JP5911185B1 - シングル型高輝度led前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光ダイオードで発生する熱を効率よく逃がすコンパクトなシングル型高輝度LED前照灯を提供する。【解決手段】ハイビーム用又はロービーム用のどちらか1個の発光ダイオード101を搭載したプリント配線基板102を張り付けた銅板100を2枚用意し、アルミニウムで一体成型された熱伝導棒200で、上端と下端の円柱のほぼ中心部に板状中間部があり、中間部に設けられた銅板取り付け平面を介してその両面に銅版を取り付け、熱伝導棒下端の円柱部の下にアルミニウム製口金300の中心部の貫通穴を貫通し、熱伝導棒の足部は放熱フィンを有し中心部が空洞になっているアルミニウム製放熱台座400の口金に回転自在に嵌合させる一方、アルミニウム製口金外周面を放熱台座の口金内周面に圧入して固定し、アルミニウム製口金の側面にネジ穴を設けて、熱伝導棒の角度を微調整した後、熱伝導棒をネジで固定する。【選択図】図1

Description

本発明は、発光ダイオードを用いた照明灯及び車両用前照灯、特に、発光ダイオードを
用いた自動車用シングル型高輝度LED前照灯に関するものである。
近年、発光ダイオードは、低電力で高発光が得られること、寿命が長いこと、構造が簡
単なこと、装置がコンパクトであること、など、長所が多いことがら、暫時その使用が広
まっている。しかしながら、高温になると効率が著しく低下することが、欠点として挙げ
られる。
特許文献1には、特に効果的に冷却される発光ダイオード装置を提供することを課題と
し、各発光ダイオードチップに少なくとも1つの光学素子が対応配置されており、発光ダ
イオードチップにより発生させられた熱を導出するために適した少なくとも1つの熱伝導
エレメントと、該熱伝導エレメントにより導出された熱を導出するために適した少なくと
も1つの冷却装置とが設けられていることが記載されている。
特許文献2には、自動車前部に設けて進行方向の安全を確認するための長寿命かつ低電
力の前照灯を提供することを課題として、前照灯は、投影用凸レンズと、この投影用凸レ
ンズの後方焦点Fの後方に配置される複数のLEDチップで構成された発光面とを備えて
おり、定電流駆動回路は各LEDチップをオン/オフ制御し、制御回路(図示せず)はL
EDチップをグループごとに通電タイミングの位相をずらして点灯し、LEDチップから
一定の発光量の放出光を導き出すことが記載されている。
特許文献3には、少なくとも1つの発光ダイオードと、少なくとも1つの発光ダイオード
を冷却するための冷却体とを備えた照明装置に関し、冷却体に掛合手段が設けられており
、掛合手段が、照明装置のためのホルダとバヨネット継手を形成するために役立つように
し、少なくとも1つの照明装置が、光源として自動車前照灯内に配置されていることが記
載されている。
さらに、特許文献4には、発光ダイオードが搭載されている半導体基板を固着したアルミニウム板を、銅製の熱伝導棒に直接固定し、当該固定されたアルミニウム板部位の熱伝導棒部位を除いて、遮光壁Aと遮光壁Bを形成するように、銅製の熱伝導棒の表面をアルミニウムで口金に達する部位まで被覆した上部構造と、長い銅製の熱伝導棒を有する下部構造からなる銅製の熱伝導棒で連結された光源支持体を、長い銅製の熱伝導棒で、口金を介して中心部が空洞になっているアルミニウム製放熱台座に嵌合させ、銅製の熱伝導棒の先端部が空洞部の奥深く侵入した位置で固定し、空洞部の空気で銅製の熱伝導棒の冷却することにより、発光ダイオードからの発熱をアルミニウム製放熱台座で逃がすことを特徴とする発光ダイオードを用いた照明灯及びそれを用いた車両用前照灯が開示されている。しかしながら、この車両用前照灯は、中心部に銅製の長い熱伝導棒を必要とし、銅が高価な上、重いため改良が望まれている。
特開2006−100836号公報 特開2004−214144号公報 特表2008−524862号公報 特願2013−086690(特許第5559386号)
従来、発光ダイオードを用いたシングル型高輝度LED前照灯において、ハイビーム、ロービームの切り替えが、運転席の切り替えスイッチで切り替えが出来、車検基準であるカットオフラインを有するものであり、ロービーム時に6400cd以上、ハイビーム時に12000cd以上の明るさを照射できるバルブであることが最低限要求される。
上記課題を解決するために本発明者は、シングル型高輝度LED前照灯において、発光ダイオードで発生する熱を効率よく逃がすシングル型高輝度LED前照灯の構造を見出すに至った。
すなわち本発明は、ハイビーム用発光ダイオード又はロービーム用発光ダイオードのどちらか1個の発光ダイオード101を搭載したプリント配線基板を張り付けた2枚の銅板 00と、アルミニウムで一体成型された熱伝導棒200と、アルミニウム製口金300と 、アルミニウム製放熱台座400を有するシングル型高輝度LED前照灯であって、前記熱伝導棒200は、上端201と下端202円柱状で、円柱と円柱のほぼ中心部に板状中間部203と足部206とを有し、前記板状中間部203は銅板取り付け平面204の裏 前記銅板100が1枚ずつ取り付けられており、熱伝導棒下端の円柱部202下端には、足部206があり、当該足部206は、アルミニウム製口金300の中心部の貫通穴を貫通し、放熱台座まで達しており、熱伝導棒の足部206を有する熱伝導棒200は、放熱フィン402を有し中心部が空洞になっているアルミニウム製放熱台座400の口金に回転自在に嵌合させる一方、アルミニウム製口金300の外周面を放熱台座の口金 01の内周面に圧入して固定し、アルミニウム製口金300の側面にネジ穴を設けて、熱伝導棒200の角度を微調整した後、熱伝導棒200をネジで固定できるシングル型高輝度LED前照灯である。
また、本発明のシングル型高輝度LED前照灯においては、前記銅板取り付け平面204の厚さが2mm以下であり、熱伝導性接着剤若しくはリベットを介して銅板が取り付けられ、発光ダイオード1片の長さが5〜7mmとすることが望ましい。
さらに、本発明のシングル型高輝度LED前照灯においては、前記銅板上にあるハイビーム用発光ダイオード又はロービーム用発光ダイオードの2個の発光ダイオード101を、 れぞれ直列につなぐことが好ましい。
また、本発明のシングル型高輝度LED前照灯においては、高熱伝導ペーストを介して、プリント配線基板と銅板が取り付けられ、銅板の厚さが1mm以下であり、かつ、圧力1t /cm 以上で、アルミニウム製口金300の外周面を、アルミニウム製放熱台座の口金 401に圧入することが好ましい。
さらに、本発明のシングル型高輝度LED前照灯においては、アルミニウム製放熱台座の空洞にモータ付ファンを挿入して使うことが好ましい。
また、本発明のシングル型高輝度LED前照灯においては、前記熱伝導棒200のアルミニウムが、アルミ6063であり、プリント配線基板を張り付けた前記銅板100がC1100であることが好ましい。
本発明のシングル型高輝度LED前照灯は、構造が簡単で大量生産に向いており、効率よく放熱でき、長時間効率が低下することなく使用することができ、低電力で高出力がえられ、長寿命で安価なコンパクトな車両用シングル型高輝度LED前照灯を得ることができた。
は、本発明のシングル型高輝度LED前照灯の概略図 は、本発明のシングル型高輝度LED前照灯の実施例(単位はmm)
(発明を実施するための形態)
本発明のシングル型高輝度LED前照灯は、図1に示すように、ハイビーム用若しくはロービーム用のどちらか一つの発光ダイオード101、接続端子103を搭載したプリント配線基板102を張り付けた銅板100、アルミニウムで一体成型された熱伝導棒200、アルミニウム製口金300、アルミニウム製放熱台座400をその主要部とする。 本発明の主要部を構成する材料について述べる。銅板100を構成する銅は、無酸素銅Cu−OF,タフピッチ銅Cu−ETP、市販のタフピッチ銅c1100(タフピッチ銅とは、展延性や絞り加工性、耐食性、耐侯性に優れた純度は99.90%以上の純銅)、りん脱酸銅Cu−DHP、黄銅85/15Brass、黄銅65/35Brass、黄銅60/40Brass、快削黄銅Free Cutting Brass、鋳造用黄銅 Forging Brass、高力黄銅High Tension Brass、快削高力黄銅Free Cutting H.T.B等があるが無酸素銅Cu−OF,タフピッチ銅Cu−ETP、市販のc1100(タフピッチ銅)、りん脱酸銅Cu−DHPが好ましく用いられる。アルミニウムで一体成型された熱伝導棒200、アルミニウム製口金300、アルミニウム製放熱台座400を構成するアルミニウムは、純アルミ1050(A1050)、耐食アルミ5052と5056(A5052とA5056)、アルミ2017(A2017)、アルミ2024とアルミ7075(A2024とA7075)、快削アルミ2011(A2011)アルミ6063の平角棒とパイプ(A5063)、アルミ6061(A6061)アルミ5083(A5083)、アルミーゴHard、ダイキャストアルミ(ADC12)等を挙げることが出来る。
ダイキャストアルミ(ADC12)、アルミ6063が好ましく用いられる。
以下、各主要部について詳述する。
厚さが1mm以下の銅板100の表面にプリント配線基板を熱伝導接着剤等で張り付け、裏面は銅の地金のまま用いる。プリント配線基板には端子103があり、ロービーム用発光ダイオード(LED)若しくはハイビーム用発光ダイオード(LED)101が取り付けられている。
発光ダイオード(LED)は、一辺が5mm〜7mmのものを利用した。5mm以下では、発光量が少なく、7mm以上では焦点がぼやけてくる。
銅板の取り付け孔104とアルミニウムで一体成型された熱伝導棒200の板状中間部203にある銅板取り付け平面204にある取り付け孔205は、リベットで取り付けることが好ましい。すなわち、銅板取り付け平面204の反対方向の面にも同様にもう一つの銅板をあてがい、2枚の銅板100を、銅板取り付け平面204を挟むように、リベットで取り付ける。取り付け孔205が、ふさがれないため気体の対流が起こり、温度のアンバランスを補正する作用が期待できる。本発明のシングル型高輝度LED前照灯においては、ハイビーム用若しくはロービーム用の2個の発光ダイオードを直列につなぐことが望ましい。何故なら、直列回路の場合、LEDチップの数に関係なく、LEDチップ1個の電流値で点灯することができるので、発熱量が少ないのに対し、並列回路の場合、LEDチップの数だけ、チップ当たりの電流値が必要となってくるために複数のLEDチップを点灯さす場合、電流を多くしなければならず、発熱量も多くなるからである。





アルミニウムで一体成型された熱伝導棒200において、上端の円柱201と下端の円柱202と、円柱と円柱のほぼ中心部に板状中間部203があり、中間部203に設けられた銅板取り付け平面204を介してその両面に銅版100を取り付け孔104と取り付け孔205を重ねてリベット等で取り付け、熱伝導棒下端の円柱部の下にアルミニウム製口金の中心部の貫通穴を貫通し、放熱台座まで達する足部205を設け、熱伝導棒の足部は放熱フィンを有し中心部が空洞になっているアルミニウム製放熱台座の口金401に回転自在に嵌合させる一方、アルミニウム製口金300の外周面を、放熱フィン402を有し中心部が空洞403になっているアルミニウム製放熱台座400の放熱台座口金401の内周面に圧入嵌合させ固定する。圧入嵌合の圧力は1t/cm以上が好ましく、圧力が高い方が、熱伝導効率が良い。アルミニウムで一体成型された熱伝導棒200の足部206は、アルミニウム製口金300の貫通穴内周面303を介して、アルミニウム製放熱台座400の口金401に達することにより、アルミニウムで一体成型された熱伝導棒200とアルミニウム製口金300とアルミニウム製放熱台座400とを組み合わせることができる。
アルミニウム製口金300の側面にネジ穴を設けて(図示せず)、シングル型高輝度LED前照灯を設置する際に、熱伝導棒の角度を微調整した後、熱伝導棒200をネジで固定できるようにしている。
放熱台座の空洞403には、ファン付のモータが収納され、ファン付モータ固定用底板404をネジ等でアルミニウム製放熱台座の下端部に取りつける。
本発明において、固定方法は熱伝導性の接着剤により固定しても良く、金属ペーストを塗布した後、リベットにより固定しても良く、超音波溶接により、固定しても良い。熱伝導性の優れた接着剤としてはDiemat Inc.製、SK30N、SK60N、SK70N、SK100N、SK100SDN、SK100SFNなどが挙げられる。金属ペーストとしては金ペースト、銀ペースト、銅ペースト、ニッケルペーストなどが知られているが、散熱性や経済性から見ると銀ペーストが好ましい。銀ペーストの例としてはCT212M,CT284R、CT285(京セラケミカル(株))、TB3300シリーズ((株)スリーボンド)などが挙げられる。
これらの固定方法の中では超音波溶接による固定は発光ダイオードユニットを不用な物質
の介在が無く、直接固定することができ、また、接着剤の塗布工程や金属ペーストの塗布
工程およびねじ止め工程を省略することができるので、最も好ましい。
当然、接着剤や金属ペーストによる固定と超音波溶接を併用することもできる。また、
超音波溶接による固定を行った後、ねじ止めにより固定しても良い。
発光ダイオードの電力供給線は、図示していないが、銅板100の内部又は外部に沿わせて配置することができる。通常は、電線を用いるが、導電性フィルムや導電性薄膜を用いることも可能である。
熱台座400に設ける放熱フィンは、薄い板状のものが、光軸に平行に支柱から突出し
たものや、光軸に対して直角の板状の突出したものや、光軸に対して直角に棒状の突出し
たものが、想起されるが、いずれのものでも可能である。
本発明において、熱伝導性を高めるために必要により、金属ペーストを用いても良い。金属ペーストとしては金ペースト、銀ペースト、銅ペースト、ニッケルペーストなどが
知られているが、散熱性や経済性から見ると銀ペーストが好ましい。銀ペーストの例とし
てはCT212M,CT284R、CT285(京セラケミカル(株))、TB3300シリーズ((株)スリーボンド)などが挙げられる。
発光ダイオードの電力供給電線、及び冷却用ファンのモータの電力供給電線は、図示さ
れていないが、電線、導電性フィルム、導電性薄板等いずれのものでもよい。
接続も、コネクタで結線してもよいし、カバーで一体的に固着と同時に結線するタイプ
でもよい。
発光ダイオオードの基板温度は、約80℃以下の保持されるのが、理想であり、100℃以上になると、発光ダイオードの明るさの低下および、寿命が短くなる。
したがって、約80℃以下に基板が保持されるよう、放熱フィンのフィン、冷却ファン
等を考慮して設計されなければならない。
本発明の実施例を示す。
図2において、5.2mm×5.2mmのロービーム用の発光ダイオード101を搭載したプリント配線基板103を張り付けた銅板100<材質銅C1100>を用意した。銅板は厚さ1mm、横8.9mm×縦21.9mmであり、発光ダイオード(LED)が搭載されているの裏側の銅面を、熱伝導性接着剤(Diemat Inc.製、SK60N)を用いて、アルミニウム<材質アルミ6063>で一体成型された熱伝導棒200の銅板取り付け平面204に接着した。同様にもう一組の5.2mm×5.2mmのロービーム用発光ダイオード101を搭載したプリント配線基板102を張り付けた銅板100を用意し、熱伝導棒200の銅板取り付け平面203に接着した。
熱伝導棒200は、アルミニウム<材質アルミ6063>を用いて図2示される寸法で作成した。
図2に示すように、熱伝導棒200の上端と下端の円柱の直径は、14.0mmとした。
アルミニウム製放熱台座400は、図2に示される寸法で作成した。
熱伝導棒下端の円柱部の下にアルミニウム製口金300の中心部の貫通穴を貫通し、放熱台座まで達する足部206を設け、熱伝導棒の足部206は放熱フィン402を有し中心部が空洞403になっているアルミニウム製放熱台座の口金401に回転自在に嵌合させる一方、アルミニウム製放熱台座400の口金401内周面にアルミニウム製口金300の外周面を圧力1t/cm2で圧入し固定する。
このように回転自在に嵌合させることで、シングル型高輝度LED前照灯の取り付け時、アルミニウム製口金300の側面にネジ穴を設けて(図示せず)、熱伝導棒の角度を微調整した後、熱伝導棒をネジで固定できる。
また、同時に、熱伝導棒の足部206は、アルミニウム製放熱台座400に熱を伝える役目も果たしている。
アルミニウム製放熱台座400の下端の外径は43mmであり、上端の外径は29mmとした。アルミニウム製放熱台座400の下端から熱伝導棒200の上端円柱201の端面までの長さは76.2mmであった。アルミニウム製放熱台座400の空洞403にファン付モータを収納した後、放熱台座400の下端に厚さ3mm、直径43.5mmのファン付モータ固定用底板404で固定する。
口金基準面からロービーム用の発光ダイオード101の中心までの距離は31.2mmであった。
実施例1において、発光ダイオード(LED)が搭載されている銅板面の裏側を、熱伝導性接着剤(Diemat Inc.製、SK60N)を用いて、アルミニウムで一体成型された熱伝導棒200の銅板取り付け平面204に接着するのに変えて、接着剤を用いずに、プリント配線基板103を張り付けた銅板100を2枚用意し、銅板の穴104と銅板取り付け平面204にある取り付け孔205の位置を合わせて、銅板の裏面に銀ペーストを塗布した後、銅板取り付け平面204を挟んで、リベットで取り付けた。
実施例1において、熱伝導棒200の材質をアルミ6063からダイキャストアルミADC12に変えたほかは実施例1と同じことを行った。
実施例2において、熱伝導棒200の材質をアルミ6063からダイキャストアルミADC12に変えたほかは実施例2と同じことを行った。
(比較例1)
実施例2において、発光ダイオード(LED)が搭載されている銅板100に変えて、アルミ6063を用いたアルミ板を用いた。
(比較例2)
比較例1において、アルミ6063製の熱伝導棒の材質を、ダイキャストアルミADC12に変えたほかは比較例1と同じことを行った。
本発明のシングル型高輝度LED前照灯の特性を表1に示す。
Figure 0005911185
シングル型高輝度LED前照灯に通電後、30分後のLEDチップの付近のプリント配線基板温度を測定した。
本発明のシングル型高輝度LED前照灯は、冷却構造が簡単で、安価にシングル型高輝度LED前照灯を大量生産することができ、その利用範囲が広いため産業上極めて利用可能性が高いものである。
100 銅板
101 ロービーム用発光ダイオード(LED)又はハイビーム用発光ダイオード(LED)
102 プリント配線基板
103 接続端子
104 取り付け孔
200 アルミニウムで一体成型された熱伝導棒
201 上端円柱部
202 下端円柱部
203 板状中間部
204 銅板取り付け平面
205 取り付け孔
206 熱伝導棒の足部
300 アルミニウム製口金
301 熱伝導棒の足部受け入れ口
302 取り付け部材
303 貫通穴内周面
400 アルミニウム製放熱台座
401 放熱台座口金
402 放熱フィン
403 放熱台座空洞
404 ファン付モータ固定用底板

Claims (5)

  1. ハイビーム用発光ダイオード又はロービーム用発光ダイオードのどちらか1個の発光ダイオード101を搭載したプリント配線基板を張り付けた2枚の銅板100と、アルミニウムで一体成型された熱伝導棒200と、アルミニウム製口金300と、アルミニウム製放 熱台座400を有するシングル型高輝度LED前照灯であって、前記熱伝導棒200は、上端201と下端202円柱状で、円柱と円柱のほぼ中心部に板状中間部203と足部2 06とを有し、前記板状中間部203は銅板取り付け平面204の裏表前記銅板100 が1枚ずつ取り付けられており、熱伝導棒下端の円柱部202下端には、足部206が あり、当該足部206は、アルミニウム製口金300の中心部の貫通穴を貫通し、放熱台座まで達しており、熱伝導棒の足部206を有する熱伝導棒200は、放熱フィン402を有し中心部が空洞になっているアルミニウム製放熱台座400の口金に回転自在に嵌合させる一方、アルミニウム製口金300の外周面を放熱台座の口金401の内周面に圧入して固定し、アルミニウム製口金300の側面にネジ穴を設けて、熱伝導棒200の角度を微調整した後、熱伝導棒200をネジで固定できるシングル型高輝度LED前照灯。
  2. 前記銅板取り付け平面204の厚さが2mm以下であり、熱伝導性接着剤若しくはリベットを介して銅板が取り付けられ、発光ダイオード1片の長さが5〜7mmである請求項1に記載のシングル型高輝度LED前照灯。
  3. 前記銅板上にあるハイビーム用発光ダイオード又はロービーム用発光ダイオードの2個の発光ダイオード101を、それぞれ直列につないだ請求項1に記載のシングル型高輝度LED前照灯。
  4. 金属ペーストを介して、プリント配線基板と銅板が取り付けられ、銅板の厚さが1mm以下であり、かつ、圧力1t/cm 以上で、アルミニウム製口金300の外周面を、アルミニウム製放熱台座の口金401に圧入した請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のシングル型高輝度LED前照灯。
  5. 前記熱伝導棒200のアルミニウムが、アルミ6063であり、プリント配線基板を張り付けた前記銅板100がC1100である請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のシングル型高輝度LED前照灯。
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