JP5909433B2 - 電子機器及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子機器及び画像形成装置に関し、特に、焦電型赤外線センサーにより対象物を検出する技術に関する。
従来から、人体検知センサーを搭載する電子機器が提案されている。このような電子機器として、例えば、下記特許文献1に示されるように、画像形成装置では、人体検知センサーによる人体検知後に定着部の加熱を開始することにより、人体検知時から操作者が操作部へ接近するまでの時間を利用して定着部を加熱することにより、人体検知センサー未搭載の機器よりも、待機時の定着温度を低く設定可能とするものがある。また、人体検知センサーにより人体が非検知となったときに、画像形成装置を、画像形成を即座に可能な通常モードから、省電力状態のスリープモードへ移行させることで、定着部を加熱するヒーターを適時に駆動停止して電力を削減可能である。
特開2008−64935号公報
人体検知センサーには、人体を赤外線の変化量で検出する焦電素子を備える焦電型赤外線センサーが多く用いられる。この焦電型赤外線センサーでは、人体の動作により発生した赤外線を焦電素子の受光部に集光させ、赤外線の変化に応じて生じる焦電素子の分極による信号を電圧信号に変換し、所定の処理を経た当該電圧信号が閾値との比較でコンパレーターにより、ハイレベル信号又はローレベル信号が対象物検知信号として出力される場合に、人体を検知したものとする。この焦電型赤外線センサーは、赤外線の変化量を人体有無の検出に用いるため、赤外線を放出する人体がセンサー検知領域内で静止して、発生する赤外線に変化がなくなった場合には、人体が非検知と検出されるおそれがある。この場合、操作者が画像形成装置の近傍に位置しているにも拘わらず、当該非検知に基づいて、画像形成装置の制御部が、画像形成装置をスリープモードに移行させる事態が生じて、操作者にとっての操作利便性を損なう等の不具合が生じる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、画像形成装置等の電子機器に備えられる焦電型赤外線センサーにより、静止した状態の人体を検知することを目的とする。
本発明の一局面に係る電子機器は、赤外線量の変化を検知して正又は負の電荷を出力する焦電素子と、当該焦電素子から赤外線量の変化量を増幅して出力する増幅器を含む焦電型赤外線センサーを有し、水平方向において異なる位置に配置された2つのセンサー部と、
前記2つのセンサー部の前記増幅器からの出力に基づいて、前記センサー部による検知領域への対象物の進入及び退去を検知し、前記2つのセンサー部のいずれかの前記増幅器からの出力に基づいて前記対象物の進入を検知してから、当該2つのセンサー部のいずれかの前記増幅器からの出力により当該対象物の退去を検知するまでの間は、当該対象物が存在すると判定する対象物判定部と
前記2つのセンサー部の一方の前記増幅器からの出力に基づいて前記対象物の退去が検知された後に、他方のセンサー部の前記増幅器からの出力に基づいて前記対象物の退去が検知された場合、前記対象物が退去する退去方向が、当該一方のセンサー部の位置から、当該他方のセンサー部の位置に向かう方向であると検出する移動方向検出部と
本電子機器を通常動作可能な状態とする通常動作モード、又は当該電子機器を省電力状態とするスリープモードを選択的に設定可能であり、前記対象物判定部により前記対象物が存在すると判定されていないときは、当該電子機器を前記スリープモードに設定し、前記対象物判定部により前記対象物が存在すると判定されたときは、当該電子機器を前記通常動作モードに設定する制御部とを備え、
前記制御部は、前記移動検出部によって検出された前記退去方向が、当該電子機器のオプション機器の配設位置に向かう方向として予め定められた方向である場合には、予め定められた待機時間の経過後に前記スリープモードに設定し、前記退去方向が前記予め定められた方向ではない場合には、前記予め定められた待機時間の経過を待たずに前記スリープモードに設定するものである。
本発明によれば、画像形成装置等の電子機器に備えられる焦電型赤外線センサーにより、静止した状態の人体を従来よりも正確に検出可能とすることが可能になる。
本発明の一実施形態に係る電子機器としての画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 センサー部の主要部分を示す概略模式図である。 センサー部の配設位置及び検知領域を示す平面図である。 焦電型赤外線センサーの構成を示す図である。 (A)〜(C)は焦電型赤外線センサー各部の出力波形を示す図である。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 画像形成装置による対象物の存在又は不存在の判定処理の第1実施形態を示すフローチャートである。 画像形成装置による対象物の存在又は不存在の判定処理の第2実施形態を示すフローチャートである。 画像形成装置による対象物の存在又は不存在の判定処理の第2実施形態を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る電子機器及び画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器としての画像形成装置の構造を示す正面断面図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、およびファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着部13、給紙部14、給送装置3、原稿給送部6、及び原稿読取部5等を備えて構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。
画像形成装置1が原稿読取動作を行う場合、原稿給送部6により給送されてくる原稿、又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を原稿読取部5が光学的に読み取り、画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは内蔵HDD又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成装置1が画像形成動作を行う場合は、上記原稿読取動作により生成された画像データ、又はネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ、又は内蔵HDDに記憶されている画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙Pにトナー像を形成する。カラー印刷を行う場合、画像形成部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y、及びブラック用の画像形成ユニット12Bkは、それぞれに、上記画像データを構成するそれぞれの色成分からなる画像に基づいて、帯電、露光、及び現像の工程により感光体ドラム121上にトナー像を形成し、当該トナー像を一次転写ローラー126により中間転写ベルト125上に転写させる。
中間転写ベルト125上に転写される上記各色のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成された当該カラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んで駆動ローラー125aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた記録紙Pに転写させる。この後、定着部13が、記録紙P上のトナー像を、熱圧着により記録紙Pに定着させる。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙Pは、排出トレイ151に排出される。
給送装置3は、複合機1にオプションで取り付けられる給紙機構である。給送装置3は、装置本体2の側部、例えば図1の右側部に取り付けられ、記録紙を1枚ずつピックアップして装置本体11の画像形成部12に向けて記録紙を給送する。
なお、画像形成装置1において、両面印刷を行う場合は、画像形成部12より一方の面に画像が形成された記録紙Pを、排出ローラー対159にニップされた状態とした後、当該記録紙Pを排出ローラー対159によりスイッチバックさせて反転搬送路195に送り、搬送ローラー対19により、上記ニップ部N及び定着部13に対して記録紙Pの搬送方向上流域に再度搬送する。これにより、画像形成部12により当該記録紙の他方の面に画像が形成される。
画像形成装置1の前面の適当な箇所、好ましくは画像形成装置1の設置床から50〜70cmの高さで画像形成装置1の前面の左右中央位置付近に、当該画像形成装置1の操作者を対象物として検知するための焦電型赤外線センサーを有する2つのセンサー部50,60が設置されている。センサー部50,60は、水平方向(左右方向)に位置を異ならせて並設されている。
次に、センサー部50,60を説明する。図2はセンサー部50の主要部分を示す概略模式図、図3はセンサー部50,60の配設位置及び検知領域を示す平面図である。なお、センサー部60は、センサー部50と同様の構成であるため、センサー部60についての構成の説明は省略する。
センサー部50は、焦電型赤外線センサー501と、レンズ502とを備える。
焦電型赤外線センサー501は、焦電効果を有する基板表面に電極を有する焦電素子を備え、この焦電素子を用いて予め定められた検知領域内の対象物(人又は物体)の検知を行う。焦電型赤外線センサー501は、強誘電体等からなる焦電体基板と、該焦電体基板の両面に対向して設けられた電極とを有する焦電素子と、増幅器とを備え、人体の動作により発生した赤外線を焦電素子の受光部に集光させ、赤外線の変化に応じて生じる焦電素子の分極による信号を電圧信号に変換し、当該電圧信号を増幅器が増幅した上で出力する。焦電型赤外線センサー501が備える焦電素子の数は特に限定されないが、焦電型赤外線センサー501は、複数の焦電素子を備えることが好ましく、本実施形態では、焦電型赤外線センサー501が、焦電素子501a,501bを2つ並べて配列したデュアル素子を備える場合を例にして説明する。
各焦電素子501a,501bは水平方向に配列され、各焦電素子501a,501bによる受光領域が水平方向に異なるものとされている。焦電素子501a,501bのいずれかにより対象物が検知されたときに、センサー部50は、対象物を検知したものとする。各焦電素子501a,501bの受光面電極又は対向面電極は、焦電体基板の温度変化により発生する電荷が逆極性となるように直列接続され、1つの焦電素子のみを用いる場合よりも対象物の検知精度が高められている。
レンズ502は、例えばフレネルレンズであり、焦電型赤外線センサー501の視野角を広げるとともに、検知領域のそれぞれ予め定められた範囲で発生する赤外線を集光して、焦電型赤外線センサー501の上記各焦電素子に照射させる。特に水平方向の視野角(検知領域)は、左右から画像形成装置1に接近する人体も検知できるように、焦電型赤外線センサー501のセンサー面510に対して、各焦電素子501a,501bについて水平方向に例えば55度ずつ、全体では110度に設定されている。
また、図3及び上記の図1に示すように、センサー部50,60は、画像形成装置1の装置本体11の前面に、図1及び図3の左右方向に位置を異ならせて、例えば同一高さ位置に配置される。また、センサー部50,60は、センサー部50の検知領域500と、センサー部60の検知領域600とが当該左右方向において重なるように配置されている。センサー部50,60の各検知領域が重なる当該領域700は、画像形成装置1の操作者が操作時に滞在すると想定される位置に設定される。以下、当該重なる領域を操作者滞在領域700とする。
後述する対象物判定部101は、操作者が、当該操作者滞在領域700に位置して、センサー部50,60の両方により検知対象物として検知されるとき、対象物としての操作者が画像形成装置1前方に存在すると判定する。このため、センサー部50,60が配設される各左右方向位置は、各検知領域500,600の面積、及び操作者滞在領域700として求める面積に応じて定められる。本実施形態では、センサー部50,60は、両センサー間に隙間を設けて配置される例を示している。
次に、センサー部50に備えられる焦電型赤外線センサー501を更に説明する。図4は焦電型赤外線センサー501の構成を示す図、図5(A)〜(C)は、焦電型赤外線センサー501各部の出力波形を示す図である。なお、センサー部60に備えられる焦電型赤外線センサー601(図6)は、焦電型赤外線センサー501と同様の構成であるため、説明を省略する。
図4に示すように、焦電型赤外線センサー501は、センサー本体部51と、オペアンプ52とを備える。
センサー本体部51は、赤外線量の変化を検知して正又は負の電荷を出力する焦電素子501a,501b(図2)を備え、当該焦電素子501a,501bが検出した赤外線の変化量に応じた値の電圧を出力する。本実施形態では、焦電素子501a,501bが赤外線量の増加に応じた量の正の電荷を出力するものとして説明する。これら焦電素子501a,501bにより、センサー本体部51は、検知対象物の移動により赤外線量が増大方向に変化した場合は、当該増大分に応じて増加された電圧を出力し(赤外線量無変化時に出力する電圧に比較すると+(プラス)の電圧)、赤外線量が低下方向に変化した場合には、当該低下分に応じて低下した電圧(赤外線量無変化時に出力する電圧に比較すると−(マイナス)の電圧)を出力する。
増幅器としてのオペアンプ52は、センサー本体部51から出力される上記赤外線変化量を示す電圧を予め定められた増幅率で増幅する。オペアンプ52は、センサー本体部51から上記赤外線変化量の増減に応じて、時間経過と共に出力される電圧を増幅するため、図5(A)(B)に出力電圧波形1により例を示すように、オペアンプ52からの出力電圧は、時系列的に示すと、アナログ電圧波形により示されることになる。
後述する対象物判定部101は、焦電型赤外線センサー501の当該オペアンプ52からの出力電圧、センサー部60が備える焦電型赤外線センサー601のオペアンプからの出力電圧に基づいて、センサー部50,60の検知領域への対象物の進入及び退去を判定する。
なお、図5(A)は、検知対象物がセンサー本体部51の検知領域に進入した場合におけるオペアンプ52からの電圧増加を示す出力電圧波形を示し、図5(B)は、検知対象物がセンサー本体部51の検知領域から退去した場合におけるオペアンプ52からの電圧減少を示す出力電圧波形を示す。また、検知対象物がセンサー本体部51の検知領域に進入した後、直ちに当該検知領域から退去した場合は、図5(C)に示すように、オペアンプ52からの出力電圧波形は、電圧の増大を示した後、直ちに電圧の低下を示す。
次に、画像形成装置1の構成を説明する。図6は画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。
画像形成装置1は、制御ユニット10を備える。制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM及び専用のハードウェア回路等から構成され、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。
原稿読取部5は、制御ユニット10による制御の下、光照射部及びCCDセンサー等を有する上記の読取機構163を備える。原稿読取部5は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することにより、原稿から画像を読み取る。
画像処理部31は、原稿読取部5で読み取られた画像の画像データを必要に応じて画像処理する。例えば、画像処理部31は、原稿読取部5により読み取られた画像が画像形成部12により画像形成された後の品質を向上させるために、シェーディング補正等の予め定められた画像処理を行う。
画像メモリー32は、原稿読取部5による読取で得られた原稿画像のデータを一時的に記憶したり、画像形成部12のプリント対象となるデータを一時的に保存する領域である。
画像形成部12は、原稿読取部5で読み取られた印刷データ、ネットワーク接続されたコンピューター200から受信した印刷データ等の画像形成を行う。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者からの指示を受け付ける。操作部47は、表示部473を備える。
ファクシミリ通信部71は、図略の符号化/復号化部、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行うものである。
ネットワークインターフェイス部91は、LANボード等の通信モジュールから構成され、当該ネットワークインターフェイス部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内のコンピューター200等と種々のデータの送受信を行う。
HDD92は、原稿読取部5によって読み取られた原稿画像等を記憶する大容量の記憶装置である。
センサー部50は、対象物の存在を赤外線の変化に基づいて検知する焦電型赤外線センサー501を有し、対象物の検知及び非検知を制御部100に通知する。センサー部60も同様に焦電型赤外線センサー601を有し、対象物の検知及び非検知を制御部100に通知する。
定着部13は、画像形成部12で形成された画像を、加熱ローラー及び加圧ローラーによって記録紙に定着させる。
駆動モーター70は、画像形成部12の各回転部材及び搬送ローラー対19等に回転駆動力を付与する駆動源である。
制御ユニット10は、制御部100と、対象物判定部101とを備えている。
制御部100は、原稿読取部5、原稿給送部6、画像処理部31、画像メモリー32、画像形成部12、操作部47、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェイス部91、HDD(ハードディスクドライブ)92、センサー部50,60、定着部13等と接続され、これら各部の駆動制御を行う。
また、制御部100は、画像形成装置1を通常動作可能な状態とする通常動作モード、又は画像形成装置1を省電力状態とするスリープモードを選択的に設定可能である。
対象物判定部101は、焦電型赤外線センサー501のオペアンプ52の出力する電圧、又はセンサー部60の焦電型赤外線センサー601のオペアンプが出力する電圧が、対象物の非検知時に焦電型赤外線センサーのオペアンプから出力される電圧の値V1と比較して増加する電圧値を示した場合、上記センサー本体部の検知領域(センサー部の検知領域と同義。以下、同様)に対象物が進入したと検知する。また、対象物判定部101は、上記各オペアンプが出力する電圧が、対象物の非検知時に焦電型赤外線センサーのオペアンプから出力される電圧の値V1と比較して減少する電圧値を示した場合、上記センサー部の検知領域から対象物が退去したと検知する。さらに、対象物判定部101は、対象物がセンサー部の検知領域に進入したと判定した後、当該対象物が当該検知領域から退去を判定するまでの間は、センサー部の検知領域、すなわち、画像形成装置1の正面前方位置に対象物が存在すると判定する。
本実施形態では、対象物判定部101は、2つのセンサー部50,60からの出力電圧に基づいて、上記対象物の進入、退去、及び進入から退去までの対象物の存在を判定する。
移動方向検出部102は、センサー部50,60のいずれかのオペアンプの出力に基づいて、上記のようにして対象物が進入したと検知された後に、他のセンサー部のオペアンプの出力に基づいて対象物の退去が検知された場合、或いは、センサー部50,60のいずれかのオペアンプの出力に基づいて対象物の退去が検知された後に、他のセンサー部のオペアンプの出力に基づいて対象物の進入が検知された場合に、当該センサー部50,60の位置関係に基づいて、当該対象物の移動方向を検出する。
なお、移動方向検出部102は、後述する対象物存在判定処理において必要となる限りにおいて、本発明の一実施形態である画像形成装置1の構成要素となる。
次に、対象物判定部101による対象物の存在又は不存在の判定処理の第1実施形態を説明する。図7は、画像形成装置1による対象物の存在又は不存在の判定処理の第1実施形態を示すフローチャートである。なお、初期状態では、制御部100は、画像形成装置1をスリープモードに設定している。また、制御部100は、センサー部50,60を駆動させた状態としている。
対象物判定部101は、センサー部50,60の両方の検知領域に、対象物としての操作者が進入しているかの判断を行う(S1)。このとき、対象物判定部101は、センサー部50,60の各オペアンプから出力される電圧が、対象物の非検知時に焦電型赤外線センサーのオペアンプから出力される電圧値V1と比較して増加する電圧値である場合には、センサー部の検知領域に対象物が進入したと検知する。
対象物判定部101は、センサー部50,60の両方の検知領域に対象物が進入していると判断したときは(S1でYES)、その後に、センサー部50,60の両方が、上記検知領域への当該対象物の進入を検知しない状態、すなわち、センサー部50,60の各オペアンプからの出力電圧が上記電圧値V1レベルの値となって、センサー部50,60の両方が対象物を検知しない状態になったか否かを判断する(S2)。なお、対象物判定部101が、センサー部50,60の両方が対象物の当該進入を検知していると判断した時点では(S1でYES)、対象物としての操作者は、操作者滞在領域700に位置していることになる。
ここで、対象物判定部101が、センサー部50,60の両方が当該対象物の進入を検知しない状態になったと判断した場合は(S2でYES)、対象物判定部101は、内蔵するタイマー等により予め定められた時間(例えば、1秒)の経過が計測されるまで、当該センサー部50,60の両方が当該対象物の進入を検知しない状態が継続するかを判断する(S3)。
すなわち、対象物判定部101は、センサー部50,60の両方が当該対象物の進入を検知せず(S3でNO)、また、センサー部50,60の両方が当該対象物の退去を検知しない状態のまま(S7でNO)、上記タイマー等により予め定められた時間が経過した場合は(S3でYES)、対象物が存在すると判定する(S4)。すなわち、この状況下では、対象物としての操作者は、操作者滞在領域700に静止した状態で位置していると想定される。これに基づいて、制御部100は、それまでスリープモードとしていた画像形成装置1を通常動作モードに設定する。
また、対象物判定部101が、上記タイマー等により予め定められた時間の経過が計測されるまでに(S3でNO)、センサー部50,60の両方の各オペアンプからの出力電圧が上記電圧値V1を下回ったと判断した場合、すなわち、当該センサー部50,60の両方が当該対象物の操作者滞在領域700からの退去を検知したと判断した場合は(S7でYES)、対象物判定部101は、対象物は単なる通過者であると判定する(S8)。すなわち、画像形成装置1の正面前方には、対象物が存在しなくなったと想定される。この場合、制御部100は、画像形成装置1をスリープモードのまま維持することになる。
上記S4において対象物が存在すると判定された後、対象物判定部101は、S7と同様にして、センサー部50,60の両方により当該対象物が操作者滞在領域700から退去したことが検知されたかを判断する(S5)。
ここで、対象物判定部101が、センサー部50,60の両方により当該対象物が操作者滞在領域700から退去したことが検知されたと判断した場合は(S5でYES)、対象物が不存在と判定する(S6)。この後、処理は終了する。
なお、対象物判定部101は、センサー部50,60の両方により当該対象物が操作者滞在領域700から退去したことが検知されていない間は(S5でNO)、対象物が存在すると判定する(S4)。
センサー部50,60が、動作中の対象物を一旦検知した後、この対象物が静止して検知不可となり、更に、この対象物が検知領域から退去すると、これらの動作に基づく赤外線量の変化は、センサー部50,60の各焦電型赤外線センサー501,601の上述した各オペアンプからの出力電圧波形に、進入時は増加、退去時は減少となって現れるため、当該出力電圧波形における対象物の接近を示す波形部分と、対象物の退去を示す波形部分との間となる波形部分は、対象物が存在することを示すと想定される。
このため、対象物判定部101が、センサー部50,60の各焦電型赤外線センサーの各検知領域における赤外線量の変化量に応じて、センサー部50,60の各焦電型赤外線センサー501,601の各オペアンプからの出力を用いて検知領域への対象物の進入及び退去を検知することにより、センサー部50,60の検知領域である画像形成装置1の正面前方における対象物の存在及び不存在を判定することが可能になる。
これにより、対象物判定部101による対象物の存在又は不存在の判定処理の第1実施形態によれば、画像形成装置1に備えられるセンサー部50,60の焦電型赤外線センサーにより、静止した状態の人体を検出することができる。
また、制御部100は、画像形成装置1の近傍、例えば正面前方に対象物としての操作者がいる蓋然性が高い場合(S8)に限定して、画像形成装置1を通常動作可能な状態とする通常動作モードとし、その他の場合は(S6)、スリープモードとするため、画像形成装置1の消費電力を低減することが可能になる。
また、上記第1実施形態では、センサー部50,60からのそれぞれの出力に基づいて、対象物判定部101が対象物の存在及び不存在を判定するので、対象物判定部101が対象物の存在及び不存在の判定の正確性を更に向上させることができる。
但し、対象物判定部101がセンサー部50,60からのそれぞれの出力に基づいて対象物の存在及び不存在を判定する場合に限らず、単数のセンサー部からの出力に基づいて、対象物判定部101が対象物の存在及び不存在を判定するものとしてもよい。この場合、センサー部50又はセンサー部60のいずれか1つが設けられていれば足りる。
次に、対象物判定部101による対象物の存在又は不存在の判定処理の第2実施形態を説明する。図8及び図9は、対象物判定部101による対象物の存在又は不存在の判定処理の第2実施形態を示すフローチャートである。なお、第2実施形態では、第1実施形態と同様の処理は説明を省略する。
第2実施形態では、更に、対象物判定部101が、対象物が画像形成装置1の正面前方に存在すると判定した後(S14)、移動方向検出部102が、S11で検知したセンサー部50,60による対象物の進入が、いずれのセンサー部により先に検知されたかを判断する(S17)。例えば、移動方向検出部102は、S11におけるセンサー部50,60による対象物の進入検知時に、いずれのセンサー部により先に対象物の進入を検知したかを記憶しておくことで、いずれのセンサー部により先に進入が検知されたかを判断する。
ここで、移動方向検出部102は、装置本体11において左側に設置されているセンサー部50により先に対象物の進入が検知されていたと判断した場合は(S17で「左」)、当該対象物が左側から、画像形成装置1の正面前方位置、例えば、操作者滞在領域700に進入したと判定する(S19)。
また、移動方向検出部102は、センサー部50,60により同時に対象物の進入が検知されていたと判断した場合は(S17で「同時」)、当該対象物が画像形成装置1の正面前方から、上記正面前方位置に進入したと判定する(S18)。
また、移動方向検出部102は、装置本体11において右側に設置されているセンサー部60により先に対象物の進入が検知されていたと判断した場合は(S17で「右側」)、当該対象物が右側から上記正面前方位置に進入したと判定する(S20)。
この後、対象物判定部101により、センサー部50,60の両方の出力が対象物の退去を示したことに基づいて(S21でYES)、当該対象物の不存在が判定されると(S22)、移動方向検出部102は、S21で検知されたセンサー部50,60による対象物の退去が、いずれのセンサー部により先に検知されたかを判断する(S23)。例えば、移動方向検出部102は、S21における対象物の退去検知時に、いずれのセンサー部により先に対象物の退去を検知したかを記憶しておくことで、いずれのセンサー部により先に退去が検知されたかを判断する。
ここで、移動方向検出部102が、右側に設置されているセンサー部60により先に対象物の退去が検知されていたと判断した場合は(S23で「右側」)、当該対象物が左側に移動して退去したと判定する(S25)。
また、移動方向検出部102は、センサー部50,60により同時に対象物の退去が検知されていたと判断した場合は(S23で「同時」)、当該対象物が画像形成装置1の正面前方において、画像形成装置1から遠ざかる方向に退去したと判定する(S24)。
また、移動方向検出部102は、左側に設置されているセンサー部50により先に対象物の退去が検知されていたと判断した場合は(S23で「左側」)、当該対象物が右側に移動して退去したと判定する(S26)。
さらに、移動方向検出部102は、上記検出した対象物の退去方向が、予め定められた方向(例えば、画像形成装置1の給送装置3が備えられている右側方向)であるか否かを判断する(S27)。
移動方向検出部102が、上記検出した対象物の退去方向が予め定められた方向であると判断した場合は(S27でYES)、内蔵するタイマーによる予め定められた時間の計測を開始する(S29)。
制御部100は、当該タイマーにより予め定められた時間の経過が計測されるまで待機して(S30でNO)、当該タイマーにより予め定められた時間の経過が計測されたときに(S30でYES)、画像形成装置1をスリープモードに設定する(S28)。
一方、当該タイマーにより予め定められた時間の経過が計測されるまでに(S30でNO)、対象物判定部101により、センサー部50,60からの両方の出力が対象物の検知領域への進入を示したと検知された場合は(S31でYES)、処理はS12に戻る。
また、S27において、移動方向検出部102が、上記検出した対象物の退去方向が、予め定められた方向ではないと判断した場合は(S27でNO)、上記予め定められた時間の経過を待つことなく、画像形成装置1をスリープモードに設定する(S28)。
この第2実施形態によれば、移動方向検出部102により、センサー部50,60からの出力に基づいて、対象物がいずれの方向に移動したのかまでが検出される。これにより、画像形成装置1において、対象物である操作者の移動方向に応じて、適切な動作制御を行うことが可能になる。
例えば、上記のように、画像形成装置1の操作者が、上記予め定められた方向としての右側、すなわち、給送装置3が備えられている画像形成装置1の側部側に移動した場合には、給送装置3に記録紙を補給する等の操作を行うためにセンサー部50,60の検知領域を外れたものの、この操作後に再度、センサー部50,60の検知領域に操作者が復帰する蓋然性が高いとみなして、スリープモードに切り換えるまでに待機時間を設けて(S30)、操作を続行する蓋然性が高い操作者が一時的にセンサー部50,60の検知領域を離れても、安易にスリープモードに切り換えないようにする等の制御が可能である。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、他の画像形成装置、例えば、プリンター、コピー機、ファクシミリ装置等でもよい。また、本発明に係る電子機器は、上記画像形成装置に限定されず、他の電子機器であっても構わない。
また、上記実施形態では、図1乃至図9を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
3 給送装置
5 原稿読取部
6 原稿給送部
10 制御ユニット
100 制御部
101 対象物判定部
102 移動方向検出部
12 画像形成部
50,60 センサー部
501,601 焦電型赤外線センサー
501a,501b 焦電素子
51 センサー本体部
52 オペアンプ
500,600 検知領域
700 操作者滞在領域

Claims (2)

  1. 赤外線量の変化を検知して正又は負の電荷を出力する焦電素子と、当該焦電素子から赤外線量の変化量を増幅して出力する増幅器を含む焦電型赤外線センサーを有し、水平方向において異なる位置に配置された2つのセンサー部と、
    前記2つのセンサー部の前記増幅器からの出力に基づいて、前記センサー部による検知領域への対象物の進入及び退去を検知し、前記2つのセンサー部のいずれかの前記増幅器からの出力に基づいて前記対象物の進入を検知してから、当該2つのセンサー部のいずれかの前記増幅器からの出力により当該対象物の退去を検知するまでの間は、当該対象物が存在すると判定する対象物判定部と
    前記2つのセンサー部の一方の前記増幅器からの出力に基づいて前記対象物の退去が検知された後に、他方のセンサー部の前記増幅器からの出力に基づいて前記対象物の退去が検知された場合、前記対象物が退去する退去方向が、当該一方のセンサー部の位置から、当該他方のセンサー部の位置に向かう方向であると検出する移動方向検出部と
    本電子機器を通常動作可能な状態とする通常動作モード、又は当該電子機器を省電力状態とするスリープモードを選択的に設定可能であり、前記対象物判定部により前記対象物が存在すると判定されていないときは、当該電子機器を前記スリープモードに設定し、前記対象物判定部により前記対象物が存在すると判定されたときは、当該電子機器を前記通常動作モードに設定する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記移動検出部によって検出された前記退去方向が、当該電子機器のオプション機器の配設位置に向かう方向として予め定められた方向である場合には、予め定められた待機時間の経過後に前記スリープモードに設定し、前記退去方向が前記予め定められた方向ではない場合には、前記予め定められた待機時間の経過を待たずに前記スリープモードに設定する電子機器。
  2. 請求項に記載の電子機器であって、
    記録媒体に画像形成を行う画像形成部と、
    前記画像形成部による画像形成が行われた記録媒体に画像を定着させる定着部とを備えた画像形成装置。
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