演算ユニットとを用いて統合して、図4の
構造の多組間分離の結果を得るパターン分離装置を作成
してあるものと仮定する。
【0114】(8)新しい入力データが既存のp組に属
する場合の追加学習の例示 新しい入力データが既存のいづれかの組に属する場合
は、全体のモジュール構造(図4参照)は変更する必要
はない。即ち、新しいデータが属するp組とそれ以外の
全ての組の2組間分離モジュールの内部を変更すること
になる。変更方法には、2組間分離モジュールの半数が
反転器(INV)による反転演算で代用されているた
め、次の(8−1)と(8−2)との2通りのケースが
ある。
【0115】(8−1)その組を分離する2組間分離モ
ジュールMp,q(qはpではない1からkまでの任意
の値)が存在する場合 以下の説明においては、p=A、q=Cとして説明す
る。図11の符号1101のような境界が学習されたパ
ターン分離装置に、○で囲んだA(以下、「○A」と称
する。)で示したA組に属する入力データが入力される
と、出力はA組ではなく、C組として誤って出力される
ことになる。この場合、○Aが正しくA組として分離す
ることができるように、境界を変更する必要が生じる。
【0116】○Aの入力データを学習するには、A組と
C組との境界の変更、即ち、○Aの入力データ対C組に
属する全ての入力データ、合計4つの入力データ対入力
データの線形分離モジュールを追加する。その結果とし
て、符号1106に示したように、○AがA組に属する
ようにA組対C組の境界を変更すれば目的は達成され
る。この新しい入力データ○Aを含んだA組対C組の境
界およびA組対B組の境界を最小値演算ユニットで統合
すれば、符号1112に示したように正しい2組間分離
結果が得られる。C組対A組の2組間分離である符号1
105は、符号1106の反転演算であり、上位のモジ
ュール構造から自動的に更新されるので、特に追加の必
要はない。
【0117】つまり、既存の組に属する新しい入力デー
タを追加する場合には、関係する学習済みの入力データ
と新しい入力データとの間の線形分離モジュールの追加
とその出力の統合部分を追加することになる。
【0118】図12には、新しい入力データ○Aが追加
されたA組対C組の2組間分離モジュールMA,Cの内
部ブロック図が示されている。図12に示すブロック構
成図の2組間分離モジュールMA,Cを追加する前の構
造は、図6に示したものと類似である。
【0119】但し、図6においてはA組対B組の例であ
るが、図12ではA組対C組を示しているので、図6に
おける「B1」、「B2」、「B3」、「B4」を、図
12における「C1」、「C2」、「C3」、「C4」
と読み替える必要がある。
【0120】また、図12におけるモジュール1201
乃至モジュール1216は、図6におけるモジュール6
01乃至モジュール616と構造的に同じであって、既
存の線形分離モジュールである、図12で付加されたも
のは、線形分離モジュール1217乃至線形分離モジュ
ール1220、最小値演算ユニット1225および最小
値演算ユニット1225の出力を最大値演算ユニット1
226へ入力するための入力線である。
【0121】即ち、線形分離モジュール1217乃至線
形分離モジュール1220は、新しく学習すべき入力デ
ータ○Aと、既存のC組に属する学習済みの入力データ
C1、入力データC2、入力データC3、入力データC
4に対する線形分離モジュールである。これを統合する
には最小値演算ユニット1225を用い、さらに、全体
を統合するために、最大値演算ユニット1226に1本
の入力線を追加し接続する。
【0122】この実施の形態においては、符号1103
から類推できるように、A組対B組の2組間分離モジュ
ールは変更の必要がないように見える。しかしながら、
これは一般的ではなく、入力データ○Aの追加は、同様
の操作によって、○A対B組の各データを分離する4個
の線形分離モジュール作成して、A組対B組の2組間分
離モジュールMA,Bにも追加する必要がある。しかし
ながら、A組とは無関係のB組対C組の2組間分離モジ
ュールMB,Cは変更する必要はない。
【0123】(8−2)その組を分離する2組間分離モ
ジュールMq,p(qはpではない1からkまでの任意
の値)が存在する場合 以下の説明においては、p=C、q=Aとして説明す
る。図13の符号1301は、既存のパターン分離装置
が学習した入力データとその境界領域を示している。こ
こに、C組に属する○で囲んだC(以下、「○C」と称
する。)の入力データを、追加学習することを考える。
基本的には、上記した(8−1)で説明したものと同じ
ように、C組とA組の境界を変更すれば目的は達成され
る。このため、入力データ○CとA組に属する全てのデ
ータに対応して、データ対データの線形分離モジュール
を追加する。A組の学習データは4個なので、追加する
線形分離モジュールは4個である。ところが、図4にお
けるのモジュール409、モジュール410に示したよ
うに、元々のモジュール構造の中にMC,Aは存在せ
ず、MA,Cの結果を反転して使用している。従って、
作成した線形分離モジュールは、MA,Cに追加するこ
とになる。この場合には、図14に示したMA, 内部
構造のように、新たに作成した線形分離モジュール14
05、モジュール1410、モジュール1415および
モジュール1420をA組の全ての入力データ(入力デ
ータA1、入力データA2、入力データA3ならびに入
力データA4)に関して統合する最小値演算ユニット1
421、最小値演算ユニット1422、最小値演算ユニ
ット1423、最小値演算ユニット1424にそれぞれ
1個づつ追加する。
【0124】この実施の形態においては、符号1307
から類推できるように、C組対B組の2組間分離モジュ
ールの変更は必要ないように見える。しかし、これは一
般的ではなく、○Cの追加は、同様の操作によって、○
C対B組の各データを分離する4個の線形分離モジュー
ルを作成して、C組対B組の2組間分離モジュールM
B,Cにも追加する必要がある。しかし、C組とは無関
係のA組対B組の2組間分離モジュールMA,Bは変更
する必要はない。
【0125】(9)新しい入力が既存の組ではない、新
しい組に属する場合の追加学習の例示 新しい入力が既存の組に属さない新しい組に属すのであ
るから、まず、「k+1」組を増設する。従って、全体
のモジュール構造が変化する。図15乃至図17には、
「k=3」、「k+1=D」とした場合の例が示されて
いる。
【0126】この例では、図15における符号1501
のような既存のパターン分離特性示す装置に、符号15
02に示すような新しい入力データDを追加学習させる
ことを検討する。新しいデータDに対して、D組を新設
するので、2組間分離モジュールは既存の全ての組(A
組、B組、C組)に対応して、A組対D組
(MA,D)、B組対D組(MB,D)、C組対D組
(MC,D)の3つが追加される。この分離特性はそれ
ぞれ、符号1511、符号1512、符号1513に示
されたようなものになると予想できる。新しい3個の2
組間モジュールは、図16に示すように既存のモジュー
ル構造に追加される。図16において追加されたもの
は、モジュールMA,D1604、モジュールMB,D
1608、モジュールM ,D1613、これらの反転
ユニットであるモジュール1614,モジュール161
6、モジュール1618、これらの反転ユニットを統合
する最小値演算ユニット1623である。また、既存の
最小値演算ユニット1620、最小値演算ユニット16
21、最小値演算ユニット1622には、追加されたモ
ジュールM ,D1604、モジュールMB,D160
8、モジュールMC,D1613を統合するための入力
線がそれぞれ追加されている。
【0127】各2組間分離モジュールの内部は、図17
に示したように構成する。即ち、M A,DはA組に属す
るすべての学習済み入力データA1、A2、A3、A4
と新しい入力データDの間の線形分離モジュールを最大
値演算ユニットで統合する。この2組間分離モジュール
と既存の2組間分離モジュール(図6参照)との違い
は、最小値演算ユニットがないことであるが、これは入
力データDが1つなので、最小値演算ユニットが必要な
いためである。なお、形式的に入力1個の最小値演算ユ
ニットを配置してもよい。
【0128】ここで、上記したような本発明による追加
学習可能なパターン分離装置において、0から9の10
種類の手書きアラビア数字7291個のデータを用いて
学習させた。使用したコンピュータはSUN社のUlt
ra30である。全部の学習データを9514の2組間
分離問題に分割したときの学習時間は9401秒だっ
た。そして、例えば、7292番目の入力データを追加
学習させるのに要する時間は、最大でも1.45秒とな
る。
【0129】なお、上記した実施の形態の説明において
は、分割した問題に対する結果を集めて統合する際に用
いる「最小原理」と「最大原理」とを適用するに際し
て、最小値演算を行ってから最大値演算を行うようにし
たが、これに限られるものではなく、これとは逆に、最
大値演算を行ってから最小値演算を行うようにしてもよ
い。
【0130】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、学習収束性を保証した追加学習可能なパタ
ーン分離装置を提供することができるという優れた効果
を奏する。
【0131】また、本発明は、以上説明したように構成
されているので、学習時間を大幅に短縮することのでき
る追加学習可能なパターン分離装置を提供することがで
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】多組間分離問題を説明するための説明図であ
る。。
【図2】発明者などによる論文に示された本発明の基盤
となる原理に基づく追加学習可能なパターン分離装置の
概念的構成を示すブロック構成図である。
【図3】多組間分離問題を6つの2組間分離問題に分割
する手法を示す説明図である。
【図4】図3に示すパターン分離を実行するパターン分
離装置のモジュール構造を示すブロック構成図である。
【図5】2組間分離問題を入力データ1対1の線形分離
問題へ分割する手法を示す説明図である。
【図6】図5における2組間分離問題を入力データ1対
1の線形分離問題として実行するモジュールの内部構造
を示すブロック構成図である。
【図7】既存の組にデータが追加される場合のモジュー
ル内部の変化を示すブロック構成図である。
【図8】既存の組にデータが追加される場合のモジュー
ル内部の変化を示すブロック構成図である。
【図9】新しい組に属すデータを分離するモジュールの
内部構造を示すブロック構成図である。
【図10】新しい組を追加するときのモジュール構造の
変化を示すブロック構成図である。
【図11】既存の組に属する新しいデータを追加する手
法を示すブロック構成図である。
【図12】図11の追加に伴うモジュール構造の追加を
示すブロック構成図である。
【図13】既存の組に属する新しいデータを追加する手
法を示すブロック構成図である。
【図14】図12の追加に伴うモジュール構造の追加を
示すブロック構成図である。
【図15】既存の組に属さない新しいデータを追加する
手法を示すブロック構成図である。
【図16】図15の追加に伴う全体モジュール構造の変
化を示すブロック構成図である。
【図17】追加されるモジュールの内部構造を示すブロ
ック構成図である。
【符号の説明】
402乃至413 モジュール 404、408、411 最小値演算ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多組間の分離の問題を2組間の分離の副
    問題に分割し、前記2組間の分離の副問題を各組に含ま
    れる多要素の入力データ間の線形分離問題に分割し、前
    記多要素の入力データ間の線形分離問題に分割した分離
    結果を前記2組間の分離の副問題に統合し、前記2組間
    の分離の副問題への統合によって得られた結果を前記多
    組間の分離の問題に統合するパターン分離装置におい
    て、 新しい入力データを追加するときに、 前記新しい入力データと前記新しい入力データの入力以
    前に学習された入力データとの間を分離する線形分離を
    行う線形分離手段と、 前記線形分離手段の分離結果を2組間の分離の副問題に
    統合する統合手段とを追加する追加学習可能なパターン
    分離装置。
  2. 【請求項2】 多組間の分離の問題を2組間の分離の副
    問題に分割し、前記2組間の分離の副問題を各組に含ま
    れる多要素の入力データ間の線形分離問題に分割し、前
    記多要素の入力データ間の線形分離問題に分割した分離
    結果を前記2組間の分離の副問題に統合し、前記2組間
    の分離の副問題への統合によって得られた結果を前記多
    組間の分離の問題に統合するパターン分離装置におい
    て、 新しい入力データを追加するときに、 前記新しい入力データと前記新しい入力データの入力以
    前に学習された入力データとの間を分離する線形分離を
    行う線形分離手段と、 前記線形分離手段の分離結果を2組間の分離の副問題に
    統合する第1の統合手段と、 前記統合手段による前記2組間の分離の副問題への統合
    によって得られた結果を多組間の分離の問題に統合する
    第2の統合手段とを追加する追加学習可能なパターン分
    離装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の追加学
    習可能なパターン分離装置において、 パターン分離動作中に前記新しい入力データの追加学習
    を行う追加学習可能なパターン分離装置。
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