JP5894459B2 - 基板検査装置および基板検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プリント配線板やICパッケージを含む被検査基板の検査ポイントにピンを接触させその電気的な特性を検査する基板検査装置および基板検査方法に係り、さらに詳しくは、今回の検査対象である被検査基板を検査した後の検査済み基板中に要再検査基板が含まれるとしてその全てを再度検査工程に乗せる際、特定された要再検査基板に対してのみ再検査する基板検査装置および基板検査方法に関する技術である。
基板検査装置は、多数本のピン(「プローブ」ともいう。)で構成されるピンブロックを備える基板検査部を備えており、所定位置に定置させた被検査基板の検査ポイントにピンブロック側を接触させその電気的な特性を測定して該被検査基板の良否を判定できるようにしたシステム構成のもとで用いられている。
このような構成からなる基板検査装置においては、被検査基板を基板検査部側へと自動的に搬送する必要があり、その際の基板搬送機構として例えば下記特許文献1の図1および図2に示されているように回転テーブルを備えているものもある。
特開2002−277502号公報
すなわち、特許文献1には、円周方向に所定の間隔を置いて被検査基板のための搬入位置、位置ズレ検出位置、検査位置および搬出位置が設けられ、これらの各位置と対応させた各位置に基板保持手段を各別に配置してなる回転テーブルを備える基板検査装置が開示されている。
このため、特許文献1の開示技術によれば、基板保持機構に被検査基板を保持させた状態のもとで回転テーブルを搬入位置、位置ズレ検出位置、検査位置および搬出位置に合わせた所定の角度ずつ回転させることで、複数の被検査基板の配線パターンの良否判定を高精度で短時間に行うことができることになる。
しかも、この場合における各被検査基板とそれぞれの良否判定結果との間の関連付けは、基板検査装置を構成している中央処理手段(PC)が備えるプリンタで被検査基板別の良否判定情報を時系列で印字し、該良否判定情報と積み上げられている検査済み基板とを印字順に照合したり、中央処理御手段(PC)の表示画面に被検査基板別の良否判定情報を時系列でファイル出力し、該良否判定情報と対応する検査済み基板プリントとを各別に照合したり、被検査基板の良否判定結果中の判定不能の被検査基板に対してのみをFAIL情報として直接マーキングするなどして行われている。
しかし、上記従来手法による場合には、搬出位置に検査の順に積み上げられている検査済み基板との関係でプリンタ出力やファイル出力に基づく出力順での関連付けを行ったり、人手を介して行われるマーキング処理との関係で関連付けが行われることになるので、入力ミスや見落としといったような人為的なミスの発生が不可避的に生じる不都合があった。
また、上記従来手法による場合には、検査済み基板を再検査するに際し、接触不良などを理由とする要再検査基板のみを検査対象としたい場合であっても、再検査する必要がない良品基板や完全不良品基板を含む検査済み基板の全てを再度検査しなければならなくなる煩雑さがあることから、検査効率をそれだけ低下させてしまうという不具合もあった。
本発明は、従来技術にみられた上記課題に鑑み、接触不良などを理由とする要再検査基板を含む検査済み基板の全てを再度検査工程に投入するなかで、特定された前記要再検査基板に対してのみ再検査を行うようにした基板検査装置および基板検査方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成すべくなされたものであり、そのうちの第1の発明(基板検査装置)は、自他識別標識が付された被検査基板の着脱が自在な基板着脱部をその搬送方向に沿わせた複数箇所に設けて制御された停止と走行とを繰り返す搬送手段を装置本体に備えるとともに、前記搬送手段が備える前記基板着脱部のそれぞれの停止位置との関係で定まる前記装置本体側には、現に位置する前記基板着脱部に対し前記被検査基板を供給する基板供給部と、現に位置する前記被検査基板の前記自他識別標識から基板固有情報を読み込む基板情報読込部と、現に位置する前記被検査基板を検査する基板検査部と、現に位置する前記基板着脱部から検査済み基板を搬出する基板搬出部とが少なくとも配置され、前記装置本体が備える中央処理手段は、前記基板検査部を経た前記検査済み基板中に再検査が必要な要再検査基板が混在するとして前記搬送手段に再度投入された際に、前記検査済み基板中から前記要再検査基板を前記自他識別標識に基づいて特定し、該特定基板に対してのみ前記基板検査部で再検査させるようにしたことを最も主要な特徴とする。
この場合、前記基板情報読込部には、現に位置する前記被検査基板の位置ズレの有無を検出する基板位置ズレ検出部をも兼備させるようにすることもできる。また、前記搬送手段は、前記基板検査部に至る前の適宜位置にも前記基板着脱部を備え、該基板着脱部が停止する前記装置本体側には、現に位置する前記被検査基板の位置ズレの有無を検出する基板位置ズレ検出部を配置するようにしていもよい。
さらに、前記搬送手段は、前記基板着脱部をその周縁部の複数箇所に設け、かつ、周方向で隣り合う前記基板着脱部の位置との関係で定まる所定の回転角での停止が可能となって回転自在に軸支された回転テーブルとするのが望ましい。この場合、前記基板供給部が配置されている前記回転テーブルの停止位置には、前記基板搬出部を併置させておくこともできる。さらに、前記搬送手段は、直線的な停止と走行とを繰り返す無端搬送機構または往復移動機構を適宜採用することもできる。
第2の発明(基板検査方法)は、請求項1ないし6のいずれかに記載の基板検査装置により前記被検査基板を検査することを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、被検査基板には、基板情報読込部による基板固有情報の読み込みが可能な自他識別標識が付されているので、中央処理手段側に保持させてある基板固有情報との関係で検査済み基板中の再検査必要基板を特定することができるため、再検査工程に投入された検査済み基板のうちの要再検査基板に対してのみ基板検査部にて再検査を行うとともに、その際の検査結果データである自工程結果データを出力させることができる。
したがって、再検査工程に投入された検査済み基板は、そのうちの接触不良などを理由とする要再検査基板に対してのみ再検査が行われ、良品基板や完全不良品基板などの再検査不要基板に対しては再検査しないように処理することができるので、従来手法にみられた入力ミスや見落としといったような人為的なミスの発生を確実に防止することができるほか、再検査工程をそれだけ簡素化して検査効率を向上させることができる。
また、基板情報読込部に現に位置する前記被検査基板の位置ズレの有無を検出する基板位置ズレ検出部をも兼備させたり、装置本体側に被検査基板の位置ズレの有無を検出する基板位置ズレ検出部も別途具備させている場合には、基板検査部で常に正確な位置関係のもとで被検査基板を検査することができる。
また、搬送手段が回転自在に軸支された回転テーブルにより構成されている場合には、各着脱部にてそれぞれの位置との関係で定まる所定の処理を同時に行うことができるので、総合的な検査タクトを短くすることができるほか、回転テーブルの回転との関係で被検査基板のための搬入・搬出を比較的狭いスペースのもとでより効率的に行わせることもできる。
また、基板供給部が配置されている回転テーブルの停止位置に基板搬出部も併置されている場合には、被検査基板の搬入・搬出を同一位置にて行わせることができるので、回転テーブルの停止位置をそれだけ少なくすることができる。
また、搬送手段が直線的な停止と走行とを繰り返す無端搬送機構または往復移動機構により構成されている場合には、回転テーブルにより被検査基板を搬送する場合に比べ、より大型化した被検査基板であっても搬送することができるので、検査できる基板の大型化を実現することができる。
本発明装置の一例についての平面視模式図。 本発明装置の他例についての平面視模式図。 本発明装置の一例についての機能ブロック図。 本発明方法の処理工程例を示す説明図。
図1および図2は、本発明に係る基板検査装置の構成例を示す平面視模式図であり、そのうちの図1は第1の例を、図2は第2の例をそれぞれ示す。これら図1および図2によれば、基板検査装置は、自他識別標識85が付された被検査基板81の着脱が自在な基板着脱部14をその搬送方向に沿わせた複数箇所に設けて制御された停止と走行とを繰り返す搬送手段13を装置本体11に備えて構成されている。
しかも、搬送手段13が備える基板着脱部14のそれぞれの停止位置との関係で定まる装置本体12側には、現に位置する基板着脱部14に対し被検査基板81を供給する基板供給部32と、現に位置する被検査基板81の自他識別標識85から基板固有情報を読み込む基板情報読込部42と、現に位置する被検査基板81の位置ズレの有無を順次検出する基板位置ズレ検出部52と、現に位置する被検査基板81を検査する基板検査部62と、現に位置する基板着脱部14から検査済み基板91を搬出する基板搬出部72とが配置されている。
また、装置本体11は、PC(パーソナルコンピュータ)などからなる中央処理手段12を備え、該中央処理手段12を介することで基板検査部62を経た検査済み基板81中に再検査が必要な要再検査基板が混在するとして搬送手段13に再度投入された際に、検査済み基板81中から要再検査基板を自他識別標識85に基づいて特定し、該特定基板に対してのみ基板検査部62で再検査させるように指示することができるように構成されている。
また、本発明が適用される被検査基板81については、図1に示す第1の例では4個のピース84を1つのブロック83として仕切られた計2個のブロック83をシート82上に備えるものが、図2に示す第2の例では4個のピース84からなる1個のブロック83をシート82上に備えるものが、それぞれ示されている。しかし、ブロック83の数やブロック83内のピース84の数については、特にこれらに限られるものではない。また、被検査基板81に付される自他識別標識85としては、図示例では二次元バーコードが示されているが、これに限られるものではなく、例えば一次元バーコードやICタグを含む適宜の識別部材を用いることができる。
まず、図1に示す第1の例に基づいて本発明装置をより詳しく説明すれば、基板検査装置は、自他識別標識85が付された被検査基板81の着脱が自在な基板着脱部14をその周縁部15aの4箇所に設け、かつ、並行処理が可能なようにそ周方向で隣り合う基板着脱部14の位置との関係で定まる同じ回転角α、図示例ではそれぞれが90度の回転角αでの停止が可能となって回転自在に軸支される搬送手段13としての回転テーブル15を装置本体11に備えて構成されている。
この場合、搬送手段13としての回転テーブル15は、装置本体11が備える図示しない駆動モータから回転力が付与されて例えば90度ずつの回転角αを停止角度とする時計回り方向での回転運動を付与することができる回転軸18にその中心位置が軸支された例えば平面視が方形を呈する本体部16と、該本体部16の各側縁16a〜16d側からそれぞれの側縁長さ方向と直交する方向に延設された計4個の例えば平面視が長方形を呈する突出部17とで形成されている。
しかも、各突出部17には、自他識別標識85が付された被検査基板81のための適宜の着脱機構を備える基板着脱部14が配設されている。この場合、基板着脱部14は、被検査基板81の検査ポイントが片面にのみあるものであれば、単に定置させた状態のもとで各被検査基板81を保持できるようにして、検査ポイントが両面にあるものであれば、突出部17に設けられている図示しない開口部に位置するように各被検査基板81を定置させた状態のもとで保持できるようにして、それぞれが構成されることになる。
また、基板着脱部14のそれぞれの位置との対応関係をとった回転テーブル15回りの装置本体11側には、各基板着脱部14の別に被検査基板81を順次供給する基板供給部32と、各被検査基板81の自他識別標識85から基板固有情報を順次読み込む基板情報読込部42と、基板着脱部14に保持させた被検査基板81の位置ズレの有無を順次検出する基板位置ズレ検出部52と、被検査基板81を順次検査する基板検査部62と、基板着脱部14から検査済み基板91を順次搬出する基板搬出部72とが配設されている。
これらのうち、基板供給部32は、回転テーブル15の外側の所定位置に未検査品として積み上げられている被検査基板81のうちから、最上位に位置している被検査基板81を回転停止中の回転テーブル15の基板着脱部14に適宜の自動搬送機構を介して供給できるようにして配置されている。
また、基板供給部32の位置から時計方向に回転テーブル15を90度回転させた位置には、被検査基板81に付されている自他識別標識85が例えば図1に示す二次元バーコードや図示しない一次元バーコードであれば、基板情報読込部42としてこれらのコードから基板固有情報を光学的に読み込むことができるバーコードリーダーが、自他識別標識85が例えば図示しないICタグであれば、基板情報読込部42としてこれらのICタグから基板固有情報を電気的に読み込むことができるRFID(radio frequency identification)リーダーが情報読取り手段43として配置されることになる。なお、自他識別標識85が二次元バーコードや一次元バーコードである場合には、図示しないCCDカメラを基板情報読込部42の情報読取り手段43として用い、該カメラによりしてこれらのコードから基板固有情報を読み取るとともに、後述する基板位置ズレ検出部52としての機能を発揮させるようにすることもできる。
この場合、情報読取り手段43は、図3に示すように中央処理手段12側と構内ネットワーク(LAN)95を介して接続されており、該情報読取り手段43が読み取った被検査基板81の基板固有情報を中央処理手段12が備える読み書き自在なメモリ(図示せず)に保持させることで、個々の被検査基板81の別を管理する「基板固定分コード管理」と、個々の被検査基板81に対し「検査実行処理」と「検査不実行処理」とのいずれを行うかを管理する「TEST/SKIP管理」とを行うことができるようになっている。
また、基板情報読込部42の位置から時計方向に回転テーブル15を90度回転させた位置には、基板着脱部14を介して保持されている被検査基板81が回転テーブル15の所定位置に位置しているか否かを適宜の位置決めマークを撮像して検出するためのCCDカメラ(図示せず)を備える基板位置ズレ検出部52が配置されている。
該基板位置ズレ検出部52では、被検査基板81が予め定められている所定位置に位置しているか否かがチェックされ、その情報は、中央処理手段12が備える位置補正部12aから構内ネットワーク(LAN)95を介して装置本体11が備える機械制御部11aへと送られ、必要な位置補正処理が行われるようになっている。
また、基板位置ズレ検出部52の位置から時計方向に回転テーブル15を90度回転させた位置には、被検査基板81の検査ポイントとの対向面方向をそれぞれの軸方向として検査治具に多数本のピンを植設してなるピンブロックとして用意される計測手段63を備える基板検査部62が配置されている。この場合、計測手段63は、被検査基板81が両面に検査ポイントを備えているものであれば、回転テーブル15の表裏両面に各別に対面させた対となって、被検査基板81が片面に検査ポイントを備えているものであれば回転テーブル15の表面側に対面させて、それぞれが配置されることになる。
この場合、該基板検査部62が備える計測手段63は、図3に示すように構内ネットワーク(LAN)95を介して中央処理手段12側と接続されており、該中央処理手段12が備える読み書き自在なメモリ(図示せず)に対し、前工程と自工程との結果を統合して行う「総合判定」処理や、ある被検査基板81が備える各ピース84の判定を行うために必要な「ピースの結果の統合」処理を行った上で、今回の検査手法により得られた検査結果は「自工程結果データ」として、他の検査手法で得られた検査結果は「前工程結果データ」として各別に保持させておくことができるようになっている。なお、機械制御部11aは、I/Oインターフェース96を介して計測手段63とも接続されている。また、「自工程結果データ」は、何回か繰り返すことで基板検査部62所得された検査データを検査回数別にファイル化して保持されることになる。さらに、「前工程結果データ」は、今回の検査手法とは異なる検査手法により取得された検査データをファイル化して保持されることになる。
基板検査部62の位置から時計方向に回転テーブル15を90度回転させた位置、つまり、基板供給部32が配置されている位置には、基板検査部62での検査を終えた被検査基板81を検査済み基板91として基板着脱部14から取り出すための基板搬出部72が併置されている。この場合、基板搬出部72は、検査済み基板91を適宜の自動搬出機構を介して取り出すことができるようにして配置されている。
また、装置本体11が備える中央処理手段12は、検査済み基板91中に基板検査部62にて再検査を要すると判定された要再検査基板が混在するとして回転テーブル15に再度投入された際に、検査済み基板91についての「自工程結果データ」中から判定不能基板を自他識別標識85から得られた基板固有情報に基づいて特定し、該特定基板に対してのみ再検査を受けさせることができるように基板検査部62を制御している。なお、「自工程結果データ」については、例えばTEST1として、「前工程結果データ」を使って自工程で1回目の検査を行って「自工程結果データ」として出力するパターンや、TEST2として、1回目の「自工程結果データ」を使って自工程で2回目の検査を行って「自工程結果データ」として出力するパターンや、TEST3として、2回目の「自工程結果データ」を使って自工程で3回目の検査を行って「自工程結果データ」として出力するパターンなどがある。
一方、図2に示す第2の例に基づいて本発明装置をより詳しく説明すれば、基板検査装置は、自他識別標識85が付された被検査基板81の着脱が自在な基板着脱部14を搬送方向での4箇所に所定間隔をおいて備えて制御された停止と走行とを繰り返す搬送手段13を装置本体11に備えて構成されている。
この例における搬送手段11については、例えばベルトコンベアのような無端ベルトを備えた無端搬送機構24により構成することができるほか、ボールネジを介して進退駆動させる往復移動機構(図示せず)により構成することもできる。
また、第2の例における基板着脱部14については、被検査基板81の検査ポイントが上面に位置するようにして、それぞれの被検査基板81を定置させた状態のもとで保持できるようにして構成されている。
しかも、搬送手段13が備える基板着脱部14のそれぞれの停止位置との関係で定まる装置本体11側には、図1に示す第1の例における搬送手段13と同様に、現に位置する基板着脱部14に対し被検査基板81を供給する基板供給部32と、現に位置する被検査基板81の自他識別標識85から基板固有情報を読み込む基板情報読込部42と、現に位置する被検査基板81の位置ズレの有無を順次検出する基板位置ズレ検出部52と、現に位置する被検査基板81を検査する基板検査部62と、現に位置する基板着脱部14から検査済み基板91を搬出する基板搬出部72とが配置されている。なお、図示しないCCDカメラを基板情報読込部42の情報読取り手段43として用いることで、該カメラにより自他識別標識85からコードを読み取るとともに、基板位置ズレ検出部としての機能をも発揮させるようにして、図2に示す基板位置ズレ検出部52の設置を省略することもできる。
つまり、図2に示す第2の例においては、基板供給部32が搬送方向での始端(上流)側に、基板搬出部72が搬送方向での終端(下流)側に各別に配置され、検査済み基板91については、人手や無端搬送ベルトなどにより形成される再検査用搬送路25を介して基板供給部32側に再度供給されることになる。なお、第2の例における基板供給部32、基板情報読込部42、基板位置ズレ検出部52、基板検査部62、および基板搬出部72が担う機能的な役割は、第1の例と同じなので、それぞれに対応する引き出し符号を付してその説明を省略する。
次に、上記構成からなる基板検査装置を用いて行われる基板検査方法(第2の発明)について、図1の回転テーブル15において「A0」として表示されている突出部17に備える基板着脱部14に保持させた被測定基板81を例に第1の発明の作用効果とともに説明すれば、自動検査処理は、図3および図4に示されているように、位置補正部12aを備える中央処理手段12と、装置本体11における機械制御部11aと、基板情報読込部42における情報読取り手段43、基板検査部52における計測手段53との間でデータの送受を行うことで実行される。
すなわち、まず、機械制御部11aのスタートボタンが押されると、該機械制御部11aからは、図3に示されているように、位置補正部12aと中央処理手段12とに対し検査開始指令が与えられ、計測手段63に対しては、I/Oインターフェース96を介して検査実行指令である「RUN」指令が与えられる。
検査開始指令を受けた中央処理手段12は、メモリに保持させてある検査データ(例えばパターンネットワークの情報、該情報との関係での検査する電圧・電流・基準値、基板のピース84およびブロック83の構成、被検査基板81の検査箇所の座標等)を計測手段63に対し送るとともに、機械制御データとして位置補正部12aを経由して機械制御部11aへも送る。
機械制御データを受信した機械制御部11aは、基板固有情報である自他識別標識85がバーコードであればバーコードトリガを発して「A0」と表示された突出部17備える基板着脱部14に供給された被検査基板81に付された自他識別標識85の基板固有情報であるコードの読込要求を「A0:バーコード読込要求」として位置補正部12aから中央処理手段12側へと送る。
「A0:バーコード読込要求」を受けた中央処理手段12は、基板情報読込部42における情報読取り手段43に対しバーコードの読み込みを行わせ、該情報読取り手段43であるバーコードリーダーによるバーコードの読み込みが完了した後、バーコード読み込みを完了したことを位置補正部12aを経由して機械制御部11aへと送信する。なお、中央処理手段12は、このような手順を踏むことで「A0」のほか、図1に「D0」,「C0」,「B0」として表示されている各突出部17が備える基板着脱部14に供給された被検査基板81に付された自他識別標識85の基板固有情報をもメモリに保持している。
次いで、位置補正部12aは、基板位置ズレ検出部52が検出し、中央処理手段12を経由して受け取った位置ズレ情報に基づいて基板検査部62の検査ブロックである計測手段63の位置を「A0」に位置している被検査基板81の実位置に位置合わせするために必要な位置補正情報を機械制御部11aに送る。
位置補正情報を受け取った機械制御部11aは、計測手段63の位置を「A0」に位置している被検査基板81の実位置に位置合わせする機械制御を行った上で、計測手段63に対し検査を開始するためのテスト開始指令を送る。
テスト開始指令を受けとった計測手段63は、「A0」に位置している被検査基板81に対する検査が開始される旨を、「ピースデータ要求」指令とともに、中央処理手段12に送信する。
「ピースデータ要求」指令を受け取った中央処理手段12は、「A0」に位置している被検査基板81が備える全てのピース84に関する全ピースデータとの関係で今回の検査が「検査実行処理」と「検査不実行処理」とのいずれを行うかの設定を「Test/Skip設定」として行う。
このような「Test/Skip設定」を行った中央処理手段12は、「A0」に位置している被検査基板81の全ピースデータを計測手段63に送り、全ピースデータを受け取った計測手段63は、今回の検査が「検査実行処理」であれば被検査基板81に対する検査を開始して全ピース84に対し検査を実行する。
計測手段63は、被検査基板81の各ピース84に対する検査を全て終了した後、検査終了信号を機械制御部11aに送り、検査終了信号を受けた機械制御部11aは、その作動を停止させる。
一方、「A0」に位置している被検査基板81に対する検査を終了した計測手段63は、その検査終了信号を「総合判定」情報や「結果統合」情報とともに中央処理手段12に送ってメモリに保持させる。
中央処理手段12は、「A0」に位置している被検査基板81の今回の検査結果を「自工程結果データ」として例えばプリンタを介して印字出力したり、表示部にファイル出力したりする。
このため、本発明によれば、被検査基板81には、基板情報読込部42による基板固有情報の読み込みが可能な自他識別標識85を付すことで、中央処理手段12側に保持させてある基板固有情報との関係で検査済み基板91中の要再検査基板を特定することができるため、再検査工程に投入された検査済み基板91のうちから要再検査基板に対してのみ基板検査部62にて再検査を行った結果データである「自工程結果データ」を出力させることができる。
したがって、再検査工程に投入された検査済み基板91は、そのうちの接触不良などを理由とする要再検査基板に対してのみ再検査が行われ、良品基板や完全不良品基板などの再検査不要基板に対しては再検査しないように処理することができるので、従来手法にみられた入力ミスや見落としといったような人為的なミスの発生を確実に防止することができるほか、再検査工程をそれだけ簡素化して検査効率を向上させることができる。
以上は、本発明を図示例に基づいて説明したものであり、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。例えば、回転テーブル15は、図示例では基板供給部32と基板搬出部72とが供給/搬出として同一位置に配置されている例が示されているので、図示例のように90度をそれぞれの回転角αとして計4箇所にて停止するようにして回転制御するのが望ましいが、基板供給部と基板搬出部とを各別に配置しておく場合の回転テーブル15は、72度をそれぞれの回転角αとして計5箇所にて停止するように回転制御されることになる。さらに、基板検査部62側は、回転テーブル15のいずれか一方の面と対面させて片面検査ができるように配置することもできる。
また、図2に示す搬送手段13は、一列に配置した例が示されているが、所望により2列に配置した上で、一方の列が移動している間に他方の列を停止させて基板固有情報の読み込みや位置ズレの有無の検出や検査を実行させ、他方の列が移動している間に一方の列を停止させて基板固有情報の読み込みや位置ズレの有無の検出や検査を実行させるようにして、移動時間を無駄にしないようにすることもできる。
11 装置本体
11a 機械制御部
12 中央処理手段
12a 位置補正部
13 搬送手段
14 基板着脱部
15 回転テーブル
15a 周縁部
16 本体部
16a〜16d 側縁
17 突出部
18 回転軸
24 無端搬送機構
25 再検査用搬送路
32 基板供給部
42 基板情報読込部
43 情報読取り手段
52 基板位置ズレ検出部
62 基板検査部
63 計測手段
72 基板搬出部
81 被検査基板
82 シート
83 ブロック
84 ピース
85 自他識別標識
91 検査済み基板
95 構内ネットワーク(LAN)
96 I/Oインターフェース

Claims (7)

  1. 自他識別標識が付された被検査基板の着脱が自在な基板着脱部をその搬送方向に沿わせた複数箇所に設けて制御された停止と走行とを繰り返す搬送手段を装置本体に備えるとともに、
    前記搬送手段が備える前記基板着脱部のそれぞれの停止位置との関係で定まる前記装置本体側には、現に位置する前記基板着脱部に対し前記被検査基板を供給する基板供給部と、現に位置する前記被検査基板の前記自他識別標識から基板固有情報を読み込む基板情報読込部と、現に位置する前記被検査基板を検査する基板検査部と、現に位置する前記基板着脱部から検査済み基板を搬出する基板搬出部とが少なくとも配置され、
    前記装置本体が備える中央処理手段は、前記基板検査部を経た前記検査済み基板中に再検査が必要な要再検査基板が混在するとして前記搬送手段に再度投入された際に、前記検査済み基板中から前記要再検査基板を前記自他識別標識に基づいて特定し、該特定基板に対してのみ前記基板検査部で再検査させるようにしたことを特徴とする基板検査装置。
  2. 前記基板情報読込部には、現に位置する前記被検査基板の位置ズレの有無を検出する基板位置ズレ検出部をも兼備させた請求項1に記載の基板検査装置。
  3. 前記搬送手段は、前記基板検査部に至る前の適宜位置にも前記基板着脱部を備え、
    該基板着脱部が停止する前記装置本体側には、現に位置する前記被検査基板の位置ズレの有無を検出する基板位置ズレ検出部を配置した請求項1に記載の基板検査装置。
  4. 前記搬送手段は、前記基板着脱部をその周縁部の複数箇所に設け、かつ、周方向で隣り合う前記基板着脱部の位置との関係で定まる一定の回転角での停止が可能となって回転自在に軸支された回転テーブルである請求項1ないし3のいずれかに記載の基板検査装置。
  5. 前記基板供給部が配置されている前記回転テーブルの停止位置には、前記基板搬出部も併置させた請求項4に記載の基板検査装置。
  6. 前記搬送手段は、直線的な停止と走行とを繰り返す無端搬送機構または往復移動機構である請求項1ないし3のいずれかに記載の基板検査装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の基板検査装置により前記被検査基板を検査することを特徴とする基板検査方法。
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