JP2017521992A - 電動機用の回転子 - Google Patents

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Abstract

本発明は、シャフト(10)及びシャフト(10)において受けられるいくつかの薄板(11)を備える、電動機用の回転子に関する。前記薄板(11)は、内部通路(12)を備え、内部通路(12)を通して、シャフト(10)は、薄板(11)が内部通路(12)にわたってシャフト(10)において中心合わせされるように案内される。本発明によれば、薄板(11)は、内部通路(12)において実施されるばね舌(13)であって、少なくとも1つの幾何学的形状(14)によって周方向(U)にシャフト(10)とは反対の張力で張力が加えられるばね舌(13)を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、シャフトを有し、かつシャフトにおいて受けられる複数のディスクを有する、電動機用の回転子であって、ディスクが内部通路を有し、該内部通路を通してシャフトが案内され、その結果、ディスクが内部通路によってシャフトにおいて中心合わせされる回転子に関する。さらに、本発明は、このタイプの回転子を有する電動機に関する。
独国実用新案第8428517号明細書は、以下の本文ではディスクと呼ばれる互いに重ね合わされる金属シートから電動機用のこのタイプの回転子を作製するための、パンチバンドリング(punch bundling)として知られているものに係る方法を開示している。回転子は、束の配置でシャフトに適用され、これに耐トルク態様で連結されるシート金属ディスクを有する。この目的のために、ディスクは、内部通路を有し、内部通路を通して、回転子のシャフトは案内され、その結果、ディスクは、シャフトにおいて中心合わせされる。内部通路は、互いに離れた周方向部分にある複数の領域であって、これらによって内部通路が画成される複数の領域及びばね舌として構成される領域を有する。シャフトが、ディスクの内部通路に押し入れられるとき、舌は、軸方向に曲がり、ディスクをシャフトに固定し得る。しかしながら、この場合、大きなトルクを、ディスクとシャフトとの間で伝達することができず、どちらかと言うと、弾性ばね舌は、公差を補償する役割を果たし、シャフトは、金属損傷(metallic jamming)(すなわち「フレッティング」)のリスクなしにディスクに押し込まれ得る。
独国特許出願公開第102008004876号明細書は、シャフト及びシャフトに適用される複数のディスクを有する回転子のさらなる実施形態を教示しており、シャフトにディスクを押し被せる可能性が、ディスクの内部通路に突出する、ディスクのばね突出部が軸方向に弾性的に変形してシャフトの表面にノッチを作る例示的な一実施形態によって示されている。この方法において、少なくとも非常に小さな能動的ロック連結が、ディスクの弾性突出部とシャフトとの間で周方向に行われるが、大きなトルクを伝達することが可能ではない。
さらに、シャフトへのディスクの締結が円筒の締まりばめによって実行され得る可能性が言及されているが、狭い公差による締まりばめは、大きな機械加工の複雑度を必要とし、その結果、高い製造コストが発生する。
さらに、独国特許出願公開第102008004876号明細書は、シャフトが、凹部を有し、凹部内に、ディスク束のディスクのばね突出部が部分的に係合され、その結果、能動的ロック連結が、ディスクとシャフトとの間に周方向に形成されることを推奨している。これは、能動的ロック連結の安価な実施形態を可能にするためのものだが、弾性保持が、軸方向にしか行われないため、特に交互のトルクの、遊びのない伝達がこの方法では同様に行われ得ない。
独国実用新案第8428517号明細書 独国特許出願公開第102008004876号明細書
電動機用の回転子を形成するために、シャフトとシャフトに適用されるディスクとの連結を開発することが、本発明の目的であり、ディスクとシャフトとの、トルクを伝達する特に剛性の連結が達成されるべきである。この点に関して、この方法で形成される回転子の製造コストを低くしておくために、特に、狭い公差が回避されるべきである。
前記目的は、特徴(characterizing feature)に関連して、請求項1の前文に係る、電動機用の回転子から前進することにより達成される。本発明の好適な開発は、従属請求項に明記されている。
本発明は、ディスクが、内部通路に構成されるばね舌であって、シャフトに構成される少なくとも1つの対応する幾何学的形状に対して周方向において保持力で保持されるばね舌を有するという技術的教示を含む。
周方向におけるばね舌の、本発明に係る保持は、非能動的連結が、この方法で形成される能動的ロック連結において重ね合わされ、その結果、能動的ロック連結が、シャフトとディスクとの間で非常に大きなトルクを伝達する役割を果たし、対応する幾何学的形状におけるばね舌の保持が、遊びのない態様でのシャフトにおけるディスクの保持を可能にするという利点を達成する。シャフトとディスクとの連結は、周方向において交互する荷重の場合であっても、例えば、変化する方向を有するトルクが伝達される場合又はねじり振動が発生する場合であっても解除されない。必ずしもすべてではない複数のディスクが、好ましくはばね舌を有するという事実のおかげで、大きなトルクが、多数のばね舌によって伝達され得る。具体的には、周方向に作用する態様でのシャフトにおけるディスクの非常に固定された保持がもたらされる。
ディスクは、共通のパンチバンドル配置(common punch bundled arrangement)又は複数のパンチバンドル単位(punch bundled unit)において個々にシャフトに適用されてもよく、複数のディスク、特に好ましくは、すべてのディスクが、好ましくは、ばね舌においてその内部通路に突出するように構成される。
ばね舌は、特に好適には、ディスクにおいて対に構成されてもよく、対応する幾何学的形状に対する保持力の増大中は互いに対して又は互いに離れて湾曲してもよい。この結果、保持力は、ディスクがシャフトに押し被せられるときにばね舌に加えられる。この点に関して、ディスクは、対応する幾何学的形状に接触し、これに応じて湾曲し、ばね舌の湾曲が、好ましくは、弾性的に又は少なくとも大部分は弾性的に、場合によっては塑性変形して発生する。
第1の好ましい設計変形例によれば、対応する幾何学的形状は、シャフトの外周面の溝によって形成されてもよい。この点に関して、周方向位置において、ばね舌は、内部通路に突出してもよく、正確に、ばね舌の位置が、シャフトの溝に一致するように選択されてもよい。例えば、特に対に配置される4つのばね舌が、周囲に分散されて、周囲の互いに離れた位置に構成されてもよく、内部通路に突出してもよく、シャフトは、外周に4つの溝を有してもよい。ディスクが、シャフトに押し被せられるとき、ばね舌の周方向位置は、溝の周方向位置に一致しなければならず、その結果、ばね舌は、溝に対して保持されてもよい。
具体的には、ディスクが、シャフトに被せて配置されるとき、ばね舌は、溝に係合されてもよく、対で溝の側面に対して保持されてもよい。ディスクが、溝に着座する場合、ディスクは、内部通路の直径によってシャフトにおいて中心合わせされてもよい。ばね舌が、このとき溝又はシャフトの溝に突出する場合、ばね舌は、溝の対向する側面に対して保持されてもよい。対のばね舌の構成の結果として、2つのばね舌は、互いに対向してもよく、溝への係合中、ばね舌は、例えば、ばね舌が例えば弾性変形して互いに向かって移動するように湾曲してもよい。したがって、ばね舌は、シャフトの溝において広がり、複数の対のばね舌が、周囲に分散する態様でそれぞれに関連する溝に係合されてもよい。
さらなる好適な設計変形例によれば、対応する幾何学的形状は、シャフトの外周面に着座するねじ回しの外形(driver profile)によって形成されてもよい。例えば、ねじ回しの外形は、フェザーキーのタイプとして構成されてもよく、その結果、ねじ回しの外形は、シャフトの外周面を越えて半径方向に延在する。周方向位置において、ばね舌は、内部通路の輪郭において引っ込められるように構成されてもよく、ディスクが、シャフトに押し被せられるとき、シャフトの少なくとも1つのねじ回しの外形は、引っ込められたばね舌の領域に係合されてもよい。
ディスクが、シャフトに被せて配置されるとき、これにより、ねじ回しの外形は、2つのばね舌間に着座してもよく、その結果、ばね舌は、対でねじ回しの外形の側面に対して保持されてもよい。具体的には、対に配置されるばね舌は、互いに離れて湾曲し、その結果、結果として広がって開く。
対応する幾何学的形状に対するばね舌の保持力の増大中、ディスクのばね舌は、弾性的に又は少なくとも大部分は弾性的に周方向に跳ね返り得る。しかしながら、ばね舌が、ディスクがシャフトに押し被せられるときに弾性領域を通過し、さらに塑性変形領域を有するように対応する幾何学的形状の寸法を決定することがさらに実現されてもよい。
ディスクのばね舌の好ましい一改良例によれば、前記ばね舌は、ブラケット状又は歯状又は突起状態様に構成されてもよい。例えば、ばね舌は、その先端に向かって次第に細くてもよいし、及び/又はその先端に向かってより小さな厚さを有してもよい。
対のばね舌の配置は、第1のばね舌が第1の周方向に跳ね返り、第1のばね舌に割り当てられるさらなるばね舌が反対の周方向に跳ね返るという事実によって決定される。この点に関して、対に配置されるばね舌は、必ずしも、内部通路の内周において互いに隣接して配置される必要はなく、さらには、対のばね舌は重なってもよい。
具体的には、切欠きが、ばね舌が隣り合うばねの対を形成する場合、ディスクに対に配置されるばね舌間に構成されてもよく、その結果、ばね舌の拡大された弾性変形領域が、切欠きによって形成されてもよい。切欠きが、ディスクに対に配置されるばね舌の後側にさらに構成されてもよく、その結果、ばね舌が、切欠きの結果としてより深く位置する根元によってより長い弾性領域を有することはさらなる利点である。結果として、ディスクの内部通路の輪郭におけるばね舌のばね弾性が増加する。
ディスクは、シャフトに押し被せられるとき、まずシャフトの一方の端部を通ってシャフトに被せられなければならない。この目的のために、第1の設計変形例に従ってシャフトの対応する幾何学的形状を形成し得る溝は、端部側に、溝よりも周方向に幅の広い構成の挿入部を有してもよく、挿入部は、溝に移行するまで次第に狭くなっていてもよい。結果として、ディスクをシャフトに押し被せることが容易になり、ばね舌を、挿入部内に摺動させることができ、前記挿入部にわたって連続的に変形させることができるようになる。具体的には、ばね舌は、対で挿入部にわたって互いに向かって又は互いに離れて湾曲してもよい。
対応する幾何学的形状が、ねじ回しの外形として構成される場合、これは、同様に、同等の態様の、同等の機能を有する端部側挿入部を有してもよく、その挿入部は、ねじ回しの外形自体よりも周方向に幅の狭い構成を有してもよく、前記挿入部は、ねじ回しの外形に幅が広くなる態様で同化してもよい。
溝の端部又はねじ回しの外形の端部の挿入部は、周方向におけるばね舌の変形に工具が不要であるという利点をもたらす。ばね舌は、第一に、溝に通し得る又はねじ回しの外形に被せ得るようにするために工具を用いて挿入部に通して互いに離して圧縮又は押圧する必要がない。
さらに、本発明は、シャフト及び該シャフトにおいて受けられる複数のディスクを有する回転子であって、ディスクが内部通路を有し、該内部通路を通してシャフトが案内され、その結果、ディスクが内部通路によってシャフトにおいて中心合わせされる回転子を有する電動機に関する。本発明によれば、ディスクは、内部通路に構成されるばね舌であって、シャフトに構成される少なくとも1つの対応する幾何学的形状に対して周方向において保持力で保持されるばね舌を有する。
本発明を改善するさらなる手段は、図を使用する、本発明の好ましい例示的な一実施形態の説明を伴う以下の本文においてより詳細に示される。
本発明に従って構成され、かつディスクの内部通路に突出するばね舌を有するディスクの図を示している。 シャフトであって、溝の形態に構成される対応する幾何学的形状を有し、その結果、図1に示されているディスクが溝を有するように構成されるシャフトに押し被せられ得るシャフトを示している。 図2に係るシャフトに被さる配置にある、図1に係るディスクの図を示している。 非湾曲状態及び湾曲状態でディスクの内部通路に対に配置されるばね舌の詳細図を示している。 切欠きを有するディスクの内部通路に対に配置されるばね舌のさらなる設計変形例を示している。 端部領域に挿入部を有する溝を有するシャフトの図を示している。 蟻継ぎガイドの態様の溝のさらなる改良例を示している。 ねじ回しの外形の態様に構成される対応する幾何学的形状を有するシャフトのさらなる設計変形例を示している。 ディスクの内部通路において引っ込められるように構成されるばね舌を有するディスクを示している。 ばね舌が交互に第1の周方向及び第2の周方向に構成されるディスク及びシャフトのさらなる設計変形例を詳細図で示している。 図10に係るシャフトに被さる配置にある、図10に係るディスクの設計変形例を示している。
図1は、内部通路12を有するように構成されるディスク11の側面図を示している。ディスク11は、薄い金属シートから構成されてもよく、複数のディスク11が、電動機用の回転子を形成するためにシャフト10に被せて設けられてもよい。
複数のばね舌13は、内部通路12の内側輪郭に構成される。ばね舌13は、内部通路12に突出し、したがって、内側輪郭を越えて突き出る。ばね舌13は、内部通路12の内側輪郭の互いに離れた周方向位置に対に構成され、例は、いずれの場合も2つのばね舌13が存在する4つの周方向位置を示している。
図2は、シャフト10を示しており、シャフト10は、そのシャフト軸線の方向から示されている。溝15として構成された4つの対応する幾何学的形状14が、シャフトに作られている。溝15は、略矩形断面を有し、シャフト10の軸線と軸方向に平行な態様で延びている。したがって、図1に係るディスク11は、シャフト軸線の方向からシャフト10に押し被せられ得るものであり、この結果、図3に係る、シャフト10に被さるディスク11の配置が形成され得る。
図3に示されているように、ディスク11が、シャフト10に押し被せられるとき、ディスク11は、シャフト10の外周に被さるその内部通路12によって中心合わせされる。同時に、ばね舌13は、ばね舌13が弾性跳ね返り状態で互いに向かって湾曲する仕方で溝15に係合されてもよい。結果として、ばね舌は、溝15の内部側面に当接し、これにおいて保持される。ばね舌13の対の配置におけるそれらの跳ね返りは、ばね舌13及びしたがってディスク11が、周方向Uにおいてシャフト10において保持され、これにより、非能動的連結によって周方向に重ね合わされる能動的ロック連結を形成するように発生する。結果として、ディスク11は、その内部通路12によって中心合わせされる態様でシャフト10に適用され、逆の遊びのない、ディスク11とシャフト10との間の交互方向のトルクの伝達が同時に可能になり得る。
図4は、ディスク11の内部通路12の内側輪郭にあるばね舌13を示している。ここでは、荷重が加わった状態のばね舌13が、実線で描かれた輪郭によって示され、したがって、互いに向かって湾曲しており、点線を使用して示されている輪郭において、ディスク11がシャフト10に押し被せられていないときに生じる、荷重が加わっていない配置のばね舌13が示されている。図3によれば、ばね舌13が、溝15に配置され、溝15の側面に当接するときに、対のばね舌13が互いに向かって湾曲することが、図から明らかになる。
図5は、切欠き17が対に配置されたばね舌13間に配置されている修正形態のばね舌13の構成を示している。切欠き18は、ディスク11に対に配置されたばね舌13の後側に配置される。ディスク11のばね舌13のばね弾性配置は、切欠き17及び18によって改善され、その結果、前記ばね舌13は、拡大されたばね弾性領域を有する。ばね舌13のばね弾性可動性は、周方向Uとの関連で両矢印によって示されている。
図6は、対応する幾何学的形状14を形成する溝15を有する、電動機用の回転子のシャフト10を示している。一方の端部側に、溝15は、挿入部19を有し、ディスク11は、挿入部19を通ってシャフト10に押し被せられ得る。なお、ディスク11の押し被せ方向は、矢印によって示されている。ディスク11が押し被せられるとき、ばね舌13は、挿入部19を通って溝15内に通され得る。この目的のために、挿入部19は、溝15の方向に次第に狭くなる幅を有する。挿入部19を通過するとき、ばね舌13は互いに向けて移動され、その結果、ばね舌13は、図4の点線を使用して示されているばね舌13の位置によって示されているような位置に、実線を使用して示されているばね舌13の輪郭に変化する態様で変化する。
図7は、シャフト10の外周面の対応する幾何学的形状15の構成を示しており、対応する幾何学的形状15は、蟻継ぎ輪郭を有するわずかに修正された溝15として示されている。蟻継ぎ輪郭の結果として、改善された能動的ロック連結が、前記ばね舌13が溝15に着座するときにばね舌13と溝15との間に達成され得る。
図8は、ねじ回しの外形16として構成された対応する幾何学的形状14を有するシャフト10のさらなる設計変形例を示している。対に配置され、かつ引っ込められた態様で内部通路12の方向に向けられるばね舌13を有するように構成された、図9に係るディスク11が、図8の設計変形例に係るシャフト10に押し被せられるとき、ばね舌13は、図9の2つの矢印によって示されているように互いに向かって湾曲する。ディスク11が、その内部通路12によって中心合わせされる態様でシャフト10に被さって着座する場合、ばね舌13は、突き出たねじ回しの外形16を囲み、ばね舌13は、ばね弾性予応力下でねじ回しの外形16の側面を押圧する。結果として、ディスク11は、周方向Uにおいてシャフト10において保持される。
また、図6に係る第1の例示的な実施形態に関連して説明した挿入部19は、図8に示されているような対応する幾何学的形状14の変形例として設けられてもよく、ねじ回しの外形16が、同様に、より詳細には示されない態様の端部側挿入部を有してもよい。
最後に、図10は、シャフト10に被せてディスク11を配置するためのさらなる設計変形例をさらに示しており、ばね舌13は、突起状態様に構成され、ディスク11の内部通路12に突出する隣り合うばね舌13は、交互に反対方向を向いている。突起状態様に構成されたばね舌13に適合された対応する幾何学的形状14を有するシャフト10が示されており、ばね舌13は、図11に示されているように、ディスク11がシャフト10に押し被せられるときにわずかな跳ね返りを伴いながら対応する幾何学的形状14に係合される。
図10及び図11に係る例示的な実施形態は、変形例を示しており、この変形例によれば、対で湾曲し、かつ互いによって又は互いに対して保持されるばね舌13は、ディスク11の内部通路12の互いに離れた周方向位置に互いに隣接しない態様で構成される。
周方向Uにおけるばね舌13の跳ね返りは、シャフト10の中心軸線を中心としたディスク11の逆トルクを発生させ、その結果、少なくとも1つのさらなるばね舌13は、反対方向への跳ね返りを有さなければならない。したがって、例えば、図示されている外側のばね舌13は、互いに対して保持され得、中央に示されているばね舌は、ディスク11がシャフト10に押し被せられたときにシャフト10の対応する幾何学的形状14に係合され、さらなるばね舌13(図示せず)と同等のトルクを発生させる。
10 シャフト
11 ディスク
12 内部通路
13 ばね舌
14 対応する幾何学的形状
15 溝
16 ねじ回しの外形
17 切欠き
18 切欠き
19 挿入部
U 周方向
さらに、独国特許出願公開第102008004876号明細書は、シャフトが、凹部を有し、凹部内に、ディスク束のディスクのばね突出部が部分的に係合され、その結果、能動的ロック連結が、ディスクとシャフトとの間に周方向に形成されることを推奨している。これは、能動的ロック連結の安価な実施形態を可能にするためのものだが、弾性保持が、軸方向にしか行われないため、特に交互のトルクの、遊びのない伝達がこの方法では同様に行われ得ない。
特開2007−181270号公報は、対応する孔に、具体的には電磁コアの環状の要素の孔に設けられることになる付加的なピンを使用することが要求され、これにより、シャフト、具体的には回転子のシャフトに対して上記要素を固定するように、上記要素の複数の突起が相互に離れるよう曲げられ得る、ということを開示している。加えて、上記要素の上記孔の内部に上記ピンを固定して、上記ピンが外れることを防止することが、開示されている。
同様に、米国特許出願公開第2013/0234557号明細書は、ヨークに関連して、回転子のシャフトの配置を開示する。ここで、上記ヨークは、このヨークの貫通孔の表面において孔を有し、この貫通孔の内部に、上記回転子のシャフトの外周面に延びる上記回転子のシャフトの突起が係合しているか、或いはまた、複数の突起が上記ヨークの上記貫通孔の表面に形成され、これらの複数の突起が、結果的に上記回転子のシャフトの外周面における孔の内部に延びる。この結果、米国特許出願公開第2013/0234557号明細書は、基礎的なものとして知られた、上記ヨークと上記回転子のシャフトとの間においてしっかりとロックするシャフト/ハブ接続を開示している。
独国実用新案第8428517号明細書 独国特許出願公開第102008004876号明細書 特開2007−181270号公報 米国特許出願公開第2013/0234557号明細書
ばね舌は、特に好適には、ディスクにおいて対に構成されてもよく、対応する幾何学的形状に対する保持力の増大中は互いに対して又は互いに離れて湾曲してもよい。この結果、本発明によれば、保持力は、ディスクがシャフトに押し被せられるときにばね舌に加えられる。この点に関して、ディスクは、対応する幾何学的形状に接触し、これに応じて湾曲し、ばね舌の湾曲が、好ましくは、弾性的に又は少なくとも大部分は弾性的に、場合によっては塑性変形して発生する。

Claims (12)

  1. シャフト(10)を有し、該シャフト(10)において受けられる複数のディスク(11)を有し、該ディスク(11)が、内部通路(12)を有し、該内部通路(12)を通して、前記シャフト(10)が案内され、その結果、前記ディスク(11)が、前記内部通路(12)によって前記シャフト(10)において中心合わせされる、電動機用の回転子であって、
    前記ディスク(11)が、ばね舌(13)を有し、該ばね舌(13)が、前記内部通路(12)に構成され、前記シャフト(10)に構成された少なくとも1つの係合する幾何学的形状(14)に対して周方向(U)に保持力で保持される、ことを特徴とする回転子。
  2. 前記ばね舌(13)が、前記ディスク(11)において対に構成され、前記係合する幾何学的形状(14)に対する前記保持力の増大中は互いに対して又は互いに離れて湾曲する、請求項1に記載の回転子。
  3. 前記係合する幾何学的形状(14)が、前記シャフト(10)の外周面の溝(15)によって形成される、請求項1又は請求項2に記載の回転子。
  4. 周方向位置において、前記ばね舌(13)が、前記内部通路(12)に突出し、該内部通路(12)において前記シャフト(10)の前記溝(15)が構成される、請求項3に記載の回転子。
  5. 前記ディスク(11)が、前記シャフト(10)に配置されるとき、前記ばね舌(13)が、前記溝(15)に係合し、対で前記溝(15)の側面に対して保持される、請求項3又は請求項4に記載の回転子。
  6. 前記係合する幾何学的形状(14)が、前記シャフト(10)の外周面に着座するねじ回しの外形(16)によって形成される、請求項1又は請求項2に記載の回転子。
  7. 前記周方向位置において、前記ばね舌(13)が、前記内部通路(12)の輪郭において引っ込められるように構成され、該内部通路(12)において前記ねじ回しの外形(16)が、前記シャフト(10)に着座する、請求項6に記載の回転子。
  8. 前記ディスク(11)が、前記シャフト(10)に配置されるとき、前記ねじ回しの外形(16)が、2つの前記ばね舌(13)間に着座し、その結果、前記ばね舌(13)が、対で前記ねじ回しの外形(16)の側面に対して保持される、請求項6又は請求項7に記載の回転子。
  9. 前記係合する幾何学的形状(14)に対する前記ばね舌(13)の前記保持力の前記増大中は、前記ディスク(11)の前記ばね舌(13)が、前記周方向に弾性的に跳ね返る、請求項1から請求項8のいずれかに記載の回転子。
  10. 切欠き(17)が、前記ディスク(11)に対に配置される前記ばね舌(13)間に構成され、及び/又は、切欠き(18)が、前記ディスク(11)に対に配置される前記ばね舌(13)の後側に構成される、請求項1から請求項9のいずれかに記載の回転子。
  11. 端部側に、前記溝(15)が、前記溝(15)自体よりも前記周方向に幅の広い構成であって、次第に狭くなる態様で前記溝(15)に同化する挿入部(19)を有し、及び/又は、前記ねじ回しの外形(16)が、前記ねじ回しの外形(16)自体よりも前記周方向に幅の狭い構成であって、幅が広くなる態様で前記ねじ回しの外形(16)に同化する挿入部を有する、請求項3から請求項10のいずれかに記載の回転子。
  12. シャフト(10)及び該シャフト(10)において受けられる複数のディスク(11)を有し、該ディスク(11)が、内部通路(12)を有し、該内部通路(12)を通して、前記シャフト(10)が案内され、その結果、前記ディスク(11)が、前記内部通路(12)によって前記シャフト(10)において中心合わせされる、回転子を有する電動機であって、
    前記ディスク(11)が、ばね舌(13)を有し、該ばね舌(13)が、前記内部通路(12)に構成され、前記シャフト(10)に構成された少なくとも1つの係合する幾何学的形状(14)に対して周方向(U)に保持力で保持されることを特徴とする電動機。
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