JP5900338B2 - 照射装置 - Google Patents
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Description
ところで、太陽電池の分野では、太陽電池の一種として、例えば色素増感型太陽電池が知られている(例えば、特許文献2参照)。色素増感型太陽電池は、Si太陽電池に比べて光電変換効率が低いものの、Si太陽電池で必要な半導体製造装置のような大掛かりな設備が要らないため安価に製造でき、また構造が単純で量産し易いことから、消費電力が小さな機器の電力源等に用いられている。
そこで、色素増感型太陽電池の特性評価のための光源装置を、Si太陽電池に用いる擬似太陽光装置と別途に設置する必要があり、そうすると、コストが増大し、また複数の光源装置を取り扱う必要が生じることから操作やメンテナンスが煩雑になる。
上記目的を達成するために、本発明は、全波長域に亘って連続スペクトルを有する光を放射する装置光源と、試験対象物を置く試料台と、前記装置光源の光を前記試料台に導き前記試験対象物に照射する導光用光学系と、を筐体に備え、透過光量を連続的に可変する透過開口を有した調光板と、透過率が異なる複数の減光フィルタと、前記装置光源の光のスペクトル特性を他の光源の光のスペクトル特性に変える複数のスペクトル補正フィルタと、が光の進行方向における下流側からこの順に光軸に沿って配置され、前記複数のスペクトル補正フィルタ、及び前記複数の減光フィルタを、交換自在、かつ前記光軸に対して傾斜させて備えた調光装置と、を備え、前記スペクトル補正フィルタ、及び前記減光フィルタの交換、及び前記調光板の透過光量の調整を、操作子の操作に応じてコントローラが行うことにより、前記試験対象物に所望の他の光源の光のスペクトル特性の光を所望の光量で照射可能にしたことを特徴とする照射装置を提供する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る照射装置1の概略構成を示す図である。
この照射装置1は、Si太陽電池、及び色素増感型太陽電池の特性評価の光源に用いられる装置であり、評価対象がSi太陽電池の場合には擬似太陽光を照射し、また評価対象が色素増感型太陽電池の場合には照明光を照射する。この照明光は、室内照明灯具の光源の光を模した光である。本実施形態では、室内照明灯具の光源の照射光として、蛍光灯の光、白色LEDの光、及びハロゲンランプの光がそれぞれ選択的に照射可能に構成されている。なお、室内照明灯具の光源、或いは屋内照明光源として、上記以外の光源としても良く、また街路灯等の屋外照明灯具の光源の光を模した光を照明光としても良いことは勿論である。
装置光源4は、ランプ10と、ランプ10の放射光を集光する反射鏡12とを備え、上方(鉛直上向き方向)に向けて光を出力するように構成されている。ランプ10は、全波長域でブロードなスペクトル特性を有し、例えばキセノンランプやハロゲンランプが用いられ得るが、ハロゲンランプは短波長側(約400〜500nm以下の波長)でのスペクトル成分が他の波長域よりも小さいため、本実施形態ではキセノンランプを用いることとしている。
ここで、本実施形態において、上記の全波長域が指す波長帯域は、照射装置1で行われる各種の試験のそれぞれで必要な各帯域を含む帯域である。例えば、太陽電池の特性評価にあっては、Si結晶系の太陽電池を試験対象とした場合、擬似太陽光として400nm〜1100nmの帯域の光が要求され、また、Siアモルファス系の太陽電池を試験対象とした場合には、擬似太陽光として350nm〜750nmの帯域の光が要求され、さらに、色素増感型太陽電池の場合は照射光として400nm〜900nmの帯域の光が要求される。したがって、これらの試験を照射装置1で行う場合には、350nm〜1100nmの波長帯域が全波長域に相当し、かかる全波長域にブロードなスペクトル特性の光を装置光源4が放出する。
なお、次に述べる導光用光学系8と試料台6の間に、光線を平行光化する光学系を介在させて、試料台6の位置にかかわらずに常に一定の照射範囲とする構成としても良い。
フィルタ群9については後述する。
電気部品室30及び光源室32は上下に積層配置され、それらと横並びに隣接して試料設置室36が配置され、また、光源室32及び試料設置室36の上には、これら光源室32から試料設置室36に亘って光学系室34が設けられている。かかる構成においては、装置光源4、導光用光学系8、及び試料台6が門型(下方開放のコ字状)に配置されるため、照射装置1の幅寸法を抑えた小型な装置となる。
電気部品室30、光源室32及び光学系室34のそれぞれには、メンテナンス用の開閉扉40A〜40Cが設置されている。また、電気部品室30には内部冷却用のプロペラファン50が設けられ、光学系室34には装置光源4の直上にランプ冷却用ファン52と、フィルタ群9の直上にフィルタ冷却用ファン53が設けられ、試料設置室36にはフード内排気ファン54が設けられている。
また、NDフィルタ62のみでは、連続的な調光を行うことができないものの、かかる調光板64により連続的な調光が可能になる。さらに、調光板64による調光だけでは、低光量に絞った時に照射ムラが発生するが、NDフィルタ62を併用することで、かかる照射ムラの発生を抑えることができる。
なお、本実施形態では、調光板64として、円盤型の金属スリット板を用いる構成を例示したが、これに限らない。すなわち、調光板64としては、駆動量と透過光量とが比例する構造であれば任意の構造を採用することができ、例えば円盤型に代えて、スライド移動することで透過光量を漸次増加/減少させる開口を有した、スライド式の直動型としても良い。またNDフィルタ62(減光フィルタ)も、照射面における照度分布や分光スペクトル変化に影響を与えないものであれば、例えば、透明板を重ねたものや、拡散板、メッシュ状構造の板等、もしくはこれらを組み合わせたものでも良い。
また、フィルタ群9においては、装置光源4から導光用光学系8にかけてスペクトル補正フィルタ60とNDフィルタ62の配列順で、これらが配置される。これにより、NDフィルタ62で反射された光がランプ10へ戻り、例えばランプ電極付近に戻り光が集光して電極の早期磨耗が進行してしまうのを軽減することができる。
またフィルタ群9のスペクトル補正フィルタ60及びNDフィルタ62を手動で交換する構成に限らず、例えば、使用され得るスペクトル補正フィルタ60及びNDフィルタ62を全て光軸K2の近くに予め設けておき、ユーザ等によって選択された適宜のスペクトル補正フィルタ60及びNDフィルタ62を光軸K2上に自動に配置する機構を設ける構成としても良い。
そこで、本実施形態では、角度θが0度〜15度となるように、すなわち集光角が0度〜30度となるように反射鏡12で光を集光し、フィルタ群9に入射することで、フィルタ群9のフィルタ特性のズレを抑えつつ、またガラスロッド18を延長することなく照度ムラを十分に打ち消すことができる。
これらの図に示すように、照射装置1によれば、スペクトル補正フィルタ60を交換することで、実際の擬似太陽光、蛍光灯、白色LED、及びダイクロクールハロゲンランプのそれぞれの光が生成されている。
これにより、Si太陽電池、及び色素増感型太陽電池の両方の試験を1つの照射装置1で行うことができる。また、色素増感型太陽電池にあっては、色素の種類によって特性が異なるものの、照射装置1によれば、スペクトル補正フィルタ60を適宜に交換することで、各光源ごとに発電効率が良好な色素の種類を見つけ出すこともできる。
また、装置光源4のランプ10にキセノンランプを用いることで、蛍光灯や白色LEDを光源としたときよりも、蛍光灯や白色LEDの照明光として大きな光量を得ることができることから、加速試験を行うことも可能となる。
これにより、特性評価等の試験に際し照射すべき適切な光源が異なるSi太陽電池と色素増感型太陽電池のそれぞれを試験する場合であっても、これらの光源を個別に用意することなく照射装置1を用いて試験を行うことができる。
この構成により、フィルタ群9のフィルタ特性のズレを抑えつつ、またガラスロッド18を延長することなく照度ムラを十分に打ち消すことができる。
また、フィルタ群9の後段にガラスロッド18が配置されることから、フィルタ群9によって生じた色ムラや照度ムラをガラスロッド18で打ち消し、これら色ムラや照度ムラの無い光を試料14に照射することができる。
また、装置光源4とNDフィルタ62の間にスペクトル補正フィルタ60が介在することとなるから、NDフィルタ62で反射された光による装置光源4への戻り光が抑えられ、当該戻り光によるランプ10の損傷を防止することができる。
また、NDフィルタ62のみでは、連続的な調光を行うことができないものの、かかる調光板64により連続的な調光が可能になる。さらに、調光板64による調光だけでは、低光量に絞った時に照射ムラが発生するが、NDフィルタ62を併用することで、かかる照射ムラの発生を抑えることができる。
本実施形態では、調光機能を備えた調光装置70により調光する構成の照射装置100を説明する。
図4は本実施形態に係る照射装置100の構成を示す図である。なお、同図において、図1と同一の部材については、同一の符号を付して説明を省略する。
同図に示すように、照射装置100では、第1実施形態における調光板64と、スペクトル補正フィルタ60及びNDフィルタ62(すなわち、フィルタ群9)との配置位置に、調光装置70を配置し、当該調光装置70による調光を制御する調光コントローラ71を備える点において第1実施形態で説明した照射装置1と構成を異にしている。
調光装置70は、光軸K2に配置され、入射する光を調光するものであり、本実施形態では、更に、スペクトル特性を変更する機能も備えている。すなわち、調光装置70は、図5及び図6に示すように、1枚の金属調光板164と、複数枚(図示例では3枚)のフィルタホルダ162と、これらが上記光軸K2に沿って積層配置されている。
金属調光板164は、同図に示すように、横長矩形状のベース板180に支持片181を一体に備えて略T字状を成し、ベース板180には、横長の透過開口として、縦方向の開口幅Wが横方向に向かうに従って次第に小さくなる、いわゆる涙滴型の涙滴型スリット182が設けられている。支持片181は、後述するスライド移動機構192に支持されて、当該スライド移動機構192によって横方向にスライド移動される。
涙滴型スリット182の開口幅Wは、最大となる位置Qaで光束断面よりも大きく(すなわち、開口率が100%)、涙滴型スリット182に遮蔽されずに透過する光量の割合(以下、「透過割合」と言う)が100%となり、横方向に行くにしたがって開口幅W(開口率)が連続的に狭まり透過割合が減少する。すなわち、涙滴型スリット182を横方向にスライド移動して涙滴型スリット182と光軸K2の交差位置を変えることで透過割合が連続的に可変される。ただし、開口幅Wがある程度小さくなると、照度ムラが顕著に生じることから、本実施形態では、照度ムラが顕著にならない開口幅Wまでを使用限度としている。本実施形態では、透過割合が70%となる開口幅Wが使用限度とされており、この位置Qbから透過割合が100%となる上記Qaまでがスライド移動範囲となっている。
フィルタホルダ162は、NDフィルタ62或いはスペクトル補正フィルタ60を担持するホルダ部材であって、図8に示すように、金属調光板164と同様に、横長矩形状のベース板183に支持片184を一体に備えて略T字状を成し、ベース板183には、複数のフィルタ装着開口185が横一列に設けられている。各フィルタ装着開口185には、互いに透過率が異なるNDフィルタ62、或いはスペクトル特性が互いに異なるスペクトル補正フィルタ60が装着される。フィルタ装着開口185の径は、少なくとも入射光束よりも大きく、フィルタ装着開口185にNDフィルタ62及びスペクトル補正フィルタ60のいずれも装着しなければ、当該フィルタ装着開口185を透過率100%の開口として使用できる。具体的には、フィルタホルダ162を用いず金属調光板164のみでの調光を実行可能にするために、図10に示すように、左端部のフィルタ装着開口185にはNDフィルタ62が装着されておらず、入射光量の全量が透過し透過割合が100%とされている。支持片184は、後述するスライド移動機構192に支持されて、当該スライド移動機構192によって横方向にスライド移動されることで、光軸K2が通るNDフィルタ62、或いはスペクトル補正フィルタ60が可変される。これにより、透過率が段階的に可変され、或いはスペクトルが変更される。
このとき、図6(D)に示すように、2枚のNDフィルタホルダ162A、及び1枚の補正フィルタホルダ162Bは、フィルタ面での反射光を光軸K2から反れた方向に反射して装置光源4への戻りを防止すべく、光軸K2に対して角度γが90°±α(例えばα=約5°)となるように光軸K2に対して傾斜して支持されている。
そして、図9(A)に示すように、調光の1段階目を透過率100%とし、この透過率100%に最小透過割合Tbを順次乗じて(Na+1)×(Na+1)段階(図示例は、16段階)の各調光段階の透過率を求め、これらの調光段階のうち、2〜(Na+1)段階(図示例では2〜4段階)の各透過率を1枚目のNDフィルタ62の透過率とし、[((Na+1)×m)+1]段階(ただしmは1以上の整数であって、<(Na+1)の2乗を満たす整数)(図示例では、5、9、13)の透過率を2枚目のNDフィルタ62のそれぞれの透過率とする。
図10に、金属調光板164の透過割合範囲、及びNDフィルタホルダ162Aへの透過率の割り振り結果を模式的に示す。このように割り振った結果、図9(B)に示すように、2枚のNDフィルタホルダ162Aの各NDフィルタ62の透過率が、2枚のNDフィルタホルダ162AのNDフィルタ62の組み合わせで、(Na+1)×(Na+1)段階で透過率を段階的に可変できるようになる。
各調光段階の間は、金属調光板164の最小透過割合Tbを乗じて得られる範囲であるから、各調光段階の間、金属調光板164の透過割合を可変することで連続的に調光でき、又最小段階使用時にもさらに金属調光板164が使えるので、結果として、100%からTbの[(Na+1)×(Na+1)]乗%までの間を連続的に調光できることとなる。
また、実際にはNDフィルタ62は、目的の透過率に製作することが難しく、設計値から透過率が数%のズレが生じることが多い。その為、実際には図9の各調光段階の透過率も設計値からズレたり、各調光段階の間が100〜75%以上の差が生じてしまう場合がある。
そこで、金属調光板164については、照度ムラに影響なく実際に使える透過割合の範囲を上記の最小透過割合Tbよりも更に低い割合(例えば65%程度)まで対応可能に予め余裕を持たせて設計し、また調光コントローラ71で金属調光板164を動かせる範囲も100%〜最小透過割合Tb以下の余裕を持たせた範囲(例えば65%)までとすることで、上記のようなズレが生じても全範囲が連続調光できる。
例えば、第1実施形態において、照射装置1が実現する光源は、上述した実施形態での例示に限らず、例えば誘電体多層膜のスペクトル補正フィルタ60を用いて実現可能であれば任意であり、また、スペクトル補正フィルタ60の枚数は2枚〜3枚であっても良い(両面コート型、片面コート型のどちらを用いるかで枚数が変わることは勿論である)。
また例えば、NDフィルタ62の枚数は1枚に限らず、複数枚重ねて目的の透過率として使用しても良い。
この構成により、光学基準面たるベース板295が筐体2と接しない二重構造となるため、搬送時等の外力により光学素子が影響を受けにくく、特に光学素子配置が歪むことなく光学系光軸などを維持できる。
また装置光源4の反射鏡12をはじめとした光学素子はすべて、光学基準面たるベース板295に、それぞれ機械加工された保持治具によって取り付ける構成とされており、これにより高精度で各光学素子の位置決めが可能になっている。特に、光学基準面たるベース板295を支える脚は、全て同時加工することで長さを等しくした光学基準用支柱296で構成されており、これらの光学基準用支柱296を筐体2の底面を構成する土台2Aに垂直に立設してベース板295を支持することで、ベース板295の光学基準面を水平に維持し、より高精度に各光学素子の位置決めが可能になっている。
2 筐体
4 装置光源
6 試料台
8 導光用光学系
9 フィルタ群
10 ランプ
12 反射鏡
14 試料
18 ガラスロッド(ロッドインテグレータ)
20 レンズユニット
22、24 ミラー
30 電気部品室
32 光源室
34 光学系室
36 試料設置室
40A〜40C 開閉扉
42 XYZ可動調整ステージ
60 スペクトル補正フィルタ
62 NDフィルタ(減光フィルタ)
64 調光板
70 調光装置
71 調光コントローラ
162 フィルタホルダ
162A NDフィルタホルダ(減光板)
164 金属調光板(調光板)
182 涙滴型スリット(透過開口)
185 フィルタ装着開口(開口)
192 スライド移動機構
Tb 最小透過割合
W 開口幅
Na 減光フィルタの数
Claims (3)
- 全波長域に亘って連続スペクトルを有する光を放射する装置光源と、試験対象物を置く試料台と、前記装置光源の光を前記試料台に導き前記試験対象物に照射する導光用光学系と、を筐体に備え、
透過光量を連続的に可変する透過開口を有した調光板と、透過率が異なる複数の減光フィルタと、前記装置光源の光のスペクトル特性を他の光源の光のスペクトル特性に変える複数のスペクトル補正フィルタと、が光の進行方向における下流側からこの順に光軸に沿って配置され、前記複数のスペクトル補正フィルタ、及び前記複数の減光フィルタを、交換自在、かつ前記光軸に対して傾斜させて備えた調光装置と、を備え、
前記スペクトル補正フィルタ、及び前記減光フィルタの交換、及び前記調光板の透過光量の調整を、操作子の操作に応じてコントローラが行うことにより、前記試験対象物に所望の他の光源の光のスペクトル特性の光を所望の光量で照射可能にした
ことを特徴とする照射装置。 - 前記導光用光学系は、ロッドインテグレータを備え、集光角が0度〜30度の範囲の光を前記装置光源から前記調光装置、及び前記ロッドインテグレータに順次入射させたことを特徴とする請求項1に記載の照射装置。
- 前記調光装置は、
Na個の前記減光フィルタを担持するとともに、入射光の全量を透過する透過割合100%の開口を更に有する2枚の減光板を備え、
前記調光板の最小透過割合をTbとした場合に、1段階目を透過率100%とし当該透過率100%に最小透過割合Tbを順次乗じて求められた(Na+1)の2乗段階の各調光段階の透過率のうち、
2〜(Na+1)段階の各透過率を1枚目の減光板の各減光フィルタの透過率とし、
[((Na+1)×m)+1]段階(ただしmは1以上であり、(Na+1)×m+1<(Na+1)の2乗を満たす整数)の透過率を2枚目の減光板の各減光フィルタの透過率とした
ことを特徴とする請求項1または2に記載の照射装置。
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