JP5897031B2 - 円錐形ディスク式巻掛け変速機に用いられるリンクプレートチェーン - Google Patents

円錐形ディスク式巻掛け変速機に用いられるリンクプレートチェーン Download PDF

Info

Publication number
JP5897031B2
JP5897031B2 JP2013543522A JP2013543522A JP5897031B2 JP 5897031 B2 JP5897031 B2 JP 5897031B2 JP 2013543522 A JP2013543522 A JP 2013543522A JP 2013543522 A JP2013543522 A JP 2013543522A JP 5897031 B2 JP5897031 B2 JP 5897031B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link plate
plate chain
rocker
rocker pin
pins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013543522A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013545950A (ja
Inventor
ゲッツ アンドレアス
ゲッツ アンドレアス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Schaeffler Technologies AG and Co KG
Original Assignee
Schaeffler Technologies AG and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Schaeffler Technologies AG and Co KG filed Critical Schaeffler Technologies AG and Co KG
Publication of JP2013545950A publication Critical patent/JP2013545950A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5897031B2 publication Critical patent/JP5897031B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
    • F16G5/18V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts in the form of links

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Description

本発明は、円錐形ディスク式巻掛け変速機に用いられるリンクプレートチェーンであって、該リンクプレートチェーンが、多列に配置された複数のリンクプレートを備えており、該リンクプレートを貫いて、共に対を成して配置されたロッカピンが突出しており、該ロッカピンの、リンクプレートを越えて突出した端部が、リンクプレートチェーンの運転中に円錐形ディスクの円錐面に接触点で接触する端面を有しているリンクプレートチェーンに関する。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第10329708号明細書に基づき、円錐形ディスク式巻掛け変速機のリンクプレートチェーンと円錐形ディスク対との間での力伝達時に生じる騒音を回避するための方法が公知である。この公知の方法では、リンクプレートチェーンが、巻掛け手段(リンクプレートチェーン)の長手方向に相並んで多列に配置された、貫通開口を備えた多数のリンクプレートと、リンクプレートチェーンの横方向に配置された揺動押圧片、つまり、ロッカピンとを有している。このロッカピンは、リンクプレートの開口を貫いて、リンクプレートを越えて突出している。また、ロッカピンの端面は、円錐形ディスク対の円錐面との摩擦係合のために露出している。公知の方法は、円錐形ディスク対のコンスタントな回転数および両円錐形ディスクの間のコンスタントな間隔に際して、円錐形ディスク対の円錐形ディスクの円錐面へのロッカピンの端面の衝突時に、円錐面への、互いに連続する端面の衝突の間の時間的な間隔および/または衝突の強さが異なっているように、リンクプレートチェーンが形成されていることを特徴としている。したがって、規則的なパルス列が、「離調」されたパルス列に変換される。この「離調」されたパルス列によって、より小さな音響的な励起および相応に改善された騒音快適性が達成される。互いに隣り合ったロッカピンの間の間隔とロッカピンの長さとはそれぞれ異なっていてよい。ドイツ連邦共和国特許出願公開第102004012400号明細書に基づき、円錐形ディスク式巻掛け変速機に用いられるリンクプレートチェーンが公知である。この公知のリンクプレートチェーンはロッカピンを備えている。このロッカピンの転動面は自由曲面として形成されていて、ロッカピンの長手延び方向に対して横方向における転動面の曲率半径および/またはロッカピンの長手方向における厚さが変化させられている。これによって、リンクプレートチェーンの音響的な特性と摩耗特性とを改善することができる。
本発明の課題は、円錐形ディスク式巻掛け変速機に用いられるリンクプレートチェーンの製造コストおよび/または運転騒音を一層減少させることである。
この課題を解決するために本発明に係るリンクプレートチェーンでは、ロッカピンの端部に設けられた端面は、各ロッカピン対が、該ロッカピン対のロッカピンの、互いに反対の外側の領域に配置された接触点を有しているように形成されている。
本発明に係るリンクプレートチェーンの有利な態様では、リンクプレートチェーンの運転中に円錐形ディスクの円錐面との接触によって一連のチェーンピッチから逸脱したパルス列が生じるように、ロッカピンの端部に設けられた端面に端面方位角および/または湾曲が形成されている。
本発明に係るリンクプレートチェーンの有利な態様では、ロッカピンの、互いに反対の側の端部に設けられた端面が、互いに異なる端面方位角を有している。
本発明に係るリンクプレートチェーンの有利な態様では、各ロッカピン対が、2つの接触点を有しており、両接触点は、リンクプレートチェーンの運転中に円錐形ディスクの円錐面との接触によって3種類のパルス列が生じるように配置されている。
本発明に係るリンクプレートチェーンの有利な態様では、ロッカピンに設けられた接触点は、1つのロッカピン対の第1のロッカピンがリンクプレートチェーンの運転中に円錐形ディスクの円錐面との接触によって当該ロッカピン対の第2のロッカピンに対して相対的に運動させられるように配置されている。
本発明に係るリンクプレートチェーンの有利な態様では、1つのロッカピン対の2つのロッカピンの端面の接触点が、以下のように配置されている、すなわち、右外、左内および右内、左外が、応力を受けるように配置されている。
本発明に係るリンクプレートチェーンの有利な態様では、1つのロッカピン対の2つのロッカピンの端面の接触点が、以下のように配置されている、すなわち、右外、左内および左内、右外が、応力を受けるように配置されている。
本発明に係るリンクプレートチェーンの有利な態様では、1つのロッカピン対の2つのロッカピンの端面の接触点が、以下のように配置されている、すなわち、左外、右内および右内、左外が、応力を受けるように配置されている。
本発明に係るリンクプレートチェーンの有利な態様では、2つの隣り合ったロッカピン対の端面の接触点が、交互に異なって配置されている。
本発明に係るリンクプレートチェーンの有利な態様では、2つの隣り合ったロッカピン対の端面の接触点が、無作為に異なって配置されている。
前述した課題は、円錐形ディスク式巻掛け変速機に用いられるリンクプレートチェーンであって、このリンクプレートチェーンが、多列に配置された複数のリンクプレートを備えており、これらのリンクプレートを貫いて、共に対を成して配置されたロッカピンが突出しており、このロッカピンの、リンクプレートを越えて突出した端部が、リンクプレートチェーンの運転中に円錐形ディスクの円錐面に接触点で接触する端面を有しているリンクプレートチェーンにおいて、ロッカピンの端部に設けられた端面は、各ロッカピン対が、このロッカピン対のロッカピンの、互いに反対の外側の領域に配置された接触点を有しているように形成されていることによって解決されている。本発明において、「外」という概念は、1つのロッカピン対の両ロッカピンの、対を成して相並んで配置された端部に関係している。ロッカピン端部の互いに接触し合う側は、内側の領域と呼ばれる。したがって、ロッカピン端部の互いに反対の側が、ロッカピンの外側の領域と呼ばれる。接触点の本発明における配置態様によって、リンクプレートチェーンの運転中に円錐形ディスクの円錐面と各ロッカピン対との接触によって多種のパルス列が発生させられることが達成される。
リンクプレートチェーンの有利な態様は、リンクプレートチェーンの運転中に円錐形ディスクの円錐面との接触によって一連のチェーンピッチから逸脱したパルス列が生じるように、ロッカピンの端部に設けられた端面に端面方位角および/または湾曲が形成されていることを特徴としている。このことは、第1のパルス列と第2のパルス列との最大値が、従来のリンクプレートチェーンの場合よりも小さくなるという利点を提供する。付加的には、これによって、パルス列がより高い周波数になる。こうして、一般的に付加的な音響的な利点が得られる。
上述した課題は、円錐形ディスク式巻掛け変速機に用いられるリンクプレートチェーンであって、このリンクプレートチェーンが、多列に配置された複数のリンクプレートを備えており、これらのリンクプレートを貫いて、共に対を成して配置されたロッカピンが突出しており、このロッカピンの、リンクプレートを越えて突出した端部が、リンクプレートチェーンの運転中に円錐形ディスクの円錐面に接触点で接触する端面を有しているリンクプレートチェーン、特に前述したリンクプレートにおいて、択一的または付加的には、ロッカピンの、互いに反対の側の端部に設けられた端面が、互いに異なる端面方位角を有していることによって解決されている。このことは、単に1種類のロッカピンを使用することができるという利点を提供する。互いに異なる端面方位角によって、チェーンピッチが、有利には4つのパルスに分割される。これによって、有利には3種類のパルス幅変調を描くことができる。
リンクプレートチェーンの別の有利な態様は、各ロッカピンが、2つの接触点を有しており、両接触点は、リンクプレートチェーンの運転中に円錐形ディスクの円錐面との接触によって3種類のパルス列が生じるように配置されていることを特徴としている。このことは、チェーン騒音の純音性に有利な影響を与える。
リンクプレートチェーンの別の有利な態様は、ロッカピンに設けられた接触点は、1つのロッカピン対の第1のロッカピンがリンクプレートチェーンの運転中に円錐形ディスクの円錐面との接触によって当該ロッカピン対の第2のロッカピンに対して相対的に運動させられるように配置されていることを特徴としている。円錐形ディスクの円錐面との転動接触において、ロッカピンの相対運動によって、更なる音響的な改善を招く付加的な減衰が達成される。
リンクプレートチェーンの別の有利な態様は、1つのロッカピン対の2つのロッカピンの端面の接触点が、以下のように配置されている、すなわち、右外、左内および右内、左外が、応力を受けるように配置されていることを特徴としている。「右」という呼称は、右側の円錐形ディスクに対する接触点を表している。相応して、「左」という呼称は、左側の円錐形ディスクに対する接触点を表している。「外」とは、接触点がロッカピンの外側の領域に配置されていることを意味している。「内」とは、接触点がロッカピンの内側の領域に配置されていることを意味している。
リンクプレートチェーンの別の有利な態様は、1つのロッカピン対の2つのロッカピンの端面の接触点が、以下のように配置されている、すなわち、右外、左内および左内、右外が、応力を受けるように配置されていることを特徴としている。
リンクプレートチェーンの別の有利な態様は、1つのロッカピン対の2つのロッカピンの端面の接触点が、以下のように配置されている、すなわち、左外、右内および右内、左外が、応力を受けるように配置されていることを特徴としている。
リンクプレートチェーンの別の有利な態様は、2つの隣り合ったロッカピン対の端面の接触点が、交互に異なって配置されていることを特徴としている。2つの隣り合ったロッカピン対の端面の接触点は、たとえば交互に入れ換えることができる。
リンクプレートチェーンの別の有利な態様は、2つの隣り合ったロッカピン対の端面の接触点が、無作為に異なって配置されていることを特徴としている。ロッカピンは、たとえばリンクプレートチェーンの組付け時に無作為に対を成してまとめることができる。
さらに、本発明は、前述したリンクプレートチェーンのロッカピンまたはロッカピン対に関する。
さらに、本発明は、特に前述したリンクプレートチェーンのこのようなロッカピンまたはロッカピン対を製造するための方法に関する。
本発明の更なる利点、特徴および詳細は、図面に相俟って種々異なる実施の形態を詳細に説明した以下の説明から明らかである。
3つのリンクプレートと2つのロッカピン対とを備えた第1の実施の形態に係るリンクプレートチェーンの一部の平面図である。 3つのリンクプレートと2つのロッカピン対とを備えた第2の実施の形態に係るリンクプレートチェーンの一部の平面図である。 3つのリンクプレートと2つのロッカピン対とを備えた第3の実施の形態に係るリンクプレートチェーンの一部の平面図である。 3つのリンクプレートと2つのロッカピン対とを備えた第4の実施の形態に係るリンクプレートチェーンの一部の平面図である。 3つのリンクプレートと2つのロッカピン対とを備えた第5の実施の形態に係るリンクプレートチェーンの一部の平面図である。
図1〜図5には、3つのリンクプレート4,5,6を備えた種々異なる実施の形態に係るリンクプレートチェーン1が、4つの揺動押圧片、つまり、ロッカピン2,3;7,8の平面図で示してある。ロッカピン2,3は第1のロッカピン対にまとめられている。ロッカピン7,8は第2のロッカピン対にまとめられている。リンクプレートチェーン1の基本ピッチ9は双方向矢印によって図示してある。複数のリンクプレートと複数のロッカピンとを備えたリンクプレートチェーンの一般的な構造および機能は、たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第10329708号明細書およびドイツ連邦共和国特許出願公開第102004012400号明細書に開示されている。
リンクプレートチェーン1の運転中、クロスピンまたは単にピンとも呼ばれるロッカピン2,3;7,8が円錐形ディスクセットの円錐面に衝突すると、音響的に感知されるパルスが生じる。このパルスに関連した騒音の純音性を減衰するためには、たとえばチェーンピッチに相当する2つのピン対の間の間隔を変更することができる。その結果、ピン対の順序に第1の近似で相当するパルス列が生じる。1つのチェーンの内部への2種類以上のチェーンピッチの実現には、2種類以上のバリエーションのチェーンリンクプレートが必要となる。その後、これらのチェーンリンクプレートが組み立てられて、1つのコンパクトなチェーンパターンが形成されなければならない。増加させられた多種多様な部材は組付けを困難にする。
本発明の主要な形態によれば、ロッカピン2,3;7,8の間で接触点が変更されて、リンクプレートチェーン1の運転中、ピン対ごとに多種の衝突パルスが生じるようになっている。さらに、本発明の別の形態によれば、リンクプレートチェーン1における衝突パルスが変更される。このことは、特にただ1種類のタイプのまたは1種類のバリエーションのリンクプレートを備えたリンクプレートチェーンを使用することができるという利点を提供する。
図1には、灰色の楕円10によって、ピン2,3;7,8に設けられた接触点が示してある。この接触点10でピン2,3;7,8は円錐形ディスクに接触させられる。平面図には、ピン2,3;7,8の端面が認められる。このピン2,3;7,8の端面は、本発明の1つの形態によれば、ピン対が円錐形ディスクへの衝突時に常時、ピン2,3;7,8の転動接触と反対の側において外で応力を受けるように加工されている。
ピン2,3;7,8の加工時には、このピン2,3;7,8の端面方位角と曲率半径、つまり、湾曲とが変更される。この場合、両ピン2,3の接触箇所の間の第1のパルス列11はもはやチェーンピッチ9に相当していない。第2のパルス列12は両ピン3,7の接触点の間に生じる。パルス列11,12の最大値は、従来のチェーンの場合よりも短くなっている。
図2には、白色の楕円16によって、右側の円錐形ディスクに対する接触点が示してある。左側の円錐形ディスクに対する接触点は灰色の楕円17によって示してある。本発明の別の態様によれば、ピン2,3;7,8の左側の端面、すなわち、左側の円錐形ディスクに向けられた端面が、右側と異なる方位角を獲得している。このことは、図1に示した形態同様、ただ1種類のタイプのロッカピンを使用することができるかもしくは使用しなければならないという利点を有している。図2に示した接触点の配置形態によって、チェーンピッチが4つのパルスに分割される。このことは、パルス幅変調とも呼ばれる3種類のパルス列21,22,23を招く。これによって、リンクプレートチェーン1の運転中の騒音の純音性を一層改善することができる。
図2に示したリンクプレートチェーン1の運転中には、同一のピン2,3;7,8が両円錐形ディスクに同時には到達しない。これによって、まさに到達しようとしているピン2,7の、このピン2,7に隣接したピン3,8に対して相対的な僅かな側方運動、逆に、まさに到達しようとしているピン3,8の、このピン3,8に隣接したピン2,7に対して相対的な僅かな側方運動が生じる。1つのピン対にまとめられたピン2,3;7,8は互いに転動接触する。転動接触中には、ピン2,3;7,8の互いに相対的な側方運動によって、音響的な更なる改善に繋がる付加的な減衰が生じる。
図3〜図5には、2つのバリエーション、2種類または2つのタイプのロッカピンが形成される場合に、リンクプレートチェーン1をランダム化するための更なる自由度が得られることが示してある。図3〜図5には、前述した実施の形態のように、白色の楕円16によって、右側の円錐形ディスクに対する接触点が示してある。左側の円錐形ディスクに対する接触点は灰色の楕円17によって示してある。
1つのピン対の両ピンの、互いに向かい合った側の領域における接触点は、内側の接触点とも呼ばれる。したがって、1つのピン対の両ピンの、互いの反対の側における接触点は、外側の接触点と呼ばれる。接触点の順序の以下の説明には、簡素化のために、左、右、内、外という概念を使用する。「左」とは、左側の円錐形ディスクに対する接触点を意味している。「右」とは、右側の円錐形ディスクに対する接触点を意味している。「内」とは、内側の接触点を意味している。「外」とは、外側の接触点を意味している。
図3では、左から右に向かって、以下の順序の接触点、つまり、右外、左内、左内、右外が明らかである。図3では、両ピン対2,3;7,8が同じ順序の接触点を有している。この順序の接触点に基づき生じるパルス列は、双方向矢印31,32,33によって示してある。
図4には、第1のピン対2,3に対して、以下の順序の接触点、つまり、右外、左内、左内、右外が示してある。第2のピン対7,8は、以下の順序の接触点、つまり、左外、右内、右内、左外を有している。この順序は、ピン対の個々のピンが180゜だけ回動させられて組み込まれることによって簡単に達成することができる。この接触点列に基づき生じるパルス列41,42,43は、図4に双方向矢印によって示してある。このパルス列41,42,43は、量の点からは、パルス列31,32,33またはパルス列21,22,23と異なっていない。しかし、右側と左側との間で配分が異なっている。右側の円錐形ディスクと左側の円錐形ディスクとの伝達特性が互いに異なっている場合、それにもかかわらず、音響的な特性が変化させられる。
図5には、別の実施の形態が示してある。この実施の形態は、以下の順序の接触点、つまり、ピン対2,3に対しては、右外、左内、右内、左外ならびにピン対7,8に対しては、左外、右内、右内、左外を備えている。これに基づき生じるパルス列51,52,53は、双方向矢印によって示してある。両タイプのロッカピンは、180゜だけ回動させて組み込むことができるだけでなく、無作為原理に従って組み付けることもできる。これに基づき、衝突パルスの自然なランダム化が達成される。
1 リンクプレートチェーン
2 ロッカピン
3 ロッカピン
4 リンクプレート
5 リンクプレート
6 リンクプレート
7 ロッカピン
8 ロッカピン
9 基本ピッチ
10 灰色の楕円
11 第1のパルス列
12 第2のパルス列
16 白色の楕円
17 灰色の楕円
21 第1のパルス列
22 第2のパルス列
23 第3のパルス列
31 第1のパルス列
32 第2のパルス列
33 第3のパルス列
41 第1のパルス列
42 第2のパルス列
43 第3のパルス列
51 第1のパルス列
52 第2のパルス列
53 第3のパルス列

Claims (8)

  1. 円錐形ディスク式巻掛け変速機に用いられるリンクプレートチェーンであって、該リンクプレートチェーンが、多列に配置された複数のリンクプレート(4,5,6)を備えており、該リンクプレート(4,5,6)を貫いて、共に対を成して配置されたロッカピン(2,3;7,8)が突出しており、該ロッカピン(2,3;7,8)の、リンクプレート(4,5,6)を越えて突出した端部が、リンクプレートチェーン(1)の運転中に円錐形ディスクの円錐面に接触点で接触する端面を有しているリンクプレートチェーンにおいて、
    ロッカピン(2,3;7,8)の端部に設けられた端面は、各ロッカピン対が、該ロッカピン対のロッカピンの、互いに反対の外側の領域に配置された接触点(10)を有しているように形成されており、
    ロッカピン(2,3;7,8)の、互いに反対の側の端部に設けられた端面が、互いに異なる端面方位角を有しており、
    各ロッカピンが、2つの接触点(16,17)を有しており、両接触点(16,17)は、リンクプレートチェーン(1)の運転中に円錐形ディスクの円錐面との接触によって3種類のパルス列(21,22,23;31,32,33;41,42,43;51,52,53)が生じるように配置されていることを特徴とする、円錐形ディスク式巻掛け変速機に用いられるリンクプレートチェーン。
  2. リンクプレートチェーン(1)の運転中に円錐形ディスクの円錐面との接触によって一連のチェーンピッチから逸脱したパルス列(11,12)が生じるように、ロッカピンの端部に設けられた端面に端面方位角および/または湾曲が形成されている、請求項1記載のリンクプレートチェーン。
  3. ロッカピン(2,3;7,8)に設けられた接触点(16,17)は、1つのロッカピン対の第1のロッカピン(2,7)がリンクプレートチェーン(1)の運転中に円錐形ディスクの円錐面との接触によって当該ロッカピン対の第2のロッカピン(3,8)に対して相対的に運動させられるように配置されている、請求項1又は2記載のリンクプレートチェーン。
  4. 1つのロッカピン対の2つのロッカピン(2,3;7,8)の端面の接触点(16,17)が、以下のように配置されている、すなわち、右外、左内および右内、左外が、応力を受けるように配置されている、請求項からまでのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
  5. 1つのロッカピン対の2つのロッカピン(2,3;7,8)の端面の接触点(16,17)が、以下のように配置されている、すなわち、右外、左内および左内、右外が、応力を受けるように配置されている、請求項からまでのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
  6. 1つのロッカピン対の2つのロッカピン(2,3;7,8)の端面の接触点(16,17)が、以下のように配置されている、すなわち、左外、右内および右内、左外が、応力を受けるように配置されている、請求項からまでのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
  7. 2つの隣り合ったロッカピン対(2,3;7,8)の端面の接触点(16,17)が、交互に異なって配置されている、請求項からまでのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
  8. 2つの隣り合ったロッカピン対(2,3;7,8)の端面の接触点(16,17)が、無作為に異なって配置されている、請求項からまでのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
JP2013543522A 2010-12-15 2011-11-16 円錐形ディスク式巻掛け変速機に用いられるリンクプレートチェーン Active JP5897031B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102010054544.9 2010-12-15
DE102010054544 2010-12-15
PCT/DE2011/001992 WO2012079556A1 (de) 2010-12-15 2011-11-16 Laschenkette für ein kegelscheibenumschlingungsgetriebe

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013545950A JP2013545950A (ja) 2013-12-26
JP5897031B2 true JP5897031B2 (ja) 2016-03-30

Family

ID=45554398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013543522A Active JP5897031B2 (ja) 2010-12-15 2011-11-16 円錐形ディスク式巻掛け変速機に用いられるリンクプレートチェーン

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5897031B2 (ja)
CN (1) CN103228949B (ja)
DE (2) DE112011104412A5 (ja)
WO (1) WO2012079556A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019114950B4 (de) * 2019-06-04 2021-04-29 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Stanzteil zur Weiterverarbeitung zu einer Lasche für eine Laschenkette
DE102019130424A1 (de) * 2019-11-22 2021-05-27 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Wiegedruckstück für ein Wiegedruckstückpaar einer Laschenkette

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2848166C2 (de) * 1978-11-07 1981-01-15 P.I.V. Antrieb Werner Reimers Kg, 6380 Bad Homburg Laschenkette für stufenlos verstellbare Kegel-Reibscheibenumschlingungsgetriebe
US5328412A (en) * 1992-10-21 1994-07-12 Borg-Warner Automotive, Inc. Apparatus and method for generating a variable pulley sheave profile
DE19855582A1 (de) * 1997-12-05 1999-06-10 Luk Getriebe Systeme Gmbh Laschenkette
ATE435384T1 (de) 2002-07-04 2009-07-15 Luk Lamellen & Kupplungsbau Laschenkette
DE102004012400B4 (de) 2003-03-21 2016-01-07 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Laschenkette für ein Kegelscheibenumschlingungsgetriebe sowie Wiegedruckstück
JP2009520161A (ja) * 2005-12-17 2009-05-21 ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト チェーン
US20070179003A1 (en) * 2005-12-17 2007-08-02 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Chain
CN101331343A (zh) * 2005-12-17 2008-12-24 卢克摩擦片和离合器两合公司
JP4910978B2 (ja) * 2007-10-19 2012-04-04 株式会社ジェイテクト 動力伝達チェーンおよび動力伝達装置
JP5125648B2 (ja) * 2008-03-19 2013-01-23 株式会社ジェイテクト 動力伝達チェーンおよび動力伝達装置
JP2010019337A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Jtekt Corp 動力伝達チェーンおよび動力伝達装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013545950A (ja) 2013-12-26
CN103228949B (zh) 2016-03-30
DE102011086432A1 (de) 2012-06-21
WO2012079556A1 (de) 2012-06-21
DE112011104412A5 (de) 2013-10-02
CN103228949A (zh) 2013-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4302058B2 (ja) リンクプレートチェーン
JP5897031B2 (ja) 円錐形ディスク式巻掛け変速機に用いられるリンクプレートチェーン
JPS59226731A (ja) 動力伝達チエ−ンベルト
JP2004286214A (ja) 円錐ディスク巻掛け伝動装置のためのリンクチェーンおよび揺動押圧片
JP2007092850A (ja) サイレントチェーン
JP4845234B2 (ja) ランダムチェーンシステム
JP5542446B2 (ja) リンクプレートチェーン
US20070179003A1 (en) Chain
JP2018525582A (ja) 3列反復型リンクプレート編成におけるリンクプレートチェーン
JP2023054210A5 (ja)
JP2017521992A (ja) 電動機用の回転子
JP2018527530A (ja) リンクプレートチェーン
JP5639135B2 (ja) チェーン式無段変速機
JPS589300B2 (ja) 無断調整可能な円錐・摩擦円板式巻掛け伝動装置用のリンクチエ−ン
JP2005513368A (ja) 特に伝動装置の2つの円錐形プーリ対の間の力伝達のための巻き掛け手段を備えた伝動装置
US6272835B1 (en) Silent chain
JP2017507299A (ja) リンクプレートチェーン
US8888634B2 (en) Toothed plate-link chain
KR101340222B1 (ko) 톱니 부착 벨트용 풀리
WO2007043618A1 (ja) 動力伝達チェーンおよび動力伝達装置
JP2008185199A (ja) 動力伝達チェーンおよびこれを備える動力伝達装置
JP5976257B1 (ja) 改善されたnvh挙動を有する細いレーシングを可能にする互い違いの内側リンク位置を有するチェーン
JP2020029881A5 (ja)
JP6444312B2 (ja) 複数の異なるタイプの横エレメントを有した、無段変速機用の駆動ベルト及び該駆動ベルトを備えた無段変速機
JP4095252B2 (ja) ディスクブレ−キ用摩擦パッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141113

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20150705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5897031

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250