JP5889138B2 - 回転式充填装置 - Google Patents

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Description

本発明は回転式充填装置に関し、特に、PETボトルの口部をシールしつつ傾斜させて充填を行う回転式充填装置に関する。
回転式の充填装置では、ノズルの先端を容器の口部の上方に位置させて、容器の中央から内部に液体を充填すると、遠心力によって液柱が回転体の外方へ振れて容器底部の外側に着液する。容器の底部が、中央部が凸状に形成された外周側が凹部になっている形状の場合には、充填された液体が外側に凹部に直接当たると大きく跳ね上がり泡立ち量が多くなってしまうという問題があった。このような場合に泡立ち量を抑えるためには充填装置の回転速度を落とす必要があり、能力が低下してしまう。回転速度を低速にした状態で能力を維持するためには、充填バルブの数を多く配置しなければならず、装置が大型化しコストアップに繋がるという問題がある。
そこで充填時の泡立ちを抑制する回転式充填装置が提案されている(特許文献1)。この回転式充填装置では、容器のフランジの下面側を支持するフランジ受けガイドに、水平面と、回転体の半径方向内側へ向かって次第に低くなる傾斜面とを設けるとともに、ノズルの先端に設けられて容器の口部上端に密着するパッキンの下面を、フランジ受けガイドの傾斜面と同じ傾斜を有するように成形している。すなわち容器がフランジ受けガイドに供給されたときは容器のフランジは水平面により支持されているが、充填処理が開始されるとき、パッキンが容器の口部上端を押圧することによって容器のフランジが傾斜面に当接し、容器は底部が回転体の半径方向外方側に向くように傾斜する。
特開2012−71857号公報
しかし、容器を傾斜させるためにパッキンが容器の口部上端を押圧する構成によると、容器の口部上端の押圧による負荷がパッキンの1点に繰り返し作用するために、パッキンの一部が摩耗して密封効果が低下するという問題が発生する。
本発明は回転式充填装置において、パッキンに作用する負荷を減少させて摩耗を防止し、パッキンの密封効果を長期間にわたって維持できるようにすることを目的としている。
本発明に係る回転式充填装置は、回転体に設けられ、容器の口部上端に当接する面が回転体の半径方向内方側へ向かって低くなるように傾斜させたパッキンを有する充填手段と、容器に形成されたフランジの下面側を保持する保持手段と、保持手段とパッキンとを相対的に昇降させる昇降手段と、保持手段に設けられ、容器のフランジの下面側を支持するとともに、水平面と、回転体の半径方向内方側へ向かって次第に低くなるように傾斜する傾斜面とが形成されたフランジ受けガイドと、水平面とともに容器のフランジの下面側を支持する支持部と、容器のフランジの上面側に当接する当接部とを有する、揺動可能な揺動ガイドとを備え、保持手段が容器を保持した状態において、揺動ガイドを下方へ揺動させて当接部により容器のフランジを傾斜面に押付けることにより、容器の底部を回転体の半径方向内方側が低くなるように傾斜させ、その傾斜状態で昇降手段が保持手段とパッキンとを相対的に昇降させ、容器の口部上端をパッキンに密着させることを特徴としている。
また回転式充填装置は、回転体の外周縁に沿って設けられた円弧状のカムと、揺動ガイドの揺動中心に関して、当接部とは反対側である揺動アームに設けられたカムフォロアと、揺動アームを付勢してカムにカムフォロアを係合させる付勢手段とを備え、カムフォロアがカムに係合した状態において、容器のフランジの下面側は水平面と支持部によって支持され、カムフォロアがカムから解放された状態において、揺動ガイドは付勢手段の付勢力によって揺動し、当接部が容器のフランジを傾斜面に押付けるように構成されていてもよい。
揺動ガイドは例えば保持手段により揺動自在に支持される。
好ましくは、容器のフランジの下面側が水平面と支持部によって支持された状態において、支持部が水平面よりも上方へ変位するように揺動ガイドが揺動することを阻止するストッパが設けられる。
本発明によれば、回転式充填装置において、パッキンに作用する負荷を減少させて摩耗を防止し、パッキンの密封効果を長期間にわたって維持することができる。
本発明の一実施形態である回転式充填装置の全体の配置を簡略化して示す図である。 充填バルブを示す断面図である。 容器保持部と揺動ガイドを示す側面図である。 容器保持部と揺動ガイドを示す平面図である。 メインブロックに形成されたフランジ受けガイドを示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態である回転式充填装置を、図面を参照して説明する。
図1は回転式充填装置の全体の配置を簡略化して示す図である。回転式充填装置10の上流側にはリンサ(図示せず)が設けられており、リンサにおいて洗浄された容器は中間ホイール11を介して供給ホイール12に受け渡され、供給位置Aにおいて供給ホイール12から回転体13に供給される。回転体13の外周縁の上方には、複数の充填バルブ20(図2参照)が配置されており、容器は、回転体13によって円周方向に搬送される間に、液体を充填される。充填処理が完了した容器は、排出位置Bにおいて受け渡しホイール14によって取り出され、キャッパ15に送られる。キャッパ15においてキャッピングが行われた容器は、排出ホイール16を介して搬送コンベア17上に排出され、次の工程に送られる。
回転体13の下方には、回転体13の外周縁に沿って延びる円弧状のカム18が設けられる。カム18は、回転体13の回転方向(図1では時計周り)に関し、排出位置Bの上流側から供給位置Aの下流側まで設けられ、後述するように、容器を垂直状態に保持するために設けられる。
図2(a)を参照して充填バルブ(充填手段)20の構成を説明する。なお図2(b)、(c)については本実施形態の作用に関連して後述する。
充填バルブ20は回転体13(図1参照)の外周縁に沿って円周方向に等間隔に複数設けられる。充填バルブ20によって液体を充填される容器はPETボトル90である。充填液は充填タンク(図示せず)から給液管22を介して充填バルブ20に送られてくる。バルブハウジング23は内部に充填液通路24が形成されており、給液管22から供給された充填液は充填液通路24を通ってPETボトル90内に充填される。
バルブハウジング23の下端部には充填液通路24を開閉する液バルブ30が設けられる。液バルブ30は、充填液通路24内に昇降可能に挿通されたロッド31の下端に形成された弁体32と、充填液通路24の下端部内面に設けられた弁座33とによって構成される。弁体32が弁座33に着座する部分の外周面にはシール部材34が嵌着されて液密を保持するように構成されている。ロッド31はバルブハウジング23の上部に設けられた液バルブ開閉用のエアシリンダ(図示せず)によって昇降する。
給液管22には流量計25が設けられる。流量計25が所定量の充填液の通過を計測すると、その検出信号が制御装置(図示せず)に送られ、制御装置からの指令により液バルブ開閉用エアシリンダが作動してロッド31が下降し、弁体32が弁座33に密着して液バルブ30は閉鎖状態になり、充填処理は終了する。
液バルブ30の下流側に充填液の吐出口34の周囲には、環状のパッキンユニット35が設けられる。パッキンユニット35は、バルブハウジング23の外面に固定されたパッキンユニット昇降シリンダ(昇降手段)41のピストンロッド42に連結され、昇降シリンダ41の作動により昇降する。パッキンユニット35の外周部の上面側とバルブハウジング23の外周面の下面側との間にダイアフラム43が装着される。パッキンユニット35の内周部の下面側には、PETボトル90の口部上端91に密着してPETボトル90内を密封するびん口パッキン36が取付けられる。びん口パッキン36の下面37(PETボトル90の口部上端に当接する面)は、回転体13の半径方向内方側へ向かって低くなるように傾斜している。
バルブハウジング23の内部には、2本の気体通路(図示せず)が設けられる。これらの気体通路は、びん口パッキン36によってPETボトル90内を密封したときに、PETボトル90内に連通する位置に開口する。一方の気体通路にはカウンタ通路26が接続される。このカウンタ通路26は、開閉弁27を介して充填タンクのヘッドスペース(液体の上部の空間)に連通する。カウンタ通路26は、充填を開始する前に、密封したPETボトル90内にカウンタガスを導入してPETボトル90内を加圧し、一方、液体を充填している間はPETボトル90内に導入されたカウンタガスを排出する排気通路として機能する。他方の気体通路にはスニフト通路28が接続される。このスニフト通路28は、開閉弁29を介してスニフトチャンバー(図示せず)に連通する。開閉弁29は、充填終了後に開弁してPETボトル90のヘッドスペース内の圧力を解放する。
充填バルブ20およびびん口パッキン36の下方には、PETボトル90のフランジ92の下面側を保持する容器保持部(保持手段)100と、容器保持部100に揺動自在に支持されてPETボトル90を傾斜させる揺動ガイド200とが設けられる。
図3〜5を参照して、容器保持部100と揺動ガイド200の構成を説明する。
容器保持部100はネックグリッパ110とメインブロック130とを有し、メインブロック130は回転体13(図1参照)のベース19に取付けられる。ネックグリッパ110は一対のグリップ部材111、112を有し、これらのグリップ部材111、112は、メインブロック130の3方を囲むコ字状の板バネ113の両側部114、115の内面にそれぞれ固定される。またグリップ部材111、112はコイル状の連結バネ116によって連結され、外力が作用しないとき、図4に示すように、相互に平行な状態に保持されている。
グリップ部材111、112の先端、すなわち回転体13の半径方向外方の端部には、相互に内側に延びる係合部117、118が形成される。係合部117、118の前面121、122は、グリップ部材111、112の外側から中心側へ向けて徐々に後退するように傾斜しており、この前面121、122に対してPETボトル90のネック部93が押しつけられると、グリップ部材111、112は板バネ113と連結バネ116に抗して拡開する。さらにネック部93が押し込まれると、ネック部93は係合部117、118の間を通過し、板バネ113と連結バネ116のばね力によりグリップ部材111、112は図4に示す平行状態に戻る。これにより、係合部117、118の先端部123、124がPETボトル90のネック部93に係合する。
メインブロック130の先端には円弧状を呈するフランジ受けガイド131、132が設けられる。フランジ受けガイド131、132はPETボトル90のネック部93よりも僅かに大きい径を有する、一対の円弧状の傾斜面133、134と、その両端部から前方へ突出する水平面135、136とを有し、フランジ受けガイド131、132の上面がPETボトル90のフランジ92の下面を支持する。傾斜面133、134は、水平面135、136の位置から回転体13の半径方向内方側へ向かって次第に低くなるように傾斜し、この傾斜の角度はびん口パッキン36の下面37の傾斜角度にほぼ一致している。
メインブロック130には揺動ガイド200が取付けられる。揺動ガイド200の本体201はメインブロック130に形成された収容穴137内に収容され、ピン138を介して揺動自在に支持される。揺動ガイド200の幅、すなわちピン138の軸方向に沿う長さは、メインブロック130の約3分の1であり、本体201の上側部分はメインブロック130の上部中央に形成された溝139を通ってフランジ受けガイド131、132まで延びる。溝139の底面140は本体201の下方への揺動を規制するストッパとしても機能する。本体201の先端には、PETボトル90のフランジ92の下面側を支持する支持部202とフランジ92の上面側に当接可能な当接部203とが形成される。支持部202と当接部203の先端は、PETボトル90のネック部93に沿う円弧状を有する。支持部202は傾斜面133、134の間に位置し、支持部202と傾斜面133、134の内周縁部は半円を構成する。
揺動ガイド200の揺動中心、すなわちピン138に関して、当接部203とは反対側には揺動アーム204が設けられる。揺動アーム204は回転体13のベース19を貫通して鉛直方向に延び、その下端には連結部材205が設けられ、連結部材205には、カム18(図1参照)に係合可能なカムフォロア206が設けられる。ベース19の下方にはバネ支持部材207が設けられており、連結部材205とバネ支持部材207は引張りバネ(付勢手段)208によって連結される。すなわち引張りバネ208は揺動アーム204を付勢してカム18にカムフォロア206を係合させる。
カムフォロア206がカム18に係合した状態において、揺動ガイド200の支持部202は水平面135、136と同じ面上にあり、PETボトル90のフランジ92の下面側は水平面135、136と支持部202によって支持され、PETボトル90は垂直状態にある。このようなカムフォロア206とカム18の係合状態は引張りバネ208のバネ力によって維持される。しかし、何らかの外力が作用してカムフォロア206がカム18から離間すると、揺動ガイド200が揺動して支持部202が水平面135、136よりも上方へ変位し、PETボトル90を垂直状態に維持できなくなる。このような現象が発生することを阻止するため、ピン138の上方であって揺動ガイド200の本体201の背面側にはストッパ210が設けられる。
次に本実施形態の作用を説明する。本実施形態の回転式充填装置10は、炭酸ガス等のガス入り飲料の充填を行うガス詰め充填と、ガスを含まない無ガス飲料の充填を行うノンガス充填とに利用可能であり、まずガス詰め充填の作用を説明する。ガス詰め充填の場合、充填タンクにはガス入り飲料が貯留され、そのヘッドスペースには加圧ガスが導入されている。
回転体13の外周縁には、複数の充填バルブ20が等間隔に設けられ、これらの充填バルブ20の下方には容器保持部100が配置されている。中間ホイール11と供給ホイール12を介して供給されたPETボトル90は、供給位置A(図1参照)において、1本ずつ容器保持部100に引き渡される。すなわちPETボトル90は、グリップ部材111、112に押付けられてフランジ受けガイド131、132へ供給される。このとき、揺動ガイド200のカムフォロア206がカム18に係合しているので、支持部202と水平面135、136は水平状態にある。したがってフランジ92の下面側が支持部202と水平面135によって水平に保持され、図2(a)に示されるようにPETボトル90は垂直状態にある。
回転体13の回転によりPETボトル90がカム18のない所へ搬送されると、カムフォロア206がカム18から解放されるので、揺動アーム204は引張りバネ208の付勢力によってバネ支持部材207側へ引張られ、揺動ガイド200の支持部202と当接部203は下方へ揺動する。これにより、当接部203はPETボトル90のフランジ92の上面側を押圧し、フランジ92をフランジ受けガイド131、132の傾斜面133、134に押付ける。したがってPETボトル90は、図2(b)に示されるように、口部上端91が充填バルブ20のびん口パッキン36の下面37に平行になる状態に傾く。
PETボトル90が傾斜する動作とほぼ同時にパッキンユニット昇降シリンダ41が作動してパッキンユニット35が下降する。これにより、図2(c)に示されるように、びん口パッキン36がPETボトル90の口部上端91に密着し、PETボトル90の内部が密封される。
びん口パッキン36が口部上端91に密着した後、カウンタ通路26の開閉バルブ27とスニフト通路28の開閉バルブ29が開放され、PETボトル90内に加圧したカウンタガスが導入されるとともに、PETボトル90内のエアがスニフト通路28から排出される。所定時間経過した後、スニフト通路28の開閉バルブ29が閉鎖されるとともに、液バルブ30が開放されて充填が開始される。PETボトル90内に液体が充填されるとともに、PETボトル90内に導入されていた加圧ガスはカウンタ通路26から排出される。給液管22の流量計25により所定量の液体が充填されたことが計測されると、図示しない制御装置からの指令により、液バルブ30が閉鎖され、充填処理は終了する。
その後、スニフト通路28が所定時間開放されて、PETボトル90のヘッドスペース内の加圧ガスが排出された後、パッキンユニット昇降シリンダ41によってびん口パッキン36が上昇する。この昇降シリンダ41の昇降動作とほぼ同時に、PETボトル90は排出位置Bに接近しており、カムフォロア206がカム18に係合することによって揺動ガイド200が揺動し、当接部203は上方へ変位する。これによりPETボトル90のフランジ92は当接部203から解放されるとともに支持部202と水平面135、136によって支持され、PETボトル90は垂直状態に復帰する。そして排出位置BにおいてPETボトル90は受け渡しホイール14のグリッパ(図示せず)に引き渡され、キャッパ15においてキャッピングが行われた後、排出ホイール16を介して搬送コンベア17に排出される。
次にノンガス充填の作用を説明する。ノンガス充填の場合、充填タンクにはガスを含まない飲料が貯留され、充填タンクの上部は大気に開放されている。
供給ホイール12から供給されたPETボトル90は1本ずつ容器保持部100に引き渡され、回転体13の回転によりカムフォロア206がカム18から解放されると、傾斜して口部上端91が充填バルブ20のびん口パッキン36の下面37に平行になる。このPETボトル90の傾斜動作とともにパッキンユニット35が下降して口部上端91に密着し、PETボトル90の内部が密封される。
カウンタ通路26の開閉バルブ27とスニフト通路28の開閉バルブ29は開放されており、液バルブ30が開放されて充填が開始されると、PETボトル90内のエアはバルブ27、29から排出される。PETボトル90内への液体の充填が進み、給液管22の流量計25により所定量の液体が充填されたことが計測されると、図示しない制御装置からの指令により、液バルブ30が閉鎖され、充填処理は終了する。
その後、びん口パッキン36が上昇し、この昇降動作とほぼ同時に、PETボトル90は排出位置Bに接近しており、カムフォロア206がカム18に係合することによって揺動ガイド200が揺動し、PETボトル90は垂直状態に復帰する。そして排出位置BにおいてPETボトル90は受け渡しホイール14のグリッパ(図示せず)に引き渡され、キャッパ15においてキャッピングが行われた後、排出ホイール16を介して搬送コンベア17に排出される。
以上のように本実施形態では、容器保持部100がPETボトル90を保持した状態において、揺動ガイド200の当接部203を下方へ揺動させて、当接部203によりPETボトル90のフランジ92をフランジ受けガイド131、132の傾斜面133、134に押付けることにより、PETボトル90の底部を回転体13の半径方向内方側が低くなるように傾斜させ、その傾斜状態で昇降シリンダ41がびん口パッキン36を下降させてPETボトル90の口部上端91に密着させている。このように揺動ガイド200によりPETボトル90を傾斜させる構成によれば、パッキンがPETボトル90の口部上端92を押圧することによってPETボトル90を傾斜させる従来の構成と比較して、パッキンに作用する負荷が小さくなり、パッキンの摩耗が抑えられ、その密封効果を長期間にわたって維持することができる。
またPETボトル90に対する充填処理は、PETボトル90の底部を半径方向内方側が低くなるように傾斜させた状態で行うので、充填バルブ20から吐出された充填液が回転体13の回転により生ずる遠心力によって回転体13の半径方向外方側に振られても、PETボトル90の底部のほぼ中央に当てることができ、充填時の泡立ちを抑制することができる。また、泡立ちを抑制できるので、充填能力の向上を図ることができ、この結果、充填バルブ20の数を減らすことができ、充填装置のサイズを小さくすることができる。
なお上記実施形態では、パッキン36が昇降するように構成されているが、これに代えて、パッキン36が常に静止し、容器保持部100が昇降するように構成することもできる。
また上記実施形態では、ノンガス充填においてもPETボトル90の口部上端91にパッキン36を密着させた状態で液体を充填しているが、これに代えて、口部上端91にパッキン36を密着させずにPETボトル90を傾斜させて充填することも可能である。
さらに容器はPETボトル90に限定されず、他の形態であってもよい。
13 回転体
36 パッキン
41 パッキンユニット昇降シリンダ(昇降手段)
90 PETボトル(容器)
91 口部上端
92 フランジ
100 容器保持部(保持手段)
131、132 フランジ受けガイド
133、134 傾斜面
135、136 水平面
200 揺動ガイド
202 支持部
203 当接部

Claims (3)

  1. 回転体に設けられ、容器の口部上端に当接する面が前記回転体の半径方向内方側へ向かって低くなるように傾斜させたパッキンを有する充填手段と、
    容器に形成されたフランジの下面側を保持する保持手段と、
    前記保持手段とパッキンとを相対的に昇降させる昇降手段と、
    前記保持手段に設けられ、容器のフランジの下面側を支持するとともに、水平面と、前記回転体の半径方向内方側へ向かって次第に低くなるように傾斜する傾斜面とが形成されたフランジ受けガイドと、
    前記水平面とともに容器のフランジの下面側を支持する支持部と、容器のフランジの上面側に当接する当接部とを有する、揺動可能な揺動ガイドとを備え、
    前記保持手段が容器を保持した状態において、前記揺動ガイドを下方へ揺動させて前記当接部により容器のフランジを前記傾斜面に押付けることにより、容器の底部を前記回転体の半径方向内方側が低くなるように傾斜させ、その傾斜状態で前記昇降手段が前記保持手段とパッキンとを相対的に昇降させ、容器の口部上端を前記パッキンに密着させることを特徴とする回転式充填装置。
  2. 前記回転体の外周縁に沿って設けられた円弧状のカムと、
    前記揺動ガイドの揺動中心に関して、前記当接部とは反対側である揺動アームに設けられたカムフォロアと、
    前記揺動アームを付勢して前記カムに前記カムフォロアを係合させる付勢手段とを備え、
    前記カムフォロアが前記カムに係合した状態において、容器のフランジの下面側は前記水平面と前記支持部によって支持され、前記カムフォロアが前記カムから解放された状態において、前記揺動ガイドは前記付勢手段の付勢力によって揺動し、前記当接部が容器のフランジを前記傾斜面に押付けることを特徴とする請求項1に記載の回転式充填装置。
  3. 容器のフランジの下面側が前記水平面と前記支持部によって支持された状態において、前記支持部が前記水平面よりも上方へ変位するように前記揺動ガイドが揺動することを阻止するストッパが設けられることを特徴とする請求項1に記載の回転式充填装置。
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