JP5153528B2 - 単片シート供給機構 - Google Patents

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Description

本発明は、複数枚の単片シートを供給する単片シート供給機構に関し、特に、複数枚の単片シートを一定間隔で供給する技術に関する。
昨今、情報化社会の進展に伴って、情報をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等が行われている。また、商品等に貼着されるラベルに情報を記録し、このラベルを用いての商品等の管理も行われている。このようなカードやラベル、あるいはタグを用いた情報管理においては、カードやラベル、あるいはタグに対して非接触状態にて情報の書き込みや読み出しを行うことが可能なICチップが搭載された非接触型ICカードや非接触型ICラベル、あるいは非接触型ICタグがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。
図10は、一般的な非接触型ICタグの構成例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本従来例は図10に示すように、樹脂や紙からなるベース基材213上に、互いに直列に並ぶように所定の間隔を有して形成された2つの帯状の導体部212a,212bからなるアンテナ212が設けられるとともに、この2つの導体部212a,212bに接続されるように、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ211が搭載されてなるインレット210が、2枚の表面シート220a,220bに挟み込まれ、表面シート220a,220bの一方の面にそれぞれ塗布された粘着剤230a,230bによって固定されて構成されている。
上記のように構成された非接触型ICタグ200は、まず、ベース基材213上に導体部212a,212bを形成し、この導体部212a,212bに接続されるようにICチップ211をベース基材213上に搭載してインレット210を作製し、その後、インレット210を、2枚の表面シート220a,220bに挟み込み、粘着剤230a,230bによって固定して作製することになる。
このように、作製されたインレット210を2枚の表面シート220a,220bに挟み込んで非接触型ICタグ200を作製する場合は、作製されたインレット210に対して、一方の面に粘着剤230a,230bがそれぞれ塗布された表面シート220a,220bを連続状として供給し、連続状の表面シート220a,220bの粘着剤230a,230bが塗布された面上にインレット210を供給することが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−44268号公報
図11は、図10に示した非接触型ICタグ200の製造工程において単片状のインレット210が連続状の表面シート220a上に供給される状態を説明するための図であり、(a)はインレット210に不良が生じていない状態を示す図、(b)はインレット210に不良が生じた状態を示す図である。
図10に示した非接触型ICタグ200を製造するためには、例えば、図11(a)に示すように単片状のインレット210が一定間隔で搬送されてきて、連続状の表面シート220a上に供給されることになる。インレット210は一定間隔で搬送されてくるので、連続状の表面シート220a上においても一定間隔で供給されることになる。
ここで、このようなインレット210においては、表面シートに挟み込まれる前に、ICチップ211に対して情報の書き込みや読み出しが正常に行えるかどうかの検査が行われる。この検査は、上述したような非接触型ICタグ200や、あるいは非接触型ICラベル、非接触型ICカードの製造工程の1つに組み込まれて行われる場合が多く、検査において不良と判断されたインレット210は、図11(b)に示すように、製造ラインから取り出されて回収ボックス240に回収されることになる。
そのため、不良と判断されたインレット210が製造ラインから取り出されて回収されると、図11(b)に示すように、不良と判断されたインレット210が搬送されてきた部分にはインレット210が存在しないこととなり、その後、連続状の表面シート220a上にインレット210を供給した場合、表面シート220a上にインレット210が存在しない、いわゆる歯抜けが生じてしまうことになる。これは、インレット210に不良が生じた場合にインレット210の搬送速度を上げることにより解決することができるものの、不良のインレット210が複数個連続した場合、インレット210の搬送速度を上げても歯抜けが生じることを回避することができないという問題点がある。
また、検査結果にて良品となったインレット210をスタッカ等にて積層しておき、このスタッカから連続状の表面シート220a上にインレット210を1枚ずつ供給することも考えられるが、インレット210を積層した状態から供給する場合、その重量やインレット210間にて生じる静電気によってICチップ211が破損する虞れが生じるため、ある程度の枚数しか積層できず、インレット210をスタッカ内にて積層する作業を頻繁に行わなければならないという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、インレットのような単片シートに不良が生じる等して単片シートが一定間隔で供給されない場合であっても、作業を煩雑にすることなく、単片シートが供給される搬送経路上では複数枚の単片シートを一定間隔とすることができる単片シート供給機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
複数枚の単片シートを搬送経路に一定間隔で供給する単片シート供給機構であって、
前記複数枚の単片シートを順次排出する排出手段と、
前記排出手段から排出された前記単片シートが収容される収容手段と、
前記排出手段から排出された前記単片シートを前記搬送経路と前記収容手段とのいずれかに供給する供給切替手段とを有し、
前記収容手段は、前記供給切替手段から前記搬送経路に前記複数枚の単片シートが前記一定間隔で供給されない場合、収容された前記単片シートを前記搬送経路に供給し、
前記供給切替手段は、前記収容手段に収容された前記単片シートの枚数が所定の枚数である場合は、前記排出手段から排出された前記単片シートを第1の速度で前記搬送経路に供給し、前記収容手段に収容された前記単片シートの枚数が前記所定の枚数未満の場合は、前記排出手段から排出された前記単片シートを、前記第1の速度よりも速い第2の速度で前記収容手段及び前記搬送経路のうち少なくとも前記収容手段に供給する。
上記のように構成された本発明においては、複数枚の単片シートが排出手段から順次排出されてくると、排出手段から排出された複数枚の単片シートは、供給切替手段を介して搬送経路と収容手段とのいずれかに供給される。この際、搬送経路に供給される複数枚の単片シートは、排出手段から複数枚の単片シートが一定間隔で排出されない場合や、供給切替手段にて複数枚の単片シートのうち不良とされる単片シートが他の経路に排出される等、搬送経路に一定間隔で供給されない場合が生じる。そこで、供給切替手段から搬送経路に複数枚の単片シートが一定間隔で供給されない場合、収容手段に収容された単片シートが搬送経路に供給され、それにより、搬送経路上では複数枚の単片シートが一定間隔となる。このように、収容手段に収容された単片シートが搬送経路に供給されると、収容手段に収容された単片シートの枚数が減る。そこで、供給切替手段において、収容手段に収容された単片シートの枚数が所定の枚数未満の場合、排出手段から排出された単片シートが収容手段及び搬送経路のうち少なくとも収容手段に供給され、収容手段に供給された単片シートが収容手段に収容されることになる。このように、収容手段に収容されている単片シートが所定の枚数未満となると、排出手段から排出された単片シートが供給切替手段によって収容手段に供給されて収容されるので、収容手段に収容される単片シートの枚数が少ない場合であっても、収容手段に単片シートを収容する作業が煩雑になることはない。またこの際、供給切替手段から収容手段及び搬送経路のうち少なくとも収容手段に単片シートを供給する速度を、排出手段から排出された単片シートを搬送経路に供給する第1の速度よりも速い第2の速度とすることにより、搬送経路への単片シートの供給を行いながら、収容手段に収容される単片シートを所定の数に戻すことができる。
また、供給切替手段において、排出手段から排出された単片シートのうち不良となる単片シートが、不良となる単片シートを回収する回収手段に排出されれば、排出手段から排出された単片シートを搬送経路と収容手段とのいずれかに供給する供給切替手段を用いて、不良となる単片シートを回収手段に排出することができる。
以上説明したように本発明においては、複数枚の単片シートを順次排出する排出手段と、排出手段から排出された単片シートが収容される収容手段と、排出手段から排出された単片シートを搬送経路と収容手段とのいずれかに供給する供給切替手段とを有し、収容手段が、供給切替手段から搬送経路に複数枚の単片シートが一定間隔で供給されない場合、収容された単片シートを搬送経路に供給し、また、供給切替手段が、収容手段に収容された単片シートの枚数が所定の枚数である場合は、排出手段から排出された単片シートを第1の速度で搬送経路に供給し、収容手段に収容された単片シートの枚数が所定の枚数未満の場合は、排出手段から排出された単片シートを、第1の速度よりも速い第2の速度で収容手段及び搬送経路のうち少なくとも収容手段に供給する構成としたため、単片シートが一定間隔で供給されない場合であっても、作業を煩雑にすることなく、単片シートが供給される搬送経路上では複数の単片シートを一定間隔とすることができる。
また、供給切替手段が、排出手段から排出された単片シートのうち不良となる単片シートを、不良となる単片シートを回収する回収手段に排出する構成としたものにおいては、排出手段から排出された単片シートを搬送経路と収容手段とのいずれかに供給する供給切替手段を用いて、不良となる単片シートを回収手段に排出することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明の単片シート供給機構を用いて作製される非接触型ICタグについて説明する。
図1は、本発明の単片シート供給機構を用いて作製される非接触型ICタグの構成例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本例は図1に示すように、樹脂や紙からなるベース基材113上に、互いに直列に並ぶように所定の間隔を有して形成された2つの帯状の導体部112a,112bからなるアンテナ112が設けられるとともに、この2つの導体部112a,112bに接続されるように、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ111が搭載されてなるインレット110が、2枚の表面シート120a,120bに挟み込まれ、表面シート120a,120bの一方の面にそれぞれ塗布された粘着剤130a,130bによって固定されて構成されている。
上記のように構成された非接触型ICタグ100は、まず、ベース基材113上に導体部112a,112bを形成し、この導体部112a,112bに接続されるようにICチップ111をベース基材113上に搭載してインレット110を作製し、その後、インレット110を、2枚の表面シート120a,120bに挟み込み、粘着剤130a,130bによって固定して作製することになる。
図2は、本発明の単片シート供給機構を用いた非接触型ICタグ製造装置の実施の一形態を示す図であり、図1に示した非接触型ICタグ100を作製するものである。
本形態は図2に示すように、3つのコンベヤー10a〜10cと、コンベヤー10a上を搬送されてくる単片シートとなるインレット110に対して検査を行う検査器60と、インレット110が収容される収容手段であるスタッカ50と、検査器60における検査の結果、不良となるインレット110を回収する回収手段である回収ボックス40と、検査器60における検査の結果やスタッカ50におけるインレット110の収容枚数に基づいてコンベヤー10bの動作を制御する制御器30と、図1に示した表面シート120a,120bを連続状として供給、搬送するローラ21a〜21fとから構成されている。なお、表面シート120a,120bを供給、搬送するローラ21a〜21f以外の部分が、本発明の単片シート供給機構となる。
コンベヤー10aは、インレット110を一定間隔で搬送し、搬送したインレット110をコンベヤー10b上に排出する排出手段となるものである。
検査器60は、コンベヤー10a上のインレット110の搬送面に対向して配置され、コンベヤー10a上を搬送されてくるインレット110に対して情報の書き込み及び読み出しを行い、インレット110の動作の正常性の検査を行う。
コンベヤー10bは、コンベヤー10aから排出されたインレット110を搬送し、制御部30の制御によって、インレット110の搬送速度が変化し、また、中心軸11を中心としてインレット110の搬送方向下流側の角度が変化することによってインレット110の供給を、スタッカ50、コンベヤー10c及び回収ボックス40のうちいずれかに切り替える供給切替手段となるものである。
コンベヤー10cは、コンベヤー10aから排出され、コンベヤー10bやスタッカ50を介して供給されたインレット110を搬送する搬送経路となるものであって、供給されたインレット110を、ローラ21aから引き出された表面シート120aに対向する領域まで搬送する。
回収ボックス40は、検査器60における検査の結果、不良となるインレット110を回収する。
スタッカ50は、コンベヤー10bのインレット110の搬送方向下流側の上部に配置され、コンベヤー10aから排出され、コンベヤー10b上を搬送されてきたインレット110が収容されるとともに、制御部30の制御によって、収容されたインレット110をコンベヤー10c上に供給する。
制御部30は、角度制御部31、速度制御部32、枚数管理部33及び供給制御部34を有している。
枚数管理部33は、スタッカ50に収容されているインレット110の枚数を検出、管理している。
角度制御部31は、検査器60における検査の結果、並びに枚数管理部33にて管理されているスタッカ50内のインレット110の枚数に基づいて、コンベヤー10bの中心軸11を中心としたインレット110の搬送方向下流側の角度を変化させる。
速度制御部32は、枚数管理部33にて管理されているスタッカ50内のインレット110の枚数に基づいて、コンベヤー10bにおけるインレット110の搬送速度を変化させる。
供給制御部34は、検査器60における検査の結果に基づいて、スタッカ50に収容されたインレット110をコンベヤー10c上に供給する。
以下に、上記のように構成された非接触型ICタグ製造装置の動作について説明する。
図3は、図2に示した非接触型ICタグ製造装置のうち単片シート供給機構の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、コンベヤー10a上を、図1に示したインレット110が搬送されてくる(ステップS1)。
図4は、図2に示した非接触型ICタグ製造装置においてコンベヤー10a上におけるインレット110の搬送状態を示す図である。
図4に示すように、コンベヤー10a上においては、複数のインレット110が一定間隔で順次搬送されてくる。
コンベヤー10a上を搬送されてきたインレット110が検査器60に対向すると、検査器60において、対向したインレット110に対して情報の書き込み及び読み出しが行われ、インレット110の動作の正常性の検査が行われる(ステップS2)。
そして、検査器60における検査の結果が制御器30に通知され、検査の結果、インレット110の動作が正常である場合(ステップS3)、枚数管理部33にて管理されているスタッカ50内のインレット110の収容枚数が確認される(ステップS4)。ここで、枚数管理部33においては、スタッカ50に収容されているインレット110の枚数が常時検出、管理されている。また、初期状態として、スタッカ50には所定の枚数となる10枚のインレット110が収容されているものとする。なお、スタッカ50に収容されるインレット110の所定の枚数は、10枚に限らず、適宜設定することができる。
スタッカ50に収容されているインレット110の枚数が10枚である場合(ステップS5)、制御器30の角度制御部31において、コンベヤー10bの中心軸11を中心としたインレット110の搬送方向下流側の角度が変えられず、コンベヤー10a上を搬送されてきたインレット110はコンベヤー10b上に排出され、その後、コンベヤー10b上を搬送され、コンベヤー10c上に供給されることになる(ステップS6)。またこの際、制御部30の速度制御部32において、コンベヤー10bにおけるインレット110の搬送速度が第1の速度である通常速度に設定され、この通常速度によってインレット110がコンベヤー10b上を搬送され、コンベヤー10c上に供給されることになる(ステップS7)。
一方、検査器60における検査の結果、インレット110の動作が正常ではなく、インレット110が不良となる場合は、まず、制御器30内の角度制御部31において、コンベヤー10bの中心軸11を中心としたインレット110の搬送方向下流側の角度が、回収ボックス40に向かうように変えられる。
図5は、図2に示した非接触型ICタグ製造装置において不良となるインレット110が回収される際の状態を示す図である。
コンベヤー10bの中心軸11を中心としたインレット110の搬送方向下流側の角度が、回収ボックス40に向かうように変えられると、図5に示すように、コンベヤー10aから排出されてコンベヤー10bを搬送されてきた不良となるインレット110がコンベヤー10b上から回収ボックス40に排出され、回収ボックス40にて回収される(ステップS8)。
このように、コンベヤー10a上を一定間隔で搬送されてきて、コンベヤー10b上に順次排出されたインレット110のうち、不良となるインレット110が回収ボックス40に回収されてしまうと、コンベヤー10bからコンベヤー10c上に供給された複数枚のインレット110は一定間隔ではなくなってしまう。
そこで、制御器30の供給制御部34の制御によって、検査器60における検査の結果、不良となるインレット110が存在している場合、すなわち、コンベヤー10aから排出されたインレット110が一定間隔でコンベヤー10cに供給されなくなってしまう場合、その不良となるインレット110がコンベヤー10bからコンベヤー10cに供給されるタイミングで、スタッカ50に収容されたインレット110がコンベヤー10c上に供給される(ステップS9)。
図6は、図2に示した非接触型ICタグ製造装置においてスタッカ50に収容されたインレット110がコンベヤー10c上に供給される際の動作を示す図である。
図6に示すように、スタッカ50に収容されたインレット110は、制御器30の供給制御部34の制御によって、積層状態最下面のインレット110がコンベヤー10c上に落とされることによりコンベヤー10c上に供給されることになる。
スタッカ50からコンベヤー10c上に供給されたインレット110は、コンベヤー10bから供給されたインレット110とともにコンベヤー10c上を搬送されていく。
図7は、スタッカ50に収容されたインレット110がコンベヤー10c上に供給された後のコンベヤー10cの状態を示す図である。
スタッカ50に収容されたインレット110がコンベヤー10c上に供給されると、図7に示すように、不良とされたインレット110が回収ボックス40に回収されてコンベヤー10c上に供給されなくても、コンベヤー10c上には複数のインレット110が一定間隔に供給され、搬送されていくことになる。
このように、検査器60における検査の結果、不良となるインレット110が存在し、この不良となるインレット110が回収ボックス40に回収されてコンベヤー10cに供給されないことにより、コンベヤー10aから排出されたインレット110が一定間隔でコンベヤー10cに供給されなくなってしまう場合に、その不良となるインレット110がコンベヤー10bからコンベヤー10cに供給されるタイミングで、スタッカ50に収容されたインレット110がコンベヤー10c上に供給されるので、不良のインレット110が複数個連続した場合であっても、コンベヤー10c上にインレット110を一定間隔で供給することができる。
このようにして、スタッカ50に収容されたインレット110がコンベヤー10c上に供給されると、スタッカ50に収容されたインレット110の枚数が減る。そこで、スタッカ50に収容されたインレット110の枚数が10枚ではない場合、すなわち、枚数管理部33において、スタッカ50に収容されたとして管理されているインレット110の数が10枚未満である場合、制御部30の制御によってコンベヤー10bを用いたインレット110のスタッカ50への収容制御が行われる(ステップS10)。
まず、制御部30の角度制御部31において、コンベヤー10bの中心軸11を中心としたインレット110の搬送方向下流側の角度が変えられるような制御が行われる。インレット110のスタッカ50への収容制御が開始されてから、現在コンベヤー10b上を搬送されているインレット110の1つ前に搬送されたインレット110がスタッカ50に収容されなかった場合(ステップS11)、コンベヤー10bの中心軸11を中心としたインレット110の搬送方向下流側の角度が、スタッカ50に向かうように変えられる(ステップS12)。
また、制御部30の速度制御部32の制御によって、コンベヤー10bにおけるインレット110の搬送速度が、第1の速度である通常速度の2倍の第2の速度に設定され、この速度によってインレット110がコンベヤー10b上を搬送されていく(ステップS13)。
図8は、図2に示した非接触型ICタグ製造装置においてコンベヤー10b上を搬送されたインレット110がスタッカ50に収容される動作を示す図である。
上述したように、コンベヤー10bの中心軸11を中心としたインレット110の搬送方向下流側の角度が、スタッカ50に向かうように変えられてインレット110がコンベヤー10b上を搬送されていくと、図8に示すように、コンベヤー10b上を搬送されたインレット110が、スタッカ50に収容されたインレット110の積層状態最上面に積層されて収容されていくことになる。
このように、スタッカ50からインレット110がコンベヤー10c上に供給されることにより、スタッカ50に収容されたインレット110の枚数が所定の枚数未満となった場合に、コンベヤー10b上を搬送されたインレット110がスタッカ50に収容されるので、スタッカ50には、その重量や静電気によってICチップ111が破損しない程度の枚数のインレット110のみを収容しておくだけでよい。
また、インレット110のスタッカ50への収容制御が開始されてから、現在コンベヤー10b上を搬送されているインレット110の1つ前に搬送されたインレット110がスタッカ50に収容された場合は、制御部30の角度制御部31の制御によって、コンベヤー10bの中心軸11を中心としたインレット110の搬送方向下流側の角度が、コンベヤー10cに向かうように元に戻され、コンベヤー10b上を搬送されたインレット110がコンベヤー10c上に供給されることになる(ステップS14)。この制御は、コンベヤー10b上を搬送されたインレット110がスタッカ50に収容された後においても、スタッカ50に収容されたインレット110の枚数がまだ10枚未満である場合に行われるものであって、制御部30の角度制御部31によって、コンベヤー10bの中心軸11を中心としたインレット110の搬送方向下流側の角度が、スタッカ50とコンベヤー10cに交互に向かうように制御される。すなわち、コンベヤー10b上を通常速度の2倍の速さで搬送されてくるインレット110は、スタッカ50とコンベヤー10cとに交互に供給されることとなり、それにより、コンベヤー10cには、コンベヤー10bから通常速度による一定間隔でインレット110が供給されながらも、スタッカ50に対するインレット110の補充を行うことができる。
このようにしてコンベヤー10c上に供給されたインレット110は、その後、コンベヤー10c上を、ローラ21aから引き出された表面シート120aに対向する領域まで搬送されていく。
ローラ21aから引き出された表面シート120aは、一方の面に粘着剤130aが塗布されており、コンベヤー10c上を搬送されたインレット110は、表面シート120aの粘着剤130aが塗布された面上に載置され、粘着剤130aによって表面シート120aに貼り付けられる。そして、ローラ21cから引き出された表面シート120bに対向する領域まで搬送されていく。
ローラ21cから引き出された表面シート120bは、一方の面に粘着剤130bが塗布されており、表面シート120aに貼り付けられたインレット110は、2枚の表面シート120a,120bに挟み込まれ、表面シート120a,120bにそれぞれ塗布された粘着剤130a,130bによって固定されることになる。
その後、インレット110が挟み込まれた表面シート120a,120bをインレット110毎に単片状に断裁することにより、図1に示した非接触型ICタグ100が作製されることになる。
なお、本形態においては、コンベヤー10a上をインレット110が一定間隔で搬送されてきて、検査器60における検査の結果、不良となるインレット110がコンベヤー10b上から回収ボックス40に排出されるものを例に挙げて説明したが、コンベヤー10a上にてインレット110の検査が行われて不良となったインレット110が既にコンベヤー10a上から排出され、インレット110がいわゆる歯抜け状態で搬送されてくる場合も考えられる。
図9は、図2に示した非接触型ICタグ製造装置においてコンベヤー10a上をインレット110が歯抜け状態で搬送されてくる状態を示す図である。
コンベヤー10a上にてインレット110の検査が行われて不良となったインレット110が既にコンベヤー10a上から排出された場合、図8に示すように、インレット110がいわゆる歯抜け状態で搬送されてくる。この場合、制御器30においては、歯抜けとなった領域が検出され、その領域に載置されていたインレット110がコンベヤー10cに供給されるタイミングで上述した制御が行われることになる。
また、本形態においては、コンベヤー10b上を搬送されたインレット110がスタッカ50に収容された後においても、スタッカ50に収容されたインレット110の枚数がまだ10枚未満である場合、コンベヤー10b上を通常速度の2倍の速さで搬送されてくるインレット110が、スタッカ50とコンベヤー10cとに交互に供給されるものを例に挙げて説明したが、コンベヤー10bの搬送速度を調節することにより、コンベヤー10b上を搬送されたインレット110がスタッカ50に収容された後においてもスタッカ50に収容されたインレット110の枚数が10枚未満である場合、インレット110の枚数が10枚になるまで、コンベヤー10b上を搬送されてくるインレット110を続けてスタッカ50に供給、収容する構成とすることも考えられる。
また、排出手段としては、上述したようなコンベヤー10aではなく、インレット110を一定間隔で排出するスタッカ等であってもよい。
また、供給切替手段としては、コンベヤー10bでなくても仕切り板であってもよい。
また、搬送経路となるコンベヤー10cに供給される単片シートは、上述したインレット110に限らず、単片状のものであればよい。
本発明の単片シート供給機構を用いて作製される非接触型ICタグの構成例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 本発明の単片シート供給機構を用いた非接触型ICタグ製造装置の実施の一形態を示す図である。 図2に示した非接触型ICタグ製造装置のうち単片シート供給機構の動作を説明するためのフローチャートである。 図2に示した非接触型ICタグ製造装置においてコンベヤー上におけるインレットの搬送状態を示す図である。 図2に示した非接触型ICタグ製造装置において不良となるインレットが回収される際の状態を示す図である。 図2に示した非接触型ICタグ製造装置においてスタッカに収容されたインレットがコンベヤー上に供給される際の動作を示す図である。 スタッカに収容されたインレットがコンベヤー上に供給された後のコンベヤーの状態を示す図である。 図2に示した非接触型ICタグ製造装置においてコンベヤー上を搬送されたインレットがスタッカに収容される動作を示す図である。 図2に示した非接触型ICタグ製造装置においてコンベヤー上をインレットが歯抜け状態で搬送されてくる状態を示す図である。 一般的な非接触型ICタグの構成例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図10に示した非接触型ICタグの製造工程において単片状のインレットが連続状の表面シート上に供給される状態を説明するための図であり、(a)はインレットに不良が生じていない状態を示す図、(b)はインレットに不良が生じた状態を示す図である。
符号の説明
10a〜10c コンベヤー
11 中心軸
21a〜21f ローラ
30 制御器
31 角度制御部
32 速度制御部
33 枚数管理部
34 供給制御部
40 回収ボックス
50 スタッカ
60 検査器
100 非接触型ICタグ
110 インレット
111 ICチップ
112 アンテナ
112a,112b 導体部
113 ベース基材
120a,120b 表面シート
130a,130b 粘着剤

Claims (2)

  1. 複数枚の単片シートを搬送経路に一定間隔で供給する単片シート供給機構であって、
    前記複数枚の単片シートを順次排出する排出手段と、
    前記排出手段から排出された前記単片シートが収容される収容手段と、
    前記排出手段から排出された前記単片シートを前記搬送経路と前記収容手段とのいずれかに供給する供給切替手段とを有し、
    前記収容手段は、前記供給切替手段から前記搬送経路に前記複数枚の単片シートが前記一定間隔で供給されない場合、収容された前記単片シートを前記搬送経路に供給し、
    前記供給切替手段は、前記収容手段に収容された前記単片シートの枚数が所定の枚数である場合は、前記排出手段から排出された前記単片シートを第1の速度で前記搬送経路に供給し、前記収容手段に収容された前記単片シートの枚数が前記所定の枚数未満の場合は、前記排出手段から排出された前記単片シートを、前記第1の速度よりも速い第2の速度で前記収容手段及び前記搬送経路のうち少なくとも前記収容手段に供給する単片シート供給機構。
  2. 請求項1に記載の単片シート供給機構において、
    前記供給切替手段は、前記排出手段から排出された前記単片シートのうち不良となる単片シートを、前記不良となる単片シートを回収する回収手段に排出する単片シート供給機構。
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