JP5890726B2 - 情報読取装置 - Google Patents

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本発明は、RF−IDメディアから情報を読み取る情報読取装置に関し、特に、搬送経路上を複数列となって所定のピッチで搬送されてくるRF−IDメディアから情報を読み取る情報読取装置に関する。
近年、情報化社会の進展に伴って、情報をタグやラベルに記録し、該タグやラベルを商品等に添付して商品等の管理が行われている。このようなタグやラベルを用いた商品等の管理においては、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うことが可能なICが搭載された非接触型ICタグや非接触型ICラベルがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。
このような非接触型ICタグや非接触型ICラベルといったRF−IDメディアにおいては、製品として出荷される前に検査手段となるリーダ/ライタによって電波を用いてRF−IDメディアから情報を読み取ることにより、良品/不良品の検査が行われている。その際、RF−IDメディアが列をなして搬送されてくる場合、列の前後のRF−IDメディアからも情報を読み取ってしまったり、電波の干渉が生じたりすることにより、RF−IDメディアとの間にて通信不良が生じてしまうことがある。
そこで、RF−IDメディアが列をなして搬送されてくる場合に、列の前後のRF−IDメディアからも情報を読み取ってしまうことを回避するために、情報の読み取り対象となるRF−IDメディアのみが表出するような孔部が形成されたシールド部材が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、上述したようなRF−IDメディアの検査を効率的に行うために、RF−IDメディアを複数列で搬送しながら検査を行う方法が採られている。
図6は、RF−IDメディアを複数列で搬送しながら検査を行う方法の一例を説明するための図である。
図6に示すように、搬送経路250上を5列になって搬送されてくるICタグ260に対して検査を行う場合は、上述したように、列の前後のRF−IDメディアからも情報を読み取ってしまうことがないように2つのシールド板240a,240bを用意する。そして、この2つのシールド板240a,240bを、ICタグ260の搬送方向にICタグ260の1つ分の間隔を離して配置することで、5列のそれぞれについて1つずつのICタグ260のみから情報を読み取ることができるようになる。
特開2003−168098号公報
しかしながら、図6に示すような方法においては、列の前後のICタグ260から情報を読み取ってしまうことを回避することができるものの、ICタグ260から情報を読み取るリーダ/ライタの出力が大きな場合や、リーダ/ライタの台数が多い場合、隣接する列のICタグ260からの情報も読み取ってしまったり、隣接する列のICタグ260に対する読み取りの電波間で干渉が生じてしまったりして、リーダ/ライタとRF−IDメディアとの間にて通信不良が生じてしまう虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、搬送経路上を複数列となって所定のピッチで搬送されてくるRF−IDメディアから情報を読み取る場合に、情報を読み取るための電波の干渉によって通信不良が生じてしまう可能性を低減することができる情報読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
搬送経路上を複数列となって所定のピッチで搬送されてくるRF−IDメディアから情報を読み取る情報読取装置であって、
前記搬送経路上に前記RF−IDメディアの搬送列毎に設けられ、前記RF−IDメディアが対向する領域に搬送されてきたタイミングで当該RF−IDメディアから情報を読み取る読取手段を有し、
前記読取手段は、隣接する搬送列に対応する読取手段に対して前記RF−IDメディアの搬送方向にずれて配置されており、当該ずれ量が前記ピッチの整数倍ではない。
上記のように構成された本発明においては、RF−IDメディアが搬送経路上を複数列となって所定のピッチで搬送されてくると、搬送経路上にてRF−IDメディアの搬送列毎に設けられた読取手段において、RF−IDメディアが対向する領域に搬送されてきたタイミングでそのRF−IDメディアから情報が読み取られる。この際、読取手段が、隣接する搬送列に対応する読取手段に対してRF−IDメディアの搬送方向にずれて配置されており、そのずれ量がRF−IDメディアのピッチの整数倍ではないことにより、読取手段においては、隣接する搬送列のRF−IDメディアに対しては互いにずれたタイミングで情報が読み取られることになる。これにより、隣接する搬送列間にて電波の干渉が生じにくくなり、RF−IDメディアとの間にて通信不良が生じる可能性が低減される。
また、搬送経路上を搬送されてくるRF−IDメディアと読取手段との間に、読取手段に対向する領域に孔部が形成されたシールド部材を介在させることにより、電波の干渉をさらに低減することができる。
本発明は、以上説明したように構成されているので、搬送経路上を複数列となって所定のピッチで搬送されてくるRF−IDメディアから情報を読み取る場合に、隣接する搬送列のRF−IDメディアに対しては、読取手段において互いにずれたタイミングで情報が読み取られることになり、それにより、情報を読み取るための電波の干渉によって通信不良が生じてしまう可能性を低減することができる。
また、搬送経路上を搬送されてくるRF−IDメディアと読取手段との間に介在し、読取手段に対向する領域に孔部が形成されたシールド部材を有するものにおいては、電波の干渉をさらに低減することができる。
本発明の情報読取装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は全体の構成を示す図、(b)は(a)に示したシールド板に形成された孔部と搬送経路上を搬送されてくるICタグとの位置関係を示す図である。 図1に示した情報読取装置の詳細な動作を説明するための図である。 図1に示したリーダ/ライタにおけるタグIDの読み取りタイミングを示す図である。 本発明の情報読取装置の他の実施の形態におけるシールド板に形成された孔部と搬送経路上を搬送されてくるICタグとの位置関係を示す図である。 本発明の情報読取装置の他の実施の形態におけるシールド板に形成された孔部と搬送経路上を搬送されてくるICタグとの位置関係を示す図である。 RF−IDメディアを複数列で搬送しながら検査を行う方法の一例を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の情報読取装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は全体の構成を示す図、(b)は(a)に示したシールド板40に形成された孔部41a〜41eと搬送経路50上を搬送されてくるICタグ60との位置関係を示す図である。
本形態は図1(a)に示すように、搬送経路50上を搬送されてくるRF−IDメディアとなるICタグ60から情報を読み取ることによってこのICタグ60の検査を行うものである。ICタグ60が搬送されてくる搬送経路50上には、ICタグ60から情報を読み取る読取手段となるリーダ/ライタ10a〜10eが設けられており、また、搬送経路50上を搬送されてくるICタグ60とリーダ/ライタ10a〜10eとの間には、電波を遮蔽することによってリーダ/ライタ10a〜10eにおけるICタグ60からの情報の読み取りを不能とするシールド部材となるシールド板40が介在している。リーダ/ライタ10a〜10eは、制御部30に接続されている。ICタグ60には、識別情報となるタグIDが書き込まれており、リーダ/ライタ10a〜10eにてこのタグIDがICタグ60から読み取られることにより、制御部30にてICタグ60の良品/不良品の判定が行われる。
本形態においては、ICタグ60が搬送経路50上を5列になって所定のピッチで搬送されてくる。そして、図1(b)に示すように、シールド板40には、このICタグ60の5つの搬送列毎に、1つのICタグ60のみが表出する程度の大きさの孔部41a〜41eが形成されている。この孔部41a〜41eは、搬送経路50上を搬送されてくるICタグ60の搬送方向に直交する方向に全てが並んで形成されているのではなく、隣接する搬送列に対応する孔部に対して、ICタグ60の搬送方向に、ICタグ60の搬送ピッチの3.5倍だけずれて形成されている。具体的には、孔部41bは、孔部41aに対して、ICタグ60の搬送方向上流側にICタグ60の搬送ピッチの3.5倍だけずれて形成されており、孔部41cは、孔部41bに対して、ICタグ60の搬送方向下流側にICタグ60の搬送ピッチの3.5倍だけずれて形成されており、孔部41dは、孔部41cに対して、ICタグ60の搬送方向上流側にICタグ60の搬送ピッチの3.5倍だけずれて形成されており、孔部41eは、孔部41dに対して、ICタグ60の搬送方向下流側にICタグ60の搬送ピッチの3.5倍だけずれて形成されている。これにより、ICタグ60の搬送列について1つおきとなる3つの孔部41a,41c,41eが、ICタグ60の搬送方向に直交する方向に並んで形成されており、2つの孔部41b,41dが同じくICタグ60の搬送方向に直交する方向に並んで形成されている。
リーダ/ライタ10a〜10eのそれぞれは、これら孔部41a〜41eと対向するように配置されている。すなわち、リーダ/ライタ10a〜10eは、隣接する搬送列に対応するリーダ/ライタに対して、ICタグ60の搬送方向に、ICタグ60の搬送ピッチの3.5倍だけずれて配置されていることになる。リーダ/ライタ10a〜10eは、孔部41a〜41eに対向する領域に搬送されてきたICタグ60からタグIDを読み取る。孔部41a〜41eに対向する領域に搬送されてきたICタグ60は、この孔部41a〜41eを介してリーダ/ライタ10a〜10e側に表出するため、リーダ/ライタ10a〜10eにおいては、シールド板40の影響を受けることなく、孔部41a〜41eに対向する領域に搬送されてきたICタグ60から孔部41a〜41eを介してタグIDを読み取ることができる。
制御部30は、リーダ/ライタ10a〜10eにおけるタグIDの読み取り動作を制御するものである。制御部30には、トリガセンサ20が接続されており、このトリガセンサ20にてICタグ60が検出されたタイミングに基づいて、リーダ/ライタ10a〜10eにてICタグ60からタグIDの読み取り動作を実行する。すなわち、制御部30は、リーダ/ライタ10a〜10eにおけるタグIDの読み取り動作を実行するタイミングを制御するものとも言える。
上記のように構成された情報読取装置においては、搬送経路50上をICタグ60が5列になって搬送されてきて、その5列のそれぞれについて、シールド板40に形成された孔部41a〜41eに対向する領域にてリーダ/ライタ10a〜10eによってICタグ60からタグIDが読み取られることになるが、孔部41a〜41eのそれぞれが、ICタグ60の搬送列毎に1つのICタグ60のみが表出するものであって、その周囲にはシールド板40が存在していることにより、リーダ/ライタ10a〜10eのそれぞれにおいて、読み取り対象となるICタグ60に隣接するICタグ60からもタグIDを読み取ってしまうことが回避される。また、孔部41a〜41eが、搬送経路50上を搬送されてくるICタグ60の搬送方向に直交する方向に全てが並んで形成されているのではなく、隣接する搬送列に対応する孔部に対して、ICタグ60の搬送方向にずれて形成されているとともに、これに対向するリーダ/ライタ10a〜10eについても、搬送経路50上を搬送されてくるICタグ60の搬送方向に直交する方向に全てが並んで配置されているのではなく、隣接する搬送列に対応するリーダ/ライタに対してずれて配置されていることにより、隣接するリーダ/ライタ間にてICタグ60に対する情報の読み出しのための電波の干渉が生じにくくなっている。
以下に、上述した情報読取装置の詳細な動作について説明する。
図2は、図1に示した情報読取装置の詳細な動作を説明するための図であり、図3は、図1に示したリーダ/ライタ10a〜10eにおけるタグIDの読み取りタイミングを示す図である。なお、図2においては、リーダ/ライタ10a〜10eの記載は省略しているが、上述したように孔部41a〜41eに対向するようにリーダ/ライタ10a〜10eが設けられている。
図1に示した情報読取装置においては、上述したように、シールド板40の孔部41a〜41eが、隣接する搬送列に対応する孔部に対して、ICタグ60の搬送方向に、ICタグ60の搬送ピッチの3.5倍だけずれて形成されているため、図2(a)に示すように、孔部41a,41c,41eに対向する領域にICタグ60が搬送されてきている状態では、孔部41b,41dは、1つのICタグ60が表出するのではなく、2つのICタグ60の半分ずつに跨ったような状態となっている。また、図2(b)に示すように、孔部41b,41dに対向する領域にICタグ60が搬送されてきている状態では、孔部41a,41c,41eは、1つのICタグ60が表出するのではなく、2つのICタグ60の半分ずつに跨ったような状態となっている。
制御部30においては、リーダ/ライタ10a〜10eのそれぞれについて、対向する孔部41a〜41eから表出しているICタグ60からタグIDが読み取られる制御が行われる。
そのため、図3に示すように、図2(a)に示したように孔部41a,41c,41eに対向する領域にICタグ60が搬送されてきた状態S1においては、制御部30において、孔部41a,41c,41eに対向するリーダ/ライタ10a,10c,10eからの電波出力をONとする制御が行われ、リーダ/ライタ10a,10c,10eのみにてタグIDの読み取り動作が実行される。この電波出力をONとするタイミングは、トリガセンサ20にて5列の先頭のICタグ60が検出された後、ICタグ60がトリガセンサ20にて検出された位置から孔部41a,41c,41eが並ぶ領域までの距離に応じたタイミングに従って制御される。また、孔部41a,41c,41eに対向する領域にICタグ60が搬送されてきている状態S1においては、孔部41b,41dは、1つのICタグ60が表出するのではなく、2つのICタグ60の半分ずつに跨ったような状態となっているため、孔部41b,41dに対向するリーダ/ライタ10b,10dからの電波出力はOFFとなっている。
また、図3に示すように、図2(b)に示したように孔部41b,41dに対向する領域にICタグ60が搬送されてきた状態S2においては、制御部30において、孔部41b,41dに対向するリーダ/ライタ10b,10dからの電波出力をONとする制御が行われ、リーダ/ライタ10b,10dのみにてタグIDの読み取り動作が実行される。この電波出力をONとするタイミングは、トリガセンサ20にて5列の先頭のICタグ60が検出された後、ICタグ60がトリガセンサ20にて検出された位置から孔部41b,41dが並ぶ領域までの距離に応じたタイミングに従って制御される。また、孔部41b,41dに対向する領域にICタグ60が搬送されてきている状態S2においては、孔部41a,41c,41eは、1つのICタグ60が表出するのではなく、2つのICタグ60の半分ずつに跨ったような状態となっているため、孔部41a,41c,41eに対向するリーダ/ライタ10a,10c,10eからの電波出力はOFFとなっている。
上述したリーダ/ライタ10a〜10eからの電波出力のON/OFF制御は、図3に示すように、孔部41a〜41eに対向する領域にICタグ60が搬送されてくる度毎に繰り返し行われることになる。
このように、リーダ/ライタ10a〜10eにおいては、制御部30の制御によって、そのリーダ/ライタ10a〜10eに対向する孔部41a〜41eから1つのICタグ60が表出したタイミングにおいてそのICタグ60からタグIDが読み取られるが、孔部41a〜41e及びリーダ/ライタ10a〜10eが、隣接する搬送列に対応するリーダ/ライタ及び孔部に対して、ICタグ60の搬送方向に、ICタグ60の搬送ピッチの3.5倍だけずれて設けられているため、1つのICタグ60が孔部41a〜41eから表出されてリーダ/ライタ10a〜10eにてタグIDが読み取られる状態では、そのICタグ60に隣接する搬送列に対応する孔部からは1つのICタグが表出しておらず、制御部30の制御によって、対応するリーダ/ライタにてタグIDが読み取られないこととなる。それにより、隣接する搬送列に対応するリーダ/ライタ10a〜10eにおいては、互いにずれたタイミングでICタグ60からタグIDが読み取られることになり、隣接する搬送列間にて電波の干渉が生じにくくなり、RF−IDメディアとの間にて通信不良が生じる可能性が低減される。なお、トリガセンサ20にてICタグ60が検知されてからICタグ60が孔部41a〜41eに対向する領域に搬送され、ICタグ60のタグIDの読み取りが実施されるまでの距離は、ICタグ60の搬送列毎に個別に設定することができ、また、搬送列毎にトリガセンサ20を設け、搬送列毎にICタグ60からのタグIDの読み取りのタイミングをずらすことも考えられる。
(他の実施の形態)
図4は、本発明の情報読取装置の他の実施の形態におけるシールド板40に形成された孔部41a〜41eと搬送経路150上を搬送されてくるICタグ60との位置関係を示す図である。
本形態は図4に示すように、図1に示したものに対して、ICタグ60のピッチが、孔部41a,41c,41eと孔部41b,41dとのICタグ60の搬送方向の間隔の2倍となっている点が異なるものである。これにより、本形態においては、孔部41a〜41e及びリーダ/ライタ10a〜10eが、隣接する搬送列に対応するリーダ/ライタ及び孔部に対して、ICタグ60の搬送方向に、ICタグ60の搬送ピッチの0.5倍だけずれて設けられていることになる。
本形態においては、孔部41a,41c,41eに対向する領域にICタグ60が搬送されてきている状態においては、孔部41b,41dからICタグ60が表出しておらず、それにより、孔部41a,41c,41eに対向するリーダ/ライタのみにてICタグ60からのタグIDの読み取り動作が実行され、孔部41b,41dに対向するリーダ/ライタにおいてはICタグ60からのタグIDの読み取り動作は実行されない。また、孔部41b,41dに対向する領域にICタグ60が搬送されてきている状態においては、孔部41a,41c,41eからICタグ60が表出しておらず、それにより、孔部41b,41dに対向するリーダ/ライタのみにてICタグ60からのタグIDの読み取り動作が実行され、孔部41a,41c,41eに対向するリーダ/ライタにおいてはICタグ60からのタグIDの読み取り動作は実行されない。
このように、本形態においても、隣接する搬送列に対応するリーダ/ライタにおいては、互いにずれたタイミングでICタグ60からタグIDが読み取られることになり、隣接する搬送列間にて電波の干渉が生じにくくなり、RF−IDメディアとの間にて通信不良が生じる可能性が低減される。
図5は、本発明の情報読取装置の他の実施の形態におけるシールド板140に形成された孔部41a〜41eと搬送経路50上を搬送されてくるICタグ60との位置関係を示す図である。
本形態は図5に示すように、図1に示したものに対して、シールド板140にICタグ60の搬送列に対応して形成された孔部141a〜141eの配置のみが異なるものである。具体的には、孔部141bは、孔部141aに対して、ICタグ60の搬送方向下流側にICタグ60の搬送ピッチの{2+(1/3)}倍だけずれて形成されており、孔部141cは、孔部141bに対して、ICタグ60の搬送方向上流側にICタグ60の搬送ピッチの{4+(2/3)}倍だけずれて形成されており、孔部141dは、孔部141cに対して、ICタグ60の搬送方向下流側にICタグ60の搬送ピッチの{2+(1/3)}倍だけずれて形成されており、孔部141eは、孔部141dに対して、ICタグ60の搬送方向下流側にICタグ60の搬送ピッチの{2+(1/3)}倍だけずれて形成されている。これにより、ICタグ60の搬送列について2つおきとなる3つの孔部141a,141dが、ICタグ60の搬送方向に直交する方向に並んで形成されており、2つの孔部141b,141eが同じくICタグ60の搬送方向に直交する方向に並んで形成されている。なお、本形態においても、孔部141a〜141eに対応する領域にリーダ/ライタが配置されている。
本形態においては、孔部141b,141eから1つのICタグ60のみが表出している状態においては、孔部141a,141c,141dからは1つのICタグ60のみが表出している状態となっておらず、それにより、孔部141b,141eに対向するリーダ/ライタのみにてICタグ60からのタグIDの読み取り動作が実行され、孔部141a,141c,141dに対向するリーダ/ライタにおいてはICタグ60からのタグIDの読み取り動作は実行されない。また、孔部141a,141dから1つのICタグ60のみが表出している状態においては、孔部141b,141c,141eからは1つのICタグ60のみが表出している状態となっておらず、それにより、孔部141a,141dに対向するリーダ/ライタのみにてICタグ60からのタグIDの読み取り動作が実行され、孔部141b,141c,141eに対向するリーダ/ライタにおいてはICタグ60からのタグIDの読み取り動作は実行されない。また、孔部141cから1つのICタグ60のみが表出している状態においては、孔部141a,141b,141d,141eからは1つのICタグ60のみが表出している状態となっておらず、それにより、孔部141cに対向するリーダ/ライタのみにてICタグ60からのタグIDの読み取り動作が実行され、孔部141a,141b,141d,141eに対向するリーダ/ライタにおいてはICタグ60からのタグIDの読み取り動作は実行されない。
このように、本形態においても、隣接する搬送列に対応するリーダ/ライタにおいては、互いにずれたタイミングでICタグ60からタグIDが読み取られることになり、隣接する搬送列間にて電波の干渉が生じにくくなり、RF−IDメディアとの間にて通信不良が生じる可能性が低減される。
なお、上述した実施の形態においては、ICタグ60が搬送経路50上を5列になって搬送されてくる場合を例に挙げて説明したが、ICタグ60が搬送経路50上を複数列となって搬送されてくるものであれば、隣接する搬送列に対応するリーダ/ライタをずらして配置することによって上述した効果を得ることができる。
また、隣接する搬送列に対応するリーダ/ライタのずれ量は上述したものに限らない。ずれ量が整数倍でない構成とすることにより、隣接する搬送列に対応するリーダ/ライタにて互いにずれたタイミングでICタグ60から情報が読み取られることになるため、情報を読み取るための電波の干渉によって通信不良が生じてしまう可能性を低減することができる。ただし、上述した実施の形態に示したもののように、孔部がICタグ60の搬送方向に直交する方向に並んだ列数をMとした場合、そのずれ量を、ICタグ60の搬送ピッチの{整数+(1/M)}倍とすれば、隣接する搬送列間における電波の干渉を効率的に低減することができる。
また、上述した実施の形態においては、ICタグ60の検査のためにICタグ60からタグIDを読み取るものを例に挙げて説明したが、搬送経路50上を複数列となって搬送されてくるICタグ60から、ICタグ60に書き込まれた情報を読み取るものであれば、本発明を適用することができる。
また、RF−IDメディアとしては、ICタグ60に限らずICラベル等であってもよい。ICラベルの場合は、連続状の剥離紙が搬送経路となって、ICラベルがこの剥離紙に剥離可能に貼着された状態で剥離紙の搬送とともに搬送されてくることになる。
10a〜10e リーダ/ライタ
20 トリガセンサ
30 制御部
40,140 シールド板
41a〜41e,141a〜141e 孔部
50,150 搬送経路
60 ICタグ

Claims (2)

  1. 搬送経路上を複数列となって所定のピッチで搬送されてくるRF−IDメディアから情報を読み取る情報読取装置であって、
    前記搬送経路上に前記RF−IDメディアの搬送列毎に設けられ、前記RF−IDメディアが対向する領域に搬送されてきたタイミングで当該RF−IDメディアから情報を読み取る読取手段を有し、
    前記読取手段は、隣接する搬送列に対応する読取手段に対して前記RF−IDメディアの搬送方向にずれて配置されており、当該ずれ量が前記ピッチの整数倍ではない情報読取装置。
  2. 請求項1に記載の情報読取装置において、
    前記搬送経路上を搬送されてくるRF−IDメディアと前記読取手段との間に介在し、前記読取手段に対向する領域に孔部が形成されたシールド部材を有する情報読取装置。
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