JP5897246B2 - 制震装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたもので、小型化が可能で且つ制震性能の高い制震装置を提供することを目的とするものである。
前記外力吸収部が前記外力の作用方向に沿って配列された複数の中空部を有するアルミニウムまたはアルミニウム合金の押出形材であり、
前記外力吸収部が互いに対向する複数のプレート部を有し、前記複数の中空部が前記プレート部の間に形成された複数の円弧状のリブによって形成され、
外力による弾塑性変形が前記リブの中央部を起点として発生する程度に、前記リブの中央部厚さが両端部厚さより薄く形成され、
前記中空部が前記プレート部に作用する外力の作用方向に対して凸状または凹状に湾曲した形状であることを特徴とする。
前記外力吸収部が前記外力の作用方向に沿って配列された複数の中空部を有するアルミニウムまたはアルミニウム合金の押出形材であり、
前記外力吸収部が互いに対向する複数のプレート部を有し、前記複数の中空部が前記プレート部の間に形成された複数のほぼU字状のリブによって形成され、
外力による弾塑性変形が前記リブの中央部を起点として発生する程度に、前記リブの中央部厚さが両端部厚さより薄く形成され、
前記中空部が前記プレート部に作用する外力の作用方向に対して凸状または凹状に湾曲した形状であることを特徴とする。
前記外力吸収部が前記外力の作用方向に沿って配列された複数の中空部を有するアルミニウムまたはアルミニウム合金の押出形材であり、
前記外力吸収部が互いに対向する複数のプレート部を有し、前記複数の中空部が前記プレート部の間に形成された複数の波形のリブによって形成され、
外力による弾塑性変形が前記リブの中央部を起点として発生する程度に、前記リブの中央部厚さが両端部厚さより薄く形成され、
前記中空部が前記外力吸収部の両端部に対して凹凸状に湾曲した形状であることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項3記載の制震装置において、前記リブの両端部と前記プレート部との接続点が前記外力の作用方向にずれていることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか一項記載の制震装置において、前記外力吸収部が複数のダンパー部を連結して形成されたことを特徴とする。
本発明の請求項7に係る発明は、請求項6記載の制震装置において、前記外力吸収部が前記ダンパー部の周囲に角筒状のダンパー座屈防止部材を有することを特徴とする。
また、リブの中央部厚さを両端部厚さより薄くすることで、外力による弾塑性変形がリブの厚さ方向中央部を起点として発生し、これにより、中空部が外力の作用方向により変形しやすくなるため、より大きな制震性能を得ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る制震装置の側面図を図1に、図1のA−A線に沿う矢視図を図2に、図2に楕円Bで示される部分の拡大図を図3に示す。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る制震装置16は木造住宅等の建築物の土台11、柱12,13及び梁14で形成された開口部15に設けられるものであって、ダンパー連結部材17,18と履歴ダンパー(外力吸収部)19を備えている。
ダンパー連結部材18は履歴ダンパー19の他方の端部を柱13と梁14の仕口部に連結するためのものであって、ダンパー連結部材17と同様に木材等を角柱状に加工して形成されている。
外側プレート部191a,191bと中間プレート部191cは、アルミニウムまたはアルミニウム合金を板状に押出成形して形成されている。また、これらのプレート部191a,192b,191cは履歴ダンパー19が組み込まれる開口部15の対角方向に沿って矩形状に且つ互いに平行に形成されている。
図2に示すように、履歴ダンパー19は、また、複数のリブ193を外側プレート部191a,191bと中間プレート部191cとの間に有している。これらのリブ193は外側プレート部191aと中間プレート部191c及び外側プレート部191bと中間プレート部191cの相対向する面同士を接続して履歴ダンパー19の内部に複数の中空部194を形成するためのもので、外側プレート部191a,191b、中間プレート部191c及び連結部192a,192b,192cと一体に押出成形によって形成されている。
なお、履歴ダンパー19の連結部192a,192b,192cには、ボルト20を連結部192a,192b,192cの板厚方向に貫通させるためのボルト挿通孔195(図2参照)が穿設されている。
また、上述した第1の実施形態では、外側プレート部191a,191b及び中間プレート部191cの厚さ方向におけるリブ193の中央部の厚さth1を両端部の厚さth2より薄くしたことで、外力による弾塑性変形がリブ193の厚方向中央部を起点として発生し、これにより、中空部194が外力の作用方向により変形しやすくなるため、より大きな制震性能を得ることができる。
図5に示すように、本発明の第2の実施形態に係る制震装置23は、第1の実施形態と同様に、木造住宅等の建築物の土台11、柱12,13及び梁14で形成された開口部15に設けられるものであって、ダンパー連結部材17,18と履歴ダンパー(外力吸収部)19を備えている。
ダンパー連結部材18は履歴ダンパー19の他方の端部を柱13と梁14の仕口部に連結するためのものであって、ダンパー連結部材17と同様に木材等を角柱状に加工して形成されている。
履歴ダンパー19は柱12,13や梁14に加わる地震力や強風力などの外力を吸収するものであって、図6に示すように、外側プレート部191a,191b、中間プレート部191c及び連結部192a,192b,192cを有している。
連結部192a,192b,192cは履歴ダンパー19とダンパー連結部材17,18とをボルト20とナット21によって連結するためのもので、外側プレート部191a,191b及び中間プレート部191cの長手方向一端部に形成されている。
さらに、上述した第2の実施形態のように、リブ193を円弧状に押出成形して履歴ダンパー19を形成したことで、リブを直線状に押出成形して履歴ダンパーを形成したものと比較して、履歴ダンパー19に作用する振動エネルギーが小さい場合でもリブ193が変形しやすくなり、履歴ダンパー19の振動減衰能力が向上するので、より大きな制震性能を得ることができる。
図8に示すように、本発明の第3の実施形態に係る制震装置24は木造住宅等の建築物の土台11、柱12,13及び梁14で形成された開口部15に設けられるものであって、ダンパー連結部材17,18と履歴ダンパー(外力吸収部)19を備えている。
ダンパー連結部材18は履歴ダンパー19の他方の端部を柱13と梁14の仕口部に連結するためのものであって、ダンパー連結部材17と同様に木材等を角柱状に加工して形成されている。
外側プレート部191a,191bは、アルミニウムまたはアルミニウム合金を板状に押出成形して形成されている。また、これらのプレート部191a,192bは履歴ダンパー19が組み込まれる開口部15の対角方向に沿って矩形状に且つ互いに平行に形成されている。
連結部192a,192bは履歴ダンパー19とダンパー連結部材17,18とをボルト20とナット21によって連結するためのもので、外側プレート部191a,191bの長手方向一端部に形成されている。
また、リブ193は押出成形方向と直交する厚さが外側プレート部191a,191bの厚さよりも小さく形成されている。
さらに、押出成形方向と直交するリブ193の厚さを外側プレート部191a,191bの厚さよりも小さく形成したことで、外力によるリブ193の弾塑性変形がより生じやすくなるため、より大きな制震性能を得ることができる。
図11に示すように、本発明の第4の実施形態に係る制震装置25は木造住宅等の建築物の土台11、柱12,13及び梁14で形成された開口部15の隅部に設けられているものであって、履歴ダンパー(外力吸収部)26及びダンパー取付け板27を備えている。
履歴ダンパー26は柱12,13や梁14に加わる地震力などの外力を吸収する複数枚(例えば5枚)の外力吸収板261を有し、これらの外力吸収板261は開口部15の隅部に向けて円弧状に湾曲している。また、外力吸収板261はアルミニウムまたはアルミニウム合金を板状に押出成形して形成されている。
ダンパー取付け板27は履歴ダンパー26の吸収板支持部材262,263を開口部15の隅部に装着するものであって、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金をL字状に押出成形して形成されている。また、ダンパー取付け板27は図示しないねじ等によって柱12(または柱13)の側面と梁14の下面に固定されている。
また、特許文献2に開示されたもののように、特許文献2に開示されたもののように、複数の金属部材をネジなどで連結しなくても複数の中空部265を形成できるので、制震装置の小型化を図ることができる。
図中符号28は本発明の第5の実施形態に係る制震装置を示し、この制震装置28は、第1〜第3の実施形態と同様に、ダンパー連結部材17,18と履歴ダンパー(外力吸収部)19を備えている。
ダンパー連結部材17は履歴ダンパー19の一方の端部を図1に示す土台11と柱12の仕口部(接合部)に連結するためのものであって、木材等を角柱状に加工して形成されている。
履歴ダンパー19は柱12,13や梁14に加わる地震力や強風力などの外力を吸収するものであって、外側プレート部191a,191b及び連結部192a,192bを有している。
連結部192a,192bは履歴ダンパー19とダンパー連結部材17,18とをボルト20とナット21によって連結するためのもので、外側プレート部191a,191bの長手方向一端部に形成されている。
さらに、リブ193は押出成形方向と直交する断面の厚さが外側プレート部191a,191bの厚さよりも小さく形成されている。
さらに、上述した第5の実施形態のように、リブ193をほぼU字状に押出成形して履歴ダンパー19を形成したことで、リブを直線状に押出成形して履歴ダンパーを形成したものと比較して、履歴ダンパー19に作用する振動エネルギーが小さい場合でもリブ193が変形しやすくなり、履歴ダンパー19の振動減衰能力が向上するので、より大きな制震性能を得ることができる。また、リブ193の断面における塑性変形領域が拡大するので、履歴ダンパー19の振動エネルギー吸収効果をより高めることができる。
図中符号29は本発明の第6の実施形態に係る制震装置を示し、この制震装置29は、第1〜第3の実施形態と同様に、ダンパー連結部材17,18と履歴ダンパー(外力吸収部)19を備えている。
ダンパー連結部材17は履歴ダンパー19の一方の端部を図1に示す土台11と柱12の仕口部(接合部)に連結するためのものであって、木材等を角柱状に加工して形成されている。
履歴ダンパー19は柱12,13や梁14に加わる地震力や強風力などの外力を吸収するものであって、外側プレート部191a,191b及び連結部192a,192bを有している。
外側プレート部191a,191bは、アルミニウムまたはアルミニウム合金を板状に押出成形して形成されている。また、これらのプレート部191a,192bは履歴ダンパー19が組み込まれる開口部の対角方向に沿って矩形状に且つ互いに平行に形成されている。
履歴ダンパー19は、また、複数のリブ193を外側プレート部191aと外側プレート部191bとの間に有している。これらのリブ193は外側プレート部191a,191bの相対向する面同士を接続して外側プレート部191aと外側プレート部191bとの間に中空部194を形成するもので、外側プレート部191a,191b及び連結部192a,192bと一体に押出成形によって形成されている。
中空部194は、履歴ダンパー19の両端部に接続されるダンパー連結部材17,18対して凹凸状に湾曲した形状になると共に凹凸状に湾曲する方向が履歴ダンパー19の中央部で反転するように、リブ193を波形に押出成形して形成されている。
また、特許文献2に開示されたもののように、複数の金属部材をネジなどで連結しなくても履歴ダンパー19の内部に複数の中空部194を形成できるので、制震装置の小型化を図ることができる。
図中符号30は本発明の第7の実施形態に係る制震装置を示し、この制震装置30は、第1〜第3の実施形態と同様に、ダンパー連結部材17,18と履歴ダンパー(外力吸収部)19を備えている。
ダンパー連結部材17は履歴ダンパー19の一方の端部を図1に示す土台11と柱12の仕口部(接合部)に連結するためのものであって、木材等を角柱状に加工して形成されている。
履歴ダンパー19は柱12,13や梁14に加わる地震力や強風力などの外力を吸収するものであって、外側プレート部191a,191b及び連結部192a,192bを有している。
連結部192a,192bは履歴ダンパー19とダンパー連結部材17,18とをボルト20とナット21によって連結するためのもので、外側プレート部191a,191bの長手方向一端部に形成されている。
さらに、リブ193を波形に押出成形して履歴ダンパー19を形成したことで、リブを直線状に押出成形して履歴ダンパーを形成したものと比較して、履歴ダンパー19に作用する振動エネルギーが小さい場合でもリブ193が変形しやすくなり、履歴ダンパー19の振動減衰能力が向上するので、より大きな制震性能を得ることができる。また、第5の実施形態と同様に、リブ193の断面における塑性変形領域が拡大するので、履歴ダンパー19の振動エネルギー吸収効果をより高めることができる。
図中符号31は本発明の第8の実施形態に係る制震装置を示し、この制震装置31は、第1〜第3の実施形態と同様に、ダンパー連結部材17,18と履歴ダンパー(外力吸収部)19を備えている。
ダンパー連結部材17は履歴ダンパー19の一方の端部を図1に示す土台11と柱12の仕口部(接合部)に連結するためのものであって、アルミニウムまたはアルミニウム合金を角筒状に押出成形して形成されている。
履歴ダンパー19は柱12,13や梁14に加わる地震力や強風力などの外力を吸収するものであって、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるダンパー部32a,32bと、これらのダンパー部32a,32bを連結するためのボルト33及びナット34とから構成されている。
また、履歴ダンパー19のダンパー部32a,32bはダンパー部同士を連結する連結部324,325をそれぞれ有し、これらの連結部324,325はダンパー部32a,32bの一端部と他端部に形成されている。
なお、履歴ダンパー19とダンパー連結部材17,18は図示しない複数のビスによって連結されている。
さらに、リブ326を波形に押出成形して履歴ダンパー19のダンパー部32a,32bを形成したことで、リブを直線状に押出成形して履歴ダンパーを形成したものと比較して、履歴ダンパー19に作用する振動エネルギーが小さい場合でもリブ326が変形しやすくなり、履歴ダンパー19の振動減衰能力が向上するので、より大きな制震性能を得ることができる。
また、ダンパー部32a,32bを直列に連結して履歴ダンパー19を形成したことで、履歴ダンパー19が1つのダンパー部から形成されているものと比較して、履歴ダンパーが大型化(長尺化)しても、ダンパー自体の座屈(プレート部の変形、面外変形等)を防ぐことができる。
図中符号35は本発明の第9の実施形態に係る制震装置を示し、この制震装置35は、第1〜第3の実施形態と同様に、ダンパー連結部材17,18と履歴ダンパー(外力吸収部)19を備えている。
ダンパー連結部材17は履歴ダンパー19の一方の端部を図1に示す土台11と柱12の仕口部(接合部)に連結するためのものであって、木材等を角柱状に加工して形成されている。
ダンパー連結部材18は履歴ダンパー19の他方の端部を図1に示す柱13と梁14の仕口部に連結するためのものであって、ダンパー連結部材17と同様に木材等を角柱状に加工して形成されている。
ダンパー部36a〜36fは外側プレート部361,362を有し、これらの外側プレート部361,362はアルミニウムまたはアルミニウム合金を板状に押出成形して形成されているとともに、履歴ダンパー19が組み込まれる開口部の対角方向に沿って矩形状に且つ互いに平行に形成されている。
ダンパー部36a〜36fは、また、複数のリブ365をプレート部361とプレート部362との間に有している。これらのリブ365は外側プレート部361,362の相対向する面同士を接続してプレート部361とプレート部362との間に中空部366を形成するためのもので、外側プレート部361,362及び連結部363,364と一体に押出成形によって形成されている。
ダンパー連結部37bはダンパー部36cのプレート部361とダンパー部36dのプレート部361とを重ね合わせて連結するものであって、アルミニウムまたはアルミニウム合金を凹状に押出成形して形成されている。
ダンパー接続部38aはダンパー部36aの連結部363又は364をダンパー連結部材17に接続するためのものであって、アルミニウムまたはアルミニウム合金を所定の形状に押出成形して形成されている。
ダンパー接続部38cはダンパー部36e,36fの連結部363又は364をダンパー連結部材18に接続するためのものであって、アルミニウムまたはアルミニウム合金を所定の形状に押出成形して形成されている。
さらに、リブ365を波形に押出成形して履歴ダンパー19のダンパー部36a〜36fを形成したことで、リブを直線状に押出成形して履歴ダンパーの各ダンパー部を形成したものと比較して、履歴ダンパー19に作用する振動エネルギーが小さい場合でもリブ365が変形しやすくなり、履歴ダンパー19の振動減衰能力が向上するので、より大きな制震性能を得ることができる。
また、履歴ダンパー19を複数のダンパー部36a〜36fから形成したことで、履歴ダンパー19が1つのダンパー部から形成されているものと比較して、履歴ダンパーが大型化(長尺化)しても、ダンパー自体の座屈(プレート部の変形、面外変形等)を防ぐことができる。
図中符号39は本発明の第10の実施形態に係る制震装置を示し、この制震装置39はダンパー連結部材17,18、履歴ダンパー(外力吸収部)19およびダンパー座屈防止部材40を備えている。
ダンパー連結部材17は履歴ダンパー19の一方の端部を図1に示す土台11と柱12の仕口部(接合部)に連結するためのものであって、木材等を角柱状に加工して形成されている。
履歴ダンパー19は柱12,13や梁14に加わる地震力や強風力などの外力を吸収するものであって、直列に連結されたダンパー部43a,43bを有している。
ダンパー座屈防止部材40は履歴ダンパー19が座屈するのを防止するためのものであって、アルミニウムまたはアルミニウム合金を角筒状に押出成形して形成されている。
連結部434はダンパー部同士を連結するためのもので、中間プレート部433の長手方向一端部に形成されている。
さらに、リブ435を波形に押出成形して履歴ダンパー19を形成したことで、リブを直線状に押出成形して履歴ダンパーを形成したものと比較して、履歴ダンパー19に作用する振動エネルギーが小さい場合でもリブ435が変形しやすくなり、履歴ダンパー19の振動減衰能力が向上するので、より大きな制震性能を得ることができる。
また、上述した第10の実施形態のように、履歴ダンパー19の側面部を角筒状のダンパー座屈防止部材40で覆ったことにより、ダンパー連結部材17,18を介して履歴ダンパー19に作用する外力によって履歴ダンパー19に座屈や曲りが生じることを防止でき、これにより、履歴ダンパー19の長尺化等を図ることができる。
また、上述した各実施形態において、履歴ダンパーの素材はアルミニウムやアルミニウム合金でなくてもよく、押出可能で塑性変形を起こすもの(例えば樹脂等)で履歴ダンパーを形成してもよい。
12,13…柱
14…梁
15…開口部
16,23,24,25,28,29,30,31,35,39…制震装置
17,18…ダンパー連結部材
19,26…履歴ダンパー
20,33…ボルト
21,34…ナット
27…ダンパー取付け板
32a,32b…ダンパー部
36a,36b,36c,36d,36e,36f,43a,43b…ダンパー部
37a,37b,37c…ダンパー連結部
38a,38b,38c…ダンパー接続部
40…ダンパー座屈防止部材
191a,191b,321,322,361,362,431,432…外側プレート部
191c,323,433…中間プレート部
192a,192b,192c,324,325,363,364,434…連結部
193,326,365,435…リブ
194,265,327,366,436…中空部
261…外力吸収板
262,263…吸収板支持部材
264…吸収板支持溝
Claims (7)
- 建築物の構造部材間に介装され、地震時あるいは強風時に前記構造部材に加わる外力を吸収する外力吸収部を備えた制震装置であって、
前記外力吸収部が前記外力の作用方向に沿って配列された複数の中空部を有するアルミニウムまたはアルミニウム合金の押出形材であり、
前記外力吸収部が互いに対向する複数のプレート部を有し、前記複数の中空部が前記プレート部の間に形成された複数の円弧状のリブによって形成され、
外力による弾塑性変形が前記リブの中央部を起点として発生する程度に、前記リブの中央部厚さが両端部厚さより薄く形成され、
前記中空部が前記プレート部に作用する外力の作用方向に対して凸状または凹状に湾曲した形状であることを特徴とする制震装置。 - 建築物の構造部材間に介装され、地震時あるいは強風時に前記構造部材に加わる外力を吸収する外力吸収部を備えた制震装置であって、
前記外力吸収部が前記外力の作用方向に沿って配列された複数の中空部を有するアルミニウムまたはアルミニウム合金の押出形材であり、
前記外力吸収部が互いに対向する複数のプレート部を有し、前記複数の中空部が前記プレート部の間に形成された複数のほぼU字状のリブによって形成され、
外力による弾塑性変形が前記リブの中央部を起点として発生する程度に、前記リブの中央部厚さが両端部厚さより薄く形成され、
前記中空部が前記プレート部に作用する外力の作用方向に対して凸状または凹状に湾曲した形状であることを特徴とする制震装置。 - 建築物の構造部材間に介装され、地震時あるいは強風時に前記構造部材に加わる外力を吸収する外力吸収部を備えた制震装置であって、
前記外力吸収部が前記外力の作用方向に沿って配列された複数の中空部を有するアルミニウムまたはアルミニウム合金の押出形材であり、
前記外力吸収部が互いに対向する複数のプレート部を有し、前記複数の中空部が前記プレート部の間に形成された複数の波形のリブによって形成され、
外力による弾塑性変形が前記リブの中央部を起点として発生する程度に、前記リブの中央部厚さが両端部厚さより薄く形成され、
前記中空部が前記外力吸収部の両端部に対して凹凸状に湾曲した形状であることを特徴とする制震装置。 - 請求項3記載の制震装置において、前記リブの両端部と前記プレート部との接続点が前記外力の作用方向にずれていることを特徴とする制震装置。
- 請求項3または4記載の制震装置において、前記リブの湾曲方向が隣り合う二つのリブ同士で相反する方向であることを特徴とする制震装置。
- 請求項1〜5のいずれか一項記載の制震装置において、前記外力吸収部が複数のダンパー部を連結して形成されたことを特徴とする制震装置。
- 請求項6記載の制震装置において、前記外力吸収部が前記ダンパー部の周囲に角筒状のダンパー座屈防止部材を有することを特徴とする制震装置。
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