JP7313189B2 - 画像形成装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置等に関する。
従来より、ユーザがインターネット等のネットワークを利用して、画像データ等のデータをアップロードし、アップロードしたデータを店舗等に設置された複合機から出力する、いわゆるネットワークプリントサービスが提案されている。
また、店舗等に設置された複合機を利用するユーザの利便性を向上させる技術も提案されている。例えば、稼働状況予測サーバにより点在配置されている複合機といったサービス機器からの稼働状況管理情報が取得されて稼働状況が予測されると、該予測された稼働状況予測情報がアクセスのあった端末である携帯端末に送信されるようにする技術が提案されている(例えば、引用文献1参照)。
特開2015-138400
しかしながら、引用文献1に記載された技術は、端末に稼働状況の予測は送信されるものの、現在の稼働状況は送信されない。したがって、実際の稼働状況を知るためには、ユーザは画像形成装置の付近に行く必要があった。その結果、複合機が設置された場所にユーザが到着したときには、順番待ち(出力の遅延)が生じていたり、画像形成装置までの距離が長い場合に、ユーザに多大な苦労を払わせたりしていた。
また、稼働状況予測情報が送信されるためには、ユーザは、稼働状況予測情報を送信するサービス運営会社に連絡先等を登録する必要があった。このように、ユーザは、画像形成装置の稼働状況を、取得しやすい方法で、リアルタイムで確認することができないという課題があった。
上述した課題に鑑み、本発明は、投稿されたメッセージを取得し、取得したメッセージに基づき、画像形成装置の状態を投稿することが可能な画像形成装置等を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、
複数の装置から投稿されたメッセージをそれぞれの装置に時系列に提供するサーバと、出力データに基づき画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置とを有するシステムに含まれる画像形成装置であって、
前記サーバによって提供されるメッセージを取得するメッセージ取得部と、
前記取得したメッセージの種類を判定するメッセージ判定部と、
前記メッセージの種類が出力要求である場合に、前記画像形成装置の状態に基づいてメッセージを生成するメッセージ生成部と、
前記生成したメッセージを前記サーバに投稿するメッセージ投稿部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の制御方法は、
複数の装置から投稿されたメッセージをそれぞれの装置に時系列に提供するサーバと、出力データに基づき画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置とを有するシステムに含まれる画像形成装置の制御方法であって、
前記サーバによって提供されるメッセージを取得するステップと、
前記取得したメッセージの種類を判定するステップと、
前記メッセージの種類が出力要求である場合に、前記画像形成装置の状態に基づいてメッセージを生成するステップと、
前記生成したメッセージを前記サーバに投稿するステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、
複数の装置から投稿されたメッセージをそれぞれの装置に時系列に提供するサーバと、出力データに基づき画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置とを有するシステムに含まれる画像形成装置のコンピュータに、
前記サーバからメッセージを取得するメッセージ取得機能と、
前記取得したメッセージの種類を判定するメッセージ判定機能と、
前記メッセージの種類が出力要求である場合に、前記画像形成装置の状態に基づいてメッセージを生成するメッセージ生成機能と、
前記生成したメッセージを前記サーバに投稿するメッセージ投稿機能と、
を実現させることを特徴とする。
本発明のシステムは、
サーバと、画像形成装置とを含むシステムであって、
前記サーバは、
複数の装置から投稿されたメッセージをそれぞれの装置に時系列に提供する提供部
を備え、
前記画像形成装置は、
前記サーバから提供されるメッセージを取得するメッセージ取得部と、
前記取得したメッセージの種類を判定するメッセージ判定部と、
前記メッセージの種類が出力要求である場合に、前記画像形成装置の状態に基づいてメッセージを生成するメッセージ生成部と、
前記生成したメッセージを前記サーバに投稿するメッセージ投稿部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、投稿されたメッセージを取得し、取得したメッセージに基づき、画像形成装置の状態を投稿することが可能となる。
第1実施形態における出力システムの全体構成を説明するための図である。 第1実施形態における端末装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態におけるグループ情報のデータ構成の一例を示した図である。 第1実施形態におけるメッセージのデータ構成の一例を示した図である。 第1実施形態におけるサーバ装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における画像形成装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における出力情報のデータ構成の一例を示した図である。 第1実施形態における画像形成装置のメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第1実施形態における状態投稿処理の流れを説明するためのフロー図である。 第1実施形態における出力データ記憶処理の流れを説明するためのフロー図である。 第1実施形態における出力処理の流れを説明するためのフロー図である。 第1実施形態における動作例を示す図である。 第1実施形態における動作例を示す図である。 第1実施形態における動作例を示す図である。 第2実施形態における画像形成装置の機能構成を説明するための図である。 第2実施形態における画像形成装置のメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第2実施形態における状態再投稿処理の流れを説明するためのフロー図である。 第2実施形態における動作例を示す図である。 第3実施形態における出力システムの全体構成を説明するための図である。 第3実施形態における画像形成装置のメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第3実施形態における出力データ記憶処理の流れを説明するためのフロー図である。 第3実施形態における出力データ記憶処理の流れを説明するためのフロー図である。 第3実施形態における動作例を示す図である。 第3実施形態における動作例を示す図である。 第3実施形態における動作例を示す図である。 第4実施形態における画像形成装置のメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第4実施形態におけるレコメンド送信処理の流れを説明するためのフロー図である。 第4実施形態における動作例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、一例として、本発明の画像形成装置を適用した出力システムについて説明する。
[1.第1実施形態]
[1.1 全体構成]
本実施形態の出力システム1の全体構成を、図1に基づいて説明する。図1に示すように、出力システム1は、端末装置10と、サーバ装置20と、画像形成装置30とが、ネットワークNWを介して接続されて構成される。ネットワークNWは、インターネット等の外部ネットワークで構成されてもよいし、LAN(Local Area Network)等によって構成されてもよい。
端末装置10は情報処理装置であり、例えば、スマートフォンや、タブレット、PC(Personal Computer)といった装置により構成される。また、サーバ装置20は、複数の装置間におけるメッセージの送受信を可能とする機能(以下、「メッセージ送受信機能」という)を提供する情報処理装置である。端末装置10は、メッセージ送受信機能を利用するためのアプリケーション(以下、「メッセンジャーアプリ」という)を用いて、1又は複数の他の装置とのメッセージの送受信を行う。
なお、本実施形態では、端末装置10等の装置からサーバ装置20にメッセージを送信することを投稿と記載し、端末装置10等の装置がサーバ装置20からメッセージを受信することを取得と記載する。
本実施形態におけるメッセージとは、サーバ装置20に投稿されるデータをいう。メッセージは、メッセージの投稿元やメッセージの投稿先を示す情報、メッセージの本文(投稿内容)といった情報のうち必要な情報を含んでもよい。なお、投稿内容は、テキストデータであってもよいし、画像を示す情報であってもよい。画像を示す情報とは、例えば、画像データそのものであったり、画像データの所在を示す情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator)やファイル名)であったりする。
画像形成装置30は、出力データに基づく画像を記録用紙等に形成することにより、出力データに基づく出力を行う装置であり、いわゆる複合機である。出力データとは、画像形成装置30で出力することが可能なデータであり、例えば、画像データ、PDFなどのファイルデータである。
本実施形態の画像形成装置30は、メッセージ送受信機能を利用する装置でもあり、サーバ装置20に対してメッセージを投稿したり、サーバ装置20からメッセージを取得したりする。また、本実施形態の画像形成装置30は、画像を示す情報を投稿内容に含むメッセージが端末装置10から送信された場合は、画像を示す情報に基づいて取得した画像を出力データとして記憶し、記憶した出力データに基づく画像を記録用紙等に形成する。
[1.2 機能構成]
[1.2.1 端末装置]
端末装置10の機能構成について、図2を参照して説明する。図2に示すように、端末装置10は、制御部100と、表示部110と、操作入力部120と、記憶部130と、通信部140とを備えて構成されている。
制御部100は、端末装置10の全体を制御するための機能部である。制御部100は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば、1又は複数の演算装置(CPU(Central Processing Unit))等により構成されている。
また、制御部100は、後述するメッセンジャーアプリ132により、タイムライン表示制御部102としても機能する。タイムライン表示制御部102は、メッセージ記憶領域136に記憶されたメッセージを読み出し、メッセージの投稿日時の順に、メッセージに含まれる情報を並べて表示部110に表示する制御を行う。このようにメッセージを時系列に並べた表示を、本実施形態では「タイムライン」という。
タイムライン表示制御部102は、所定のタイミングでタイムラインを更新する。タイムライン表示制御部102がタイムラインを更新するタイミングは、メッセージが投稿されたとき、メッセージを取得したとき、所定時間毎、ユーザによってタイムラインを再表示する操作がされたとき等である。
表示部110は、ユーザに各種情報を表示するための機能部であり、例えば、LCD(Liquid crystal display)等により構成される。また、操作入力部120は、ユーザが各種操作を行うための機能部であり、例えば、表示部110の上に重ねて設けられるタッチパネルによって構成される。タッチパネルによるタッチの検出は、静電誘導方式であったり、感圧方式であったり、公知の技術によって実現する。なお、操作入力部120は、マウス、キーボードといった種々の操作装置によって構成されてもよい。
記憶部130は、端末装置10の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する機能部である。記憶部130は、例えば、半導体メモリであるSSD(Solid State Drive)や、HDD(Hard Disk Drive)等により構成される。
記憶部130は、メッセンジャーアプリ132を記憶し、グループ情報記憶領域134と、メッセージ記憶領域136と、画像データ記憶領域138とを確保する。
メッセンジャーアプリ132は、メッセージ送受信機能を利用するためのアプリケーション(アプリ)である。メッセンジャーアプリ132は、ユーザによってメッセージの投稿の操作がされたときは、ユーザによって入力された投稿内容や投稿先及び投稿元の情報等を含むメッセージを生成し、サーバ装置20へ投稿する。また、メッセンジャーアプリ132は、ユーザによってメッセージの取得の操作がされたときは、サーバ装置20に対して、メッセージの提供の要求を示すメッセージ提供要求を送信する。メッセージ提供要求を送信した後、サーバ装置20からメッセージが提供された場合は、メッセンジャーアプリ132は、提供されたメッセージを取得し、メッセージ記憶領域136に記憶する。
なお、メッセージ提供要求には、提供するメッセージを絞り込むための絞り込み条件が含まれていてもよい。サーバ装置20は、メッセージ提供要求に絞り込み条件が含まれる場合は、後述するメッセージ提供部220は絞り込み条件を満たすメッセージを提供する。例えば、タイムライン表示制御部102によって特定のグループのタイムラインが表示されている場合は、メッセンジャーアプリ132は、当該グループのグループIDと表示されている最新のメッセージの投稿日時とを含むメッセージ提供要求を送信する。このとき、サーバ装置20は、投稿先グループIDがメッセージ提供要求に含まれるグループIDに一致し、投稿日時がメッセージ提供要求に含まれる日時よりも後のメッセージを提供する。
グループ情報記憶領域134は、グループに関する情報であるグループ情報を記憶する領域である。ここで、グループとは、複数のユーザのアカウントをまとめて管理するものである。また、アカウントとは、サーバ装置20によって割り当てられた情報であり、メッセージの送受信機能を利用する装置を識別可能な情報である。グループ情報記憶領域134には、端末装置10が所属するグループのグループ情報が記憶される。
図3は、本実施形態におけるグループ情報のデータ構成を示した図である。図3に示すように、グループ情報には、グループを識別するためのグループID(例えば、「G001」)と、グループに所属するアカウント(例えば、「ユーザ1、MFP1」)とが記憶される。
図3に示すように、1つのグループに2つのアカウントが含まれていれば1対1のメッセージの送受信を行うグループであり、1つのグループに3つ以上のアカウントが含まれていれば、1対多のメッセージの送受信を行うグループであることを示す。
なお、本実施形態では、メッセンジャーアプリ132は、グループ情報に基づいて、グループ単位でメッセージの投稿をしたり、グループ単位でメッセージの取得をしたりすることとして説明する。また、タイムライン表示制御部102は、グループ単位でメッセージをタイムライン表示することとして説明する。
また、グループ情報は、ユーザによって、1又は複数のアカウントを選択してグループを作成する操作や、グループに所属させるアカウントを追加又は削除する操作がされたときに、操作に基づいて記憶される。
なお、ある端末装置10においてグループ情報が記憶された場合は、当該変更されたグループ情報を他の端末装置10と、サーバ装置20と、画像形成装置30とに送信する。また、グループ情報を受信した装置は、受信したグループ情報を記憶する。このようにすることで、端末装置10と、サーバ装置20と、画像形成装置30とに記憶されるグループ情報の整合性を保つようにする。例えば、端末装置10がグループ情報を記憶した場合は、記憶したグループ情報をサーバ装置20に送信する。サーバ装置20は、端末装置10から受信したグループ情報に基づき、所属するグループに変更(追加又は削除)が生じたアカウントによって特定される装置に対して、グループ情報を送信する。また、サーバ装置20は、所属するアカウントに変更があったグループに所属するアカウントによって特定される装置に対して、グループ情報を送信する。
メッセージ記憶領域136は、端末装置10が所属するグループに投稿されたメッセージを記憶する領域である。図4は、本実施形態におけるメッセージのデータ構成を示した図である。図4に示すように、メッセージには、メッセージの投稿先であるグループを識別するための投稿先グループID(例えば、「G001」)と、メッセージの投稿元であるアカウントを識別するための投稿元アカウント(例えば、「ユーザ1」)と、メッセージが投稿された日時を示す投稿日時(例えば、「2019/01/28 10:00:01」)と、ユーザによって入力された投稿内容(例えば、「印刷したい」)とが記憶される。
なお、投稿内容が画像を示す情報である場合は、メッセージ自体に画像データが記憶されてもよいし、図4のD100に示すように、メッセージとしては画像データの所在を示す情報が記憶されてもよい。
画像データ記憶領域138は、画像データを記憶する領域である。画像データ記憶領域138に記憶される画像データは、通信部140が受信した画像データであったり、端末装置10が備えるカメラ等の画像入力装置で撮像した画像データであったりする。
通信部140は、端末装置10が外部の装置と通信を行うための機能部である。例えば、無線LANで利用されるNIC(Network Interface Card)や、LTE/LTE-A(LTE-Advanced)/LAA(License-Assisted Access using LTE)/5G回線に接続可能な通信モジュールにより構成される。
[1.2.2 サーバ装置]
サーバ装置20の機能構成について、図5を参照して説明する。図5に示すように、サーバ装置20は、制御部200と、メッセージ受信部210と、メッセージ提供部220と、通信部230と、記憶部240とを備えて構成されている。
制御部200は、サーバ装置20の全体を制御するための機能部である。制御部200は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば、1又は複数の演算装置(CPU)等により構成されている。
メッセージ受信部210は、通信部230を介して、外部の装置から投稿されたメッセージを受信し、メッセージ記憶領域244に記憶する機能部である。また、メッセージの投稿内容に画像を示す情報が含まれる場合は、画像を示す情報に基づく画像データを取得し、画像データ記憶領域246に記憶する。なお、メッセージ受信部210は、メッセージが投稿された場合、投稿先として指定されたグループに所属する装置に対して、メッセージが投稿されたことを示す通知を送信してもよい。
メッセージ提供部220は、通信部230を介してメッセージ提供要求を受信した場合、メッセージ提供要求を送信した装置に対して、メッセージ記憶領域244に記憶されたメッセージを時系列に従って提供(送信)する機能部である。なお、メッセージ提供要求に絞り込み条件が含まれる場合は、メッセージ提供部220は絞り込み条件を満たすメッセージを提供する。
通信部230は、サーバ装置20が外部の装置と通信を行うための機能部である。例えば、有線/無線LANで利用されるNICにより構成される。
記憶部240は、サーバ装置20の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する機能部である。記憶部240は、例えば、半導体メモリであるSSDや、HDD等により構成される。
記憶部240は、グループ情報記憶領域242と、メッセージ記憶領域244と、画像データ記憶領域246とを確保する。グループ情報記憶領域242は、メッセージ送受信機能を利用する装置のグループ情報を記憶する領域である。また、メッセージ記憶領域244は、メッセージ送受信機能を利用する装置から投稿されたメッセージを記憶する領域である。
[1.2.3 画像形成装置]
画像形成装置30の機能構成について、図6を参照して説明する。図6に示すように、画像形成装置30は、制御部300と、画像入力部320と、画像処理部330と、画像形成部340と、表示部350と、操作入力部360と、記憶部370と、通信部390とを備えて構成されている。
制御部300は、画像形成装置30の全体を制御するための機能部である。制御部300は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば、1又は複数の演算装置(CPU)等により構成されている。また、制御部300は、記憶部370に記憶されたソフトウェア(プログラム)を読み出して実行することにより、メッセージ取得部302と、メッセージ判定部304と、メッセージ生成部306として機能する。
メッセージ取得部302は、サーバ装置20にメッセージ提供要求を送信して、サーバ装置20からメッセージを取得し、取得したメッセージをメッセージ記憶領域374に記憶する機能部である。メッセージ取得部302は、定期的にメッセージ提供要求を送信してもよいし、メッセージが投稿されたことを示す通知をサーバ装置20から受信したときにメッセージ提供要求を送信してもよい。また、メッセージ取得部302は、メッセージ提供要求に絞り込み条件を含めることにより、特定のグループに対する未取得のメッセージ等を取得してもよい。
メッセージ判定部304は、メッセージの種類を判定する機能部である。メッセージの種類とは、メッセージの投稿内容によって示された内容を示したものである。メッセージ判定部304は、自然言語処理の手法(例えば、キーワードの抽出や、文の構造の解析)や、機械学習などの統計的手法を用いて、投稿内容を解析し、メッセージの種類を判定する。また、メッセージ判定部304は、メッセージの種類を含む判定結果を制御部300に出力する。
本実施形態においてメッセージ判定部304が判定するメッセージの種類は、以下のとおりである。
・出力要求
画像形成装置30に対して、端末装置10に記憶された画像データの出力の実施に際し、画像形成装置30の状態を投稿させる要求を示すメッセージである。メッセージの種類が出力要求である場合とは、例えば、メッセージの投稿内容に「印刷したい」といった出力の要求を示すフレーズが含まれている場合や、投稿内容に画像を示す情報が含まれている場合である。ここで、出力の要求を示すフレーズとは、例えば「印刷したい」「印刷します」「Print」といったものであり、これらのフレーズは記憶部370に記憶されていればよい。
・出力実施要求
画像形成装置30に対して、出力に必要な情報を記憶させる処理を実行させる要求を示すメッセージである。メッセージの種類が出力実施要求である場合とは、例えば、投稿内容に「印刷します」といった出力の実施の要求を示すフレーズが含まれる場合である。
・出力設定要求
画像形成装置30に対して、出力データの出力方法(出力設定)を指定したり、変更したりする要求を示すメッセージである。メッセージの種類が出力実施要求である場合とは、例えば、投稿内容に「A4」、「カラー」といったような、用紙サイズや、カラーモード等の出力の方法に関するフレーズが含まれる場合である。したがって、メッセージ判定部304は、例えば、投稿内容が「A4で」や「カラーで出力」といったテキストデータであるメッセージに対して、メッセージの種類が出力設定要求であると判定する。なお、メッセージ判定部304は、判定結果に「A4」「カラー」といった投稿内容に含まれるフレーズを含めてもよい。このようにすることで、判定結果が出力された制御部300は、ユーザが所望する出力設定が「A4」「カラー」であることを特定することができる。
・出力開始要求
画像形成装置30に対して、出力データの出力を開始させる要求を示すメッセージである。メッセージの種類が出力開始要求である場合とは、例えば、投稿内容に「印刷を実行したい」といった出力の実行を開始することを示すフレーズや、「来たよ」といったユーザが画像形成装置30の前にいることを示すフレーズが含まれる場合である。
なお、メッセージの種類が上述した何れの種類でもない場合は、メッセージ判定部は判定結果として、何れの種類でもないことを示す情報を含めればよい。
メッセージ生成部306は、制御部300の指示に基づきメッセージを生成し、生成したメッセージを制御部300に出力する機能部である。メッセージに含める投稿内容については、メッセージ生成部306は、予め記憶された定型文から適切な定型文を選択したり、予め記憶されたテンプレートに所定の情報を埋め込んだ文章を生成したりする。
画像入力部320は、画像形成装置30に入力される原稿を読み取って、画像データを生成するための機能部である。例えば、原稿読取装置(例えば、スキャナ)と接続され、原稿読取装置から入力された原稿に基づく画像データを生成する。また、画像処理部330は、画像データに各種画像処理を施す機能部である。例えば、画像データの鮮鋭化処理を行ったり、色変換処理を行ったりする。
画像形成部340は、画像入力部320によって生成された画像データや、出力データ記憶領域376に記憶された出力データに基づく画像を記録媒体(例えば記録用紙)に形成するための機能部である。画像形成部340は、例えば、電子写真方式を利用したレーザプリンタ等により構成される。
表示部350は、ユーザに各種情報を表示するための機能部である。例えば、LCD、有機EL(electro-luminescence)パネル等により構成されている。また、操作入力部360は、ユーザが各種操作を行うための機能部である。例えば、操作入力部360は、表示部350の上に重ねて設けられるタッチパネルによって構成される。タッチパネルによるタッチの検出は、静電誘導方式であったり、感圧方式であったり、公知の技術によって実現する。
記憶部370は、画像形成装置30の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する機能部である。記憶部370は、例えば、半導体メモリであるSSDや、HDD等により構成される。
記憶部370は、グループ情報記憶領域372と、メッセージ記憶領域374と、出力データ記憶領域376と、出力情報記憶領域378とを確保する。グループ情報記憶領域372は、画像形成装置30が所属するグループのグループ情報を記憶する領域である。メッセージ記憶領域374は、画像形成装置30が所属するグループに投稿されたメッセージを記憶する領域である。
出力データ記憶領域376は、メッセージの投稿内容に含まれる画像を示す情報に基づく画像データを出力データとして記憶する領域である。本実施形態では、出力データは、出力データ名によって識別されることとして説明する。
出力情報記憶領域378は、画像形成装置30が実施する出力処理に関する情報である出力情報を記憶する領域である。図7は、本実施形態における出力情報のデータ構成を示した図である。図7に示すように、出力情報には、出力情報を識別するための出力情報ID(例えば、「0001」)と、グループを識別するためのグループID(例えば、「G001」)と、出力する画像データを識別するための出力データ名(例えば、「0001.jpg」)と、出力情報が記憶された日時を示す記憶日時(例えば、「2009/01/28 10:01:10」)と、出力データの出力設定を示す出力設定情報とが記憶される。
出力設定情報には、例えば、図7に示すように、記録用紙の用紙サイズ(例えば、「A4」)と、出力の際のカラーモード(例えば、「モノクロ」)と、1つの画像を1ページに複数並べて印刷する設定であるリピートプリント(例えば、「4ページ(リピート)」)と、出力する記録用紙の面を示す片面・両面印刷(例えば、「片面印刷」)と、出力する際の部数を示す出力部数(例えば、「3」)とが記憶される。画像形成装置30は、出力データを、出力設定情報に基づいて出力する。出力設定情報は、上記の項目の一部であってもよいし、上記の項目以外の項目が含まれていてもよい。
なお、本実施形態では、ユーザによって出力データが出力されたときに、対応する出力データと出力情報とを削除することとして説明する。したがって、ユーザによって出力のされていない出力データや出力情報が、出力データ記憶領域376や出力情報記憶領域378に記憶される。
通信部390は、画像形成装置30が外部の装置と通信を行うための機能部である。例えば、有線/無線LANで利用されるNICや、LTE/LTE-A/LAA/5G回線に接続可能な通信モジュールにより構成される。
[1.3 処理の流れ]
つづいて、本実施形態における、画像形成装置30の処理の流れについて説明する。なお、端末装置10と画像形成装置30とは同じグループに所属していることとして説明する。
図8を参照して、画像形成装置30のメイン処理の流れについて説明する。はじめに、メッセージ取得部302は、サーバ装置20からメッセージを取得する(ステップS102)。つづいて、メッセージ判定部304は、メッセージ取得部302によって取得されたメッセージの種類を判定し、判定結果を制御部300に出力する(ステップS104)。
つづいて、制御部300は、判定結果に含まれるメッセージの種類が出力要求であるか否かを判定し、メッセージの種類が出力要求である場合は、状態投稿処理を実行する(ステップS106;Yes→ステップS108)。状態投稿処理とは、画像形成装置30の状態を投稿する処理である。
画像形成装置30の状態としては、例えば以下の状態が考えられる。
(1)画像形成装置30が操作中であるか否か
(2)出力データ記憶領域376に記憶されている出力データの数
(3)画像形成装置30の周辺にいる人の数
(4)所定の時間における利用率
このうち、例えば、(1)について画像形成装置30が操作中である場合とは、操作入力部360を介して操作が入力されていたり、操作入力部360を介して入力された操作に基づきジョブが実行されていたりする場合に、画像形成装置30が操作中であるとする。また、(3)については、画像形成装置30に人感センサやカメラ等の撮像装置を接続し、センサや映像によって入力される情報に基づき、画像形成装置30が人の数を計測すればよい。(4)については、例えば、直近24時間以内において、画像形成装置30が操作中だった時間を計測し、計測した時間を24時間で割ることで利用率を算出する。
なお、画像形成装置30は、上述した状態以外の状態を投稿しても構わないし、いくつかの状態を組み合わせて投稿しても構わない。
状態投稿処理の流れを、図9を参照して説明する。はじめに、制御部300は、操作中フラグと、出力データ数の2つの変数に対して、それぞれ「0」を代入して初期化する(ステップS1102)。これらの変数は、画像形成装置30の状態を示す情報を一時的に記憶するためのものである。操作中フラグは、画像形成装置30を利用するユーザが存在し、当該ユーザが画像形成装置30の操作を行っているか否かを示す情報であり、操作中フラグが「1」である場合は、画像形成装置30の操作を行っているユーザが存在することを示す。また、出力データ数は、出力データ記憶領域376に記憶されている出力データの数、すなわち、ユーザによって出力のされていない出力データを示す。
つづいて、制御部300は、画像形成装置30の操作がされているか否かを判定し、操作がされている場合は、操作中フラグに「1」を代入する(ステップS1104;Yes→ステップS1106)。また、制御部300は、出力データ記憶領域に記憶されている出力データの数を出力データ数に代入する(ステップS1108)。
つづいて、制御部300は、メッセージ生成部306に対して、操作中フラグと出力データ数とを入力し、画像形成装置30の状態に基づくメッセージを生成する指示を行う。メッセージ生成部306は、操作中フラグと出力データ数とに基づく投稿内容を含んだメッセージを生成する(ステップS1110)。例えば、メッセージ生成部306は、操作中フラグの値と出力データ数の値との和を人数とみなして、当該人数と画像形成装置30の状態の概況とを含んだ「混んでいる(10人)」といったテキストデータを投稿内容としたメッセージを生成する。なお、投稿内容の他の例としては、操作中フラグの値が1であれば「只今操作中です」といったテキストデータを含めたり、出力データの数をそのまま用いて「出力データが7つあります」といったテキストデータを含めたりしてもよい。また投稿内容は、画像形成装置30の状態をグラフやアイコンなどで示した画像を示す情報であってもよい。すなわち、メッセージ生成部306がメッセージに含める投稿内容は、画像形成装置30の状態を表現できれば様々な表現が可能であり、投稿内容の表現は予め決められていてもよいし、画像形成装置30の管理者等によって設定可能であってもよい。また、メッセージ生成部306によって生成されたメッセージが出力されたら、制御部300は、生成されたメッセージをサーバ装置20に投稿する(ステップS1112)。
図8に戻り、判定結果に含まれるメッセージの種類が出力要求でない場合は、つづいて、制御部300は、判定結果に含まれるメッセージの種類が出力実施要求であるか否かを判定する(ステップS106;No→ステップS110)。判定結果に含まれるメッセージの種類が出力実施要求である場合は、出力データ記憶処理を実行する(ステップS110;Yes→ステップS112)。
出力データ記憶処理の流れを、図10を参照して説明する。出力データ記憶処理では、はじめに、制御部300は、取得したメッセージに基づいて、画像データを出力データとして記憶する(ステップS1202)。例えば、制御部300は、既に取得したメッセージに画像を示す情報が含まれる場合は、当該画像を示す情報に基づく画像データを取得し、出力データ記憶領域376に記憶する。なお、画像を示す情報を含むメッセージが取得できていない場合は、制御部300は、画像を示す情報を含むメッセージの投稿を促すメッセージを投稿してもよい。
つづいて、制御部300は、出力情報を記憶する(ステップS1204)。このとき制御部300が記憶する出力情報には、出力情報IDと、ステップS104で取得したメッセージに含まれるグループIDと、ステップS1202で記憶した出力データの出力データ名と、記憶時刻とを含める。
つづいて、メッセージ取得部302はサーバ装置20からメッセージを取得する(ステップS1206)。また、メッセージ判定部304は、取得したメッセージの種類を判定し、判定結果を制御部300に出力する(ステップS1208)。
制御部300は、判定結果に含まれるメッセージの種類が出力設定要求であるか否かを判定する(ステップS1210)。メッセージの種類が出力設定要求である場合は、投稿内容に含まれる語句に基づき、出力情報の出力設定情報に値を記憶する(ステップS1210;Yes→ステップS1212)。例えば、投稿内容に「A4」や「B5」といった記録用紙のサイズの語句が含まれる場合は、制御部300は、出力設定情報の「用紙サイズ」の値として、「A4」や「B5」といった値を記憶する。また、このとき、制御部300は、記憶時刻を現在の時刻に記憶し直す。
つづいて、制御部300は、出力データが出力可能であるか否かを判定する(ステップS1214)。出力データが出力可能である場合とは、画像形成装置30が出力データ及び出力設定情報に基づき、画像を形成できる状態にある場合をいう。
出力データが出力可能であれば、制御部300は、メッセージ生成部306を介して、出力する画像のプレビュー画像を示す情報を投稿内容に含めたメッセージを生成させ、投稿する(ステップS1214;Yes→ステップS1216)。出力データが出力可能でなければ、制御部300は、メッセージ生成部306を介して出力に必要な情報の投稿をユーザに促すためのメッセージを生成させ、当該生成されたメッセージを投稿する(ステップS1214;No→ステップS1222)。必要な情報の投稿をユーザに促すためのメッセージとは、例えば、投稿内容に「サイズは?」「詳細設定はありますか?」といったように、出力設定に関する投稿を促す内容を含んだメッセージである。
つづいて、制御部300は、メッセージ生成部306を介して、出力データの出力に必要な金額及び所要時間と実施確認の内容とを含めたメッセージを生成させ、生成されたメッセージを投稿する(ステップS1218)。実施確認とは、ユーザに対して、画像形成装置30から出力設定情報に基づく出力データの出力を実施するか、出力設定を再設定するか、出力を中止するかの何れかの指示を問い合わせることである。例えば、メッセージ生成部306は、「この設定内容でいいですか?」「何れかご回答ください。1:この内容で良い、2:出力設定を見直す、3:出力を中止する」といったテキストデータを投稿内容としたメッセージを生成する。
つづいて、制御部300は、実施確認に対するユーザの指示を判定する。はじめに、出力設定の再設定が指示されたか否かを判定する(ステップS1220)。出力設定の再設定が指示された場合とは、例えば、メッセージ取得部302によって、出力設定の再設定を行うことを示す内容が投稿内容に含まれるメッセージが取得された場合である。出力設定の再設定が指示された場合は、出力に必要な情報の投稿をユーザに促すためのメッセージを投稿する(ステップS1220;Yes→ステップS1222)。このとき、制御部300は、出力設定情報の値をクリアして、最初から出力設定情報を記憶し直すようにしてもよい。また、ユーザが変更を所望する出力設定だけを変更するため、すでに記憶されている出力設定情報を出力設定要求のメッセージの内容に基づき上書きするようにしてもよい。
出力設定の再設定が指示されなかった場合、制御部300は、出力の中止が指示されたか否かを判定する(ステップS1220;No→ステップS1224)。出力の中止が指示された場合とは、例えば、メッセージ取得部302によって、出力を中止することを示す内容が投稿内容に含まれるメッセージが取得された場合である。
出力の実施が指示された場合等、出力を中止する指示がされなかった場合は、制御部300は、メッセージ生成部306に出力保持状態であることを示す投稿内容を含めたメッセージを生成させ、生成されたメッセージを投稿する(ステップS1224;No→ステップS1226)。出力保持状態とは、出力データと、当該出力データに対応する出力情報とを記憶している状態であり、画像形成装置30が出力データに基づく出力が未だ開始されていない状態(未出力の状態)である。また、出力保持状態であることを示す投稿内容とは、例えば、「お待ちしております」等のテキストデータである。
出力を中止する指示がされた場合は、制御部300は、ステップS1202で記憶した出力データと、ステップS1204で記憶した出力情報とを削除する(ステップS1224;Yes→ステップS1228)。
図8に戻り、要求の内容が出力実施要求でない場合は、つづいて、制御部300は、判定結果に含まれるメッセージの種類が出力開始要求であるか否かを判定する(ステップS110;No→ステップS114)。メッセージの種類が出力実施要求である場合は、出力データ記憶処理を実行する(ステップS114;Yes→ステップS116)。
出力処理の流れを、図11を参照して説明する。出力処理では、はじめに、制御部300は、ステップS104で取得したメッセージに含まれるグループIDを取得する(ステップS1302)。そして、取得したグループIDに対応するグループにおいて、出力保持状態であるか否かを判定する(ステップS1304)。具体的には、制御部300は、ステップS1302で取得したグループIDによって出力情報の絞り込みを行う。絞り込みの結果、1以上の出力情報が得られた場合は、出力されていない出力データが記憶されている状態であるため、制御部300は、出力保持状態であると判定することができる。
出力保持状態である場合は、制御部300は、出力データを出力するための出力確認画面を、表示部350に表示する(ステップS1304;Yes→ステップS1306)。出力確認画面とは、ユーザに対して、出力データの出力の指示をさせるための画面であり、出力データの出力の指示をさせるためのボタンや、出力を行うための料金等の情報を含んだ画面である。
ユーザによって出力データの出力の指示がされた場合は、制御部300は、出力設定情報に基づき、出力データを出力する(ステップS1308)。出力が完了したら、制御部300は、出力した出力データと、当該出力データに対応する出力情報を削除する(ステップS1310)。
図8に戻り、メッセージの種類が出力開始要求でない場合は、制御部300はメッセージ生成部306を介して利用方法を含むメッセージを生成させ、生成されたメッセージを投稿する(ステップS114;No→ステップS118)。利用方法を含むメッセージとしては、例えば、画像データを投稿することを促す投稿内容を含むメッセージであったり、出力保持状態の出力データがあるので、出力開始要求を投稿することを案内するメッセージであったりする。
[1.4 動作例]
図を参照して、本実施形態の動作例について説明する。図12は、制御部100が、メッセンジャーアプリ132を読み込んで実施した場合に、表示部110に表示する表示画面W100の例を示す図である。表示画面W100には、グループに所属するアカウントを表示する領域E100と、タイムラインを表示する領域E102と、投稿内容を入力しメッセージを送信するための領域E104が含まれる。
図12の領域E100に示すように、端末装置10のユーザ(アカウントは「ユーザ1」)と、画像形成装置30(アカウントは「MFP1」)との、1対1でのメッセージの送受信を行うグループであることを示す。
また、タイムラインを表示する領域E102には、メッセージが時系列に表示される。メッセージは投稿元が区別可能に表示されてもよい。例えば、図12のように、端末装置10のユーザが投稿元であるメッセージを画面の右寄りに表示し、画像形成装置30が投稿元であるメッセージを画面の左寄りに表示する。このように表示することで、端末装置10のユーザに対して、端末装置10と画像形成装置30とが、あたかも対話しているように視覚的に示すことが可能である。なお、投稿元を区別する表示として、メッセージを表示する領域の背景色や形を変えたり、文字の色を変えたり、投稿元を示す情報(例えば、アカウントやユーザ名)を表示してもよい。また、いくつかの表示方法を組み合わせてもよい。
まず、ユーザは、投稿内容が「印刷したい」というテキストデータであるメッセージM100と、投稿内容が画像を示す情報を含むメッセージM102とを投稿する。画像形成装置30は、メッセージを取得し、取得したメッセージM100やメッセージM102の種類を判定する。メッセージの種類が出力要求である場合、画像形成装置30は、画像形成装置30の状態を投稿内容に含むメッセージM104(例えば、「今、忙しくないよ!」というテキストデータを投稿内容としたメッセージ)を投稿する。
つづいて、ユーザは、「印刷します」というテキストデータであるメッセージM106を投稿する。画像形成装置30は、メッセージを取得し、取得したメッセージM106の種類を判定する。メッセージの種類が出力実施要求である場合、画像形成装置30は、出力設定を問い合せるメッセージM108を投稿する(例えば、「サイズは?」というテキストデータを投稿内容としたメッセージ)。なお、既にユーザによって投稿されたメッセージM102には画像を示す情報が含まれているため、画像形成装置30は、メッセージM102に基づいて画像データを取得し、出力データとして記憶する。
画像形成装置30は、出力設定の問い合わせを繰り返すことで、出力データの出力に必要な情報を記憶する。そして、出力データの出力が可能である場合には、画像形成装置30は、投稿内容に、金額と所要時間及び実施確認の内容とを含むメッセージM110を投稿する。
ユーザから、実施確認を含むメッセージM110に対して、出力設定の再設定の指示や中止の指示がされず、確認のメッセージM112が投稿された場合は、画像形成装置30は、出力保持状態であることを示すメッセージM114を投稿する。
図13(a)は、制御部100が、メッセンジャーアプリ132を読み込んで実施した場合に、表示部110に表示する表示画面W120の例を示す図であり、画像形成装置30によって、図13のメッセージM114が投稿された後の表示画面の例である。また、図13(b)は、画像形成装置30の表示部350に表示される出力確認画面W130の例を示す図である。
図13(a)に示すように、ユーザは、「来たよ」というテキストデータであるメッセージM120を投稿する。画像形成装置30は、メッセージを取得し、取得したメッセージM120の種類を判定する。メッセージの種類が出力開始要求であると判定した場合、図13(b)に示す出力確認画面W130を表示部350に表示する。出力確認画面W130には、出力の開始を指示するためのボタンE130や、料金を表示する領域E132が含まれる。また、図13(b)に示すように、出力を指示したユーザ以外のユーザが画像形成装置30を操作している場合は、出力を開始させないことを指示するボタンE134が含まれていてもよい。
図14(a)は、複数のユーザが所属しているグループについて、制御部100が、メッセンジャーアプリ132を読み込んで実施した場合に、表示部110に表示する表示画面W140の例を示す図である。また、図14(b)は、表示画面W140に含まれるタイムラインを表示する領域E142の領域のみを示した図である。図14(a)に含まれる領域E142と、図14(b)に示した図は、時系列的に連続している。
また、図14(a)は、領域E140に示すように、端末装置10を利用する複数のユーザ(アカウントは「ユーザ1」及び「ユーザ2」)と、画像形成装置30(アカウントは「MFP1」)との、1対多でのメッセージの送受信を行うグループの動作例を示す図である。このような場合であっても、画像形成装置30は、ユーザによって投稿されたメッセージに基づき、状態投稿処理等を実行する。
図14(a)を参照して、例えば、グループに所属するユーザの一人が、投稿内容が「印刷したい」というテキストデータであるメッセージM140と、投稿内容が画像を示す情報を含むメッセージM142とを投稿する。画像形成装置30は、メッセージを取得し、取得したメッセージM140やメッセージM142の種類を判定する。画像形成装置30は、メッセージの種類が出力要求であると判定した場合は、投稿内容に画像形成装置30の状態を含むメッセージM144を投稿する。
グループに所属するユーザの一人が、投稿内容が「A3で!」というテキストデータであるメッセージM146を投稿する。画像形成装置30は、メッセージを取得し、取得したメッセージM146の種類を判定する。メッセージの種類が出力設定要求であると判定した場合は、要求に基づき、出力設定情報を記憶し、設定を記憶したメッセージM148を投稿する。また、メッセージM146を投稿したユーザとは異なるユーザが、投稿内容が「小さくていいよA4で」というテキストデータであるメッセージM150を投稿する。この場合も、画像形成装置30は、メッセージを取得し、取得したメッセージM150の種類を判定する。
図14(b)を参照して、メッセージの種類が出力設定要求であると判定した場合は、投稿内容に画像形成装置30の状態を含むメッセージM160を投稿する。このように、画像形成装置30は、異なるユーザによってメッセージが投稿された場合であっても、それぞれのメッセージの種類を判定して、所定の処理を実行する。また、図14のメッセージM146と、メッセージM150とのように、用紙サイズに関する出力設定要求を含むメッセージが投稿された場合は、画像形成装置30は、最後に投稿されたメッセージに基づき、出力設定情報を記憶すればよい。
画像形成装置30は、出力設定情報に基づき出力データを出力可能であれば、出力する画像のプレビュー画像を示す情報を含めたメッセージM162を投稿する。画像形成装置30がメッセージM162を投稿した後、さらに出力設定要求を含むメッセージM164が投稿された場合は、画像形成装置30は、出力設定情報を記憶し直し、再度、出力する画像のプレビュー画像を示す情報を含めたメッセージM166を投稿する。
なお、上述した説明は一例であって、適宜変更を加えても構わないことは勿論である。例えば、本実施形態では、画像データを出力データとしたが、出力データをPDFデータや、ワープロソフトによって作成された文章データ、プレゼンテーションソフトによって作成されたプレゼンデータであってもよい。
また、本実施形態では、出力条件をユーザから投稿されたメッセージに基づき記憶したが、例えば、出力条件は予め固定されていて、ユーザによっては出力条件を設定できないようにしてもよい。この場合は、ユーザは、画像形成装置30の状態を確認した上で、画像データを投稿するだけで、画像形成装置30を出力保持状態とすることができる。
本実施形態では、出力データや出力情報を画像形成装置30の記憶部に記憶することとして説明したが、画像形成装置30を管理するサーバに記憶してもよい。この場合は、画像形成装置30は、出力データの数を、画像形成装置30を管理するサーバに記憶された出力データの数とすればよい。
また、本実施形態では出力情報に記憶日時を記憶するため、画像形成装置30は、出力保持状態となってからの経過時間を算出することができる。したがって、画像形成装置30は、出力保持状態となってから所定の時間が経過したときに、出力情報に記憶されたグループIDによって識別されるグループに対して出力を促すメッセージを投稿したり、出力データや出力情報を削除したりしてもよい。
また、出力データや出力情報は、1つのグループにつき1つだけ記憶してもよいし、複数記憶してもよい。出力データや出力情報を複数記憶する場合は、制御部300は、状態投稿処理や出力データ記憶処理を実行するときに、出力されていない出力データが存在することを投稿したり、出力処理を実行するときに、出力する出力データを選択可能にしたりしてもよい。
本実施形態によれば、ユーザは、出力要求を投稿したときにおける画像形成装置30の状態をリアルタイムに確認することが可能となり、画像形成装置30の状態に基づいて、出力データを出力するか否かを判断することが可能となる。この結果、ユーザに対して、使用感の向上を実現することが可能となる。
また、ユーザは、メッセンジャーアプリを介して出力設定を行うことができ、また、出力開始指示を含むメッセージを投稿することで、画像形成装置30に対する作業が、印刷の実行を指示し、記録用紙を回収するだけとなる。したがって、さらに使い勝手の良い画像形成装置30を提供する事が可能となる。
[2.第2実施形態]
つづいて第2実施形態について説明する。第2実施形態は第1実施形態に記載した処理に加えて、画像形成装置の状態が変化したときに、画像形成装置の状態を再度投稿する実施形態である。本実施形態は、第1実施形態の図6を図15に、第1実施形態の図8を図16にそれぞれ置き換えたものである。なお、同一の機能部及び処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
図15を参照して、本実施形態における画像形成装置32の機能構成を説明する。図15に示すように、画像形成装置32は、画像形成装置30と異なり、記憶部370は、さらに、状態情報380を記憶する点が異なる。状態情報380は、画像形成装置30の状態を示す情報であり、例えば、「操作中フラグ=1、出力データ数=5」といった情報である。
図16を参照して、本実施形態における画像形成装置32のメイン処理の流れを説明する。画像形成装置32の制御部300は、第1実施形態のメイン処理であるステップS102~ステップS118を実行し、並行して、状態再投稿処理を実行する(ステップS202)。制御部300は、状態再投稿処理を定期的に実行したり、画像形成装置30に対する操作が開始又は終了されたタイミングで実行したりしてもよい。
図17を参照して、状態再投稿処理の流れについて説明する。状態再投稿処理おいては、はじめに、状態投稿処理と同様の処理によって、制御部300は、現在の画像形成装置32の状態を取得する。すなわち、制御部300は、操作中フラグと、出力データ数の2つの変数に対して、それぞれ「0」を代入して初期化する(ステップS2102)。つづいて、制御部300は、画像形成装置30の操作がされているか否かを判定し、操作がされている場合は、操作中フラグに「1」を代入する(ステップS2104;Yes→ステップS2106)。また、制御部300は、出力データ記憶領域に記憶されている出力データの数を出力データ数に代入する(ステップS2108)。
つづいて、制御部300は、状態情報380と、操作中フラグ及び出力データ数の値とを比較して、状態情報380が記憶された時点における画像形成装置30の状態と、状態再投稿処理を実行した時点における画像形成装置30の状態との変化量(差分)を算出する(ステップS2110)。そして、制御部300は、ステップS2110で算出した変化量が状態再投稿条件を満たすか否かを判定する(ステップS2110→ステップS2112)。状態再投稿条件とは、画像形成装置32の状態を投稿する場合における変化量の閾値を定めたものである。例えば、状態再投稿条件として、出力データ数の変化量(差分)の閾値を「5」とする。この場合、状態情報380に記憶された出力データ数の値と、出力データ数の変数の値との差分が5以上あるときに、制御部300は、状態再投稿条件を満たすと判定する。このようにすることで、出力データ数が減ってきた(混雑が解消されてきた)ときや、出力データ数が増えてきた(混雑してきた)ときに、画像形成装置32は、画像形成装置32の状態を投稿することとなる。なお、状態再投稿条件は予め定められていてもよいし、画像形成装置32の管理者等によって設定されてもよい。
状態再投稿条件を満たす場合は、つづいて、制御部300は、出力保持状態となっているグループのグループIDを取得する(ステップS2112;Yes→ステップS2114)。例えば、制御部300は、出力情報記憶領域378に記憶された出力情報に含まれるグループIDを抽出し、抽出されたグループIDが同じものをまとめることで、出力保持状態となっているグループのグループIDを取得することができる。つづいて、メッセージ生成部306は、出力保持状態となっているグループのグループID毎に、ステップS2110で算出した変化量に基づく内容を投稿内容としたメッセージを生成する(ステップS2116)。変化量に基づく内容とは、例えば、メッセージ生成部306は、混雑具合の概況を示すテキストデータ(例えば、「空いてきたよ」、「忙しくなってきたよ」等)である。
つづいて、制御部300は、メッセージ生成部306によって生成されたメッセージをサーバ装置20に投稿する(ステップS2118)。また、制御部300は、操作中フラグ及び出力データ数の値を、状態情報380として記憶する(ステップS2120)。
なお、本実施形態では、状態情報380が記憶された時点(時刻)と、状態再投稿処理を実行した時点(時刻)とにおける、画像形成装置32の状態の変化量に基づいて画像形成装置32の状態を再投稿するか否かを判定したが、このようにしなくてもよい。例えば、状態再投稿処理を実行した時における画像形成装置32の状態のみに基づいて、画像形成装置32の状態を再投稿するか否かを判定してもよい。具体的には、画像形成装置32は、出力データ数が第1の閾値(例えば「3」)以下となったときに混雑が解消したことを示すメッセージを投稿し、出力データ数が第1の閾値(例えば「10」)以上となったときに混雑してきたこと示すメッセージを投稿してもよい。
図18を参照して、本実施形態の動作例について説明する。図18は、画像形成装置32が、画像形成装置32の状態を示すメッセージM200と、出力保持状態であることを示すメッセージM202と、画像形成装置32の状態を示すメッセージM204とを投稿した場合において、表示部110に表示される表示画面W200の例を示した図である。図18に示すように、画像形成装置32は、出力保持状態である場合であっても、画像形成装置32の状態に変化があった場合に、ユーザに知らせることができる。したがって、ユーザは、画像形成装置32の状態が変化したときに、画像形成装置32の状態をリアルタイムに知ることができる。
本実施形態によれば、画像形成装置32の状態が変化に応じて、ユーザは画像形成装置32の状態を知ることできるため、ユーザは、画像形成装置32の状態を気軽に、リアルタイムに把握することが可能となる。例えば、ユーザが使用する画像形成装置32を使用するユーザが増えてきたときには、ユーザ密集度が高くなったことを示すメッセージが画像形成装置32から投稿されるため、ユーザは、画像形成装置32へ向かうタイミングをずらすことができる。
[3.第3実施形態]
つづいて第3実施形態について説明する。第3実施形態は第1実施形態と異なり、複数の画像形成装置30がグループに所属する場合における実施形態である。本実施形態は、第1実施形態の図1を図19に、第1実施形態の図8を図20に、第1実施形態の図10を図21及び図22にそれぞれ置き換えたものである。なお、同一の機能部及び処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
図19は、本実施形態の出力システム2の全体構成を示した図である。図19に示すように、ネットワークNWには、3台の画像形成装置30(画像形成装置30a、画像形成装置30b、画像形成装置30c)が接続されており、同一のグループに所属していることとして説明する。なお、ネットワークNWに接続される画像形成装置30は3台でなくてもよい。また、複数のグループがあるとき、3台の画像形成装置30のうちの一部の画像形成装置30が所属するグループがあってもよい。
また本実施形態では、メッセージ判定部304は、メッセージの種類が出力実施要求であるか否かを判定する代わりに、メッセージの種類が出力先指定要求であるか否かを判定する点が異なる。
出力先指定要求とは、出力データの出力を実施する画像形成装置30(出力先)を指定したり変更したりする要求を示すメッセージである。メッセージの種類が出力先指定要求である場合とは、例えば、投稿内容が、「MFP2で印刷」といったように、グループに所属している画像形成装置30のうち、1台の画像形成装置30を特定する内容(例えば、画像形成装置30のアカウントやユーザ名)を含むテキストデータである場合である。
メッセージの種類が出力先指定要求である場合は、判定結果には、メッセージの種類が出力先指定要求であるといった情報と、出力先として指定された画像形成装置30の情報(例えば、画像形成装置30のアカウントやユーザ名)とが含められる。画像形成装置30は、判定結果に含められる出力先の情報が、自機の情報と一致するか否かを判定することにより、自機が出力先として指定されたか、他の画像形成装置30が出力先として指定されたかを判定することができる。
また、本実施形態では、メッセージの種類が出力先指定要求である場合において、出力先が変更された場合は、それまでに出力先として指定されていた画像形成装置30から、新たに指定された出力先の画像形成装置30へ、出力データ及び出力情報を送信する。
図20は、本実施形態の画像形成装置30のメイン処理である。本実施形態において、制御部300は、メッセージの種類が出力要求ではない場合は、制御部300は、判定結果に含まれるメッセージの内容が出力先指定要求であるか否かを判定する(ステップS106;No→ステップS302)。
メッセージの種類が出力先指定要求である場合は、つづいて、制御部300は、出力データの出力先が、自機であるか否かを判定する(ステップS302;Yes→ステップS304)。出力データの出力先が自機である場合は、制御部300は、出力データ記憶処理を実行する(ステップS304;Yes→ステップS306)。本実施形態における出力データ記憶処理については後述する。
出力データの出力先が他の画像形成装置30である場合は、制御部300は、ステップS102で取得したメッセージの投稿先グループIDによって特定されるグループにおける出力データ及び出力情報が記憶されているか否かを判定する(ステップS304;No→ステップS308)。具体的には、出力情報記憶領域378に記憶された出力情報のうち、出力情報に含まれるグループIDとステップS102で取得したメッセージの投稿先グループIDとが一致する出力情報を抽出する。1以上の出力情報が抽出された場合は、メッセージの投稿先グループIDによって特定されるグループにおける出力データ及び出力情報が記憶されていると判定する。
出力データ及び出力情報が記憶されている場合は、制御部300は、判定結果に含まれる出力先である他の画像形成装置30に、ステップS102で取得したメッセージの投稿先グループIDによって特定されるグループにおける出力データ及び出力情報を送信する(ステップS308;Yes→ステップS310)。また、制御部300は、送信した出力データ及び出力情報を削除する(ステップS312)。
なお、出力データの出力先が他の画像形成装置30である場合は、出力データ記憶処理を実行せず、出力データや出力設定に関するメッセージが投稿されても無視をする。したがって、グループに複数の画像形成装置30が所属する場合であっても、出力データや出力情報が記憶される画像形成装置は、出力先として指定された画像形成装置30である。
本実施形態における出力データ記憶処理について、図21を参照して説明する。はじめに、制御部300は、他の画像形成装置30から出力データ及び出力情報を受信したか否かを判定する(ステップS3202)。具体的には、他の画像形成装置30において出力データ及び出力情報が記憶されていた場合において、ユーザによって自機が出力先として指定された場合は、自機は、他の画像形成装置30から送信される出力データ及び出力情報を受信することとなる。
他の画像形成装置30から出力データ及び出力情報を受信した場合は、受信した出力データ及び出力情報を記憶する(ステップS3204;Yes→ステップS3204)。つづいて、制御部300は、記憶した出力データ及び出力情報に基づき、出力データが出力可能か否かを判定する(ステップS3206)。出力データが出力可能であれば、制御部300は、出力データ記憶処理を終了する(ステップS3206;Yes)。出力データが出力できない場合は、制御部300は、図22のステップS1206の処理を実行する(ステップS3206;No→ステップS1206)。
図22に移り、制御部300は、メッセージ取得部302を介してサーバ装置20からメッセージを取得し、取得したメッセージについて、メッセージ判定部304を介して判定結果を取得する(ステップS1206)。そして、制御部300は、メッセージ判定部304から出力される判定結果が出力設定要求か否かを判定し(ステップS1210)、出力設定要求でない場合は、メッセージの種類が出力先指定要求であるか否かを判定する(ステップS1210;No→ステップS3208)。
メッセージの種類が出力先指定要求である場合は、つづいて、制御部300は、出力データの出力先が、他機であるか否かを判定する(ステップS3208;Yes→ステップS3210)。出力データの出力先が他機である場合は、制御部300は、出力データ及び出力情報を、出力先として指定された他の画像形成装置30に送信する(ステップS3210;Yes→ステップS3212)。そして、制御部300は、送信した出力データを出力データ記憶領域376から削除し、出力データ記憶処理を終了する(ステップS3214)。
このように、出力データの出力先ではない画像形成装置30の制御部300は、メッセージの取得を行うが、ユーザから出力データを示す情報や、出力設定要求を含むメッセージが投稿されても、その内容については無視をする。一方で、出力データの出力先が、他の画像形成装置30から自機に変更された場合は、既に他の画像形成装置30によって記憶された出力データ及び出力情報を受信することで、出力データ及び出力情報を引き継ぐことが可能となる。
図を参照して、本実施形態の動作例について説明する。図23(a)及び図23(b)は、複数のユーザが所属しているグループにおける制御部100が、メッセンジャーアプリ132を読み込んで実施した場合に、表示部110に表示する表示画面W300及びW320の例を示す図である。図23(a)に示したタイムラインと、図23(b)に示したタイムラインとは、時系列的に連続している。
また、図23(a)は、領域E300に示すように、端末装置10を利用するユーザ(アカウントは「ユーザ1」)と、複数の画像形成装置30(アカウントは「MFP1」、「MFP2」、「MFP3」)との、1対多でのメッセージの送受信を行うグループの動作例を示す図である。
ここで、図23(a)を参照して、例えば、グループに所属するユーザが、投稿内容が「印刷したい」というテキストデータであるメッセージM300と、投稿内容が画像を示す情報を含むメッセージM302とを投稿する。グループに所属する画像形成装置30は、それぞれメッセージを取得し、取得したメッセージM300やメッセージM302の種類を判定する。メッセージの種類が出力要求であると判定した場合は、投稿内容に画像形成装置30の状態を含むメッセージを投稿する。例えば、画像形成装置30の状態を含むメッセージとして、MFP1はメッセージM304を、MFP2はメッセージM306を、MFP3はメッセージM308をそれぞれ投稿する。
つづいて、ユーザが、投稿内容が「MFP1で!」というテキストデータであるメッセージM310を投稿する。画像形成装置30は、メッセージを取得し、取得したメッセージM310の種類を判定する。画像形成装置30は、メッセージの種類が出力先指定要求である場合は、出力先として指定された画像形成装置30が、出力先として指定されたことを示すメッセージM312を投稿する。そして、出力先として指定された画像形成装置30は、出力設定の投稿を促すメッセージM314を投稿する。このように、ユーザによって出力先が指定された後は、ユーザと出力先として指定された画像形成装置30との間でのやり取りが行われる。
ここで、ユーザの都合等の理由により出力先指定要求が含まれるメッセージM320が投稿された場合は、それまで出力先として指定されていた画像形成装置30は、新たに出力先として指定された画像形成装置30に、出力データや出力情報を送信する。このとき、画像形成装置30は、出力先が変更されたことを示すメッセージを投稿してもよい。例えば、出力先がMFP1からMFP2に変更された場合は、MFP1は出力先でなくなったことを示すメッセージM322を投稿し、MFP2は出力先として指定されたことを示すメッセージM324を投稿してもよい。
また、図24及び図25は、出力先指定要求を投稿するボタンを表示する表示画面の例を示した図である。例えば、図24(a)の表示画面W330の下部には、グループに所属する画像形成装置30を選択することが可能なボタンを配置した領域E330を表示する。
ユーザによって領域E330に表示されたボタンが選択された場合は、メッセンジャーアプリ132は、選択されたボタンの枠線を太くしたり、選択されなかったボタンをグレーアウトさせたりするなど、選択されたボタンを識別表示する。また、ユーザによってボタンが選択された場合は、メッセンジャーアプリ132の機能によって、ボタンが選択されたことを示すメッセージ(例えば、「MFP1が選択されました」といったメッセージ)が表示されてもよい。
ユーザによってボタンが選択された場合は、メッセンジャーアプリ132は、出力先指定要求を含むメッセージを投稿する。このようにすることで、ユーザが画像形成装置30のアカウントを含むメッセージを投稿することなく、出力データの出力先を指定することができる。また、ユーザによって領域E330に表示されたボタンが選択された場合は、端末装置10やサーバ装置20が、画像形成装置30に対して、投稿以外の方法で出力先として指定されたことを通知してもよい。このようにすることで、意図せずユーザが画像形成装置30のアカウントを含むメッセージを投稿した場合であっても、出力先が変更されることを防ぐことができる。
領域E330に表示されたボタンには、グループに所属する画像形成装置30毎に、画像形成装置30の状態を視覚的に示されてもよい。例えば、図24(a)の表示画面W330のように、画像形成装置30の状態をグラフで表示してもよい。グラフは、画像形成装置30が操作中であるか否か(操作中のユーザが1人か0人か)と、出力データ数と、画像形成装置30の付近にいる人数とを示す。人数や出力データ数は、グラフの帯の色(例えば、濃淡の違いや色相の違い)によって識別可能であってもよい。また、グラフは、人数に基づく稼働率を示してもよい。稼働率の計算方法は様々あるが、人数や状況からユーザに画像形成装置30の稼働状況が判断できる情報が提示できれば、どのような計算方法を用いてもよい。
また、グラフは、所定の間隔で更新されるようにして、できるだけリアルタイムで、画像形成装置30の状態を表示できるようにすることが望ましい。例えば、グループに所属するそれぞれの画像形成装置30は、定期的に画像形成装置30の状態をグループに投稿したり通知したりして、グラフの表示を更新する。また、グループに所属する画像形成装置30のうちの1台が、他の画像形成装置30に対して定期的に状態を問い合わせ、それぞれの画像形成装置30の状態をまとめた情報を、グループに投稿したり通知したりしてもよい。
また、ボタンの別の表示例として、図24(b)の表示画面W340のように、操作中であるか否か(操作中のユーザが1人か0人か)と、出力データ数(出力待機中のユーザ数)と、画像形成装置30の付近にいる人数とを人間のマークの数で表示してもよい。人間のマークは、色の濃淡によって識別可能にしてもよく、例えば、操作中のユーザを濃い色のマークで、画像形成装置30の付近にいる人数を淡い色のマークで、出力待機中のユーザを中程度の濃さの色のマークで示す。例えば、図24(b)の例では、アカウントが「MFP1」である画像形成装置30は、操作中であることと、付近に2人の人がいることを示す。なお、アイコンを色相の違いによって識別可能にしてもよく、例えば、操作中のユーザを赤色で、画像形成装置30の付近にいる人数を黄色で、出力待機中のユーザを灰色で示してもよい。
また、ボタンの別の表示例として、図25の表示画面W350のように、稼働率に基づきボタンの色を変えてもよい。例えば、色の濃淡によって稼働率を識別可能にしてもよく、ユーザが過疎であればボタンの色を淡くし、過密になるほどボタンの色を濃くする。例えば、図25の例では、アカウントが「MFP1」である画像形成装置30の稼働率が最も低く、アカウントが「MFP2」である画像形成装置30の稼働率が最も高いことを示す。なお、稼働率を色相の違いによって識別可能にしてもよく、例えば、ユーザが過密であれば赤色で、ユーザが平均的な密度であれば黄色で、ユーザが過疎であれば青色で、ユーザが全くいない場合は灰色で示してもよい。
なお、本実施形態の説明では、端末装置10を利用するユーザが1人の場合のグループについて説明をしたが、グループに端末装置10を利用する複数のユーザが所属しても構わない。このような場合、ユーザは、出力された記録用紙を回収するユーザの都合に合わせて、出力先となる画像形成装置30を指定することが可能となる。
また、本実施形態では、出力データや出力情報を画像形成装置30が、直接他の画像形成装置30に送信することとして説明したが、このように構成しなくてもよい。例えば、複数の画像形成装置30を管理するサーバと、各々の画像形成装置30とを接続する。画像形成装置30が出力先変更要求を含むメッセージを受信した場合は、当該画像形成装置30は、出力データや出力情報を複数の画像形成装置30を管理するサーバに送信する。また、複数の画像形成装置30を管理するサーバは、出力先として新たに指定された画像形成装置30に出力データや出力情報を送信すればよい。
本実施形態によれば、ユーザは、複数の画像形成装置30を所属させたグループを作成し、出力要求を含むメッセージをグループに投稿することで、複数の画像形成装置30の状態を確認することが可能となる。また、ユーザは、画像形成装置30の状況に基づき、複数の画像形成装置30の中から、出力先として、適切な画像形成装置30を指定することが可能となる。また、出力先となる画像形成装置30を変更した場合であっても、ユーザは、特別な手順を踏むことなく、新たな出力先として指定した画像形成装置30において、出力データの出力の処理を進めることが可能となる。
[4.第4実施形態]
つづいて第4実施形態について説明する。本実施形態は、第3実施形態に記載した処理に加えて、他の画像形成装置が出力保持状態である場合に、自機の状態が変化したときに、ユーザに対して、自機で出力することを提案(レコメンド)する実施形態である。本実施形態は、第3実施形態の図20を図26に置き換えたものである。なお、同一の機能部及び処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
図26を参照して、本実施形態の画像形成装置30のメイン処理について説明する。画像形成装置30の制御部300は、第3実施形態のメイン処理であるステップS102~ステップS118を実行し、並行して、レコメンド投稿処理を実行する(ステップS402)。
図27を参照して、レコメンド投稿処理について説明する。はじめに、制御部300は、現在の画像形成装置30の状態を取得する。すなわち、制御部300は、操作中フラグと出力データ数との2つの変数に対して、それぞれ「0」を代入して初期化する(ステップS4102)。つづいて、制御部300は、画像形成装置30の操作がされている場合は、操作中フラグに「1」を代入する(ステップS4104;Yes→ステップS4106)。また、制御部300は、出力データ数に、出力データ記憶領域376に記憶されている出力データの数を代入する(ステップS4108)。
つづいて、制御部300は、操作中フラグ及び出力データ数の2つの変数が、レコメンド送信条件(出力提案条件)を満たすか否かを判定する(ステップS4110)。レコメンド送信条件とは、出力データの出力先として、自機を提案する場合についての条件である。例えば、レコメンド送信条件を、操作中フラグが0であり、出力データ数が3以下であるときとする。このようにすることで、制御部300は、自機が出力保持状態でない場合であっても、自機を利用するユーザがほとんどいないときに、ユーザに対して、自機を出力先として指定することを提案することができる。
レコメンド送信条件を満たす場合は、つづいて、他の画像形成装置30が出力保持状態となっているグループIDを取得する(ステップS4110;Yes→ステップS4112)。例えば、制御部300は、取得したメッセージの内容からグループに所属する他の画像形成装置30が出力保持状態であるか否かを判定したり、グループに所属する他の画像形成装置30が出力保持状態であるか否かを問い合わせたりする。
つづいて、制御部300は、メッセージ生成部306に対して、自機を出力先として提案する内容を投稿内容としたメッセージを生成する(ステップS4114)。自機を出力先として提案する内容とは、例えば、出力先を指定することを促すテキストデータや、混雑が解消したことを示すテキストデータ(例えば、「空いてきたよ」等)である。つづいて、制御部300は、メッセージ生成部306によって生成されたメッセージを、サーバ装置20に投稿する(ステップS4116)。
図28を参照して、本実施形態における動作例を示す。図28は、複数の画像形成装置30が所属しているグループのタイムラインを含む表示画面W400の例を示す図である。図28のメッセージM400は、グループに所属する画像形成装置30のうちの1台(アカウントは「MFP1」)によって投稿された、出力保持状態を示すメッセージである。
また、図28のメッセージM402は、出力保持状態ではない画像形成装置30(アカウントは「MFP2」)によって投稿されたメッセージである。メッセージM402に示すように、投稿内容には、混雑具合が解消してきたことを示すテキストデータが含まれる。ユーザによって、出力先指定要求が含まれるメッセージM404が投稿された場合は、それまで出力先として指定されていた画像形成装置30は、新たに出力先として指定された画像形成装置30に、出力データや出力情報を送信する。
このように、本実施形態によれば、出力保持状態ではない画像形成装置30であっても、画像形成装置30の状態に基づき、ユーザに対して、出力データの出力先として自機を提案することが可能となる。また、ユーザは、画像形成装置30の状態に応じて、柔軟に出力先を変更することが可能となる。複数のユーザが所属するグループの場合であっても、出力された記録用紙を回収するユーザは、出力先となる画像形成装置30を指定したり、リアルタイムに画像形成装置30の状態を知ることにより、出力先を変更したりすることが可能となる。
[5.変形例]
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上述した実施形態は、説明の都合上、それぞれ別に説明している部分があるが、技術的に可能な範囲で組み合わせて実行してもよいことは勿論である。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROM(Read Only Memory)やHDD等の記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記憶媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記憶媒体・光磁気記憶媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD(Blu-ray Disc)(登録商標)等)、磁気記憶媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記憶媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
1 出力システム
10 端末装置
100 制御部
102 タイムライン表示制御部
110 表示部
120 操作入力部
130 記憶部
132 メッセンジャーアプリ
134 グループ情報記憶領域
136 メッセージ記憶領域
138 画像データ記憶領域
140 通信部
20 サーバ装置
200 制御部
210 メッセージ受信部
220 メッセージ提供部
230 通信部
240 記憶部
242 グループ情報記憶領域
244 メッセージ記憶領域
246 画像データ記憶領域
230 通信部
30 画像形成装置
300 制御部
302 メッセージ取得部
304 メッセージ判定部
306 メッセージ生成部
320 画像入力部
330 画像処理部
340 画像形成部
350 表示部
360 操作入力部
370 記憶部
372 グループ情報記憶領域
374 メッセージ記憶領域
376 出力データ記憶領域
378 出力情報記憶領域
380 状態情報
390 通信部

Claims (6)

  1. 複数の装置から投稿されたメッセージをそれぞれの装置に時系列に提供するサーバと、出力データに基づき画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置とを有するシステムに含まれる画像形成装置であって、
    前記サーバによって提供されるメッセージを取得するメッセージ取得部と、
    前記取得したメッセージの種類を判定するメッセージ判定部と、
    前記メッセージの種類が出力要求である場合に、前記画像形成装置の状態に基づいてメッセージを生成するメッセージ生成部と、
    前記生成したメッセージを前記サーバに投稿するメッセージ投稿部と、
    を備え、
    前記メッセージ生成部は、異なる2つの時刻における前記画像形成装置が画像を形成する対象である出力データの数の差分が予め定めた閾値以上である場合に、前記画像形成装置の状態に基づいてメッセージを生成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の装置から投稿されたメッセージをそれぞれの装置に時系列に提供するサーバと、出力データに基づき画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置とを有するシステムに含まれる画像形成装置であって、
    前記サーバによって提供されるメッセージを取得するメッセージ取得部と、
    前記取得したメッセージの種類を判定するメッセージ判定部と、
    前記メッセージの種類が出力要求である場合に、前記画像形成装置の状態に基づいてメッセージを生成するメッセージ生成部と、
    前記生成したメッセージを前記サーバに投稿するメッセージ投稿部と、
    を備え、
    前記メッセージ取得部は、自機及び他の1又は複数の前記画像形成装置が所属するグループに対して投稿されたメッセージを取得可能であって、
    前記取得したメッセージの種類が、前記グループに所属する画像形成装置のうち画像の出力先とする画像形成装置を指定する出力先指定要求である場合に、画像の出力先が自機であるか他の画像形成装置であるかを判定する画像形成先判定部と、
    前記画像の出力先が自機である場合は前記取得したメッセージに含まれる出力データを記憶する出力データ記憶部と、
    を更に備えたことを特徴とすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記画像形成先判定部によって画像の出力先が前記他の画像形成装置であるとして判定された場合であって、前記出力データ記憶部に前記出力データが記憶されているときは、前記出力データを当該他の画像形成装置に送信する出力データ送信部を更に備えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記メッセージ生成部は、出力提案条件を満たし、前記他の画像形成装置に前記出力データが記憶されている場合に、自機を画像の出力先として指定することを提案するメッセージを生成することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 複数の装置から投稿されたメッセージをそれぞれの装置に時系列に提供するサーバと、出力データに基づき画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置とを有するシステムに含まれる画像形成装置の制御方法であって、
    前記サーバによって提供されるメッセージを取得する取得ステップと、
    前記取得したメッセージの種類を判定する判定ステップと、
    前記メッセージの種類が出力要求である場合に、前記画像形成装置の状態に基づいてメッセージを生成する生成ステップと、
    前記生成したメッセージを前記サーバに投稿する投稿ステップと、
    を含み、
    前記生成ステップは、異なる2つの時刻における前記画像形成装置が画像を形成する対象である出力データの数の差分が予め定めた閾値以上である場合に、前記画像形成装置の状態に基づいてメッセージを生成する
    ことを特徴とする制御方法。
  6. 複数の装置から投稿されたメッセージをそれぞれの装置に時系列に提供するサーバと、出力データに基づき画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置とを有するシステムに含まれる画像形成装置の制御方法であって、
    前記サーバによって提供されるメッセージを取得する取得ステップと、
    前記取得したメッセージの種類を判定する判定ステップと、
    前記メッセージの種類が出力要求である場合に、前記画像形成装置の状態に基づいてメッセージを生成する生成ステップと、
    前記生成したメッセージを前記サーバに投稿する投稿ステップと、
    を含み、
    前記取得ステップは、自機及び他の1又は複数の前記画像形成装置が所属するグループに対して投稿されたメッセージを取得可能であって、
    前記取得したメッセージの種類が、前記グループに所属する画像形成装置のうち画像の出力先とする画像形成装置を指定する出力先指定要求である場合に、画像の出力先が自機であるか他の画像形成装置であるかを判定する画像形成先判定ステップと、
    前記画像の出力先が自機である場合は前記取得したメッセージに含まれる出力データを記憶する出力データ記憶ステップと、
    を含むことを特徴とする制御方法。
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