JP5899920B2 - 冷凍装置 - Google Patents

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本発明は、冷凍装置に関する。
従来、冷凍装置に設けられる熱交換器では、種々の制御に利用するために、冷媒の飽和温度を検知するための検知部が設けられることが多い。例えば、特許文献1(特開2011−85368号公報)に開示の熱交換器においても、冷媒温度検知用の感温素子が設けられている。
しかし、上記の検知部が配置される位置において、液冷媒が存在する場合がある。この場合、液冷媒の温度を飽和温度として検知部が誤検知してしまうことが想定される。検知部が誤検知してしまうと、冷媒の飽和温度を利用した制御に影響を与えることが懸念される。
そこで、本発明の課題は、検知部による誤検知がある場合に、極力早く、検知部が冷媒の正確な飽和温度を検知可能な状態へと戻すことができる冷凍装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る冷凍装置は、冷媒回路と、飽和温度検知部と、出口温度検知部と、制御部と、を備える。冷媒回路は、モータを含む圧縮機構と、凝縮器と、膨張機構と、蒸発器と、が順次接続されることによって構成される。飽和温度検知部は、凝縮器を流れる冷媒の飽和温度を検知する。出口温度検知部は、凝縮器の出口における冷媒の出口温度を検知する。制御部は、圧縮機構と膨張機構とを制御する。また、制御部は、算出部と、飽和温度推定部と、過冷却度推定部と、判断部と、開度修正制御部と、を有する。算出部は、飽和温度検知部によって検知される冷媒の飽和温度と出口温度検知部によって検知される冷媒の出口温度とに基づいて、凝縮器の出口における冷媒の過冷却度を算出する。飽和温度推定部は、圧縮機構のモータの回転数及び電流値から、凝縮器を流れる冷媒の推定飽和温度を推定する。過冷却度推定部は、冷媒の推定飽和温度と冷媒の出口温度とから、凝縮器の出口における冷媒の推定過冷却度を推定する。判断部は、冷媒の過冷却度と冷媒の推定過冷却度とを比較することによって冷媒の過冷却度と冷媒の推定過冷却度とのいずれが大きいかを判断する。開度修正制御部は、判断部によって冷媒の推定過冷却度が冷媒の過冷却度よりも大きいと判断された場合に、膨張機構の開度を大きくする開度修正制御、を実行する。
本発明では、冷媒の過冷却度と冷媒の推定過冷却度とのいずれが大きいかを判断することにより、飽和温度検知部によって検知される値に誤りがある可能性があることを判断できる。すなわち、飽和温度検知部が液冷媒の温度を冷媒の飽和温度として検知してしまっている可能性があることを判断できる。そして、判断部によって推定過冷却度が冷媒の過冷却度よりも大きいと判断される場合に、すなわち、飽和温度検知部の誤検知の可能性があると判断される場合に、開度修正制御を実行している。これにより、凝縮器から液冷媒を流出しやすくできる。よって、飽和温度検知部による誤検知があったとしても、極力早く、飽和温度検知部が冷媒の正確な飽和温度を検知可能な状態へと戻すことができる。
本発明の第2観点に係る冷凍装置は、本発明の第1観点に係る冷凍装置であって、凝縮器は、上下方向に延びる内部空間が形成される第1ヘッダと、第1ヘッダに対向して配置され、上下方向に延びる内部空間が形成される第2ヘッダと、熱交換部と、を有する。熱交換部は、上下方向に積層され、長手方向における一端部に第1ヘッダが接続され且つ長手方向における他端部に第2ヘッダが接続される複数の扁平管と、複数の扁平管のそれぞれの間に配置される伝熱フィンと、を含む。そして、第1ヘッダの内部空間に、第1ヘッダの内部空間を上下方向に仕切る仕切板が配置される。仕切板が配置されることによって第1ヘッダの内部空間から第2ヘッダの内部空間へと向かう冷媒は、第2ヘッダの内部空間において折り返されて再度第1ヘッダの内部空間へと流れている。冷媒飽和温度検知部は、冷媒が折り返される第2ヘッダの長手方向における上端部に配置されている。
ここで、ヘッダの内部には、上述したように、上下方向に延びる内部空間が形成されている。このため、液冷媒が増える状態にあると、ヘッダの内部空間における上方部分の高さ位置にまで液冷媒が存在することがある。このため、飽和温度検知部が液冷媒の温度を冷媒の飽和温度として誤検知してしまうことが懸念される。
そこで、本発明では、第2ヘッダの長手方向における上端部に冷媒飽和温度検知部を配置することにより、飽和温度検知部の誤検知を抑制できる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置では、本発明の第2観点に係る冷凍装置であって、熱交換部は、第1熱交換部と第2熱交換部とに仕切られている。第1熱交換部は、仕切板の高さ位置よりも上方に位置する部分である。第2熱交換部は、仕切板の高さ位置よりも下方に位置する部分である。第1熱交換部は、上下方向に複数の領域に仕切られている。第2熱交換部は、上下方向に複数の領域に仕切られている。冷媒飽和温度検知部は、第2ヘッダにおいて、第1熱交換部の複数に仕切られた領域のうち最も上部に位置する領域に対応する高さ位置に、配置されている。
本発明では、冷媒飽和温度検知部が、第2ヘッダにおいて、第1熱交換部の複数に仕切られた領域のうち最も上部に位置する領域に対応する高さ位置に、配置されているので、飽和温度検知部の誤検知を抑制できる。
本発明の第4観点に係る冷凍装置は、本発明の第1観点に係る冷凍装置であって、凝縮器は、上下方向に延びる内部空間が形成される第1ヘッダと、第1ヘッダに対向して配置され、上下方向に延びる内部空間が形成される第2ヘッダと、熱交換部と、を有する。熱交換部は、上下方向に積層され、長手方向における一端部に第1ヘッダが接続され且つ長手方向における他端部に第2ヘッダが接続される複数の扁平管と、複数の扁平管のそれぞれの間に配置される伝熱フィンと、を含む。そして、第1ヘッダの内部空間に、第1ヘッダの内部空間を上下方向に仕切る仕切板が配置される。仕切板が配置されることによって第1ヘッダの内部空間から第2ヘッダの内部空間へと向かう冷媒は、第2ヘッダの内部空間において折り返されて再度第1ヘッダの内部空間へと流れている。冷媒飽和温度検知部は、冷媒が折り返される第2ヘッダの長手方向における略中央部に配置されている。
ここで、ヘッダの内部には、上述したように、上下方向に延びる内部空間が形成されている。このため、液冷媒が増える状態にあると、ヘッダの内部空間における上方部分の高さ位置にまで液冷媒が存在することがある。このため、飽和温度検知部が、液冷媒の温度を冷媒の飽和温度として検知してしまう誤検知を起こすことが懸念される。
しかし、本発明では、冷媒の推定過冷却度と冷媒の過冷却度とのいずれが大きいかを判断し、開度修正制御を実行できるので、飽和温度検知部が誤検知を起こしても、その状態から極力早く抜け出すことができる。
本発明の第5観点に係る冷凍装置は、本発明の第1観点〜第4観点のいずれかに係る冷凍装置であって、制御部は、過冷却度制御部と、切替部とをさらに有する。過冷却度制御部は、冷媒の過冷却度が目標値となるように、膨張機構の開度を調整する過冷却度制御を実行する。切替部は、開度修正制御と過冷却度制御とを切り替える。また、切替部は、過冷却度制御を実行している場合に、判断部によって冷媒の推定過冷却度が冷媒の過冷却度よりも大きいと判断されると、過冷却度制御から開度修正制御へと切り替える。
ここで、過冷却度制御の実行時に、膨張機構の制御がうまくいかない等の理由により冷媒の過冷却度が大きくなってしまうことがある。このため、ヘッダの内部空間に液冷媒が多く溜まってしまう場合があり、飽和温度検知部が誤検知を起こすことが懸念される。
しかし、本発明では、冷媒の推定過冷却度と冷媒の過冷却度とのいずれが大きいかを判断し、開度実行制御を実行しているので、飽和温度検知部が誤検知を起こしても、その状態から極力早く抜け出すことができる。
本発明の第6観点に係る冷凍装置は、本発明の第5観点に係る冷凍装置であって、切替部は、開度修正制御を実行している場合に、判断部によって冷媒の推定過冷却度が冷媒の過冷却度以下になったと判断されると、開度修正制御から過冷却度制御へと切り替える。
本発明では、飽和温度検知部が誤検知を起こさない状態になったと判断した場合に、開度修正制御から過冷却度制御へと切り替えている。すなわち、過冷却度制御を実行しているときに、飽和温度検知部による誤検知の可能性があると判断すると、開度修正制御を実行し、開度修正制御によって飽和温度検知部が誤検知を起こさない状態になったと判断すると、通常の過冷却度制御に切り替えている。このように、開度修正制御と過冷却度制御とを切り替えることができるので、過冷却度制御を行った結果、問題が生じたとしても、開度修正制御によってその問題をなくすようにすることができている。
本発明の第1観点に係る冷凍装置では、検知部としての飽和温度検知部による誤検知がある場合に、極力早く、検知部が冷媒の正確な飽和温度を検知可能な状態へと戻すことができる
本発明の第2観点及び第3観点に係る冷凍装置では、飽和温度検知部の誤検知を抑制できる。
本発明の第4観点及び第5観点に係る冷凍装置では、飽和温度検知部が誤検知を起こしても、その状態から極力早く抜け出すことができる。
本発明の第6観点に係る冷凍装置では、過冷却度制御を行った結果、問題が生じたとしても、開度修正制御によってその問題をなくすようにすることができている。
本発明に係る冷凍装置の一例としての空気調和装置の冷媒回路図。 室外熱交換器の外観斜視図。 室外熱交換器の冷媒パスを示す図。 冷房運転時における室外熱交換器の冷媒流れを示す模式図。 暖房運転時における室外熱交換器の冷媒流れを示す模式図。 制御部の制御ブロック図。 過冷却度制御と開度修正制御との切替制御を示すためのフローチャート。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る冷凍装置の一例としての空気調和装置の一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の一つの具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)空気調和装置1の構成
図1は、本発明に係る冷凍装置の一例としての空気調和装置1の冷媒回路図である。
空気調和装置1は、冷房運転や暖房運転が可能な空気調和装置であり、室外ユニット20と、室内ユニット40と、室外ユニット20と室内ユニット40とを接続するための液冷媒連絡配管71及びガス冷媒連絡配管72と、を備えている。室外ユニット20と、室内ユニット40と、液冷媒連絡配管71及びガス冷媒連絡配管72とが接続されることにより、空気調和装置1の冷媒回路10が構成されている。また、空気調和装置1を構成する各種の機器は、制御部9(図6を参照)によって制御される。
(1−1)室内ユニット40
まず、室内ユニット40の構成について説明する。室内ユニット40は、冷媒回路10の一部を構成する室内側冷媒回路40aを有している。室内側冷媒回路40aは、主として、室内熱交換器42を有している。室内熱交換器42は、クロスフィン型の熱交換器であり、外を通過する室内空気と内部を流れる冷媒との間で熱交換を行わせる。これにより、室内熱交換器42は、冷房運転時には、冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には、冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する。
室内ユニット40は、さらに、室内ファン44を有している。室内ファン44は、室内空気を取り込んで室内熱交換器42に送風し、室内熱交換器42における冷媒と室内空気との熱交換を促進する。
(1−2)室外ユニット20
室外ユニット20は、冷媒回路10の一部を構成する室外側冷媒回路20aを有している。室外側冷媒回路20aは、主として、圧縮機構21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23と、室外膨張機構24と、アキュムレータ25と、液側閉鎖弁26と、ガス側閉鎖弁27と、これらの機器を接続する室外ユニット冷媒配管31と、を有している。さらに、室外ユニット20は、室外ファン35も有している。
(1−2−1)圧縮機構21
圧縮機構21は、吸入側から吸入されたガス冷媒を冷凍サイクルにおける高圧まで圧縮して吐出側から吐出する。圧縮機構21は、圧縮機構ケーシング21a内に、圧縮要素駆動モータ21bと、駆動軸21cと、圧縮要素21dとが収容された密閉式構造を有している。圧縮要素駆動モータ21bは、駆動軸21cを介して圧縮要素21dを駆動する。圧縮要素駆動モータ21cには、インバータを介して電流が供給されている。そして、インバータは、圧縮要素駆動モータ21cに供給する電流値を変更可能に構成されている。これにより、圧縮要素駆動モータ21cの回転数が電流値に応じて変更されている。
(1−2−2)四路切換弁22及びアキュムレータ25
四路切換弁22は、冷媒回路10内における冷媒の流れ方向を切り換える。四路切換弁22は、冷房運転時に、圧縮機構21の吐出側と室外熱交換器23のガス側とを接続すると共に圧縮機構21の吸入側とガス側閉鎖弁27とを接続する。つまり、冷房運転時には、図1の実線状態に制御されている。また、四路切換弁22は、暖房運転時に、圧縮機構21の吐出側とガス側閉鎖弁27とを接続すると共に圧縮機構21の吸入側と室外熱交換器23のガス側とを接続する。つまり、暖房運転時には、図1の点線状態に制御されている。
アキュムレータ25は、圧縮機構21の冷媒流れ上流側に配置され、冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分ける気液分離機能を具備した容器である。アキュムレータ25に流入する冷媒は、ガス冷媒と液冷媒とに分かれ、上部空間に集まるガス冷媒が圧縮機構21へと流れ出ていく。
(1−2−3)室外熱交換器23
図2は、室外熱交換器23の外観斜視図である。図3は、室外熱交換器23の冷媒パスを示す図である。図4は、冷房運転時における室外熱交換器23の冷媒流れを示す模式図である。図5は、暖房運転時における室外熱交換器23の冷媒流れを示す模式図である。
室外熱交換器23は、積層型熱交換器であって、外を通過する室外空気と内部を流れる冷媒との間で熱交換を行わせる。これにより、室外熱交換器23は、冷房運転時には、冷媒の凝縮器として機能し、暖房運転時には、冷媒の蒸発器として機能する。尚、室外ファン35が、この室外熱交換器23に対面するように配置されている。室外ファン35は、室外空気を取り込んで室外熱交換器23に送風し、室外熱交換器23と室外空気との熱交換を促進する。
室外熱交換器23は、図2に示すように、第1ヘッダ51と、第2ヘッダ52と、熱交換部53とを有している。
(1−2−3−1)第1ヘッダ51及び第2ヘッダ52
第1ヘッダ51及び第2ヘッダ52は、互いに水平方向に離間するように配置された1対のヘッダを構成している。第1ヘッダ51と第2ヘッダ52とは、互いに対向するように配置されている。第1ヘッダ51及び第2ヘッダ52は、アルミニウム又はアルミニウム合金から構成されている。第1ヘッダ51及び第2ヘッダ52は、扁平管54を支持する機能と、冷媒を扁平管54の複数の穴54bに導く機能と、扁平管54の複数の穴54bから出てきた冷媒を集合させる機能とを有している。
第1ヘッダ51及び第2ヘッダ52は、鉛直方向に延びるように配置され、内部に鉛直方向に延びる内部空間Sが形成されている。第1ヘッダ51には、複数の扁平管54の長手方向における一端部が接続され、第2ヘッダ52には、複数の扁平管54の長手方向における他端部が接続されている。
本実施形態では、第1ヘッダ51は、図3や図4に示すように、3つの仕切板51a,51b,51cによって、内部空間Sが鉛直方向に4つに仕切られている。具体的には、第1ヘッダ51の内部空間Sは、第1空間S1と、第2空間S2と、第3空間S3と、第4空間S4とに仕切られている。第2ヘッダ52は、4つの仕切板52a,52b,52c,52dによって、内部空間Sが鉛直方向に5つに仕切られている。具体的には、第2ヘッダ52の内部空間Sは、第5空間S5と、第6空間S6と、第7空間S7と、第8空間S8と、第9空間S9とに仕切られている。ヘッダ51,52内の各内部空間Sには、扁平管54の他、図3及び図4に示す連絡配管61,62、分流器29から延びる細管29a,29b,29c、及び、室外ユニット冷媒配管31が接続されている。
ここで、連絡配管61は、第5空間S5と第9空間S9とを連通させる配管である。連絡配管62は、第6空間S6と第8空間S8とを連通させる配管である。細管29aは、第2空間S2と分流器29とを接続する配管である。細管29bは、第3空間S3と分流器29とを接続する配管である。細管29cは、第4空間S4と分流器29とを接続する配管である。
(1−2−3−2)熱交換部53
熱交換部53は、外を通過する空気と内部を流れる冷媒との間で熱交換を行わせる部分であり、主として、複数の扁平管54と、伝熱フィン55とを有している。
複数の扁平管54は、それぞれが、鉛直方向に所定の間隔を開けて積層されるように配置されている。扁平管54は、アルミニウム又はアルミニウム合金で成形されている。扁平管54は、鉛直方向の上下端面54aが伝熱面として機能している。扁平管54には、その長手方向に沿って延び、それぞれが互いに平行するように形成される複数の穴54bが形成されている。この複数の穴54bは、冷媒が流れる冷媒流路として機能している。扁平管54は、上下端面54aが鉛直方向上側及び下側に向いた状態で配置されている、すなわち、水平方向に延びるように配置されている。
伝熱フィン55は、波形形状を有するアルミニウム製またはアルミニウム合金製のフィンである。伝熱フィン55は、複数の扁平管54のそれぞれの間に配置されている。伝熱フィン55は、その上端面が扁平管54の下端面54aに接触しており、その下端面が扁平管54の上端面54aに接触している。
ここで、熱交換部53は、第1熱交換部56と、第2熱交換部57とに仕切られている。第1熱交換部56は、熱交換部53のうち、仕切板51aの高さ位置よりも上方に位置する熱交換部である。第2熱交換部57は、熱交換部53のうち、仕切板51aの高さ位置よりも下方に位置する熱交換部である。すなわち、第1熱交換部56と第2熱交換部57とは、第1ヘッダ51の仕切板51aによって仕切られていることになる。
第1熱交換部56は、鉛直方向に複数(本実施形態では、3つ)の領域に仕切られている。具体的には、第1熱交換部56は、第1熱交換領域56aと、第2熱交換領域56bと、第3熱交換領域56cとに仕切られている。第1熱交換領域56aは、第1熱交換部56の複数に仕切られた熱交換領域のうち最も上部に位置する領域であり、第5空間S5に対応する領域である。すなわち、第5空間S5と高さ位置が同等となる領域であり、仕切板52aの高さ位置よりも上方に位置する領域である。第2熱交換領域56bは、第6空間S6に対応する領域である。すなわち、第6空間S6と高さ位置が同等となる領域であり、仕切板52aの高さ位置よりも下方に位置する領域であって且つ仕切板52bの高さ位置よりも上方に位置する領域である。第3熱交換領域56cは、熱交換部53において、第1ヘッダ51の仕切板51aの高さ位置よりも上方に位置する領域であって且つ第2ヘッダ52の仕切板52bの高さ位置よりも下方に位置する領域である。すなわち、第3熱交換領域56cは、第1空間S1の一部と、第7空間S7の一部とに対応している。
以上のように、第1熱交換領域56aと第2熱交換領域56bとは、第2ヘッダ52の仕切板52aによって仕切られている。また、第2熱交換領域56bと第3熱交換領域56cとは、第2ヘッダ52の仕切板52bによって仕切られている。
第2熱交換部57は、鉛直方向に複数(本実施形態では、3つ)の領域に仕切られている。具体的には、第2熱交換部57は、第4熱交換領域57aと、第5熱交換領域57bと、第6熱交換領域57cとに仕切られている。第4熱交換領域57aは、第2空間S2に対応する領域である。すなわち、第2空間S2と高さ位置が同等となる領域であり、仕切板51aの高さ位置よりも下方に位置する領域であって且つ仕切板51b及び52cの高さ位置よりも上方に位置する領域である。第5熱交換領域57bは、第3空間S3及び第8空間S8に対応する領域である。すなわち、第3空間S3及び第8空間S8と高さ位置が同等となる領域であり、仕切板51b及び52cの高さ位置よりも下方に位置する領域であって且つ仕切板51c及び52dの高さ位置よりも上方に位置する領域である。第6熱交換領域57cは、第4空間S4及び第9空間S9に対応する領域である。すなわち、第4空間S4及び第9空間S9と高さ位置が同等となる領域であり、仕切板51c及び52dの高さ位置よりも下方に位置する領域である。
以上のように、第4熱交換領域57aと第5熱交換領域57bとは、仕切板51b及び52cによって仕切られている。第5熱交換領域57bと第6熱交換領域57cとは、仕切板51c及び52dによって仕切られている。
(1−2−3−4)室外熱交換器23における冷媒の流れ
以下、冷房運転時及び暖房運転時の室外熱交換器23における冷媒の流れについて、図3〜図5を用いて説明する。尚、図4で示す矢印は、冷房運転時における冷媒の流れを示し、図5で示す矢印は、暖房運転時における冷媒の流れを示している。
(1−2−3−4−1)冷房運転時
まず、圧縮機構21から流れてくる高圧のガス冷媒は、室外ユニット冷媒配管31を介して第1ヘッダ51の内部空間S(具体的には、第1空間S1)に流入する。このガス冷媒は、第1熱交換部56における扁平管54に形成される複数の穴54bを通って第2ヘッダ52の内部空間S(具体的には、第5空間S5、第6空間S6、及び、第7空間S7)に流入する。より具体的には、第1空間S1に流入した冷媒は、第1熱交換領域56aの扁平管54と、第2熱交換領域56bの扁平管54と、第3熱交換領域56cの扁平管54とに分流される。そして、第1熱交換領域56aの扁平管54を流れる冷媒は、第5空間S5へと流入し、第2熱交換領域56bの扁平管54を流れる冷媒は、第6空間S6へと流入し、第3熱交換領域56cの扁平管54を流れる冷媒は、第7空間S7へと流入する。
次に、第1ヘッダ51の内部空間Sから第2ヘッダ52の内部空間Sに流入した冷媒は、第2ヘッダ52の内部空間Sにおいて折り返されて(すなわち、冷媒の流れる方向が逆向きにされて)、第2熱交換部57を介して、再度第1ヘッダ51の内部空間Sへと流れる。具体的には、第5空間S5に流入した冷媒は、連絡配管61を介して第9空間S9に流入し、第6熱交換領域57cの扁平管54を流れて第1ヘッダ51の第4空間S4へと流入する。第6空間S6に流入した冷媒は、連絡配管62を介して第8空間S8に流入し、第5熱交換領域57bの扁平管54を流れて第1ヘッダ51の第3空間S3に流入する。第7空間S7に流入した冷媒はそのまま下方に流れ、第4熱交換領域57aの扁平管54を流れて第1ヘッダ51の第2空間S2に流入する。ここで、第2熱交換部57を流れる冷媒は、第2熱交換部57を通過する際に液化する。
次に、再度第1ヘッダ51の内部空間Sに流入した冷媒は、細管29a,29b,29cを通って分流器29でまとめられ、室外膨張機構24へと流れる。具体的には、第2空間S2に流入した冷媒は、細管29aを流れ、第3空間S3に流入した冷媒は、細管29bを流れ、第4空間S4に流入した冷媒は、細管29cを流れる。
以上のように、本実施形態では、仕切板51aによって、熱交換部53が大きく2つの熱交換部56,57に仕切られており、これらの熱交換部56,57をそれぞれ流れる冷媒は、互いに逆方向に向かって流れている。また、第1熱交換部56においてガス冷媒が流れ、第2熱交換部57において液冷媒が流れている。
(1−2−3−4−2)暖房運転時
まず、室外膨張機構24から流れてくる高圧のガス冷媒は、室外ユニット冷媒配管31、分流器29、及び、細管29a,29b,29cを介して第1ヘッダ51の内部空間S(具体的には、第2空間S2、第3空間S3、及び、第4空間S4)に流入する。このガス冷媒は、第2熱交換部57における扁平管54に形成される複数の穴54bを通って第2ヘッダ52の内部空間S(具体的には、第7空間S7、第8空間S8、及び、第9空間S9)に流入する。より具体的には、第2空間S2に流入した冷媒は、第4熱交換領域57aの扁平管54を流れ、第3空間S3に流入した冷媒は、第5熱交換領域57bの扁平管54を流れ、第4空間S4に流入した冷媒は、第6熱交換領域57cの扁平管54に流れる。
次に、第1ヘッダ51の内部空間Sから第2ヘッダ52の内部空間Sに流入した冷媒は、第2ヘッダ52の内部空間Sにおいて折り返されて(すなわち、冷媒の流れる方向が逆向きにされて)、第1熱交換部56を介して、再度第1ヘッダ51の内部空間Sへと流れる。具体的には、第9空間S9に流入した冷媒は、連絡配管61を介して第5空間S5に流入し、第1熱交換領域56aの扁平管54を流れて第1ヘッダ51の第1空間S1へと流入する。第8空間S8に流入した冷媒は、連絡配管62を介して第6空間S6に流入し、第2熱交換領域56bの扁平管54を流れて第1ヘッダ51の第1空間S1に流入する。第7空間S7に流入した冷媒はそのまま上方に流れ、第3熱交換領域56cの扁平管54を流れて第1ヘッダ51の第1空間S1に流入する。すなわち、各熱交換領域56a,56b,56cを第1ヘッダ51へ向かって流れる冷媒は、第1空間S1で合流されている。ここで、第1熱交換部56を流れる冷媒は、第1熱交換部56を通過する際に液化する。
次に、再度第1ヘッダ51の内部空間Sに流入した冷媒は、室外ユニット冷媒配管31及び四路切換弁22を介して、アキュムレータ25へと送られる。
以上のように、本実施形態では、仕切板51aによって、熱交換部53が大きく2つの熱交換部56,57に仕切られており、これらの熱交換部56,57をそれぞれ流れる冷媒は、互いに逆方向に向かって流れている。また、第1熱交換部56において液冷媒が流れ、第2熱交換部57においてガス冷媒が流れている。
(1−2−4)室外膨張機構24
室外膨張機構24は、冷媒圧力や冷媒流量の調節を行うために、室外熱交換器23と液側閉鎖弁26との間の室外ユニット冷媒配管31に配置される。室外膨張機構24は、制御部9の指令に応じて開度が調整される電動弁である。
(1−2−5)閉鎖弁26,27及び冷媒連絡配管71,72
液側閉鎖弁26及びガス側閉鎖弁27は、手動で開け閉めする手動弁であり、それぞれ、液冷媒連絡配管71及びガス冷媒連絡配管72に接続されている。液冷媒連絡配管71は、室内ユニット40の室内熱交換器42の液側と室外ユニット20の液側閉鎖弁26との間を接続している。ガス冷媒連絡配管72は、室内ユニット40の室内熱交換器42のガス側と室外ユニット20のガス側閉鎖弁27との間を接続している。
以上のように、本実施形態では、圧縮機構21と、室外熱交換器23と、室外膨張機構24と、室内熱交換器42とが、室外ユニット冷媒配管31や液冷媒連絡配管71及びガス冷媒連絡配管72によって順次接続されることにより、冷媒回路10が構成されている。
(1−3)制御部9及び各種センサ
図6は、制御部9の制御ブロック図である。
(1−3−1)制御部9の構成
制御部9は、マイクロコンピュータやメモリ等から成る。制御部9は、空気調和装置1を構成する各種の機器(圧縮機構21、室外膨張機構24等)を制御することによって、冷房運転及び暖房運転を実行する。具体的には、制御部9は、各種センサから各種データを受信し、これらのデータを、各運転において、上述した圧縮機構21や室外膨張機構24、その他、四路切換弁22、室外ファン35、室内ファン44等の動作を制御するための情報として用いている。
尚、制御部9は、主として、算出部91と、飽和温度推定部92と、過冷却度推定部93と、判断部94と、開度修正制御部95と、過冷却度制御部96と、切替部97と、して機能している。これらの機能部については、(3)過冷却度制御と開度修正制御との切替制御の箇所においてより詳細に説明する。
(1−3−2)センサ
空気調和装置1には、各種のセンサが設けられている。具体的には、冷房運転時に冷媒の凝縮器として機能する室外熱交換器23を流れる冷媒の飽和温度を検知する飽和温度検知部としての飽和温度センサ81、冷房運転時に冷媒の凝縮器として機能する室外熱交換器23の出口における冷媒の出口温度を検知する出口温度検知部としての出口温度センサ82、圧縮機構21の圧縮要素駆動モータ21cに供給される電流量を検知する電流検知部としての電流センサ83等が存在している。
飽和温度センサ81は、冷媒が折り返されるヘッダ(本実施形態では、第2ヘッダ52)の長手方向における上端部に配置されている。具体的には、飽和温度センサ81は、第2ヘッダ52の第1熱交換領域56aに対応する高さ位置となる外面部分に取り付けられている。すなわち、第2ヘッダ52の第5空間S5に対応する高さ位置に配置されている。
(2)動作
以下、空気調和装置1の各種運転について説明する。
(2−1)冷房運転
冷房運転時は、図1において、四路切換弁22を実線で示す状態に制御する。すなわち、四路切換弁22は、圧縮機構21の吐出側と室外熱交換器23のガス側とを接続すると共に圧縮機構21の吸入側とガス側閉鎖弁27とを接続する。また、室外膨張機構24の開度を調整する。冷房運転時には、室外熱交換器23が冷媒の凝縮器として機能し、室内熱交換器42が冷媒の蒸発器として機能する。
このような状態の冷媒回路10において、低圧の冷媒は、圧縮機構21に吸入され、高圧に圧縮された後に吐出される。圧縮機構21から吐出された高圧の冷媒は、四路切換弁22を通じて、室外熱交換器23に送られる。室外熱交換器23に送られた高圧の冷媒は、そこで室外空気と熱交換を行って凝縮する。室外熱交換器23において凝縮した高圧の冷媒は、分流器29や細管29a,29b,29cを介して、室外膨張機構24に送られる。室外膨張機構24に流入した冷媒は、室外膨張機構24によって低圧に減圧される。室外膨張機構24で減圧された低圧の冷媒は、液側閉鎖弁26及び液冷媒連絡配管71を通って、室内熱交換器42に入る。室内熱交換器42に入った低圧の冷媒は、そこで室内空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、室内空気は冷却される。室内熱交換器42において蒸発した低圧の冷媒は、ガス冷媒連絡配管72、ガス側閉鎖弁27及び四路切換弁22を通じて、再び、圧縮機構21に吸入される。
(2−2)暖房運転
暖房運転時は、図1において、四路切換弁22を点線で示す状態に制御する。すなわち、四路切換弁22は、圧縮機構21の吐出側とガス側閉鎖弁27とを接続すると共に圧縮機構21の吸入側と室外熱交換器23のガス側とを接続する。また、室外膨張機構24の開度を調整する。暖房運転時には、室外熱交換器23が冷媒の蒸発器として機能し、室内熱交換器42が冷媒の凝縮器として機能する。
このような状態の冷媒回路10において、低圧の冷媒は、圧縮機構21に吸入され、高圧に圧縮された後に吐出される。圧縮機構21から吐出された高圧の冷媒は、四路切換弁22、ガス側閉鎖弁27及びガス冷媒連絡配管72を通って、室内熱交換器42に入る。室内熱交換器42に入った高圧の冷媒は、そこで室内空気と熱交換を行って凝縮する。これにより、室内空気は加熱される。室内熱交換器42で凝縮した高圧の冷媒は、液冷媒連絡配管71及び液側閉鎖弁26を通って、室外膨張機構24に至る。室外膨張機構24に流入した冷媒は、室外膨張機構24によって低圧に減圧され、その後、細管29a,29b,29cや分流器29を介して室外熱交換器23に入る。室外熱交換器23を通る冷媒は、室外ファン35によって供給される室外空気と熱交換を行って蒸発する。室外熱交換器23で蒸発した低圧の冷媒は、四路切換弁22を通じて、再び、圧縮機構21に吸入される。
尚、本実施形態では、冷房運転時において、室外熱交換器23における冷媒の凝縮能力を確保するために、また、暖房運転時において、室内熱交換器42における冷媒の凝縮能力を確保するために、過冷却度制御を実行している。過冷却度制御は、過冷却度制御部96が、室外膨張機構24の開度を調整することによって行っている。以下、過冷却度制御について説明する。以下では、冷房運転時における過冷却度制御を例にとって説明する。
(3)過冷却度制御
まず、算出部91が、飽和温度センサ81によって検知される冷媒の飽和温度(凝縮温度)と、出口温度センサ82によって検知される室外熱交換器23の出口における冷媒の出口温度と、に基づいて、室外熱交換器23の出口における冷媒の過冷却度を算出している。具体的には、算出部91は、冷媒の飽和温度から冷媒の出口温度を減算することによって、冷媒の過冷却度を算出している。尚、以下の説明においては、センサ81,82によって検知された冷媒の飽和温度及び出口温度に基づいて算出された冷媒の過冷却度を、検知過冷却度SCという。
次に、過冷却度制御部96が、検知過冷却度SCが目標値(例えば、5℃)となるように、室外膨張機構24の開度を調整している。具体的には、検知過冷却度SCが目標値に達していなければ、室外膨張機構24の開度を小さくし、検知過冷却度SCが目標値を超えていれば、室外膨張機構24の開度を大きくしている。
本実施形態では、以上のようにして、過冷却度制御を実行している。
ここで、本実施形態では、検知過冷却度SCが目標値となるように、室外膨張機構24の開度調整を行っているが、室外膨張機構の開度調整がうまくいかない等が生じ、検知過冷却度が目標値より大きくなってしまうことが想定される。このため、室外熱交換器における液冷媒の量が増えることが懸念される。また、本実施形態のような積層型の熱交換器では、扁平管を流れる冷媒を分流及び合流させるために、ヘッダの内部に鉛直方向に延びる内部空間が形成されている。このため、液冷媒が増えていくと、ヘッダの内部空間における上方部分の高さ位置にまで液冷媒が存在することが想定される。つまり、検知過冷却度が大きくなると、飽和温度センサが取り付けられている位置にまで液冷媒が存在する場合があるということである。
この場合、飽和温度センサが液冷媒(過冷却冷媒)の温度を飽和温度として検知してしまう誤検知が生じることが懸念される。このため、検知過冷却度が目標値となっているにも関わらず、目標値になっていないと判断され、更なる過冷却度がつくように室外膨張機構の開度が絞られることが懸念される。
そこで、本実施形態の空気調和装置1では、過冷却度制御を実行している場合に、飽和温度センサ81が誤検知をしたとしても、その状態から早く抜け出すことができるように、開度修正制御を実行している。具体的には、過冷却度制御の実行時に、飽和温度センサ81の誤検知が生じていると判断する場合には、過冷却度制御から開度修正制御に切り替えるようにしている。以下、過冷却度制御と開度修正制御との切替制御についてより詳細に説明する。
(4)過冷却度制御と開度修正制御との切替制御
図7は、過冷却度制御と開度修正制御との切替制御を示すためのフローチャートである。
まず、ステップS1では、過冷却度制御部96が、過冷却度制御を実行している。
ステップS2では、飽和温度推定部92が、室外熱交換器23を流れる冷媒の推定飽和温度を推定する。具体的には、飽和温度推定部92は、まず、電流センサ83によって検知される圧縮機構21の圧縮要素駆動モータ21cに供給される電流値と、この電流値と関連付けられる圧縮要素駆動モータ21cの回転数と、に基づいて、冷媒の推定飽和温度を推定している。より具体的には、飽和温度推定部92は、圧縮要素駆動モータ21cの電流値及び回転数から、圧縮機構21から吐出された冷媒の高圧圧力を予測して、その高圧圧力から換算することによって、冷媒の推定飽和温度を推定している。
次に、ステップS3では、過冷却度推定部93が、室外熱交換器23の出口における冷媒の推定過冷却度SC′を推定する。具体的には、過冷却度推定部93は、ステップS2で推定された冷媒の推定飽和温度と、出口温度センサ82によって検知される冷媒の出口温度と、に基づいて、室外熱交換器23の出口における冷媒の推定過冷却度SC′を推定している。より具体的には、過冷却度推定部93は、冷媒の推定飽和温度から、冷媒の出口温度を減算することによって、冷媒の推定過冷却度SC′を推定している。
次に、ステップS4では、判断部94が、冷媒の推定過冷却度SC′が検知過冷却度SCよりも大きいか否かを判断する。判断部94が、推定過冷却度SC′が検知過冷却度SCよりも大きいと判断する場合には、ステップS5へ移行し、他方、推定過冷却度SC′が検知過冷却度SCより大きくないと判断する場合には、過冷却度制御を継続する。
ステップS5では、開度修正制御部95が、開度修正制御を実行する。ステップS5では、ステップS4において、判断部94によって、冷媒の推定過冷却度SC′が検知過冷却度SCよりも大きいと判断されているので、開度修正制御を実行するようにしている。
具体的には、切替部97が、過冷却度制御から開度修正制御へと切り替えることによって、開度修正制御部95が開度修正制御を実行する。より具体的には、切替部97が、過冷却度制御部96に、過冷却度制御を停止する停止信号を送信し、且つ、開度修正制御部95に、開度修正制御を開始する開始信号を送信する、ことによって、過冷却度制御から開度修正制御へと切り替えている。すなわち、切替部97は、過冷却度制御と開度修正制御とを切り替える。
ここで、開度修正制御とは、室外膨張機構24の開度を大きくする制御である。尚、本実施形態では、予め、現在の開度に対してどの程度大きくするかを示す増大値が制御部9に記憶されている。よって、ステップS5では、室外膨張機構24は、現在の開度に増大値の分が加算された開度に制御されることになる。
ステップS6では、判断部94が、推定過冷却度SC′が検知過冷却度SC以下であるか否かを判断する。推定過冷却度SC′が検知過冷却度SC以下であると判断する場合には、ステップS1へ移行する。すなわち、切替部97が、開度修正制御から、過冷却度制御へと切り替える。他方、推定過冷却度SC′が検知過冷却度SC以下でないと判断する場合には、開度修正制御を継続する。
(5)特徴
(5−1)
以上のように、本実施形態では、過冷却度制御によって検知過冷却度が目標値より大きくなり飽和温度センサが誤検知を起こすような場合であっても、判断部94が、検知過冷却度SCと推定過冷却度SC′とを比較することによって検知過冷却度SCと推定過冷却度SC′とのいずれが大きいかを判断しているので、検知過冷却度SCに誤りがある可能性があることを判断できる。すなわち、推定過冷却度SC′が検知過冷却度SCよりも大きいと判断する場合には、飽和温度センサ81による誤検知があって、飽和温度(凝縮温度)及び飽和圧力(凝縮圧力)が実際の値よりも低く検知されている(誤検知が生じている)可能性があると判断できる。
そして、このような場合に、開度修正制御を実行している、すなわち、室外膨張機構24の開度を一旦大きくしている。これにより、液冷媒を室外熱交換器23から流出しやすい状態を作ることができる。よって、飽和温度センサ81による誤検知があったとしても、極力早く、飽和温度センサ81が冷媒の正確な飽和温度を検知可能な状態へと戻すことができる。
(5−2)
上述したように、本実施形態のような積層型の熱交換器では、扁平管を流れる冷媒を分流及び合流させるために、ヘッダの内部に鉛直方向に延びる内部空間が形成されている。このため、液冷媒が増える状態にあると、ヘッダの内部空間における上方部分の高さ位置にまで液冷媒が存在する場合がある。
そこで、本実施形態では、室外熱交換器23の上端部(具体的には、第2ヘッダ52の長手方向における上端部)に飽和温度センサ81を取り付けている。これにより、飽和温度センサ81による誤検知を抑制できる。
しかし、このような構成を有していても、室外熱交換器の出口における冷媒の過冷却度が大きくなると、飽和温度センサが取り付けられている位置にまで液冷媒が存在する場合があることも考えられる。
しかし、本実施形態では、もし、飽和温度センサ81による誤検知が生じてしまったとしても、判断部94によって、推定過冷却度SC′と検知過冷却度SCとを比較することにより、開度修正制御を実行可能である。よって、飽和温度センサ81による誤検知があったとしても、極力早く、飽和温度センサ81が冷媒の正確な飽和温度を検知可能な状態へと戻すことができる。
(5−3)
本実施形態では、開度修正制御を実行している場合に、判断部94によって、冷媒の推定過冷却度SC′が検知過冷却度SC以下になったと判断されると、開度修正制御から過冷却度制御へと切り替えている。
すなわち、開度修正制御の実行により飽和温度センサ81が誤検知を起こさない状態になったと判断した場合に、開度修正制御から過冷却度制御へと切り替えている。
以上のように、本実施形態では、過冷却度制御を実行しているときに、飽和温度センサ81による誤検知の可能性があると判断すると、開度修正制御を実行し、開度修正制御によって飽和温度センサ81が誤検知を起こさない状態になったと判断すると、通常の過冷却度制御に切り替えている。このように、開度修正制御と過冷却度制御とを切り替えることができるので、過冷却度制御を行った結果、上述のような問題が生じたとしても、開度修正制御によってその問題をなくすようにすることができている。
(6)変形例
(6−1)変形例A
上記実施形態では、冷媒飽和温度センサ81は、第2ヘッダ52の長手方向における上端部に配置されると説明したが、これに限られるものではない。例えば、冷媒が折り返される第2ヘッダ52の長手方向における略中央部に配置されてもよい。具体的には、例えば、冷媒が折り返されるヘッダ(上記実施形態では、第2ヘッダ52)の、第2熱交換領域56bに対応する高さ位置となる外面部分に取り付けられていてもよい。すなわち、第2ヘッダ52の第6空間S6に対応する高さ位置に配置されていてもよい。
このような構成を有する冷凍装置であっても、上記と同様の作用効果を達成できる。
(6−2)変形例B
上記実施形態では、第1ヘッダ51の内部空間Sに、3つの仕切板51a,51b,51cが配置されており、第2ヘッダ52の内部空間Sに、4つの仕切板52a,52b,52c,52dが配置されている構成を例にとって説明した。しかし、第1ヘッダ51や第2ヘッダ52の構成はこれに限られるものではなく、仕切板が配置されることによって、第1ヘッダの内部空間から他方の第2ヘッダの内部空間へと向かう冷媒が、第2ヘッダの内部空間において折り返されて再度第1ヘッダの内部空間へと流れるように構成されていればよい。例えば、上記実施形態の第1ヘッダにおいて、その内部空間Sに、仕切板51aのみが配置されるような構成を有していてもよい。
この場合であっても、上記と同様の作用効果を達成できる。
(6−3)変形例C
上記実施形態の開度修正制御と並行して、圧縮要素駆動モータ21cの電流値及び回転数から予測される圧縮機構21から吐出された冷媒の高圧圧力が、所定値を下回るか否かを判断していてもよい。この判断は、制御部9の機能部としての高圧圧力判断部(図示せず)が行う。
これにより、飽和温度センサ81によって誤検知が生じていなかったにも関わらず開度修正制御を実行したことにより、高圧圧力が下がってしまうような状態を早く検知できる。
(6−4)変形例D
上記実施形態では、冷凍装置として冷暖を切換可能な空気調和装置1を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。具体的には、本発明は、冷房運転のみを実行可能な空気調和装置に適用してもよいし、ヒートポンプ式の給湯装置に適用してもよい。
(6−5)変形例E
上記における鉛直方向は、上下方向に置き換えてもよい。
1 空気調和装置(冷凍装置)
9 制御部
10 冷媒回路
20 室外ユニット
21 圧縮機構
21c 圧縮要素駆動モータ(モータ)
23 室外熱交換器(凝縮器又は蒸発器)
24 室外膨張機構(膨張機構)
42 室内熱交換器(凝縮器又は蒸発器)
51 第1ヘッダ
51a 仕切板
52 第2ヘッダ
53 熱交換部
54 扁平管
55 伝熱フィン
56 第1熱交換部
56a,56b,56c 熱交換領域(領域)
57 第2熱交換部
57a,57b,57c 熱交換領域(領域)
81 飽和温度センサ(飽和温度検知部)
82 出口温度センサ(出口温度検知部)
91 算出部
92 飽和温度推定部
93 過冷却度推定部
94 判断部
95 開度修正制御部
96 過冷却度制御部
97 切替部
S ヘッダの内部空間
SC 検知過冷却度(冷媒の過冷却度)
SC′ 冷媒の推定過冷却度
特開2011−85368号公報

Claims (6)

  1. モータ(21c)を含む圧縮機構(21)と、凝縮器(23,42)と、膨張機構(24)と、蒸発器(23,42)と、が順次接続されることによって構成される冷媒回路(10)と、
    前記凝縮器を流れる冷媒の飽和温度を検知する飽和温度検知部(81)と、
    前記凝縮器の出口における冷媒の出口温度を検知する出口温度検知部(82)と、
    前記圧縮機構と前記膨張機構とを制御する制御部(9)と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記飽和温度検知部によって検知される冷媒の飽和温度と前記出口温度検知部によって検知される前記冷媒の出口温度とに基づいて、前記凝縮器の出口における冷媒の過冷却度を算出する算出部(91)と、
    前記圧縮機構のモータの回転数及び電流値から、前記凝縮器を流れる冷媒の推定飽和温度を推定する飽和温度推定部(92)と、
    前記冷媒の推定飽和温度と前記冷媒の出口温度とから、前記凝縮器の出口における冷媒の推定過冷却度を推定する過冷却度推定部(93)と、
    前記冷媒の過冷却度と前記冷媒の推定過冷却度とを比較することによって前記冷媒の過冷却度と前記冷媒の推定過冷却度とのいずれが大きいかを判断する判断部(94)と、
    前記判断部によって前記冷媒の推定過冷却度が前記冷媒の過冷却度よりも大きいと判断された場合に、前記膨張機構の開度を大きくする開度修正制御、を実行する開度修正制御部(95)と、
    を有する、冷凍装置(1)。
  2. 前記凝縮器は、
    上下方向に延びる内部空間(S)が形成される第1ヘッダ(51)と、
    前記第1ヘッダに対向して配置され、上下方向に延びる内部空間(S)が形成される第2ヘッダ(52)と、
    上下方向に積層され、長手方向における一端部に前記第1ヘッダが接続され且つ長手方向における他端部に前記第2ヘッダが接続される複数の扁平管(54)と、前記複数の扁平管のそれぞれの間に配置される伝熱フィン(55)と、を含む熱交換部(53)と、
    を有し、
    前記第1ヘッダの内部空間に、前記第1ヘッダの内部空間を上下方向に仕切る仕切板(51a)が配置され、
    前記仕切板が配置されることによって前記第1ヘッダの内部空間から前記第2ヘッダの内部空間へと向かう冷媒は、前記第2ヘッダの内部空間において折り返されて再度前記第1ヘッダの内部空間へと流れており、
    前記冷媒飽和温度検知部は、冷媒が折り返される前記第2ヘッダの長手方向における上端部に配置されている、
    請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記熱交換部は、
    前記仕切板の高さ位置よりも上方に位置する部分である第1熱交換部(56)と、前記仕切板の高さ位置よりも下方に位置する部分である第2熱交換部(57)と、に仕切られており、
    前記第1熱交換部は、上下方向に複数の領域(56a,56b,56c)に仕切られており、
    前記第2熱交換部は、上下方向に複数の領域(57a,57b,57c)に仕切られており、
    前記冷媒飽和温度検知部は、前記第2ヘッダにおいて、前記第1熱交換部の複数に仕切られた領域のうち最も上部に位置する領域(56a)に対応する高さ位置に、配置されている、
    請求項2に記載の冷凍装置。
  4. 前記凝縮器は、
    上下方向に延びる内部空間(S)が形成される第1ヘッダ(51)と、
    前記第1ヘッダに対向して配置され、上下方向に延びる内部空間(S)が形成される第2ヘッダ(52)と、
    上下方向に積層され、長手方向における一端部に前記第1ヘッダが接続され且つ長手方向における他端部に前記第2ヘッダが接続される複数の扁平管(54)と、前記複数の扁平管のそれぞれの間に配置される伝熱フィン(55)と、を含む熱交換部(53)と、
    を有し、
    前記第1ヘッダの内部空間に、前記第1ヘッダの内部空間を上下方向に仕切る仕切板(51a)が配置され、
    前記仕切板が配置されることによって前記第1ヘッダの内部空間から前記第2ヘッダの内部空間へと向かう冷媒は、前記第2ヘッダの内部空間において折り返されて再度前記第1ヘッダの内部空間へと流れており、
    前記冷媒飽和温度検知部は、冷媒が折り返される前記第2ヘッダの長手方向における略中央部に配置されている、
    請求項1に記載の冷凍装置。
  5. 前記制御部は、
    前記冷媒の過冷却度が目標値となるように、前記膨張機構の開度を調整する過冷却度制御を実行する過冷却度制御部(96)と、
    前記開度修正制御と前記過冷却度制御とを切り替える切替部(97)と、
    をさらに有し、
    前記切替部は、前記過冷却度制御を実行している場合に、前記判断部によって前記冷媒の推定過冷却度が前記冷媒の過冷却度よりも大きいと判断されると、前記過冷却度制御から前記開度修正制御へと切り替える、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷凍装置。
  6. 前記切替部は、前記開度修正制御を実行している場合に、前記判断部によって前記冷媒の推定過冷却度が前記冷媒の過冷却度以下になったと判断されると、前記開度修正制御から前記過冷却度制御へと切り替える、
    請求項5に記載の冷凍装置。
JP2011288604A 2011-12-28 2011-12-28 冷凍装置 Active JP5899920B2 (ja)

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