JP2007165376A - 太陽電池出力測定用ソーラシミュレータ - Google Patents

太陽電池出力測定用ソーラシミュレータ Download PDF

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【課題】 測定の高精度化を実現できるソーラシミュレータを提供すること。
【解決手段】 キセノンランプ5を光源とし、下記の機能を有する光学フィルター4を用い、照射光スペクトルを太陽光に近似させた構成としたこと。
1)照射光の450〜500、好ましくは475nmにおけるスペクトルのピークを除去する機能
2)照射光の800〜840、好ましくは820nmにおけるスペクトルのピークを除去する機能
3)照射光の750nm以上におけるスペクトルの凹凸を平滑化する機能
【選択図】図9

Description

本発明は、太陽電池の出力特性を測定するためのソーラシミュレータに関する。
太陽電池はクリーンなエネルギ源として増々その重要性が認められて需要が高まり、また、大型機器類のパワーエネルギ源から精密な電子機器分野での小型電源まで、様々な分野での需要も高まっている。
太陽電池が様々な分野で広く利用されるには、当該電池の特性、とりわけ出力特性が正確に測定されていないと、太陽電池を使用する側においても様々な不都合が予測される。このため従来から太陽電池の出力特性を測定するための擬似太陽光照射装置(以下、ソーラシミュレータという)が提案され実用にも供されている。
このようなソーラシミュレータにより、太陽電池の出力特性の測定精度を向上させる場合に、パネル状の太陽電池の受光面にスペクトルが太陽光と同等に均一化された自然光に近い人工光(擬似太陽光)が照射されていることが必要である。
例えば結晶系のシリコン太陽電池の場合、その照射光の波長と出力特性(相対分光感度)の関係は、図1のように、800nm〜900nmにピークがある。また多接合型太陽電池の場合、その照射光の波長と出力特性(相対分光感度)の関係は、例えば図2のように、500nm〜600nmと700nm〜900nmにピークがある。従って、光源ランプの照射光のスペクトルが、ある特定な波長でピークがあると太陽電池の出力特性を正確に測定することが困難になる。
上記のようにソーラシミュレータにおける光源ランプからの照射光のスペクトルの不均一に起因する太陽電池の出力特性の測定誤差を解消する手法として、以下に述べるような方法が提案されている。
太陽電池の出力特性を測定する際に使用するキセノンランプは、800nm以上において光強度が強すぎる傾向にあるので、従来手法ではこの対策として、800nm以上の透過率を下げた多層膜干渉フィルター(エアマスフィルター)を通すことにより、太陽光に近似させてソーラシミュレータとしていた。しかし、この方法では、キセノンランプ光源に固有の波長のある部分において局部的に照射光のスペクトルが強い波長域を、太陽光に近似できていないため、照射光スペクトルにより出力特性が変動しやすい、例えば、多接合型太陽電池を測定する場合、その出力特性を正確に測定することが出来ないことがある。
また、特許文献1(特許第3500352号公報)には、2種類の光源を用いたソーラシミュレータが提案されている。この技術では、キセノンランプとハロゲンランプの2種類の光源を用いことにより、キセノンランプの照射光は、キセノンランプ用光学フィルターで長波長領域を減光し、ハロゲンランプの照射光は、ハロゲンランプ用光学フィルターで長波長領域の一部と短波長領域を減光するようにしている。しかし、この手法のソーラシミュレータでは、装置構成が複雑にならざるを得ないことから、装置の製作コストが高く付くほか、放射照度の場所むらを、各々の光源について調整する必要があるため、その調整に多くの時間がかかるという難点があった。
一方、特許文献2(特開2002−280583号公報)や特許文献3(開2004−273870号公報)には、部分的なある波長域の光をカットする光学フィルターを使用することにより、多接合型の薄膜太陽電池などのように、特殊なタイプの太陽電池の出力測定に対応する方法が提案されている。しかしこの方法では、ソーラシミュレータにおいて、測定に使用するキセノンランプの発光スペクトル全体にわたって、太陽光に近似する光学フィルターの構成についてまでの提案はなされていないので、先に述べた出力特性の測定誤差の問題は解消できていない。
特許3500352号公報 特開2002−280583号公報 特開2004−273870号公報
本発明は、従来のキセノンランプを光源とするソーラシミュレータにおいて、光学フィルターを通過した後のスペクトルが太陽光に近似していないことに起因する太陽電池の出力測定上の問題点に鑑み、これらの問題点を解消し、測定の高精度化を実現できるソーラシミュレータを提供することを課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明の太陽電池出力測定用ソーラシミュレータの構成は、キセノンランプを光源とし、下記の機能を有する光学フィルターを用い、照射光スペクトルを太陽光に近似させた構成としたことを特徴とするものである。
1)照射光の450〜500、好ましくは475nmにおけるスペクトルのピークを除去する機能
2)照射光の800〜840、好ましくは820nmにおけるスペクトルのピークを除去する機能
3)照射光の750nm以上におけるスペクトルの凹凸を平滑化する機能
また、本発明太陽電池出力測定用ソーラシミュレータに用いる光学フィルターは、上記の各機能を夫々に有する個々の光学フィルターを積層した構成のもの、又は、上記の機能のうちいずれか2つの機能を有する光学フィルターと、残り1つの機能を有する光学フィルターを積層した構成のものを用いることができる。
さらに、本発明太陽電池出力測定用ソーラシミュレータに用いる光学フィルターは、上記の全ての機能を有する光学フィルターを1層で構成したものを用いることもできる。
また、本発明太陽電池出力測定用ソーラシミュレータに用いる光学フィルターは、前記段落0011における1)〜3)の機能の内、いずれかの機能の特性を変更した光学フィルターに交換することにより、波長の一部において、スペクトルの異なる光を照射することもできる。なお、本発明ソーラシミュレータに用いる光学フィルターは、透過型,反射型のいずれであってもよい。
本発明では、太陽電池の出力特性の測定を行うためのソーラシミュレータの光源に前述の機能を有する光学フィルターを適用することにより、照射光の全波長帯域にわたりスペクトルを自然太陽光のそれにより近似させることができる。従って、低コストで作成できる1灯式のソーラシミュレータにおける光源のキセノンランプに上記光学フィルターを使用すれば、測定対象である太陽電池に照射される光のスペクトルを太陽光により近似させることができるので、光源ランプのスペクトルにより出力特性が変化しやすい太陽電池の測定精度を向上させることができる。
また、光源スペクトルにおける特定波長帯域のピーク除去機能毎に、夫々の機能を有する光学フィルターを積層するという簡潔な手法で、照射光を太陽光に近似させることができる。さらに、特定波長帯域のピーク除去機能は、各帯域ごとに除去特性を変えた光学フィルターに交換することで、スペクトルの異なる照射光による太陽電池の出力特性の測定が可能になるから、スペクトル依存性の大きい太陽電池の出力特性も高精度に測定することが可能となる。
次に、本発明の実施の形態例について、図に拠り説明する。図3は本発明における光学フィルターを用いたソーラシミュレータの一例の縦断面図である。図4は光学フィルターが無い状態でのキセノンランプからの照射光の波長と相対照度の関係を表示したスペクトル図、図5は従来用いられている光学フィルターの波長と透過率(%)を示す透過特性図、図6は従来型の光学フィルターを通過した後のキセノンランプからの照射光の波長と相対照度の関係を表示したスペクトル図、図7と図8は、本発明に使用する光学フィルターの波長と透過率(%)を示す透過特性図、図9は本発明に用いる別構成の光学フィルターの波長と透過率(%)を示す透過特性図、図10は本発明による光学フィルターを通過した後のキセノンランプからの照射光の波長と相対照度の関係を表示したスペクトル図である。
まず、本発明ソーラシミュレータの一例の構成について図3に沿って説明する。遮光材で囲った箱状をなすフレーム1の内側下部に光源となるキセノンランプ5を設置し、該フレーム1の内部において前記ランプ5の上位に、光学フィルター用の透光性支持板2を架設してその支持板2の上に本発明における光学フィルター4を設置している。また、このフレーム1の上部には測定対象である太陽電池支持用の透明板3が設置されており、この透明板3の上に測定対象である太陽電池モジュールAを載置する。一方、キセノンランプ5の上には照度調整用の反射板6を配置し、当該ランプ5を点灯すると、光は反射板6に反射され光学フィルター4を通過して測定対象である太陽電池モジュールAに擬似太陽光として照射される。本発明ではこの光学フィルター4に後に述べる種々の機能を持たせたものを用いることにより、その光学フィルター4を透過した後の照射光を従来のものに比べ、より太陽光に近いスペクトルとし、太陽電池モジュールの出力特性を測定できるので、その測定精度を向上させることができるのである。
次に、本発明で使用する光学フィルター4につい説明する。まず光学フィルター用の透光性支持板2の上には、図5、図7、図8に例示した3種類の異なる透過特性を有するフィルターを各々を積層した構成の光学フィルター4を載置している。ここでは、概略400mm角程度の積層型光学フィルターの複数枚を、その被測定太陽電池モジュールAの大きさに合わせ同一面内で接合一体化した光学フィルターユニットFを構成している。なお、この光学フィルターユニットFは、前記支持板2の上に着脱可能に載置することにより、光学フィルターユニットF全体の交換が可能な構成とすることもできる。また、前記光学フィルターユニットFは、適宜の平面大きさの光学フィルターを同一面内で接合して所要大きさの光学フィルターユニットFに形成したものであるが、本発明では、所要大きさの一枚ものの光学フィルターを積層して光学フィルターユニットFに形成したものを用いてもよい。
キセノンランプからの照射光のスペクトルは、図4の例示するように475nmと820nmにピークがあり、800nm以上ではそのスペクトルの凹凸が激しい。そこで、第1層目の光学フィルターには、図5に例示するような透過特性を有する光学フィルターであって、750nm以上のスペクトルを凹凸を平滑化する機能を有したものを用いる。この第一層の光学フィルターは従来から使用されているものである。しかし、この第1層の光学フィルターだけでは、図6に例示するようにキセノンランプの照射光のスペクトルは、475nmと820nmのピーク値が高いので、このソーラーシュミレータによって太陽電池の出力特性測定の精度向上を考えると不十分であることは前述の通りである。
そこで本発明では、上記の第1層目の光学フィルターの上に、第2層目として図7に例示するように475nmのピークを減光させる透過特性を有する光学フィルターを積層させ、更にその上に第3層目として図8に例示するように820nmのピークを減光させる透過特性を有する光学フィルターを積層させて形成した積層型光学フィルター4を用いるようにした。光学フィルター4を上記のような構成としたことにより、キセノンランプ5の照射光は光学フィルター4を透過した後、そのスペクトルが図10に例示するように、475nmと820nmのピークを低く(減光)することができ、より太陽光に近いスペクトルとする、換言すれば、前記光学フィルター4を通過したキセノンランプの照射光を基準太陽光のエネルギー分布に近付けることができる。
なお、スペクトルのピークを減光させる光学フィルターの特定波長は上記例に限られるものではなく、475nmに関しては450〜500nmの波長域で、また、820nmに関しては800〜840nmの波長域で、それぞれピークを減光させる特性の光学フィルターであってもよい。
また、本発明における光学フィルターの第1層目〜第3層目の積層順序は、上記の順序に限定されるものではない。一方、820nm付近の透過率を図8に破線で示すように非常に小さくしてしまうと、透過特性の裾野が広くなり本来減光したくない波長域まで減光してしまうことになるので、各層の光学フィルターに設定する透過率はそのようにならないように吟味することが望ましい。
上記に述べた例は、3種類の透過特性を有する光学フィルターを各々積層した構成であるが、3種類の透過特性のうちのいずれか2種類の透過特性を有する光学フィルターと、残り1種類の透過特性を有する光学フィルターとを2層に積層させて本発明に用いる光学フィルター4を構成することもできる。図9は、一例として475nmのピークと820nmのピークを減光させる機能を付与した光学フィルターの透過特性を示したものである。図5の透過特性を有する光学フィルターと図9の透過特性を有する光学フィルターを積層させ、図3のソーラシミュレータの光学フィルター4として使用しても、この光学フィルター4を透過した後のキセノンランプ5の照射光のスペクトルは、図10と同じものが得られる。
また、図示しないが、上述した3種類の透過特性の全てを1層の光学フィルターに付与して本発明に用いる光学フィルター4を構成することも可能であり、そのように構成した光学フィルターを、図3のソーラシミュレータの光学フィルター4として使用しても、その光学フィルター4を透過した後のキセノンランプ5の照射光のスペクトルは図10と同じものが得られる。
さらに、3種類の透過特性を有する光学フィルターのうち、いずれかの光学フィルターの透過特性を変更した光学フィルターに変えて積層し、本発明に用いる光学フィルター4とすることも可能である。そのような光学フィルターを図3のソーラシミュレータの光学フィルター4として使用することにより、波長帯域の一部におけるスペクトルを変更させた光を照射することにより種々の波長域において出力特性のピークのある太陽電池の出力特性の測定が可能になる。
本発明では、上記に述べたような、種々の太陽電池の測定に適した光学フィルターユニットFの複数種類を予め用意しておき、測定する太陽電池モジュールの機種変更に応じて透過特性等が異なる光学フィルターユニットFに交換することも可能である。これにより1台のソーラシミュレータで種々の太陽電池の出力特性の測定が可能となる。
以上に述べた本発明ソーラシミュレータに用いる光学フィルター4は、透過型の光学フィルターを用いた例であるが、本発明ソーラシミュレータでは、反射型の光学フィルターを用いて本発明ソーラシミュレータに構成することができるので、この点について、図11により簡単に説明する。
図11において、遮光材で囲んだ、ここでは、大略階段状をなす筐体状のフレーム11の上部に反射板61を備えたキセノンランプ51を下向きに配置し、前記反射板61の光軸上に、反射板21aに積層した第1の反射型光学フィルター41a(例えば、475nm前後のスペクトルのピーク除去機能を有する)を、その反射面を45度の角度で配置し、当該フィルター41aの反射光軸上の中間に第2の光学フィルターとなる透明板21bに積層した透過型光学フィルター41b(例えば、820nmのスペクトルのピーク除去機能を有する)を配置し、この第2の透過型光学フィルター41bの光軸上に、反射板21cに積層した第3の反射型光学フィルター41c(例えば、750nm以上のスペクトルの凹凸を平滑化する機能を有する)を配置し、この反射型光学フィルター41cの反射光軸上にコリメータレンズCLを置いて、その光軸上に透明な太陽電池支持板31を配置することにより、本発明ソーラシミュレータの第2の例を構成する。Aは測定対象の太陽電池モジュール、11aは測定対象の出し入れ口の扉である。なお、第1の反射型光学フィルター41aに透過型光学フィルター41bの820nmのピーク除去機能を持たせれば、この透過型光学フィルター41bは不要になる。また、いずれかの反射型光学フィルター41a又は41cに、上記例の3つの機能を持たせて用いることも可能である。
本発明は以上の通りであって、本発明の第一例のソーラシミュレータに用いる光学フィルター4に、 1)照射光の450〜500nm、好ましくは475nmにおけるスペクトルのピークを除去する機能 2)照射光の800〜840nm、好ましくは820nmにおけるスペクトルのピークを除去する機能 3)照射光の750nm以上におけるスペクトルの凹凸を平滑化する機能を有した透過型フィルターを積層させた構成の光学フィルターを用いたので、光源となるキセノンランプからの照射光のスペクトルをより太陽光に近づけることが可能になる。この点は以下の説明により明らかである。
まず、JISにおけるソーラシミュレータの等級分類は、表1に示すように「放射照度場所むら(%)」,「照射照度時間変動率(%)」,「スペクトル合致度」の3項目を基準にしてA,B,Cの等級に分類されているが、A級ソーラシミュレータでは、「スペクトル合致度」が0.75〜1.25内であることを要件としている。本発明ソーラシミュレータでは0.85〜1.15に達することが確認できた。
Figure 2007165376
即ち、「基準太陽光の分光放射照度分布」は、図12に示す通りであるが、この照度分布における各波長帯域での「相対エネルギー分布(%)」は、表2に表すとおりである。そこで、本発明ソーラシミュレータと従来のA級ソーラシミュレータにおけるスペクトルの上記基準太陽光と同じ波長帯域の各区分での相対エネルギー分布(%)を測定演算したところ、この表2に示すとおり、本発明ソーラシミュレータが基準太陽光のそれにより近いことが明らかになった。
Figure 2007165376
本発明では、用いる光学フィルターに、一例として種々の機能を有する光学フィルターを積層させた構成のものを使用しているので、積層した光学フィルターにおけるいずれかのフィルターの機能を選択的に変更することにより、キセノンランプからの異なるスペクトルの光を照射することができる。以上に説明したことから次に述べる本発明ソーラシミュレータに固有の効果が得られる。
(1) キセノンランプからの照射光のスペクトルをより太陽光に近づけることができるので、太陽電池の出力特性を高精度に測定することができる。
(2) 種々の波長と出力特性の関係を有する太陽電池の出力特性の測定が可能となる。
(3) 透過特性を種々に設定した積層式光学フィルターによる複数の光学フィルターユニットを予め用意しておき、光学フィルターユニットを交換すれば、1台のソーラシミュレータによって種々のタイプの太陽電池の出力測定が可能となる。
結晶系シリコン太陽電池の分光感度を模式的に示した波形図。 多接合型太陽電池の分光感度を模式的に示した波形図。 本発明における光学フィルターを用いたソーラシミュレータの一例の模式的縦断面図。 光学フィルターが無い状態でのキセノンランプからの照射光の波長と相対照度の関係を表示したスペクトル図。 従来型のソーラシミュレータに用いられている光学フィルターの波長と透過率(%)を示す透過特性図。 従来型のソーラシミュレータに用いられている光学フィルターのみを透過した後のキセノンランプからの照射光の波長と相対照度の関係を表示したスペクトル図。 本発明における第2層目の光学フィルターの波長と透過率(%)を示す透過特性図。 本発明における第3層目の光学フィルターの波長と透過率(%)を示す透過特性図。 本発明で第2層目に用いる光学フィルターの別例の波長と透過率(%)を示す透過特性図。 本発明の透過特性を付与した光学フィルターを透過した後のキセノンランプからの照射光の波長と相対照度の関係を表示したスペクトル図。 本発明ソーラシミュレータの別例の模式的断面図。 基準太陽光の分光放射照度分布を表した線図。
符号の説明
A 太陽電池モジュール
F 光学フィルターユニット
1 フレーム
2 透光性支持板
3 透明板
4 光学フィルター
5 キセノンランプ
6 反射板
CL コリメータレンズ

Claims (6)

  1. キセノンランプを光源とし、下記の機能を有する光学フィルターを用い、照射光スペクトルを太陽光に近似させたことを特徴とする太陽電池出力測定用ソーラシミュレータ。
    1)照射光の450〜500nmにおけるスペクトルのピークを除去する機能
    2)照射光の800〜840nmにおけるスペクトルのピークを除去する機能
    3)照射光の750nm以上におけるスペクトルの凹凸を平滑化する機能
  2. 上記の各機能を夫々に有する個々の光学フィルターを積層して構成された光学フィルターを光源に用いた請求項1の太陽電池出力測定用ソーラシミュレータ。
  3. 上記の機能のうちいずれか2つの機能を有する光学フィルターと、残り1つの機能を有する光学フィルターを積層して構成された光学フィルターを光源に用いた請求項1の太陽電池出力測定用ソーラシミュレータ。
  4. 上記の全ての機能を有する光学フィルターを1層で構成した光学フィルターを用いた請求項1の太陽電池出力測定用ソーラシミュレータ。
  5. 請求項1において、1)〜3)の機能の内、いずれかの機能の特性を変更した光学フィルターに交換することにより、波長の一部において、スペクトルの異なる光を照射する太陽電池出力測定用ソーラシミュレータ。
  6. 光学フィルターには透過型フィルター又は反射型フィルターを用いた請求項1〜5のいずれかの太陽電池出力測定用ソーラシミュレータ。
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