JP2006324217A - 車両用光源バルブ - Google Patents

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JP2006324217A JP2005148729A JP2005148729A JP2006324217A JP 2006324217 A JP2006324217 A JP 2006324217A JP 2005148729 A JP2005148729 A JP 2005148729A JP 2005148729 A JP2005148729 A JP 2005148729A JP 2006324217 A JP2006324217 A JP 2006324217A
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vehicle
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Hiroshi Kumada
洋 熊田
Tsunetomo Miyamoto
恆智 宮本
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

【課題】従来の車両用光源バルブでは、導体型発光体の基板への実装や基板の口金への取
付が煩雑である。
【解決手段】車両用光源バルブ1に使用される半導体型発光体アセンブリ4、40は、平
板形状の基板27と、この平板形状の基板27の表裏両面に実装されている半導体型発光
体2と、から構成されている。この結果、平板形状の基板27の表裏両面に半導体型発光
体2を実装するので、従来の車両用光源バルブと比較して、平板形状27の基板に半導体
型発光体2を実装するのが簡単であり、また、半導体型発光体2を実装した平板形状の基
板27を口金5、50に取り付けるのも簡単である。このために、製造コストを安価にす
ることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、LEDなどの半導体型発光体を光源とし、車両用灯具に装着される車両用
光源バルブに関するものである。
この種の車両用光源バルブは、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2)。
以下、従来の車両用光源バルブについて説明する。従来の車両用光源バルブは、半導体型
発光体アセンブリと、前記半導体型発光体アセンブリが取り付けられており、車両用の口
金の規格を満足する口金と、前記半導体型発光体アセンブリをカバーして前記口金部に固
定されているバルブと、を備えるものである。上記の構成からなる従来の車両用光源バル
ブを車両用灯具に装着して、前記半導体型発光体アセンブリの半導体型発光体を発光させ
る。すると、半導体型発光体からの光が前記バルブを経て外部に透過し、前記バルブを透
過した光が車両用灯具のリフレクタで反射して、車両用灯具の外部に所定の配光パターン
で照射される。LEDなどの半導体型発光体を光源とする車両用光源バルブは、フィラメ
ントや放電などを光源とする車両用光源バブルと比較して、消費電力や発熱量が少ないと
いうメリットがある。
ところが、従来の車両用光源バルブは、逆U字形状の基板(特許文献1)や円筒形状の
基板(特許文献2)に半導体型発光体を実装するものである。このために、従来の車両用
言バルブは、基板に半導体型発光体を実装するのが煩雑であり、また、半導体型発光体を
実装した基板を口金に取り付けるのも煩雑であるという課題がある。
特開2001−126510号公報 特開2002−334604号公報
この発明が解決しようとする問題点は、従来の車両用光源バルブでは、半導体型発光体
の基板への実装や基板の口金への取付が煩雑であるという点である。
この発明(請求項1にかかる発明)は、平板形状の基板の表裏両面に半導体型発光体が
実装されている、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項2にかかる発明)は、基板が、車両用灯具に装着される際に光
源の位置合わせの基準となる口金の基準面に対してほぼ垂直に、口金に取り付けられてい
る、ことを特徴とする。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)は、半導体型発光体が基板の表裏両面にそ
れぞれ複数個実装されている、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)は、半導体型発光体が、車両の口金の
規格で決められているフィラメントの前端よりも後方に位置する、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項5にかかる発明)は、半導体型発光体からの光を外部に
拡散透過させる光拡散素子群がバルブに設けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用光源バルブは、平板形状の基板の表裏両面
に半導体型発光体を実装するので、逆U字形状の基板や円筒形状の基板に半導体型発光体
を実装する従来の車両用光源バルブと比較して、平板形状の基板に半導体型発光体を実装
するのが簡単であり、また、半導体型発光体を実装した平板形状の基板を口金に取り付け
るのも簡単である。このために、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用光源バルブ
は、製造コストを安価にすることができる。
また、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用光源バルブは、平板形状の基板が口
金にその口金の基準面に対してほぼ垂直に取り付けられているので、口金を車両用灯具に
装着した際には、平板形状の基板の表裏両面が車両用灯具のリフレクタの光軸に対してほ
ぼ平行となる。このために、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用光源バルブは、
平板形状の基板の表裏両面に実装された半導体型発光体からの光を車両用灯具のリフレク
タで有効に活用することができる。しかも、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用
光源バルブは、基板の口金への取付姿勢を、たとえば、正面から見て平板形状の基板が水
平もしくは垂直もしくは右斜めもしくは左斜めなどに、調整することにより、半導体型発
光体からの光をリフレクタのうち有効な部分に反射させることができるので、半導体型発
光体からの光をさらに有効に活用することができる。その上、車両用灯具のレンズから平
板形状の基板を見え難くすることができ、見栄えが向上する。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用光源バルブは、半導体型発光体が
平板形状の基板の表裏両面にそれぞれ複数個実装されているので、半導体型発光体の光放
射軸を基板の表裏両面においてそれぞれほぼ同一方向に設定することができ、同一方向の
光束量(光量)を上げることができる。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用光源バルブは、半導体型発光
体が、車両の口金の規格で決められているフィラメントの前端よりも後方に位置するので
、車両用灯具に装着した際に、半導体型発光体がその車両用灯具のリフレクタの焦点より
も後方に位置することとなり、この結果、半導体型発光体からの光がリフレクタで拡散反
射されるので、リフレクタが広い範囲に亘って光って目立ち、装飾効果が大きい。
さらにまた、この発明(請求項5にかかる発明)の車両用光源バルブは、半導体型発光
体からの光を外部に拡散透過させる光拡散素子群がバルブに設けられているので、車両用
灯具に装着した際に、半導体型発光体からの光がバルブを透過する際に光拡散素子群によ
り拡散され、その拡散透過した光が車両用灯具のリフレクタで反射されるので、リフレク
タが広い範囲に亘って光って目立ち、装飾効果が大きい。
以下、この発明にかかる車両用光源バルブの実施例のうちの3例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1〜図9は、この発明にかかる車両用光源バルブの実施例1を示す。以下、この実施
例1における車両用光源バルブの構成について説明する。なお、図1(A)は、実施例1
における車両用光源バルブの正面図である。図1(B)は、実施例1における車両用光源
バルブの側面図である。図1(C)は、実施例1における車両用光源バルブの背面図であ
る。図4(A)は、半導体型発光体アセンブリの表面側の平面図である。図4(B)は、
半導体型発光体アセンブリの裏面側の底面図である。図4(C)は、半導体型発光体アセ
ンブリの電気回路図である。
この実施例1における車両用光源バルブ1は、半導体型発光体2を光源とし、車両用灯
具3に装着されるものであって、半導体型発光体アセンブリ4と、口金5と、バルブ6と
、を備えるものである。
前記車両用灯具3は、この例では、フォグランプである。前記車両用灯具3は、図8に
示すように、灯室7を区画するランプハウジング8およびランプレンズ9を備えるもので
ある。前記ランプハウジング8には、リフレクタ10が設けられている。前記リフレクタ
10は、たとえば、回転放物面を基調とする自由曲面の反射面からなる。前記リフレクタ
10には、焦点Fと光軸Z−Zとを有する。一方、前記ランプレンズ9には、前記リフレ
クタ10からの反射光を拡散させて外部に照射する光拡散系のプリズム11が設けられて
いる。
また、前記ランプハウジング8には、たとえば、フォグランプ用の光源バルブ(図示せ
ず)の口金(図示せず)が装着される装着部12が設けられている。前記フォグランプ用
の光源バルブは、フィラメントを光源とするハロゲンバルブである。また、前記フォグラ
ンプ用の光源バルブの口金は、規格化されており、この例では、たとえば、HB4タイプ
の口金もしくはH11タイプの口金である。
前記車両用灯具3側の装着部12は、規格化されたフォグランプ用の光源バルブの口金
が着脱可能に装着されるものである。前記装着部12は、図5〜図9に示すように、前記
ランプハウジング8に設けられている小径の円形透孔13および円環状の段部当接面14
および大径の円形透孔15と、前記大径の円形透孔15の縁に設けられている3個の凹部
16および3個の係合溝17と、から構成されている。
前記口金5は、前記半導体型発光体アセンブリ4が取り付けられており、車両用の口金
の規格を満足するものである。すなわち、前記口金5は、規格化されたフォグランプ用の
光源バルブの口金、この例では、たとえば、HB4タイプの口金もしくはH11タイプの
口金とほぼ同一の構造をなすものである。前記口金5は、図1〜図3に示すように、本体
部材18と、前記本体部材18中に配線されている給電部材としてのハーネス19と、前
記本体部材18中に充填されているたとえば耐熱シリコーンゴムなどの充填部材20と、
前記本体部材18に固定されているベース部材21およびカバー部材22およびOリング
23と、から構成されている。
前記本体部材18は、前記車両用灯具3側の装着部12に装着されるための装着部を構
成する。また、前記ハーネス19は、前記半導体型発光体アセンブリに給電するための部
材である。さらに、前記充填部材20および前記ベース部材21は、前記半導体型発光体
アセンブリ4が取り付けられるための取付部と、前記バルブが固定されるための固定部と
、を構成する。
前記口金5側の装着部を構成する前記本体部材18は、前記大径の円形透孔15を挿通
して前記段部当接面14に当接する円形の当接鍔部24と、前記当接鍔部24の外周面に
一体に設けられており、前記凹部16に挿通して前記係合溝17に係合する3個の係合爪
25と、から構成されている。前記段部当接面14に当接する前記当接鍔部24の当接面
は、前記車両用光源バルブ1を前記車両用灯具3に装着される際に、前記車両用光源バル
ブ1の光源を前記車両用灯具3の焦点Fに合わせる基準(いわゆる光源の位置合わせの基
準)となる前記口金5の基準面である。
前記バルブ6は、前記半導体型発光体アセンブリ4をカバーして前記口金部5に固定さ
れているものである。前記バルブ6は、前記半導体型発光体アセンブリ4をカバーする中
空形状をなし、かつ、前記半導体型発光体2からの光を外部に透過させる光透過性部材か
ら構成されている。前記バルブ6は、一端(前端)が半球形状もしくはドーム形状に閉塞
されており、他端(後端)が円形に開口されている。前記バルブ6には、前記半導体型発
光体2からの光を外部に拡散透過させる光拡散素子群としてのプリズム26が設けられて
いる。前記バルブ6の後端は、前記口金5の前記充填部材20および前記ベース部材21
の固定部に固定されている。
前記半導体型発光体アセンブリ4は、図4に示すように、平板形状の基板27と、前記
半導体型発光体2と、駆動回路としての定電流ダイオード28と、電源(DC12V)側
の接続部29およびアース(GND)側の接続部30と、から構成されている。
平板形状の前記基板27の一端(後端)は、前記口金5の前記充填部材20および前記
ベース部材21の取付部に取り付けられている。すなわち、前記基板27は、前記口金5
の基準面に対してほぼ垂直に、前記取付部に取り付けられている。また、前記基板27は
、前記車両用光源バルブ1を正面から見た際(図1(A)を参照)に水平になるように、
前記取付部に取り付けられている。
前記半導体型発光体2は、たとえば、LEDやEL(有機EL)などの自発光半導体型
発光体(この例ではLED)を使用する。前記半導体型発光体2は、前記基板27に固定
されている微小な矩形形状(正方形形状)の半導体チップと、前記半導体チップを覆う光
透過部材(図示せず)と、から構成されている。前記半導体型発光体2は、この例では、
白色光もしくは青色光を放射するものを使用する。
前記半導体型発光体2は、図4(A)および(B)に示すように、前記基板27の表裏
両面の一端部寄りと他端部とにそれぞれ複数個、この例では、4個ずつ実装されている。
また、前記半導体型発光体2は、図8に示すように、車両の口金の規格で決められている
フィラメントの前端、すなわち、前記車両用灯具3の前記リフレクタ10の焦点Fよりも
後方に位置する。
前記駆動回路としての定電流ダイオード28は、図4(A)および(B)に示すように
、前記基板27の表裏両面の前記半導体型発光体2の間にそれぞれ複数個、この例では、
2個ずつ実装されている。また、前記電源側の接続部29および前記アース側の接続部3
0は、図4(A)に示すように、前記基板27の表面の一端部にそれぞれ設けられている
8個の前記半導体型発光体2と、4個の前記定電流ダイオード28と、電源側の接続部
29およびアース側の接続部30とは、図4(C)に示すように、電気回路を構成する。
前記電源側の接続部29とアース側の接続部30とには、前記口金5のハーネス19の一
端がはんだ付けなどにより接続されている。ここで、1個の前記定電流ダイオード28は
、2個の前記半導体型発光体2に電流を供給することができる。
この実施例1における車両用光源バルブは、以上のごとき構成からなり、以下、その作
用について説明する。
まず、この実施例1における車両用光源バブル1を車両用灯具3に装着する。すなわち
、車両用光源バルブ1の半導体型発光体アセンブリ4および口金5の一部およびバルブ6
を、車両用灯具3のランプハウジング8の大径の円形透孔15および小径の円形透孔13
の中を挿通させて車両用灯具3の灯室7内に配置させる(図8参照)。つぎに、口金5の
3個の係合爪25をランプハウジング8の3個の凹部16中にセットさせると共に、口金
5の当接鍔部24をランプハウジング8の段部当接面14に当接させる(図5参照)。そ
れから、車両用光源バルブ1の口金5を車両用灯具3のランプハウジング8に対して背面
から見て時計方向に回転させる(図6参照)。すると、口金5の3個の係合爪25がラン
プハウジング8の3個の係合溝17にそれぞれ係合する(図7参照)。この結果、車両用
光源バブル1は、車両用灯具3に装着される(図8および図9参照)。
前記のようにして、車両用灯具3に装着された車両用光源バルブ1のハーネス19の一
端を車両側の電源線(図示せず)とアース線(図示せず)とにそれぞれ接続する。そして
、スイッチなど(図示せず)を介して車両用電源バルブ1の半導体型発光体アセンブリ4
を駆動させる。すなわち、4個の定電流ダイオード28を介して8個の半導体型発光体2
に電流を供給して8個の半導体型発光体2を発光させる。
すると、8個の半導体型発光体2からの光は、バルブ6のプリズム26で拡散されてバ
ルブ6を透過する。バルブ6を拡散透過した光は、車両用灯具3のリフレクタ10に入射
してこのリフレクタ10で反射する。リフレクタ10で反射した光は、車両用灯具3のラ
ンプレンズ9を経て外部に照射される。この結果、車両用灯具3のリフレクタ10が全体
に亘って光って見える。
ここで、この実施例1における車両用光源バルブ1は、8個の半導体型発光体2からの
光量が通常のフォグランプのハロゲンバルブの光量と比較して低いので、照明機能が低い
が、半導体型発光体2から放射される光の色を選択することにより装飾機能が高くなる。
すなわち、白色光の半導体型発光体2を使用すると、半導体型発光体2から放射される
白色光の色温度が約5000°Kであり、一方、ヘッドランプなどに使用される放電灯か
ら照射される光の色温度(約4200°K)とほぼ同等または若干高い(差が約20%以
内)。この結果、この実施例1における車両用光源バルブ1を装着した車両用灯具3から
の光の色と、放電灯を使用するヘッドランプなどからの光の色と、の差が小さいので、こ
の実施例1における車両用光源バルブ1を装着した車両用灯具3と放電灯を使用するヘッ
ドランプなどとを組み合わせたフロントコンビネーションランプとして統一性が向上され
、意匠上の見栄えや外観上の見栄えが向上される。しかも、白色光は、薄暗い環境や夕暮
れ時に目立つ。
また、青色光の半導体型発光体2を使用すると、青色光は、明るい環境や昼間などに目
立つので、対向車などの他の車両や歩行者などからの被視認性が向上される。このために
、ディタイムランプとして十分に機能することができる。
この実施例1における車両用光源バルブは、以上のごとき構成作用からなり、以下、そ
の効果について説明する。
この実施例1における車両用光源バルブ1は、平板形状の基板27の表裏両面に半導体
型発光体2を実装するので、逆U字形状の基板や円筒形状の基板に半導体型発光体を実装
する従来の車両用光源バルブと比較して、平板形状の基板27に半導体型発光体2を実装
するのが簡単であり、また、半導体型発光体2を実装した平板形状の基板27を口金5に
取り付けるのも簡単である。このために、この実施例1における車両用光源バルブ1は、
製造コストを安価にすることができる。しかも、この実施例1における車両用光源バルブ
1は、平板形状の基板27の表裏両面に半導体型発光体2を実装するので、平板形状の基
板27に半導体型発光体2を正確にかつ確実に実装することができるので、半導体型発光
体2から放射される光を正確にかつ確実に制御することができる。
また、この実施例1における車両用光源バルブ1は、平板形状の基板27が口金5にそ
の口金5の基準面に対してほぼ垂直に取り付けられているので、口金5を車両用灯具3に
装着した際には、平板形状の基板27の表裏両面が車両用灯具3のリフレクタ10の光軸
Z−Zに対してほぼ平行となる。このために、この実施例1における車両用光源バルブ1
は、平板形状の基板27の表裏両面に実装された半導体型発光体2からの光を車両用灯具
3のリフレクタ10で有効に活用することができる。しかも、この実施例1における車両
用光源バルブ1は、基板27の口金5への取付姿勢を、たとえば、正面から見て平板形状
の基板27が水平(図1(A)参照)もしくは垂直もしくは右斜めもしくは左斜めなどに
、調整することにより、半導体型発光体2からの光をリフレクタ10のうち有効な部分に
反射させることができるので、半導体型発光体2からの光をさらに有効に活用することが
できる。その上、車両用灯具3のランプレンズ9から平板形状の基板27を見え難くする
ことができ、見栄えが向上する。特に、基板27を白色など目立たない色に着色すること
により、車両用灯具3のランプレンズ9から平板形状の基板27をさらに見え難くするこ
とができ、見栄えがさらに向上する。
さらに、この実施例1における車両用光源バルブ1は、半導体型発光体2が平板形状の
基板27の表裏両面にそれぞれ4個ずつ実装されているので、半導体型発光体2の光放射
軸を基板27の表裏両面においてそれぞれほぼ同一方向に設定することができ、同一方向
の光束量(光量)を上げることができる。
さらにまた、この実施例1における車両用光源バルブ1は、半導体型発光体2が、車両
の口金の規格で決められているフィラメントの前端よりも後方に位置するので、車両用灯
具3に装着した際に、半導体型発光体2がその車両用灯具3のリフレクタ10の焦点Fよ
りも後方に位置することとなり、この結果、半導体型発光体2からの光がリフレクタ10
で拡散反射されるので、リフレクタ10が広い範囲に亘って光って目立ち、装飾効果が大
きい。
さらにまた、この実施例1における車両用光源バルブ1は、半導体型発光体2からの光
を外部に拡散透過させる光拡散素子群としてのプリズム26がバルブ6に設けられている
ので、車両用灯具3に装着した際に、半導体型発光体2からの光がバルブ6を透過する際
にプリズム26により拡散され、その拡散透過した光が車両用灯具3のリフレクタ10で
反射されるので、リフレクタ10が広い範囲に亘って光って目立ち、装飾効果が大きい。
さらにまた、この実施例1における車両用光源バルブ1は、光源として半導体型発光体
2を使用するので、消費電力や発熱量を低減することができる。
さらにまた、この実施例1における車両用光源バルブ1は、半導体型発光体アセンブリ
4の駆動回路としての定電流ダイオード28を使用するので、1個のこの定電流ダイオー
ド28で2個の半導体型発光体2に電流を供給することができる。これにより、この実施
例1における車両用光源バルブ1は、さらに部品点数を軽減することができ、その分、さ
らに製造コストを安価にすることができる。
さらにまた、この実施例1における車両用光源バルブ1は、車体にすでに装備されてい
る車両用灯具3のハロゲンバルブなどの光源バルブと交換することにより、既存の車両用
灯具3の装飾効果を上げることができる。
図10は、この発明にかかる車両用光源バルブの実施例2を示す。図中、図1〜図9と
同符号は、同一のものを示す。なお、図10(A)は、半導体型発光体アセンブリの表面
側の平面図である。図10(B)は、半導体型発光体アセンブリの裏面側の底面図である
。図10(C)は、半導体型発光体アセンブリの電気回路図である。
この実施例2における車両用光源バルブは、前記の実施例1における車両用光源バルブ
1に使用される半導体型発光体アセンブリ4と異なる半導体型発光体アセンブリ40を使
用する。前記半導体型発光体アセンブリ40は、図10に示すように、平板形状の基板2
7と、前記基板27の表裏両面に2個ずつ実装されている半導体型発光体2と、前記基板
27の表裏両面に1個ずつ実装されている定電流ダイオード28と、前記基板27の表面
に設けられている電源側の接続部29およびアース側の接続部30と、から構成されてい
る。
この実施例2における車両用光源バルブは、4個の半導体型発光体2と2個の定電流ダ
イオード28からなる半導体型発光体アセンブリ40を使用するので、前記の実施例1に
おける車両用光源バルブ1に使用される半導体型発光体アセンブリ4と比較して、さらに
部品点数を低減することができ、さらに製造コストを安価にすることができる。
しかも、この実施例2における車両用光源バルブは、基板27の表裏両面に2個の半導
体型発光体2を筋交いに(斜めに)、かつ、表裏互い違いにそれぞれ設けたものであるか
ら、4個の半導体型発光体2からの光は、車両用灯具3のリフレクタ10に広い範囲に亘
ってほぼ均等に入射することができる。この結果、この実施例2における車両用光源バル
ブは、半導体型発光体2の個数を減らしても、リフレクタ10を広い半導体型発光体に亘
ってほぼ均等に光らせることができる。
図11は、この発明にかかる車両用光源バルブの実施例3を示す。図中、図1〜図10
と同符号は、同一のものを示す。
この実施例3における車両用光源バルブ100は、前記の実施例1における車両用光源
バルブ1に使用される口金5と異なる口金50を使用する。前記口金50は、コネクタタ
イプの口金であって、車両側のコネクタ(図示せず)と着脱可能に取り付けられると共に
電機的に接続するものである。なお、このコネクタタイプの口金50の給電部材は、ター
ミナルとなる。
この実施例3における車両用光源バルブ100は、コネクタタイプの口金50を使用す
るので、車両側の電源との接続が容易でかつ確実である。
なお、前記の実施例1、2、3においては、車両用灯具3として車両にすでに装備され
ているフォグランプを使用するものである。ところが、この発明においては、フォグラン
プ以外の車両用灯具を使用してもよい。この場合、口金は、フォグランプ以外の車両用灯
具に装着できる規格化された車両用の口金とする。
また、前記の実施例1、2、3においては、白色光や青色光を放射する半導体型発光体
2を使用するものである。ところが、この発明においては、白色光や青色光以外の光たと
えば黄色光や緑色光を放射する半導体型発光体を使用してもよい。
この発明にかかる車両用光源バルブの実施例1を示す説明図である。 図1(A)におけるII−II線断面図である。 図1(A)におけるIII−III線断面図である。 同じく、半導体型発光体アセンブリを示す説明図である。 同じく、車両用光源バルブの係合爪を車両用灯具の凹部にセットした状態を示す一部背面図である。 同じく、車両用光源バルブを車両用灯具に対して回転させた状態を示す一部背面図である。 同じく、車両用光源バルブを車両用灯具に装備した状態を示す一部背面図である。 同じく、車両用光源バルブを車両用灯具に装備した状態を示す縦断面図である。 図8におけるIX−IX線断面図である。 この発明にかかる車両用光源バルブの実施例2を示す半導体型発光体アセンブリの説明図である。 この発明にかかる車両用光源バルブの実施例3を示す側面図である。
符号の説明
1、100 車両用光源バルブ
2 半導体型発光体
3 車両用灯具
4、40 半導体型発光体アセンブリ
5、50 口金
6 バルブ
7 灯室
8 ランプハウジング
9 ランプレンズ
10 リフレクタ
11 プリズム
12 車両用灯具側の装着部
13 小径の円形透孔
14 段部当接面
15 大径の円形透孔
16 凹部
17 係合溝
18 本体部材(装着部)
19 ハーネス(給電部材)
20 充填部材(取付部、固定部)
21 ベース部材(取付部、固定部)
22 カバー部材
23 Oリング
24 当接鍔部
25 係合爪
26 プリズム
27 基板
28 定電流ダイオード
29 電源側の接続部
30 アース側の接続部
F 焦点
Z−Z 光軸

Claims (5)

  1. 半導体型発光体を光源とし、車両用灯具に装着される車両用光源バルブにおいて、
    半導体型発光体アセンブリと、
    前記半導体型発光体アセンブリが取り付けられており、車両用の口金の規格を満足する
    口金と、
    前記半導体型発光体アセンブリをカバーして前記口金部に固定されているバルブと、
    を備え、
    前記口金は、前記半導体型発光体アセンブリが取り付けられるための取付部と、前記半
    導体型発光体アセンブリに給電するための給電部材と、前記バルブが固定されるための固
    定部と、前記車両用灯具に装着されるための装着部と、から構成されており、
    前記バルブは、前記半導体型発光体アセンブリをカバーする中空形状をなし、かつ、前
    記半導体型発光体からの光を外部に透過させる光透過性部材から構成されており、前記固
    定部に固定されており、
    前記半導体型発光体アセンブリは、一端が前記取付部に取り付けられている平板形状の
    基板と、前記基板の表裏両面に実装されている前記半導体型発光体と、前記基板に実装さ
    れている前記半導体型発光体用の駆動回路と、前記給電部材が接続されている接続部と、
    から構成されている、
    ことを特徴とする車両用光源バルブ。
  2. 前記基板は、前記車両用灯具に装着される際に光源の位置合わせの基準となる前記口金
    の基準面に対してほぼ垂直に、前記取付部に取り付けられている、ことを特徴とする請求
    項1に記載の車両用光源バルブ。
  3. 前記半導体型発光体は、前記基板の表裏両面にそれぞれ複数個実装されている、ことを
    特徴とする請求項1または2に記載の車両用光源バルブ。
  4. 前記半導体型発光体は、車両の口金の規格で決められているフィラメントの前端よりも
    後方に位置する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用光源バル
    ブ。
  5. 前記バルブには、前記半導体型発光体からの光を外部に拡散透過させる光拡散素子群が
    設けられている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用光源バル
    ブ。
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