JP2014103044A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒートシンクのホルダに背中合わせに配置されたLED同士の熱的な干渉を防いで両LEDのジャンクション温度を低く抑えることができる車両用灯具を提供すること。
【解決手段】ベースプレート2aに複数の放熱フィン2bを立設して成るヒートシンク2の前記ベースプレート2aの反放熱フィン2b側から一体に延びるホルダ2cの両面の相対向する位置にLED3,4を配置し、両LED3,4を同時に又は選択的に発光させる車両用灯具1において、前記ヒートシンク2のホルダ2cの厚さ方向中心部にスリット8を長手方向に沿って形成する。又、前記スリット8に前記ホルダ2cよりも熱伝導率の低い材料を充填する。
【選択図】図1
【解決手段】ベースプレート2aに複数の放熱フィン2bを立設して成るヒートシンク2の前記ベースプレート2aの反放熱フィン2b側から一体に延びるホルダ2cの両面の相対向する位置にLED3,4を配置し、両LED3,4を同時に又は選択的に発光させる車両用灯具1において、前記ヒートシンク2のホルダ2cの厚さ方向中心部にスリット8を長手方向に沿って形成する。又、前記スリット8に前記ホルダ2cよりも熱伝導率の低い材料を充填する。
【選択図】図1
Description
本発明は、LED(発光ダイオード)を光源とする車両用灯具に関するものである。
例えば、車両のヘッドランプ等の車両用灯具には、光源として省電力で高寿命であるLEDが使用されてきているが、LEDの最大の問題は、投入した電力の大部分が熱となり、自身が発する熱によって発光効率と寿命が低下するという点である。
そこで、LEDが発する熱を放熱するためのヒートシンクを設けた車両用灯具が提案されている。又、ヒートシンクを備えた車両用灯具において、ヒートシンクに連なるホルダの両面の相対向する箇所にLEDを背中合わせに配置し、両LEDを同時に又は選択的に発光させることができるようにした構成が提案されている(特許文献1参照)。このような車両用灯具の一例を図2に示す。
即ち、図2は従来の車両用灯具要部の断面図であり、図示の車両用灯具101に設けられたヒートシンク102は、ベースプレート102aの背面に、図2の横方向(紙面垂直方向)に長い薄いプレート状の複数の放熱フィン102bを上下方向に適当な間隔で一体に立設して構成されており、ベースプレート102aの前面(放熱フィン102bが設けられた側とは反対側の面)の中間高さ位置からはプレート状のホルダ102cが前方(図2の左方)に向かって一体且つ水平に延設されている。
そして、ヒートシンク102の上記ホルダ102cの上下面の相対向する位置には、光源であるLED103,104が背中合わせに配置されている。又、ヒートシンク102のホルダ102cを境としてこれの上下には、楕円曲面状のリフレクタ105,106がそれぞれ配置されており、LED103,104やリフレクタ105,106の前方にはレンズ107が配置されている。尚、各リフレクタ105,106の内面は反射率の高い反射面105a,106aを構成している。
而して、ヒートシンク102のホルダ102cの上下面に背中合わせに配置されたLED103,104は、同時に又は選択的に起動されてこれらが発光する。例えば、両LED103,104を同時に発光させた場合、各LED103,104から出射される光は、図示のようにリフレクタ105,106の反射面105a,106aで反射して平行光となって前方へと進み、レンズ107を通過することによって配光されて前方の照明に供される。
しかしながら、図2に示す従来の車両用灯具101においては、ヒートシンク102のホルダ102cの上下面に背中合わせに配置されたLED103,104を同時に発光させると、両LED103,104から発生する熱がホルダ102cを介して互いに干渉し合い、各LED103,104のジャンクション温度が上昇して該LED103,104の発光効率と寿命の低下を招くという問題があった。
本発明は上記観点に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ヒートシンクのホルダに背中合わせに配置されたLED同士の熱的な干渉を防いで両LEDのジャンクション温度を低く抑えることができる車両用灯具を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ベースプレートに複数の放熱フィンを立設して成るヒートシンクの前記ベースプレートの反放熱フィン側から一体に延びるホルダの両面の相対向する位置にLEDを配置し、両LEDを同時に又は選択的に発光させる車両用灯具において、前記ホルダの厚さ方向中心部にスリットを長手方向に沿って形成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記スリットに前記ホルダよりも熱伝導率の低い材料を充填したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ヒートシンクのホルダに背中合わせに配置されたLEDを同時に発光させた場合であっても、一方のLEDにて発生した熱の他方のLED側への伝導がホルダに形成されたスリットによって遮断されるため、LED同士の熱的な干渉が防がれ、両LEDのジャンクション温度を低く抑えてこれらのLEDの信頼性を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、両LEDを同時に発光させた場合のLED相互間の熱移動がスリットに充填された低熱伝導率の材料によって一層確実に遮断されるため、LED同士の熱的な干渉が更に効果的に防がれる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る車両用灯具要部の断面図であり、図示の車両用灯具1は自動車の前端左右に配置されるヘッドランプ等として使用されるものであって、冷却手段としてヒートシンク2を備えている。このヒートシンク2は、熱伝導率の高いアルミダイカスト等によって一体に成形されており、そのベースプレート2aの背面には、図1の横方向(紙面垂直方向)に長い薄いプレート状の複数の放熱フィン2bを上下方向に適当な間隔で一体に立設されている。又、ヒートシンク2のベースプレート2aの前面(放熱フィン2bが設けられた側とは反対側の面)の中間高さ位置からはプレート状のホルダ2cが前方(図1の左方)に向かって一体且つ水平に延設されている。
そして、ヒートシンク2の上記ホルダ2cの上下面の相対向する位置には、光源であるLED3,4が背中合わせに配置されている。又、ホルダ2cを境としてこれの上下には、楕円曲面状のリフレクタ5,6がそれぞれ配置されており、これらのLED3,4やリフレクタ5,6の前方にはレンズ7が配置されている。尚、各リフレクタ5,6の内面は反射率の高い反射面5a,6aをそれぞれ構成している。
ところで、本発明に係る車両用灯具1においては、ヒートシンク2のホルダ2cの厚さ方向中心部にはスリット8が長手方向(図1の左右方向)に沿って形成されており、このスリット8には断熱性の高い空気層が形成されている。
以上のように構成された車両用灯具1において、、ヒートシンク2のホルダ2cの上下面に背中合わせに配置されたLED3,4は、同時に又は選択的に起動されてこれらが発光する。例えば、両LED3,4を同時に発光させた場合、各LED3,4から出射される光は、図示のようにリフレクタ5,6の各反射面5a,6aで反射して平行光となって前方へと進み、レンズ7を通過することによって配光されて前方の照明に供される。
而して、本発明に係る車両用灯具1において、ヒートシンク2のホルダ2cに背中合わせに配置されたLED3,4を同時に発光させた場合であっても、一方のLED3(4)にて発生した熱の他方のLED4(3)側への伝導がヒートシンク2のホルダ2cに形成されたスリット8の空気層(断熱層)によって遮断されるため、LED3,4同士の熱的な干渉が防がれる。この結果、両LED3,4のジャンクション温度が低く抑えられ、これらのLED3.4の発光効率や寿命の低下が防がれて信頼性が高められる。
ところで、ヒートシンク2のホルダ2cに形成されたスリット8に、ホルダ2cよりも熱伝導率の低い樹脂等の材料を充填すれば、両LED2,3を同時に発光させた場合のLED3,4相互間の熱移動がスリット8に充填された低熱伝導率の材料によって一層確実に遮断されるため、LED3,4同士の熱的な干渉が一層効果的に防がれる。
1 車両用灯具
2 ヒートシンク
2a ヒートシンクのベースプレート
2b ヒートシンクの放熱フィン
2c ヒートシンクのホルダ
3,4 LED
5,6 リフレクタ
5a,6a リフレクタの反射面
7 レンズ
8 ヒートシンクのスリット
2 ヒートシンク
2a ヒートシンクのベースプレート
2b ヒートシンクの放熱フィン
2c ヒートシンクのホルダ
3,4 LED
5,6 リフレクタ
5a,6a リフレクタの反射面
7 レンズ
8 ヒートシンクのスリット
Claims (2)
- ベースプレートに複数の放熱フィンを立設して成るヒートシンクの前記ベースプレートの反放熱フィン側から一体に延びるホルダの両面の相対向する位置にLEDを配置し、両LEDを同時に又は選択的に発光させる車両用灯具において、
前記ホルダの厚さ方向中心部にスリットを長手方向に沿って形成したことを特徴とする車両用灯具。 - 前記スリットに前記ホルダよりも熱伝導率の低い材料を充填したことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012255583A JP2014103044A (ja) | 2012-11-21 | 2012-11-21 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012255583A JP2014103044A (ja) | 2012-11-21 | 2012-11-21 | 車両用灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014103044A true JP2014103044A (ja) | 2014-06-05 |
Family
ID=51025371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012255583A Pending JP2014103044A (ja) | 2012-11-21 | 2012-11-21 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014103044A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104566115A (zh) * | 2015-01-14 | 2015-04-29 | 梁立新 | Led汽车大灯 |
KR101533709B1 (ko) * | 2014-12-23 | 2015-07-09 | 솔테크놀로지(주) | 차량용 led 램프 모듈 |
KR101577999B1 (ko) * | 2014-12-23 | 2015-12-16 | 솔테크놀로지(주) | 차량용 led 램프 모듈 |
JP2016081687A (ja) * | 2014-10-15 | 2016-05-16 | 株式会社日本コーティング | ダブル型高輝度led前照灯 |
JP2016081688A (ja) * | 2014-10-15 | 2016-05-16 | 株式会社日本コーティング | シングル型高輝度led前照灯 |
CN113063106A (zh) * | 2019-12-13 | 2021-07-02 | 上海航空电器有限公司 | 一种多用途防撞灯结构 |
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2012
- 2012-11-21 JP JP2012255583A patent/JP2014103044A/ja active Pending
Cited By (8)
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KR101533709B1 (ko) * | 2014-12-23 | 2015-07-09 | 솔테크놀로지(주) | 차량용 led 램프 모듈 |
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WO2016104994A1 (ko) * | 2014-12-23 | 2016-06-30 | 솔테크놀로지 (주) | 차량용 led 램프 모듈 |
CN104566115A (zh) * | 2015-01-14 | 2015-04-29 | 梁立新 | Led汽车大灯 |
CN113063106A (zh) * | 2019-12-13 | 2021-07-02 | 上海航空电器有限公司 | 一种多用途防撞灯结构 |
CN113063106B (zh) * | 2019-12-13 | 2024-06-11 | 上海航空电器有限公司 | 一种多用途防撞灯结构 |
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