JP4391804B2 - 試験用ダミー容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器に液体を充填する充填装置を試験するための試験用ダミー容器に関する。
瓶等の容器にビール等の液体を充填する充填装置がある。瓶等の衝撃に弱い容器は、傷や罅等があると、充填装置における充填の際に炭酸ガス圧等に破裂しうる。容器が破裂すると、その容器に対して液体を充填し製品として出荷することができないのは勿論であるが、その破裂した容器の破片を除去したり、他の容器にその破片が混入しないことを保証したりする必要がある。
このような破片は、容器が破裂した時点では、その破裂した容器の周辺の容器内に混入する可能性はない。これは、容器へのビール等の充填中は、容器の口部が充填バルブアセンブリの下端のセンタリングカップ又はチューリップと呼ばれる部材によって覆われているからである。
そこで、容器の破裂が検知されると、充填装置に対する容器の供給を停止して、その時点で充填装置が処理している容器(破裂した容器を除く)に液体を充填し次工程の装置に送り出す(これを払い出しという)。ここで、次工程の装置に送り出された容器は、入味検査や外観検査等の検査で問題がない限り全て製品化することができる。
しかしながら、破裂した容器の破片は、その容器の破裂が起こった充填バルブアセンブリ及びその周辺の充填バルブアセンブリによって充填される容器に混入する可能性がある。したがって、前述の払い出しの後に、充填装置から破片を除去する必要がある。
そして、破片の除去に加えて、更に安全性を保証するために、破裂が起こった充填バルブアセンブリ及びその周辺の充填バルブアセンブリでは、規定量に満たない量(例えば、規定量の半分)の液体を容器に充填(このような充填を部分充填と呼ぶことにする)する。部分充填がなされた容器は、入味検査によって排斥されるので、破片が混入している可能性のある容器は製品化されることがない。部分充填は、例えば、充填装置が数回転する間、すなわち、破裂が起こった充填バルブアセンブリ及びその周辺の充填バルブアセンブリでそれぞれ数回にわたって、繰り返されうる。
なお、本出願人は、本願発明に関連する先行技術文献を把握していない。
瓶の破裂の検知及びそれに続く部分充填等からなる一連の処理(このような動作を破裂対応処理と呼ぶことにする)は、製品の安全性を確保する上で確実になされる必要がある。したがって、容器の破裂が起こった際に充填装置が破裂対応処理を確実に実行するかどうかを定期又は不定期に試験する必要がある。
しかしながら、このような試験のために、通常の容器に傷等を付けて破裂し易くして、これを使って試験を行うという方法は好ましくない。そのようにして準備された容器が常に破裂するとは限らないし、また、予定通りに破裂したとしても、充填装置に破片が飛び散ることになる。
本発明は、上記の課題認識を基礎としてなされたものであり、充填装置の試験を簡単化することを目的とする。
本発明の第1の側面に係る試験用ダミー容器は、所定条件下で高さ方向の寸法が小さくなり、該寸法の変化が前記充填装置によって検知されるように構成されている。
本発明の第2の側面に係る試験用ダミー容器は、所定条件下で第1状態から第2状態に変化し、該第1の状態から該第2の状態への変化が前記充填装置によって検知されるように構成される。
本発明の第3の側面に係る試験用ダミー容器は、第1部分と、前記第1部分を支持する第2部分と、当該試験用ダミー容器の高さ寸法が変化するように所定条件下で前記第1部分が前記第2部分に対して相対的に移動することを許す制御機構とを備える。
ここで、本発明の好適な実施形態によれば、前記第1部分は、開口した口部に連通した中空構造を有するシャフトを含むように構成され、前記制御機構は、前記充填装置から前記口部を通して前記シャフト内に供給されるガスの圧力を受けて、前記第2部分に対する前記第1部分の相対的な移動を許すように構成されることが好ましい。
更に、前記第2部分は、シリンダ部を含むように構成され、前記制御機構は、前記シリンダ内の空間を規定するピストンと、前記シャフトの位置を規制するシャフト位置規制部と、前記ピストンの移動に応じて前記シャフト位置規制部による前記シャフトの位置の規制を解除するカムとを有するように構成され、前記シャフトは、前記シャフト内の空間と前記シリンダ内の空間とを連通させるガス孔を有し、前記充填装置から前記口部を通して前記シャフト内に供給され更に前記ガス孔を通して前記シリンダ内の空間に供給されるガスの圧力により前記ピストンが移動するように構成されることが好ましい。
更に、前記カムは、前記ピストンが所定位置まで移動したときに前記ピストンの位置を固定するように構成されることが好ましい。
更に、前記試験用ダミー容器は、前記シャフト位置規制部を前記シャフトに押しつけるためのバネを更に備えることが好ましい。
本発明の試験用ダミー容器によれば、充填装置の試験を簡単化することができる。例えば、本発明の試験用ダミー容器を通常の容器群に混ぜて充填装置に供給することにより、容器が破裂等する状況を試験用ダミー容器で模擬的に再現することができる。したがって、例えば、実際の容器を破裂等させる方法における問題(例えば、再現性、破片の飛び散りなど)を根本的に解決することができる。
以下、本発明を実施するための最良と思われる形態を説明する。
図1は、充填装置(フィラー)及び打栓機を含む充填システムを模式的に示す平面図である。図1に示す充填システム1は、瓶容器にビール、発泡酒、炭酸飲料等の液体製品を充填し、該容器に蓋を打栓するように構成されうる。充填システム1は、大雑把には、瓶容器に液体製品を充填する充填装置(フィラー)30と、充填装置30によって液体製品が充填された瓶容器に蓋(例えば、王冠蓋)を打栓する打栓機50とを備えている。
図2は、図1に示す充填装置30を模式的に示す側面図である。充填装置30は、複数のリフトシリンダ(リフト機構)32が円周状に配置された回転輪(又は回転テーブル)34と、複数の充填バルブアセンブリ31が円周状に配置されたフィラーボウル33とを備えている。
充填装置30の周囲には、スターホイール20が配置されていて、搬送路(コンベア)10を通して送られてくる瓶容器5は、スターホイール20によって充填装置30のリフトシリンダ32上に載せ置かれる。各リフトシリンダ32の上方には、充填バルブアセンブリ31が対向配置されている。充填バルブアセンブリ(充填機構)31は、瓶容器5の口部をセンタリングするセンタリングカップ(又はチューリップ)と呼ばれる部材、充填に先立って瓶容器5内に炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給系、充填時にフィラーボウル33内のビール等の液体製品を瓶容器5に供給する液体供給系、充填時に瓶容器5内の炭酸ガスを排出するベントチューブ等を備えている。
リフトシリンダ32は、スターホイール20から瓶容器5を受け取ると、公転しながら徐々に瓶容器5を上昇させ、瓶容器5の口部を公転している充填バルブアセンブリ31のセンタリングカップ内に押し込む。そして、炭酸ガス供給系によって瓶容器5へ炭酸ガスが充填され、その後、炭酸ガスを置換するように液体供給機構によって瓶容器5内にビール等の液体製品が充填される。この炭酸ガスの充填の際に、炭酸ガスの圧力によって瓶容器5が破裂(破損)しうる。
充填装置30の下流側(出口側)には、搬送路(コンベア)40を介して打栓機50が配置されていて、液体製品が充填された瓶容器は、打栓機50によって蓋が付され、更に、搬送路(コンベア)60を通して次工程の装置、例えば、加温機(ウォーマー)、更にはラベル貼付装置(ラベラー)に送られうる。加温機は、液体製品の充填によって瓶容器の表面に生じうる結露を除去するために使用されうる。
搬送路10には、充填装置30に対する瓶容器の供給を遮断及び再開を制御するためのストッパ(容器制御装置)70が配置されている。充填装置30において瓶容器の破裂等の異常が発生した場合には、ストッパ70によって充填装置30に対する瓶容器の供給を停止させることができる。
充填装置30は、容器検知センサ80を有し、例えば、所定時間以上にわたって瓶容器が検知されない場合には、充填装置30の運転が停止されうる。容器検知センサ80は、典型的には、スターホイール20に近い位置においてリフトシリンダ32上の瓶容器の有無を検知することができるように配置されうる。
充填装置30は、更に、瓶容器の破裂(破瓶)を検知する破裂検知センサ90を備えている。破裂検知センサ90は、例えば、リフトシリンダ32の高さを検知することによって瓶容器の破裂を検知することができる。すなわち、瓶容器が破裂している場合には、リフトシリンダ32は、正常な瓶容器が存在する場合よりも高い位置まで上昇する。したがって、リフトシリンダ32の所定部の位置を測定すること、又は、所定高さまでリフトシリンダ32の所定部が上昇しているか否かを検知することにより、瓶容器の破裂を検知することができる。
破裂検知センサ90によって瓶容器の破裂が検知されると、破裂対応処理が実行される。図3は、破裂対応処理の流れを示す図である。この処理は、不図示の制御装置によって制御されうる。ステップS310で破裂検知センサ90によって瓶容器の破裂が検知されると、ステップS320において、破裂に係る瓶容器に対応する充填バルブアセンブリ31を特定しメモリに記憶する。ここで、充填バルブアセンブリ31は、典型的には、120個、200個というように多数個が配置されうる。破裂に係る瓶容器に対応する充填バルブアセンブリ31は、例えば、破瓶検知センサ90によって破裂が検知されたタイミングと、そのタイミングにおけるフィラーボウル33又は回転輪34の回転角度によって特定することができる。
次いで、ステップS330において、ストッパ70を動作させて、充填装置30に対する瓶容器の供給が停止される。なお、この段階では、充填処理を中止せずに、充填装置30に残っている瓶容器(ただし、破裂した瓶容器を除く)及びストッパ70の動作前にストッパ70を通過した瓶容器の全てに対して液体製品の充填が実施されうる。そして、液体製品が充填された瓶容器は、搬送路40に送り出され(払い出し)、打栓機50に供給される。
ここで、一般的には、液体製品の充填のための液体充填機構のバルブ(充填バルブアセンブリ31の部品)は、瓶容器内に所定の炭酸ガス圧が存在しない場合には開放されないので、このような充填装置30においては、破裂した瓶容器に対しては液体製品が供給されない。ただし、炭酸ガス圧が存在しない場合においても液体充填機構が作動するタイプの充填装置30においては、瓶容器の破裂の検知に応じて液体充填機構を停止させることが好ましい。
残存する瓶容器の払い出しに次いで、ステップS350において、清浄化装置(破片除去装置)100によって瓶容器の破片を除去する。典型的には、清浄化装置100は、液体をシャワー噴射することによって瓶容器の破片を除去することができる。このような清浄化は、例えば、フィラーボウル33及び回転輪32を回転させながら実施することができる。
次いで、ステップS360において、充填作業の再開直後に部分充填をさせるべき充填バルブアセンブリ31を設定する。このような充填バルブアセンブリ31として、典型的には、ステップS320で特定し記憶された充填バルブアセンブリ31とその前後(回転方向の前方側及び後方側)の所定個数(例えば、前後2個ずつ)の充填バルブアセンブリ31を設定することができる。部分充填をさせるべき充填バルブアセンブリ31については、例えば、充填量を調整するカム機構を制御することによって充填量を制限することができる。部分充填における充填量は、例えば、規定量の半分に設定されうる。
次いで、ステップS370において、ストッパ70による瓶容器の停止を解除して充填装置30に対する瓶容器の供給を再開する。これにより充填作業が再開される。ただし、充填作業の再開後、例えば、フィラーボウル33及び回転輪34が所定回数(例えば、3回)だけ回転し終わる前(部分充填を実施する期間の終了前)は、ステップS360において設定された充填バルブアセンブリ31による液体の充填は、部分充填の量として予め設定された量に制限される。部分充填がなされた瓶容器は、当然に下流側の入味検査機によって正常品のライン(搬送路)から排斥されうる。これによって、瓶容器の破片が混入している可能性がある製品の出荷を確実に防止することができる。
次いで、部分充填期間が終了すると、ステップS380において、部分充填をさせるべき充填バルブアセンブリ31の設定を解除し、通常運転に復帰させる。以後は、再び破裂検知センサ90によって破瓶が検知されるまで、又は、生産計画に従って充填装置30の停止が指令されるまで、通常運転が継続される。
以下では、上記のような破裂対応処理が実際に機能するか否かを試験するために好適な試験用ダミー容器について説明する。図4及び図5は、本発明の好適な実施形態における試験用ダミー容器の構成を示す断面図である。ここで、図4は、正規状態の瓶容器のダミー品として機能する状態を示し、図5は、破裂状態の瓶容器のダミー品として機能する状態を示している。
図4に示す正規状態の試験用ダミー容器200と図5に示す破裂状態の試験用ダミー容器200とでは、高さ方向(軸方向)の寸法が異なっていることが分かる。この寸法の変化量は、充填装置30の破裂検知センサ90によって識別可能な大きさに設計される。すなわち、正規状態を表す試験用ダミー容器200は、破裂検知センサ90によって破裂状態としては検知されず(すなわち、破裂していない瓶容器として認識される)、破裂状態を表す試験用ダミー容器200は、破裂検知センサ90によって破裂状態として検知される。
正規状態(第1状態)を表す試験ダミー容器200は、充填装置30において、充填バルブアセンブリ31によって炭酸ガスが充填されると、リフトシリンダ32から受ける押圧力によって破裂状態(第2状態)を表す形態に移行する。破裂状態においては、試験用ダミー容器200の高さ寸法が小さくなり、その寸法の変化量だけ充填装置30のリフトシリンダ32が上昇し、これが破瓶検知センサ90によって瓶容器の破裂として検知される。この検知に応答して図3に示す破裂対応処理が実行される。
よって、搬送路10を通して充填装置30に供給する瓶容器群の中に1本又は適当な本数の正規状態の試験用ダミー容器200を混入させることにより、瓶容器が破裂する状況を模擬的につくりだすことができる。
以下、図4及び図5に示す試験用ダミー容器200の構成を詳述する。試験用ダミー容器200は、第1部分210と、第1部分210を支持する第2部分250とを備える。試験用ダミー容器200は、更に、試験用ダミー容器200の高さ寸法が変化するように所定条件下(ここでは、炭酸ガスによって所定圧力が与えられた場合)において第1部分210が第2部分250に対して相対的に移動することを許す制御機構230を備えている。
第1部分210は、シャフト212を含み、シャフト212は、充填バルブアセンブリ31の下端のセンタリングカップ(又はチューリップ)の内側に挿入される口部212aを有する。口部212aは、好ましくは、瓶容器の口部と同様の形状を有するように構成されうる。シャフト212は、開口した口部212aに連通する一方で下端が閉塞された中空構造を有する。シャフト212には、内部空間212bを外側のシリンダ空間220に連通させる1又は複数のガス孔211を有する。
第2部分250は、シリンダ部252と、シリンダ部252の下端に捻子等により連結される底部支持体254とを有し、概ね瓶容器の胴部の外形と同様の形状として構成されうる。すなわち、支持部250は、典型的には、瓶容器とほぼ同一の外径等を有するように構成されうる。ただし、支持部250は、隣り合う瓶容器と干渉しない限りにおいて瓶容器よりも大きな外径等を有してもよいし、試験用ダミー容器として機能しうる限りにおいて瓶容器よりも小さな外径等を有してもよい。
制御機構230は、シリンダ部252の内側にシリンダ空間220を規定するピストン214と、シャフト212の位置を規制するシャフト位置規制部(シャフト受け部)266と、ピストン214の移動に応じてシャフト位置規制部266によるシャフト212の位置の規制を解除するカム262とを含みうる。
ここで、前述のように、シリンダ空間220は、1又は複数のガス孔211によってシャフト212の内部空間212bに連通している。したがって、充填バルブアセンブリ31から口部212aを通してシャフト212の内部空間212bに供給され更にガス孔211を通してシリンダ空間220に供給される炭酸ガスの圧力によってピストン214が下降する。ピストン214の内側面とシャフト212の外側面との間は、Oリング216a等のシール部材によってシールされている。また、ピストン214の外側面とシリンダ部252の内側面との間は、Oリング216b等のシール部材によってシールされている。
正規状態(図4)においては、試験用ダミー容器200は、その全体で瓶容器と同様の高さ寸法を有する。この高さ寸法は、シャフト212を下方から支持するシャフト位置規制部266によって規定される。また、シャフト位置規制部266の位置は、ピン262によって軸支されたカム262の腰掛部262aによって規定される。また、カム264の回動は、ピストン214のカム規制部214bによって規制されているので、カム264の腰掛部262aの位置も規制されている。
シャフト位置規制部266の下端には、摺動ロッド268の上端が連結され、更に、摺動ロッド268の下端には、ボルト270が連結されている。摺動ロッド268は、底部支持体254に設けられた摺動ガイド254aによって摺動可能にガイドされている。
正規状態において充填装置30に供給された試験用ダミー容器200は、まず、リフトシリンダ32によって高さ方向(試験用ダミー容器200の高さを縮める方向)に所定の押圧力(例えば、3kgf/cm×18cm)を受ける。このとき、第2部分250がリフトシリンダ32によって上方に押圧され、同時にシャフト212は下方向の力を受ける。しかし、ピン264によって軸支されたカム262は、ピストン214のカム規制部214bによって回動が規制されているので、シャフト位置規制部266は、カム262の腰掛部262aに腰掛けた状態を維持する。すなわち、リフトシリンダ32から押圧力を受けても、第2部分250が上方に移動することはなく、試験用ダミー容器200は、正規状態(すなわち、破裂していない瓶容器と同様の高さ寸法を有する状態)を維持する。
リフトシリンダ32が上昇して試験用ダミー容器200の口部212aが充填バルブアセンブリ31の適所に位置決めされた後、試験用ダミー容器200のシャフト212に対して口部212aを通して充填バルブアセンブリ31から炭酸ガスが所定圧力(例えば、2kgf/cm)で供給される。
これによりシャフト212の内部空間212bに炭酸ガスの圧力が加わり、同時に、ガス孔211を通して内部空間212bに連通しているシリンダ空間220にも同様の圧力が加わる。これにより、ピストン214が押し下げられる。ピストン214が押し下げられると、カム規制部214bによるカム262の規制が解除され、カム262が回動可能になる。すると、リフトシリンダ32による押圧によってシャフト212は、カム262の腰掛部262aを下方に押しつけてカム262を回動(左側のカム262については時計周りに回動、右側のカム262については反時計回りに回動)させるとともにバネ272を圧縮しながら、第2部分250に対して相対的に下方に移動する。
そして、図5に示すように、カム262がピストン214の顎部214aに当接すると、ピストン214の相対的な下降が停止するとともにピストン214の位置がカム262によって固定される。また、この状態では、カム262もまたピストン214の顎部214aとシャフト位置規制部266とによって固定される。これにより、試験用ダミー容器200の高さ寸法(軸方向の長さ)は、正規状態(すなわち、破裂していない瓶容器の高さとほぼ同様の高さを有する状態)よりも小さい破裂状態(破瓶検知センサ90によって瓶容器が破裂したものとして検知される状態)の寸法に変化する。
破裂状態の試験用ダミー容器200は、軸方向(高さ寸法を縮める方向)に受ける外力(充填装置30においては、リフトシリンダ32から受ける力)が取り除かれることにより、バネ272の復元力によって正規状態に戻りうる。
充填装置(フィラー)及び打栓機を含む充填システムを模式的に示す平面図である。 図1に示す充填装置を模式的に示す側面図である。 破裂対応処理の流れを示す図である。 本発明の好適な実施形態における試験用ダミー容器の構成(破裂していない瓶容器を表す状態)を示す断面図である。 本発明の好適な実施形態における試験用ダミー容器の構成(破裂した瓶容器を表す状態)を示す断面図である。
符号の説明
1 充填システム
10、40、60 搬送路(コンベア)
20 スターホイール
30 充填装置
31 充填バルブアセンブリ
32 リフトシリンダ
50 打栓機
70 ストッパ
80 容器検知センサ
90 破裂検知センサ
100 清浄化装置(破片除去装置)
200 試験用ダミー容器
210 第1部分
212 シャフト
212a シャフトの口部
212b シャフトの内部空間
214 ピストン
214a 顎部
214b カム規制部
216a、216b Oリング(シール部材)
220 シリンダ空間
230 制御機構
250 第2部分
252 シリンダ部
254 底部支持体
254a 摺動ガイド
262 カム
262a 腰掛部
264 ピン
268 摺動ロッド
270 ボルト

Claims (7)

  1. 容器に液体を充填する充填装置を試験するための試験用ダミー容器であって、所定条件下で高さ方向の寸法が小さくなり、該寸法の変化が前記充填装置によって検知されるように構成されていることを特徴とする試験用ダミー容器。
  2. 容器に液体を充填する充填装置を試験するための試験用ダミー容器であって、所定条件下で第1状態から第2状態に変化し、該第1の状態から該第2の状態への変化が前記充填装置によって検知されるように構成されていることを特徴とする試験用ダミー容器。
  3. 容器に液体を充填する充填装置を試験するための試験用ダミー容器であって、
    第1部分と、
    前記第1部分を支持する第2部分と、
    当該試験用ダミー容器の高さ寸法が変化するように所定条件下で前記第1部分が前記第2部分に対して相対的に移動することを許す制御機構と、
    を備えることを特徴とする試験用ダミー容器。
  4. 前記第1部分は、開口した口部に連通した中空構造を有するシャフトを含み、
    前記制御機構は、前記充填装置から前記口部を通して前記シャフト内に供給されるガスの圧力を受けて、前記第2部分に対する前記第1部分の相対的な移動を許すように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の試験用ダミー容器。
  5. 前記第2部分は、シリンダ部を含み、
    前記制御機構は、
    前記シリンダ内の空間を規定するピストンと、
    前記シャフトの位置を規制するシャフト位置規制部と、
    前記ピストンの移動に応じて前記シャフト位置規制部による前記シャフトの位置の規制を解除するカムとを有し、
    前記シャフトは、前記シャフト内の空間と前記シリンダ内の空間とを連通させるガス孔を有し、前記充填装置から前記口部を通して前記シャフト内に供給され更に前記ガス孔を通して前記シリンダ内の空間に供給されるガスの圧力により前記ピストンが移動する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の試験用ダミー容器。
  6. 前記カムは、前記ピストンが所定位置まで移動したときに前記ピストンの位置を固定するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の試験ダミー容器。
  7. 前記シャフト位置規制部を前記シャフトに押しつけるためのバネを更に備えることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の試験用ダミー容器。
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