JP5890353B2 - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りラジアルタイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する)に関し、詳しくは、ウェット性能を維持しつつ、耐石噛み性を向上させた空気入りラジアルタイヤに関する。
一般に、空気入りラジアルタイヤのトレッド部には、車両が湿潤路面を走行する際における排水性等のいわゆるウェット性能を高める目的で、トレッドパターンが形成されている。ウェット性能を向上させる手法としては、タイヤのトレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の主溝と、この主溝により区画された陸部にタイヤ幅方向に延びる複数本のラグ溝やサイプ等を設けることが一般的に行われている。ここで主溝とは、トレッド部にある幅広い溝をいい、その内部にトレッドの摩耗の度合いが目視により判別できる突起物であるトレッドウェアインジケーターを有するものをいう。
このようなタイヤ周方向の主溝やタイヤ幅方向のラグ溝、サイプ等を有するタイヤにおいては、これらの溝やサイプに石が挟まること(石噛み)がある。石噛みが生じると、石の食い込み摩耗の進展とともに、石により溝底に亀裂が入る、いわゆるストーンドリリングが発生することがある。ストーンドリリングにより主溝の溝底がカットされると、ベルト層が破損し、トレッド部とベルト層のセパレーションに至る場合がある。そのため、従来は、溝底にストーンリジェクターと呼ばれる突起部を設けて、溝への石の噛み込みの防止を図っていた(例えば、特許文献1)。
特開平3−67706号公報
従来、リブパターンを基調とするライトトラック用タイヤ等においては、トレッド部の溝や、タイヤ周方向に延びるサイプ、タイヤ幅方向に延びるサイプ等を活用して、ウェット性能や耐石噛み性等の改善を図ってきたが、これらの性能を同時に改善することは困難であった。例えば、タイヤ周方向に延びる主溝の耐石噛み性の改善を狙って、主溝にストーンリジェクターを設けると、排水性が悪化してしまうといった問題が生じてしまう。このように、従来のタイヤにおいては、耐石噛み性とウェット性能とを両立させることは困難であり、さらなる検討の余地が残されていた。
そこで本発明の目的は、ウェット性能を維持しつつ、耐石噛み性を向上させた空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
本発明者は、上記課題を解消するために鋭意検討した結果、タイヤ周方向に延びる主溝およびタイヤ周方向に傾斜して延びるラグ溝が所定の関係を満足することにより、上記課題を解消することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の空気入りラジアルタイヤは、環状に形成されたトレッド部の接地領域に、タイヤ周方向に連続して延びる少なくとも3本の主溝により区画された陸部を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、
前記少なくとも3本の主溝のうち、タイヤ幅方向両外側の主溝をショルダー主溝、該ショルダー主溝よりもタイヤ幅方向内側にある主溝をセンター主溝とし、前記ショルダー主溝よりもタイヤ幅方向外側に形成された陸部をショルダー陸部、該ショルダー陸部よりもタイヤ幅方向内側に形成された陸部をセンター陸部としたとき、前記センター主溝の幅Wcと、前記ショルダー主溝の幅Wsとが、下記式(1)、
Wc<Ws (1)
で表される関係を満足し、
前記センター陸部が、前記センター主溝からタイヤ周方向に対して傾斜して延びる複数本のラグ溝を有し、該ラグ溝が、前記センター主溝から離れるにつれてタイヤ周方向とのなす角度が小さくなり、かつ、前記ラグ溝の深さが、前記センター主溝から離れるにつれて浅くなり、
前記ラグ溝の前記センター陸部のタイヤ幅方向略中央の位置からタイヤ周方向に延びる周方向サイプと、該周方向サイプの一方の端部と連通してタイヤ周方向に対して傾斜して延びる傾斜サイプと、を有し、
前記ラグ溝と前記傾斜サイプとは、タイヤ周方向に対して異なる方向へ傾斜し、
前記ラグ溝の端部において、前記傾斜サイプの非端部と連通することを特徴とするものである。
ここで接地領域とは、タイヤをJATMA YEAR BOOK(2008年度版、日本自動車タイヤ協会規格)に規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%の内圧を充填し、最大負荷能力の80%を負荷したときのタイヤの接触面をいう。
本発明のタイヤにおいては、前記ラグ溝の非端部において、前記周方向サイプの他方の端部と連通することが好ましい。また、前記傾斜サイプの端部と前記周方向サイプの一方の端部とが連通することが好ましい。また、本発明のタイヤは、前記ラグ溝は前記センター陸部のタイヤ幅方向略中央で終端していることが好ましい。さらに、本発明のタイヤにおいては、前記主溝は周方向に幅を有する直線部を有することが好ましい。
本発明によれば、ウェット性能を維持しつつ、耐石噛み性を向上させた空気入りラジアルタイヤを提供することができる。
本発明の一好適な実施の形態に係る空気入りラジアルタイヤのトレッド部の展開平面図である。 本発明の一好適な実施の形態の空気入りラジアルタイヤのタイヤ幅方向断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一好適な実施の形態に係る空気入りラジアルタイヤのトレッド部の展開平面図である。図示するタイヤは、環状に形成されたトレッド部10の接地領域Wに、タイヤ周方向に連続して延びる少なくとも3本(図示例においては3本)の主溝1と、タイヤ周方向に対して傾斜して延びるラグ溝2(後述)と、を有する。図示例においては、主溝1は、周方向に延びるジグザグ形状であるが、本発明のタイヤにおいては、波型形状であってもよいし、直線形状であってもよい。
本発明のタイヤにおいては、少なくとも3本の主溝1のうち、タイヤ幅方向両外側の主溝1をショルダー主溝1a、ショルダー主溝1aよりもタイヤ幅方向内側にある主溝1をセンター主溝1bとし、ショルダー主溝1aよりもタイヤ幅方向外側に形成された陸部をショルダー陸部3a、ショルダー陸部3aよりもタイヤ幅方向内側に形成された陸部をセンター陸部3bとしたとき、センター主溝1bの幅Wcと、ショルダー主溝1aの幅Wsとが、下記式(1)、
Wc<Ws (1)
で表される関係を満足する。
トレッド部10に設けられた溝における石噛みについては、タイヤ周方向に対して傾斜して延びるラグ溝2は、タイヤ転動時の踏み込みと蹴り出しの変形に伴い、溝が開閉するため、石が挟まっても排出されやすく、大きな問題になることない。しかしながら、周方向に延びる主溝1a、1bは、タイヤ転動時に溝が開閉することはないため、溝に挟まった石は排出されにくい。また、センター主溝1bは、ショルダー主溝1aと比較して、タイヤ転動時にトレッド部の変形が少なく、噛み込んだ石を排出しにくい。そこで、本発明のタイヤにおいては、センター主溝1bをショルダー主溝1aと比較して細く設計することで、石が挟まりにくくしている。好適にはWcはWsの0.75〜0.9倍である。なお、主溝1a、1bの深さについては、タイヤの用途に合わせて適宜設計すればよく、例えば、7.5〜11mmとすることができる。
また、本発明のタイヤにおいては、センター陸部3bにラグ溝2aが形成されている。一般に、ライトトラックにおいては、トレッド部10のセンター陸部3bには周方向せん断力が進行方向(ドライビング方向)に働き、センター陸部3bが摩耗(センター摩耗)することになるが、センター陸部3bにラグ溝2aを設けることで、センター陸部のゴムの変形により、周方向せん断力を進行方向と逆の方向(ブレーキング方向)にし、センター摩耗を防止している。
一方、ライトトラックにおいては、トレッド部10のショルダー主溝1a付近では接地圧が抜ける傾向にあるため、ブレーキング方向の力が働き、ショルダー主溝1aの開口端部が優先的に摩耗する、いわゆるリバーウェアが生じやすくなる。そこで、本発明のタイヤにおいては、ラグ溝2aをセンター陸部3bのタイヤ幅方向略中央で終端させることで、センター陸部3bの剛性を必要以上に低下させず、センター摩耗とリバーウェアとを同時に抑制している。これにより摩耗外観が向上する。本発明のタイヤにおいては、ラグ溝2aの幅は、タイヤの用途に合わせて適宜設計すればよく、例えば、3mm〜6mmとすることができる。ここで、センター陸部3bのタイヤ幅方向略中央とは、センター陸部3bの幅方向中央を中心とした、センター陸部3bのタイヤ幅方向全幅の20%の領域をいう。
なお、トレッド部10のセンター陸部3bにラグ溝2aを設けると、センター陸部3bの剛性が低下するため、溝に挟まった石が排出されやすくなり、耐石噛み性が向上するという効果も得ることができる。また、同時に、ラグ溝2aによりエッジ効果が生じて、トラクション性能も向上する。
さらに、本発明のタイヤは、センター陸部3bに形成されたラグ溝2aは、連通するセンター主溝1bから離れるにつれてタイヤ周方向とのなす角が小さくなるように傾斜する構造を有している。ラグ溝2aのセンター主溝1b近傍はタイヤ幅方向に近い方向に向いているため、ラグ溝2aのセンター主溝1b近傍に挟まった石はタイヤの転動により比較的容易に排出される。しかしながら、ラグ溝2aの先端近傍においては、ラグ溝2aはタイヤ周方向に近い方向を向いているため、挟まれた石は排出されにくい。そこで、本発明のタイヤにおいては、センター陸部3aに形成されたラグ溝2aの深さを、センター主溝1bから離れるにつれて浅くなるように設計し、ラグ3a溝の先端部に石が挟まっても容易に排出される構造としている。かかる効果を良好に得るためにはラグ溝2aの深さは、センター主溝2bと交わる点において6〜11mmであり、ラグ溝2aの先端で1.5〜3mm程度とすればよい。
本発明のタイヤにおいては、ラグ溝2aにおけるセンター陸部3bのタイヤ幅方向略中央の位置から、タイヤ周方向に延びる周方向サイプ4aと、この周方向サイプ4に連通してタイヤ周方向に対して傾斜して延びる傾斜サイプ4bと、を有していることが好ましい。これにより、センター陸部3bの剛性を下げてエッジ成分を増加させることができ、柔軟性が向上するため操縦安定性を向上させることができる。また、主溝1aとラグ溝2aと周方向サイプ4aおよび傾斜サイプ4bが連通することで、湿潤路面走行時における排水性をさらに向上させることができる。なお、上述の通り、センター陸部3bの略中央とは、センター陸部3bの幅方向中央を中心とした、センター陸部3bの幅方向全幅の20%の領域をいう。
また、タイヤにおいては湿潤路面におけるウェット性能を考えると、排水性も考慮に入れなければならない。そこで、本発明のタイヤにおいては、湿潤路面走行時における排水性を十分に確保するために、センター主溝1bにはタイヤ周方向に直線状に水が通過する、いわゆるシースルー部Sを設けることが好ましい(図1参照)。本発明のタイヤにおいては、シースルー部Sの幅は、センター主溝1bの幅Wcの0.3〜0.6倍とすればよい。なお、タイヤの幅方向中央に主溝を設けた場合、操縦安定性が低下することが一般に知られていが、本発明のタイヤにおいては、センター主溝1bの幅Wcはショルダー主溝1aの幅Wsの0.75〜0.9倍と細いため、操縦安定性を悪化させることはない。
本発明のタイヤにおいては、ショルダー陸部3aに、タイヤ周方向に向かって連続して延びるサイプ4cを有することが好ましい。ライトトラック等のフロントタイヤにおいては、一般的にショルダー部に摩耗が発生しやすい。そこで、本発明のタイヤにおいてはショルダー陸部3aに周方向に連続して延びるサイプ4cを設けて、ショルダーから進展する摩耗が、センター領域に進展することを防止している。
本発明のタイヤは、トレッド部の改良に係るものであり、トレッド部10の主溝1とラグ溝2とが上記関係を満足するものであれば、それ以外に、特に制限はない。本発明のタイヤにおいては、図示するように、センター主溝1bから、タイヤ周方向に対して傾斜したサイプ4dを設けて、センター主溝1bとラグ溝2aの交差する点に挟まった石を排出しやすくしてもよい。また、サイプ4dを設けることで、エッジ効果を高めることもできる。さらに、本発明のタイヤにおいては、ショルダー主溝1aに、タイヤ周方向に対して傾斜を有するラグ溝2bを設けてもよい。また、このラグ溝2bの先端から、略タイヤ幅方向外側に延びるサイプ4eを設けてもよい。さらにまた、ショルダー陸部3aには、図示するように、その目的に応じて、適宜溝2cやサイプ4fを設けてもよい。
また、本発明のタイヤにおいては、トレッド部10の全表面に対する全溝面積の比率であるネガティブ率は、20〜30%程度とすればよく、また、ネガティブ率に占める主溝1の全面積の割合は60〜70%程度とすればよい。なお、本発明のタイヤにおいては、トレッド部10以外の構造についても特に制限はなく、既知の部材、既知の材料を用いることができる。
図2は、本発明の一好適な実施の形態の空気入りラジアルタイヤのタイヤ幅方向断面図である。図示するタイヤ20は、ビードコア11が埋設された左右一対のビード部12および一対のサイドウォール部13と、両サイドウォール部13に連なるトレッド部10とを有し、左右一対のビードコア11間にまたがってトロイド状に延在して、これら各部を補強する1枚のカーカスプライ14を備えている。また、図示例においては、カーカスプライ14のクラウン部のタイヤ径方向外側には、タイヤ周方向に対し傾斜して配列された補強コードのゴム引き層よりなる3層のベルト層15a、15b、15cが配置されている。
図2に示す例では、カーカスプライ14は、1枚であるが、本発明のタイヤ20においては、カーカスプライ14の枚数はこれに限られるものではなく、2枚以上であってもよい。また、その構造も特に限定されるものではない。ビード部12におけるカーカスプライ14の係止構造についても、図示するようにビードコア11の周りに巻き上げて係止した構造に限られず、カーカスプライの端部を2層のビードコアで挟み込んだ構造でもよい(図示せず)。
また、ベルト層15a、15b、15cは、タイヤ周方向に対し、例えば、±15〜40°で傾斜して延びるコードのゴム引き層、好ましくは、スチールコードのゴム引き層からなる。図示する例では、3層のベルト層15a、15b、15cが、各ベルト層を構成するコード同士がタイヤ赤道面を挟んで互いに交差するように積層されて交錯層を構成しているが、図示する例に限られるものではない。
さらに、本発明の空気入りラジアルタイヤにおいては、図示はしないが、タイヤ20の最内層には通常インナーライナーが配置される。さらにまた、本発明の空気入りタイヤにおいては、タイヤ20内に充填する気体としては、通常のまたは酸素分圧を変えた空気、または、窒素等の不活性ガスを用いることができる。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
<実施例1〜4、従来例>
図1に示す、3本のジグザグ形状の主溝を有するタイプのトレッドパターンのタイヤを、タイヤサイズ:195/70R15にて作製した。センター主溝1bはタイヤ赤道上に配置し、ショルダー主溝1aはトレッド部10の幅方向中央を中心とした幅47%の位置に配置した。センター主溝の幅Wc、ショルダー主溝の幅をWs、ラグ溝の終端位置、周方向サイプ、傾斜サイプ、シースルー部の幅は表1に示すとおりである。なお、主溝の深さは9.5mmとした。
得られた各タイヤをリム(リム幅:6J)に組み込み、内圧450kPaを充填した後、車両に装着し、荷重6.00kNを与えた条件で、耐石噛み性、ウェット性、操縦安定性、耐摩耗性について、下記の手順に従って評価した。
<耐石噛み性>
各タイヤを装着した車両を、直径1〜10mm程度の小石を敷き詰めた20mの砂利道を、60km/hで10回繰り返し走行させ、溝に挟まっている石を数えた。得られた結果は従来例の結果を100とする指数にて表した。結果を表1に併記する。なお、この値は小さいほど、溝に挟まっていた石の数が少なく、結果が良好であることを示す。
<ウェット性能>
各タイヤを装着した車両にて、実車走行を行い、湿潤路面での制動性を評価した。得られた結果は従来例の結果を100とする指数にて表した。結果を表1に併記する。この値が大きいほど、結果が良好であることを示す。
<耐摩耗性>
残溝を測定し、トレッド部のセンター領域が1mm摩耗するのに要する走行距離を計測した。得られた結果は従来例の結果を100とする指数にて表した。結果を表1に併記する。この値が大きいほど、結果が良好であることを示す。
Figure 0005890353
表1より、WcをWsよりも小さくすることで、ウェット性能を悪化させることなく、耐石噛み性が向上していることがわかる。
1 主溝、2 陸部、3 ラグ溝、4 サイプ、10 トレッド部、11 ビードコア、 12 ビード部、 13 サイドウォール部、14 カーカスプライ、15 ベルト層

Claims (5)

  1. 環状に形成されたトレッド部の接地領域に、タイヤ周方向に連続して延びる少なくとも3本の主溝により区画された陸部を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、
    前記少なくとも3本の主溝のうち、タイヤ幅方向両外側の主溝をショルダー主溝、該ショルダー主溝よりもタイヤ幅方向内側にある主溝をセンター主溝とし、前記ショルダー主溝よりもタイヤ幅方向外側に形成された陸部をショルダー陸部、該ショルダー陸部よりもタイヤ幅方向内側に形成された陸部をセンター陸部としたとき、前記センター主溝の幅Wcと、前記ショルダー主溝の幅Wsとが、下記式(1)、
    Wc<Ws (1)
    で表される関係を満足し、
    前記センター陸部が、前記センター主溝からタイヤ周方向に対して傾斜して延びる複数本のラグ溝を有し、該ラグ溝が、前記センター主溝から離れるにつれてタイヤ周方向とのなす角度が小さくなり、かつ、前記ラグ溝の深さが、前記センター主溝から離れるにつれて浅くなり、
    前記ラグ溝の前記センター陸部のタイヤ幅方向略中央の位置からタイヤ周方向に延びる周方向サイプと、該周方向サイプの一方の端部と連通してタイヤ周方向に対して傾斜して延びる傾斜サイプと、を有し
    前記ラグ溝と前記傾斜サイプとは、タイヤ周方向に対して異なる方向へ傾斜し、
    前記ラグ溝の端部において、前記傾斜サイプの非端部と連通す
    ことを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
  2. 前記ラグ溝の非端部において、前記周方向サイプの他方の端部と連通する請求項1記載の空気入りラジアルタイヤ。
  3. 前記傾斜サイプの端部と前記周方向サイプの一方の端部とが連通する請求項1または2記載の空気入りラジアルタイヤ。
  4. 前記ラグ溝が前記センター陸部のタイヤ幅方向略中央で終端している1〜3のうちいずれか一項記載の空気入りラジアルタイヤ。
  5. 前記主溝が周方向に幅を有する直線部を有する請求項1〜のうちいずれか一項記載の空気入りラジアルタイヤ。
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