JP5907860B2 - 電子機器、制御システム、及び画像形成装置 - Google Patents

電子機器、制御システム、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子機器、制御システム、及び画像形成装置に関する。
従来、室内への侵入者を監視して、侵入者を検知した場合に、外部装置に通報する監視装置が提案されている。例えば、下記特許文献1には、画像形成装置が侵入者監視モードに設定されている状態で、人体検知手段によって人体の存在が検知されたときに、侵入者監視手段が、警備会社等に設置された外部装置に当該人体の検知を通報する画像形成装置が示されている。
特開平8−77467号公報
しかしながら、画像形成装置等の電子機器に人体検知のために設けられるセンサーは、画像形成装置を、省電力のために各動作機構を一時停止状態にするスリープモードと、各動作機構を即座に動作可能な状態で待機させる通常動作モードとを切り替えるために人体を検知するものであるため、主に画像形成装置に近接する領域を人体有無の検知領域とする。このようなセンサーは、画像形成装置から離れた位置にある人体の検知には不向きであるため、侵入者監視用のセンサーとしては性能が不十分であり、画像形成装置が設置されている室内における人体の有無を的確に検知できない虞がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、電子機器に近接する領域における物体の有無を検知しつつ、電子機器から離れた位置にある物体も検知して、電子機器が設置されている室内における人体の有無を的確に検知することを目的とする。
本発明の一局面に係る電子機器は、電子機器が設置されている室内を検知対象として、当該電子機器から予め定められた距離までの領域を検知領域として物体を検知する第1検知センサーと、当該電子機器からの距離が前記予め定められた距離よりも短い一定距離までとされた領域であ、当該電子機器の近接領域を検知領域として物体を検知する第2検知センサーと、時刻を計時する計時部と、当該電子機器を、通常動作可能な通常動作モードと、省電力のために一時停止状態にするスリープモードとに切り替え可能とし、スリープモード時に前記第2検知センサーが物体を検知したときに、当該電子機器の状態を通常動作モードに切り替えるモード切替部と、前記計時部により計時される時刻が予め定められた時間帯を示す時刻であるときに、前記第1検知センサーが物体を非検知の状態となったときに、当該電子機器が設置されている室内が無人状態であると検出する第1検出部とを備える。
ものである。
本発明によれば、電子機器に近接する領域における物体の有無を検知しつつ、電子機器から離れた位置にある物体も検知して、電子機器が設置されている室内における人体の有無を的確に検知することが可能である。
本発明の一実施形態に係る電子機器としての画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 第1及び第2検知センサーによる検知領域を示す図である。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 画像形成装置、制御対象とする電子装置、及び制御装置のネットワーク網を示す図である。 画像形成装置における侵入者の検知処理を示すフローチャートである。 制御装置が、制御対象とする電子装置を非駆動にする上記指示を画像形成装置から受信した場合における制御の他の実施形態を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る電子機器について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器としての画像形成装置の構造を示す正面断面図である。図2は第1及び第2検知センサーによる検知領域を示す図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、およびファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着部13、給紙部14、原稿給送部6、及び原稿読取部5等を備えて構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。
画像形成装置1が原稿読取動作を行う場合、原稿給送部6により給送されてくる原稿、又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を原稿読取部5が光学的に読み取り、画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは内蔵HDD又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成装置1が画像形成動作を行う場合は、上記原稿読取動作により生成された画像データ、又はネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ、又は内蔵HDDに記憶されている画像データ等に基づいて、画像形成部(印刷部)12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙Pにトナー像を形成する。カラー印刷を行う場合、画像形成部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y、及びブラック用の画像形成ユニット12Bkは、それぞれに、上記画像データを構成するそれぞれの色成分からなる画像に基づいて、帯電、露光、及び現像の工程により感光体ドラム121上にトナー像を形成し、当該トナー像を一次転写ローラー126により中間転写ベルト125上に転写させる。
中間転写ベルト125上に転写される上記各色のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成された当該カラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んで駆動ローラー125aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた記録紙Pに転写させる。この後、定着部13が、記録紙P上のトナー像を、熱圧着により記録紙Pに定着させる。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙Pは、排出トレイ151に排出される。
給紙部14は、複数の給紙カセットを備える。制御部100(図2)は、操作者による指示で指定されたサイズの記録紙が収容された給紙カセットのピックアップローラー145を回転駆動させて、各給紙カセットに収容されている記録紙Pを上記ニップ部Nに向けて搬送させる。
なお、画像形成装置1において、両面印刷を行う場合は、画像形成部12より一方の面に画像が形成された記録紙Pを、排出ローラー対159にニップされた状態とした後、当該記録紙Pを排出ローラー対159によりスイッチバックさせて反転搬送路195に送り、搬送ローラー対19により、上記ニップ部N及び定着部13に対して記録紙Pの搬送方向上流域に再度搬送する。これにより、画像形成部12により当該記録紙の他方の面に画像が形成される。
画像形成装置1の前面の適当な箇所、例えば画像形成装置1の設置床から50〜60cmの高さで画像形成装置1の前面の左右中央位置に、画像形成装置1の操作者を対象物の物体として検知する第1検知センサー50A,第2検知センサー50Bが設置されている。
例えば、第1検知センサー50A,第2検知センサー50Bは、焦電型赤外線センサー(図略)及びその制御基板(図略)から構成される。焦電型赤外線センサーは、焦電効果を有する基板表面に電極を有する焦電素子を備え、この焦電素子を用いて予め定められた検知領域内の対象物(人又は物体)の検知を行う。焦電型赤外線センサーは、強誘電体等からなる焦電体基板と、該焦電体基板の両面に対向して設けられた電極とを有する焦電素子を備え、人体の動作により発生した赤外線を焦電素子の受光部に例えばフレネルレンズを用いて集光させ、赤外線の変化に応じて生じる焦電素子の分極による信号を電圧信号に変換し、所定の処理を経た当該電圧信号が閾値との比較でコンパレータによりハイレベル又はローレベルとなる場合に、対象物を検知したものとして、当該ハイレベル又はローレベルを示す信号を出力する。
第1検知センサー50Aは、上記フレネルレンズにより検知領域が調整され、図2に示すように、画像形成装置1から離れた領域、例えば画像形成装置1の前面から10〜20m離れた位置を検知領域として対象物を検知する。
同じく図2に示すように、第2検知センサー50Bは、上記フレネルレンズによる検知領域の調整で、画像形成装置1の近接領域、例えば、画像形成装置1の前面から約1mまでの領域を検知領域として対象物を検知する。第2検知センサー50Bは、画像形成装置1に接近してくる物体(人体等)を検知対象物とする。
但し、第1検知センサー50A,第2検知センサー50Bは、焦電型赤外線センサーに限られず、人体検知が可能な他のセンサーでも適用が画像形成装置1に可能である。例えば、第1検知センサー50A,第2検知センサー50Bとしては、画像形成装置1からその前方領域に向けて光を照射する発光部と、当該発光部から照射された光が人体で反射した反射光を受光する受光部とを備え、当該受光部による反射光の受光時に人体が存在するとして検知信号を出力する光センサーであっても構わない。
この場合、第1検知センサー50Aには、画像形成装置1から上記離れた領域まで上記発光が可能であり、当該領域にある対象物からの反射光を受光可能な性能を有する光センサーが用いられる。また、第2検知センサー50Bには、上記近接領域までで発光及び対象物からの反射光の受光が可能な性能を有する光センサーが用いられる。
次に、画像形成装置1の構成を説明する。図3は画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。
画像形成装置1は、制御ユニット10、操作部47、原稿給送部6、原稿読取部5、画像メモリー32、画像形成部12、定着部13、駆動モーター70、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェイス部91、及びHDD92等を備える。
原稿読取部(データ取得部)5は、制御ユニット10による制御の下、光照射部及びCCDセンサー等を有する読取機構163(図1)を備える。原稿読取部5は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することにより、原稿から画像を読み取る。
画像メモリー32は、原稿読取部5による読取で得られた原稿画像のデータを一時的に記憶したり、画像形成部12のプリント対象となるデータを一時的に保存する領域である。
ファクシミリ通信部71は、図略の符号化/復号化部、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行うものである。
ネットワークインターフェイス部91は、LANボード等の通信モジュールから構成され、当該ネットワークインターフェイス部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内又はインターネット上のコンピューター20等と種々のデータの送受信を行う。
HDD92は、原稿読取部5によって読み取られた原稿画像等を記憶する大容量の記憶装置である。
駆動モーター70は、画像形成部12の各回転部材及び搬送ローラー対19等に回転駆動力を付与する駆動源である。
タイマー80は、時刻を計時する計時部である。
上述した第1検知センサー50A,第2検知センサー50Bも、制御ユニット10に接続されている。
制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM及び専用のハードウェア回路等から構成され、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御ユニット10は、制御部100、モード切替部101、第1検出部102、及び第2検出部103を備える。
制御部100は、操作部47、原稿給送部6、原稿読取部5、画像メモリー32、画像形成部12、定着部13、駆動モーター70、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェイス部91、HDD92、タイマー80,及び第1検知センサー50A,第2検知センサー50B等と接続され、これら各部の制御を行う。
モード切替部101は、画像形成装置1を、各動作機構を即座に動作可能な状態で待機させる通常動作モードと、省電力のために各動作機構を一時停止状態にするスリープモードとに切り替え可能とし、スリープモード時に前記第2検知センサーが物体を検知したときに、画像形成装置1の状態を通常動作モードに切り替える。
第1検出部102は、タイマー80により計時される時刻が予め定められた時間帯、例えば、19時から8時の夜間時間帯を示す時刻であるときに、第1検知センサー50Aが対象物を検知としているか否かを判断し、当該時間帯において、第1検知センサー50Aが物体を検知しない状態になったとき、画像形成装置1が設置されている室内が無人状態であると検出する。
第1検出部102は、制御装置60(図4)との間でネットワークインターフェイス部91を介して通信を行う。制御装置60は、画像形成装置1とネットワーク接続され、画像形成装置1が設置されている室内に配備されている室内照明、空気調和装置(エアコン)等、制御対象とする電子装置の駆動又は非駆動を切替制御する。第1検出部102は、タイマー80により計時される時刻が上記予め定められた時間帯であるときに、第1検知センサー50Aが対象物を非検知の状態となった時点で、すなわち、上記無人状態を検出したときに、上記制御対象とする電子装置を非駆動にする指示を制御装置60に送信する。
第2検出部103は、タイマー80により計時される時刻が上記予め定められた時間帯を示す時刻であるときに、第1検知センサー50Aが物体を検知しない状態になった後、第1検知センサー50Aが物体を検知する状態に復帰した場合に、侵入者が存在すると検出する。
第2検出部103は、侵入者が存在すると検出したときに、画像形成装置1にネットワーク接続された制御装置60に対して、ネットワークインターフェイス部91を介して、侵入者の存在を示す情報を送信する。制御装置60は、画像形成装置1とは別個に、離れた位置に設置されている。制御装置60は、監視ユニットとして、当該情報の受信を受けると、警報の発呼、管理者へのメール送信等による通報等を行う。
次に、画像形成装置1、上記制御対象とする電子装置、及び制御装置60のネットワーク網を説明する。図4は、画像形成装置1、上記制御対象とする電子装置、及び制御装置60のネットワーク網を示す図である。
制御システム30は、画像形成装置1と制御装置60を備える。画像形成装置1の台数は特に限定されないが、本実施形態では、3台の場合を例にして説明する。
制御装置60は、信号線により、各画像形成装置1と、空気調和装置3と、室内照明2とにネットワーク接続されている。空気調和装置3及び室内照明2の台数は特に限定されないが、本実施形態では、それぞれ2台の場合を例にして説明する。それぞれの画像形成装置1、空気調和装置3、及び室内照明2は、商用電源に接続され、当該商用電源から電力の供給を受ける。また、それぞれの画像形成装置1、空気調和装置3、及び室内照明2は、制御装置60からの制御信号に従って商用電源からの電力供給を受けるか否かを切り替え可能な電源制御部を備えている。
制御装置60は、画像形成装置1、空気調和装置3、及び室内照明2に対して、それぞれ信号線L1,L2,L3で接続されている。
次に、画像形成装置1における侵入者の検知処理を説明する。図5は画像形成装置1における侵入者の検知処理を示すフローチャートである。
画像形成装置1の起動中は、制御部100による制御の下で、タイマー80による現在時刻の計時、第1検知センサー50A及び第2検知センサー50Bによる対象物の検知が開始される。モード切替部101は、タイマー80により上記予め定められた時間帯を示す時刻、例えば、19時から8時の夜間時間帯の開始時刻である19時を示す時刻が計時され
ているか否かを判断する(S1)。
なお、タイマー80により上記時刻が計時されるまでは(S1でNO)、モード切替部101は、所定時間(例えば、5分間)操作者によりジョブが受け付けられない場合に、画像形成装置1を通常動作モードからスリープモードに切り替え、スリープモード時に第2検知センサー50Bが物体を検知したときに、画像形成装置1の状態を通常動作モードに切り替える制御を行っている。
モード切替部101は、タイマー80により上記時刻が計時されたと判断した場合(S1でYES)、画像形成装置1をスリープモードに切り替える(S2)。この後、第1検出部102は、第1検知センサー50Aから対象物を検知しないことを示す対象物非検知信号が送信されてくるのを待機する(S3,S3でNO)。第1検出部102は、第1検知センサー50Aから対象物非検知信号を受信した場合(S3でYES)、これら画像形成装置1の設置されている室内が無人状態になったと検出し、制御対象とする電子装置としての上記複数の空気調和装置3及び室内照明2を非駆動にする指示を制御装置60に送信する(S4)。
このとき、制御装置60は、画像形成装置1から、制御対象とする電子装置を非駆動にする上記指示を受信すると、空気調和装置3及び室内照明2に対して、電力供給を停止させる指示からなる制御信号を送信する。これにより、空気調和装置3及び室内照明2の電源制御部に、商用電源から電力供給を受けることを停止させる。
そして、第2検出部103は、上記のようにタイマー80により予め定められた時間帯が計時され、第1検知センサー50Aが対象物を非検知としている状態となった後、第1検知センサー50Aから対象物を検知したことを示す対象物検知信号を受信した場合は(S5でYES)、侵入者が存在すると判断し、侵入者が存在することを示す情報を制御装置60に送信する(S7)。
一方、第1検知センサー50Aが対象物を検知しない状態では(S5でNO)、タイマー80が、上記予め定められた時間帯外の時刻、例えば、当該予め定められた時間帯としての19時から8時の夜間時間帯の終了時刻、8時00分1秒を計時するまで、第1検知センサー50Aによる対象物の検知が続けられる(S6でNO,S5)。そして、タイマー80が、上記予め定められた時間帯外の時刻を計時した場合は(S6でYES)、当該侵入者の検知処理を終了する。
この侵入者の検知処理によれば、タイマー80により計時される時刻が上記予め定められた時間帯を示すとき、画像形成装置1から離れた領域を検知対象とする第1検知センサー50Aによる対象物の検知に基づいて、第1検出部102により、画像形成装置1の設置されている室内が無人状態になったか否かが検出される。このため、画像形成装置1の設置されている室内における広い領域で人体を対象物として検知可能である。これにより、第2検知センサー50Bにより画像形成装置1に近接する領域における物体の有無を検知しつつ、画像形成装置1から離れた位置にある物体も第1検知センサー50Aにより検知して、画像形成装置1が設置されている室内における人体の有無を的確に検知することが可能になる。
また、第2検出部103は、上記時間帯において、第1検知センサー50Aが当初は対象物を検知していても即座に侵入者とは判断せず、その後に、第1検知センサー50Aが一旦対象物を非検知とする状態に一旦なってから、第1検知センサー50Aが対象物を検知する状態に復帰した場合に、画像形成装置1が設置されている室内に侵入者が存在すると判断する。これにより、第1検知センサー50Aにより検知された対象物が侵入者である蓋然性が高い状態を的確に判別し、当該対象物が侵入者か否かを精度よく検出することが可能になる。
また、第2検出部103は、侵入者が存在すると検出したときに、侵入者が存在することを示す情報を制御装置60に送信するので、制御装置60では、当該情報に基づいて、侵入者の存在に対応する制御、警報の発呼や、管理者又は監視を行う中央監視室への通報等を行うことが可能になる。さらには、制御装置60は、画像形成装置1が設置されている室内への入退室管理システムに通報を行うことにより、当該入退室管理システムによる侵入者の検知精度を向上させることが可能になる。
また、第1検出部102は、上記時間帯において、第1検知センサー50Aから対象物非検知信号を受信して、画像形成装置1が設置されている室内から全ての人が退出した蓋然性の高い状態となったときに、当該室内無人状態であると検出し、制御対象とする電子装置としての空気調和装置3及び室内照明2を非駆動にする指示を制御装置60に送信するので、制御装置60においては、空気調和装置3及び室内照明2の電源制御部に、電力供給をさせる制御信号を送信して、空気調和装置3及び室内照明2の電源制御部に、商用電源から電力供給を受けることを停止させる等の制御が可能になる。これにより、画像形成装置1が設置されている室内において、空気調和装置3及び室内照明2の電源の切り忘れを防止することが可能になる。
なお、上記侵入者の検知処理においては、次に示す処理を並行して行うようにしてもよい。
図5に示した処理では、上記予め定められた時間帯において、第1検知センサー50Aが対象物を非検知の状態となった後は(S3でYES)、モード切替部101は、画像形成装置1をスリープモードとしているが(S2)、この状態において、第1検知センサー50Aが画像形成装置1から離れた領域における対象物を非検知のまま、第2検知センサー50Bが画像形成装置1に近接する領域における対象物を検知した場合には、モード切替部101は、画像形成装置1を通常動作モードに切り替えずスリープモードのままで維持する。この制御によれば、上記時間帯において、第1検知センサー50Aにより対象物が検知されておらず、例えば、小動物や、塵等の浮遊物などの物体SA(図2)が第2検知センサー50Bの検知領域に進入して、第2検知センサー50Bにより検知される場合には、第2検知センサー50Bにより検知された物が小動物や塵等であって人ではないとして、スリープモードのままとし、省電力状態を維持することが可能になる。
なお、制御装置60が、画像形成装置1から、制御対象とする電子装置を非駆動にする上記指示を受信した場合における制御は、上記侵入者の検知処理で示した制御の他、図6に示すようにしてもよい。図6は、制御装置60が、制御対象とする電子装置を非駆動にする上記指示を画像形成装置1から受信した場合における制御の他の実施形態を示すフローチャートである。
制御装置60が、いずれかの画像形成装置1から、制御対象とする電子装置を非駆動にする上記指示を受信した場合(S11でYES)、この時点で受信している当該指示が、予め定められた台数、例えば、ネットワーク接続されている画像形成装置1の全台数からのものであるかを判断する(S12)。
このとき、制御装置60は、上記予め定められた台数から上記指示を受信するに到っていると判断した場合に(S12でYES)、空気調和装置3及び室内照明2の電源制御部に、電力供給を停止させる制御信号を送信して(S13)、空気調和装置3及び室内照明2が商用電源から電力供給を受けることを停止させる。
この制御によれば、上記時間帯に、複数の画像形成装置1が設置されている室内から人が全て退出した蓋然性が高い状態を更に的確に判別して、空気調和装置3及び室内照明2の電源の切り忘れを防止することが可能になる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、制御システム30では、その制御装置60が、画像形成装置1から制御対象とする電子装置を非駆動にする上記指示を受信した場合、空気調和装置3及び室内照明2の電源制御部に制御信号を送信して、空気調和装置3及び室内照明2が商用電源から電力供給を受けることを停止させるが、制御システム30が備える画像形成装置1のうち、1台を残して他の画像形成装置1にも制御信号を送信して、その制御部100に、画像形成装置1が商用電源から電力供給を受けることを停止させるようにしてもよい。この場合、当該他の画像形成装置1は、制御装置60による制御を受ける電子装置の一例となる。
また、上記実施形態では、本発明に係る電子機器として、複合機からなる画像形成装置1を一実施形態としているが、これは一例に過ぎず、他の画像形成装置、例えば、プリンター、コピー機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置でもよいし、更には、他の電子機器、例えば、医療機器、表示装置、等であってもよい。
また、上記実施形態では、図1乃至図6を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
100 制御部
101 モード切替部
102 第1検出部
103 第2検出部
50A 検知センサー
50B 検知センサー
80 タイマー
2 室内照明
3 空気調和装置
30 制御システム
60 制御装置

Claims (8)

  1. 子機器が設置されている室内を検知対象として、当該電子機器から予め定められた距離までの領域を検知領域として物体を検知する第1検知センサーと、
    当該電子機器からの距離が前記予め定められた距離よりも短い一定距離までとされた領域であ、当該電子機器の近接領域を検知領域として物体を検知する第2検知センサーと、
    時刻を計時する計時部と、
    当該電子機器を、通常動作可能な通常動作モードと、省電力のために一時停止状態にするスリープモードとに切り替え可能とし、スリープモード時に前記第2検知センサーが物体を検知したときに、当該電子機器の状態を通常動作モードに切り替えるモード切替部と、
    前記計時部により計時される時刻が予め定められた時間帯を示す時刻であるときに、前記第1検知センサーが物体を非検知の状態となったときに、当該電子機器が設置されている室内が無人状態であると検出する第1検出部とを備える電子機器。
  2. 前記計時部により計時される時刻が予め定められた時間帯を示す時刻であるときに、前記第1検知センサーが物体を非検知の状態となった後、前記第1検知センサーが物体を検知する状態となった場合に、侵入者が存在すると検出する第2検出部を更に備える請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記モード切替部は、前記計時部により計時される時刻が予め定められた時間帯を示す時刻であるときに当該電子機器を前記スリープモードとし、当該時間帯において、前記第1検知センサーが物体を検知することなく、前記第2検知センサーが物体を検知した場合には、当該電子機器を前記通常動作モードに切り替えず前記スリープモードを維持する請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第2検出部は、侵入者が存在すると検出したときに、当該電子機器にネットワーク接続された監視ユニットとしての制御装置に対して、侵入者の存在を示す情報を送信する請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記第1検出部は、当該電子機器にネットワーク接続して、制御対象とする電子装置の駆動又は非駆動を切替制御する制御装置と通信し、前記無人状態を検出したときは、前記電子装置を非駆動にする指示を前記制御装置に送信する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記第1及び第2検知センサーは、焦電型赤外線センサーである請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電子機器。
  7. 請求項5に記載の電子機器を複数備え、当該複数の電子機器に接続する前記制御装置を更に備える制御システムであって、
    前記制御装置は、前記複数の電子機器のうち、予め定められた台数の電子機器から、前記制御対象とする電子装置を非駆動にする指示を受信したときに、前記制御対象とする電子装置を非駆動にする制御システム。
  8. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電子機器であって、
    記録媒体に対して画像形成を行う画像形成部を更に備えた画像形成装置。
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