JP4712467B2 - 包装機における分包品集積方法と装置 - Google Patents

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本発明は、内容物を充填した分包品を多列で搬送する搬送ラインにおいて、それぞれの列の分包品が規定の枚数で集積した状態で後工程に送給できる包装機における分包品集積方法と装置に関する。
一般に包装機は、内容物が貯溜されているホッパと、2枚の包装フィルムをシールして包装袋を形成する製袋部と、内容物を所定の量に計量して包装袋に充填する計量充填部と、連続して形成される包装袋を単体に切断して分包品とするカッタ部と、内容物を包装袋に充填して形成された分包品を計量検査・外観検査して不良品を排出する不良品排出部と、良品の分包品だけを所定の段数で集積する集積部とを備えて構成されている。
このような包装機においては、生産性を向上するために、分包品を多列で製造できるように構成され、カッタ部で切断された分包品は、多列で搬送されながら計量検査及び外観検査され、集積装置で規定枚数に集積されて後工程に送給される。この際、各検査で不良品として指摘された分包品は搬送ラインから外部に排出されるため、各列においては歯抜け状態を形成することになる。しかし、連続して製造される分包品の良品は、順次搬送ライン上を流れてくることから、歯抜け状態で集積部に搬入されると、各列においては、規定の枚数に到達できないことから、規定の枚数に集積するまで後工程に送ることができなかった。
そのため、従来においては、図10に示すように、各列(縦列)ごとに搬送された分包品Wは検査部で検査され、不良品とされた分包品Wは搬送ライン外に排出されて良品の分包品Wが歯抜け状態で搬送されていた。そして、端数排出部において、搬送方向に沿って直交する方向の列(以下、横列という)に歯抜けがある場合には、その横列のすべての分包品Wを搬送ラインから搬送ライン外に排出していた。横列に歯抜けがない場合には、全列が規定の枚数に到達した状態で全列一括して後工程に送るようにしていた(これを一括集積方法という)。
しかし、従来の一括集積方法の場合、全列が規定の枚数に到達するまで後工程に送ることができないことから、搬送時間の高速化を求めることができなかった。また良品をも搬送ライン外に排出することになるから、排出された良品を、その日の終了時に人手を使って搬送ライン内に戻すこととなって、人件費を増加させることになっていた。
また、従来において、上記課題を解決するために、一括集積方法から各列集積方法が採用されていた。この各列集積方法は、図11に示すように、搬送コンベヤ51で搬送される包装シートWを積上げる積上集積部52と、積上集積部52の下流側に配置される中間停止部53と、中間停止部53の下流側に配置されるバケット機構54と、を備えて構成されていた(特許文献1)。積上集積部52は、搬送コンベヤ51上で歯抜け位置があった場合に、規定の枚数分積み上げられた列の包装シートWを中間停止部53に送給して、規定の枚数分に達していない列の包装シートWは規定の枚数に達するまでその位置で停止するように制御されていた。中間停止部53においては、1本のアクチュエータ55で規定の枚数に積み上げられた包装シートWをバケット機構54に送給するように制御されていた。
特開2001−139147公報(5〜7頁、図1参照)
しかし、特許文献1に記載されている各列集積方法は、積上集積部52において、各列ごとの包装シートWを上昇させる第1アクチュエータ56と中間停止部53に送給するために各列ごとに第2アクチュエータ57を配置することから、アクチュエータの数が増えて機械のコストを大幅に高くするとともに、スペースを広く取るために大型化されることとなっていた。また、中間停止部53において、バケット機構54とのタイミングをあわせることによって時間調整を行う必要があるとともに、積上集積部52と中間停止部53の2箇所において規定枚数に積み上げられた包装シートWをアクチュエータで押し出すことから、やはり高速回転に対応することができなかった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、高速回転に対応するために複雑な制御をすることなく、搬送機器を減少させてコストを低減するとともにコンパクトに構成できる包装機の分包品集積方法と装置を提供することを目的とする。そのために、本発明に係る包装機の分包品集積方法は、以下のように構成するものである。すなわち、請求項1記載の発明では、内容物を充填して単体に形成された分包品を多列で搬送する搬送手段を備え
前記搬送手段には、前記各分包品の諸検査を行う検査手段と、前記検査手段で不良品とされた前記分包品を前記搬送手段外に排出可能な不良品排出手段と、前記不良品排出手段により不良の前記分包品が排出されることによって発生する歯抜け位置に新たな前記分包品の補充やそのための前記分包品のストックを行う補充手段と、が配設され、
前記搬送手段によって搬送された良品の前記分包品を規定枚数に集積して後工程に送給する集積手段を有する包装機における分包品集積方法であって、
前記補充手段が、前記補充手段に収納されている前記分包品の補充枚数によって、搬送された前記分包品を前記補充手段内に補充するための取り込み動作と、前記補充手段から前記分包品を取り出して前記歯抜け位置に補充するための取り出し動作のいずれかを選択されるように、制御手段によって指令されるとともに、前記集積手段の各列において前記分包品が規定枚数に集積された状態あるいは前記分包品が集積されない空の状態のいずれかに準備されるように、前記歯抜け位置への補充やそのための前記分包品のストックを前記制御手段によって制御され
前記集積手段の各列において、前記分包品が規定枚数に集積された状態あるいは前記分包品が集積されない空の状態のいずれかに準備された後に、前記分包品を全列まとめて前記後工程に送給することを特徴とするものである。
請求項2記載の発明では、前記補充手段が、規定集積数をNとする場合に、各列に対する前記分包品を少なくとも2N−1段、縦方向に収納可能な受け部を有する補充ストッカを有していることを特徴としている。
請求項3記載の発明では、前記補充ストッカは、上下方向に往復移動可能に配置されるとともに、上昇時に前記分包品を前記補充ストッカに取り込み、下降時に前記分包品を前記補充ストッカから取り出すように制御されていることを特徴としている。
請求項4記載の発明では、各列における搬送されている前記分包品のうち規定枚数となる前記分包品の枚数分を1グループとし、前記1グループの先頭の前記分包品が前記補充ストッカに到着することを前記制御手段が検知すると、そのグループ内の前記分包品のうちいくつかを前記補充ストッカに取り込むか、又は前記補充ストッカから取り出すかを、前記制御手段が前記補充ストッカに指令することを特徴としている。
またこの発明に係る包装機における分包品の集積装置は、請求項5記載の発明では、内容物を充填して単体に形成された分包品を多列で搬送する搬送手段を備えるとともに、搬送された前記分包品を各列で規定枚数に集積して後工程に送給する包装機における分包品集積装置であって、
前記搬送手段には、前記各分包品の諸検査を行う検査手段と、前記検査手段で不良品とされた前記分包品を前記搬送手段外に排出可能な不良品排出手段と、前記不良品排出手段により不良の前記分包品が排出されることによって発生する歯抜け位置に新たな前記分包品の補充やそのための前記分包品のストックを行う補充手段と、が配設され、
前記分包品の各列において前記分包品が規定枚数に集積された状態あるいは前記分包品が集積されない空の状態のいずれかに準備されるように前記補充手段による前記歯抜け位置への補充やそのための前記分包品のストック制御する制御手段と、
前記規定枚数に集積された状態あるいは前記集積されない空の状態のいずれかに準備された前記分包品を全列まとめて後工程に送給する集積手段と、
を備え、
前記補充手段が、前記歯抜け位置に前記分包品を補充するために搬送されてくる前記分包品を予め補充する取り込み動作と、前記分包品を前記歯抜け位置に補充する取り出し動作を行う補充ストッカを有していることを特徴とするものである。
請求項6記載の発明では、前記補充ストッカは、上下方向に往復移動可能に配置されるとともに、上昇時に前記分包品を前記補充ストッカに取り込み、下降時に前記分包品を前記補充ストッカから取り出せるように構成されていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、内容物を充填して形成された分包品は、多列に並列されつつ集積手段に向かって搬送される。この際、分包品は検査手段によって不良品とされた分包品が搬送手段外に排出される。分包品が不良品として排出されることによって発生した歯抜け位置は補充手段によって補充された後、集積手段で規定の枚数に集積された分包品が後工程に供給されることとなる。しかし、補充手段では、常に分包品が補充されているわけではないことから、連続生産するために、必要に応じて、搬送されてきた良品の分包品を補充手段内に補充することとなる。これらの制御を制御手段で行うことによって、集積手段の各列において分包品は、規定枚数に集積された状態かあるいは集積されない空の状態かのいずれかで後工程に送給されることとなる。
従って、この包装機における分包品集積方法においては、集積手段において、例えば、1本のプッシャで全列を一括して後工程に送ることができることから、コンパクトで廉価に構成することができる。しかも、制御装置は、1制御で多列の制御を行うことができることから複雑な制御を必要としない。
また、制御手段においては、搬送されてきた分包品に対して、補充手段内の分包品の補充枚数によって、補充手段に搬送されてきた分包品を取り込むか、補充手段内の分包品を取り出すかのいずれかの動作を行うように指令するだけである。そのため、この制御が各列個別で行ったとしても、搬送ライン上を走行する分包品は速度を維持したまま補充手段内に補充されるかあるいは集積装置で積み込まれて後工程に送給される。従って、補充手段及び集積手段においても、時間調整のために搬送ラインの搬送速度を妨げるものではないことから高速化に対応することが可能となる。
請求項2乃至3の発明によれば、補充手段には、歯抜け位置に分包品を補充したり、そのために分包品をストックしたりするための補充ストッカを有している。この補充ストッカを上昇させることによって、搬送中の分包品を補充ストッカ内の取り込み部に収納して分包品をストックすることができ、また、補充ストッカを下降させることによって取り出し部から歯抜け位置に分包品を補充させることができる。
また、補充ストッカに形成される分包品の受け部の段数を2N−1段にすることによって、補充ストッカに取り込む際にストックする分の分包品を最低限確保することができ、また補充ストッカから補充された分包品を取り出して複数箇所の歯抜け位置に分包品を補充することができる。この関係については、請求項4の発明によれば、搬送方向に沿って搬送される分包品のうち、規定の枚数分の分包品を1グループとして位置づける。そして、そのグループの先頭の分包品が補充ストッカに到着することを制御部が検知すると、現状の補充ストッカ内に収納されている分包品の収納枚数によって、規定の枚数を集積するためにそのグループに対して補充ストッカ内に分包品を取り込む必要があるのかあるいは補充ストッカ内の分包品を歯抜け位置に補充する必要があるのかを判断する。さらに、補充ストッカ内に取り込む場合、取り込む枚数を何枚にするかをも判断する。これは制御手段の指令によって行われることとなる。
そして、制御手段では、常時、補充ストッカの分包品の収納数を把握していることとなり、これによって、搬送されている分包品は、補充ストッカ内に取り込まれるか、あるいは、そのまま搬送を続けるかのいずれかに選択されることとなる。その結果、補充ストッカを通過するグループは規定の集積数に達することとなり、補充ストッカ内に取り込まれるグループは、集積されない空の状態となる。従って、この方法によれば、後工程に送給する分包品組みを必ず規定枚数に集積することができることから、規定枚数に集積されない中途半端な分包品組を製造することがない。また、集積手段において1つの指令制御で多列分の制御を行うことができることから制御を複雑化することがなく、搬送ラインの搬送速度の高速化に対応することが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、本発明の包装機における分包品集積装置は、請求項1記載の包装機における分包品集積方法によって構成される装置である。つまり、補充手段に配置される補充ストッカは、制御手段によって、分包品が不良品として排出されることによって発生した歯抜け位置に補充ストッカ内の分包品を補充するかあるいは搬送されている分包品を補充ストッカ内にストックするかのいずれかの動作を行う。
従って、集積手段において、補充ストッカを通過した分包品の列は、規定数に集積され、分包品を補充ストッカに取り込まれた列は、規定数に集積されない空の状態となる。そして、全列をまとめて後工程に送給するから、送給された分包品はすべて規定の枚数に集積されることとなって、規定枚数に達しない中途半端な分包品組を形成することがない。
従って、この包装機における分包品集積装置においては、集積手段において、例えば、1本のプッシャで全列を一括して後工程に送ることができることから、コンパクトで廉価に構成することができる。しかも、請求項1と同様、制御手段を複雑化することなく、しかも、速度調整する工程を有するものではない。そのため、搬送速度を妨げるものではないことから、高速化に対応することが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、補充ストッカを上昇させることによって、搬送中の分包品を補充ストッカ内に取り込んで分包品をストックすることができ、また、補充ストッカを下降させることによって分包品を取り出して歯抜け位置に補充させることができる。
これは、各列個別に制御されるものの、搬送中の分包品の搬送速度を落とすことなく行うことができることから、請求項5の発明と同様、ラインの流れを高速化に対応することができる。
次に、本発明による包装機における集積方法と装置の一形態を図面に基づいて説明する。
図1〜2は、本発明を実施するための包装機Mの全体正面図と平面図とを示すものであり、包装機Mは、機枠1と、包装フィルムF1を袋状の包装袋Fに形成して内容物を充填する製袋部3と、内容物を計量して包装袋Fに充填する計量充填部5と、連続する包装袋Fをカッタ部7で切断して形成された単体の分包品Wを搬送して集積する分包品集積装置(以下、集積装置という。)10と、を備えて構成されている。
実施形態の集積装置10は、カッタ部7で切断された分包品Wの不良品を排出するための第1の不良品排出部11と、分包品Wを多列で搬送する搬送ライン12と、搬送ライン12内で搬送されている分包品Wの質量検査・外観検査を行う検査部13と、検査部13で不良品として指摘された分包品Wを排出する第2の不良品排出部15と、不良品として排出されることによって発生する分包品Wの歯抜け位置に新たな分包品Wを補充する補充ストッカ20と、補充ストッカ20を通過した分包品Wを集積して後工程Pに送給する集積部17と、を備えて構成されている。なお、本形態においては、製袋部3においては6列で製袋することとし、さらに、各列において、カッタ部7で切断された分包品Wを搬送方向に沿って6列で搬送することとする。
第1の不良品排出部11は、カッタ部7の下方に配置された排出ダンパー111を有して、包装袋Fに内容物が入っていなかったり、フィルム継目があったりする場合に、不良品として搬送方向と逆方向の外部に排出するように構成されている。この場合、分包品Wは搬送ライン12には送給されないことから、搬送ライン12は歯抜け位置を有した状態となる。
搬送ライン12は、6列に形成され、第1の不良品排出部11付近に配置される受け容れ搬送部121から幅方向(搬送方向と直交する方向)に徐々に広がって形成されるとともに、中間位置において上方に傾斜する傾斜搬送部122を有し、さらに、傾斜搬送部122の上端から集積部17辺りまで延設して形成される水平搬送部123を備えている。
搬送ライン12の各列には、図3に示すように、列ごとに分包品Wを支持する受け台125と、分包品Wを搬送するコンベヤに装着されたアタッチメント126と、分包品Wの一端を支持する爪片127とを備えている。受け台125は、断面L字状に形成されてアタッチメント126を間にして両側に相対向して配置され、機枠1に固着されている。爪片127は一定間隔でアタッチメント126に装着されて分包品Wの一端を押圧することによって分包品Wを搬送する。アタッチメント126は、エンドレス状に形成されたコンベヤに一定間隔で装着され、図示しないモータの駆動によりコンベヤを介して分包品Wを搬送ライン12の受け容れ搬送部121から水平搬送部123側に搬送させるように走行する。
検査部13は、図1に示すように、搬送ライン12における水平搬送部123の上方に配置する外観検査カメラ131と外観検査カメラ131の下流側に配置して水平搬送部123の下方に配置する分包品質量検査装置132とを備えている。外観検査カメラ131は、分包品の表面に印字される印字不良や形状不良を検出するものであり、分包品質量検査装置132は、単体の分包品の質量を計測して、設定された質量と異なる場合に不良品として指摘する。
いずれも不良品と指摘された分包品Wは、第2の不良品排出部15に配置される排出ダンパー151よりライン外に排出される。なお、排出ダンパー151は傾倒可能に配置され、不良品を排出する際には傾倒され、不良品を排出した後は、良品を搬送するために元の水平位置に復帰することとなる。
補充ストッカ20は、図4〜6に示すように、第2の不良品排出部15の下流側において、各列に対して垂直方向に上下移動可能に立設されている。補充ストッカ20は、内部に分包品Wを支持する受け片22を備えた縦長状の本体ケース21と、本体ケース21を上下移動させるアクチュエータ24と、を備え、制御装置30(図2参照)によって、搬送されてきた分包品Wを補充ストッカ20内に取り込むかあるいは補充ストッカ20内に収納されている分包品Wを歯抜け位置に補充することができるように構成されている。なお、図5及び図6に示す補充ストッカ20は、補充ストッカ20をわかりやすく説明するために1列で示したものであり、実施形態では6列分が配置されることとなる。
なお、補充ストッカ20の昇降は各列ごとに配置されたアクチュエータ24によってそれぞれ行われる。アクチュエータ24は流体圧シリンダでもよくまた、サーボモータであってもよい。さらに、補充ストッカ20の上流側には分包品Wの有無を検出するセンサ25が配置されている。
本体ケース21は、搬送方向に沿って前後方向を開口した箱状に形成され、搬送方向に沿って左右両壁から内方に向かって突出する受け片22を複数段有している。左右から突出する受け片22・22の間は、前述の爪片127を挿通するための通路23として中空状に形成されている。受け片22の段数は、規定の段数となるように決められる。この規定の段数は、分包品Wの集積する枚数(N)によって決められ、実施形態においては、最低限2N−1で設定される。
つまり、補充ストッカ20には、予め必要枚数の分包品Wが補充されていなければならず、その取り込み時においては、搬送ライン12を停止することなく連続した動きの中で行われなければならない。そのために、図6に示すように、集積枚数をNとすれば、取り込み時に必要な段数は、補充ストッカ20内に収納されている分包品Wのシート数がN−1であれば、N段の空き段数を必要となることを考慮して、N−1+N=2N−1段数が最低限必要となる。
実施形態の集積部17は、図4に示すように、補充ストッカ20を通過した分包品Wを1枚ずつ受け取る受取板171と、受取板171を押し上げる押上用アクチュエータ172と、押上用アクチュエータ172で押し上げられた分包品Wを収納する受取ケース173と、を備えて分包品Wを下方から順に押し上げて積み上げるように構成されている。そして、受取ケース173に規定枚数に積み上げられた分包品組W1を1本のプッシャ174で全列一括して後工程Pに送給できるように構成されている。
なお、押上用アクチュエータ172としては流体圧シリンダでもよく、またサーボモータでもよい。
この際、受取ケース173には下面側に開閉爪175を備え、1枚の分包品Wを載置した受取板171が上昇すると同時に開口可能に構成されている。また、受取ケース173には、積み上げられた分包品Wを整列させるためのシャッタを分包品Wの搬送方向の前面側に出入可能に設けることがよい。
なお、上述の形態に限らず、受取板171は上方に移動するのではなく、下方に移動して分包品Wを上から順に積み上げるようにしてもよい。
次に、上記のように構成された集積装置10の作用について説明する。
以下の説明にあたっては、図7に示すように、集積される分包品Wの集積枚数を6とするものであり、搬送方向に沿って順に並設された6枚の分包品群(以下、縦列の分包品群という。)を1グループとする。従って、図7においては、縦列の分包品群が幅(横)方向に6列に配置された状態を示している。また、各縦列の分包品群には、分包品Wが不良品として排出されることによって部分的に発生する歯抜け位置Hが形成されている。
そして、制御装置30では、1グループの先頭の分包品Wが補充ストッカ20の直前に搬送されると、センサ25によって確認され、その位置において補充ストッカ20内に収納されている分包品Wのシート数を確認する。
包装機Mの始動時、つまり、搬送ライン12の搬送開始時においては、まず、すべての縦列に対応する補充ストッカ20内は空の状態であることから、まず、集積枚数分(実施形態では6枚)を補充ストッカ20内に取り込んで補充用とする。その後、各縦列における歯抜け位置Hに補充ストッカ20内に収納されている補充用の分包品Wを取り出して補充する。
この間、制御装置30では補充ストッカ20内のシート数を確認するとともに1グループの横第1列目(先頭)の分包品が補充ストッカ20直前に搬送されたかどうかを、常時、確認している。そして、横第1列目の分包品Wが補充ストッカ20の直前に到達すると、瞬時に、取り込みあるいは取り出しを補充ストッカ20に指令することとなる。
図8に示すように、補充ストッカ20内に収納されている分包品Wのシート枚数が0である場合、補充ストッカ20内の最大取り込み枚数がN枚、つまり実施形態では6枚となることから、補充ストッカ20の取り込み指令を出す。
この場合、図9に示すように、補充ストッカ20の搬送ライン上と対向する受け片22は、分包品Wが収納されていない空き状態(a)となっていることから、空き状態の受け片22に、搬送されてきた分包品Wを載置すると同時に、補充ストッカ20を上昇させる(b)。すると、爪片127が分包品W下面の下側に位置することとなり(c)、爪片127は、分包品Wを押圧することなく補充ストッカ20の通路23を通って補充ストッカ20を通過する(d〜f)。そして次の分包品Wが補助ストッカ20内に進入し、同様の作用が行われる(g〜i)。
そして、このグループの6枚の分包品Wはすべて補充ストッカ20内に収納されることとなることとなるから、集積部17には分包品Wを1枚も送らないこととなる。
図8に示すように、グループの横第1列目の分包品Wが補充ストッカ20の直前に到達した段階で、補充ストッカ20の収納されている分包品Wのシート枚数がN−1、つまり5枚以下であれば、前述と同様、そのグループはすべて補充ストッカ20に取り込まれることとなる。
次に、グループの横第1列目の分包品Wが補充ストッカ20の直前に到達した段階で、補充ストッカ20の収納されている分包品Wのシート枚数がN以上、つまり6枚以上であれば補充ストッカ20内に補充する必要はないことから、補充ストッカ20は、そのグループに対して取り出し指令を出すこととなる。
この場合、横第1列目の位置に分包品Wがあれば、横第1列目の分包品Wは補充ストッカ20を通過して集積部17に向かうこととなり、歯抜け位置Hが補充ストッカ20直前に到達した場合だけ補充ストッカ20を下降させる。補充ストッカ20は、分包品Wを載置している受け片22を搬送ライン上より僅かに下方まで移動することになり、受け片22に載置されていた分包品Wが歯抜け位置Hに移し替えられることとなる。この状態で、歯抜け位置Hにある爪片127が補充された分包品Wを押圧することによって、補充ストッカ20を通過させて集積部に搬送することとなる。そしてこのグループでは、歯抜け位置Hがあれば、すべて補充されて集積部17に向かうことになる。従ってこのグループでは6枚の分包品Wが集積部17で集積されることとなる。
このように制御されることによって、集積部17においては、分包品Wが規定の枚数のすべてを集積されるか、あるいは、集積されないゼロ段(ゼロ集積という)となるかのいずれかとなる。集積部におけるすべての縦列に、6枚集積された分包品組W1又はゼロ集積のいずれかが準備されるとプッシャ174が作動して、一括して後工程Pに送給することとなる。そして、この作用が順次行われることとなる。
上述のように実施形態の分包品集積装置10によれば、集積部17の上流側に補充ストッカ20を設けることによって、不良として排出されることによって発生した歯抜け位置Hに新たな分包品Wを補充することができる。また、搬送されてきた分包品Wの集積枚数分を1グループとして管理し、そのグループを補充ストッカ20内に取り込むか、あるいは補充ストッカ20から取り出すかを制御することによって、集積部17において、全列を一括して後工程に送給することができることから、搬送ラインを高速で安定して稼働させることができる。しかも、集積部17においては、規定枚数分を集積するか、あるいは集積されない空の状態のいずれかであることから、中途半端な集積を防止することができて、送給された分包品組W1を確実に規定枚数に形成することが可能となる。
さらに、集積部17では1本のプッシャ174ですべての列の分包品組W1を送給できるので、コンパクトで廉価な集積装置10を提供することができる。
なお、本発明の集積装置は、上記の形態に限定するものではない。例えば、搬送ライン12では、受け容れ搬送部121と水平搬送部123とが傾斜搬送部122で高さ方向の違いを有して構成されているが、勿論すべて水平状態で構成することもできる。また、検査部では、外観検査を表面と裏面とを検査するようにしてもよい。
本発明の一形態の集積装置を含む包装機を示す正面図である。 本発明の一形態による集積装置を示す簡略平面図である。 図1におけるIII−III断面図である。 図1における補充ストッカ及び集積部の詳細を示す拡大正面図である。 同側面図である。 図5における補充ストッカを説明するための説明図である。 搬送ラインにおける分包品の歯抜け状態を示す一部平面図である。 補充ストッカのシート数と空き数による動作を示す説明図である。 補充ストッカへの取り込み時の作用を示す作用図である。 従来の一括集積方法を示す簡略図である。 従来の各列集積方法を示す簡略図である。
符号の説明
M、包装機
1、機枠
10、集積装置
11、第1の不良品排出部
12、搬送ライン
127、爪片
13、検査部
15、第2の不良品排出部
17、集積部
174、プッシャ
20、補充ストッカ
21、本体ケース
22、受け片
24、アクチュエータ
W、分包品
W1、分包品組
H、歯抜け位置

Claims (6)

  1. 内容物を充填して単体に形成された分包品を多列で搬送する搬送手段を備え
    前記搬送手段には、前記各分包品の諸検査を行う検査手段と、前記検査手段で不良品とされた前記分包品を前記搬送手段外に排出可能な不良品排出手段と、前記不良品排出手段により不良の前記分包品が排出されることによって発生する歯抜け位置に新たな前記分包品の補充やそのための前記分包品のストックを行う補充手段と、が配設され、
    前記搬送手段によって搬送された良品の前記分包品を規定枚数に集積して後工程に送給する集積手段を有する包装機における分包品集積方法であって、
    前記補充手段が、前記補充手段に収納されている前記分包品の補充枚数によって、搬送された前記分包品を前記補充手段内に補充するための取り込み動作と、前記補充手段から前記分包品を取り出して前記歯抜け位置に補充するための取り出し動作のいずれかを選択されるように、制御手段によって指令されるとともに、前記集積手段の各列において前記分包品が規定枚数に集積された状態あるいは前記分包品が集積されない空の状態のいずれかに準備されるように、前記歯抜け位置への補充やそのための前記分包品のストックを前記制御手段によって制御され
    前記集積手段の各列において、前記分包品が規定枚数に集積された状態あるいは前記分包品が集積されない空の状態のいずれかに準備された後に、前記分包品を全列まとめて前記後工程に送給することを特徴とする包装機における分包品集積方法。
  2. 前記補充手段が、規定集積数をNとする場合に、各列に対する前記分包品を少なくとも2N−1段、縦方向に収納可能な受け部を有する補充ストッカを有していることを特徴とする請求項1に記載の包装機における分包品集積方法。
  3. 前記補充ストッカは、上下方向に往復移動可能に配置されるとともに、上昇時に前記分包品を前記補充ストッカに取り込み、下降時に前記分包品を前記補充ストッカから取り出すように制御されていることを特徴とする請求項2に記載の包装機における分包品集積方法。
  4. 各列における搬送されている前記分包品のうち規定枚数となる前記分包品の枚数分を1グループとし、前記1グループの先頭の前記分包品が前記補充ストッカに到着することを前記制御手段が検知すると、そのグループ内の前記分包品のうちいくつかを前記補充ストッカに取り込むか、又は前記補充ストッカから取り出すかを、前記制御手段が前記補充ストッカに指令することを特徴とする請求項2又は3に記載の包装機における分包品集積方法。
  5. 内容物を充填して単体に形成された分包品を多列で搬送する搬送手段を備えるとともに、搬送された前記分包品を各列で規定枚数に集積して後工程に送給する包装機における分包品集積装置であって、
    前記搬送手段には、前記各分包品の諸検査を行う検査手段と、前記検査手段で不良品とされた前記分包品を前記搬送手段外に排出可能な不良品排出手段と、前記不良品排出手段により不良の前記分包品が排出されることによって発生する歯抜け位置に新たな前記分包品の補充やそのための前記分包品のストックを行う補充手段と、が配設され、
    前記分包品の各列において前記分包品が規定枚数に集積された状態あるいは前記分包品が集積されない空の状態のいずれかに準備されるように前記補充手段による前記歯抜け位置への補充やそのための前記分包品のストック制御する制御手段と、
    前記規定枚数に集積された状態あるいは前記集積されない空の状態のいずれかに準備された前記分包品を全列まとめて後工程に送給する集積手段と、
    を備え、
    前記補充手段が、前記歯抜け位置に前記分包品を補充するために搬送されてくる前記分包品を予め補充する取り込み動作と、前記分包品を前記歯抜け位置に補充する取り出し動作を行う補充ストッカを有していることを特徴とする包装機における分包品集積装置。
  6. 前記補充ストッカは、上下方向に往復移動可能に配置されるとともに、上昇時に前記分包品を前記補充ストッカに取り込み、下降時に前記分包品を前記補充ストッカから取り出せるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の包装機における分包品集積装置。
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