JP2006198819A - 画像形成装置、画像形成装置の印刷実行データ生成方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の印刷実行データ生成方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】キャリブレーション処理を行うときに、その後ある一定期間装置に負荷がかからない場合に、キャリブレーション処理を行うようにした画像形成装置を提供する。
【解決手段】この画像形成装置は、ページ記述言語で記述された印刷データを受信して記録手段へ記録するとともに、該印刷データの印刷実行可能な印刷実行データを生成する場合、当該画像形成装置の周囲の環境を測定した測定値に基づいて、当該画像形成装置が使われる可能性が低いと判断したときに、前記格納手段に格納している印刷データを、キャリブレーションの実行により更新された濃度補正情報を用いて処理し、印刷実行可能な印刷実行データを生成して、前記印刷データおよび前記印刷実行データを関連付けて前記格納手段に格納するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の印刷実行データ生成方法、プログラムおよび記録媒体に関し、特に、キャリブレーション機能を実行するタイミングに関する。
近年、印刷装置が普及し、そのうえ、印刷速度の向上や高品質化が図られている。このような印刷装置は、ネットワーク等を介して、複数のクライアントから共有されることにより、大量の印刷要求がなされている。また、印刷装置の環境(温度・湿度)の変化や大量印刷による部品の消耗等により画質劣化が顕著となるため、これを補正するためのキャリブレーション機能が注目されている。
一方、ページ記述言語(PDL)によって記述された印刷データに基づいて印刷を行う際は、従来から印刷装置によってページ記述言語の解析処理等を行って、印刷実行データを作成している。すなわち、印刷データ中のページ記述言語をインタプリタによって解釈して中間コードを生成し、当該中間コードをレンダリングして各ラスターのビットマップデータからラスターデータを生成し、さらにそのラスターデータに対してハーフトーン処理を行うなどして印刷実行データとしている(例えば、特許文献1,2,3参照)。
また、特許文献4の画像形成装置は、入力された画像情報に基づきラスター画像データに展開した後圧縮してHDD(ハードディスクドライブ)に記憶し、複写機からの画像管理情報に基づきHDDから画像データを検索するCPU(中央演算処理装置)と、画像データが記憶されるHDDと、複写機からの画像形成・出力指示に基づき画像データに色変換処理を施す色変換処理部と、画像管理情報、画像データを複写機に出力する外部ビデオI/Fとを有することによって、カラー複写機等の画像形成装置の性能をフルに発揮させると共にプリントの失敗を減らし、なおかつ、コンピュータから送られたPDL画像情報を翻訳した後の画像データをハンドリングすることにより画像形成装置のエンジンスピードに応じたタイミングでプリントする等を可能とした。このように、一旦HDD等の記憶装置に印刷実行データを保存するので、同じ文書を何度も出力したり、機密性を高めたり、ユーザーが画像形成装置を直接操作することによって出力を開始できる。
また、特許文献5では、遠隔にあるファクシミリ装置から画データをFAX受信した場合には、周辺温度センサ及び周辺湿度センサからの検出信号に基づいて、受信画データを記録部に直ちに記録させるか否かを決定している。このため、複合機の周辺に人がいない可能性が高い場合には、画データを受信しても直ちに記録動作が実行されない。従って、ヒータへの通電回数及びファンモータへの通電回数を減少させて、消費電力が抑制されるだけでなく騒音低減を図ることができる。
また、特許文献6では、色分解測定センサで表示装置及びその周囲光の色温度を測定し、それらが等しくなるようにガンマ補正回路の変換テーブルを調整する。そして更に、色分解測定値監視回路において、色分解測定センサによる表示装置の周囲光測定値を時系列に保持し、最新の測定値と比較することにより、プレビュー環境の変化をオペレータに報知することが可能となる。
特開2003−271368号公報 特開2003−289450号公報 特開2001−347709号公報 特開平10−285388号公報 特開2004−23724号公報 特開平10−334218号公報
しかしながら、キャリブレーション処理は、印刷装置や時間経過に依存するため、キャリブレーション後の濃度補正情報を用いた印刷実行データを保存しておいても、時間が経過した後の印刷出力時には、濃度補正情報に相違が発生している可能性がある。
このような可能性を抑えるためには、定期的にキャリブレーション処理を行い、処理後の濃度補正情報を用いて、印刷実行データを更新していくことが必要となってくる。
しかし、このようにキャリブレーション処理および印刷実行データの作成処理を行うと、負荷が大きくなり、他の処理に影響を与えてしまうことになる。
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、キャリブレーション処理を行うときに、その後ある一定期間装置に負荷がかからない場合に、キャリブレーション処理を行うようにした画像形成装置、画像形成装置の印刷実行データ生成方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ページ記述言語で記述された印刷データを受信する印刷データ受信手段と、画像濃度の補正に用いられる濃度補正情報を保持する濃度補正情報保持手段と、該濃度補正情報をキャリブレーションの実行により更新するキャリブレーション手段と、前記印刷データ受信手段で受信した印刷データを、前記濃度補正情報保持手段に保持している濃度補正情報を用いて処理することにより、印刷実行可能な印刷実行データを生成する印刷実行データ生成手段と、前記印刷データおよび前記印刷実行データを関連付けて格納する格納手段と、前記印刷実行データを出力する印刷実行データ出力手段と、を有する画像形成装置において、当該画像形成装置の周囲の環境を測定する環境測定手段と、前記環境測定手段で測定した測定値に基づいて当該画像形成装置が使われる可能性が低いか否かを判断する判断手段とを備え、前記印刷実行データ生成手段は、前記判断手段で画像形成装置が使われる可能性が低いと判断したときに、前記格納手段に格納している印刷実行データを、印刷データおよび濃度補正情報を用いて再生成して印刷実行データの更新処理を行うように構成した。
また、環境測定手段による判断手段は、次のようにして画像形成装置が使われる可能性が低いか否かを判断する。
(1)前記環境測定手段で該画像形成装置に接続するネットワークの通信回線の状況を測定し、測定した回線状況から判断する。また、画像形成装置がファクシミリ機能を有するときには、電話回線の使用状況から判断する。
(2)受信した印刷データの受信頻度を送信元のクライアントマシンごとにクライアントマシン頻度記録手段に記録し、前記クライアントマシン頻度記録手段に記録した所定の頻度値以上のクライアントマシンの稼動状況から判断する。
(3)環境測定手段で該画像形成装置が置かれている周囲の光量を測定し、測定した光量から判断する。さらに、測定した一定期間の光量を光量記録手段に記録しておき、記録された時系列の光量を分析することによって判断する。
(4)環境測定手段で該画像形成装置が置かれている周囲の光を測定して分析し、分析した光の情報から判断する。
(5)環境測定手段で該画像形成装置が置かれている周囲の音量を測定し、測定した音量から判断する。さらに、測定した一定期間の音量を音量記録手段に記録しておき、記録された時系列の音量を分析することによって判断する。
(6)環境測定手段で該画像形成装置が置かれている周囲の温度を測定し、測定した温度から判断する。さらに、測定した一定期間の温度を温度記録手段に記録しておき、記録された時系列の温度を分析することによって判断する。
また、本発明は、上述した構成の画像形成装置の機能を実行させるためのプログラムまたはそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても上記課題を解決することができる。
本発明によれば、印刷実行データの更新処理を、画像形成装置が使われる可能性が低い時に行うことによって、処理への影響を抑えることができる。例えば、人(ユーザー)がいない夜間等に行えば、印刷実行データの更新処理を他の処理に関係することなく行うことができる。
また、画像形成装置の周囲の環境を測定するようにしたので、画像形成装置が使われている可能性を正確に判断することができる。
以下、図面を参照して本発明の画像形成装置に係る好適な実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図であり、同図において、画像形成装置1は、露光ユニット11、現像器12a〜12d、感光体ドラム13a〜13d、クリーナユニット14a〜14d、帯電器15a〜15d、中間転写ベルトユニット18、定着ユニット22と、用紙搬送路S、給紙トレイ20及び排紙トレイ29等を有しており、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成する。
なお、本実施形態の画像形成装置1で扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器12a〜12d、感光体ドラム13a〜13d、帯電器15a〜15d、クリーナユニット14a〜14dは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように、各色に対応した4つの画像ステーションを構成している。
感光体ドラム13a〜13dは、画像形成装置1の上部に配置(装着)されている。帯電器15a〜15dは、感光体ドラム13a〜13dの表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、接触型のローラ型やブラシ型の帯電器の他、チャージャー型の帯電器が用いられることもある。露光ユニット11は、レーザ照射部及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)を用いる構成の他に、発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる構成もある。
そして、帯電された感光体ドラム13a〜13dを、入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像器12a〜12dは、それぞれの感光体ドラム13a〜13d上に形成された静電潜像を(K、C、M、Y)のトナーにより顕像化するものである。またクリーナユニット14a〜14dは、現像・画像転写後における感光体ドラム13a〜13d上の表面に残留したトナーを除去・回収するものである。
感光体ドラム13a〜13dの上方に配置されている中間転写ベルトユニット18は、中間転写ベルト17、中間転写ベルト駆動ローラ171、中間転写ベルト従動ローラ172、中間転写ベルトテンション機構173、中間転写ローラ16a〜16d、及び中間転写ベルトクリーニングユニット19を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ171、中間転写ベルトテンション機構173、中間転写ローラ16a〜16d、中間転写ベルト従動ローラ172等は、中間転写ベルト17を張架し、矢印B方向に回転駆動させるものである。
中間転写ローラ16a〜16dは、中間転写ベルトユニット18の中間転写ベルトテンション機構173の中間転写ローラ取り付け部に回転可能に支持されており、感光体ドラム13a〜13dのトナー像を、中間転写ベルト17上に転写するための転写バイアスを与える。
また中間転写ベルト17は、それぞれの感光体ドラム13a〜13dに接触するように設けられ、感光体ドラム13a〜13dに形成された各色のトナー像を中間転写ベルト17に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト17上にカラーのトナー像(多色トナー像)が形成される。この中間転写ベルト17は、厚さ1100μm〜1150μm 程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム13a〜13dから中間転写ベルト17へのトナー像の転写は、中間転写ベルト17の裏側に接触している中間転写ローラ16a〜16dによって行われる。中間転写ローラ16a〜16dには、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
中間転写ローラ16a〜16dは、直径18〜110mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト17に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシなども用いることができる。
上述のように、各感光体ドラム13a〜13d上で各色相に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト17で積層され、装置に入力された画像情報となる。このように、積層された画像情報は中間転写ベルト17の回転によって、後述の用紙と中間転写ベルト17の接触位置に配置される転写ローラ21によって用紙上に転写される。
この時、中間転写ベルト17と転写ローラ21は、所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ21にはトナーを用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。
さらに、転写ローラ21が上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ21もしくは前記中間転写ベルト駆動ローラ171の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)とする。
また、上記のように、感光体ドラム13a〜13dとの接触により中間転写ベルト17に付着したトナー、若しくは、転写ローラ21によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト17上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット19によって除去・回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット19には、中間転写ベルト17に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト17は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ172で支持されている。
給紙トレイ20は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、画像形成装置1の画像形成部及び露光ユニット11の下側に設けられている。また、画像形成装置1の上部に設けられている排紙トレイ29は、印刷済みのシートをフェイスダウンで載置するためのトレイである。
また、画像形成装置1には、給紙トレイ20のシートを転写ローラ21や定着ユニット22を経由させて排紙トレイ29に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。さらに、給紙トレイ20から排紙トレイ29までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ28a,28b、レジストローラ23、転写ローラ21、定着ユニット22、シートを搬送する搬送ローラ27a〜27h等が配されている。
搬送ローラ27a〜27hは、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ28aは、給紙トレイ20の端部に備えられ、給紙トレイ20からシートを1枚毎に用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
また、レジストローラ23は、用紙搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。そして、感光体ドラム13a〜13d上のトナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングでシートを転写部(転写ローラ21)に搬送する機能を有している。
定着ユニット22は、ヒートローラ24、加圧ローラ25等を備えており、ヒートローラ24及び加圧ローラ25は、シートを挟んで回転するようになっている。
また、ヒートローラ24は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ25とともにシートを熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。
なお、多色トナー像の定着後のシートは、搬送ローラ27h,27g,27cによって用紙搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ29上に排出されるようになっている。
次に、シート搬送経路を詳細に説明する。上記画像形成装置1には予めシートを収納する給紙トレイ20が配置されると共に、ユーザーが少数枚の印字を行う時に給紙トレイ20の開閉動作を行わなくてもよいように、給紙トレイ20の他に手差しトレイ26が配置されている。これら両方のトレイ20,26からの給紙を行うために、各々ピックアップローラ28a,28bが配置され、各トレイ20,26からシートを1枚ずつ搬送路に導くようになっている。
シートの片面のみに印字を行う片面印字が要求された場合、給紙トレイ20から搬送されるシートは、搬送路中の搬送ローラ27aによってレジストローラ23まで搬送され、シートの先端と中間転写ベルト17上の画像情報の先端を整合するタイミングで転写ローラ21に搬送され、シート上に画像情報が書き込まれる。その後、シートは定着ユニット22を通過することによってシート上の未定着トナーが熱で溶融・固着され、搬送ローラ27bを経て搬送ローラ27cから排紙トレイ29上に排出される。
他方、手差しトレイ26に積載されるシートはピックアップローラ28bによって給紙され、複数の搬送ローラ27f、27e、27dを経てレジストローラ23に到達し、それ以降は給紙トレイ20から給紙されるシートと同様の経過を経て排紙トレイ29に排出される。
また、印字要求内容が両面印字要求の時は、上記のように片面印字が終了して定着ユニット22を通過したシートの後端が搬送ローラ27cでチャックされ、排紙ローラが逆回転することによって搬送ローラ27g,27hに導かれた後、レジストローラ23を経て裏面印字が行われた後に排紙トレイ29に排出される。
図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。図2において、画像形成装置1は、プリンタコントローラ100、給紙、排紙、転写、定着等を行うプリントエンジン110、及び保存された印刷実行データの印刷指示等を行う操作パネル120を有し、プリントエンジン110と操作パネル120とが、プリンタコントローラ100に接続されている。またプリンタコントローラ100には、ページ記述言語形式のデータを送信してくるホストコンピュータ200が接続されている。
プリンタコントローラ100は、プリンタコントローラ100の各部を制御するCPU(中央演算処理装置)101、ホストコンピュータ200から送られてくるデータや印刷実行データ、濃度補正情報などの各種データを一時格納するRAM(随時書込み読み出しメモリ)102、印刷データ、印刷実行データ及び濃度補正情報を格納するHDD(ハードディスクドライブ;大容量記憶装置)103、ホストコンピュータ200との間でデータの送受信を行うためのネットワークコントローラ104、及びプリントエンジン110を制御するためのビデオコントローラ105を有する。
また、プリントエンジン110は、印刷を行うための画像形成部111、キャリブレーションを行うための検知手段として濃度センサ112及び温湿度センサ113を有する。なお、本例におけるプリントエンジン110は、4色のトナーを使用可能な電子写真方式のカラープリンタであり、CMYKのトナーを有するものとして説明する。
また、環境の情報を測定するために、環境測定手段130を有する。環境測定手段130には、回線状況測定手段131、光量測定手段(測光センサ)132、色分解測定手段(色分解測定センサ)133、音量測定手段134、温度測定手段135のいずれか1つ、または、複数がある。
また、画像形成装置1には、印刷データ受信手段、濃度補正情報保持手段、キャリブレーション手段、印刷実行データ生成手段、格納手段、印刷実行データ出力手段、環境測定手段、判断手段を備えている。
印刷データ受信手段は、ネットワークに接続されたホストコンピュータ200からページ記述言語で記述された印刷データを受信し、この印刷データを格納装置へ格納する(図3参照)。
格納手段は、HDD103に設けられ、ホストコンピュータ200より取得したページ記述言語形式の印刷データ303と、その印刷データのサイズ301、および、印刷実行データ304とその印刷実行データのサイズ302が格納されており、各印刷データ303に対して印刷実行データ304が関連付けられている。
また、印刷データ受信手段は、受信した印刷データのホストコンピュータ200のコンピュータ名とIPアドレスを取得し、受信回数を累積して、累積数とコンピュータ名およびIPアドレスを関連付けてクライアントマシン頻度記録手段へ記録する。
キャリブレーション手段は、音湿度センサ113や濃度センサ112から検知されたデータに基づいてキャリブレーションを実行したときに、画像濃度の補正に用いられる濃度補正情報を濃度補正情報保持手段へ記録する。
判断手段は、上述した環境測定手段130で測定した測定値に基づいて当該画像形成装置が使われる可能性が低いか否かを判断する(後述)。
印刷実行データ生成手段は、印刷データ受信手段で受信した印刷データにレンダリング処理を行って生成したラスターデータに対し、濃度補正情報保持手段に保持している濃度補正情報により濃度補正処理を行って、さらにハーフトーン処理を実行することにより、印刷実行可能な印刷実行データを生成し、印刷データと印刷実行データを関連付けて格納手段へ格納する。また、判断手段で画像形成装置が使われる可能性が低いと判断したときには、格納手段に格納している印刷データおよび濃度補正情報保持手段に保持している濃度補正情報を用いて再生成して印刷実行データの更新処理を行う。
図4を用いて、レンダリング処理によって生成されたCMYKのラスターデータを濃度補正データによって補正する処理を説明する。
RGB(赤、緑、青)で表現されている印刷データ(ここではRGBの各8ビットデータとする)にレンダリング処理を行うことにより、CMYKの各8ビットデータが生成される。そして生成されたCMYK各8ビットのデータは、変換テーブルよりC’M’Y’K’(各8ビット)に変換される。
そしてC’M’Y’K’の8ビットデータは、この後ハーフトーン処理により、プリントエンジンに出力可能なデータ(1/2/4ビット)へ変換される。
印刷実行データ出力手段は、格納手段に格納された印刷実行データをプリントエンジン110によって出力する。
次に、判断手段がどのような判断材料に基づいて判断するのかについて説明する。
(1)ネットワークの回線状況:
画像形成装置がつながっている外部ネットワークのトラフィック量を調べる。
この場合、ネットワークコントローラ104を流れるパケット量(N)を回線状況測定手段131で測定し、このパケット量(N)が予め設定していた設定値(N)を下回ると判定されると、画像形成装置が使われる可能性が低いと判断する。
また、画像形成装置にファクシミリ機能が付いている場合は、電話回線がモデム106によって占有されているか否かを調べ、電話回線が占有されていない場合には、画像形成装置が使われる可能性が低いと判断する。
(2)クライアントマシンの稼動状況:
ネットワークを介して印刷データを受信したときに、送信したクライアントマシンの情報(コンピュータ名、IPアドレス、受信頻度)を画像形成装置のクライアントマシン頻度記録手段(RAM102 または HDD103)に記録しておく。クライアントマシン頻度記録手段に記録した頻度が所定の設定値以上の場合、画像形成装置によく印刷データを送るクライアントマシンとし、そのクライアントマシンが稼動中か否かを調べる。
例えば、よく印刷データを送るすべてのクライアントマシンとネットワークを介して交信(例えば、ping等)を試み、すべてのクライアントマシンの反応が無ければ、画像形成装置が使われる可能性が低いと判断する。
この方法は、画像形成装置をよく使うクライアントマシンが限られている場合には、特に有効で、そのクライアントマシンが稼動していなければ、画像形成装置が使われる可能性は少ない。
(3)画像形成装置の周囲の光量:
画像形成装置の内部、または、外部に、明るさを測定するための光量測定手段(測光センサ)132を備えるようにして、この光量測定手段132で光量(L)を測定し、プリこの光量(L)が予め設定していた設定値(L)を下回るとき、部屋の電気が点いていないあるいは消されたとして、画像形成装置が使われる可能性が低いと判断する。
また、光量測定手段132で測定した光量(L)をプリンタコントローラ100の光量記録手段(RAM102 または HDD103)に一定時間記録しておく。この記録した時系列の光量データをもとに、光量(L)が長期間予め設定された設定値(L)を下回るときに、部屋の電気が点いていないあるいは消されているとして、画像形成装置が使われる可能性が低いと判断する。
あるいは、光量(L)が長期間設定値(L)を下回っているときに短期間だけ設定値(L)を上回ったとしても、たまたま部屋の電気が点いただけと判定し、画像形成装置が使われる可能性が低いと判断する。
このように、光量(照度)を用いて、部屋の電気が点いていないことを検知することによって、人が周囲にいないと判断することが可能になる。また、一定期間の照度の記録を用いることによって、偶然に当たったライトによる誤判断を除外することができる。
(4)画像形成装置の周囲の光の分析:
前述の光量測定手段132の代わりに、色分解測定手段(色分解測定センサ)133を用いるようにしてもよい。画像形成装置の外部の照明が昼間と夜間とで異なる場合、色分解測定手段133で照明光の色温度、明るさ、分光分布を測定し、そのデータをもとに昼間の照明光か夜間の照明光か識別し、画像形成装置が使われる可能性を判断する。
このように、昼間の照明光と夜間の照明光は違っている場合、照明光の分析を用いることによって、判断の正確さを高めることができる。
(5)画像形成装置の周囲の音量:
画像形成装置の内部、または、外部に、環境騒音を測定するための音量測定手段134を備えるようにして、この音量測定手段134で騒音(V)を測定し、プリンタコントローラ100でこの騒音(V)が予め設定していた設定値(V)を下回るとき、周囲に人がいないとして、画像形成装置が使われる可能性が低いと判断する。
または、音量測定手段134で測定した音量(V)をプリンタコントローラ100の音量記録手段(RAM102 または HDD103)に一定時間記録しておく。この記録した時系列の音量データをもとに、音量(V)が長期間予め設定された設定値(V)を下回ると判定されたときに、周囲に人がいないと判断して、画像形成装置が使われる可能性が低いと判断する。
あるいは、音量(V)が長期間設定値(V)を下回っているときに短期間だけ設定値(V)を上回ったとしても、たまたま突発した音が発生したと判定して、画像形成装置が使われる可能性が低いと判断する。
このように、画像形成装置の周囲の音量を用いて、騒音の発生状況を検知することによって、人が周囲で活動していないと判断することが可能になる。また、一定期間の音量の記録を用いることによって、突発的な音の発生による誤判断を防ぐことができる。
(6)画像形成装置の周囲の温度:
画像形成装置の内部、または、外部に、周囲の温度を測定するための温度測定手段135を備えるようにして、この温度測定手段135で温度(T)を測定し、プリンタコントローラ100でこの温度(T)が予め設定していた設定値(T)を下回るとき、画像形成装置が使われる可能性が低いと判断する。
または、温度測定手段135で測定した温度(T)をプリンタコントローラ100の温度記録手段(RAM102 または HDD103)に一定時間記録しておく。この記録した時系列の温度データをもとに、温度(T)が長期間予め設定された設定値(T)を下回ると判定されたときに、画像形成装置が使われる可能性が低いと判断する。
例えば、夏季に昼間温度の上昇から下降という温度データを記録した場合は、冷房が使用されたと判断し、そこから、部屋が使用されていると判断する。冬季も昼における温度上昇ではなく、暖房による温度上昇を、記録したデータから読み取ることによって、暖房の使用有無を判断する。
このように、画像形成装置の周囲の温度(周囲の人や機器が活動している熱)を検知することによって、画像形成装置が使われる可能性が高いと判断することが可能になる。また、一定期間の温度の記録を用いることによって、判断の正確さを高めることができる。
図5は、本発明の画像形成装置によって実行される印刷実行データ更新処理の例を説明するためのフローチャートで、キャリブレーションの実行に応じて印刷実行データを更新する処理例を説明するものである。
環境測定手段130(例えば、回線状況測定手段131、光量測定手段132、色分解測定手段133、音量測定手段134、温度測定手段135のいずれか1つ、または、複数)にて、周囲の環境の情報を測定する。(ステップS501)。
測定した情報から、画像形成装置が使われる可能性があるかどうかの判断を行い、画像形成装置が使われる可能性が高いと判断したときは(ステップS502のNO)、処理を終了する。一方、画像形成装置が使われる可能性が低いと判断したときは(ステップS502のYES)、次のステップS503の処理に進む。ここで、画像形成装置が使われる可能性の判断は、上述した(1)乃至(6)によって行う。
プリントエンジン110にてキャリブレーションが実行され、濃度補正情報保持手段(RAM102)に保存されている現在の濃度補正情報が更新されていない場合(ステップS503のNO)、処理を終了する。
一方、濃度補正情報が更新されていた場合(ステップS503のYES)、プリンタコントローラ100は、格納手段(HDD103)に印刷実行データ304がなければ(ステップS504のNO)、処理を終了する。
他方、格納手段(HDD103)に印刷実行データ304があれば(ステップS504のYES)、その印刷実行データ304を格納手段(HDD103)から削除する(ステップS505)。
そして、印刷データ303を格納手段(HDD103)から取得し(ステップS506)、さらにキャリブレーションにより更新された現在の濃度補正情報を濃度補正情報保持手段(RAM102)から取得し(ステップS507)、次いで格納手段(HDD103)から取得した印刷データ303に対してレンダリング処理を行って、取得した濃度補正情報を用いて濃度補正処理を行い、さらにハーフトーン処理を行って(図4参照)(ステップS508)、得られた印刷実行データを格納手段(HDD103)へ格納し(ステップS509)、他のキャリブレーション処理を行っていない印刷データを探すためにステップS504へ戻る。
このようにして、プリントエンジン110で行われたキャリブレーション処理に応じて、格納手段(HDD103)に格納された印刷実行データの濃度補正情報の更新処理を行うことができる。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されたものではない。上述した実施形態の画像形成装置を構成する各機能をそれぞれプログラム化して、予め記録媒体に書き込んでおき、この記録媒体に記録されたこれらのプログラムを画像形成装置に備えるメモリあるいは記憶装置に格納し、それをコンピュータ(CPU)で実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
また、上記プログラムは、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することによって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の画像形成装置に搭載される場合の上記プログラムは、本発明に係る各手段(或いは各手段の一部)の機能を実現するようにCPU等を制御するプログラムである。このプログラムは、装置ユーザーが使用する際に容易となるように、表示装置用のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を備えるようにするとよい。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM102に蓄積され、その後、HDD103に格納され、必要に応じて、CPU101によって読み出し、修正・書き込みが行われる。
なお、上述した実施形態の機能を実現するプログラムは、ディスク系(例えば、磁気ディスク、光ディスク等)、カード系(例えば、メモリカード、光カード等)、半導体メモリ系(例えば、ROM、不揮発性メモリ等)、テープ系(例えば、磁気テープ、カセットテープ等)等のいずれの形態の記録媒体で提供されてもよい。あるいは、ネットワークを介して記憶装置に格納されたプログラムをサーバコンピュータから直接供給を受けるようにしてもよい。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
このように、上述した実施形態の機能をプログラム化して流通させることによって、コストの低廉化、および可搬性や汎用性を向上させることができる。
本発明の印刷実行データ出力システムを適用可能な画像形成装置の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の印刷処理に係るHDD内にデータを格納した状態の一例を示す図である。 レンダリング処理によって生成されたCMYKのラスターデータを濃度補正データによって補正する処理の一例を説明するための図である。 本発明の画像形成装置によって実行される印刷実行データ更新処理の例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…画像形成装置、11…露光ユニット、12a〜12d…現像器、13a〜13d…感光体ドラム、14a〜14d…クリーナユニット、15a〜15d…帯電器、16a〜16d…中間転写ローラ、17…中間転写ベルト、171…中間転写ベルト駆動ローラ、172…中間転写ベルト従動ローラ、173…中間転写ベルトテンション機構、18…中間転写ベルトユニット、19…中間転写ベルトクリーニングユニット、20…給紙トレイ、21…転写ローラ、22…定着ユニット、23…レジストローラ、24…ヒートローラ、25…加圧ローラ、26…手差しトレイ、27a〜27h…搬送ローラ、28a,28b…ピックアップローラ、29…排紙トレイ、100…プリンタコントローラ、101…CPU、102…RAM、103…HDD、104…ネットワークコントローラ、105…ビデオコントローラ、106…モデム、110…プリントエンジン、111…画像形成部、112…濃度センサ、113…温湿度センサ、120…操作パネル、130…環境測定手段、131…回線状況測定手段、132…光量測定手段(測光センサ)、133…色分解測定手段(色分解測定センサ)、134…音量測定手段、135…温度測定手段、200…ホストコンピュータ。

Claims (13)

  1. ページ記述言語で記述された印刷データを受信する印刷データ受信手段と、画像濃度の補正に用いられる濃度補正情報を保持する濃度補正情報保持手段と、該濃度補正情報をキャリブレーションの実行により更新するキャリブレーション手段と、前記印刷データ受信手段で受信した印刷データを、前記濃度補正情報保持手段に保持している濃度補正情報を用いて処理することにより、印刷実行可能な印刷実行データを生成する印刷実行データ生成手段と、前記印刷データおよび前記印刷実行データを関連付けて格納する格納手段と、前記印刷実行データを出力する印刷実行データ出力手段と、を有する画像形成装置において、当該画像形成装置の周囲の環境を測定する環境測定手段と、前記環境測定手段で測定した測定値に基づいて当該画像形成装置が使われる可能性が低いか否かを判断する判断手段とを備え、前記印刷実行データ生成手段は、前記判断手段で画像形成装置が使われる可能性が低いと判断したときに、前記格納手段に格納している印刷実行データを、印刷データおよび濃度補正情報を用いて再生成して印刷実行データの更新処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記環境測定手段は、該画像形成装置に接続するネットワークの通信回線の状況を測定し、前記判断手段は、前記環境測定手段で測定した回線状況から画像形成装置が使われる可能性が低いか否かを判断するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記印刷データ受信手段は、受信した印刷データの受信頻度を送信元のクライアントマシンごとにクライアントマシン頻度記録手段に記録し、前記判断手段は、前記クライアントマシン頻度記録手段に記録した所定の頻度値以上のクライアントマシンの稼動状況から画像形成装置が使われる可能性が低いか否かを判断するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記環境測定手段は、該画像形成装置が置かれている周囲の光量を測定し、前記判断手段は、前記環境測定手段で測定した光量から画像形成装置が使われる可能性が低いか否かを判断するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、前記環境測定手段は、測定した一定期間の光量を光量記録手段に記録し、前記判断手段は、前記光量記録手段に記録された時系列の光量を分析することによって、画像形成装置が使われる可能性が低いか否かを判断するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記環境測定手段は、該画像形成装置が置かれている周囲の光を測定して分析し、前記判断手段は、前記環境測定手段で分析した光の情報から画像形成装置が使われる可能性が低いか否かを判断するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記環境測定手段は、該画像形成装置が置かれている周囲の音量を測定し、前記判断手段は、前記環境測定手段で測定した音量から画像形成装置が使われる可能性が低いか否かを判断するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、前記環境測定手段は、測定した一定期間の音量を音量記録手段に記録し、前記判断手段は、前記音量記録手段に記録された時系列の音量を分析することによって、画像形成装置が使われる可能性が低いか否かを判断するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記環境測定手段は、該画像形成装置が置かれている周囲の温度を測定し、前記判断手段は、前記環境測定手段で測定した温度から画像形成装置が使われる可能性が低いか否かを判断するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、前記環境測定手段は、測定した一定期間の温度を温度記録手段に記録し、前記判断手段は、前記温度記録手段に記録された時系列の温度を分析することによって、画像形成装置が使われる可能性が低いか否かを判断するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  11. ページ記述言語で記述された印刷データを受信して記録手段へ記録するとともに、該印刷データの印刷実行可能な印刷実行データを生成する画像形成装置における印刷実行データ生成方法において、当該画像形成装置の周囲の環境を測定した測定値に基づいて、当該画像形成装置が使われる可能性が低いと判断したときに、前記格納手段に格納している印刷データを、キャリブレーションの実行により更新された濃度補正情報を用いて処理し、印刷実行可能な印刷実行データを生成して、前記印刷データおよび前記印刷実行データを関連付けて前記格納手段に格納することを特徴とする画像形成装置の印刷実行データ生成方法。
  12. コンピュータに、請求項1乃至10のいずれかに記載の画像形成装置の機能を実現させるためのプログラム。
  13. コンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、請求項12に記載のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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