JP2022116705A - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置の人を検知する機能を利用し、人の密集のレベルを推測し、推測したレベルに応じた報知を行う。【解決手段】画像形成装置は、検知センサー及び報知部を備える。検知センサーは人を検知する。報知部は、検知センサーの出力に基づいて一定時間の間に人が検知された回数である検知回数及び予め定められた閾値に基づき求められた人の密度レベルによって、報知内容を変える。報知部は、表示パネルとスピーカーの何れか一方又は両方であり、表示パネルは、表示領域の一部又は全部を、前記密度レベルに応じた色で表示し、スピーカーは、前記密度レベルに応じた音を出す。【選択図】図2
Description
本発明は、周囲にいる人を検知するセンサーを備えた画像形成装置に関する。また、本発明は、当該画像形成装置を備えた画像形成システムに関する。
センサーを用いて、近づいてきた人を検知する画像形成装置がある。以下のような人の接近を検知する画像形成装置装置が知られている。具体的に、本体に人が接近したことを検知する接近検知手段、接近検知手段による検知結果を所定の時間帯ごとに計数する計数手段、少なくとも操作パネルの点灯・消灯を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、計数手段による計数結果に基づいて、操作パネルの点灯・消灯を切り換え、スリープモードのオン・オフを切り換える画像形成装置が知られている。装置管理者がいちいち利用者の多少を勘案する煩わしさの解消が図られる。例えば、接近人数の少ない時間帯では、操作パネルが消灯される。
感染症をできるだけ他人にうつさない行動が求められている。例えば、人の密集を避けること、ソーシャルディスタンスを保つことが推奨されている。オフィスでもメンバー同士の感染を防ぐ工夫が必要である。例えば、メンバー同士の距離を監視するため、カメラを設けることが考えられる。また、距離の目安として、オフィス内の床、机のような場所に目印を施工(設置)することも考えられる。しかし、これらの導入には、別途コストが必要である。
特許文献1記載の画像形成装置は、管理者の設定負担軽減に関する。感染症の感染拡大防止に関する考慮はない。人感センサーを有していても、感染症の拡大防止の効果はない。画像形成装置を有効活用できていない。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、画像形成装置の人を検知する機能を利用し、人の密集のレベルを推測し、推測したレベルに応じた報知を行う。
上記課題解決のため、本発明に係る画像形成装置は、検知センサー及び報知部を備える。検知センサーは人を検知する。報知部は、前記検知センサーの出力に基づいて一定時間の間に人が検知された回数である検知回数及び予め定められた閾値に基づき求められた人の密度レベルによって、報知内容を変える。
本発明によれば、画像形成装置の人を検知する機能を利用し、人の密集のレベルを推測することができる。人の密集が減るように推測したレベルに応じた報知を行うことができる。ソーシャルディスタンスの確保に、画像形成装置を有効活用することができる。
以下、本発明の実施形態を図1~図8を用いて説明する。以下の説明では、画像形成装置、及び、画像形成装置並びに情報処理装置200を含む画像形成システム300を説明する。また、画像形成装置として複合機100を例に挙げて説明する。なお、画像形成装置は、プリンターでもよく、複合機100に限られない。但し、各実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(1.画像形成システム300)
図1を用いて、実施形態に係る画像形成システム300の一例を説明する。図1は、実施形態に係る複合機100及び画像形成システム300の一例を示す図である。
図1を用いて、実施形態に係る画像形成システム300の一例を説明する。図1は、実施形態に係る複合機100及び画像形成システム300の一例を示す図である。
画像形成システム300は、1又は複数台の画像形成装置(複合機100)、及び、1又は複数台の情報処理装置200を備える。例えば、情報処理装置200は、PC又はサーバーのようなコンピューターである。例えば、情報処理装置200は、オフィスでの管理者のコンピューターである。そして、複合機100と情報処理装置200は通信可能に接続される。例えば、複合機100と情報処理装置200は、同じローカルネットワーク(社内LAN)に接続される。複合機100と情報処理装置200は、互いにデータを送受信可能である。
(2.複合機100の概要)
次に、図1を用いて、実施形態に係る複合機100の概要を説明する。複合機100は制御部1、記憶部2、原稿搬送部3、画像読取部4、操作パネル5、及び、印刷部6を備える。
次に、図1を用いて、実施形態に係る複合機100の概要を説明する。複合機100は制御部1、記憶部2、原稿搬送部3、画像読取部4、操作パネル5、及び、印刷部6を備える。
制御部1は複合機100の動作を制御する基板である。制御部1は、例えば、制御回路11、画像処理回路12、計時回路13、及び、通信部14を含む。制御回路11は、例えば、CPUである。制御回路11は各種演算や処理を行う。画像処理回路12は、例えば、画像処理のために開発された回路(ASIC)である。画像処理回路12は、画像データの画像処理を行い、ジョブ実行用画像データを生成する。ジョブ実行用画像データは印刷ジョブ、又は、送信ジョブに用いられる。また、制御部1は時間を測る計時回路1313を含んでもよい。
複合機100は、記憶部2として、フラッシュメモリー、HDDのような不揮発性の記憶装置及びRAMを含む。記憶部2は、ソフトウェア(プログラム)やデータを不揮発的に記憶する。記憶部2のソフトウェアやデータに基づき、制御部1(制御回路11)は、演算や処理を行い、複合機100の各部を制御する。
原稿搬送部3は、原稿を読み取り位置(送り読取用コンタクトガラス、不図示)に向けて搬送する。原稿を読み取るジョブのとき、制御部1は、セットされた原稿を1枚ずつ読み取り位置に向けて原稿搬送部3に搬送させる。画像読取部4は、例えば、光源、イメージセンサーを含む。例えば、イメージセンサーは、ラインセンサーであり、複数の受光素子を含む。各受光素子は、反射光の光量に応じたアナログ画像信号を出力する。アナログ画像信号は、例えば、制御部1に入力される。アナログ画像信号に基づき、画像処理回路12は、読取画像データを生成する。制御部1は、原稿搬送部3により搬送される原稿や、載置読取用コンタクトガラス(不図示)にセットされた原稿を画像読取部4に読み取らせる。読み取りの結果、読取画像データが生成される。読取画像データに基づく印刷を行うこともできるし、送信を行うこともできる。
操作パネル5は、表示パネル51、タッチパネル52、ハードキー53を含む。制御部1は表示パネル51の表示を制御する。制御部1は、例えば、設定画面、各種メッセージ、操作用画像を表示パネル51に表示させる。操作用画像は、例えば、ボタン、ソフトキー、タブである。タッチパネル52の出力に基づき、制御部1は、操作された操作用画像を認識する。また、操作されたハードキー53から出力される信号に基づき、制御部1は操作されたハードキー53を認識する。
印刷部6は、給紙部6a、用紙搬送部6b、画像形成部6c、定着部6dを含む。例えば、給紙部6aは、用紙カセット、用紙を送り出す給紙ローラーを含む。印刷時、制御部1は、給紙部6aに用紙を供給させる。用紙搬送部6bは、例えば、モーター、搬送ローラー対を含む。制御部1は、給紙部6aから送り出された用紙を用紙搬送部6bに搬送させる。画像形成部6cは、例えば、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写ローラーを含む。制御部1は、感光体ドラムを帯電させ、画像データに基づき感光体ドラムを露光装置に露光させる。また、制御部1は、感光体ドラムの静電潜像を現像装置にトナーで現像させる。。また、制御部1は転写ローラーに電圧を印加し、トナー像を用紙に転写させる。定着部6dは、例えば、ヒーター、定着用回転体を含む。制御部1は、トナー像が転写された用紙を定着部6dに加熱・加圧させる。制御部1はトナー像の定着を定着部6dに行わせる。
制御部1は通信部14を含む。通信部14は、通信回路、通信用メモリーを含む。通信用メモリーは、通信用のソフトウェアを記憶する。ネットワークを介し、通信部14は、情報処理装置200及び他のコンピューター(ユーザーコンピューター400)と通信できる。例えば、通信部14は、ユーザーコンピューター400から送信されたプリントジョブデータを受信する。制御部1は、プリントジョブデータに基づき、ジョブ実行用画像データを生成する。制御部1は、ジョブ実行用画像データに基づく印刷を画像形成部6cに行わせる。
複合機100はスピーカー7を含んでもよい。制御部1(制御回路11)は、スピーカー7に信号を入力する。入力された信号に基づき、スピーカー7の振動板が振動する。その結果、音が出る。制御部1は、音をスピーカー7に出力(再生)させる。例えば、記憶部2は、アナログ信号のパターン(波形)を不揮発的に記憶する。音を鳴らすとき、制御部1は、所定のパターンのアナログ信号を生成し、スピーカー7に入力する。
また、複合機100は検知センサー8を含む。検知センサー8は人を検知するセンサーである。検知センサー8は、複合機100の周囲(傍)に人がいるか否かを検知するセンサーともいえる。検知センサー8は人感センサーといわれることもある。例えば、検知センサー8の検知エリアは、複合機100の前方である。検知センサー8の出力電圧は、制御部1(制御回路11)に入力される。
例えば、検知センサー8は赤外線センサーである。例えば、赤外線センサーは、焦電センサーとコンデンサーを含む。コンデンサーは焦電センサーの出力電圧を充電する。例えば、コンデンサーが充電した電圧が、検知センサー8の出力電圧とされる。この場合、赤外線センサーは、受けた赤外線の量に応じた電圧を出力する。赤外線センサーの赤外線受光面は複合機100の前方に向けられ、所定の角度範囲の赤外線を受ける。人から発せられた赤外線を受けると、検知センサー8の出力電圧が大きくなる。検知センサー8と人の距離が近いほど、検知センサー8の出力電圧が大きくなりやすい。制御部1は、検知センサー8の出力電圧に基づき、人がいるか否かを判定する。例えば、検知センサー8の出力電圧が予め定められた基準値以上のとき、制御部1(制御回路11)は、人がいると判定する。検知センサー8の出力電圧が閾値未満のとき、制御部1は人がいないと判定する。
なお、検知センサー8は、反射型センサーでもよい。この場合、検知センサー8はレーザー光を発射する発光素子と、反射光を受光するための受光素子を備える。受光素子の出力は制御部1に入力される。受光素子の出力電圧が所定値以下の状態から所定値を超えたとき、制御部1(制御回路11)は、人がいると判定する。受光素子の出力電圧が所定値を超えた状態から所定値以下になったとき、制御部1(制御回路11)は、人がいなくなった(通過した)と判定する。
また、検知センサー8はカメラでもよい。カメラの撮影範囲は、複合機100の前方としてもよい。カメラの撮影によって得られた撮影データは、制御部1に入力される。制御部1は、撮影データに写る人物を判定してもよい。また、撮影データに基づき、制御部1は、複合機100の周囲にいる人の人数を認識してもよい。また、撮影データに基づき、制御部1は、複合機100に近づいてくる人、通過していく人を認識してもよい。
(3.情報処理装置200)
次に、図1を用いて、実施形態に係る情報処理装置200の一例を説明する。情報処理装置200は情報処理部201、情報記憶部202、情報通信部203、ディスプレイ204、及び、入力デバイス205を含む。情報処理部201は制御回路11(CPU)を含む基板(制御基板)である。情報処理部201は演算、処理を行う。情報処理部201は情報処理装置200の動作を制御する。例えば、情報記憶部202は、RAM、ROM、ストレージを含む。例えば、ストレージはHDDとSSdの何れか一方、又は、両方である。情報記憶部202はデータ、ソフトウェアを不揮発的に記憶できる。
次に、図1を用いて、実施形態に係る情報処理装置200の一例を説明する。情報処理装置200は情報処理部201、情報記憶部202、情報通信部203、ディスプレイ204、及び、入力デバイス205を含む。情報処理部201は制御回路11(CPU)を含む基板(制御基板)である。情報処理部201は演算、処理を行う。情報処理部201は情報処理装置200の動作を制御する。例えば、情報記憶部202は、RAM、ROM、ストレージを含む。例えば、ストレージはHDDとSSdの何れか一方、又は、両方である。情報記憶部202はデータ、ソフトウェアを不揮発的に記憶できる。
例えば、ディスプレイ204は、液晶パネル又は有機ELパネルを含む。情報処理部201は、画面、情報をディスプレイ204に表示させる。例えば、入力デバイス205はキーボードでもよいし、マウスでもよいし、両方でもよい。入力デバイス205は使用者の操作を受け付ける。入力デバイス205の出力に基づき、情報処理部201は操作内容を認識する。情報通信部203は、通信回路、通信用メモリーを含む。通信用メモリーは、通信用のソフトウェアを記憶する。ネットワークを介し、情報通信部203は、複合機100(通信部14)と通信できる。
(4.複合機100による報知)
次に、図2、図3を用いて、実施形態に係る複合機100の処理の一例を説明する。図2は実施形態に係る複合機100の報知の処理の一例を示す図である。図3は実施形態に係る表示パネル51の表示画面の一例を示す図である。図4は実施形態に係る報知の一例を示す図である。
次に、図2、図3を用いて、実施形態に係る複合機100の処理の一例を説明する。図2は実施形態に係る複合機100の報知の処理の一例を示す図である。図3は実施形態に係る表示パネル51の表示画面の一例を示す図である。図4は実施形態に係る報知の一例を示す図である。
複合機100では、報知モードを利用できる。報知モードは、人の密集のレベルを推測し、密度レベルを求め、推測したレベルに応じた報知を行うモードである。複合機100は人の密集を警告する。報知モードを利用する場合、報知アプリケーションA1が予め、記憶部2にインストールされる(図1参照)。報知アプリケーションA1には、報知モードでの各処理(機能)を実現するプログラムがまとめられている。
報知モードを利用する場合、報知アプリケーションA1がアクティベートされる。例えば、操作パネル5は、報知アプリケーションA1の起動を受け付ける。操作パネル5が報知アプリケーションA1の起動指示を受け付けたとき、制御部1は、報知アプリケーションA1を読み出し、動作させる。なお、複合機100の起動(主電源ON)にあわせて、制御部1は、報知アプリケーションA1を起動してもよい。なお、報知モードを利用しない場合、報知アプリケーションA1は動作しない。例えば、操作パネル5は、報知アプリケーションA1の終了又は不使用の設定を受け付ける。
図2のスタートは、報知モードの利用が開始された時点(報知アプリケーションA1が起動した時点)である。まず、制御部1は、一定時間T1の間、検知回数を数える(ステップ♯11、図4参照)。つまり、制御部1は検知回数のカウントを開始し、一定時間T1の間、カウントを続ける。一定時間T1は予め定められる。例えば、一定時間T1は、例えば、5秒~20秒の範囲内の何れかの時間とされる。例えば、一定時間T1は、10秒である。なお、一定時間T1は、20秒より長くてもよい。検知センサー8の検知範囲と検知距離を考慮して、一定時間T1が定められてもよい。
検知センサー8の出力は、制御部1(制御回路11)に入力される。検知回数は、検知センサー8の出力に基づき、一定時間T1の間に人が検知された回数である。言い換えると、検知回数は、制御部1が検知センサー8の出力に基づき、人を検知した回数である。また、制御部1の制御回路11、又は、計時回路13が一定時間T1を計る。
例えば、検知センサー8が赤外線センサーの場合、検知センサー8の検知範囲に人が入った場合、検知センサー8の出力電圧値は基準値を超える。そして、検知センサー8の検知範囲に人が入っている間、検知センサー8の出力電圧値は基準値を超える。複合機100から人が離れると(検知範囲外に人が移動すると)、検知センサー8の出力電圧値は基準値以下となる。そこで、制御部1は、検知センサー8の出力電圧値が基準値以下の状態から、基準値を超えた回数を検知回数としてカウントしてもよし。
なお、検知センサー8に反射型センサーを用いる場合、制御部1は、受光素子の出力電圧が所定値以下の状態から所定値を超えた回数を検知回数としてカウントしてもよい。また、検知センサー8にカメラを用いる場合、制御部1は、撮影データに人が新たに表れた回数を検知回数としてカウントしてもよい。
一定時間T1が経過すると(終わると)、制御部1は、検知回数と閾値を比較して、密度レベルを求める(ステップ♯12)。閾値は予め定められる。閾値は密度レベルを求めるための値である。閾値は複数個あってもよい。複数個ある場合、それぞれの閾値の大きさが異なる。複数個ある場合、求められる密度レベルは3以上となる。
本説明では、制御部1が、高レベル、中レベル、低レベルの3つのレベルの中から密度レベルを求める(定める)例を説明する。なお、密度レベルの段階数は2以上である。密度レベルの段階数は4以上でもよい。
密度レベルが3段階の場合、閾値は2つとなる。それぞれの閾値の大きさは異なる。レベル数(段階数)をnとする場合、閾値の数は(n-1)個となる。以下の説明では、便宜上、小さい方の閾値を第1閾値と称し、大きい方の閾値を第2閾値と称する。例えば、検知回数が第2閾値よりも多いとき、制御部1は、密度レベルが高レベルであると判定する。検知回数が第1閾値よりも多く、第2閾値以下のとき、制御部1は、密度レベルが中レベルであると判定する。検知回数が第1閾値以下のとき、制御部1は、密度レベルが低レベルであると判定する。例えば、検知回数か5回であり、第1閾値が3、第2閾値が6の場合、制御部1は、密度レベルが中レベルであると判定する。
複合機100の周囲の人の密度が高いほど、検知回数が多くなる。反対に、人の密度が低ければ、検知回数は少なくなる。検知回数の大小は、複合機100が置かれた通路にいる人、及び、通路を通った人の数と密接に関連する。そこで、制御部1は、検知回数に基づき、複合機100の周辺の人の密度のレベルを求める。
制御部1は、求めた密度レベルに応じた報知を報知部に行わせる(ステップ♯13)。制御部1は、求めた密度レベルに応じた報知を、次の一定時間T1が経過するまで継続してもよい。そして、制御部1は、表示パネル51とスピーカー7の両方を報知部として用いてもよい。制御部1は、表示パネル51のみを報知部として用いてもよい。また、制御部1は、スピーカー7のみを報知部として用いてもよい。操作パネル5は、表示パネル51とスピーカー7のうち、報知部として用いるものの選択を受け付けてもよい。
表示パネル51を報知部として用いる場合、制御部1は、表示領域の一部又は全部を、密度レベルに応じた色で表示パネル51に表示させる。求めたレベルが高レベルの場合、人の密度が高く、ソーシャルディスタンスを確保できていない可能性が高い。高い注意が必要である。そして、赤色は、警告を意味する色としてよく用いられている。そこで、例えば、求めたレベルが高レベルの場合、制御部1は、赤色を表示パネル51に表示させてもよい。黄色は、注意を意味する色としてよく用いられている。そこで、求めたレベルが中レベルの場合、制御部1は黄色を表示パネル51に表示させてもよい。また、青色又は緑は、問題ないことを示す色として用いられることがある。そこで、求めたレベルが低レベルの場合、制御部1は青色又は緑色を表示パネル51に表示させてもよい。
図3は表示パネル51の表示画面の一例を示す。図3に示す画面の下方には、メッセージ表示領域F1が設けられる。メッセージ表示領域F1は、矩形帯状の領域であり、左右方向を長手方向とする。メッセージ表示領域F1は、各表示画面に表示される。制御部1は、メッセージ表示領域F1の文字、記号以外の領域(画素)の色を、求めた密度レベルに応じた色で表示させてもよい。例えば、求めた密度レベルが高レベルのとき、制御部1は、メッセージ表示領域F1の一部の画素を赤色にする。
さらに、制御部1は、密度レベルに応じて表示する色を、表示パネル51に点滅表示させてもよい。点滅によって、密度レベルの高低を伝えるため、制御部1は、密度レベルごとに、点滅速度を異ならせてもよい。密度レベルの高いときほど周囲の人の注意をひくため、求めた密度レベルが高いほど、制御部1は、一定時間T1内の点滅回数を多くしてもよい。例えば、求めた密度レベルが高レベルのとき、制御部1は、0.5秒間隔で赤色の点灯と消灯を表示パネル51に行わせてもよい。求めた密度レベルが中レベルのとき、制御部1は、1.5秒間隔で黄色の点灯と消灯を表示パネル51に行わせてもよい。求めた密度レベルが低レベルのとき、制御部1は、2.5秒間隔で青色の点灯と消灯を表示パネル51に行わせてもよい。
なお、制御部1は、密度レベルに応じた色を、表示パネル51の表示領域の全面に表示させてもよい。この場合、制御部1は、予め定められた期間、密度レベルに応じた色の全面表示を続けてもよい。また、制御部1は、低レベルのときは、全面表示を行わないようにしてもよい。このように、求めた密度レベルが高いほど、制御部1は、全面表示する時間の長さを変えてもよい。
スピーカー7を報知部として用いる場合、制御部1は、密度レベルに応じた音をスピーカー7に出させてもよい。人の密度が高いことを音で十分に伝える必要がある。そこで、例えば、求めた密度レベルが高いほど、制御部1は、報知音の音量を大きくしてもよい。例えば、制御部1は、求めた密度レベルに応じて、ブザー音の音量を異ならせてもよい。求めた密度レベルが最も低い場合、制御部1は、音を出さないようにしてもよい。また、求めた密度レベルが高いほど、制御部1は、報知音の周波数を高くしてもよい。あるいは、求めた密度レベルが高いほど、制御部1は、報知音の周波数を低くしてもよい。
そして、制御部1は検知回数をリセットする(ステップ♯14)。つまり、制御部1は検知回数の値をゼロにする。また、制御部1は、履歴データD1を記憶部2に不揮発的に記憶させる(ステップ♯15、図1参照)。履歴データD1は密度レベルの履歴を示すデータである。例えば、履歴データD1は、新たに求めた密度レベルと、新たに密度レベルを求めた日時と、を組み合わせたデータである。履歴データD1を確認することにより、複合機100の周辺にて、人の密度が高くなりやすい時間帯、曜日を把握することができる。
そして、制御部1はステップ♯11を実行する(ステップ♯11に戻る)。戻ったステップ♯11にて一定時間T1が経過するまでの間(現在の一定時間T1)においては、制御部1は、リセットの直前の一定時間T1での検知回数に基づき求めた密度レベルに応じた報知を報知部に行わせる。なお、戻ったステップ♯12にて、求められた密度レベルが変化した場合、制御部1は報知内容を報知部に変化させる。
なお、図2に示す処理は、報知アプリケーションA1が停止するまで、又は、複合機100の電源が切られるまで、続けられてもよい。また、省電力モードでは、図2に示す処理は中断されてもよい。また、予め定められた時間帯でのみ、制御部1は、図2に示す処理を実行してもよい。操作パネル5は、図2に示す処理を実行する時間帯を受け付けてもよい。
図4は、表示パネル51を用いた報知の一例を示す図である。図4に示すように、制御部1は、一定時間T1ごとに検知回数を数える。制御部1は、検知回数と閾値に基づき、密度レベルを求める。図4は、制御部1が密度レベルに応じた色を表示パネル51に表示させる例を示す。
(5.設置場所に応じた閾値)
次に、図5、図6を用いて、実施形態に係る複合機100での設置場所に応じた閾値の設定の一例を説明する。図5は、実施形態に係る複合機100の設置の一例を示す図である。図6は実施形態に係る設定画面の一例を示す図である。
次に、図5、図6を用いて、実施形態に係る複合機100での設置場所に応じた閾値の設定の一例を説明する。図5は、実施形態に係る複合機100の設置の一例を示す図である。図6は実施形態に係る設定画面の一例を示す図である。
複合機100は、オフィスにおいて、使用者にとって都合のよい場所に設置される。例えば、空いたスペースに設置されることもあれば、多くの人がアクセスしやすい場所に設置されることもある。また、電源(コンセント)の近くに設置されることもある。複合機100の設置場所は様々である。
図5のアルファベット(A、B、C、D)を含む矩形は複合機100を示す。図5は、複合機100が設置された場所の通路幅がA>B>C>Dであることを示す。Aのように、オフィス内の最も広い通路に複合機100が設置される場合もある。Dのように、オフィス内の比較的狭い通路に複合機100が設置される場合もある。
複合機100の周囲の人数が同じ場合、通路が広いほど、人の密度は小さくなる。反対に、通路が狭いほど、人の密度は大きくなる。複合機100の周りに4人いる場合、複合機100周辺での人の密度は、D、C、B、Aの順に高い。このように、検知回数が同じでも、複合機100の設置場所での通路の面積(通路幅)よって、人と人との距離の保ちやすさ、及び、人の密度が変わる。
そこで、複合機100では、複合機100の設置場所での人と人との距離の保ちやすさを設定することができる。操作パネル5は、装置本体の設置場所での人と人との距離の保ちやすさの設定を受け付ける。所定の操作がなされたとき、制御部1は、距離の保ちやすさを定める通路幅設定画面54を表示パネル51に表示させる。図6に示すように、制御部1は、人と人との距離の保ちやすさを選ぶためのボタンとして、設置場所の通路の幅の広さを選ぶための選択ボタンを、表示パネル51に表示させてもよい。図6は、4つの選択ボタンを表示する選ぶ例を示す。図6は、「狭い」の文字列を含む第1選択ボタンB1、「やや狭い」の文字列を含む第2選択ボタンB2、「やや広い」の文字列を含む第3選択ボタンB3、及び、「広い」の文字列を含む第4選択ボタンB4を表示する例を示す。設定者は4つの選択ボタンの中のうちの何れか1つを操作する。
例えば、複合機100の設置場所の通路幅が1m未満の場合、第1選択ボタンB1が操作される。複合機100の設置場所の通路幅が1m以上1.5m未満の場合、第2選択ボタンB2が操作される。複合機100の設置場所の通路幅が1.5m以上2m未満の場合、第3選択ボタンB3が操作される。複合機100の設置場所の通路幅が2m以上の場合、第4選択ボタンB4が操作される。
なお、図6の説明では、人と人との距離の保ちやすさを選ぶ例として、通路幅の広さを選ぶボタンを操作する例を説明した。しかし、操作パネル5は、複合機100周辺のスペースの広さを選ぶ複数のボタンを表示してもよい。
そして、制御部1は、設定された保ちやすさのレベル(押されたボタン)に応じて、閾値の大きさを変える。具体的には、制御部1は、設定された距離の保ちやすさのレベルが低いほど閾値を小さくし、設定された距離の保ちやすさのレベルが高いほど閾値を大きくする。これにより、狭い通路に設置された複合機100は、広い通路に設置された複合機100よりも、求める密度レベルが高くなりやすい。
具体的に、第1閾値と第2閾値に基づき、高レベル、中レベル、低レベルの3段階から密度レベルを定める場合、制御部1は、設定された距離の保ちやすさのレベルが低いほど、第1閾値及び第2閾値を小さくする。つまり、複数の閾値を用いて密度レベルを求める場合、制御部1は、設定された距離の保ちやすさのレベルが低いほど、それぞれの閾値を小さくする。
なお、複数の閾値を用いて密度レベルを求める場合、制御部1は、設定された距離の保ちやすさのレベルに応じて、複数の閾値のうち一部の閾値のみを変えてもよい。例えば、設定された距離の保ちやすさのレベルに応じて、制御部1は、最高の密度レベルか否かを判定するための閾値のみを変えてもよい。
制御部1は、設定された距離の保ちやすさのレベル(通路幅)に応じた各閾値の値を記憶部2に記憶させる。距離の保ちやすさのレベルの設定が変更された場合、制御部1は、変更後の距離の保ちやすさのレベルに応じた各閾値の値を記憶部2に新たに記憶させる。
(6.メッセージの送信)
次に、図7を用いて、実施形態に係る複合機100によるメッセージの送信の一例を説明する。図7は、実施形態に係る複合機100のメッセージ送信処理の一例を示す図である。
次に、図7を用いて、実施形態に係る複合機100によるメッセージの送信の一例を説明する。図7は、実施形態に係る複合機100のメッセージ送信処理の一例を示す図である。
求めた密度レベルが高いとき、複合機100の周辺では、人の密度が高くなっている可能性がある。求めた密度レベルが高いとき、複合機100に人が向かわないように、複合機100はメッセージを送る。これにより、密集を回避し、及び、ソーシャルディスタンスの確保することができる。
図7のスタートは、予め定められた警戒レベル以上の密度レベルが求められた時点である。ここで、警戒レベルは予め定められる。例えば、高レベル、中レベル、低レベルの3段階の場合、警戒レベルは高レベルであってもよいし、中レベルであってもよい。しかし、警戒レベルは、少なくとも、最も低い密度レベルよりも上のレベルとされる。操作パネル5は警戒レベルとするレベルの設定を受け付けてもよい。
まず、制御部1は、印刷実行者のコンピューター(ユーザーコンピューター400)に向けて、印刷物を取りに来ないように伝えるメッセージ(第1メッセージ)を通信部14に送信させる(ステップ♯21)。ユーザーコンピューター400は、受信した第1メッセージをディスプレイ204に表示する。複合機100に向かうことによって、複合機100の周辺において、人の密度が高くなることを防ぐことができる。
上述したように、プリントジョブデータを受信した場合、複合機100はプリントジョブを実行する。そこで、制御部1は、実行中のブリントジョブのプリントジョブデータを送信したユーザーコンピューター400に向けて、第1メッセージを通信部14に送信させてもよい。また、制御部1は、実行待ちのブリントジョブのプリントジョブデータを送信したユーザーコンピューター400に向けて、第1メッセージを通信部14に送信させてもよい。また、制御部1は、現時点から所定時間内にプリントジョブデータを送信したユーザーコンピューター400に向けて、第1メッセージを通信部14に送信させてもよい。なお、プリントジョブを実行していない場合、実行待ちのプリントジョブがない場合、及び、現時点から所定時間内にブリントジョブデータを送信したユーザーコンピューター400がない場合、制御部1は、第1メッセージを送信しないようにしてもよい。
また、制御部1は、画像形成装置(複合機100)の使用を待つことを伝えるメッセージ(第2メッセージ)を通信部14に送信させる(ステップ♯22→END)。ユーザーコンピューター400は、受信した第2メッセージをディスプレイ204に表示する。プリントジョブデータを送信しようとしている使用者、又は、画像形成装置を使おうとしている者に、警告することができる。画像形成装置周辺の利用の延期を促すことができる。
例えば、制御部1は、ローカルネットワークに接続され、第1メッセージをしていないユーザーコンピューター400に向けて、第2メッセージを通信部14に送信させてもよい。また、制御部1は、複合機100に使用者として登録されている者のユーザーコンピューター400に向けて、第2メッセージを通信部14に送信させてもよい。また、記憶部2が第2メッセージを送信するユーザーコンピューター400のアドレスを記憶してもよい。制御部1は、記憶部2が記憶するアドレス宛に、第2メッセージを通信部14に送信させてもよい。
なお、第1メッセージ又は第2メッセージが頻繁に表示されると、使用者が煩わしいと感じる可能性がある。そこで、先に第1メッセージを送信してから所定の猶予時間が経過していない場合、制御部1は、第1メッセージを送信しないようにしてもよい。また、先に第2メッセージを送信してから所定の猶予時間が経過していない場合、制御部1は、第2メッセージを送信しないようにしてもよい。
(7.履歴データD1の送信と収集)
次に、図8を用いて、実施形態に係る履歴データD1の送信と収集の一例を説明する。図8は、実施形態に係る履歴データD1の送信と収集の一例を示す図である。
次に、図8を用いて、実施形態に係る履歴データD1の送信と収集の一例を説明する。図8は、実施形態に係る履歴データD1の送信と収集の一例を示す図である。
情報処理装置200は複合機100から、周期的、継続的に履歴データD1を収集する。図8のスタートは、履歴データD1の送信時点になったときである。制御部1は、情報処理装置200(情報通信部203)に向けて、履歴データD1を通信部14に送信させる(ステップ♯31)。
履歴データD1の送信時点は予め定められる。操作パネル5は、履歴データD1の送信時点の設定を受け付ける。例えば、1週間のうちの決まった曜日、決まった時間に送信する設定を行うことができる。履歴データD1の送信間隔は、1週間よりも短くてもよいし、長くてもよい。例えば、送信間隔は、1時間ごと、数時間ごと、1日ごと、又は、数日ごとでもよい。
情報処理装置200(情報処理部201)は、受信した履歴データD1を情報記憶部202に不揮発的に記憶させる(ステップ♯32→END)。情報記憶部202が、受信した履歴データD1を記憶し、蓄える。履歴データD1を確認することにより、複合機100の設置場所において、人の密度が高くなる曜日、時間帯を見つけ出すことができる。
ここで、オフィスに、複数台の画像形成装置が設置されることがある。そこで、情報処理装置200は、複数の画像形成装置から履歴データD1を収集してもよい。これにより、各画像形成装置の履歴データD1を情報処理装置200で確認することができる。オフィスの様々の場所について、人の密度が高くなる曜日、時間帯を見つけ出すことができる。履歴データD1を確認し、人の密度が高い部署の把握につながることもある。
このようにして、実施形態に係る画像形成装置(複合機100)は、検知センサー8及び報知部(表示パネル51及び/又はスピーカー7)を備える。検知センサー8は人を検知する。報知部は、検知センサー8の出力に基づいて一定時間T1の間に人が検知された回数である検知回数及び予め定められた閾値に基づき求められた人の密度レベルによって、報知内容を変える。
人を検知する検知センサー8(人感センサー)を用いて、人の密集のレベル(密度レベル)を推測することができる。より具体的には、画像形成装置が設置された通路を行き来する人の数によって、画像形成装置周辺及び画像形成装置が設置された通路が密な状態か否かを判定することができる。そして、画像形成装置は、人の密集が減るように推測したレベルに応じた報知を行える。つまり、密度レベルに応じた報知がなされる。これにより、画像形成装置の周囲の人に、人の密度が高い状態(密な状態)であることを気付かせることができる。密な状態の解消を促すことができる。その結果、人と人の距離が開きやすくなり、ソーシャルディスタンスが確保される。感染症対策及びソーシャルディスタンスの確保のために、画像形成装置が有効活用される。特別なカメラの設置、及び、床、机への特別な施工は必要ない。特別なコストを要することなく、人の密集のレベルを推測することができる。
報知部は、表示パネル51とスピーカー7の何れか一方又は両方である。表示パネル51は、表示領域の一部又は全部を、密度レベルに応じた色で表示する。スピーカー7は、密度レベルに応じた音を出す。表示と、音の何れか、又は、両方を用いて、密度レベルを知らせることができる。視覚又は聴覚により、画像形成装置が検知した密度レベルを認識することができる。
表示パネル51は、密度レベルに応じて表示する色を点滅させてもよい。表示パネル51は密度レベルが高いほど、一定時間T1内の点滅回数を多くしてもよい。点滅の頻度によって、密度レベルの高低を知らせることができる。現在の密度レベルの把握が容易になる。
画像形成装置(複合機100)は、検知センサー8の出力に基づき検知回数を数え、検知回数と閾値とを比較して密度レベルを求める制御部1を備える。制御部1(制御回路11)が演算し、閾値との比較に基づき、密度レベルを求めることができる。
制御部1は、一定時間T1が経過するごとに検知回数をリセットしてもよい。制御部1は、現在の一定時間T1においては、リセットの直前の一定時間T1での検知回数に基づき求めた密度レベルに応じた報知を報知部に行わせてもよい。一定時間T1ごとに、周期的に、密度レベルを求めることができる。従って、検知回数を数えている間、直前(直近)の一定時間T1の検知結果に基づいた報知を行うことができる。人の行き来、及び、密度の変化に追随して、リアルタイムな報知を行うことができる。
画像形成装置(複合機100)は、装置本体が設置された場所での人と人の距離の保ちやすさのレベルの設定を受け付ける操作パネル5を備える。制御部1は、設定された距離の保ちやすさのレベルに応じて、閾値の大きさを変えてもよい。画像形成装置の周りのスペースが広いと密な状態になりにくい。例えば、画像形成装置を設置した通路の幅が狭く、画像形成装置の周りのスペースが狭いとき、少人数でも密な状態になることがある。画像形成装置の設置場所での人と人との距離の保ちやすさを設定することができる。例えば、設定者は、画像形成装置が設置された通路の幅に基づいて、距離の保ちやすさを判定してもよい。画像形成装置の設置場所にあわせて閾値を変えることができる。設置場所での距離の保ちやすさ、及び、通路幅に応じた閾値を設定することができる。
制御部1は、設定された距離の保ちやすさのレベルが低いほど、閾値を小さくしてもよい。スペースが狭い場合、及び、通路幅が狭い場合、人と人の間隔が近くなりやすい。そこで、設定された距離の保ちやすさのレベルが低いほど、閾値を小さくなる。これにより、感度が高まり、求められる密度レベルが高くなりやすくなる。画像形成装置が設置された通路幅にあった報知を行うことができる。
画像形成装置(複合機100)は、密度レベルの履歴を示す履歴データD1を記憶する記憶部2を備える。履歴データD1は、求められた密度レベルと、密度レベルが求められた日時が記録されたデータである。求めた密度データの履歴を残すことができる。履歴データD1を確認、解析することにより、密な状態になりやすい時間帯、曜日、部署を評価、把握することができる。
画像形成装置(複合機100)は、他の機器と通信する通信部14(通信回路)を備える。通信部14は、所定の送信先に向けて、履歴データD1を送信する。情報処理装置200に履歴データD1を集めることができる。また、複数台の画像形成装置から履歴データD1を集めれば、オフィスのうちで密になりやすい場所、及び、ソーシャルディスタンスが確保されにくい場所を見つけ出すことができる。
求められた密度レベルが予め定められた警戒レベル以上であるとき、通信部14は、印刷実行者のコンピューターに向けて、印刷物を取りに来ないように伝えるメッセージ(第1メッセージ)を送信してもよい。印刷物を取りに来ないように通知して、画像形成装置の周辺の人の密度が高くなることを防ぐことができる。従って、ソーシャルディスタンスが確保される。
また、求められた密度レベルが予め定められた警戒レベル以上であるとき、通信部14は、画像形成装置の使用を待つことを伝えるメッセージ(第2メッセージ)を送信してもよい。コピーや送信を行う場合、使用者は画像形成装置に向かう。また、画像形成装置にプリントジョブを実行させると、使用者は印刷物を画像形成装置に取りに行く。密度が高くなり、人と人との距離がさらに近づくおそれがある。そこで、使用するため、又は、印刷物を取るために、画像形成装置に来ないように、メッセージが通知される。人の密度が高い場所に近づくことを警告することができる。画像形成装置の周辺にて、人の密度が高くなることを防ぐことができる。従って、ソーシャルディスタンスが確保される。
画像形成システム300は、上述の画像形成装置(複合機100)、及び、画像形成装置から送信された履歴データD1を受信する情報処理装置200と、を備える。情報処理装置200は、複数の画像形成装置から履歴データD1を集め得る。複数の履歴データD1を評価、解析することにより、オフィスで人の密度が高くなりやすい場所、ソーシャルディスタンスが確保されにくい場所を見出すことができる。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、接続された携帯型記憶装置と通信する画像形成装置に使用可能である。
100 複合機(画像形成装置) 1 制御部
11 制御回路 14 通信部
2 記憶部 5 操作パネル
51 表示パネル(報知部) 7 スピーカー(報知部)
8 検知センサー 200 情報処理装置
300 画像形成システム D1 履歴データ
11 制御回路 14 通信部
2 記憶部 5 操作パネル
51 表示パネル(報知部) 7 スピーカー(報知部)
8 検知センサー 200 情報処理装置
300 画像形成システム D1 履歴データ
Claims (12)
- 人を検知する検知センサーと、
前記検知センサーの出力に基づいて一定時間の間に人が検知された回数である検知回数及び予め定められた閾値に基づき求められた人の密度レベルによって、報知内容を変える報知部と、を備える画像形成装置。 - 前記報知部は、表示パネルとスピーカーの何れか一方又は両方であり、
前記表示パネルは、表示領域の一部又は全部を、前記密度レベルに応じた色で表示し、
前記スピーカーは、前記密度レベルに応じた音を出す請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記表示パネルは、
前記密度レベルに応じて表示する色を点滅させ、
前記密度レベルが高いほど、前記一定時間内の点滅回数を多くする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記検知センサーの出力に基づき前記検知回数を数え、前記検知回数と前記閾値とを比較して前記密度レベルを求める制御部を備える請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、
前記一定時間が経過するごとに前記検知回数をリセットし、
現在の前記一定時間においては、リセットの直前の前記一定時間での前記検知回数に基づき求めた前記密度レベルに応じた報知を前記報知部に行わせる請求項4に記載の画像形成装置。 - 装置本体が設置された場所での人と人の距離の保ちやすさのレベルの設定を受け付ける操作パネルを備え、
前記制御部は、設定された距離の保ちやすさのレベルに応じて、前記閾値の大きさを変える請求項4又は5に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、設定された距離の保ちやすさのレベルが低いほど、前記閾値を小さくする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記密度レベルの履歴を示す履歴データを記憶する記憶部を備え、
前記履歴データは、求められた前記密度レベルと、前記密度レベルが求められた日時が記録されたデータである請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 他の機器と通信する通信部を備え、
前記通信部は、所定の送信先に向けて、前記履歴データを送信する請求項8に記載の画像形成装置。 - 他の機器と通信する通信部を備え、
求められた前記密度レベルが予め定められた警戒レベル以上であるとき、
前記通信部は、印刷実行者のコンピューターに向けて、印刷物を取りに来ないように伝えるメッセージを送信する請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 他の機器と通信する通信部を備え、
求められた前記密度レベルが予め定められた警戒レベル以上であるとき、
前記通信部は、使用を待つことを伝えるメッセージを送信する請求項1乃至10の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 請求項8又は請求項9に記載の画像形成装置と、
前記画像形成装置から送信された前記履歴データを受信する情報処理装置と、を備える画像形成システム。
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