JP4222200B2 - ブレース材 - Google Patents

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本発明は、構造物の補強に用いるブレース材に関する。
建物が地震によって倒壊するのを防止するために、躯体開口部に適宜ブレース材(筋交いとも言う)を斜めに入れて躯体の強度を向上させることが通常行われている。近年、ブレース材の一部に変形しやすい部分を設け、地震が起こったときに、その部分が塑性変形することによって振動エネルギーを吸収し、制震作用を発揮するようにしたものが開発されている。そのようなブレース材は、特許文献1から特許文献3に示されているように、金属の帯板を何枚も組み合わせて構成したものであって、中心となる基材の一部に切り欠きや孔を設けて変形しやすい状態としておき、その部分でブレース材が座屈するのを防止するべく、基材の周囲に補強用の帯板をボルト等で組み付けて、全体としてT形やH形等の断面形状に構成してある。
特開2003−34984号公報 特開2002−173981号公報 特開2003−213815号公報
ブレース材は、躯体の構造に合わせて適宜設置するものであるため、種々の長さで簡易に製作できることが望ましい。上記したようなブレース材は、その全長にわたって複数の帯板を組み合わせて構成されているため、長さが種々異なるブレース材を製作しようとすれば、部品一つ一つから新たに設計・製作しなければならず、製作が非常に面倒になる。また、従来のこうしたブレース材は断面形状がT形やH形で、太さもかなり太いものとなっており、主に鉄骨造の大きな構造物に利用されており、一般の木造建築の壁内の限られたスペース内に簡便に設置できるようなものはなかった。本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、制震作用と建物の倒壊を防ぐ作用を合わせ持ち、種々の長さのものを簡単に製作することができる利便性に優れたブレース材の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明によるブレース材は、基材と補強材と固定具とを備え、基材は、横断面が略縦長の長方形であり、内部に中空部を上下方向に3つ並べて形成してあり、真ん中の中空部を囲む周囲の壁を切り残し自在部とし、上下の中空部を囲む三方の壁をそれぞれ切除自在部としてあると共に、切除自在部と切り残し自在部とを長手方向に有し、長手方向の一部において切除自在部を切除して切り残し自在部のみを残存してあり、補強材は、切除自在部を切除した部分において基材の外周部に設けるものであって、基材の切り残し自在部を挿通する中空部と、基材の切除部分を被覆する被覆部とを有し、固定具は、補強材を基材に固定するものであり、基材と固定具、又は基材と補強材との間には、基材の長手方向の変形を許容するための空間が設けてあることを特徴とすることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明によるブレース材は、基材と補強材と固定具とを備え、基材は、横断面の略中心部に中空部を有し、その中空部を囲む壁のうちの前後の壁を切除自在部としてあり、断面略T字状の切り残し自在部が切除自在部の上側と下側に一体に設けてあり、切除自在部と切り残し自在部とを長手方向に有し、長手方向の一部において切除自在部を切除して切り残し自在部のみを残存してあり、補強材は、切除自在部を切除した部分において基材の外周部に設けるものであって、基材の切り残し自在部を挿通する中空部と、基材の切除部分を被覆する被覆部とを有し、固定具は、補強材を基材に固定するものであり、基材と固定具、又は基材と補強材との間には、基材の長手方向の変形を許容するための空間が設けてあることを特徴とする。
請求項1及び2記載の発明によるブレース材は、基材の長手方向に切除自在部と切り残し自在部とを有していることで、長さの異なるブレース材を簡単に製作することができると共に、基材の切除自在部を切除するだけで、地震等による外力のエネルギーを吸収する部分の設置位置、長さ、数などを、使用する場所に合わせて自由に設定できる。また、切除自在部を切除した部分において補強材を基材の外周部に固定具で取付けてあり、補強材は基材の切り残し自在部を挿通する中空部と基材の切除部分を被覆する被覆部とを有し、固定具と基材との間に基材の長手方向の変形を許容する空間を設けてあることで、地震等の際に基材の切り残し自在部のみ残存させた部分が引張・圧縮変形して地震等のエネルギーを吸収し、補強材が当該部分の座屈を確実に防止できる。また本発明のブレース材は、基材の切除自在部を切除した部分の外周部に補強材を取り付けるだけの簡易な構成であるため、安価に提供することができ、さらに、基材を中空断面とし、請求項1のように切り残し自在部を中空、又は請求項2のように略断面T字状とすることで、荷重が加わったときに、同一断面積で捉えた場合、圧縮座屈に対する抵抗力が長方形断面よりも高まって補強材をスリムにでき、木造住宅の躯体の補強にも簡便に用いることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図11と図12は、本発明のブレース材の使用状態の一例で、木造住宅の軸組構造の躯体の開口部の補強に用いた場合を示している。躯体開口部を構成する左右の柱12の内側面の略全長に、アルミニウム合金の押出形材からなる断面略T字形のベース材13が木ネジ14で取付けてあり、ベース材13の突出片15に差し込む形でレール状の取付部材16がボルト・ナット17で取付けてあり、左右の取付部材16の取付片18に、本発明に係るブレース材19を複数本斜めに架設してある。ブレース材19は、二本をX字状に交差させ、中心部にスペーサ20を挟んでボルト・ナット21で連結してあり、斜めになった各ブレース材19の両端部を、取付部材16の取付片18の室内側面ないし室外側面に当接し、ボルト・ナット22により取付片18に固定してある。
図1と図2は、本発明のブレース材の第一実施形態を示している。このブレース材は、アルミニウム合金を押出成形してなる基材1と、補強材2とを備え、基材1は、図2(a)に示すように、横断面が全体として略縦長の長方形となっており、内部に四角い中空部23a,23b,23cを上下方向に並べて三つ形成してあり、真ん中の中空部23bを囲む周囲の壁が切り残し自在部3を構成し、上下の中空部23a,23cを囲む三方の壁がそれぞれ切除自在部4となっている。切り残し自在部3の横幅は、切除自在部4の横幅よりも若干小さくなっている。基材1は、先端から約100mm程度内側に入ったところで、上下の切除自在部4を同じ長さ(例えば120mm)だけ切除し、その間は切り残し自在部3のみが残存する形となっている。切除自在部4の切除は、エンドミル、フライス等で削ったり、糸鋸で切断したりして行うことができる。図中の30は、基材1を取付片18に取付けるボルトの挿通孔である。
補強材2は、切除自在部4を切除した範囲において、図2(b)に示すように、前後方向から切り残し自在部3を挟むように基材1の外周部に取付ける二部材2a,2bで構成してあり、二部材により、基材の切り残し自在部3を挿通する中空部5と、中空部5の上側と下側に位置し、切除自在部の切除部分24を被覆する被覆部6とを構成している。補強材2の中空部5の内面と基材の切り残し自在部3の外面との間には、僅かな隙間dを設けてある。被覆部6は、内部に空洞31を設けて中空状に形成してある。被覆部6の両側の端面は、基材の切除部分24の端面8への当接自在部7となっており、当接自在部7間の寸法L1を切除部分の端面間寸法L2よりも小さくし、切除部分の端面8と当接自在部7との間に片側当り5〜10mm程度の隙間が空くようにしている。補強材2を構成する二部材2a,2bは、被覆部6に前後方向に挿通したボルト9と、ボルト9に螺合するナット25により結合してあり、ボルト9と基材1との間には基材の長手方向の変形を許容するための空間Sを設けてある。補強材2の外周面は、図1に示すように、四面とも基材1の外周面と同一面となっている。
本ブレース材は、以上のような構成となっているため、地震や強風などによってブレース材に引張荷重や圧縮荷重が作用すると、補強材2は引張荷重や圧縮荷重を負担せず、基材1の切り残し自在部3のみ残存した部分で切り残し自在部3が最初に引張・圧縮変形し、地震等のエネルギーを吸収して制震作用を発揮する。このとき補強材2は、切り残し自在部3を周囲から拘束して座屈を防止する。
図14(a)に示すように、全長に亘って同一断面の部材からなる通常のブレース材を躯体開口部26にX字状にクロスして設置した場合に、躯体に水平荷重Pが作用すると、荷重方向に向かって下向きに傾斜したブレース材50aには引張荷重が作用し、上向きに傾斜したブレース材50bには圧縮荷重が作用する。一般に棒材は、引張荷重よりも圧縮荷重に対して弱いため、この状態では引張荷重を負担するブレース材50aが破断するよりも先に、圧縮荷重を負担するブレース材50bが座屈する。その結果、図14(b)に示すように、引張荷重を負担するブレース材50aだけが残ることとなり、これらのブレース材は水平荷重Pに対して抵抗しないで、柱12の中間部に曲げ力Mを発生させ、躯体の構造耐力に悪影響を及ぼす。
これに対して、図13(a)に示すように、本発明のブレース材を躯体開口部26にX字状にクロスさせて設置した場合に、躯体に水平荷重Pが作用すると、圧縮荷重を負担するブレース材19bは、まず基材1の切り残し自在部3のみを残存させた部分で切り残し自在部3が圧縮変形し、引張荷重を負担するブレース材19aは、同じように基材1の切り残し自在部3のみ残存させた部分で切り残し自在部3が引張変形する。切り残し自在部3は補強材2により補強してあり、且つ補強材は圧縮荷重や引張荷重を負担せず、座屈を防止するため、切り残し自在部3の変形量が大きくなってくると、引張り荷重を負担するブレース材19aが、圧縮荷重を負担するブレース材19bが座屈するよりも先に切り残し自在部3で破断し、図13(b)に示すように、圧縮荷重を負担するブレース材19bのみが残ることになる。この状態であれば、残ったブレース材19bは水平荷重Pによる躯体の歪みに抵抗し、建物の倒壊を阻止できる。
図3と図4は、本発明のブレース材の第二実施形態を示している。基材1の形状は第一実施形態のものと同一であり、補強材2の形態が若干異なる。補強材2は、切除自在部4を切除した部分の基材の切り残し自在部3を前後方向から挟む二部材2a,2bで構成してあるが、補強材2の前後の壁27,28を、切除部分24の両側に約50mm程度延ばし、その間に切除していない切除自在部4を含む基材1を呑み込ませてある。このように形成すると、補強材2が基材1の切除した部分での座屈を防止する作用が向上する。補強材2が引張りや圧縮荷重を負担しないこと、補強材の被覆部6に切除部分の端面8への当接自在部7を備え、補強材2が切除部分から外れないようにしてあることは、第一実施形態のブレース材と同様である。
図5と図6は、本発明のブレース材の第三実施形態を示している。基材1及び補強材2の形状は第二実施形態のものとほとんど同じであり、二部材2a,2bからなる補強材2を一体に結合しているボルト9の配置が異なる。第二実施形態では、ボルト9を基材の切除部分24の内側に配置し、ボルト9が基材1を貫通しないようにしてあったが、この実施形態では、切除部分24の外側に外れた基材の切り残し自在部3に長手方向の長孔29を形成し、その長孔29にボルト9を挿通してあり、図6(c)に示すように、補強材2及び基材1を挟むようにボルト9とナット25で締め付けてある。長孔29の内側の空間が、基材1の長手方向の変形を許容するための空間Sとなっている。基材1に設けるボルト9挿通用の孔は、二本のボルト9のうちの一箇所だけを長孔29とし、他方は普通の丸孔としてある。
図7と図8は、本発明のブレース材の第四実施形態を示している。第一から第三実施形態と異なり、基材1は、図8(a)に示すように、横断面の略中心部の前後の壁が切除自在部4となっており、断面略T字状の切り残し自在部3が切除自在部4の上側と下側に一体に設けてある。ブレース材は、その一端側において、図7(b)に示すように、切除自在部4を四角い孔状に切除して上下の切り残し自在部3,3のみを残存させてあり、その切り残し自在部3,3を前後方向から挟むように、二部材2a,2bからなる補強材2を基材1に取付けてある。補強材2は、二部材2a,2bにより上下の切り残し自在部3,3を挿通する中空部5と、基材1の切除部分24を被覆する被覆部6を形成しており、被覆部6に前後方向に挿通したボルト9と、そのボルト9に螺合するナット25により二部材2a,2bを結合してある。被覆部6の両側の端面は、基材の切除部分の端面8への当接自在部7となっており、当接自在部7間の寸法L1を切除部分の端面間寸法L2よりも小さくしてある。基材の切り残し自在部3と補強材の中空部5との間には、僅かな隙間dを形成してある。被覆部6は、内部に空洞31を設けて中空状に形成してある。補強材2の外周面は、図7に示すように、四面とも基材1の外周面と同一面上に位置している。引張・圧縮荷重に対して本ブレース材がどのように作用するかは、第一実施形態のブレース材について述べたことと同様である。
図9と図10は、本発明のブレース材の第五実施形態を示している。基材1の形状は第四実施形態のものと同一であり、補強材2の形態が若干異なる。補強材2は、基材の切除部分24よりも両側に約50mm程ずつ長く形成してあり、この延長した部分に、図10(b)に示すように、切除していない切除自在部4を含む基材1の全体を呑み込ませてある。補強材の被覆部6には、基材の切除部分24内に挿入される挿入部32を有しており、挿入部32の両側の端面が切除部分の端面8への当接自在部7となっている。当接自在部7間の寸法L1を切除部分の端面間寸法L2よりも小さくしてある。このように形成すると、補強材2が基材1の切除した部分での座屈を防止する作用が向上する。
第五実施形態において、補強材を一体に結合するボルトは、切除部分の両側に外れた位置に配置し、ボルトが補強材及び基材を貫通する状態としてもよい。その場合、基材のボルトが貫通する孔は、基材の長手方向に長い長孔にしておく。
図15と図16は、本発明に係るブレース材の第六実施形態を示している。基材1の断面形状は、第一から第三実施形態のものに似ているが、切り残し自在部3が基材1の断面の中心に対して下方に偏心している。補強材2は、基材1を前後から挟む二部材2a,2bより、基材の切除部分24とその両側部分をすっぽり囲む筒状に形成され、ボルト9、ナット25により二部材2a,2bを結合して基材1に固定してある。基材1に設けられるボルト9の挿通孔は、一方側が長孔29となっているため、補強材2は基材1に作用する引張・圧縮荷重を負担せず、補強材2が基材の切除部分24をすっぽり覆う形となっているため、座屈を防止する効果が高い。なお補強材2には、これまでの実施形態のような、基材1の切除部分の端面8への当接自在部は有していない。また補強材2は、基材1の切り残し自在部3を挿通する挿通部5と、基材の切除部分24を被覆する被覆部6を一体的に有している。
本発明は、以上に述べた実施形態に限定されない。基材は、長手方向に切除自在部と切り残し自在部を有し、切除自在部を適宜切除できる形状であればよい。補強材は、切除自在部を切除した基材の外周部に固定して取り付けられ、基材の長手方向の変形を拘束せず、且つ基材がその部分で座屈するのを防止できるものであればよい。第一乃至第三実施形態において、基材は、切り残し自在部の前側と後側に切除自在部を設け、補強材は、上下方向から基材の切り残し自在部を挟むように取付ける二部材で構成してもよい。第四乃至第五実施形態において、基材は、切除自在部の前側と後側に切り残し自在部を設け、補強材は、上下方向から基材の切り残し自在部を挟むように取付ける二部材で構成してもよい。補強材を構成する二部材は、一方に雌ネジ孔を形成しておいてボルトのみで結合してもよい。また二部材は、リベットなどの他の固定具で結合してもよい。
本発明によるブレース材は、あらゆる構造物の補強にあらゆる態様で用いることができるが、特に木造住宅の軸組の開口部に用いるのに適しており、とりわけX字状に交差して設置した場合に効果的である。
(a)図は、本発明の第一実施形態に係るブレース材の一端側を示す平面図であり、(b)図は、同正面図である。 (a)図は、図1のA−A断面図であり、(b)図は、図1のB−B断面図である。 (a)図は、本発明の第二実施形態に係るブレース材の一端側を示す平面図であり、(b)図は、同正面図である。 (a)図は、図3のA−A断面図であり、(b)図は、図3のB−B断面図であり、(c)図は、図3のC−C断面図である。 (a)図は、本発明の第三実施形態に係るブレース材の一端側を示す平面図であり、(b)図は、同正面図である。 (a)図は、図5のA−A断面図であり、(b)図は、図5のB−B断面図であり、(c)図は、図5のC−C断面図である。 (a)図は、本発明の第四実施形態に係るブレース材の一端側を示す平面図であり、(b)図は、同正面図である。 (a)図は、図7のA−A断面図であり、(b)図は、図7のB−B断面図である。 (a)図は、本発明の第五実施形態に係るブレース材の一端側を示す平面図であり、(b)図は、同正面図である。 (a)図は、図9のA−A断面図であり、(b)図は、図9のB−B断面図であり、(c)図は、図9のC−C断面図である。 本発明のブレース材の使用状態の一例を示す正面図である。 本発明のブレース材の使用状態の一例を示す平面図である。 本発明のブレース材を躯体開口部にX字状にクロスして設置したときに、ブレース材が水平荷重に対してどのように作用するかを段階的に示す図である。 全長に亘り同一断面のブレース材を躯体開口部にX字状にクロスして設置したときに、ブレース材が水平荷重に対してどのように作用するかを段階的に示す図である。 (a)図は、本発明の第六実施形態に係るブレース材の一端側を示す平面図であり、(b)図は、同正面図である。 (a)図は、図15のA−A断面図であり、(b)図は、図15のB−B断面図であり、(c)図は、図15のC−C断面図である。
符号の説明
1 基材
2 補強材
2a,2b 二部材
3 切り残し自在部
4 切除自在部
5 中空部
6 被覆部
9 ボルト(固定具)
23a、23b、23c、23d 中空部
24 切除部分
S 空間

Claims (2)

  1. 基材と補強材と固定具とを備え、基材は、横断面が略縦長の長方形であり、内部に中空部を上下方向に3つ並べて形成してあり、真ん中の中空部を囲む周囲の壁を切り残し自在部とし、上下の中空部を囲む三方の壁をそれぞれ切除自在部としてあると共に、切除自在部と切り残し自在部とを長手方向に有し、長手方向の一部において切除自在部を切除して切り残し自在部のみを残存してあり、補強材は、切除自在部を切除した部分において基材の外周部に設けるものであって、基材の切り残し自在部を挿通する中空部と、基材の切除部分を被覆する被覆部とを有し、固定具は、補強材を基材に固定するものであり、基材と固定具、又は基材と補強材との間には、基材の長手方向の変形を許容するための空間が設けてあることを特徴とすることを特徴とするブレース材。
  2. 基材と補強材と固定具とを備え、基材は、横断面の略中心部に中空部を有し、その中空部を囲む壁のうちの前後の壁を切除自在部としてあり、断面略T字状の切り残し自在部が切除自在部の上側と下側に一体に設けてあり、切除自在部と切り残し自在部とを長手方向に有し、長手方向の一部において切除自在部を切除して切り残し自在部のみを残存してあり、補強材は、切除自在部を切除した部分において基材の外周部に設けるものであって、基材の切り残し自在部を挿通する中空部と、基材の切除部分を被覆する被覆部とを有し、固定具は、補強材を基材に固定するものであり、基材と固定具、又は基材と補強材との間には、基材の長手方向の変形を許容するための空間が設けてあることを特徴とするブレース材。
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