JP5899407B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は冷蔵庫の断熱箱体と扉との構造に関するものである。
近年、冷蔵庫は地球環境保護の観点から更なる省エネルギー化が進むとともに、その使い勝手や収納性の向上が求められている。
従来この種の冷蔵庫は、最下部に配設された貯蔵室の収納容積のアップを図るために、断熱箱体の貯蔵室内最上部の後背部が下がるように窪ませた凹部を設け、その凹部に冷凍サイクルの構成機器を収納するという方法がとられていた(例えば、特許文献1参照)。
図7は、前記公報に記載された従来の冷蔵庫を示すものである。
図7に示すように、断熱箱体1の外壁を形成する外箱2と、断熱箱体1の庫内壁を形成する内箱3と、外箱2と内箱3の間に発泡充填させたウレタン断熱材4からなり、上から順に、冷蔵室5、冷凍室6、野菜室7を有し、冷蔵室5の前面開口には、冷蔵室回転扉8を設けている。また、断熱箱体1の中央から下方部に位置する冷凍室6と野菜室7は収納性と使い勝手を考慮して、簡易に取り出しが行える引出しタイプの冷凍室引出し扉9と野菜室引出し扉12を設けてある。
断熱箱体1に設けた凹部20は、外箱上面21と外箱背面22に渡る天面後背部を冷蔵室5の最上部の後背部が下がるように窪ませた箇所である。凹部20はその左右が断熱箱体1の左右壁にて塞がれ上方および背方に開放しており、この凹部20の開放部は、上板23とこれにほぼ直角な背板24とからなる凹部カバー25にて覆われている。また、凹部カバー25はネジなどにて断熱箱体1に取外し可能に固定されている。
冷凍サイクルの構成機器である圧縮機31と凝縮器32は、機械室ファン33と共に凹部20内に収まるように配設され、凹部カバー25にて覆われている。また、凹部カバー25の上板23と背板24には、放熱のために複数の通風孔34が設けられている。
また、冷凍サイクルの構成機器である蒸発器35は冷凍室6の後背部に冷却ファン36と共に配設されており、最下部の貯蔵室である野菜室7は奥行き深く構成してある。
これにより、断熱箱体1の背面下部に圧縮機31や凝縮器32を収納するものと比較して、野菜室7の内容積を大きく、深く構成できる。また、高圧機器を断熱箱体1の上部に配置しても、最下部の貯蔵室である野菜室7への収納重量の増加により、断熱箱体1の重心が下がり安定化が図れる。
特開2001−99552号公報
しかしながら、上記従来の構成では、冷蔵庫の振動発生源の一つである圧縮機を断熱箱体の最上部に設けたことにより、一番使用頻度が高い冷蔵室回転扉が圧縮機の振動によって振動しやすくなるという課題があった。
従来圧縮機が断熱箱体の下部に設けられた場合でも、一番上に配置された扉は他の扉よりも高い位置にあるため揺れやすく、上記従来の構成では、冷蔵室回転扉の振動がより顕著に表れる可能性がある。
特に圧縮機の運転周波数を複数のレベルに切替えて運転制御するインバータ制御により冷蔵庫の消費電力量を低減する場合には、圧縮機の最低周波数を家庭用電源の周波数である50Hzより低くすると、冷蔵室回転扉の固有振動数と同一になる場合があり、冷蔵室回転扉が共振しやすくなる。
さらに、冷蔵室回転扉の冷蔵室側に貯蔵品を収容可能とした場合には、貯蔵品の重量に応じて、貯蔵品を含む冷蔵室回転扉の固有振動数が連続的に低いほうへ移動するため、共振が発生する可能性が増す。
前記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、仕切り壁によって上下方向に複数の断熱区画された貯蔵室を設けた断熱箱体と、前記貯蔵室をそれぞれ閉塞する扉とを備えた冷蔵庫において、前記断熱箱体は外箱と内箱との間に断熱材を発泡充填したものであり、少なくとも最上に配置された最上仕切り壁と前記内箱とを一体で形成し、前記最上仕切り壁内の断熱材と、前記断熱箱体内の断熱材とを一体で発泡充填すると共に、前記貯蔵
室の中で最上に配置された貯蔵室を閉塞する最上扉は、断熱箱体の左右方向に左扉と右扉とに分割され、前記左扉と前記右扉とのうち、前記右扉を前記左扉より大きく重く構成され、前記右扉の固有振動数は圧縮機を運転する最低周波数よりも低く設定されるとともに、前記圧縮機は前記断熱箱体の左右方向において前記右扉側に寄せて配置され、前記圧縮機の振動を前記右扉側に優先的に伝播させ、前記左扉への振動が抑制されたものである。
これによって、最上仕切り壁と内箱との継ぎ目が無くなり、部品同士の接触による微小な隙間を廃止できるので、圧縮機の振動による断熱箱体の振動発生を抑制する。
また、断熱箱体内の断熱材を最上仕切り壁と一体で形成することにより断熱箱体の剛性が増し、圧縮機の振動伝播を抑制する。
また、最上扉の固有振動数が圧縮機を運転する最低周波数よりも低いので、例えばインバータ制御によって圧縮機の運転周波数を切替えたり、最上扉に貯蔵品を収容した場合でも最上扉が共振することを防止できる。
本発明の冷蔵庫は、圧縮機の振動に対して、防振部材を追加することなく最上扉の振動を抑制し、共振を防止できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 同実施の形態の冷蔵庫の断面図 同実施の形態の冷蔵庫の断熱箱体の分解斜視図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の正面図 同実施の形態の冷蔵庫の断面図 同実施の形態の冷蔵庫の断熱箱体の分解斜視図 従来の冷蔵庫の断面図
第1の発明は、仕切り壁によって上下方向に複数の断熱区画された貯蔵室を設けた断熱箱体と、前記貯蔵室をそれぞれ閉塞する扉とを備えた冷蔵庫において、前記断熱箱体は外箱と内箱との間に断熱材を発泡充填したものであり、少なくとも最上に配置された最上仕切り壁と前記内箱とを一体で形成し、前記最上仕切り壁内の断熱材と、前記断熱箱体内の断熱材とを一体で発泡充填すると共に、前記貯蔵室の中で最上に配置された貯蔵室を閉塞する最上扉は、断熱箱体の左右方向に左扉と右扉とに分割され、前記左扉と前記右扉とのうち、前記右扉を前記左扉より大きく重く構成され、前記右扉の固有振動数は圧縮機を運転する最低周波数よりも低く設定されるとともに、前記圧縮機は前記断熱箱体の左右方向において前記右扉側に寄せて配置され、前記圧縮機の振動を前記右扉側に優先的に伝播させ、前記左扉への振動が抑制されたことにより、最上に配置された貯蔵室を閉塞する最上扉の左右方向に分割された右扉と左扉の振動を効率的に抑制し、最上扉の右扉と左扉の共振を確実に防止することができる。
また、断熱箱体内の断熱材が一体で形成されることにより断熱箱体の剛性が増し、圧縮機の振動伝播を抑制できるので、さらに最上扉の振動を抑制できる。
また、最上扉の固有振動数が圧縮機を運転する最低周波数よりも低いので、例えばインバータ制御によって圧縮機の運転周波数を切替えたり、最上扉に貯蔵品を収容した場合でも最上扉が共振することを防止できる。
しかも、防振部材などの追加部品を必要としないので、コストや組立工数は増加しない。
第2の発明は、特に、第1の発明の断熱箱体の上部奥側に圧縮機を備えたことにより、下部の貯蔵室の奥行きを広く設けることができる。
大型冷蔵庫の場合には、断熱箱体の上部奥側は使用者の手が届きにくく使い勝手の悪い空間であったため、本部に圧縮機を備えても使用者の使い勝手は悪化しない。
の発明は、特に、第1または2の発明において、最上扉は左右のいずれか一端の上下をヒンジで回動自在に開閉可能に構成され、下側のヒンジを最上仕切り壁に固定したことにより、最上扉を引出し自在に構成した場合に比べて断熱箱体と最上扉との連結部の隙間を狭く設定できるので、連結部での振動発生を抑制できる。
の発明は、特に、第1〜第3のいずれか一つの発明において、扉と断熱箱体との隙間を弾性部材でシールしたことにより、断熱箱体から最上扉への振動伝播を抑制できるので最上扉の振動を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は同実施の形態の冷蔵庫の断面図、図3は同実施の形態の冷蔵庫の断熱箱体の分解斜視図を示すものである。
図1から図3において、冷蔵庫本体50の断熱箱体51は、樹脂にて形成された内箱52と鋼板などの金属磁性体にて形成された外箱53との間に断熱材54を充填した断熱壁から形成されるものであり、前面開口部51aを有し、仕切り壁55により、上部から冷
蔵室56、冷凍室57と、複数の断熱区画された貯蔵室を形成している。
また、冷蔵室56は冷蔵温度帯に、冷凍室57は冷凍温度帯にそれぞれ冷却保持される。
内箱52は冷蔵室56の上下左右面と奥面とを一体で形成し、前面を開口した略箱形状の上内箱52aと、冷凍室57の上下左右面と奥面とを一体で形成し、前面を開口した略箱形状の下内箱52bとから構成される。
仕切り壁55は上内箱52aの下面と、下内箱52bの上面と、仕切り壁55の前面に備えられ、鋼板などの金属磁性体にて形成された仕切り板55aとから構成され、仕切り壁55の内部空間には断熱箱体51の断熱材54を一体で発泡充填している。
仕切り板55aは断熱箱体51の前後方向において外箱53の最前面と同位置に備えられ、前面開口部51aの一部を形成する。
また、各貯蔵室にはそれぞれ全閉時に前面開口部51aを閉塞する冷蔵室ドア56aと冷凍室ドア57aとを備える。
冷蔵室ドア56a,冷凍室ドア57aは、右側上下端をそれぞれ回転軸を有する上ヒンジ60と、中ヒンジ61と、下ヒンジ62とで断熱箱体51と個別に回動自在に連結される。
また、上ヒンジ60と下ヒンジ62とはそれぞれ断熱箱体51の上下端に、中ヒンジ61は仕切り板55aに固着されている。
各貯蔵室ドアの断熱箱体51側の面は、全閉時に前面開口部51aとの間に5mm程度の空間63を有し、空間63は各貯蔵室ドアの断熱箱体51側の面の上下左右4辺に設けられたマグネットを有するガスケット64の磁力にて前面開口部51aにガスケット64を吸着させることで密着させることができ、各貯蔵室は略密閉にシールされる。
また、ガスケット64はゴムなどの軟質材で形成された中空の弾性部材であり、空間63の距離が多少変動しても、ガスケット64の伸縮とマグネットの吸着保持により、各貯蔵室がシール保持できるように構成される。
冷蔵室ドア56aと冷凍室ドア57aとの大きさは断熱箱体51の幅方向においては同一であるが、同じく上下方向においては、冷蔵室56の間口高さが冷凍室57の間口高さよりも高く構成されているため、これに伴って冷蔵室ドア56aは冷凍室ドア57aよりも大きい。
また、冷蔵室ドア56aと冷凍室ドア57aとは内部に断熱材を充填した断熱壁であり、冷凍室ドア57aの方が厚みがあるものの、各貯蔵室ドアの重量は冷蔵室ドア56aの方が重たくなるように構成されている。
冷蔵室ドア56aの冷蔵室56側の面には貯蔵品を収容可能なドア棚を複数備え、上から順に、調味料など小物を収容する小物棚70と、飲料缶などを収容する飲料棚71と、ペットボトルなどの大物飲料を収容するボトル棚72とを、上下方向に適正な間隔を有して配置している。
また、冷蔵室ドア56aのドア棚を含む固有振動数は33Hzとしている。
一方、冷凍室ドア57aにはドア棚を備えず、冷凍室ドア57aの固有振動数は40Hzとしている。
断熱箱体51は各貯蔵室を所定の温度に冷却保持する冷凍サイクル(図示せず)を有し、圧縮機80は、冷凍サイクルの一部を形成している。
この圧縮機80はピストンがシリンダ内を往復運動することで冷媒の圧縮を行う往復運動型圧縮機であり、圧縮機80および冷凍サイクルの冷媒として炭化水素系冷媒である、たとえばイソブタンを使用している。
また、圧縮機80は冷蔵庫本体50の消費電力量を低減するために、制御部90にて圧縮機80の運転周波数を複数のレベルに切替える、インバータ制御にて運転される。
本実施の形態では、圧縮機80を運転する最低周波数を家庭用電源の周波数よりも低い35Hzとしている。
圧縮機80と制御部90とは、断熱箱体51の下部奥側の下凹部51bに設けられた機械室100に備えられ、かつ圧縮機80は断熱箱体51の左右方向において各貯蔵室ドアのヒンジ側に配置されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷蔵庫本体50に家庭用電源を入力すると、圧縮機80の圧縮動作により吐出された高温高圧の冷媒が冷凍サイクル内を循環しながら、各貯蔵室を所定の設定温度帯に冷却保持する。
この時、制御部90は各貯蔵室の状況に応じて圧縮機80の運転周波数を最適値に複数のレベルで切替えながら、冷蔵庫本体50の消費電力量が低くなるように圧縮機80を運転する。
例えば、最初に家庭用電源を入力した時や、貯蔵室内に一度に多くの貯蔵品を収容した時など、貯蔵室内温度が所定の温度より高い場合には圧縮機を最大周波数で運転し、それから徐々に貯蔵室温度が低くなってくると共に圧縮機80の運転周波数を低いレベルに切替え、最終的には最低の運転周波数である35Hzにて運転する。
また、使用者は冷蔵室ドア56aを開けて、各ドア棚に貯蔵品を自由に出し入れできる。
この時、ドア棚に収容した貯蔵品の量に応じて、冷蔵室ドア56a全体の固有振動数は低い方向へ連続的に変化するが、ドア棚に貯蔵品を収容しない状態の固有振動数が33Hzなので、冷蔵室ドア56a全体の固有振動数が圧縮機80の最低周波数である35Hzになることはない。
また、冷凍室ドア57aは冷蔵室ドア56aより重量が軽いので、冷蔵室ドア56aよりも固有振動数が大きくなり、圧縮機の最低周波数35Hzよりも大きい40Hzとしているが、冷凍室ドア57aにはドア棚を備えていないので、冷凍室ドア57a全体の固有振動数は変化せず、圧縮機80を40Hzで運転しない限り、冷凍室ドア57aの共振は発生しない。
なお、冷凍室ドア57aにもドア棚を設ける場合には、貯蔵品収容量が最大時の冷凍室ドア57aの固有振動数を測定して、その周波数から冷凍室ドア57aに貯蔵しないときの固有振動数である40Hzの範囲内で圧縮機80を運転しなければ共振しない。
本実施の形態では、圧縮機80の最低時の最低周波数を35Hzとしたが、圧縮機80の運転周波数を低くした方が冷蔵庫本体50の消費電力量は低減できる。
そのため、冷蔵室ドア56aの重量のバラツキ範囲を狭くすることができれば最低周波数を34Hzにしても良く、さらに冷蔵室ドア56aを大きくするなど重量を増すことができれば、それに伴って最低周波数を低くできる。
また、仕切り壁55を内箱52と一体で形成したので、仕切り壁55と断熱箱体51との間の隙間を完全に廃止している。
隙間があると、圧縮機80などから断熱箱体51が加震された時に、微小な隙間部で振動が発生するとビビリ音が発生することがあるが、本構造においてはその可能性は無い。
また、隙間があるということは断熱箱体51が変形しやすくなるということでもある。
特に本実施の形態のように最上の配置された冷蔵室ドア56aにドア棚を備えた場合には、断熱箱体51の生産直後の変形だけでなく、使用者がドア棚に貯蔵品を収容した際の変形も考慮する必要がある。
そのため、仕切り壁55と内箱52とを一体で形成し、さらに仕切り壁55内の断熱材と断熱箱体51の断熱材54とを一体で発泡充填することにより、断熱箱体51の剛性が増すことで冷蔵室ドア56aへの振動伝播を抑制するだけでなく、冷蔵室ドア56aのドア棚への貯蔵品収容に対する強度耐久性を得ることができる。
なお、内箱52を上内箱52aと下内箱52bとに分けたことで断熱箱体51の剛性低下が考えられるが、内箱それぞれと断熱材24とが密着していれば、剛性は低下しない。
また、微小な隙間については、冷蔵室ドア56aの開閉機構やシール構造にも同様に、減らすよう配慮する必要がある。
まず、開閉機構については、回転式の他に引出し式のドアがあるが、一般的に引出し式は断熱箱体51と冷蔵室ドア56aとの間に微小な隙間を有することが多く、回転式であれば各ヒンジと冷蔵室ドア56aをほとんど隙間無く連結することができるので望ましい。
また、最上扉である冷蔵室ドア56aは一番使用頻度が高く、回転式の方が使い勝手が良い。
また、圧縮機80を断熱箱体51の左右方向において冷蔵室ドア56aのヒンジ側に配置したことにより、圧縮機80の振動が冷蔵室ドア56aのヒンジ側から冷蔵室ドア56aに伝播するので、冷蔵室ドア56aの振動が抑制される。
次にシール構造については製造バラツキや、冷却時の断熱箱体51や各貯蔵室ドアの収縮を吸収しながら、空間63を略密閉にシール保持する必要がある。
そのため、ガスケット64は弾性部材である方が望ましく、加えて弾性部材とすること
で断熱箱体51から各貯蔵室ドアへの振動伝播抑制も同時に行なうことができる。
以上のように、本実施の形態においては、仕切り壁55と内箱52との継ぎ目が無くなり、部品同士の接触による微小な隙間を廃止できるので、圧縮機80の振動による断熱箱体51の振動発生を抑制できる。
また、断熱箱体51内の断熱材54を仕切り壁55と一体で形成することにより断熱箱体51の剛性が増し、圧縮機80の振動伝播を抑制する。
また、最上扉である冷蔵室ドア56aの固有振動数が圧縮機80を運転する最低周波数よりも低いので、インバータ制御によって圧縮機80の運転周波数を切替えたり、各ドア棚に貯蔵品を収容した場合でも冷蔵室ドア56aが共振することを防止できる。
また、冷蔵室ドア56aの重量を冷凍室ドア57aよりも重く構成したことで、容易に最上扉の固有振動数を低くできる。
また、冷蔵室ドア56aの右側一端の上下を上ヒンジ60と中ヒンジ61とで回動自在に開閉可能に構成し、下側の中ヒンジ61を仕切り壁55に固定したことにより、冷蔵室ドア56aを引出し自在に構成した場合に比べて断熱箱体51と冷蔵室ドア56aの連結部の隙間を狭く設定できるので、連結部での振動発生を抑制できる。
また、冷蔵室ドア56aと断熱箱体51との隙間を弾性部材であるガスケット64でシールしたことにより、断熱箱体51から冷蔵室ドア56aへの振動伝播を抑制できるので冷蔵室ドア56aの振動を抑制できる。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2における冷蔵庫の正面図、図5は同実施の形態の冷蔵庫の断面図、図6は同実施の形態の冷蔵庫の断熱箱体の分解斜視図を示すものである。
図4から図6において、冷蔵庫本体200の断熱箱体201は、樹脂にて形成された内箱202と鋼板などの金属磁性体にて形成された外箱203との間に断熱材204を充填した断熱壁から形成されるものであり、前面開口部201aを有し、上仕切り壁205と下仕切り壁206により、上部から冷蔵室207、野菜室208、冷凍室209と、複数の断熱区画された貯蔵室を形成している。
また、冷蔵室207と野菜室208とは冷蔵温度帯に、冷凍室209は冷凍温度帯にそれぞれ冷却保持される。
内箱202は各貯蔵室内を個別に各貯蔵室の上下左右面と奥面とを一体で形成し、前面を開口した略箱形状であり、上から上内箱202a、中内箱202b、下内箱202cとから構成される。
上仕切り壁205は上内箱202aの下面と、中内箱202bの上面と、上仕切り壁205の前面に備えられ、鋼板などの金属磁性体にて形成された上仕切り板205aとから構成される。
また、下仕切り壁206は中内箱202bの下面と、下内箱202cの上面と、下仕切り壁206の前面に備えられ、鋼板などの金属磁性体にて形成された下仕切り板206aとから構成される。
上仕切り壁205と下仕切り壁206との内部空間には、それぞれ断熱箱体201の断熱材204を一体で発泡充填している。
上仕切り板205aと下仕切り板206aとは、それぞれ断熱箱体201の前後方向において外箱203の最前面と同位置に備えられ、前面開口部201aの一部を形成する。
また、各貯蔵室にはそれぞれ全閉時に前面開口部201aを閉塞する冷蔵室右ドア207a、冷蔵室左ドア207b、野菜室ドア208a、冷凍室ドア209aを備える。
冷蔵室右ドア207aと冷蔵室左ドア207bとは、断熱箱体201の高さ方向は同一に配置され、断熱箱体201の左右方向の中心より左側にて分割しているので冷凍室右ドア207aの方が大きく構成されている。
冷蔵室右ドア207a、野菜室ドア208a、冷凍室ドア209aは、それぞれの右側上下端を上から順に上右ヒンジ210と、中右ヒンジ211と、中ヒンジ212と、下ヒンジ213とで、冷蔵室左ドア207bは左側上下端を上左ヒンジ214と中左ヒンジ215とで断熱箱体201と個別に回動自在に連結される。
また、上右ヒンジ210、下ヒンジ213、上左ヒンジ214はそれぞれ断熱箱体201の上下端に、中右ヒンジ211と中左ヒンジ215とは上仕切り板205aに、中ヒンジ212下仕切り板206aにそれぞれ固着されている。
各貯蔵室ドアの断熱箱体201側の面は、全閉時に前面開口部201aとの間に5mm程度の空間216を有し、空間216は各貯蔵室ドアの断熱箱体201側の面の上下左右4辺に設けられたマグネットを有するガスケット217の磁力にて前面開口部201aにガスケット217を吸着させることで密着させることができ、各貯蔵室は略密閉にシールされる。
また、ガスケット217はゴムなどの軟質材で形成された中空の弾性部材であり、空間216の距離が多少変動しても、ガスケット217の伸縮とマグネットの吸着保持により、各貯蔵室がシール保持できるように構成される。
冷蔵庫本体200を正面から見たときの面積は冷蔵室右ドア207aが一番広く、各貯蔵室ドアは内部に断熱材を充填した断熱壁であり、冷蔵室右ドア207aの断熱壁内部には各貯蔵室ドアの断熱材よりも比重が大きく、かつ熱伝導率が小さい真空断熱材207cを有し、貯蔵室ドアの中で冷蔵室右ドア207aが一番重たくなるように構成されている。
冷蔵室右ドア207aの冷蔵室207側の面には貯蔵品を収容可能なドア棚を複数備え、上から順に、調味料など小物を収容する小物棚220と、飲料缶などを収容する飲料棚221と、ペットボトルなどの大物飲料を収容するボトル棚222とを、上下方向に適正な間隔を有して配置している。
なお、本実施の形態の各ドア棚は、実施の形態1の各ドア棚よりも各断熱箱体の左右方向において小さく構成されている。
また、冷蔵室右ドア207aのドア棚を含む固有振動数は33Hzとしている。
一方、他の貯蔵室ドアにはドア棚を備えず、各貯蔵室ドアの固有振動数は40〜45Hzとしている。
断熱箱体201は各貯蔵室を所定の温度に冷却保持する冷凍サイクル(図示せず)を有し、圧縮機230は、冷凍サイクルの一部を形成している。
この圧縮機230はピストンがシリンダ内を往復運動することで冷媒の圧縮を行う往復運動型圧縮機であり、圧縮機230および冷凍サイクルの冷媒として炭化水素系冷媒である、たとえばイソブタンを使用している。
また、圧縮機230は冷蔵庫本体200の消費電力量を低減するために、制御部240にて圧縮機230の運転周波数を複数のレベルに切替える、インバータ制御にて運転される。
本実施の形態では、圧縮機230を運転する最低周波数を家庭用電源の周波数よりも低い35Hzとしている。
圧縮機230と制御部240とは、断熱箱体201の上部奥側の上凹部201bに設けられた機械室250に備えられ、かつ圧縮機230は断熱箱体201の左右方向において冷蔵室右ドア207a側に配置されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷蔵庫本体200に家庭用電源を入力すると、圧縮機230の圧縮動作により吐出された高温高圧の冷媒が冷凍サイクル内を循環しながら、各貯蔵室を所定の設定温度帯に冷却保持する。
この時、制御部240は各貯蔵室の状況に応じて圧縮機230の運転周波数を最適値に複数のレベルで切替えながら、冷蔵庫本体200の消費電力量が低くなるように圧縮機230を運転する。
例えば、最初に家庭用電源を入力した時や、貯蔵室内に一度に多くの貯蔵品を収容した時など、貯蔵室内温度が所定の温度より相当高い場合には圧縮機を最大周波数で運転し、それから徐々に貯蔵室温度が低くなってくると共に圧縮機230の運転周波数を低いレベルに切替え、最終的には最低の運転周波数である35Hzにて運転する。
また、使用者は冷蔵室右ドア207aを開けて、各ドア棚に貯蔵品を自由に出し入れできる。
この時、ドア棚に収容した貯蔵品の量に応じて、冷蔵室ドア207全体の固有振動数は低い方向へ連続的に変化するが、ドア棚に貯蔵品を収容しない状態の固有振動数が33Hzなので、冷蔵室ドア207全体の固有振動数が圧縮機230の最低周波数である35Hzになることはない。
また、他の貯蔵室ドアは冷蔵室右ドア207aより軽いので、冷蔵室右ドア207aよりも固有振動数が大きくなり、圧縮機の最低周波数35Hzよりも大きい40〜45Hzとしているが、他の貯蔵室ドアにはドア棚を備えていないので、他の貯蔵室ドア全体の固有振動数は変化せず、圧縮機230を40〜45Hzで運転しない限り、他の貯蔵室ドアの共振は発生しない。
なお、他の貯蔵室ドアにもドア棚を設ける場合には、貯蔵品収容量が最大時の各貯蔵室ドアの固有振動数を測定して、その周波数から各貯蔵室ドアに貯蔵しないときの固有振動
数である40〜45Hzの範囲内で圧縮機230を運転しなければ共振しない。
本実施の形態では、圧縮機230の最低時の最低周波数を35Hzとしたが、圧縮機230の運転周波数を低くした方が冷蔵庫本体200の消費電力量は低減できる。
そのため、冷蔵室右ドア207aの重量のバラツキ範囲を狭くすることができれば最低周波数を34Hzにしても良く、さらに冷蔵室右ドア207aを大きくするなど重量を増すことができれば、それに伴って最低周波数を低くできる。
なお、本実施の形態では真空断熱材207cにて冷蔵室右ドア207aの重量を増して冷蔵室右ドア207aの固有振動数を低くしている。
しかも、冷蔵室右ドア207aの面積を一番広く構成したので、断熱材よりも熱伝導率が小さい真空断熱材207cを用いた際に、他の貯蔵室ドアに適用した場合に比べて、最も断熱箱体201内への熱侵入量を低減できる。
断熱箱体201内への熱侵入量を低減すると、圧縮機230を最低周波数で運転する時間比率が増加するので、冷蔵室右ドア207aの固有振動数を低くすることは、冷蔵庫本体200の消費電力量を低減することに対して非常に有効である。
また、上仕切り壁205と下仕切り壁206とを内箱202と一体で形成したので、上仕切り壁205、下仕切り壁206と断熱箱体201との間の隙間を完全に廃止している。
隙間があると、圧縮機230などから断熱箱体201が加震された時に、微小な隙間部で振動が発生するとビビリ音が発生することがあるが、本構造においてはその可能性は無い。
また、隙間があるということは断熱箱体201が変形しやすくなるということでもある。
特に本実施の形態のように最上の配置された冷蔵室右ドア207aにドア棚を備えた場合には、断熱箱体201の生産直後の変形だけでなく、使用者がドア棚に貯蔵品を収容した際の変形も考慮する必要がある。
そのため、最上に配置された上仕切り壁205と内箱202とを一体で形成し、さらに上仕切り壁205内の断熱材と断熱箱体201の断熱材204とを一体で発泡充填することにより、断熱箱体201の剛性が増すことで冷蔵室右ドア207aへの振動伝播を抑制するだけでなく、冷蔵室右ドア207aのドア棚への貯蔵品収容に対する強度耐久性を得ることができる。
なお、内箱202を上内箱202aと中内箱202bと下内箱202cとに分けたことで断熱箱体201の剛性低下が考えられるが、内箱それぞれと断熱材204とが密着していれば、剛性は低下しない。
また、振動や剛性のレベルが許容できる場合には、下仕切り壁206を内箱202と別部材で形成しても良い。
その場合には内箱の数が減るので、工場生産性が向上したり、断熱材204の発泡充填時に仕切り壁部から漏れる不良を低減することができる。
また、微小な隙間については冷蔵室右ドア207aの開閉機構やシール構造も同様に、減らすよう配慮する必要がある。
まず、開閉機構については、回転式の他に引出し式のドアがあるが、一般的に引出し式は断熱箱体201と冷蔵室右ドア207aとの間に微小な隙間を有することが多く、回転式であれば各ヒンジと冷蔵室右ドア207aをほとんど隙間無く連結することができるので望ましい。
また、最上扉である冷蔵室右ドア207a,冷蔵室左ドア207bは使用頻度が高く、回転式の方が使い勝手が良い。
一方、野菜室ドア208a、冷凍室ドア209aは振動の問題が無い場合には、断熱箱体201の大きさによっては、引出し式の方が使い勝手が良い場合がある。
また、圧縮機230を断熱箱体201の左右方向において冷蔵室右ドア207a側に配置したことにより、圧縮機230の振動が冷蔵室右ドア207a側に優先的に伝播するので、冷蔵室右ドア207aよりも軽い冷蔵室左ドア207bの振動が抑制される。
次にシール構造については製造バラツキや、冷却時の断熱箱体201や各貯蔵室ドアの収縮を吸収しながら、空間216を略密閉にシール保持する必要がある。
そのためガスケット217は弾性部材である方が望ましく、加えて弾性部材とすることで断熱箱体201から各貯蔵室ドアへの振動伝播抑制も同時に行なうことができる。
また、圧縮機230を断熱箱体201の上部奥側に配置したので、実施の形態1に比べて野菜室208の奥行きを広く設けている。
一方で冷蔵室207の上部奥側の奥行きが狭くなるが、本部は使用者の手が届きにくく使い勝手の悪い空間なので、本部に圧縮機230を備えても使用者の使い勝手は悪化しない。
以上のように、本実施の形態においては、上仕切り壁205と内箱202との継ぎ目が無くなり、部品同士の接触による微小な隙間を廃止できるので、圧縮機230の振動による断熱箱体201の振動発生を抑制できる。
また、断熱箱体201内の断熱材204を上仕切り壁205と一体で形成することにより断熱箱体201の剛性が増し、圧縮機230の振動伝播を抑制する。
また、最上扉である冷蔵室右ドア207aの固有振動数が圧縮機230を運転する最低周波数よりも低いので、インバータ制御によって圧縮機230の運転周波数を切替えたり、各ドア棚に貯蔵品を収容した場合でも冷蔵室右ドア207aが共振することを防止できる。
また、断熱箱体201の上部奥側に圧縮機230を備えたことにより、下部の貯蔵室である野菜室208の奥行きを広く設けることができる。
また、冷蔵室右ドア207aを他の貯蔵室ドアよりも重く構成したことで、容易に最上扉の固有振動数を低くできる。
また、冷蔵室右ドア207aの右側一端の上下を上右ヒンジ210と中右ヒンジ211
とで回動自在に開閉可能に構成し、下側の中右ヒンジ211を上仕切り壁205に固定したことにより、冷蔵室右ドア207aを引出し自在に構成した場合に比べて断熱箱体201と冷蔵室右ドア207aの連結部の隙間を狭く設定でき、連結部での振動発生を抑制できる。
また、冷蔵室右ドア207aと断熱箱体201との隙間を弾性部材であるガスケット217でシールしたことにより、断熱箱体201から冷蔵室右ドア207aへの振動伝播を抑制できるので冷蔵室右ドア207aの振動を抑制できる。
また、最上扉である冷蔵室ドアを断熱箱体201の左右方向に冷蔵室右ドア207aと冷蔵室左ドア207bとに分割し、重たい方の冷蔵室右ドア207a側に圧縮機230を配置したことにより、圧縮機230の振動が振動しにくい重たい方の冷蔵室右ドア207aに優先的に伝播するので、軽い方の冷蔵室左ドア207bの振動を抑制することができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、防振部材などを追加せずに貯蔵室ドアの振動を低減させることができるので、その他の保温室の用途にも適用できる。
50,200 冷蔵庫本体
51,201 断熱箱体
51a,201a 前面開口部
51b 下凹部
52,202 内箱
52a,202a 上内箱
52b,202c 下内箱
53,203 外箱
54,204 断熱材
55 仕切り壁
55a 仕切り板
56,207 冷蔵室
56a 冷蔵室ドア
57,209 冷凍室
57a,209a 冷凍室ドア
60 上ヒンジ
61,212 中ヒンジ
62,213 下ヒンジ
63,216 空間
64,217 ガスケット
70,220 小物棚
71,221 飲料棚
72,222 ボトル棚
80,230 圧縮器
90,240 制御部
100,250 機械室
201b 上凹部
202b 中内箱
205 上仕切り壁
205a 上仕切り板
206 下仕切り壁
206a 下仕切り板
207a 冷蔵室右ドア
207b 冷蔵室左ドア
207c 真空断熱材
208 野菜室
208a 野菜室ドア
210 上右ヒンジ
211 中右ヒンジ
214 上左ヒンジ
215 中左ヒンジ

Claims (4)

  1. 仕切り壁によって上下方向に複数の断熱区画された貯蔵室を設けた断熱箱体と、前記貯蔵室をそれぞれ閉塞する扉とを備えた冷蔵庫において、前記断熱箱体は外箱と内箱との間に断熱材を発泡充填したものであり、少なくとも最上に配置された最上仕切り壁と前記内箱とを一体で形成し、前記最上仕切り壁内の断熱材と、前記断熱箱体内の断熱材とを一体で発泡充填すると共に、前記貯蔵室の中で最上に配置された貯蔵室を閉塞する最上扉は、断熱箱体の左右方向に左扉と右扉とに分割され、前記左扉と前記右扉とのうち、前記右扉を前記左扉より大きく重く構成され、前記右扉の固有振動数は圧縮機を運転する最低周波数よりも低く設定されるとともに、前記圧縮機は前記断熱箱体の左右方向において前記右扉側に寄せて配置され、前記圧縮機の振動を前記右扉側に優先的に伝播させ、前記左扉への振動が抑制されたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 断熱箱体の上部奥側に圧縮機を備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 最上扉は左右のいずれか一端の上下をヒンジで回動自在に開閉可能に構成され、下側のヒンジを最上仕切り壁に固定したことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 扉と断熱箱体との隙間を弾性部材でシールした請求項1からのいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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